JP3827674B2 - 鉄道軌道を跨ぐ構造物の構築工法 - Google Patents
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Description
(i)特許文献1の「大空間架設工法」は、左右架構相当部を鉄道軌道の左右両側に直立に構築し、その左右架構相当部の内側下端に設けたヒンジを回転中心として反対側の下端を、押し上げ機構にて押し上げ、引張力をコントロールしながら傾倒させて上端相互を突き合わせることで基本架構を完成させ、該基本架構を用いながら構造物を構築している。
(vi)特許文献6の「橋桁交換方法」は、台車のターンテーブル上に設けた平面形状が長方形状の箱形枠体を上下に伸縮自在として構成した2台の作業架台と、これら2台の作業架台にかけ渡し得る梁と、この梁を作業架台に対して昇降自在にする装置と、前記梁に沿って走行自在に設けた複数組のチェーンブロックとを具備する装置を使用して、短辺側を正面に向けた作業架台で交換しようとする橋桁上に梁を運搬した後、該梁をジャッキにより橋桁上を支承し、作業架台を梁から離脱させて枠体を90°回転させて作業架台の長辺側を正面に向け、この状態で再び梁の両端部を外包する位置に作業架台を移動し、作業架台を上方へ伸張させると共に梁を吊り上げ、この梁に設けたチェーンブロックで旧桁を吊り上げ、鉄道軌道のレールに沿って一方向へ移動させ、他方より運び込まれた新桁をチェーンブロックにより所定の位置にセットして、橋桁を交換している。
鉄道軌道を跨ぐ歩道橋や人工地盤等の構造物の構築工法であって、
鉄道軌道の両側の構造体へ架設可能に完成された大梁等の施工部材を鉄道軌道と略平行な配置に載せた一方の工事車輌と、上端部にターンテーブルが設けられた台車等を載せた他方の工事車輌とを、平行な異なる鉄道軌道上で所定の施工位置又はその手前の位置に並べて配置すること、
双方の工事車輌は前後部に大梁等の施工部材を載せる昇降可能な架台を有し、前後の架台の間の空間は台車の収納部として形成し、該収納部の底部に前記台車を載せる桁を配置しており、前後の架台には、双方の工事車輌を並べた際に外側に位置し、且つ前記収納部を挟んで向かい合う配置で、大梁等の施工部材を吊り上げるためのジャッキを有する構成とすること、
並べられた双方の工事車輌の桁を相互に連結して一体化し、上記他方の工事車輌の台車を一方の工事車輌へ移動させ大梁等の施工部材の略直下位置に配置した後に、架台を下降させ前記大梁等の施工部材を台車へ載せ替えること、
大梁等の施工部材を載せた台車を、連結された双方の工事車輌の略中間位置に移動させること、
大梁等の施工部材を吊り上げるジャッキと、上記一体化された桁とをPC鋼線等で連結し、ジャッキで前記桁を吊り上げて大梁等の施工部材を架線の間から通し、大梁等の施工部材が少なくとも架線より上方へ位置する高さに支持すること、
前記台車のターンテーブルにより大梁等の施工部材を約90°転回させ、上記所定の施工位置に連結された双方の工事車輌を移動させて、前記大梁等の施工部材の両端を鉄道軌道の両側に構築した構造体へ架設して定着させ、ジャッキを開放することを、繰り返して大梁等の施工部材を構築していくことを特徴とする。
大梁等の施工部材を吊り上げるジャッキはマストとジャッキ本体部とを有し、
双方の工事車輌を所定の施工位置又はその手前の位置まで走行させる際にはマストからジャッキ本体部を取り外し、該マストとジャッキ本体部を架台の内部に収納すること、
大梁等の施工部材を吊り上げる際には、マストを立ち上げ同マストの上端部にジャッキ本体部を取り付けて使用することを特徴とする。
双方の工事車輌の桁はジャッキ等の水平調整機構によって支持していることを特徴とする。
双方の工事車輌の向かい合うジャッキ相互は補強部材によって連結していることを特徴とする。
3 鉄道軌道
4 大梁
5 鉄道軌道の両側の構造体
6a、6b 工事車輌
7 ターンテーブル
8 架線
9 台車
11 架台
12 ジャッキ
13 収納部
14 桁
15 水平調整用のジャッキ
16 ジャッキ
16a マスト
16b ジャッキ本体部
18 補強部材
19 PC鋼線
Claims (4)
- 鉄道軌道を跨ぐ歩道橋や人工地盤等の構造物の構築工法であって、
鉄道軌道の両側の構造体へ架設可能に完成された大梁等の施工部材を鉄道軌道と略平行な配置に載せた一方の工事車輌と、上端部にターンテーブルが設けられた台車等を載せた他方の工事車輌とを、平行な異なる鉄道軌道上で所定の施工位置又はその手前の位置に並べて配置すること、
双方の工事車輌は前後部に大梁等の施工部材を載せる昇降可能な架台を有し、前後の架台の間の空間は台車の収納部として形成し、該収納部の底部に前記台車を載せる桁を配置しており、前後の架台には、双方の工事車輌を並べた際に外側に位置し、且つ前記収納部を挟んで向かい合う配置で、大梁等の施工部材を吊り上げるためのジャッキを有する構成とすること、
並べられた双方の工事車輌の桁を相互に連結して一体化し、上記他方の工事車輌の台車を一方の工事車輌へ移動させ大梁等の施工部材の略直下位置に配置した後に、架台を下降させ前記大梁等の施工部材を台車へ載せ替えること、
大梁等の施工部材を載せた台車を、連結された双方の工事車輌の略中間位置に移動させること、
大梁等の施工部材を吊り上げるジャッキと、上記一体化された桁とをPC鋼線等で連結し、ジャッキで前記桁を吊り上げて大梁等の施工部材を架線の間から通し、大梁等の施工部材が少なくとも架線より上方へ位置する高さに支持すること、
前記台車のターンテーブルにより大梁等の施工部材を約90°転回させ、上記所定の施工位置に連結された双方の工事車輌を移動させて、前記大梁等の施工部材の両端を鉄道軌道の両側に構築した構造体へ架設して定着させ、ジャッキを開放することを、繰り返して大梁等の施工部材を構築していくことを特徴とする、鉄道軌道を跨ぐ構造物の構築工法。 - 大梁等の施工部材を吊り上げるジャッキはマストとジャッキ本体部とを有し、
双方の工事車輌を所定の施工位置又はその手前の位置まで走行させる際にはマストからジャッキ本体部を取り外し、該マストとジャッキ本体部を架台の内部に収納すること、
大梁等の施工部材を吊り上げる際には、マストを立ち上げ同マストの上端部にジャッキ本体部を取り付けて使用することを特徴とする、請求項1に記載した鉄道軌道を跨ぐ構造物の構築工法。 - 双方の工事車輌の桁はジャッキ等の水平調整機構によって支持していることを特徴とする、請求項1に記載した鉄道軌道を跨ぐ構造物の構築工法。
- 双方の工事車輌の向かい合うジャッキ相互は補強部材によって連結していることを特徴とする、請求項1に記載した鉄道軌道を跨ぐ構造物の構築工法。
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