JP3825756B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、閾値電圧の低いトランジスタで構成され、非動作時に電源電圧の供給が遮断される回路ブロックを有する半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体の素子構造の微細化に伴い、トランジスタを構成する絶縁膜は薄くなってきており、トランジスタの信頼性は低下する傾向にある。半導体集積回路に供給される電源電圧は、信頼性の低下を防止するために、年々低くなっている。
電源電圧が低くなり、電源電圧とトランジスタの閾値電圧との差が小さくなると、トランジスタはオンしにくくなり、動作速度が低下する。これを防ぐため、トランジスタの閾値電圧は、電源電圧とともに低くなる傾向にある。
【0003】
さらに、トランジスタの微細化に伴い、トランジスタの非動作時のリーク電流(サブスレッショルド電流)は、大きくなる傾向にある。サブスレッショルド電流の増加は、半導体集積回路のスタンバイ期間における消費電力を増加させる。バッテリーを使用する携帯機器では、消費電力の増加は深刻な問題である。
近時、サブスレッショルド電流を削減するため、MTCMOS(マルチ閾値電圧CMOS:Multi-Threshold voltage CMOS)と称する技術が開発されている(特許文献1、特許文献2)。MTCMOS技術では、高速動作が必要な回路ブロック内のトランジスタの閾値電圧を低く設定するとともに、回路ブロックの電源端子を閾値電圧の高いスイッチトランジスタを介して電源線に接続する。そして、スイッチトランジスタを、回路ブロックの動作中にオンし、回路ブロックの非動作中にオフすることで、スタンバイ期間の消費電力が削減される。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−210976号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平7−212217号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、MTCMOS技術を採用した回路ブロック(以下、第1回路ブロックとも称する)に、電源線に直接接続された回路ブロック(以下、第2回路ブロックとも称する)を接続する場合、以下の問題を有する。
スタンバイ期間に第1回路ブロックの出力がフローティング状態になると、第2回路ブロックの入力もフローティング状態になる。この結果、第2回路ブロック内のトランジスタに貫通電流が流れ、スタンバイ期間の消費電力が増加する。
【0007】
上記貫通電流は、第2回路ブロックの入力にプルアップ抵抗またはプルダウン抵抗を接続することで防止できる。しかし、この種の抵抗は、定常的に電流を流すため、消費電力の削減の妨げになる。
本発明の目的は、MTCMOS技術を採用した回路ブロックを有する半導体集積回路のスタンバイ期間の消費電力を削減することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の一形態では、スイッチ制御回路は、通常動作モード中にスイッチ制御信号を活性化し、低電力モード中にスイッチ制御信号を非活性化する。第1スイッチは、スイッチ制御信号の活性化に応答して、仮想電源線を電源電圧が常時供給される通常電源線に接続する。電源端子が仮想電源線に接続された第1回路ブロックは、低電力モード中に電源電圧の供給が停止する。電源端子が通常電源線に接続された第2回路ブロックは、動作モードに依存せず常に電源電圧が供給される。
【0009】
フローティング防止回路は、第1回路ブロックの出力と第2回路ブロックの入力との間に配置されている。フローティング防止回路の第2スイッチは、低電力モード中にスイッチ制御信号の非活性化を受けて、第1回路ブロックの出力と第2回路ブロックの入力との接続ノードを第1電圧線に接続する。このため、第1回路ブロックに電源電圧が供給されなくても、第2回路ブロックの入力がフローティングになることが防止される。したがって、第2回路ブロックに貫通電流が流れることが防止される。また、第2回路ブロックが不定の入力レベルを受けて誤動作することが防止される。この結果、低電力モードにおいて、消費電力が増加することを防止できる。
【0010】
第2スイッチは、通常動作モード中にスイッチ制御信号の活性化を受けて、接続ノードと第1電圧線との接続を遮断する。接続ノードをフローティング状態にすることで、第1回路ブロックの出力は、第2回路ブロックに迅速かつ確実に伝達される。
また、第1回路ブロックは、ラッチ回路および一対の強誘電体キャパシタを有している。ラッチ回路は、2つのバッファ回路の入力と出力とが互いに接続され、バッファ回路の電源端子が仮想電源線に接続されている。強誘電体キャパシタは、一端がバッファ回路の入力にそれぞれ接続され、他端が第1プレート線に接続されている。
【0011】
プレート電圧発生回路は、通常動作モードから低電力モードへの切り換え時に、第1プレート線に第1プレート電圧信号を生成する。第1プレート線の電圧変化により、電源の遮断前にラッチ回路に保持されているデータは、強誘電体キャパシタの残留分極として保持される。残留分極状態は、電源が遮断されても残る。すなわち、第1回路ブロックは、不揮発性ラッチ回路として動作する。
【0012】
この後、電源が遮断されたラッチ回路の出力は、フローティング状態になる。しかし、通常動作モードから低電力モードへの切り換えによって、第2回路ブロックの入力は、第1電圧線に接続され、フローティング状態になることが防止される。このように、低電力モード中に電源が遮断されるラッチ回路と、第2回路ブロックとが順次接続される半導体集積回路においても、低電力モード中における第2回路ブロックの貫通電流および誤動作は、防止される。
【0013】
プレート電圧発生回路は、低電力モードから通常動作モードへの切り換え時に、第1プレート線に第1プレート電圧信号を生成する。第1プレート線の電圧変化により、強誘電体キャパシタの残留分極値に応じた電圧が、ラッチ回路の入力および出力に発生する。電源の遮断前にラッチ回路に保持されているデータは、再びラッチ回路に保持される。ラッチ回路は、保持しているデータを第2回路ブロックに出力する。
【0014】
本発明の一形態における好ましい例では、第2スイッチは、ソースが第1電圧線に接続され、ドレインが接続ノードに接続され、ゲートでスイッチ制御信号を受けるトランジスタである。このため、低電力モード中に第2回路ブロックの入力がフローティングになることを、簡易なスイッチで防止できる。この結果、フローティング防止回路を形成することによる回路規模の増加はほとんどない。
【0015】
本発明の一形態における好ましい例では、プレート電圧発生回路は、通常動作モードから低電力モードへの切り換え時に、スイッチ制御信号が非活性化される前に第1プレート電圧信号を所定の期間低レベルから高レベルに変化させる。このため、ラッチ回路に保持されているデータは、強誘電体キャパシタの残留分極として確実に書き込まれ、電源の遮断後も保持される。
【0016】
本発明の一形態における好ましい例では、プレート電圧発生回路は、低電力モードから通常動作モードへの切り換え時に、第1プレート電圧信号を所定の期間低レベルから高レベルに変化させる。第1プレート電圧信号が高レベルに変化することにより、強誘電体キャパシタの残留分極値にそれぞれ対応する電圧がラッチ回路の入力および出力に発生する。この後、スイッチ制御回路は、第1プレート電圧信号の高レベル期間中に、スイッチ制御信号を活性化する。スイッチ制御信号の活性化により、ラッチ回路が活性化され、強誘電体キャパシタに保持されているデータがラッチ回路に再び書き込まれる。すなわち、低電力モード前にラッチ回路に保持されていたデータが復元される。
【0017】
本発明の一形態における好ましい例では、フローティング防止回路は、第1回路ブロックの出力と接続ノードとの間に配置されるクロックトインバータを有している。クロックトインバータは、スイッチ制御信号の活性化中にオンし、第1回路ブロックの出力レベルを第2回路ブロックに伝達する。また、クロックトインバータは、スイッチ制御信号の非活性化中にオフし、第1回路ブロックの出力レベルが第2回路ブロックに伝達されることを禁止する。すなわち、第1回路ブロックの出力と接続ノードとは、低電力モード中に電気的に遮断される。このため、低電力モード中に接続ノードに供給される第1電圧線の電圧は、第1回路ブロックのラッチ回路に伝わることはない。したがって、低電力モードから通常動作モードへの切り換え時に、ラッチ回路の出力ノードを完全にフローティング状態にできる。この結果、強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを確実にラッチ回路に戻すことができる。
【0018】
