JP3826284B2 - 折畳み式扉の開閉装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は気密部材とロック部材が連動してスムーズに開くことが出来る折畳み式扉の開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
窓や間口に折畳み式扉を装着して開閉するようにした形式のものが多用されているが、図2はその折畳み式扉の正面図を示している。折畳み式扉は2枚のパネル1a,1bからなり、この折畳み式扉は左右両側に対を成して枠体2に装着されている。枠体2は上枠3、下枠4、それに両側枠5,5の枠組みにて構成され、折畳み式扉は上枠3に形成している上レールに吊車が載って吊設されている。
【0003】
2枚のパネル1a,1bを重ね合わせるように折畳むならば、枠体2から概略V型を成して張り出し、逆にV型を成して張り出している折畳み式扉は伸長することで枠体2に収まって窓や間口が閉ざされる。図3は折畳み扉が伸長して窓が閉ざされている場合の両パネル1a,1bの継手部位での上枠部分の縦断面を示している。同図に示している上枠3は上枠本体6と補助上枠7との組合せで構成しており、折畳み式扉の継手8の上端にはロック棒9が突出してガイド溝10に嵌入し、又継手8の上端にはピン11が突出して溝12に嵌っている。
【0004】
開閉する際には、上記ロック棒9及びピン11は降下しているが、継手8に取着しているハンドルを操作することで上方へ突出することが出来て、折畳み式扉は開かないようにロックされる。そして上枠3には気密材13が取付けられて折畳み式扉の上端部正面に当接することが出来、上枠3と折畳み式扉間の隙間を無くして気密性並びに水密性を確保している。
【0005】
図4(a)〜(d)は折畳み式扉を閉じてロックするまでの手順を表わしているが、(a)はロック棒9及びピン11が後退(降下)した状態にあり、又気密材13は折畳み扉の上部正面から離れている。従って、該折畳み式扉は開閉することが出来る状態にある。気密材13を取付けているアームは軸14を中心として回転することが出来、重り15が気密材13と対向する側に設けられている。重り15は気密材13より重い為に降下し、しかし所定の位置以上に降下しないようにアームの回転角度が規制されて、同図(a)に示すように水平状態となっている。
【0006】
(b)に示すように、折畳み式扉を完全に閉じたところでハンドル操作にてロック棒9を突出してロックし、それから(c)に示すようにピン11を突出するならば重り15を押し上げてアームを垂直に起立し、気密材13を回転降下する。2枚のパネル1a,1bを連結している継手8には図5に示すようにロックハンドル16とツマミ17が設けられている。そこで、ロック棒9を突出するにはロックハンドル16を時計方向に回転し、ピン11を突出するにはツマミ17を上昇する。
【0007】
このように、折畳み式扉を開閉する際には上記ロックハンドル16及びツマミ17を操作しなくてはならない。(c)のようにロック棒9とピン11が突出した状態にある折畳み式扉を開く場合、(d)のようにロックハンドル16を半時計方向に回転してロック棒9を後退させても開くことが出来ない。すなわち、ツマミ17を操作してピン11も後退しなくてはならない。
【0008】
従って、ピン11が突出している状態で折畳み式扉を開こうとする場合が多く、その為にピン11が曲がったり、気密材13を取付けている軸14が損傷して回転することが出来なくなる。又、ピン11が突出して溝12に嵌入するだけでも一応折畳み式扉は開かないようになる為にロックされたように勘違いするが、細いピン11である為にロック強度は十分でない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の折畳み式開閉装置には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、気密材を回動するピンだけが突出しないように、すなわちロック棒と連動して操作が間違わないように構成した折畳み式扉の開閉装置を提供する。
【0010】
【課題を解決する為の手段】
本発明が対象とする折畳み式扉は前記図2に示すようにパネルは継手を介して連結され、折畳まれる際に上レールから外へ張出す継手にはロック棒を操作するハンドル、及び気密材を回動する為のピンを操作するツマミを備えている。従って折畳み式扉の基本構造は従来と同じであるが、本発明では該折畳み式扉を開閉する装置に特徴がある。
【0011】
すなわち、気密材を回動するピンだけが単独で突出(上昇)しない構造とし、ピンが突出した状態ではロック棒が後退するならば追従して降下することが出来るように構成している。ただしロック棒は単独で突出・後退可能であり、ピンは単独で突出することが出来ないようにしている。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
【実施例】
図1は本発明に係る折畳み式扉の開閉装置を示している。同図は前記図4に対応するものであって、折畳み扉が伸長して窓又は間口が閉ざされている場合の両パネル1a,1bの継手部での上枠部分の縦断面を示している。同図に示している上枠3は上枠本体6と補助上枠7との組合せで構成しており、折畳み式扉の継手8の上端にはロック棒9が突出してガイド溝10に嵌入することが出来、又該継手8の上端にはピン11が突出して溝12に嵌ることが出来る。
【0013】
開閉する際には、(a)に示すように上記ロック棒9及びピン11は共に降下しているが、継手8に取着しているロックハンドル16を操作することで、(b)に示しているように上方へ突出することが出来て、折畳み式扉は開かないようにロックされる。そして上枠3には気密材13が取付けられて折畳み式扉の上端部正面に当接することが出来、上枠3と折畳み式扉間の隙間を無くして気密性並びに水密性が確保される。
【0014】
(c)は継手8に設けているツマミ17を押上げてピン11を突出した場合であり、該ピン11の突出によって重り15を持ち上げて気密材13を回動し、気密材13は折畳み式扉の上端部正面に当接する。
【0015】
ところで、本発明の開閉装置を構成するロック棒9及びピン11は互いに噛み合う段差を設けて、ロック棒9にはロック当り面18を形成し、ピン11にはピン当り面19を形成している。(a)はロック棒9及びピン11共に後退した状態と成っていて、折畳み式扉は自由に開閉操作され得る。そして、折畳み式扉が閉じられたところで、誤ってピン11を突出しようとしてもロック棒9が後退(降下)している為に、ツマミ17を操作してピン11だけを突出することは出来ない。
