JP3827861B2 - 休筒式エンジンの制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、全ての気筒を稼働する全筒運転と一部の気筒を休止する休筒運転とに切換自在とした休筒式エンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の休筒式エンジンは、一部の気筒の吸排気バルブを駆動状態と駆動停止状態とに切換える吸気側と排気側の油圧式バルブ切換手段を備え、一部の気筒の吸排気バルブの駆動停止で該一部の気筒を休止するようにしている。
【0003】
ところで、休止気筒の圧縮行程や排気工程における吸入空気の圧縮によるトルクロスを避けるには、全筒運転から休筒運転への切換時に、吸気バルブを排気バルブに先行して駆動停止することが必要になり、逆に、休止気筒でのオイル上りを防止するには、全筒運転から休筒運転への切換時に、排気バルブを吸気バルブに先行して駆動停止することが必要になる。また、休止気筒に残留するガスによる全筒運転復帰時の空熱比のずれを防止するには、休筒運転から全筒運転への切換時に、排気バルブを吸気バルブに先行して駆動復帰させることが必要になる。
【0004】
このように、全筒運転と休筒運転との間の運転切換時に、吸気バルブと排気バルブとの一方を先行して駆動停止または駆動復帰させるため、従来、吸気側と排気側の各バルブ切換手段の入力油圧を切換える各別の制御バルブを設け、運転切換時に吸気側制御バルブによる油圧切換制御と排気側制御バルブによる油圧切換制御とを所定の時間差を存して行うようにしたものが知られている(特開平8−74545号公報の「発明が解決しようとする課題」の欄参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例のような吸気側と排気側の制御バルブの時間差制御を行い、例えば、全筒運転から休筒運転への切換時に、吸気側制御バルブによる油圧切換制御を行ってから所定時間後に排気側制御バルブによる油圧切換制御を行うと、複数の気筒を休止する場合、エンジンの回転速度によっては、何れかの気筒の圧縮行程中に吸気側制御バルブによる油圧切換制御が行われ、爆発行程中に排気バルブによる油圧切換制御が行われる可能性がある。これによれば、排気行程で排気バルブが開弁されなくなり、実質的に排気バルブが吸気バルブに先行して駆動停止されることになる。従って、上記従来例のものでは、休止気筒の全てについて吸気バルブと排気バルブとが所要の順序で駆動停止または駆動復帰される保証がない。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、エンジンの回転速度に係りなく休止気筒の全てについて吸気バルブと排気バルブとを所要の順序で駆動停止または駆動復帰させ得るようにした制御装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成すべく、本発明は、一部の気筒の吸排気バルブを駆動状態と駆動停止状態とに切換える吸気側と排気側の油圧式バルブ切換手段を備え、全ての気筒を稼働する全筒運転と、一部の気筒の吸排気バルブの駆動停止で該一部の気筒を休止する休筒運転とに切換自在とした休筒式エンジンの制御装置において、吸気側バルブ切換手段への入力油圧を吸気バルブを駆動状態とする油圧と駆動停止状態とする油圧とに切換える吸気側制御バルブと、排気側バルブ切換手段への入力油圧を排気バルブを駆動状態とする油圧と駆動停止状態とする油圧とに切換える排気側制御バルブと、休筒運転から全筒運転への運転切換時に、排気側の制御バルブによる排気バルブを駆動状態とする油圧切換制御を先行して行わせ、その後のエンジンのクランクシャフトの回転回数をカウントし、このカウント数が休筒側の全気筒の排気工程が完了するまでに要するクランクシャフトの回転数に合わせて設定された所定値になったところで吸気側の制御バルブによる吸気バルブを駆動状態とする油圧切換制御を行わせ、全筒運転から休筒運転への運転切換時に、吸気側の制御バルブによる吸気バルブを駆動停止状態とする油圧切換制御を先行して行わせ、その後のエンジンのクランクシャフトの回転回数をカウントし、このカウント数が休筒側の全気筒の吸気工程が完了するまでに要するクランクシャフトの回転数に合わせて設定された所定値になったところで排気側の制御バルブによる排気バルブを駆動停止状態とする油圧切換制御を行わせる制御手段とを備えている。