本発明の一形態における好ましい例では、フローティング防止回路は、一端が第1回路ブロックの出力に接続され、他端が接続ノードに接続されるCMOSスイッチを有している。CMOSスイッチは、スイッチ制御信号の活性化中にオンし、第1回路ブロックの出力レベルを第2回路ブロックに伝達する。また、CMOSスイッチは、スイッチ制御信号の非活性化中にオフし、第1回路ブロックの出力レベルの第2回路ブロックに伝達されることを禁止する。すなわち、第1回路ブロックの出力と接続ノードとは、低電力モード中に電気的に遮断される。したがって、低電力モードから通常動作モードへの切り換え時に、第1回路ブロックのラッチ回路の出力ノードを完全にフローティング状態にできる。この結果、強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを確実にラッチ回路に戻すことができる。
【0019】
本発明の別の形態では、第1回路ブロックは、ラッチ回路、一対の第1強誘電体キャパシタおよび一対の第2強誘電体キャパシタを有している。ラッチ回路は、2つのバッファ回路の入力と出力とを互いに接続され、バッファ回路の電源端子が仮想電源線に接続されている。第1強誘電体キャパシタは、第1プレート線と第2プレート線との間に直列に接続され、中間ノードがバッファ回路の一方の入力に接続されている。第2強誘電体キャパシタは、第1プレート線と第2プレート線との間に直列に接続され、中間ノードがバッファ回路の他方の入力に接続されている。
【0020】
プレート電圧発生回路は、通常動作モードから低電力モードへの切り換え時に、第1および第2プレート線に第1および第2プレート電圧信号をそれぞれ生成する。第1および第2プレート線の電圧変化により、電源の遮断前にラッチ回路に保持されているデータは、第1強誘電体キャパシタ対および第2強誘電体キャパシタ対の残留分極として保持される。残留分極状態は、電源が遮断されても残る。すなわち、第1回路ブロックは、不揮発性ラッチ回路として動作する。
【0021】
この後、電源が遮断されたラッチ回路の出力は、フローティング状態になる。しかし、通常動作モードから低電力モードへの切り換えによって、第2回路ブロックの入力は、第1電圧線に接続され、フローティング状態になることが防止される。このように、低電力モード中に電源が遮断されるラッチ回路と、第2回路ブロックとが順次接続される半導体集積回路においても、低電力モード中における第2回路ブロックの貫通電流および誤動作は、防止される。
【0022】
プレート電圧発生回路は、低電力モードから通常動作モードへの切り換え時に、第1プレート線に第1プレート電圧信号を生成する。第1プレート線の電圧変化により、第1および第2強誘電体キャパシタ対の残留分極値に応じた電圧が、ラッチ回路入力および出力に発生する。電源の遮断前にラッチ回路に保持されているデータは、再びラッチ回路に保持される。ラッチ回路は、保持しているデータを第2回路ブロックに出力する。
【0023】
例えば、プレート電圧発生回路は、通常動作モードから低電力モードへの切り換え時に、スイッチ制御信号が非活性化される前に第1および第2プレート電圧信号を所定の期間低レベルから高レベルに変化させる。このため、ラッチ回路に保持されているデータは、強誘電体キャパシタの残留分極として確実に書き込まれ、電源の遮断後も保持される。
【0024】
本発明のさらに別の形態では、第1回路ブロックは、ラッチ回路および一対の強誘電体キャパシタを有している。ラッチ回路は、2つのバッファ回路の入力と出力とを互いに接続され、バッファ回路の電源端子が仮想電源線に接続されている。強誘電体キャパシタは、第1プレート線と第2プレート線との間に直列に接続され、中間ノードがバッファ回路の一方の入力に接続されている。
【0025】
プレート電圧発生回路は、通常動作モードから低電力モードへの切り換え時に、第1および第2プレート線に第1および第2プレート電圧信号をそれぞれ生成する。第1プレート線の電圧変化により、電源の遮断前にラッチ回路に保持されているデータは、強誘電体キャパシタ対の残留分極として保持される。残留分極状態は、電源が遮断されても残る。すなわち、第1回路ブロックは、不揮発性ラッチ回路として動作する。
【0026】
この後、電源が遮断されたラッチ回路の出力は、フローティング状態になる。しかし、通常動作モードから低電力モードへの切り換えによって、第2回路ブロックの入力は、第1電圧線に接続され、フローティング状態になることが防止される。このように、低電力モード中に電源が遮断されるラッチ回路と、第2回路ブロックとが順次接続される半導体集積回路においても、低電力モード中における第2回路ブロックの貫通電流および誤動作は、防止される。
【0027】
プレート電圧発生回路は、低電力モードから通常動作モードへの切り換え時に、第1プレート線に第1プレート電圧信号を生成する。第1プレート線の電圧変化により、強誘電体キャパシタ対の残留分極値に応じた電圧が、ラッチ回路入力および出力に発生する。電源の遮断前にラッチ回路に保持されているデータは、再びラッチ回路に保持される。ラッチ回路は、保持しているデータを第2回路ブロックに出力する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。以降の説明では、信号線名と、その信号線に伝達される信号名とを同じ符号で表す場合がある。
図1は、本発明の半導体集積回路の第1の実施形態を示している。この半導体集積回路は、シリコン基板上にCMOSプロセスを使用して形成されている。
【0029】
半導体集積回路は、スイッチ制御回路10、プレート電圧発生回路12、スリープスイッチ(第1スイッチ)14、第1回路ブロック16、フローティング防止回路18および第2回路ブロック20を有している。
スイッチ制御回路10は、半導体集積回路の動作モードに応じてスリープ信号(スイッチ制御信号)SLPを出力する。スリープ信号SLPは、通常動作モード中に低レベルに保持され(活性化)、低電力モードであるスリープモード中に高レベルに保持される(非活性化)。
【0030】
プレート電圧発生回路12は、半導体集積回路が通常動作モードからスリープモードに切り替わるとき、およびスリープモードから通常動作モードに切り替わるときに、第1プレート線PL1にパルス状の第1プレート電圧信号PL1を生成する。
スリープスイッチ14は、ソース、ドレインおよびゲートが通常電源線VDD、仮想電源線VVDDおよびスリープ信号SLPの信号線にそれぞれ接続されたpMOSトランジスタ(第1導電型のトランジスタ)で構成されている。スリープスイッチ14は、通常動作モード中に低レベルのスリープ信号SLPを受けてオンし、スリープモード中に高レベルのスリープ信号SLPを受けてオフする。スリープスイッチ14のオンにより、仮想電源線VVDDは通常電源線VDDに接続される。ここで、通常電源線VDDには、常に電源電圧が供給されている。電源電圧は、外部端子を介して半導体集積回路の外部から供給されてもよく(外部電源電圧)、外部電源電圧を半導体集積回路内で降圧して生成されてもよい。
【0031】
第1回路ブロック16は、不揮発性ラッチ回路として機能する。第1回路ブロック16は、電源端子に仮想電源線VVDDを介して電源電圧を受けているときに、クロック信号CK、CKXに同期して入力信号IN1をラッチする。
フローティング防止回路18は、スリープ信号SLPが低レベルのときに第1回路ブロック16にラッチされた信号(出力信号OUT1)を第2回路ブロック20に転送する。フローティング防止回路18は、スリープ信号SLPが高レベルのときに第2ブロック回路20の入力IN2を高レベルに固定する。フローティング防止回路18の電源端子は、通常電源線VDD、接地線VSSにそれぞれ直接接続されている。すなわち、フローティング防止回路18は、スリープ信号SLPに依存せず常に動作する。
【0032】
第2回路ブロック20は、例えば、デコーダ等の機能を有している。第2回路ブロック20は、入力信号IN2および図示しない他の入力信号に応じて動作する。第2回路ブロック20の電源端子は、通常電源線VDD、接地線VSSにそれぞれ直接接続されている。すなわち、第2回路ブロック20は、スリープ信号SLPに依存せず常に動作する。
【0033】
図2は、図1に示した第1回路ブロック16、フローティング防止回路18および第2回路ブロック20の詳細を示している。以下、第1回路ブロック16を不揮発性ラッチ回路16とも称する。
不揮発性ラッチ回路16は、2つのCMOSインバータ(バッファ回路)16a、16bの入力と出力とを互いに接続したラッチ回路16c、一対の強誘電体キャパシタFC1、FC2、およびCMOSスイッチ16f、16gを有している。CMOSインバータ16a、16bを構成するpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタの基板は、それぞれ通常電源線VDDおよび接地線VSSに接続されている。
【0034】
強誘電体キャパシタFC1は、一端がCMOSインバータ16aの入力ノードNに接続され、他端がプレート線PL1に接続されている。強誘電体キャパシタFC2は、一端がCMOSインバータ14bの入力ノードNXに接続され、他端がプレート線PL1に接続されている。強誘電体キャパシタFC1、FC2に付加した矢印の向きは、分極状態を示している。矢印の先端側の電極は、正にチャージされている。
【0035】
