JP3503468B2 - 論理回路 - Google Patents

論理回路

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JP3503468B2
JP3503468B2 JP08156298A JP8156298A JP3503468B2 JP 3503468 B2 JP3503468 B2 JP 3503468B2 JP 08156298 A JP08156298 A JP 08156298A JP 8156298 A JP8156298 A JP 8156298A JP 3503468 B2 JP3503468 B2 JP 3503468B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、論理回路に関
し、特に強誘電体をゲート絶縁膜に用いたMFS−FE
T(MFS:Metal Ferroelectric Semiconductor)構
造のトランジスタを用いて構成された論理回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電源をオフにしても信号の状態を保持す
る回路としては、例えばMFS−FETを用いた回路が
ある。図17に、MFS−FETの例として一般的に知
られている構造例を示す。図17(a)は、Nチャネル
MFS−FETの断面構造図である。P型基板(1)
に、N型の拡散領域であるソース(2)とドレイン
(3)が形成されている。また、該ソース(2)とドレ
イン(3)を挟み、強誘電体膜(4)でゲート絶縁膜を
形成し、その上にゲート電極(5)を配した構造を持
つ。
【0003】同様に、図17(b)は、PチャネルMF
S−FETの断面構造図である。P型基板(1)にN型
のウェル(6)を形成し、該ウェル(6)上に、P型の
拡散領域であるソース(7)とドレイン(8)が形成さ
れている。該ソース(7)とドレイン(8)を挟み、強
誘電体膜(4)でゲート絶縁膜を形成し、その上にゲー
ト電極(5)を配した構造を持つ。なお、図17におけ
るソース(2)、(7)、ドレイン(3)、(8)に
は、図示していないが、さらに、配線用の電極が設けら
れ、該電極を介して他の回路との接続が行われる。
【0004】上記のごとき強誘電体には、後記図3で詳
細を説明するように、分極特性があり、一旦、電界を印
加すると、その電界を0に戻しても残留分極が残り、そ
れを無くするには逆方向の電界を印加する必要がある。
このような特性を持つ強誘電体膜を用いたMFS−FE
T、例えば図17(a)のNチャネルMFS−FETで
は、ゲート電極(5)に5Vを印加するとソース
(2)、ドレイン(3)間にチャネルが形成され、導通
状態となる。この時、P基板(1)は0Vにバイアスさ
れているため、強誘電体膜(4)は図3のA点に相当す
る分極を生じ、その後、ゲート電位を0Vに戻しても、
図3のB点に相当する残留分極をもつため、導通状態を
維持する。非導通状態にするには、P基板(1)の電位
0Vに対して負電位、例えば−5Vをゲート電極(5)
に印加すると、強誘電体膜(4)は図3のC点に相当す
る分極を起こし、該MFS−FETは、非導通状態とな
る。その後ゲート電位を0Vに戻しても、図3のD点に
相当する残留分極をもつため、非導通状態を維持する。
図17(b)のPチャネルMFS−FETも、電位の極
性が反対になる他はほぼ同様の動作となるので説明は省
略する。このように、MFS−FETを用いた回路で
は、正負の2電源が必要となり、回路構成が複雑にな
る。
【0005】負電源を用いずに、強誘電体膜を利用した
論理回路の従来例としては、特開平9−27191号公
報に示されるものがある。上記従来例の回路は、強誘電
体メモリ素子を用いたDフリップフロップ回路であり、
書き込み、読み出し、待機の3つの動作状態を備える。
該強誘電体メモリ素子は、2つのゲート、すなわちコン
トロールゲートとフローティングゲートを備え、該2つ
のゲートの間に、強誘電体素子を挟み込む形で構成され
ている。そして書き込み動作時に、入力データに対応し
て確実に強誘電体素子の分極を起こさせるために、カレ
ントミラー回路を始め、いくつかのMOSトランジスタ
を用いて、該2ゲート間に印加される電界の方向を、入
力データの値に対応して切り替える構成になっている。
また、読み出し動作時に、確実にデータを読み出すため
に、定電流源を用いて強誘電体メモリ素子へ電流を供給
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、信号の
状態を保持する回路として、ゲート電極が一つの構造の
もの、所謂MFS−FET構造を用いると、強誘電体素
子を分極させるために負電源が必要になり、設計の複雑
さを増加させる。
【0007】また、前記特開平9−27191号公報の
ような強誘電体メモリ素子を用いたDフリップフロップ
回路では、以下のような問題点があった。すなわち、デ
ータ書き込み動作時に、入力データに対応して強誘電体
素子に印加する電界の方向を切り替えるための2つのゲ
ートを設けているため、通常のDフリップフロップ回路
と異なり、外部からの信号で変化する、書き込み/読み
出し/待機の3つの動作状態が存在し、制御が複雑にな
る。例えば、読み出し動作時に、データ入力端子を、
“H”レベルに保つ必要がある。これは、通常のDフリ
ップフロップ回路では注意の必要が無いものである。大
規模論理回路を設計する際に、使用される数多くの保持
回路について、これらの動作制御を考慮することは、設
計の複雑さを増加させ、またテストパターンなど検査の
ための複雑さも増加させる。さらに、強誘電体膜を挟む
形でゲート電極が2つ必要なため、製造工程が増加す
る。これらの問題点は、開発費・製品価格の増加につな
がる。
【0008】本発明は、上記のごとき従来技術の問題点
を解決するためになされたものであり、負電源が不要で
あり、かつ簡単な回路構成で、論理が変化した状態を検