【0016】
(b)はロック棒9が突出してガイド溝10に嵌入した場合であり、折畳み式扉はロックされて開かないようになる。ただし、ピン11は後退したままであり、気密材13は折畳み式扉正面から離れて上昇している。(c)はツマミ17を操作してピン11が突出し、重り15を押上げることで回動し、気密材13は折畳み式扉の上端部正面に隙間なく当接する。
【0017】
ピン11が突出することでピン当り面19はロック当り面18に近接又は当接し、折畳み式扉を開くためにロックハンドル16を回転操作するならば、ロック棒9と共にピン11を後退させる。勿論、ツマミ17を操作してピン11を後退し、その後ロックハンドル操作でロック棒9を後退させることは自由であるが、ロック棒9に追従してピン11は後退することが出来る。従って、ロックハンドルだけの操作でロックが解除されたと勘違いすることは無くなり、細いピン11が溝12に嵌っている状態で折畳み式扉を開こうとして曲がったり、気密材13を損傷することもない。
【0018】
ところで、実施例ではロック棒9にロック当り面18を、ピン11にはピン当り面19を形成して互いに噛み合わせることが出来るようにしているが、ロック棒より突出しないように規制する方法は他にも色々存在する。例えば、ピン11からガイドピンを水平に延ばし、ロック棒9にはガイドピンが遊嵌するガイド溝を上下方向に形成する。そこで、ロック棒9を後退する時にはガイド溝に嵌っているガイドピンを押し下げることになり、同時にピン11を後退させることが出来る。
【0019】
以上述べたように、本発明の折畳み式扉の開閉装置はパネルの継手にロック棒とピンを取付け、ピンはロック棒に拘束されて該ロック棒より突出することが出来ないように規制したものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0020】
【発明の効果】
本発明に係る折畳み式扉の開閉装置はパネルの継手にロック棒とピンを取付け、ロック棒を突出して上枠のガイド溝に嵌めることで折畳み式扉はロックされ、ピンが突出して重りを持上げ上枠の溝に嵌ることで気密材を回動し、折畳み扉の正面に当接する。そしてピンの突出・後退動はロック棒の動きに規制され、ロック棒が後退している状態ではピンが単独で突出することはない。従って、ピンの操作で折畳み式扉のロックと勘違いすることは無くなる。
【0021】
又、ロック棒及びピンが突出している状態から、ロックを解除する為にロック棒を後退するならば、ピンは追従して後退する。従って、ピンだけが上枠の溝に嵌っている状態はなく、その為に折畳み式扉を開こうとしてピンが曲がったり、気密材が損傷することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるロック棒とピンの動作。
【図2】折畳み式扉装置の正面図。
【図3】折畳み式扉が閉じて上枠のガイド溝及び溝にロック棒とピンが嵌っている場合。
【図4】従来の開閉装置におけるロック棒及びピンの動作。
【図5】ロック棒とピンを操作するロックハンドル及びツマミ。
【符号の説明】
1 パネル
2 枠体
3 上枠
4 下枠
5 側枠
6 上枠本体
7 補助上枠
8 継手
9 ロック棒
10 ガイド溝
11 ピン
12 溝
13 気密材
14 軸
15 重り
16 ロックハンドル
17 ツマミ
18 ロック当り面
19 ピン当り面
Claims (2)
- 2枚のパネルが継手を介して折畳み可能に連結した折畳み扉が左右両側に対を成して上枠、下枠、両側枠を枠組みした枠体に装着され、上記両パネルの継手上端には該上枠のガイド溝に嵌って折畳み扉をロックするロック棒と同じく上枠に設けた溝に嵌ることが出来るピンを備え、気密材を備えたアームを上枠の軸に取付けると共に気密材と対向する側には重りを設け、上記ピンを突出して重りを押上げると共に気密材を回動させることで折畳み扉の上端部正面に当接して気密性並びに水密性を確保することが出来る開閉装置において、ロック棒は単独で突出・後退することが出来るが、ピンはロック棒より上方へ突出出来ないように拘束したことを特徴とする折畳み式扉の開閉装置。
- ピンがロック棒を超えて突出しないように、互いに噛み合うロック当り面をロック棒に形成すると共に、ピン当り面をピンに形成した請求項1記載の折畳み式扉の開閉装置。
Priority Applications (1)
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JP2002098711A JP3826284B2 (ja) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | 折畳み式扉の開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002098711A JP3826284B2 (ja) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | 折畳み式扉の開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003293640A JP2003293640A (ja) | 2003-10-15 |
JP3826284B2 true JP3826284B2 (ja) | 2006-09-27 |
Family
ID=29240592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002098711A Expired - Lifetime JP3826284B2 (ja) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | 折畳み式扉の開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6297890B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2018-03-20 | 株式会社Lixil | 折れ戸 |
-
2002
- 2002-04-01 JP JP2002098711A patent/JP3826284B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003293640A (ja) | 2003-10-15 |
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