CMOSスイッチ16fは、不揮発性ラッチ回路16の入力IN1をCMOSインバータ16aの入力ノードNに接続する。CMOSスイッチ16fは、クロック信号CKが低レベル(=クロック信号CKXが高レベル)のときにオンする。CMOSスイッチ16gは、CMOSインバータ16bの出力をCMOSインバータ16aの入力に接続する。CMOSスイッチ16gは、クロック信号CKが高レベル(=クロック信号CKXが低レベル)のときにオンする。
【0036】
不揮発性ラッチ回路16は、通常動作モードからスリープモードに切り替わるときに、ラッチ回路16cに保持されているデータを強誘電体キャパシタFC1、FC2に待避する(ストア動作)。強誘電体キャパシタFC1、FC2の分極状態は、ストア動作により互いに逆向きになる。データを強誘電体キャパシタFC1、FC2の残留分極として保持することで、電源電圧の供給が停止するスリープモード中も、データの消失が防止される。また、不揮発性ラッチ回路16は、スリープモードから通常動作モードに切り替わるときに、強誘電体キャパシタFC1、FC2の残留分極をデータとしてラッチ回路16cに転送する(リコール動作)。
【0037】
フローティング防止回路18は、縦続接続されたクロックトインバータ18aおよびCMOSインバータ18bと、nMOSトランジスタ18c(第2導電型のトランジスタ、フローティング防止スイッチ)とを有している。
クロックトインバータ18aは、スリープ信号SLPの活性化(低レベル)を受けてオンし、第1回路ブロック16の出力OUT1をインバータ18cを介して第2回路ブロック20の入力IN2に接続する(通常動作モード)。クロックトインバータ18aは、スリープ信号SLPの非活性化(高レベル)を受けてオフし、出力OUT1と入力IN2との接続を遮断する(スリープモード)。
【0038】
nMOSトランジスタ18cは、ソースが接地線VSS(第1電圧線)に接続され、ドレインがクロックインバータ18aの出力(第1回路ブロック16と第2回路ブロック20との接続ノード)に接続され、ゲートでスリープ信号SLPを受けている。nMOSトランジスタ18cは、スリープ信号SLPの活性化(低レベル)をゲートで受けたときにオフし、CMOSインバータ18bの入力ノードと接地線VSSの接続を解除する(通常動作モード)。nMOSトランジスタ18cは、スリープ信号SLPの非活性化(高レベル)をゲートで受けたときにオンし、CMOSインバータ18bの入力を低レベルに固定する(スリープモード)。
【0039】
第2回路ブロック20は、上述したようにデコーダ等の機能を有している。第2回路ブロック20は、入力信号IN2を初段のCMOSインバータ20aで受けている。
なお、スリープスイッチ14であるpMOSトランジスタは、第1閾値電圧を有し、第1回路ブロック16内のpMOSトランジスタは、第1閾値電圧より低い第2閾値電圧を有する。第2回路ブロック20のpMOSトランジスタは、第2閾値電圧より高い第3閾値電圧を有する。第1閾値電圧と、第3閾値電圧は同じでもよい。また、第1回路ブロック16内のnMOSトランジスタの閾値電圧は、第2回路ブロック20内のnMOSトランジスタの閾値電圧より低い。すなわち、この半導体集積回路は、MTCMOS技術を採用している。閾値電圧の低いトランジスタを有する回路ブロックの電源端子をスリープモード中に電源線に非接続することで、スリープモード中の消費電力が削減される。また、通常動作時には、低い閾値電圧を生かして高速動作させることができる。
【0040】
図3は、強誘電体キャパシタFC1、FC2の分極動作の概要を示している。
図において、横軸は、各強誘電体キャパシタFC1、FC2の両端に印加される電圧Vを示し、縦軸は、各強誘電体キャパシタFC1、FC2の分極電荷Qを示している。電圧Vは、ノードN、NXを基準とするときの第1プレート線PL1の電圧である。
まず、ラッチ回路16cに保持されているデータを強誘電体キャパシタFC1、FC2に書き込むストア動作を説明する。この例では、ノードN、NXは、低レベル、高レベルであるとする。第1プレート電圧信号PL1が低レベルのとき、強誘電体キャパシタFC1の両端の電圧差は0Vである。このため、強誘電体キャパシタFC1の特性は、点Bまたは点Dに位置する。強誘電体キャパシタFC2の両端の電圧差は、負である。このため、強誘電体キャパシタFC2の特性は、点Aに位置する。
【0041】
第1プレート電圧信号PL1が高レベルに変化すると、強誘電体キャパシタFC1の両端の電圧差は、正になる。このため、強誘電体キャパシタFC1の特性は、点Cに移動する。一方、強誘電体キャパシタFC2の両端の電圧差は、0Vになる。このため、強誘電体キャパシタFC2の特性は、点Bに移動する。
第1プレート電圧信号PL1が再び低レベルに変化すると、強誘電体キャパシタFC1の両端の電圧差は0Vになる。このため、強誘電体キャパシタFC1の特性は、点Cから点Dに移動する。強誘電体キャパシタFC2の両端の電圧差は、負になる。このため、強誘電体キャパシタFC2の特性は、点Bから点Aに移動する。この時点で、ラッチ回路16cに保持されているデータは、電源電圧の供給が停止しても、強誘電体キャパシタFC1、FC2に残留分極として保持される。すなわち、データを保持するための電力はゼロである。
【0042】
半導体集積回路が、外部からのコマンド信号等によりスリープモードに入り、スリープ信号SLPが低レベルから高レベルに変化すると、不揮発性ラッチ回路16への電源電圧の供給が停止され、ラッチ回路16cに保持されているデータは消失する。ノードN、NXは、フローティング状態になり、徐々に接地電圧VSSまで変化する。第1プレート電圧信号PL1は低レベルに保持される。このため、各強誘電体キャパシタFC1、FC2の両端の電圧差は、0Vになり、強誘電体キャパシタFC1、FC2の特性は、点D、点Bに位置する。すなわち、強誘電体キャパシタFC1、FC2は、論理"0"、論理"1"をそれぞれ消失することなく記憶できる。
【0043】
次に、強誘電体キャパシタFC1、FC2に保持されているデータをラッチ回路16cに戻すリコール動作を説明する。
不揮発性ラッチ回路16への電源電圧の供給が停止した状態で、第1プレート電圧信号PL1が高レベルに変化すると、強誘電体キャパシタFC1、FC2の特性は、ともに点Cに移動する。このとき、ノードNの電圧は、強誘電体キャパシタFC1の残留分極値Q1に応じた電圧に変化する。ノードNXの電圧は、強誘電体キャパシタFC2の残留分極値Q2に応じた電圧に変化する。
【0044】
電源電圧VDDが3.3V、強誘電体キャパシタFC1、FC2の点D、点Bでの平均容量をそれぞれ50fF、200fF、ノードN、NXの寄生容量を5fFとするとき、ノードN、NXの電圧は、容量カップリング効果によりそれぞれ3V、3.2Vになる。
次に、スリープモードを解除するためにスリープ信号SLPが低レベルに変化する。スリープ信号SLPの変化によりラッチ回路16cに電源電圧が供給される。ラッチ回路16cは、ノードN、NXの電圧差を増幅し、スリープモード前に保持していたデータを復元する。
【0045】
図4は、第1の実施形態の半導体集積回路の動作を示している。
まず、通常動作モードからスリープモードに移行する場合、通常動作モードにおいて、図1に示したプレート電圧発生回路12は、スリープ信号SLPが非活性化される前(低レベル期間)に、第1プレート線PL1に高レベルのパルス信号を出力する(図4(a))。強誘電体キャパシタFC1、FC2は、上述したように、ラッチ回路16cにラッチされていたデータを保持する。
【0046】
次に、スイッチ制御回路10は、スリープ信号SLPを非活性化させ(高レベル)、半導体集積回路をスリープモードに移行する(図4(b))。スリープスイッチ14は、スリープ信号SLPに応じて電源線VDDと仮想電源線VVDDとの接続を遮断する。不揮発性ラッチ回路16への電源電圧の供給が遮断されることで、ノードN、NXは、フローティング状態になり、徐々に接地電圧VSSに変化する(図4(c))。
【0047】
クロックトインバータ18aは、スリープ信号SLPの高レベルを受けて非活性化される。nMOSトランジスタ18cは、スリープ信号SLPの高レベルを受けてオンし、CMOSインバータ18bの入力を低レベルに固定する。このため、CMOSインバータ18bは、高レベルの信号IN2を第2回路ブロック20に出力する(図4(d))。この結果、第2回路ブロック20の入力がフローティング状態になることが防止される。すなわち、スリープモード中に第2回路ブロック20に貫通電流が流れることが防止される。あるいは、第2回路ブロック20の入力に不定な入力レベルが与えられ、第2回路ブロック20が誤動作することが防止される。この結果、スリープモード中に半導体集積回路の消費電力が増加することが防止される。
【0048】
なお、第2回路ブロック20がフローティング防止回路18を介さずに不揮発性ラッチ回路16に直接接続される場合、信号IN2のレベルは、図中に破線で示すように、フローティング状態になり、徐々に接地電圧VSSに変化する(図4(e))。このとき、第2回路ブロック20の初段のインバータ20aに貫通電流が流れる。
【0049】