【0008】
これにより、休筒運転から全筒運転への復帰時、エンジンの回転速度に係りなく、休筒側の全気筒の排気が完了してから吸気バルブが駆動されることになる。そのため、休筒運転中のオイル上りで休筒側の気筒に流入したオイルを含む残留ガスを掃気してから吸気を行うことができ、休筒側の気筒の空燃比の制御精度が向上する。また全筒運転から休筒運転への切換時、エンジンの回転速度に係りなく、全ての休止気筒への吸気が停止されてから排気バルブが駆動停止されることになり、休筒側の気筒の圧縮工程や排気工程での吸入空気の圧縮によるトルクロスが防止される。
【0009】
このように、本発明によれば、エンジンの回転速度に係りなく、休止気筒の全てについて吸気バルブと排気バルブとを所要の順序で駆動停止または駆動復帰させることができる。
【0010】
尚、後記する実施形態において、上記制御手段に相当するのは、図5のS9−5のステップからS9−9のステップに至る処理と、図6のS26−1のステップからS26−7のステップに至る処理であり、図5のS9−2のステップにおけるセット値NVTEXDOと図6のS26−3のステップにおけるセット値NCSENDOとが上記所定値に相当する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、第1と第2の1対のバンク11,12に夫々3個の気筒2を設けたV型6気筒エンジンを示しており、両バンク11,12に共通の吸気マニホルド3と、第1バンク11用と第2バンク12用の各別の排気マニホルド41,42とを設け、吸気マニホルド3の上流部にスロットルバルブ5を介設すると共に、吸気マニホルド3の下流の各気筒2に連なる各分岐部に燃料噴射弁6を設け、各燃料噴射弁6から各気筒2に燃料を供給するようにしている。
【0012】
スロットルバルブ5は、電動モータ5aにより開閉駆動されるようになっており、電動モータ5aを制御するマイクロコンピュータから成るコントローラ7によりスロットル開度THを電子的に制御している。
【0013】
また、第1バンク11の気筒2の吸排気バルブの開閉駆動を停止して、第1バンク11の気筒2を休止できるようにしている。第1バンク11の気筒2の動弁機構は、図2に示す如く、各気筒の1対の吸気バルブと1対の排気バルブとを、カムシャフト8上の吸気側と排気側の駆動カム81,82に当接する吸気側と排気側の駆動ロッカアーム91,92により、吸気側と排気側の各1対の自由ロッカアーム101,102を介して開閉駆動するように構成されている。そして、吸気側と排気側の各駆動ロッカアーム91,92と各1対の自由ロッカアーム101,102とを連結及び連結解除する吸気側と排気側の油圧式切換手段111,112を設け、駆動ロッカアーム91,92と自由ロッカアーム101,102との連結を解除したとき、自由ロッカアーム101,102がカムシャフト8上の円形の休止カム83に当接したままになり、吸排気バルブが閉弁状態に維持されて、両バンク11,12の気筒2を全て稼働する全筒運転から第1バンク11の気筒2を休止する休筒運転に切換えられる。
【0014】
吸気側と排気側の各切換手段111,112は駆動ロッカアーム91,92と自由ロッカアーム101,102とに跨って嵌合可能な連結ピン110と、連結ピン110を自由ロッカアーム101,102側に押圧し得るように駆動ロッカアーム91,92に形成した圧力室111と、吸気側と排気側の各ロッカアームシャフト121,122に形成した油路12aを介して圧力室111の油圧を制御する制御バルブ112とで構成されている。
