JP3318673B2 - 開閉扉の気密装置 - Google Patents

開閉扉の気密装置

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JP3318673B2
JP3318673B2 JP28813099A JP28813099A JP3318673B2 JP 3318673 B2 JP3318673 B2 JP 3318673B2 JP 28813099 A JP28813099 A JP 28813099A JP 28813099 A JP28813099 A JP 28813099A JP 3318673 B2 JP3318673 B2 JP 3318673B2
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昌一郎 古嶋
真由美 寺谷
健市 窪田
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東工シャッター株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折畳み式扉等の開閉
扉と上枠との間の隙間を防止する気密装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】窓に折畳み式扉を装着して開閉するよう
にした形式のものが多用されているが、図5はその折畳
み式扉装置の正面図を示している。折畳み式扉は2枚の
パネル1a,1bからなり、この折畳み式扉は左右両側
に対を成して枠体2に装着されている。枠体2は上枠
3、下枠4、それに両側枠5,5の枠組みにて構成さ
れ、折畳み式扉は上枠3に形成している走行片に吊車が
載って吊設されている。
【0003】2枚のパネル1a,1bを重ね合わせるよ
うに折畳むならば、枠体2から概略V型を成して張り出
し、逆にV型を成して張り出している折畳み式扉は伸長
することで枠体2に収まって窓が閉ざされる。図6は折
畳み扉が伸長して窓が閉ざされている場合の両パネル1
a,1bの継手部での上枠部分の縦断面を示している。
同図に示している上枠3は上枠本体6と補助上枠7との
組合せで構成しており、折畳み式扉の継手8の上端には
ロック棒9が突出してガイド溝10に嵌入し、又継手8
の上端にはピン11が突出して溝12に嵌っている。
【0004】開閉する際には、上記ロック棒9及びピン
11は降下しているが、継手8に取着しているハンドル
を操作することで上方へ突出することが出来て、折畳み
式扉は開かないようにロックされる。又上枠3に取着し
ている気密材13が折畳み式扉の上端部正面に当接する
ことが出来、上枠3と折畳み式扉間の隙間を無くして気
密性を確保している。
【0005】図7(a)〜(c)は折畳み式扉を閉じてロッ
クするまでの手順を表わしているが、ロック棒9及びピ
ン11が後退した状態にあり、又気密材13は回転して
上昇している。すなわち、気密材13を取付けているア
ームは軸14を中心として回転することが出来る訳であ
って、重り15が気密材13と対向する側に設けられて
いる。重り15は気密材13より重い為に降下し、しか
し所定の位置以上に降下しない様にアームの回転角度が
規制されて、(a)に示すように水平状態となっている。
【0006】折畳み式扉を完全に閉じたところで、ハン
ドル操作にてロック棒9を突出してロックし、それから
(c)に示すようにピン11を突出するならば重り15を
押し上げてアームを垂直に起立し、気密材13を回転降
下する。そしてピン11は完全に突出した場合が、前記
図6に示している場合であり、気密材13は折畳み式扉
面に当接する。ところで、折畳まれている折畳み式扉を
閉じる場合、ロック棒9が完全に降下していない場合が
あり、この状態で閉じるならば気密材13に当って損傷
することになる。
【0007】図8はロック棒9が完全に降下していない
状態で折畳み式扉を閉じる場合を示しているが、(b)に
示すようにロック棒9の上端が気密材13に当って損傷
する。特にロック棒上端が気密材13の根元に直接当る
ならば、大きな損傷を被ることになる。そして気密材1
3は同図に示しているように角型断面の中空体である為
に、ロック棒9により根元から引き裂かれる。勿論、気
密材13は交換する為に取り外し出来る構造となってい
るが、損傷したままの気密材13では気密機能が失わ
れ、雨水が侵入する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の気
密装置には上記のごとき問題がある。本発明が解決しよ
うとする課題はこの問題点であり、扉を閉める際にロッ
ク棒先端が気密材に当っても、損傷することがない気密
装置を提供する。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る気密構造の気
密材はロック棒先端が当っても損傷しない形状とする為
に、フイン状としている。すなわち基部と該基部から斜
めに起立したフインから成る長尺材であり、材質はゴム
又はゴムに相当する柔軟性のある材質から成っている。
そして上記気密材の基部は回転アーム端に形成する取付
け部に嵌って取着され、回転アームの他端には従来と同
じように重りを有している。
【0010】ところで、回転アームは上枠に設けている
軸を中心として回転することが出来、開閉扉が開いてい
る場合には回転アームは水平に保持され、開閉扉が閉じ
られた際には垂直に起立してフインは扉面に当接する。
すなわち扉面との間に隙間が生じないようにフイン先端
部が当ることになるが、フインの肉厚は比較的薄い為に
該フイン先端の接触だけでは完全な気密性を得ることが
出来ない。そこで取付け部によってフイン先端を押圧す
る構造と成っている。
【0011】取付け部先端には突起が形成され、回転ア
ームを起立した際にこの突起がフイン先端を押圧すると
共に、扉面との間にフインを挟み込むことになる。した
がって、該フイン先端部は扉面に圧接し、間に隙間を残
したり、雨水が侵入するといったことはない。一方、上
記突起はフイン先端を押圧して気密機能を高めるだけで
なく、ロック棒の上端がフインの根元部に当たらないよ
うにしている。以下、本発明に係る実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る開閉扉の気密装置を構成
