JP5128980B2 - 半導体集積回路の設計方法及び半導体集積回路 - Google Patents

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Description

この発明は、電源遮断機能を有するセルを含む半導体集積回路の設計方法及び半導体集積回路に関する。
複数のセルからなる半導体集積回路を設計する際、セルの待機時におけるリーク電流の軽減を図るべく微粒度(Fine Grain)型電源遮断方式を採用する方法が考えられる。なお、微粒度型電源遮断とは、セル(論理ゲート)1個当たりに電源遮断要スイッチを1個設けて遮断することを意味する。しかし、微粒度型電源遮断方式を採用すると電源遮断用の制御素子が多くなるという問題があった。
微粒度型電源遮断方式に対して、所定数のセルを含む回路ブロック単位に電源遮断を行う、粗粒度(Coarse Grain)型電源遮断方式がある。この方式は、微粒度型に比べて、より待機電力を小さく、回路面積を縮小し易いという特徴を持っている。なお、粗粒度型電源遮断方式については例えば非特許文献1に開示されている。
しかし、粗粒度型電源遮断方式の場合は個別のセルに対する電源遮断制御ができないという問題があった。
これらの問題を解決する1方法として提案している技術が非特許文献2に開示されている。この技術は、制御回路を階層構造にすることにより冗長な回路をできるだけ不要にしようというアプローチに基づく技術である。
また、微粒度型、粗粒度型のいずれの電源遮断方式をとる場合にも、あるブロック(セル)を考えた際にはすべてのセルに対して電源遮断構造を付加する構造をとっている。
[DAC 2006] 「TSMCとARMが65nm世代のテスト・チップで協業,消費電力を動作時に半減,待機時は1/10に」、インターネット<URL : http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060726/119518/> 菅野 雄介他、「90nm世代モバイルSoCの低電力化を実現する階層型多分割電源遮断回路技術」、電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 Vol.106, No.71(20060518) pp. 25-30
動的な充放電電力はセルを動作させないようにすることで削減できるため、電源遮断方式の目的は主にリーク電力を削減することにある。このため、電源遮断を制御するために必要になる回路で発生する電力と電源遮断をすることによって削減できるリーク電力とのトレードオフを解決する必要がある。そのためには、リーク電流の多いセルのみに電源遮断を行い、かつ、リーク電流が多くないセルには電源遮断を行わないという微粒度型での電源遮断制御が考えられる。
この場合、電源遮断機能を有する第1種のセルと電源遮断機能を有さない第2種のセルとが混在することになり、第1種のセルから第2種のセルへの信号やり取りが増えることになる。第1種のセルが電源遮断を行っている状況下で、第1種のセルから第2種のセルへの信号伝搬を考えると、電源遮断時の第1種のセルの出力信号が不定になっているため、第2種のセルで貫通電流が流れてしまうという問題点があり、この問題点を回避するための貫通電流対策が必要となる。
図13は貫通電流対策が必要な一回路構成を示す回路図である。同図(a) に示すように、この回路は直列に接続されたインバータG50及びG60を含む回路である。
同図(b) に示すように、インバータG50は、電源電圧Vdd,接地レベル間に直列に接続されたPMOSトランジスタQ51,NMOSトランジスタQ52及びQ53から構成される。PMOSトランジスタQ51及びNMOSトランジスタQ52のゲート電極(入力部)は共通に接続され、PMOSトランジスタQ51(Q52)のドレインが出力部となる。
NMOSトランジスタQ53はNMOSトランジスタQ52のソースと接地レベルとの間に介挿され、ゲート電極に外部より制御信号SC10を受ける。したがって、“L”の制御信号SC10を付与することにより、NMOSトランジスタQ53をオフさせることにより、インバータG50を強制的に電源遮断状態に設定することができる。このように、NMOSトランジスタQ53は電源遮断スイッチSW11として機能するため、インバータG50は電源遮断機能を有する第1種のセルとなる。