【0015】
制御バルブ112は、油路12aに連なる出力ポート112aを給油路113に連なる入力ポート112bに接続する開位置と、この接続を断って出力ポート112aをドレンポート112cに接続する閉位置(図示の位置)とに切換自在なスプール112dと、スプール112dを開位置側に押圧するパイロット室112eに給油路113からの油圧を入力するパイロット油路112fに介設した、前記コントローラ7で制御される電磁弁112gとを備えており、電磁弁112gを開弁したとき、パイロット室112eへの油圧の入力でスプール112dがばね112hに抗して開位置に切換えられ、圧力室111に油圧が入力されて連結ピン110が自由ロッカアーム101,102に押し込まれ、駆動ロッカアーム91,92と自由ロッカアーム101,102との連結が解除されるようにしている。また、制御バルブ112の出力ポート112aと入力ポート112bと常時連通するバイパスオリフィス112iを設けて、スプール112dが閉位置に存するときに油路12aが低圧の油で満たされるようにしている。かくて、スプール112dの開位置への切換えで油路12a、即ち、圧力室111の油圧が応答性良く昇圧される。尚、圧力室111の油圧が上昇しても、吸排気バルブの開弁期間中は、駆動ロッカアーム91,92と自由ロッカアーム101,102との間に働くせん断力による摩擦で連結ピン110の自由ロッカアーム101,102側への押し込みが阻止され、吸排気バルブが閉弁されたところで連結ピン110が自由ロッカアーム101,102に押し込まれて、駆動ロッカアーム91,92と自由ロッカアーム101,102との連結が解除される。図中114は、制御バルブ112の出力ポート112aの油圧が上昇したときにオフする常閉の油圧スイッチ、12bはロッカアームシャフト121,122に形成した潤滑用の油路である。
【0016】
前記コントローラ7には、アクセルペダルの踏込量AP(以下、アクセル開度と記す)を検出するセンサ131と、スロットル開度THを検出するセンサ132と、エンジンの回転速度NEを検出するセンサ133と、エンジン冷却水の水温TWを検出するセンサ134と、車速Vを検出するセンサ135と、エンジンのクランクシャフトの1回転で1回、所定の位相でパルス(以下、TDC信号と記す)を発生するパルス発生器136と、吸気側と排気側の切換手段111,112の各油圧スイッチ114とからの信号が入力されており、これら信号に基づいてスロットル開度THと吸気側と排気側の切換手段111,112の電磁弁112gとを制御する。
【0017】
この制御内容の詳細は図3に示す通りである。この制御はTDC信号が入力される度に1回行われるもので、先ず、S1のステップで全筒運転用開度THNと休筒運転用開度THSとを求める。THNは、アクセル開度APとエンジン回転速度NEとをパラメータとして規定される各運転状態においてエンジンの所要の出力トルクを得るのに必要な全筒運転時のスロットル開度、THSは、各運転状態において全筒運転時と同じ出力トルクを得るのに必要な休筒運転時のスロットル開度であり、夫々APとNEとをパラメータとするマップデータとして格納されており、現時点でのAP,NEに対応するTHN,THSをマップ検索する。
【0018】
次に、S2のステップで休筒条件成立フラグFSTが1にセットされているか否かを判別する。第1バンク11の気筒2を休止できるのは、第2バンク12の気筒2のみの稼働でも安定した運転が維持できるとき、具体的には、エンジン回転速度NEが低中速域(例えば1500rpm<NE<3500rpm)、車速Vが発進完了速度以上(例えばV>15km/h)、エンジンが低負荷(例えば0.5°<TH<20°)という3条件が成立したときであり、バックグラウンド処理により上記3条件が成立したときにFSTを1にセットする。
【0019】