スリープモードから通常動作モードに復帰する場合、第1プレート電圧信号PL1は、スリープ信号SLPが高レベルの期間に高レベルに変化する(図4(f))。ノードN、NXは、上述したように、強誘電体キャパシタFC1、FC2の残留分極値に応じた電圧に変化する(図4(g))。この際、クロックトインバータ18aにより、ノードNXは、nMOSトランジスタ18cのドレインに電気的に接続されていない。このため、リコール動作時に、ラッチ回路16cの出力ノードNXを完全にフローティング状態にできる。この結果、強誘電体キャパシタFC2の残留分極値に対応する電圧を、高い精度でノードNXに発生させることができる。換言すれば、書き込まれたデータを確実にラッチ回路に戻すことができる。
【0050】
次に、第1プレート電圧信号PL1の高レベル期間中に、スリープ信号SLPが活性化(低レベル)される(図4(h))。スリープスイッチ14は、スリープ信号SLPに応じて仮想電源線VVDDを電源線VDDに接続する。不揮発性ラッチ回路16に電源電圧が供給されることで、ラッチ回路16cは、ノードN、NXの電圧差を増幅し、スリープモード前に保持していたデータを復元する(図4(i))。
【0051】
nMOSトランジスタ18cは、スリープ信号SLPの低レベルを受けてオフする。クロックトインバータ18aは、スリープ信号SLPの低レベルを受けて活性化され、不揮発性ラッチ回路16の出力を第2回路ブロック20に伝達する(図4(j))。この後、第1プレート電圧信号PL1が低レベルに変化し、通常動作モードの動作が開始される(図4(k))。
【0052】
図5は、発明者が、本発明前に提案した半導体集積回路を示している。
この例では、フローティング防止回路は、プルダウン抵抗で構成されている。プルダウン抵抗には、通常動作モードおよびスリープモードにかかわらず常に所定の電流が流れる。このため、特に、スリープモードにおいて消費電力の削減の妨げになる。また、第1回路ブロックに図2に示したような強誘電体キャパシタを有する不揮発性ラッチ回路が形成される場合、ノードNXは、プルダウン抵抗を介して常に接地線VSSに接続される。すなわち、ノードNXは、スリープモード中に完全なフローティング状態でない。このため、リコール動作において、第1プレート電圧信号PL1が高レベルに変化した際、ノードN、NXの電圧差が十分に開かないおそれがあり、データが正常に復元されないおそれがある。
【0053】
以上、第1の実施形態では、スリープ信号SLPに同期して動作するnMOSトランジスタ18cが、第1回路ブロック16の出力を第2回路ブロック20の入力に接続する接続ノードと、接地線VSSとの間に配置されている。換言すれば、第1回路ブロック16のラッチ回路16cに電源電圧VDDが供給されないとき、nMOSトランジスタ18cはオンする。このため、通常動作モードからスリープモードへの切り換え制御に同期して、上記接続ノードを接地線VSSに接続できる。したがって、第1回路ブロック16に電源電圧が供給されなくても、第2回路ブロック20の入力がフローティングになることを防止できる。この結果、第2回路ブロック20の初段のインバータ20aに貫通電流が流れることが防止される。また、インバータ20aが不定の入力レベルを受けて誤動作することが防止される。この結果、スリープモードにおいて、消費電力が増加することを防止できる。
【0054】
スリープスイッチ14をpMOSトランジスタで形成し、フローティング防止スイッチ18cをnMOSトランジスタで形成することで、1つのスリープ信号SLPのみで、第1回路ブロック16とフローティング防止回路18をともに制御できる。また、フローティング防止回路18は、nMOSトランジスタ18cを含む簡易な回路で構成できる。このため、信号線の配線領域および回路の配置領域を最小限にでき、半導体集積回路のチップサイズが増加することを防止できる。
【0055】
nMOSトランジスタ18cは、通常動作モード中にスリープ信号SLPの活性化を受けてオフし、インバータ18bの入力ノードをフローティング状態にする。このため、通常動作モード中にラッチ回路16cから出力されるデータ信号は、第2回路ブロック20に迅速かつ確実に伝達される。
不揮発性ラッチ回路16に強誘電体キャパシタFC1、FC2を形成することで、ラッチ回路に保持されているデータを、電源電圧の供給が停止するスリープモード中に、強誘電体キャパシタの残留分極として確実に保持できる。データの保持に電源が不要なため、半導体集積回路の消費電力をさらに削減できる。
【0056】
ラッチ回路16cの出力OUT1を受けるクロックトインバータ18aをフローティング防止回路18に形成することで、スリープモード中にノードNXとnMOSトランジスタ18cのドレインとを電気的に遮断できる。このため、リコール動作時に、ラッチ回路16cの出力ノードNXを完全にフローティング状態にできる。この結果、強誘電体キャパシタFC1、FC2に書き込まれたデータを確実にラッチ回路に戻すことができる。
【0057】
図6は、本発明の第2の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した回路・信号と同一の回路・信号については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、第1回路ブロック16は、仮想接地線(仮想電源線)VVSSを介して接地線(通常電源線)VSSに接続されている。仮想接地線VVSSは、スリープスイッチ22を介して接地線VSSに接続されている。その他の構成は、第1の実施形態と同一である。
【0058】
スリープスイッチ22は、スリープ信号SLPを反転するインバータおよびスリープ信号SLPの反転信号をゲートで受けるnMOSトランジスタで構成されている。nMOSトランジスタのソース、ドレインは、接地線VSS、仮想接地線VVSSにそれぞれ接続されている。
図7は、図6に示した第1回路ブロック16(不揮発性ラッチ回路16)、フローティング防止回路18および第2回路ブロック20の詳細を示している。
【0059】
ラッチ回路16cのCMOSインバータ16a、16bにおけるnMOSトランジスタのソースは、仮想接地線VVSSに接続されている。その他の構成は第1の実施形態と同じである。
以上、第2の実施形態においても上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0060】
図8は、本発明の第3の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した回路・信号と同一の回路・信号については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、第1の実施形態のプレート電圧発生回路12および第1回路ブロック16の代わりに、プレート電圧発生回路24および第1回路ブロック26が形成されている。その他の構成は、第1の実施形態と同一である。
【0061】
プレート電圧発生回路24は、第1プレート電圧信号PL1だけでなく、第2プレート電圧信号PL2を生成する。
図9は、図8に示した第1回路ブロック(不揮発性ラッチ回路)26、フローティング防止回路18および第2回路ブロック20の詳細を示している。
不揮発性ラッチ回路26は、第1の実施形態の不揮発性ラッチ回路16に強誘電体キャパシタFC3、FC4が追加されて構成されている。すなわち、不揮発性ラッチ回路26は、CMOSインバータ16a、16bで構成されたラッチ回路16c、一対の第1強誘電体キャパシタFC1、FC2、一対の第2強誘電体キャパシタFC3、FC4、およびCMOSスイッチ16f、16gを有している。
【0062】
強誘電体キャパシタFC3は、一端がCMOSインバータ16aの入力ノードN(中間ノード)に接続され、他端が第2プレート線PL2に接続されている。強誘電体キャパシタFC4は、一端がCMOSインバータ16bの入力ノードNX(中間ノード)に接続され、他端が第2プレート線PL2に接続されている。
このように、強誘電体キャパシタFC1、FC3および強誘電体キャパシタFC2、FC4は、それぞれ第1プレート線PL1と第2プレート線PL2の間に直列に配置されている。
【0063】
図10は、強誘電体キャパシタFC1、FC2、FC3、FC4の分極動作の概要を示している。
まず、ノードN、NXが低レベル、高レベルのときのストア動作を説明する。ストア動作では、第1および第2プレート電圧信号PL1、PL2は、スリープ信号SLPの非活性化前(低レベル期間中)に、それぞれ低レベル、高レベル、低レベルに順次変化する。すなわち、正のパルス信号が生成される。第1および第2プレート電圧信号PL1、PL2が低レベルのとき、上述した図3と同様に、強誘電体キャパシタFC1、FC3の特性は、点Bまたは点Dに位置する。強誘電体キャパシタFC2、FC4の特性は、点Aに位置する。
【0064】
第1および第2プレート電圧信号PL1、PL2が高レベルに変化すると、強誘電体キャパシタFC1、FC3の特性は、点Cに移動する。強誘電体キャパシタFC2、FC4の特性は、点Bに移動する。
第1および第2プレート電圧信号PL1、PL2が再び低レベルに変化すると、強誘電体キャパシタFC1、FC3の特性は、点Cから点Dに移動する。強誘電体キャパシタFC2、FC4の特性は、点Bから点Aに移動する。この時点で、ラッチ回路16cに保持されているデータは、強誘電体キャパシタ対FC1、FC3および強誘電体キャパシタ対FC2、FC4に残留分極として保持される。