一方、インバータG60は、電源電圧Vdd,接地レベル間に直列に接続されたPMOSトランジスタQ61及びNMOSトランジスタQ62から構成される。PMOSトランジスタQ61及びNMOSトランジスタQ62のゲート電極(入力部)であるノードN60は共通にPMOSトランジスタQ51のドレイン(インバータG50の出力部)であるノードN50に接続され、PMOSトランジスタQ61(Q62)のドレインが出力部となる。インバータG60はNMOSトランジスタQ53に相当するトランジスタは有さないため、電源遮断機能が無い第2種のセルとなる。
図13に示すように、電源遮断機能を有するインバータG50の出力部に電源遮断機能の無いインバータG60の入力部が接続される回路構成を考える。この回路構成において、インバータG50が電源遮断状態(NMOSトランジスタQ53がオフ状態)の場合、ノードN50はフローティング状態となり、その電位は不定となる。
したがって、ノードN50の不定な電位がインバータG60の入力部であるノードN60に現れ、PMOSトランジスタQ61及びNMOSトランジスタQ62が共に導通状態となり、インバータG60に貫通電流が流れる可能性がある。したがって、貫通電流を回避するための貫通電流対策が必要となる。このように、電源遮断機能を有する第1種のセルと、該第1種のセルの出力を受ける電源遮断機能を有さない第2種のセルとの組合せが存在すると、後段の第2種のセルが要貫通電流対策セルとなってしまう。
貫通電流対策はどのような場合にも必ず必要な処理ではあるが、リーク電流の多いセルのみに対し選択的に電源遮断機能を持たせると、要貫通電流対策セルが増加してしまう割合が高くなり、結果として貫通電流対策の手間がより膨大になるという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、貫通電流対策の手間を最小限に抑え、かつ、消費電力の低減化を図った半導体集積回路の設計方法を得ることを目的とする。
この発明の一実施の形態によれば、フリップフロップ及びこのフリップフロップの前段に配置される複数のセルを有する電源遮断対象部を含む半導体集積回路の設計方法を提供している。
この設計方法は、まず、上記電源遮断対象部においてフリップフロップを終点とする少なくとも一つの信号経路から要電源遮断信号経路を選択する。そして、上記要電源遮断信号経路上に存在するセルのうち、前記フリップフロップから連続して配置される所定数のセルを電源遮断が必要な要電源遮断セルとして設定する。その後、上記要電源遮断セルを外部信号により強制的に電源遮断可能にする遮断用制御回路を設定する。
この実施の形態である半導体集積回路の設計方法によれば、電源遮断対象部においてフリップフロップを終点とする少なくとも一つの信号経路から要電源遮断信号経路を選択し、要電源遮断信号経路上に存在するセルのうち、フリップフロップから連続して配置される所定数のセルを電源遮断が必要な要電源遮断セルとして設定している。
したがって、この実施の形態によって、電源遮断対象部内において、電源遮断機能を有する第1種セルと電源遮断機能を有さない第2種のセルとが混在し、かつ、第1種のセルと当該第1種のセルの出力を入力に受ける第2種のセルとの組合せを有さない半導体集積回路を得ることができる。
その結果、この実施の形態は、貫通電流対策の手間を最小限に抑え、消費電力の低減化を図った半導体集積回路を設計することができる効果を奏する。
<実施の形態1>
実施の形態1の半導体集積回路の設計方法は、順序回路及び複数のセル(論理ゲート)を有する電源遮断対象部を含む半導体集積回路の設計方法であって、上記順序回路は複数のセルの後段に存在することを前提としている。
図1はこの発明の実施の形態1である半導体集積回路の設計方法を示すフローチャートである。図2は実施の形態1の設計方法で設計される電源遮断対象部11の回路例を示す回路図である。
図2に示すように、順序回路であるDフリップフロップ1と、Dフリップフロップ1の前段に設けられる複数のセル(NANDゲートG1、インバータG11、NANDゲートG12、インバータG13、NANDゲートG21、インバータG22及びG23)とが電源遮断対象部11となる。
Dフリップフロップ1のD入力にNANDゲートG1の出力が接続される。なお、Dフリップフロップ1はQ出力及びクロック入力clkを有している。NANDゲートG1の第1入力にインバータG11の出力が接続され、第2入力にNANDゲートG12の出力が接続され、第3入力にインバータG13が接続される。そして、NANDゲートG12の一方入力にNANDゲートG21の出力が接続され、他方入力にインバータG22の出力が接続される。また、インバータG13の入力にインバータG23の出力が接続される。