FST=1であればS3のステップに進み、休筒中フラグFOUTが1にセットされているか否かを判別する。FOUTは、当初、0にリセットされており、全筒運転から休筒運転への切換時はFOUT≠1と判別されてS4のステップに進み、休筒切換中フラグFINが1にセットされているか否かを判別する。FINも、当初、0にリセットされており、FIN≠1と判別されてS5のステップに進み、スロットル開度の切換前変化量THCS1を求める。THCS1は、アクセル開度APとエンジン回転速度NEとをパラメータとするマップデータとして格納されており、現時点でのAP,NEに対応するTHCS1をマップ検索する。次に、S6のステップに進みスロットル開度をTHCS1分ならし変化させるため、THCS1を所定のならし回数NTHCS1で除してならし値DTHS1を算出する。次に、S7のステップでFINを1にセットすると共に、S8のステップでスロットル開度の変化量THCSを前回値にDTHCS1を加算した値にする。
【0020】
次に、S9のステップに進んで後記詳述する休筒切換処理を実行した後、S10のステップに進み、スロットル開度の指令値THCMDの算出処理を実行し、1回の制御を完了する。THCMDの算出処理の詳細は、図4(A)に示す通りであり、先ず、S10−1のステップで休筒運転用開度選択フラグFTHSが1にセットされているか否かを判別する。FTHSは、当初、0にリセットされており、そのため、FTHS≠1と判別されてS10−2のステップに進み、スロットル開度の基本指令値THCMDBを全筒運転用開度THNに変化量THCSを加算した値とし、次に、S10−3のステップでスロットル開度の実指令値THCMDをTHCMDBに水温TWに応じた全筒運転用補正係数KTWNを乗算した値とする。FTHSが1にセットされたときは、S10−4のステップでTHCMDBを休筒運転用開度THSとし、次に、S10−5のステップでTHCMDをTHCMDBに水温TWに応じた休筒運転用補正係数KTWSを乗算した値とする。
【0021】
ここで、エンジンの暖機完了前は、エンジンのフリクションロスが大きく、同じ出力トルクを得るのに必要なスロットル開度は低温時程大きくなる。特に、休筒運転時は、第1バンク11側のフリクションロスを第2バンク12側でカバーしなければならなくなり、水温TWに応じた補正係数を全筒運転と休筒運転とで同一にしたのでは、暖機完了前に休筒運転を行った場合、エンジンを安定して運転することができなくなる。そこで、本実施形態では、水温TWに応じた補正係数を全筒運転時と休筒運転時とで持ち替え、図4(B)に示す如く休筒運転用補正係数KTWSを休筒運転用補正係数KTWNより大きく設定して、暖機完了前に休筒運転を行ってもエンジンが安定して運転されるようにしている。その結果、暖機完了前でも休筒運転を行うことが可能となり、燃費性が向上する。
【0022】
上記の如くして1回の制御を完了すると、次回は、前回S7のスッテップでFINが1にセットされているため、S4のステップでFIN=1と判別されてS11のステップに進み、切換後変化量保持カウンタ値NTHHLDが0になったか否かを判別する。NTHHLDは、当初、所定の設定値NTHHLDOにセットされており、そのため、NTHHLD≠0と判別されてS12のステップに進み、フューエルカットフラグFFCが1にセットされているか否かを判別する。FFCは、当初、0にセットされており、そのため、FFC≠1と判別されてS13のステップに進み、スロットル開度の変化量THCSの前回値とならし値DTHCS1との加算値の絶対値が切換前変化量THCS1の絶対値以下であるか否かを判別する。そして、|THCS+DTHCS1|>|THCS1|になるまでS8のステップに進み、THCSをTDC信号が入力される度にDTHCS1宛段階的に変化させる。従って、スロットル開度の基本指令値THCMDBは、図7のAの範囲に示す如く、全筒運転用開度THNから除々に変化する。
【0023】