する回転アーム示す実施例である。同図の21は気密
材、22は回転アームを示しており、回転アーム22は
取付け部23、重り24、そして軸受け部25を有して
いる。軸受け部25は取付け部23と重り24の間に位
置していて、軸受け部25中心としてバランスさせた際
には、重り24の重量が大きい為に時計方向に回転する
ことになる。
【0013】気密材21はフイン26と基部27を有
し、フイン26は基部27から斜め上方に起立してい
る。そして基部27は取付け部23に形成している溝2
8に嵌って取付けられ、フイン26は溝28から外へ延
び、しかもアーム先端方向へ向いている。又取付け部2
3の先端には突起29を形成し、フイン26が撓むなら
ば先端が突起29に当接することが出来る位置に設けら
れている。
【0014】図2は本発明の回転アーム22を上枠30
に取着した場合であり、気密装置の回転アーム22は重
り24の作用で水平に位置し、この状態にある回転アー
ム22に折畳み式扉のロック棒31が当る場合、(b)に
示すように気密材21のフイン26は折れ曲がる。フイ
ン26は比較的薄いゴム製体である為に、大きな抵抗な
く折れ曲がり、この際にフイン26が損傷することはな
い。従来のような角型中空の気密材であれば、ロック棒
先端が当ることで折れ曲がることなく、基部から引き裂
かれる。しかもこの回転アーム22の取付け部先端には
突起29が形成されている為に、ロック棒先端がフイン
26の根元部に当ることはない。
【0015】従来のような中空の角型気密材は、折畳み
式扉に当接することで適度に圧縮され、折畳み式扉との
間に隙間を残すことは少ない。しかし、本発明の場合の
フイン26は容易に屈曲及び湾曲する薄い部材である為
に、これを折畳み式扉面に押圧しても、接触面の面圧は
高くならず、その為に暴風時には隙間が発生して雨水が
侵入することになる。
【0016】そこで本発明の気密装置では上記フイン2
6を折畳み式扉面に単に接触させるだけでなく、突起2
9によってフイン26の先端を押圧することが出来る。
図3は折畳み式扉が閉じられてロック棒31を突出して
ロックし、しかもピン32を突出して重り24を押し上
げて回転アーム22を起立し、気密材21のフイン先端
が折畳み式扉面に接すると共に、突起29にて押えられ
ている場合を示している。
【0017】図4は図3のA部拡大図を示しているが、
フイン先端は突起29と折畳み式扉の表面33との間に
挟まれ、多少は圧縮されている。したがって表面33に
は単に接触している状態ではなく圧接状態となり、該フ
イン26と表面33及び突起29との間に隙間はなく、
雨水が侵入することは出来ない。
【0018】本発明の気密装置は上記実施例で説明した
折畳み式扉だけでなく、引き戸、開き戸などの開閉扉に
採用することが出来る。以上述べたように、本発明の気
密装置は屈曲及び湾曲自在なフインを有す気密材を回転
アームの取付け部に取着し、フインの先端を扉面に当接
すると共に突起にて押えるようにしたものであり、次の
ような効果を得ることが出来る。
【0019】
【発明の効果】本発明の気密装置ではその気密材が屈曲
自在なフインを形成している為に、扉を閉める際に突出
したロック棒が当った場合であっても損傷することはな
い。この場合、取り付け部先端には突起が形成されてい
る為に、ロック棒先端がフインの根元部には当らず、仮
にフインがキズ付く程度であっても根元部から引き裂か
れることはない。そして閉じられた扉面に気密材を当接
して気密性を得る場合には、フインが扉面に接すると同
時に、回転アーム先端に形成した突起によってフイン先
端を押圧することが出来る。したがってフイン先端は多
少圧縮された状態で扉面に当接する為に、気密性は非常
に高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先端に気密材を取付けた回転アーム。
【図2】回転アームを上枠に取着している場合。
【図3】ピンが突出して気密状態になっている場合。
【図4】図3のA部拡大図。
【図5】折畳み式扉装置の正面図。
【図6】従来の気密装置を備えた折畳み式扉の上枠断面
図。
【図7】折畳み式扉を閉じる際の回転アームの動き。
【図8】気密材にロック棒が当る場合。
【符号の説明】
21 気密材 22 回転アーム 23 取付け部 24 重り 25 軸受け部 26 フイン 27 基部 28 溝 29 突起 30 上枠 31 ロック棒 32 ピン 33 表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−71174(JP,A) 実開 平7−19580(JP,U) 実開 昭57−91991(JP,U) 実開 平4−52191(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 7/14 - 7/23

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折畳み式扉等の開閉扉を枠体に装着し、
    この枠体の上枠と扉面間の隙間を防止する為の気密装置
    において、上枠には一方端に気密材を取付けると共に他
    端には重りを備えた回転アームを軸支し、開閉扉の上端
    には回転アームの重りを押し上げて回転させることで気
    密材を扉面に当接させる為のピンを有し、又上記気密材
    は屈曲及び湾曲自在なフインを形成し、気密材を取付け
    ている回転アーム先端にはロック棒の上端がフイン根元
    部に当らないようにする突起を形成したことを特徴とす
    る開閉扉の気密装置。
JP28813099A 1999-10-08 1999-10-08 開閉扉の気密装置 Expired - Lifetime JP3318673B2 (ja)

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US7735539B2 (en) 2007-12-28 2010-06-15 Nohara Guard System Co. Ltd. Fire-resistant smoke-suppressant device
JP6297890B2 (ja) * 2014-03-31 2018-03-20 株式会社Lixil 折れ戸

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