【0065】
半導体集積回路がスリープモードに入り、スリープ信号SLPが低レベルから高レベルに変化すると、不揮発性ラッチ回路16への電源電圧の供給が停止され、ラッチ回路16cに保持されているデータは消失する。ノードN、NXは、フローティング状態になり、徐々に接地電圧VSSまで変化する。第1および第2プレート電圧信号PL1、PL2は、低レベルに保持される。このため、各強誘電体キャパシタFC1、FC2、FC3、FC4の電圧差は、0Vになる。したがって、スリープモード中に、強誘電体キャパシタFC1、FC3および強誘電体キャパシタFC2、FC4の特性は、点D、点Bにそれぞれ位置する。すなわち、強誘電体キャパシタFC1、FC3および強誘電体キャパシタFC2、FC4は、論理"0"、論理"1"をそれぞれ消失することなく記憶する。
【0066】
スリープモードから通常動作モードに復帰する際のリコール動作では、不揮発性ラッチ回路16への電源電圧の供給が停止した状態で、第2プレート電圧信号PL2を低レベルに保持したまま、第1プレート電圧信号PL1が高レベルに変化する。このとき、強誘電体キャパシタFC1、FC2は、ストア動作と同じ正の電圧を受ける。このため、強誘電体キャパシタFC1、FC2の特性は、点D、点Bからそれぞれ点Cに移動する。ノードNには、残留分極値Q1に応じた電荷が発生し、ノードNXには、残留分極値Q2に応じた電荷が発生する。なお、強誘電体キャパシタFC1、FC2の容量値は、残留分極値Q1、Q2に対応するため、FC1<FC2になる。
【0067】
第2プレート線PL2を接地した状態で第1プレート線PL1が高レベルに変化するため、強誘電体キャパシタFC3、FC4は、ストア動作とは逆に負の電圧を受ける。強誘電体キャパシタFC3、FC4の特性は、点D、点Bからそれぞれ点Aに移動する。このため、ノードNには、残留分極値Q3に応じた電荷が発生し、ノードNXには、残留分極値Q4に応じた電荷が発生する。なお、強誘電体キャパシタFC3、FC4の容量値は、残留分極値に対応するため、FC4<FC3になる。
【0068】
第1プレート線PL1の高レベル期間中に、スリープ信号SLPが活性化され(低レベルから高レベルに変化)、ラッチ回路16cが活性化される。ラッチ回路16cは、第1の実施形態と同様に、残留分極値に応じて変化するノードN、NXの電圧レベルをラッチする。
図11は、上述したストア動作後の不揮発性ラッチ回路26の容量の等価回路を示している。
【0069】
この例では、強誘電体キャパシタFC1、FC2、FC3、FC4の分極状態に対応する平均容量は、それぞれ50fF、200fF、200fF、50fFとする。第2プレート線PL2を接地したときのノードN、NXの寄生容量は、5fFとする。リコール動作での第1プレート電圧信号PL1の高レベル電圧をVDDとすると、ノードN、NXの電圧VN、VNXは、それぞれ式(1)、(2)で表せる。
【0070】
VN=VDD×50fF/(5fF+50fF+200fF) ‥‥‥(1)
VNX=VDD×200fF/(5fF+50fF+200fF) ‥‥(2)
電源電圧VDDが3.3Vの場合、電圧VN、VNXは、それぞれ0.65V、2.59Vになる。すなわち、リコール動作において、第1プレート電圧信号PL1が低レベルから高レベルに変化した後のノードN、NXの電圧差は(上述した図4(f)に対応)、1.94Vになる。このため、スリープモードを解除するためにスリープ信号SLPが低レベルに変化し、ラッチ回路16cに電源電圧が供給されるときに、ラッチ回路16cは、ノードN、NXの電圧差を容易に増幅できる。換言すれば、不揮発性ラッチ回路26に二組の強誘電体キャパシタ対FC1・FC3、FC2・FC4を形成することで、リコール動作によりデータを確実に復元できる。
【0071】
以上、第3の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、強誘電体キャパシタFC2、FC3(一対の第1強誘電体キャパシタ)および強誘電体キャパシタFC2、FC4(一対の第2強誘電体キャパシタ)をそれぞれ第1プレート線PL1および第2プレート線PL2の間に直列に接続し、その中間ノードをそれぞれCMOSインバータ16a、16bの入力に接続した。このため、容量分割によりノードN、NXのオフセット電圧を大きくでき、電源の遮断前にラッチ回路16cに保持されていたデータをさらに確実に復元できる。
【0072】
図12は、本発明の第4の実施形態を示している。第1〜第3の実施形態で説明した回路・信号と同一の回路・信号については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、第3の実施形態のフローティング防止回路18の代わりにフローティング防止回路19が形成されている。第1回路ブロック26は、仮想接地線VVSSを介して接地線VSSに接続されている。仮想接地線VVSSは、スリープスイッチ22を介して接地線VSSに接続されている。その他の構成は、第3の実施形態と同一である。
【0073】
図13は、図12に示した第1回路ブロック(不揮発性ラッチ回路)26、フローティング防止回路19および第2回路ブロック20の詳細を示している。
ラッチ回路16cのCMOSインバータ16a、16bにおけるnMOSトランジスタのソースは、仮想接地線VVSSに接続されている。フローティング防止回路19は、第3の実施形態(図9)のクロックトインバータ18aの代わりにCMOSスイッチ19aを有している。CMOSスイッチ19aは、スリープ信号SLPの活性化(低レベル)を受けてオンし(通常動作モード)、スリープ信号SLPの非活性化(高レベル)を受けてオフする(スリープモード)。その他の構成は第3の実施形態と同じである。
【0074】
以上、第4の実施形態においても上述した第1および第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図14は、本発明の第5の実施形態の要部を示している。第1および第3の実施形態で説明した回路・信号と同一の回路・信号については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0075】
この実施形態の半導体集積回路では、第3の実施形態の第1回路ブロック26の代わりに、第1回路ブロック(不揮発性ラッチ回路)28が形成されている。その他の構成は、第1の実施形態と同一である。
不揮発性ラッチ回路28は、第3の実施形態の第1回路ブロック26からノードNに接続された強誘電体キャパシタFC1、FC3を削除して構成されている。このため、不揮発性ラッチ回路28の面積は、第3の実施形態に比べて小さくなる。
【0076】
この実施形態では、ストア動作において、第1および第2プレート電圧信号PL1、PL2がそれぞれ所定の期間高レベルに変化し、ラッチ回路16cに保持されているデータは、ノードNXに接続された強誘電体キャパシタFC2、FC4に書き込まれる。
リコール動作において、第2プレート線PL2を接地した状態で、第1プレート電圧信号PL1が所定の期間高レベルに変化する。ノードNXは、強誘電体キャパシタFC2、FC4の残留分極値に応じた電圧に変化する。ラッチ回路16cは、スリープ信号SLPの低レベルへの変化により活性化される。ラッチ回路16cのCMOSインバータ16bは、ノードNXの電圧を入力で受け、動作を開始する。そして、ラッチ回路16cは、ストア動作前に保持していたデータを復元する。
【0077】
以上、第5の実施形態においても上述した第1および第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、不揮発性ラッチ回路28の面積を小さくできる。
図15は、本発明の第6の実施形態の要部を示している。第1〜第3の実施形態で説明した回路・信号と同一の回路・信号については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0078】
この実施形態の半導体集積回路では、第4の実施形態の第1回路ブロック26の代わりに、第1回路ブロック(不揮発性ラッチ回路)28が形成されている。その他の構成は、第1の実施形態と同一である。
この実施形態においても上述した第1および第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、不揮発性ラッチ回路28の面積を小さくできる。
【0079】
図16は、本発明の第7の実施形態の要部を示している。第1および第3の実施形態で説明した回路・信号と同一の回路・信号については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態の半導体集積回路では、第3の実施形態の第1回路ブロック26の代わりに、第1回路ブロック(不揮発性ラッチ回路)30が形成されている。その他の構成は、第3の実施形態と同一である。
【0080】
不揮発性ラッチ回路30は、第3の実施形態の第1回路ブロック26からノードNXに接続された強誘電体キャパシタFC2、FC4を削除して構成されている。このため、不揮発性ラッチ回路30の面積は、第3の実施形態に比べて小さくなる。