出して電源オフ時にも保持することの出来る論理回路を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。まず、請求項1に記載の発明は、入力
信号に応じて基板電位を制御すると共に論理回路部の負
荷となるMOS−FET(例えば図1の10)と、MF
S−FETに分極を起こさせる際に、そのソースと電源
線との接続をオフするスイッチング回路として機能する
MOS−FET(例えば図1の13)と、保持回路とな
るMFS−FET(例えば図1の14)とを全てPチャ
ネル型で構成したものである。この構成は例えば後記図
1に示す実施の形態に相当し、上記FET以外の構成要
素は、例えば図1の下記の部分に相当する。すなわち、
負荷は抵抗(15)、第1の信号入力端子はres端子
(16)、第2の信号入力端子はres ̄端子(1
9)、信号の出力端子はOUT端子(20)、第1の電
源端子は電源線(21)、第2の電源端子はグランド線
(22)、論理回路部はMOS−FET(11)と(1
2)の部分に、それぞれ相当する。上記のように構成し
たことにより、従来例では論理回路と基板電位制御回路
と強誘電体メモリ部とを独立に存在させていたのに対
し、論理回路の一部を基板電位制御回路と共有する構造
とすることが出来たので、従来例に比べて小面積で回路
を実現することが可能となり、かつ負電源を用いずに論
理が変化した状態を検出して電源オフ時にも保持するこ
とが出来る。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、入力信号
に応じて基板電位を制御すると共に論理回路部の負荷と
なるMOS−FET(例えば図7の70)と、保持回路
となるMFS−FET(例えば図7の74)とをPチャ
ネル型で構成し、MFS−FETに分極を起こさせる際
に、そのソースと電源線との接続をオフするスイッチン
グ回路として機能するMOS−FET(例えば図7の7
3)をNチャネル型で構成したものである。この構成は
例えば後記図7の実施の形態に相当する。このように構
成したことにより、第1の信号入力端子(例えば図7の
res端子76)にNチャネルのMOS−FET(例え
ば図7の73)のゲートを直接接続することが可能とな
る。その他の作用、効果については請求項1と同様であ
る。
【0011】また、請求項3に記載の発明においては、
入力信号に応じて基板電位を制御すると共に論理回路部
の負荷となるMOS−FET(例えば図9の112)
と、MFS−FETに分極を起こさせる際に、そのソー
スと電源線との接続をオフするスイッチング回路として
機能するMOS−FET(例えば図9の115)と、保
持回路となるMFS−FET(例えば図9の114)と
を全てNチャネル型で構成したものである。この構成は
例えば後記図9に示す実施の形態に相当する。その他の
作用、効果については請求項1と同様である。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、入力信号
に応じて基板電位を制御すると共に論理回路部の負荷と
なるMOS−FET(例えば図12の152)と、保持
回路となるMFS−FET(例えば図12の154)と
をNチャネル型で構成し、MFS−FETに分極を起こ
させる際に、そのソースと電源線との接続をオフするス
イッチング回路として機能するMOS−FET(例えば
図12の155)をPチャネル型で構成したものであ
る。この構成は例えば後記図12の実施の形態に相当す
る。その他の作用、効果については請求項2と同様であ
る。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至請求項4に記載の発明における論理回路部の構成を
示したものであり、複数のMOS−FETからなるOR
回路とAND回路の例を示している。なお、OR回路は
例えば後記図1、図7、図9、図12に記載されてお
り、AND回路は例えば後記図5に記載されている。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、論理回路の一部を基板
電位の制御回路と共有する構造とすることが出来たの
で、従来例に比べて小面積で回路を実現することが可能
となり、かつ負電源を用いずに論理が変化した状態を検
出して電源オフ時にも保持することが出来る。更に本発
明を用いれば、電源をオフしてもその内部状態は保持さ
れるので、電子システム稼動時において適時に使われな
い回路部分の電源をオフし、電子システム全体の省電力
化を図ることが可能となる。なお、本発明を適用する
際、電源をオフする回路の構成要素全てに適用する必要
はなく、オフする回路の出力部分の最終段など必要な個
所に適用すればよい。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1〜図4
は、本発明の第1の実施の形態を示す図であり、図1は
2入力OR論理状態検出保持回路の回路図、図2は一部
の構造断面図、図3は強誘電体の特性図、図4は図1の
回路における信号波形図である。
【0016】まず図1の回路構成を説明する。2入力O
R論理状態検出保持回路は、PチャネルMOS−FET
(10)、NチャネルMOS−FET(11)、Nチャ
ネルMOS−FET(12)、PチャネルMOS−FE
T(13)、PチャネルMFS−FET(14)、抵抗
(15)から構成される。そしてPチャネルMOS−F
ET(10)のソースおよびその基板と、PチャネルM
OS−FET(13)のソースおよびその基板(図2の
Nウェル32)とが電源線(21)に接続され、Pチャ
ネルMOS−FET(10)のゲートと、PチャネルM
FS−FET(14)の基板(図2のNウェル33)
と、res(リセット)端子(16)とが接続され、P
チャネルMOS−FET(10)のドレインと、Pチャ
ネルMFS−FET(14)のゲートと、NチャネルM
OS−FET(11)のドレインと、NチャネルMOS
−FET(12)のドレインとが接続される。また、N
チャネルMOS−FET(11)のゲートは論理信号の