THCSがTHCS1になるとS14のステップに進んでNTHHLDを1宛減算し、次に、S15のステップでFFCを1にセットし、第1バンク11の気筒2への燃料供給を停止する。次に、S16のステップに進んでスロットル開度の切換後変化量THCS2を求める。THCS2は、アクセル開度APとエンジン回転速度NEとをパラメータとするマップデータとして格納されており、現時点でのAP,NEに対応するTHCS2をマップ検索する。次に、S17のステップに進んでスロットル開度の変化量THCSをTHCS2とした後、S9以下のステップに進んで今回の制御を完了する。
【0024】
次回は、前回S15のステップでFFCが1にセットされているため、S12のステップからS13のステップを経由せずにS14以下のステップに進む。そして、FFCが1にセットされた時点、即ち、第1バンク11の気筒2への燃料供給停止で休筒運転に切換えられた時点からTDC信号がNTHHLDOと同数回入力されるまでは、この処理が繰返され、スロットル開度の基本指令値THCMDBは、図7のBの範囲に示す如く、全筒運転用開度THNにTHCS2を加算した値に保持される。
【0025】
TDS信号がNTHHLDOと同数回入力されてNTHHLDが0になると、S11のステップからS18のステップに進み、休筒運転用開度選択フラグFTHSが1にセットされているか否かを判別する。FTHSは、当初、0にリセットされており、そのため、FTHS≠1と判別されてS19のステップに進み、現時点でのAP,NEに対応するTHCS2をマップ検索する。次に、S20のステップに進み、ならし実行カウンタ値kFを1宛加算し、次いでS21のステップに進み、THCSを、次式、
で求められる値にする。NTHCS2は、全筒運転用開度THNに切換後変化量THCS2を加算した値から休筒運転用開度THSにスロットル開度をならし変化させるためのならし回数であり、S22のステップでkFがNTHCS2と同数以上になったか否かを判別し、kF<NTHCS2のうちは、以上の処理を繰返す。そのため、THCSは、TDC信号が入力される度に、その時点でのAP,NEに対応するTHN,THL,THCS2から、次式、
DTHCS2={(THN+THCS2)−THS}/NTHCS2
で求められるならし量DTHCS2宛段階的に変化する。かくて、スロットル開度の基本指令値THCMDBは、図7のCの範囲に示す如く、THNにTHCS2を加算した休筒運転切換当初の値からTHSに徐々に変化する。
【0026】
kFがNTHCS2と同数になると、S23のステップに進んでTHCSとkFとを夫々0にリセットすると共に、S24のステップでFTHSを1にセットして、S9以下のステップに進む。次回からは、S18のステップでFTHS=1と判別され、S18のステップから直接S9以下のステップに進む。かくて、スロットル開度の基本指令値THCMDBは、図7のDの範囲に示す如く、休筒運転用開度THSに維持される。
【0027】
上記切換前変化量THCS1は、休筒運転への切換時点で吸入空気量が変化し始めるような値に設定され、また、上記切換後変化量THCS2は、全筒運転用開度THNと休筒運転用開度THSとの偏差よりも大きな値に設定され、更に、上記保持カウンタ設定値NTHHLDOは、エンジン回転速度NEをパラメータとするテーブルデータとして格納されており、吸入空気量がTHSに対応する量に変化するのに必要十分な値になるようTHCS2と相関性を持ってデータ設定される。図8はスロットル開度と吸入空気量とエンジンの出力トルクとの変化を示しており、図中実線が上記の如く制御した場合の変化特性であり、スロットル開度を休筒運転への切換時点でTHNからTHSに切換えた場合の図中点線で示す変化特性に比し、吸入空気量がTHSに対応する量に応答性良く変化し、切換時の一時的なトルク変動が抑制されて、トルクショックが可及的に低減される。
【0028】