この実施形態においても上述した第1、第3および第5の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0081】
図17は、本発明の第8の実施形態の要部を示している。第1〜第3の実施形態で説明した回路・信号と同一の回路・信号については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態の半導体集積回路では、第4の実施形態の第1回路ブロック26の代わりに、第1回路ブロック(不揮発性ラッチ回路)30が形成されている。その他の構成は、第4の実施形態と同一である。
【0082】
この実施形態においても上述した第1、第3および第5の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図18は、本発明の第9の実施形態の要部を示している。第1の実施形態で説明した回路・信号と同一の回路・信号については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0083】
この実施形態の半導体集積回路では、第1の実施形態のフローティング防止回路18の代わりに、フローティング防止回路32が形成されている。その他の構成は、第4の実施形態と同一である。
フローティング防止回路32は、図2に示したクロックトインバータ18aの代わりにCMOSスイッチ32aを有している。CMOSスイッチ32aは、スリープ信号SLPの活性化(低レベル)を受けてオンし(通常動作モード)、スリープ信号SLPの非活性化(高レベル)を受けてオフする(スリープモード)。
【0084】
この実施形態においても上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図19は、本発明の第10の実施形態の要部を示している。第1の実施形態で説明した回路・信号と同一の回路・信号については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0085】
この実施形態の半導体集積回路では、第1の実施形態の第1回路ブロック16の代わりに、第1回路ブロック(不揮発性ラッチ回路)34が形成されている。その他の構成は、第1の実施形態と同一である。
不揮発性ラッチ回路34は、図2に示した不揮発性ラッチ回路16にパルス生成回路34aおよびnMOSトランジスタ34b、34cを付加して構成されている。パルス生成回路34aは、スリープ信号SLPの立ち上がりエッジに同期してパルス信号SLPPを生成する。
【0086】
nMOSトランジスタ34bは、ソース、ドレインがノードN、接地線VSSにそれぞれ接続され、ゲートでパルス信号SLPPを受けている。nMOSトランジスタ34cは、ソース、ドレインがノードNX、接地線VSSにそれぞれ接続され、ゲートでパルス信号SLPPを受けている。
図20は、第10の実施形態の半導体集積回路の動作を示している。第1の実施形態(図4)と同じ動作については、説明を省略する。
【0087】
この実施形態では、通常動作モードからスリープモードへの切り換え時に、パルス信号SLPPが生成される(図20(a))。nMOSトランジスタ34b、34cは、パルス信号SLPPの高レベル期間にオンし、ノードN、NXを接地線VSSに接続する。このため、ノードN、NXの電圧は、スリープモードの開始時に迅速に0Vまで変化する(図20(b))。換言すれば、強誘電体キャパシタFC1、FC2の両端の電圧差は、スリープモードの開始時に、迅速に0Vになる。ノードN、NXが中間電圧になる期間が無くなるため、スリープモードの開始時に電源ノイズ等が発生しても、強誘電体キャパシタFC1、FC2の残留分極値が変化することはない。
【0088】
この実施形態においても上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、スリープモードの開始時に、ノードN、NXを強制的に接地線に接続することで、ノイズにより強誘電体キャパシタFC1、FC2の残留分極値が変化することを防止できる。
なお、上述した実施形態では、CMOSインバータ16a、16bを構成するpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタの基板を、それぞれ電源線VDDおよび接地線VSSに接続した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、半導体基板の拡散層の構造が、ラッチアップを発生しない構造である場合、CMOSインバータ16a、16bを構成するpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタの基板を、それぞれ仮想電源線VVDDおよび仮想接地線VVSSに接続してもよい。
【0089】
なお、上述した第2〜第8の実施形態では、クロックトインバータ18aを有するフローティング防止回路18を形成した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、CMOSスイッチ32aを有するフローティング防止回路32を形成してもよい。
なお、上述した第10の実施形態では、強誘電体キャパシタFC1、FC2を有する不揮発性ラッチ回路34に、パルス生成回路34aおよびnMOSトランジスタ34b、34cを形成した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、強誘電体キャパシタFC1、FC2、FC3、FC4を有する不揮発性ラッチ回路26(第3の実施形態、図9)に、パルス生成回路34aおよびnMOSトランジスタ34b、34cを形成してもよい。あるいは、第5の実施形態の不揮発性ラッチ回路28および第7の実施形態の不揮発性ラッチ回路30にパルス生成回路34aおよびnMOSトランジスタ34b、34cを形成してもよい。
【0090】
以上の実施形態において説明した発明を整理して、付記として開示する。
(付記1) 電源電圧が常時供給される通常電源線と、
仮想電源線と、
スイッチ制御信号の活性化に応答して前記通常電源線と前記仮想電源線とを接続する第1スイッチと、
通常動作モード中に前記スイッチ制御信号を活性化し、低電力モード中に前記スイッチ制御信号を非活性化するスイッチ制御回路と、
電源端子が前記仮想電源線に接続された第1回路ブロックと、
電源端子が前記通常電源線に接続された第2回路ブロックと、
前記第1回路ブロックの出力と前記第2回路ブロックの入力との間に配置されたフローティング防止回路とを備え、
前記フローティング防止回路は、前記スイッチ制御信号の非活性化を受けて前記第1回路ブロックの出力と前記第2回路ブロックの入力との接続ノードを第1電圧線に接続し、前記スイッチ制御信号の活性化を受けて前記接続ノードと前記第1電圧線との接続を遮断する第2スイッチを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記2) 付記1記載の半導体集積回路において、
前記第2スイッチは、
ソースが前記第1電圧線に接続され、ドレインが前記接続ノードに接続され、ゲートで前記スイッチ制御信号を受けるトランジスタであることを特徴とする半導体集積回路。
(付記3) 付記1記載の半導体集積回路において、
前記通常動作モードから前記低電力モードへの切り換え時、および前記低電力モードから前記通常動作モードへの切り換え時に、第1プレート線に第1プレート電圧信号を生成するプレート電圧発生回路を備え、
前記第1回路ブロックは、
2つのバッファ回路の入力と出力とが互いに接続され、バッファ回路の電源端子が前記仮想電源線に接続されたラッチ回路と、
一端が前記バッファ回路の入力にそれぞれ接続され、他端が第1プレート線に接続された一対の強誘電体キャパシタとを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記4) 付記3記載の半導体集積回路において、
前記プレート電圧発生回路は、前記通常動作モードから前記低電力モードへの切り換え時に、前記スイッチ制御信号が非活性化される前に前記第1プレート電圧信号を所定の期間低レベルから高レベルに変化させることを特徴とする半導体集積回路。
(付記5) 付記3記載の半導体集積回路において、
前記プレート電圧発生回路は、前記低電力モードから前記通常動作モードへの切り換え時に、前記第1プレート電圧信号を所定の期間低レベルから高レベルに変化させ、
前記スイッチ制御回路は、前記第1プレート電圧信号の高レベル期間中に、前記スイッチ制御信号を活性化することを特徴とする半導体集積回路。
(付記6) 付記3記載の半導体集積回路において、
前記フローティング防止回路は、
前記スイッチ制御信号の活性化中にオンし、前記スイッチ制御信号の非活性化中にオフし、前記第1回路ブロックの出力と前記接続ノードとの間に配置されるクロックトインバータを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記7) 付記3記載の半導体集積回路において、
前記フローティング防止回路は、