入力端子であるIN端子1(17)に接続され、Nチャ
ネルMOS−FET(12)のゲートは他の論理信号の
入力端子であるIN端子2(18)に接続され、Pチャ
ネルMOS−FET(13)のゲートはres ̄端子
(19)に接続され、PチャネルMOS−FET(1
3)のドレインと、PチャネルMFS−FET(14)
のソースとが接続され、PチャネルMFS−FET(1
4)のドレインと、抵抗(15)の一端とがデータ出力
であるOUT端子(20)に接続される。さらに、Nチ
ャネルMOS−FET(11)のソースおよびその基板
と、NチャネルMOS−FET(12)のソースおよび
その基板と、抵抗(15)の他端とがグランド線(2
2)に接続される。
【0017】上記の回路において、NチャネルMOS−
FET(11)とNチャネルMOS−FET(12)の
部分は、2入力OR回路を構成し、PチャネルMOS−
FET(10)とPチャネルMFS−FET(14)の
部分は論理状態の検出保持回路を構成している。上記P
チャネルMOS−FET(10)は上記2入力OR回路
の負荷としても機能する。また、PチャネルMOS−F
ET(13)は、分極を起こさせる際に、PチャネルM
FS−FET(14)のソースと電源線(21)との接
続をオフするスイッチング回路として機能する(詳細後
述)。なお、図1においては、論理回路部として2入力
OR回路を例示したが、3入力以上のOR回路でも、N
チャネルMOS−FETを入力の数だけ並列接続(各ソ
ース同士、ドレイン同士を接続)すれば容易に構成でき
る。
【0018】また、図2は、上記図1の回路におけるP
チャネルMOS−FET(13)とPチャネルMFS−
FET(14)の部分の断面図である。図2において、
PチャネルMOS−FET(13)はP基板(31)上
に構成され、Nウェル(32)と、基板コンタクト(3
4)と、ソース(35)と、ゲート酸化膜(36)と、
ゲート電極(37)と、ドレイン(38)とから成る。
PチャネルMFS−FET(14)は同じくP基板(3
1)上に構成され、Nウェル(33)と、基板コンタク
ト(39)と、ソース(40)と、強誘電体膜(41)
と、ゲート電極(42)と、ドレイン(43)とから成
る。
【0019】なお、図1の回路中、PチャネルMOS−
FET(10)、NチャネルMOS−FET(11)、
NチャネルMOS−FET(12)、抵抗(15)の部
分の構造は特に図示しないが、一般的なCMOSプロセ
スで作られるデバイス構造を取るものとする。また、前
記図1の回路の接続の説明中で、基板と記載してあるの
は、図2に示す全体の基板(31)のことではなく、そ
れぞれのFETが形成されている部分(例えばNウェル
32や33)を意味する。図2に示していないFETに
ついても同様である。
【0020】ここで図3を用いて、強誘電体の分極特性
を概説する。図3は、強誘電体膜に印加する電界Eと、
強誘電体膜に生じる分極Pとの関係を示す特性図であ
る。強誘電体膜に、図3のE軸の正方向に、或る大きさ
の電界を印加すると、該強誘電体膜には図3のA点に相
当する分極が生じる。この分極は印加していた電界を0
に戻しても残り、残留分極として、図3のB点の値を持
つ。さらに、この状態の強誘電体膜に、E軸の負方向に
ある大きさの電界を印加すると、C点に相当する分極を
生じる。この分極は、印加していた電界を0に戻しても
残り、残留分極として、図3のD点の値を持つ。
【0021】次に、図4はres端子(16)、res
 ̄端子(19)、IN端子1(17)、IN端子2(1
8)の入力信号およびOUT端子(20)の出力信号の
波形図である。なお、以下の説明において、電源線(2
1)にはVDDという電源電圧が印加されているものと
する。またres ̄端子(19)にはres端子(1
6)へ入力される信号の逆位相の信号が入力される。
【0022】以下、図4に基づいて回路動作を説明す
る。本回路はリセット動作および検出保持動作の2つの
動作状態が存在する。まず、リセット動作における回路
各部の電位の状態を説明する。res端子(16)の電
位レベルがGND(したがってres ̄端子は“H”)
になると、PチャネルMOS−FET(10)はオン
し、PチャネルMOS−FET(13)はオフし、図中
a点の電位レベルはVDDとなる。このときPチャネル
MFS−FET(14)の基板電位はGNDであるか
ら、PチャネルMFS−FET(14)の強誘電体膜
(41)に電界が掛かり、PチャネルMFS−FET
(14)が非導通状態となるような分極が強誘電体膜
(41)に生じる(図3のC点)。このようにPチャネ
ルMFS−FET(14)が非導通状態なので、出力で
あるOUT端子(20)の電位レベルはGNDとなる。
この状態で回路はリセットされたことになる。
【0023】ここで、PチャネルMOS−FET(1
3)によるスイッチング機能について説明する。上記の
分極を起こさせる際に、PチャネルMFS−FET(1
4)のソースとVDDとの接続を、PチャネルMOS−
FET(13)を用いて断つのは以下の理由からであ
る。すなわちPチャネルMFS−FET(14)のソー
スはP型、基板(Nウェル33)はN型のため、その間
にPN接合が存在する。仮にソースをVDDにしておく
と、分極を起こさせる時は、基板をGNDにするので、
このPN接合が順バイアスとなって大電流が流れてしま
う。よってリセット動作する時すなわち基板をGNDに
する際には、PチャネルMOS−FET(13)を用い
てPチャネルMFS−FET(14)のソースとVDD
の接続をオフにする構造としている。
【0024】次に検出保持動作における回路各部の電位
の状態を説明する。IN端子1(17)およびIN端子
2(18)の電位がGNDのままであれば、Nチャネル
MOS−FET(11)とNチャネルMOS−FET
(12)は共にオフなので、PチャネルMFS−FET
(14)の分極状態は変わらず、非導通状態のため、O
UT端子(18)の電位レベルはGNDとなる。
【0025】一方、IN端子2(18)の電位がGND