尚、運転状態によっては全筒運転用開度THNよりも休筒運転用開度THSの方が小さくなることがあり、この場合、上記各変化量THCS1,THCS2は負の値に設定される。また、上記ならし回数NTHCS1は、エンジン回転速度NEをパラメータとするテーブルデータとして格納されており、スロットル開度をTHCS1分変化させるのに要する時間がエンジン回転速度NEに係りなく一定になるようにデータ設定される。また、上記ならし回数NTHCS2もエンジン回転速度NEをパラメータとするテーブルデータとして格納されており、THN+THCS2からTHSへの変化時のトルク変動を防止するのに必要な最小限の値にデータ設定される。
【0029】
S9のステップで実行する休筒切換処理の詳細は図5に示す通りであり、先ず、S9−1のステップでFFCが1にセットされているか否かを判別する。S15のステップでFFCが1にセットされるまではFFC≠1と判別され、この場合は、S9−2のステップに進み、吸気バルブ休止カウンタ値NVTINDと、排気バルブ休止カウンタ値NVTEXDと、前記切換後変化量保持カウンタ値NTHHLDとを夫々所定の設定値NVTINDO,NVTEXDO,NTHHLDOにセットする。FFCが1にセットされると、S9−3のステップに進んでNVTINDが0になったか否かを判別し、NVTIND≠0の間はS9−4のステップに進んでNVTINDを1宛減算する。そして、FFCが1にセットされてからTDS信号がNVTINDOと同数回入力されてNVTIND=0になったとき、S9−5のステップに進んで吸気側切換手段111の電磁弁112gを開弁し、吸気側の駆動ロッカアーム91と、自由ロッカアーム101,101との連結を解除して、第1バンク11の気筒2の吸気バルブの駆動を停止する。NVTINDOは、燃料供給を停止する前に供給された燃料を全て燃焼排気するのに必要なサイクル確保のために設定されており、図7ではNVTINDOを6に設定し、燃料供給の停止からクランクシャフトが6回転したところで吸気バルブが駆動停止されるようにしている。
【0030】
吸気側切換手段111の電磁弁112gを開弁すると、次に、S9−6のステップで吸気側切換手段111の油圧スイッチ114がオフされたか否か、即ち、該切換手段111の油圧が実際に上昇したか否かを判別し、油圧が上昇したときにS9−7のステップに進んでNVTEXDが0になったか否かを判別し、NVTEXD≠0の間はS9−8のステップに進んでNVTEXDを1宛減算する。そして、吸気側切換手段111の油圧が上昇してからTDS信号がNVTEXDOと同回数入力されてNVTEXD=0になったとき、S9−9のステップに進んで排気側切換手段112の電磁弁112gを開弁し、排気側の駆動ロッカアーム92と自由ロッカアーム102,102との連結を解除して、第1バンク11の気筒2の排気バルブの駆動を停止する。次に、S9−10のステップで排気側切換手段112の油圧スイッチ114がオフされたか否か、即ち、該切換手段112の油圧が実際に上昇したか否かを判別し、油圧が上昇したときS9−11のステップに進んでFTHSが1にセットされているか否かを判別する。そして、上記S24のステップでFTHSが1にセットされたときS9−12のステップに進み、FOUTを1にセットすると共に、FINを0にリセットする。
【0031】
NVTEXDOは、吸気側切換手段111のバルブ停止側への切換動作後第1バンク11の全気筒2の吸気行程が完了するまでに要するクランクシャフトの回転回数に合わせて設定されており、図7ではNVTEXDOを2に設定している。かくて、エンジン回転速度に係りなく、第1バンク11の全気筒2への吸気が停止されてから排気バルブの駆動が停止されることになり、圧縮行程や排気行程での吸入空気の圧縮によるトルクロスが防止される。
【0032】
S9−12のステップでFOUTが1にセットされると、図3のS3のステップでFOUT=1と判別されて直接S9以下のステップに進み、運動状態がFST=1となる休筒運転条件を満たす運転領域に入っている限り、スロットル開度の基本指令値THCMDBは休筒運転用開度THSに維持される。
【0033】