前記スイッチ制御信号の活性化中にオンし、前記スイッチ制御信号の非活性化中にオフし、一端が前記第1回路ブロックの出力に接続され、他端が前記接続ノードに接続されるCMOSスイッチを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記8) 付記3記載の半導体集積回路において、
前記第1回路ブロックは、前記スイッチ制御信号の非活性化に応答して、前記バッファ回路の入力を、第1電圧線にそれぞれ接続する第3スイッチを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記9) 付記1記載の半導体集積回路において、
前記通常動作モードから前記低電力モードへの切り換え時に、第1および第2プレート線に第1および第2プレート電圧信号をそれぞれ生成し、前記低電力モードから前記通常動作モードへの切り換え時に、前記第1プレート線に前記第1プレート電圧信号を生成するプレート電圧発生回路を備え、
前記第1回路ブロックは、
2つのバッファ回路の入力と出力とを互いに接続され、バッファ回路の電源端子が前記仮想電源線に接続されたラッチ回路と、
前記第1プレート線と前記第2プレート線との間に直列に接続され、中間ノードが前記バッファ回路の一方の入力に接続された一対の第1強誘電体キャパシタと、
前記第1プレート線と前記第2プレート線との間に直列に接続され、中間ノードが前記バッファ回路の他方の入力に接続された一対の第2強誘電体キャパシタとを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記10) 付記9記載の半導体集積回路において、
前記プレート電圧発生回路は、前記通常動作モードから前記低電力モードへの切り換え時に、前記スイッチ制御信号が非活性化される前に前記第1および第2プレート電圧信号を所定の期間低レベルから高レベルに変化させることを特徴とする半導体集積回路。
(付記11) 付記9記載の半導体集積回路において、
前記プレート電圧発生回路は、前記低電力モードから前記通常動作モードへの切り換え時に、前記第2プレート電圧信号を低レベルに保持した状態で、前記第1プレート電圧信号を所定の期間低レベルから高レベルに変化させ、
前記スイッチ制御回路は、前記第1プレート電圧信号の高レベル期間中に、前記スイッチ制御信号を活性化することを特徴とする半導体集積回路。
(付記12) 付記9記載の半導体集積回路において、
前記フローティング防止回路は、
前記スイッチ制御信号の活性化中にオンし、前記スイッチ制御信号の非活性化中にオフし、前記第1回路ブロックの出力と前記接続ノードとの間に配置されるクロックトインバータを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記13) 付記9記載の半導体集積回路において、
前記フローティング防止回路は、
前記スイッチ制御信号の活性化中にオンし、前記スイッチ制御信号の非活性化中にオフし、一端が前記第1回路ブロックの出力に接続され、他端が前記接続ノードに接続されるCMOSスイッチを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記14) 付記9記載の半導体集積回路において、
前記第1回路ブロックは、前記スイッチ制御信号の非活性化に応答して、前記バッファ回路の入力を、第1電圧線にそれぞれ接続する第3スイッチを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記15) 付記1記載の半導体集積回路において、
前記通常動作モードから前記低電力モードへの切り換え時に、第1および第2プレート線に第1および第2プレート電圧信号をそれぞれ生成し、前記低電力モードから前記通常動作モードへの切り換え時に、前記第1プレート線に前記第1プレート電圧信号を生成するプレート電圧発生回路を備え、
前記第1回路ブロックは、
2つのバッファ回路の入力と出力とを互いに接続され、バッファ回路の電源端子が前記仮想電源線に接続されたラッチ回路と、
前記第1プレート線と前記第2プレート線との間に直列に接続され、中間ノードが前記バッファ回路の一方の入力に接続された一対の強誘電体キャパシタを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記16) 付記1記載の半導体集積回路において、
前記第1スイッチは、第1導電型のトランジスタで構成され、
前記第2スイッチは、第1導電型と極性が反対の第2導電型のトランジスタで構成されていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記17) 付記1記載の半導体集積回路において、
前記第1スイッチは、第1閾値電圧を有する第1導電型のトランジスタで構成され、
前記第1回路ブロックは、前記第1閾値電圧より低い第2閾値電圧を有する第1導電型のトランジスタを含み、
前記第2回路ブロックは、前記第2閾値電圧より高い第3閾値電圧を有する第1導電型のトランジスタを含んでいることを特徴とする半導体集積回路。
【0091】
付記8および付記14の半導体集積回路では、第3スイッチは、スイッチ制御信号の非活性化に応答して、バッファ回路の入力を第1電圧線にそれぞれ接続する。低電力モードの開始時に、強誘電体キャパシタの一端をそれぞれ強制的に第1電圧線に接続することで、ノイズにより強誘電体キャパシタの残留分極値が変化することを防止できる。
【0092】
付記16の半導体集積回路では、第1スイッチは、第1導電型のトランジスタで構成され、第2スイッチは、第1導電型と極性が反対の第2導電型のトランジスタで構成されている。このため、スイッチ制御信号が活性化されているときに、第1スイッチはオンし、第2スイッチはオフする。スイッチ制御信号が非活性化されているときに、第1スイッチはオフし、第2スイッチはオンする。したがって、1つのスイッチ制御信号のみで、第1および第2スイッチをともに制御できる。
【0093】
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
【0094】
【発明の効果】
本発明の半導体集積回路では、第1回路ブロックに電源電圧が供給されないときに、第2回路ブロックの入力がフローティングになることが防止される。したがって、第2回路ブロックに貫通電流が流れることが防止される。また、第2回路ブロックが不定の入力レベルを受けて誤動作することが防止される。この結果、低電力モードにおいて、消費電力が増加することを防止できる。
【0095】
また、第1回路ブロックに強誘電体キャパシタを形成することで、ラッチ回路に保持されているデータを、電源電圧の供給の停止中に、強誘電体キャパシタの残留分極として確実に保持できる。
本発明の半導体集積回路では、低電力モード中に第2回路ブロックの入力がフローティングになることを、簡易なスイッチで防止できる。
【0096】
本発明の半導体集積回路では、通常動作モードから低電力モードへの切り換え時に、ラッチ回路に保持されているデータを、強誘電体キャパシタの残留分極として確実に書き込み、電源の遮断後も保持することができる。すなわち、不揮発性ラッチ回路を構成できる。
本発明の半導体集積回路では、低電力モードから通常動作モードへの切り換え時に、第1プレート電圧信号の高レベル期間中に、スイッチ制御信号を活性化することで、強誘電体キャパシタに保持されているデータを破壊することなくラッチ回路に再び書き込むことができる。
【0097】
本発明の半導体集積回路では、低電力モードから通常動作モードへの切り換え時に、ラッチ回路の出力ノードを完全にフローティング状態にできる。この結果、強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを確実にラッチ回路に戻すことができる。
本発明の半導体集積回路では、第1回路ブロックに強誘電体キャパシタを形成することで、ラッチ回路に保持されているデータを、電源電圧の供給の停止中に、強誘電体キャパシタの残留分極として確実に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の半導体集積回路を示すブロック図である。
【図2】 第1の実施形態の要部を示す回路図である。
【図3】 第1の実施形態における強誘電体キャパシタの分極動作の概要を示す特性図である。
【図4】 第1の実施形態の半導体集積回路の動作を示すタイミング図である。
【図5】 発明者が、本発明前に提案した半導体集積回路を示すブロック図である。
【図6】 本発明の半導体集積回路の第2の実施形態を示すブロック図である。
【図7】 第2の実施形態の要部を示す回路図である。
【図8】 本発明の半導体集積回路の第3の実施形態を示すブロック図である。
【図9】 第3の実施形態の要部を示す回路図である。
【図10】 第3の実施形態における強誘電体キャパシタの分極動作の概要を示す特性図である。
【図11】 第3の実施形態における不揮発性ラッチ回路の容量の等価回路図である。
【図12】 本発明の半導体集積回路の第4の実施形態を示すブロック図である。
【図13】 第4の実施形態の要部を示す回路図である。
【図14】 本発明の半導体集積回路の第5の実施形態の要部を示す回路図である。
【図15】 本発明の半導体集積回路の第6の実施形態の要部を示す回路図である。