からVDDになるとNチャネルMOS−FET(12)
はオンし、図中a点の電位レベルはGNDとなる。この
ときres端子(16)の電位レベルはVDDなのでP
チャネルMFS−FET(14)の基板電位はVDDに
なり、PチャネルMFS−FET(14)の強誘電体膜
(41)には、PチャネルMFS−FET(14)が導
通状態となるような分極(図3のA点)が生じる。この
ときPチャネルMOS−FET(13)およびPチャネ
ルMFS−FET(14)が導通状態なので、出力であ
るOUT端子(20)の電位レベルはVDDとなる。同
様に、IN端子1(17)の電位がGNDからVDDに
なっても同じ動作となる。つまり本回路はIN端子1
(17)とIN端子2(18)の少なくとも一方が
“H”になった状態、すなわち2入力のOR(論理和)
を検出して保持したことになる。
【0026】また、一旦、IN端子1(17)とIN端
子2(18)のOR出力(“H”)を検出して保持する
と、その後、IN端子1(17)とIN端子2(18)
の入力が変化してもOUT端子(20)の電位レベルは
変化しない。なぜなら定常状態ではres端子(16)
の電位レベルはVDDなので、PチャネルMFS−FE
T(14)の基板もVDDとなり、図中a点がVDDも
しくはGNDになっても、PチャネルMFS−FET
(14)が非導通状態になるような分極が強誘電体膜
(41)に生じないからである。
【0027】上記のように本回路では、PチャネルMF
S−FET(14)の強誘電体膜(41)に分極を起こ
させるための基板電位制御回路を基本的にはPチャネル
MOS−FET(10)のみで構成している。そして、
このトランジスタは論理回路部〔この実施の形態ではN
チャネルMOS−FET(11)とNチャネルMOS−
FET(12)からなる2入力OR回路〕の負荷トラン
ジスタの役目も果たしている。つまり前記特開平9−2
7191号公報の従来技術では、状態検出保持回路を構
成するのに論理回路と基板電位制御回路とメモリ部を独
立に存在させていたのに対し、本実施の形態では論理回
路の一部を基板電位制御回路と共有する構造としたの
で、これにより従来例に比べて小面積で論理状態の変化
を検出して保持する回路を実現することが可能となる。
【0028】更に電源の供給が断たれても、Pチャネル
MFS−FET(14)の強誘電体膜(41)の分極状
態は残るので、本回路の論理状態は保存される。つまり
本発明による状態検出保持回路は、従来例より小面積で
電源オフ時に論理状態を保持する機能を有することが可
能となり、かつ負電源を必要としない。
【0029】(第2の実施の形態)図5および図6は、
本発明の第2の実施の形態を示す図であり、図5は2入
力AND状態検出保持回路の回路図、図6は図5の信号
波形図である。図5の回路において、前記図1の実施の
形態との違いは,論理回路部において2入力AND論理
を構成している点のみである。すなわち、NチャネルM
OS−FET(51)とNチャネルMOS−FET(5
2)とで2入力AND回路を構成しており、その他の部
分は前記図1と同じである。図5において、50はPチ
ャネルMOS−FET、51はNチャネルMOS−FE
T、52はNチャネルMOS−FET、53はPチャネ
ルMOS−FET、54はPチャネルMFS−FET、
55は抵抗、56はres端子、57はIN端子1、5
8はIN端子2、59はres ̄端子、60はOUT端
子、61は電源線、、62はグランド線である。なお、
ここでは2入力のAND回路を例示したが、3入力以上
であってもよい。例えば、複数のNチャネルMOS−F
ETを直列接続(一つのFETのソースを次のFETの
ドレインに順次接続)し、最端のドレインをa点に、他
の最端のソースと各FETの基板とをグランド線(6
2)に接続し、各ゲートを各論理信号の入力端子とすれ
ばよい。
【0030】この回路の動作は、図6に示すように、I
N端子1(57)とIN端子2(58)の両方がVDD
となった時に、OUT端子(60)の電位レベルが
“H”になる。電源をオフにしても上記の状態を保持す
ることは前記図1と同様である。
【0031】(第3の実施の形態)図7および図8は、
本発明の第3の実施の形態を示す図であり、図7は2入
力OR状態検出保持回路の回路図、図8は一部の構造を
示す断面図である。前記第1の実施の形態との違いは、
図1のPチャネルMOS−FET(13)の代わりにN
チャネルのMOS−FET(73)を用いていることで
ある。すなわち、図7の回路では、リセット動作時すな
わち基板をGNDにする時、PチャネルのMFS−FE
T(74)のソースとVDDの接続を断つのにNチャネ
ルのMOS−FET(73)を用いている。こうするこ
とによりres端子(76)にNチャネルのMOS−F
ET(73)のゲートを直接接続することが可能とな
る。したがって逆位相のres ̄信号は不要になる。た
だしNチャネルのMOS−FET(73)をVDDレベ
ルでオンさせるため、OUT端子(79)の出力電位の
“H”レベルは(VDD−Vthn)となる。ただしVthn
はNチャネルのMOS−FET(73)のしきい値であ
る。
【0032】また、NチャネルのMOS−FET(7
3)とPチャネルのMFS−FET(74)の部分の構
造は図8の断面図に示すようになる。なお、図7、図8
において、70はPチャネルMOS−FET、71はN
チャネルMOS−FET、72はNチャネルMOS−F
ET、73はNチャネルMOS−FET、74はPチャ
ネルMFS−FET、75は抵抗、76はres端子、
77はIN端子1、78はIN端子2、79はOUT端
子、80は電源線、81はグランド線、90はP基板、
91はソース、92はゲート酸化膜、93はゲート電
極、94はドレイン、95は基板コンタクト、96はソ
ース、97は強誘電体膜、98はゲート電極、99はド
レイン、100基板コンタクト、101はPチャネルM
FS−FET(74)の基板となるNウェルである。
【0033】また、本実施の形態では、論理回路部とし
て2入力OR回路を構成した場合を例示したが、前記図