運転状態が休筒運転条件を満す運転領域から外れてFSTが0にリセットされると、S25のステップに進んでFOUTが1にセットされているか否かを判別し、FOUT=1であればS26のステップに進んで全筒復帰処理を実行した後、
S10のステップに進む。全筒復帰処理の詳細は図6に示す通りであり、先ず、S26−1のステップで排気側切換手段112の電磁弁112gを閉弁し、排気側の駆動ロッカアーム92と自由ロッカアーム102,102とを連結して、第1バンク11の気筒2の排気バルブを駆動状態に復帰させる。次に、S26−2のステップで排気側切換手段112の油圧スイッチ114がオンしたか否か、即ち、該切換手段112の油圧が実際に低下したか否かを判別し、油圧が低下するまではS26−3のステップに進んで吸気バルブ復帰カウンタ値NCSENDを所定の設定値NCSENDOにセットする。次に、FTHSが1にセットされているか否かを判別するS26−9のステップに進むが、FTHSは休筒運転時に上記S24のステップで1にセットされているから、FTHS=1と判別され、そのまま1回の処理が完了する。その後、油圧が上昇したとき、S26−4のステップに進んでNCSENDが0になったか否かを判別し、NCSEND≠0の間はS26−5のステップに進み、NCSENDを1宛減算する。そして、油圧が上昇してからTDC信号がNCSENDOと同数回入力されてNCSEND=0になったとき、S26−6のステップに進んで吸気側切換手段112の電磁弁112gを閉弁し、吸気側の駆動ロッカアーム91と自由ロッカアーム101,101とを連結して、第1バンク11の気筒2の吸気バルブを駆動状態に復帰させる。次に、S26−7のステップで吸気側切換手段111の油圧スイッチ114がオンしたか否か、即ち、該切換手段111の油圧が実際に低下したか否かを判別し、油圧が低下したときS26−8のステップに進んでFTHSとFFCとを夫々0にリセットし、第1バンク11の気筒2への燃料供給を再開して、全筒運転に復帰させる。
【0034】
次に、S26−9のステップに進むが、今回はFTHS≠1と判別されてS26−10のステップに進み、ならし実行カウンタ値kRを1宛加算し、次いでS26−11のステップに進み、THCSを、次式、
THCS=(THN−THS)・(1−kR/NTHCS3)
で求められる値にする。NTHCS3は、休筒運転用開度THSから全筒運転用開度THNにスロットル開度をならし変化させるためのならし回数であり、S26−12のステップでkRがNTHCS3と同数以上になったか否かを判別し、kR<NTHCS3のうちは上記の処理を繰返す。そのため、THCSは、TDC信号が入力される度に、その時点でのAP,NEに対応するTHN,THSから、次式、
DTHCS3=(THS−THN)/NTHCS3
で求められるならし量DTHCS3宛段階的に変化する。かくて、スロットル開度の基本指令値THCMDBは、図7のEの範囲に示す如く、THSからTHNに徐々に変化する。
【0035】
kRがNTHCS3と同数になると、S26−13のステップに進み、THCS,kR,FOUTを夫々0にリセットする。そのため、スロットル開度の基本指令値THCMDBは全筒運転用開度THNに維持される。また、次回は、図3のS25のステップでFOUT≠1と判別されてS27のステップに進み、FINが1にセットされているか否かを判別する。FINは、休筒運転時にS9−12のステップで0にリセットされており、そのため、FIN≠1と判別されてS28のステップに進み、kFを0にリセットしてS9以下のステップに進む。尚、S9−12のステップでFOUTのセットとFINのリセットとを行う前に、運転状態が休筒運転条件を満す運転領域から外れると、S25のステップでFOUT≠1と判別されると共にS27のステップでFIN=1と判別されてS11以下のステップに進む。従って、休筒運転時の制御が継続して行われ、S9−12のステップでFOUTのセットとFINのリセットとが行われたとき、S26のステップに進んで全筒運転への復帰制御が行われる。
【0036】