【図16】 本発明の半導体集積回路の第7の実施形態の要部を示す回路図である。
【図17】 本発明の半導体集積回路の第8の実施形態の要部を示す回路図である。
【図18】 本発明の半導体集積回路の第9の実施形態の要部を示す回路図である。
【図19】 本発明の半導体集積回路の第10の実施形態の要部を示す回路図である。
【図20】 第10の実施形態の半導体集積回路の動作を示すタイミング図である。
【符号の説明】
10 スイッチ制御回路
12 プレート電圧発生回路
14 スリープスイッチ
16 第1回路ブロック(不揮発性ラッチ回路)
16a、16b CMOSインバータ
16c ラッチ回路
16f、16g CMOSスイッチ
18 フローティング防止回路
18a クロックトインバータ
18b CMOSインバータ
18c nMOSトランジスタ
20 第2回路ブロック
22 スリープスイッチ
24 プレート電圧発生回路
26 第1回路ブロック(不揮発性ラッチ回路)
26d、26e 強誘電体キャパシタ
28、30 第1回路ブロック(不揮発性ラッチ回路)
32 フローティング防止回路
34 第1回路ブロック(不揮発性ラッチ回路)
CK、CKX クロック信号
FC1、FC2、FC3、FC4 強誘電体キャパシタ
PL1 第1プレート線、第1プレート電圧信号
PL2 第2プレート線、第2プレート電圧信号
SLP スリープ信号
SLPP パルス信号
VDD 通常電源線
VSS 接地線
VVDD 仮想電源線
VVSS 仮想接地線

Claims (9)

  1. 電源電圧が常時供給される通常電源線と、
    仮想電源線と、
    スイッチ制御信号の活性化に応答して前記通常電源線と前記仮想電源線とを接続する第1スイッチと、
    通常動作モード中に前記スイッチ制御信号を活性化し、低電力モード中に前記スイッチ制御信号を非活性化するスイッチ制御回路と、
    電源端子が前記仮想電源線に接続された第1回路ブロックと、
    電源端子が前記通常電源線に接続された第2回路ブロックと、
    前記第1回路ブロックの出力と前記第2回路ブロックの入力との間に配置されたフローティング防止回路と
    前記通常動作モードから前記低電力モードへの切り換え時、および前記低電力モードから前記通常動作モードへの切り換え時に、第1プレート線に第1プレート電圧信号を生成するプレート電圧発生回路とを備え、
    前記フローティング防止回路は、前記スイッチ制御信号の非活性化を受けて前記第1回路ブロックの出力と前記第2回路ブロックの入力との接続ノードを第1電圧線に接続し、前記スイッチ制御信号の活性化を受けて前記接続ノードと前記第1電圧線との接続を遮断する第2スイッチを備え、
    前記第1回路ブロックは、
    2つのバッファ回路の入力と出力とが互いに接続され、バッファ回路の電源端子が前記仮想電源線に接続されたラッチ回路と、
    一端が前記バッファ回路の入力にそれぞれ接続され、他端が第1プレート線に接続された一対の強誘電体キャパシタとを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記第2スイッチは、
    ソースが前記第1電圧線に接続され、ドレインが前記接続ノードに接続され、ゲートで前記スイッチ制御信号を受けるトランジスタであることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記プレート電圧発生回路は、前記通常動作モードから前記低電力モードへの切り換え時に、前記スイッチ制御信号が非活性化される前に前記第1プレート電圧信号を所定の期間低レベルから高レベルに変化させることを特徴とする半導体集積回路。
  4. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    記プレート電圧発生回路は、前記低電力モードから前記通常動作モードへの切り換え時に、前記第1プレート電圧信号を所定の期間低レベルから高レベルに変化させ、
    前記スイッチ制御回路は、前記第1プレート電圧信号の高レベル期間中に、前記スイッチ制御信号を活性化することを特徴とする半導体集積回路。
  5. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記フローティング防止回路は、
    前記スイッチ制御信号の活性化中にオンし、前記スイッチ制御信号の非活性化中にオフし、前記第1回路ブロックの出力と前記接続ノードとの間に配置されるクロックトインバータを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
  6. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記フローティング防止回路は、
    前記スイッチ制御信号の活性化中にオンし、前記スイッチ制御信号の非活性化中にオフし、一端が前記第1回路ブロックの出力に接続され、他端が前記接続ノードに接続される CMOS スイッチを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
  7. 電源電圧が常時供給される通常電源線と、
    仮想電源線と、
    スイッチ制御信号の活性化に応答して前記通常電源線と前記仮想電源線とを接続する第1スイッチと、
    通常動作モード中に前記スイッチ制御信号を活性化し、低電力モード中に前記スイッチ制御信号を非活性化するスイッチ制御回路と、
    電源端子が前記仮想電源線に接続された第1回路ブロックと、
    電源端子が前記通常電源線に接続された第2回路ブロックと、
    前記第1回路ブロックの出力と前記第2回路ブロックの入力との間に配置されたフローティング防止回路と、
    前記通常動作モードから前記低電力モードへの切り換え時に、第1および第2プレート線に第1および第2プレート電圧信号をそれぞれ生成し、前記低電力モードから前記通常動作モードへの切り換え時に、前記第1プレート線に前記第1プレート電圧信号を生成するプレート電圧発生回路とを備え、
    前記フローティング防止回路は、前記スイッチ制御信号の非活性化を受けて前記第1回路ブロックの出力と前記第2回路ブロックの入力との接続ノードを第1電圧線に接続し、前記スイッチ制御信号の活性化を受けて前記接続ノードと前記第1電圧線との接続を遮断する第2スイッチを備え、
    前記第1回路ブロックは、
    2つのバッファ回路の入力と出力とを互いに接続され、バッファ回路の電源端子が前記仮想電源線に接続されたラッチ回路と、
    前記第1プレート線と前記第2プレート線との間に直列に接続され、中間ノードが前記バッファ回路の一方の入力に接続された一対の第1強誘電体キャパシタと、
    前記第1プレート線と前記第2プレート線との間に直列に接続され、中間ノードが前記バッファ回路の他方の入力に接続された一対の第2強誘電体キャパシタとを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
  8. 請求項7記載の半導体集積回路において、
    前記プレート電圧発生回路は、前記通常動作モードから前記低電力モードへの切り換え時に、前記スイッチ制御信号が非活性化される前に前記第1および第2プレート電圧信号を所定の期間低レベルから高レベルに変化させることを特徴とする半導体集積回路。
  9. 電源電圧が常時供給される通常電源線と、
    仮想電源線と、
    スイッチ制御信号の活性化に応答して前記通常電源線と前記仮想電源線とを接続する第1スイッチと、
    通常動作モード中に前記スイッチ制御信号を活性化し、低電力モード中に前記スイッチ制御信号を非活性化するスイッチ制御回路と、
    電源端子が前記仮想電源線に接続された第1回路ブロックと、
    電源端子が前記通常電源線に接続された第2回路ブロックと、
    前記第1回路ブロックの出力と前記第2回路ブロックの入力との間に配置されたフローティング防止回路と、
    前記通常動作モードから前記低電力モードへの切り換え時に、第1および第2プレート線に第1および第2プレート電圧信号をそれぞれ生成し、前記低電力モードから前記通常動作モードへの切り換え時に、前記第1プレート線に前記第1プレート電圧信号を生成するプレート電圧発生回路とを備え、
    前記フローティング防止回路は、前記スイッチ制御信号の非活性化を受けて前記第1回路ブロックの出力と前記第2回路ブロックの入力との接続ノードを第1電圧線に接続し、前記スイッチ制御信号の活性化を受けて前記接続ノードと前記第1電圧線との接続を遮断する第2スイッチを備え、
    前記第1回路ブロックは、
    2つのバッファ回路の入力と出力とを互いに接続され、バッファ回路の電源端子が前記仮想電源線に接続されたラッチ回路と、
    前記第1プレート線と前記第2プレート線との間に直列に接続され、中間ノードが前記 バッファ回路の一方の入力に接続された一対の強誘電体キャパシタを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
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