4に示したような2入力AND回路も構成できる。ま
た、3入力以上でも前記と同様に可能である。
【0034】(第4の実施の形態)図9〜図11は、本
発明の第4の実施の形態を示す図であり、図9は2入力
OR状態検出保持回路の回路図、図10は一部の構造を
示す断面図、図11は図9の回路の信号波形図である。
この実施の形態は、前記第1の実施の形態におけるP型
とN型を反転した構成を示す。図9において、Pチャネ
ルMOS−FET(110)とPチャネルMOS−FE
T(111)が2入力OR回路を構成している。また、
NチャネルMOS−FET(118)はNチャネルのM
FS−FET(114)の強誘電体膜(135)に分極
を起こさせるための基板電位制御回路と論理回路部の負
荷トランジスタとの両方の機能を有している。また、N
チャネルMOS−FET(115)は図1のPチャネル
MOS−FET(13)に相当する。
【0035】また、図10は、NチャネルのMFS−F
ET(114)とNチャネルのMOS−FET(11
5)の部分の断面図を示す。図示の構造では、P基板
(130)内に設けたNウェル(131)内に、さらに
Pウェル(132)を設けた2重ウェル構造とし、Nチ
ャネルのMFS−FET(114)の基板電位をVDD
にできるようにしているのが特徴である。
【0036】なお、図9および図10において、110
はPチャネルMOS−FET、111はPチャネルMO
S−FET、112はNチャネルMOS−FET、11
3は抵抗、114はNチャネルMFS−FET、115
はNチャネルMOS−FET、116はIN端子1、1
17はIN端子2、118はres端子、119はre
s ̄端子、120はOUT端子、121は電源線、12
2はグランド線、130はP基板、131はNウェル、
132はPウェル、133は基板コンタクト、134は
ドレイン、135は強誘電体膜、136はゲート電極、
137はソース、138は基板コンタクト、139はド
レイン、140はゲート酸化膜、141はゲート電極、
142はソース、143は基板コンタクトである。
【0037】図9の回路における信号波形は、図11に
示すように、回路各部の電位が前記図4と全て逆にな
る。なお、本実施の形態では論理回路部を2入力OR回
路としているが、2入力AND回路も構成できる。ま
た、3入力以上でも前記と同様に可能である。
【0038】(第5の実施の形態)図12および図13
は、本発明の第5の実施の形態を示す図であり、図12
は2入力OR状態検出保持回路の回路図、図13は一部
の構造断面図である。本実施の形態は、第1の実施の形
態のP型とN型を反転し、さらにリセット動作用のMO
S−FETとしてPチャネルのMOS−FET(15
5)を用いている。このように構成することにより、r
es端子(158)にPチャネルのMOS−FET(1
55)のゲートを直接接続することが可能となる。ただ
しPチャネルのMOS−FET(155)のゲートをG
NDレベルにしてオンさせるため、OUT端子(15
9)の出力電位の“L”レベルはGND+┃Vthp┃と
なる。なお、VthpはPチャネルのMOS−FET(1
55)のしきい値を示す。
【0039】また、図13はNチャネルのMFS−FE
T(154)とPチャネルのMOS−FET(155)
の部分の構造断面図である。図13においては、前記図
10と同様に、NチャネルのMFS−FET(154)
の基板電位をVDDにできるように2重ウェル構造(1
71と172)としているのが特徴である。
【0040】図12および図13において、150はP
チャネルMOS−FET、151はPチャネルMOS−
FET、152はNチャネルMOS−FET、153は
抵抗、154はNチャネルMFS−FET、155はP
チャネルMOS−FET、156はIN端子1、157
はIN端子2、158はres端子、159はOUT端
子、160は電源線、161はグランド線、170はP
基板、171はNウェル、172はPウェル、173は
Nウェル、174は基板コンタクト、175はドレイ
ン、176は強誘電体膜、177はゲート電極、178
はソース、179は基板コンタクト、180はソース、
181はゲート酸化膜、182はゲート電極、183は
ドレイン、184は基板コンタクト、185は基板コン
タクトである。
【0041】なお、本実施の形態では論理回路部を2入
力OR回路としているが、前記図5と同様の2入力AN
D回路も構成できる。また、3入力以上でも前記と同様
に可能である。
【0042】以上説明してきたように、強誘電体FET
を用いた論理回路において、従来技術では状態検出保持
回路を構成するのに論理回路部と基板電位制御回路部と
保持回路部とを独立に存在させていたのに対し、本発明
においては論理回路の一部を基板電位制御回路と共有す
る構造とした。これにより従来例に比べて小面積で状態
検出保持回路を実現することが可能となった。
【0043】また、これまでの実施の形態では、電源を
オフしてもその内部状態は保持されるので、電子システ
ム稼動時において、適時、使われない回路部分の電源を
オフし、電子システム全体の省電力化を図ることが可能
となる。
【0044】なお、これまでの説明では、デバイス構造
として接合分離型の場合について例示したが、SOI構
造でも実現可能であり、こうすれば第4、第5の実施の
形態で示したような2重ウェル構造は不要となる。
【0045】また、論理回路部として2入力OR回路、
2入力AND回路の場合について説明してきたが、それ
らは一例であり、NOR、NAND、EXOR等の他の
論理回路を組み合わせることも勿論可能である。すなわ
ち、これまでの実施の形態の回路において、論理回路部
として他の論理を組み込めばよい。
【0046】(第6の実施の形態)次に、図14および
図15は、本発明の第6の実施の形態を示す図であり、
図14は相補型インバータの回路図、図15は図14の
回路の信号波形図である。
【0047】まず回路構成を説明する。破線で囲んだ部
分の強誘電体インバータ(220)は、PチャネルMF