ところで、上記NCSENDOは、排気側切換手段112のバルブ駆動側への切換動作後第1バンク11の全気筒2の排気行程が完了するまでに要するクランクシャフトの回転回数に合わせて設定されており、図7ではNCSENDOを2に設定している。かくて、全筒運転への復帰時、エンジンの回転速度に係りなく、第1バンク11の全気筒の排気が完了してから吸気バルブが駆動されることになる。そのため、休筒運転中のオイル上りで第1バンク11の気筒2に流入したオイルを含む残留ガスを掃気してから吸気を行うことができ、空燃比の制御精度が向上する。尚、上記ならし回数NTHCS3は、エンジン回転速度NEをパラメータとするテーブルデータとして格納されており、THSからTHNへの変化時のトルク変動を防止するのに必要な最小限の値にデータ設定される。
【0037】
以上、V型6気筒エンジンについて説明したが、直列多気筒エンジンにおいてその一部の気筒を休止する場合にも同様に本発明を適用できる。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、エンジンの回転速度に係りなく、休止気筒の全てについて吸気バルブと排気バルブとを所要の順序で駆動停止または駆動復帰させることができ、制御の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置を適用するエンジンの一例を示す図
【図2】 吸排気バルブを駆動状態と駆動停止状態とに切換える切換手段を示す図
【図3】 全筒運転と休筒運転との切換制御プログラムを示すフロー図
【図4】 (A)スロットル開度の指令値の算出処理プログラムを示すフロー図、(B)水温に応じてスロットル開度を補正するための全筒運転用と休筒運転用の補正係数のテーブルデータを示す図
【図5】 休筒切換処理のプログラムを示すフロー図
【図6】 全筒復帰処理のプログラムを示すフロー図
【図7】 図3の制御によるスロットル開度等の変化を示すタイムチャート
【図8】 スロットル開度と吸入空気量とエンジンの出力トルクとの変化を示すグラフ
【符号の説明】
11 第1バンク(休筒側バンク) 12 第2バンク
7 コントローラ 111 吸気側バルブ切換手段
112 排気側バルブ切換手段 112 制御バルブ
NVTEXD,NCSEND カウンタ値
NVTEXDO,NCSENDO 所定値
Claims (1)
- 一部の気筒の吸排気バルブを駆動状態と駆動停止状態とに切換える吸気側と排気側の油圧式バルブ切換手段を備え、全ての気筒を稼働する全筒運転と、一部の気筒の吸排気バルブの駆動停止で該一部の気筒を休止する休筒運転とに切換自在とした休筒式エンジンの制御装置において、
吸気側バルブ切換手段への入力油圧を吸気バルブを駆動状態とする油圧と駆動停止状態とする油圧とに切換える吸気側制御バルブと、
排気側バルブ切換手段への入力油圧を排気バルブを駆動状態とする油圧と駆動停止状態とする油圧とに切換える排気側制御バルブと、
休筒運転から全筒運転への運転切換時に、排気側の制御バルブによる排気バルブを駆動状態とする油圧切換制御を先行して行わせ、その後のエンジンのクランクシャフトの回転回数をカウントし、このカウント数が休筒側の全気筒の排気工程が完了するまでに要するクランクシャフトの回転数に合わせて設定された所定値になったところで吸気側の制御バルブによる吸気バルブを駆動状態とする油圧切換制御を行わせ、全筒運転から休筒運転への運転切換時に、吸気側の制御バルブによる吸気バルブを駆動停止状態とする油圧切換制御を先行して行わせ、その後のエンジンのクランクシャフトの回転回数をカウントし、このカウント数が休筒側の全気筒の吸気工程が完了するまでに要するクランクシャフトの回転数に合わせて設定された所定値になったところで排気側の制御バルブによる排気バルブを駆動停止状態とする油圧切換制御を行わせる制御手段とを備える、
ことを特徴とする休筒式エンジンの制御装置。
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