S−FET(209)、NチャネルMFS−FET(2
10)、抵抗(212−a)、(212−b)、強誘電
体キャパシタ(211−a)、(211−b)から構成
されている。そしてPチャネルMFS−FET(20
9)のソースおよび基板は、電源線(213)と、抵抗
(212−a)の一端に接続され、PチャネルMFS−
FET(209)のゲートは、抵抗(212−a)の他
端と、強誘電体キャパシタ(211−a)の一端に接続
され、NチャネルMFS−FET(210)のソースお
よび基板は、グランド線(214)と、抵抗(212−
b)の一端に接続され、NチャネルMFS−FET(2
10)のゲートは、抵抗(212−b)の他端と、強誘
電体キャパシタ(211−b)の一端に接続され、強誘
電体キャパシタ(211−a)、(211−b)の他端
は共に、入力端子(215)に接続される。MFS−F
ET(209)と(210)のドレインは共に、出力端
子(216)に接続されている。
【0048】以下、図15に基づいて図14の回路の動
作を説明する。なお、以下の説明において、電源線(2
13)には5Vの電源電圧が印加されているものとす
る。まず、入力が0V→5Vに立ち上がる時の回路各部
の電位の状態を説明する。図14中のGpの点には、強
誘電体キャパシタ(211−a)と抵抗(212−a)
で構成される微分回路によって、入力信号の電位が一定
の時は5Vで、0V→5Vに立ち上がった時には図15
に示すような微分パルスが加わる。これによってPチャ
ネルMFS−FET(209)の強誘電体膜には、一瞬
電界がかかり、PチャネルMFS−FET(209)が
非導通状態となるような分極を生じる。同様に図14中
のGnの点には、強誘電体キャパシタ(211−b)と
抵抗(212−b)で構成される微分回路によって、入
力信号の電位が一定の時は0Vで、0V→5Vに立ち上
がった時には図15に示すような微分パルスが加わる。
これによってNチャネルMFS−FET(210)の強
誘電体膜には、一瞬電界がかかり、NチャネルMFS−
FET(210)が導通状態となるような分極を生じ
る。よって出力端子(216)は0V→5Vとなる。こ
の論理状態は電源をオフしても、PチャネルMFS−F
ET(209)とNチャネルMFS−FET(210)
の強誘電体膜の分極によって保持されることになる。
【0049】次に、入力が5V→0Vに立ち下がった時
は、上記動作が全て逆となり、PチャネルMFS−FE
T(209)は導通状態、NチャネルMFS−FET
(210)は非導通状態となる。よって出力端子(21
6)は5V→0Vとなる。この論理状態は、電源がオフ
しても上記の場合と同様に保持される。
【0050】このように強誘電体インバータ(220)
は通常のインバータと全く同じ論理動作を行い、また電
源の供給が断たれても、論理状態は保持される。つまり
本発明による強誘電体インバータ(220)は従来技術
で必要とされてきた負電源や複雑な制御なしで、電源オ
フ時に論理状態を保持することが可能となる。
【0051】(第7の実施の形態)図16は、本発明の
第7の実施の形態を示す回路図であり、強誘電体ラッチ
回路の例を示す。まず回路構成を説明する。破線で囲ま
れた部分の強誘電体ラッチ回路(230)は、前記図1
4に示した強誘電体インバータ(220)、CMOSイ
ンバータ(221)、トランスミッションゲート(22
2−a)、トランスミッションゲート(222−b)か
ら構成される。そして強誘電体ラッチ回路(230)の
データ入力端子Dはトランスミッションゲート(222
−b)の一端に接続され、トランスミッションゲート
(222−b)の他端は、トランスミッションゲート
(222−a)の一端と、CMOSインバータ(22
1)の入力端子に接続され、CMOSインバータ(22
1)の出力端子は、強誘電体インバータ(220)の入
力端子に接続され、強誘電体インバータ(220)の出
力端子は、トランスミッションゲート(222−a)の
他端と、強誘電体ラッチ回路(230)のデータ出力端
子Qに接続される。またトランスミッションゲート(2
22−b)の制御端子には、強誘電体ラッチ回路(23
0)のラッチイネーブル端子Gが接続され、トランスミ
ッションゲート(222−a)の制御端子には、強誘電
体ラッチ回路(230)のラッチイネーブル端子Gの後
にインバータを介したG ̄が接続される。ただし、Gと
G ̄は逆位相の信号が入力することを示す。
【0052】なお、上記のトランスミッションゲートと
は、PチャネルMOS−FETとNチャネルMOS−F
ETとが並列に接続され、一方のゲートと他方のゲート
とがインバータを介して接続され、ゲート信号に応じて
PチャネルMOS−FETとNチャネルMOS−FET
とが同時にオン、オフするスイッチング回路である。
【0053】次に回路動作を説明する。なお強誘電体イ
ンバータ(220)は第6の実施の形態と全く同じに動
作する。
【0054】まず、ラッチイネーブル端子Gが“H”つ
まりトランスミッションゲート(222−b)がオン、
トランスミッションゲート(222−a)がオフの時
は、強誘電体ラッチ回路(230)のデータ入力端子D
の値がCMOSインバータ(221)と強誘電体インバ
ータ(220)を介してスルー状態で強誘電体ラッチ回
路(230)の出力端子に出力される。
【0055】次に、ラッチイネーブル端子Gが“L”つ
まりトランスミッションゲート(222−b)がオフ、
トランスミッションゲート(222−a)がオンになる
と、強誘電体ラッチ回路(230)のデータ入力が遮断
され、CMOSインバータ(221)と強誘電体インバ
ータ(220)によって、ラッチイネーブル端子Gが
“L”になる直前の強誘電体ラッチ回路(230)のデ
ータ入力端子Dの値が保持され、強誘電体インバータ
(220)の出力端子に出力される。
【0056】この実施の形態においても第6の実施の形
態と同様に、強誘電体インバータ(220)には電源が
オフしても論理状態は保持されているので、強誘電体ラ
ッチ回路(230)の論理も当然保持される。このよう
に強誘電体ラッチ回路(230)は通常のラッチ回路と
全く同じ論理動作を行い、かつ従来技術で必要とされて
きた負電源や複雑な制御なしで電源の供給が断たれて
も、その論理状態を保持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である2入力OR状
態検出保持回路の回路図。
【図2】第1の実施の形態における一部のトラシジスタ
の構造断面図。
【図3】強誘電体の分極特性を示す特性図。
【図4】第1の実施の形態の回路各部の電位レベルを示
す信号波形図。
【図5】本発明の第2の実施の形態である2入力AND
状態検出保持回路の回路図。
【図6】第2の実施の形態の回路各部の電位レベルを示
す信号波形図。
【図7】本発明の第3の実施の形態である2入力OR状
態検出保持回路の回路図。
【図8】第3の実施の形態における一部のトラシジスタ
の構造断面図。
【図9】本発明の第4の実施の形態である2入力OR状
態検出保持回路の回路図。
【図10】第4の実施の形態における一部のトラシジス
タの構造断面図。
【図11】第4の実施の形態の回路各部の電位レベルを
示す信号波形図。
【図12】本発明の第5の実施の形態である2入力OR
状態検出保持回路の回路図。
【図13】第5の実施の形態における一部のトラシジス
タの構造断面図。
【図14】本発明の第6の実施の形態である強誘電体イ
ンバータの回路図。
【図15】第6の実施の形態の回路各部の電位レベルを
示す信号波形図。
【図16】本発明の第7の実施の形態である強誘電体ラ
ッチ回路の回路図。
【図17】PチャネルMFS−FETとNチャネルMF
S−FETの従来例の断面図。
【符号の説明】
1…P基板 2…ソース 3…ドレイン 4…強誘電体
膜 5…ゲート電極 6…Nウェル 7…ソース 8…ドレイン 10…PチャネルMOS−FET 11…Nチャ
ネルMOS−FET 12…NチャネルMOS−FET 13…Pチャ
ネルMOS−FET 14…PチャネルMFS−FET 15…抵抗 16…res端子 17…IN端
子1 18…IN端子2 19…res
 ̄端子 20…OUT端子 21…電源線 22…グランド線 31…P基板 32…Nウェル 33…Nウェ
ル 34…基板コンタクト 35…ソース 36…ゲート酸化膜 37…ゲート
電極 38…ドレイン 39…基板コ
ンタクト 40…ソース 41…強誘電
体膜 42…ゲート電極 43…ドレイ
ン 44…基板コンタクト 50…Pチャ
ネルMOS−FET 51…NチャネルMOS−FET 52…Nチャ
ネルMOS−FET 53…PチャネルMOS−FET 54…Pチャ
ネルMFS−FET 55…抵抗 56…res
端子 57…IN端子1 58…IN端
子2 59…res ̄端子 60…OUT
端子 61…電源線 62…グラン
ド線 70…PチャネルMOS−FET 71…Nチャ
ネルMOS−FET 72…NチャネルM0S−FET 73…Nチャ
ネルMOS−FET 74…PチャネルMFS−FET 75…抵抗 76…res端子 77…IN端
子1 78…IN端子2 79…OUT
端子 80…電源線 81…グラン
ド線 90…P基板 91…ソース 92…ゲート酸化膜 93…ゲート
電極 94…ドレイン 95…基板コ
ンタクト 96…ソース 97…強誘電
体膜 98…ゲート電極 99…ドレイ
ン 100…基板コンタクト 101…Nウ
ェル 110…PチャネルMOS−FET 111…Pチ
ャネルMOS−FET 112…NチャネルMOS−FET 113…抵抗 114…NチャネルMFS−FET 115…Nチ
ャネルMOS−FET 116…IN端子1 117…IN
端子2 118…res端子 119…re
s ̄端子 120…OUT端子 121…電源
線 122…グランド線 130…P基
板 131…Nウェル 132…Pウ
ェル 133…基板コンタクト 134…ドレ
イン 135…強誘電体膜 136…ゲー
ト電極 137…ソース 138…基板
コンタクト 139…ドレイン 140…ゲー
ト酸化膜 141…ゲート電極 142…ソー
ス 143…基板コンタクト 150…Pチ
ャネルMOS−FET 151…PチャネルMOS−FET 152…Nチ
ャネルMOS−FET 153…抵抗 154…Nチ
ャネルMFS−FET 155…PチャネルMOS−FET 156…IN
端子1 157…IN端子2 158…re
s端子 159…OUT端子 160…電源
線 161…グランド線 170…P基
板 171…Nウェル 172…Pウ
ェル 173…Nウェル 174…基板
コンタクト 175…ドレイン 176…強誘
電体膜 177…ゲート電極 178…ソー
ス 179…基板コンタクト 180…ソー
ス 181…ゲート酸化膜 182…ゲー
ト電極 183…ドレイン 184…基板
コンタクト 185…基板コンタクト 209…Pチ
ャネルMFS−FET 210…NチャネルMFS−FET 211−a、211−b…強誘電体キャパシタ 212−a、212−b…抵抗 213…電源
線 214…グランド線 215…入力
端子 216…出力端子 220…強誘
電体インバータ 221…CMOSインバータ 230…強誘
電体ラッチ回路 222−a、222−b…トランスミッションゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/788 H03K 3/356 D 29/792 H03K 3/356 19/20 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 19/0944 - 19/20 H01L 21/8238 - 29/792

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のPチャネルMOS−FETと、第2
    のPチャネルMOS−FETと、PチャネルMFS−F
    ETと、負荷と、第1の信号入力端子と、該第1の信号
    入力端子に入力する信号の逆位相の信号が入力する第2
    の信号入力端子と、信号の出力端子と、第1の電源端子
    と、該第1の電源端子と電位の異なる第2の電源端子
    と、論理を出力するための負荷部分を持たない論理回路
    部と、を有し、 前記第1のPチャネルMOS−FETのソースおよび当
    該基板と、前記第2のPチャネルMOS−FETのソー
    スおよび当該基板とが前記第1の電源端子に接続され、 前記第1のPチャネルMOS−FETのゲートと、前記
    PチャネルMFS−FETの基板とが前記第1の信号入
    力端子に接続され、 前記第2のPチャネルMOS−FETのドレインと、前
    記PチャネルMFS−FETのソースとが接続され、 前記PチャネルMFS−FETのドレインと、前記負荷
    の一端とが、前記出力端子に接続され、 前記第1のPチャネルMOS−FETのドレインと、前
    記PチャネルMFS−FETのゲートとが、前記論理回
    路部の出力端に接続され、 前記負荷の他端と、前記論理回路部の電源端とが前記第
    2の電源端子に接続されたことを特徴とする論理回路。
  2. 【請求項2】PチャネルMOS−FETと、Nチャネル
    MOS−FETと、PチャネルMFS−FETと、負荷
    と、第1の信号入力端子と、信号の出力端子と、第1の
    電源端子と、該第1の電源端子と電位の異なる第2の電
    源端子と、論理を出力するための負荷部分を持たない論
    理回路部と、を有し、 前記PチャネルMOS−FETのソースおよび当該基板
    と、前記NチャネルMOS−FETのドレインとが前記
    第1の電源端子に接続され、 前記PチャネルMOS−FETのゲートと、前記Nチャ
    ネルMOS−FETのゲートと、前記PチャネルMFS
    −FETの基板とが前記第1の信号入力端子に接続さ
    れ、 前記NチャネルMOS−FETのソースと、前記Pチャ
    ネルMFS−FETのソースとが接続され、 前記PチャネルMFS−FETのドレインと、前記負荷
    の一端とが、前記出力端子に接続され、 前記PチャネルMOS−FETのドレインと、前記Pチ
    ャネルMFS−FETのゲートとが、前記論理回路部の
    出力端に接続され、 前記NチャネルMOS−FETの基板と、前記負荷の他
    端と、前記論理回路部の電源端とが前記第2の電源端子
    に接続されたことを特徴とする論理回路。
  3. 【請求項3】第1のNチャネルMOS−FETと、第2
    のNチャネルMOS−FETと、NチャネルMFS−F
    ETと、負荷と、第1の信号入力端子と、該第1の信号
    入力端子に入力する信号の逆位相の信号が入力する第2
    の信号入力端子と、信号の出力端子と、第1の電源端子
    と、該第1の電源端子と電位の異なる第2の電源端子
    と、論理を出力するための負荷部分を持たない論理回路
    部と、を有し、 前記第1のNチャネルMOS−FETのソースおよび当
    該基板と、前記第2のNチャネルMOS−FETのソー
    スおよび当該基板とが前記第2の電源端子に接続され、 前記第1のNチャネルMOS−FETのゲートと、前記
    NチャネルMFS−FETの基板とが前記第1の信号入
    力端子に接続され、 前記第2のNチャネルMOS−FETのドレインと、前
    記NチャネルMFS−FETのソースとが接続され、 前記NチャネルMFS−FETのドレインと、前記負荷
    の一端とが、前記出力端子に接続され、 前記第1のNチャネルMOS−FETのドレインと、前
    記NチャネルMFS−FETのゲートとが、前記論理回
    路部の出力端に接続され、 前記負荷の他端と、前記論理回路部の電源端とが前記第
    1の電源端子に接続されたことを特徴とする論理回路。
  4. 【請求項4】NチャネルMOS−FETと、Pチャネル
    MOS−FETと、NチャネルMFS−FETと、負荷
    と、第1の信号入力端子と、信号の出力端子と、第1の
    電源端子と、該第1の電源端子と電位の異なる第2の電
    源端子と、論理を出力するための負荷部分を持たない論
    理回路部と、を有し、 前記NチャネルMOS−FETのソースおよび当該基板
    と、前記PチャネルMOS−FETのドレインとが前記
    第2の電源端子に接続され、 前記NチャネルMOS−FETのゲートと、前記Pチャ
    ネルMOS−FETのゲートと、前記NチャネルMFS
    −FETの基板とが前記第1の信号入力端子に接続さ
    れ、 前記PチャネルMOS−FETのソースと、前記Nチャ
    ネルMFS−FETのソースとが接続され、 前記NチャネルMFS−FETのドレインと、前記負荷
    の一端とが、前記出力端子に接続され、 前記NチャネルMOS−FETのドレインと、前記Nチ
    ャネルMFS−FETのゲートとが、前記論理回路部の
    出力端に接続され、 前記PチャネルMOS−FETの基板と、前記負荷の他
    端と、前記論理回路部の電源端とが前記第1の電源端子
    に接続されたことを特徴とする論理回路。
  5. 【請求項5】前記論理回路部は、複数のMOSFETか
    らなり、それらのソース同士およびドレイン同士がそれ
    ぞれ接続されて、一方が前記出力端となり、他方が前記
    電源端となり、それぞれのゲートが複数の論理信号の入
    力端子となるOR回路であるか、或いは複数のMOSF
    ETからなり、一つのMOSFETのソースが次のMO
    SFETのドレインに順次接続され、最端のソースと他
    の最端のドレインとの一方が前記出力端となり、他方が
    前記電源端となり、それぞれのゲートが複数の論理信号
    の入力端子となるAND回路である、ことを特徴とする
    請求項1乃至請求項4の何れかに記載の論理回路。
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