以下、図1を参照しつつ、図2で示す電源遮断対象部11に対する実施の形態1の設計方法の処理手順を説明する。
まず、ステップS1において、電源遮断対象部11内の複数のセルのうち、電源遮断を行うことが必要な第1の要電源遮断セルを認識する。図2で示す回路例では、電源遮断対象部11においてインバータG13とインバータG22とが第1の要電源遮断セル(斜線ハッチング)と認識される。なお、第1の要電源遮断セルとしては、例えば、リーク電流が多い高速動作セルが選ばれる。
次に、ステップS2において、順序回路であるDフリップフロップ1から入力方向に遡って第1の要電源遮断セルに至る要電源遮断信号経路を探索する。図2で示す回路例では、インバータG22から、NANDゲートG12及びNANDゲートG1を経てDフリップフロップ1のD入力に至る信号経路R1と、インバータG23からインバータG13及びNANDゲートG1を経てDフリップフロップ1のD入力に至る信号経路R2とが要電源遮断信号経路となる。
その後、ステップS3において、ステップS2で探索された要電源遮断信号経路上のセルでステップS1で認識された第1の要電源遮断セル以外のセルを第2の要電源遮断セルとして設定する。図2で示す回路例では、信号経路R1上にあるNANDゲートG12及びNANDゲートG1が第2の要電源遮断セルとして設定され、信号経路R2上にあるNANDゲートG1が第2の要電源遮断セル(砂地ハッチング)として設定される。なお、NANDゲートG1は信号経路R1,R2上に存在するため、重複して第2の要電源遮断セルとして設定されることになる。
最後に、ステップS4において、第1及び第2の要電源遮断セルに対する遮断用制御回路を生成する。
図3は実施の形態1の半導体集積回路の設計方法で設計される遮断用制御回路の第1の構成例を示す回路図である。同図に示すように、要電源遮断セルであるインバータG41〜G43に対して遮断用制御回路を設けている。
同図に示すように、インバータG41は、電源電圧Vdd,接地レベル間に直列に接続されたPMOSトランジスタQ1,NMOSトランジスタQ2及びQ3から構成される。PMOSトランジスタQ1及びNMOSトランジスタQ2のゲート電極(入力部)は共通に接続され、PMOSトランジスタQ1(Q2)のドレインが出力部となる。
遮断用制御回路として設けられたNMOSトランジスタQ3はNMOSトランジスタQ2のソースと接地レベルとの間に介挿され、ゲート電極に外部より制御信号SC1をバッファゲートG31を介して受ける。
また、インバータG42は、電源電圧Vdd,接地レベル間に直列に接続されたPMOSトランジスタQ4,NMOSトランジスタQ5及びQ6から構成される。PMOSトランジスタQ4及びNMOSトランジスタQ5のゲート電極(入力部)は共通に接続され、PMOSトランジスタQ4(Q5)のドレインが出力部となる。
遮断用制御回路として設けられたNMOSトランジスタQ6はNMOSトランジスタQ5のソースと接地レベルとの間に介挿され、ゲート電極に外部より制御信号SC1をバッファゲートG31を介して受ける。
さらに、インバータG43は、電源電圧Vdd,接地レベル間に直列に接続されたPMOSトランジスタQ7,NMOSトランジスタQ8及びQ9から構成される。PMOSトランジスタQ7及びNMOSトランジスタQ8のゲート電極(入力部)は共通に接続され、PMOSトランジスタQ7(Q8)のドレインが出力部となる。
遮断用制御回路として設けられたNMOSトランジスタQ9はNMOSトランジスタQ8のソースと接地レベルとの間に介挿され、ゲート電極に外部より制御信号SC1をバッファゲートG32を介して受ける。
したがって、“L”の制御信号SC1を付与し、NMOSトランジスタQ3,Q6及びQ9を全てオフさせることにより、インバータG41〜G43それぞれを強制的に電源遮断状態に設定することができる。このように、NMOSトランジスタQ3,Q6及びQ9は電源遮断スイッチSW1,SW2及びSW3として機能するため、インバータG41〜G43は電源遮断機能を有するセルとなる。
上述のように、図3で示す回路例では、要電源遮断セルであるインバータG41〜G43に対し、NMOSトランジスタQ3,Q6,Q9,バッファゲートG31,G32によりなる遮断用制御回路を生成する処理がステップS4の処理となる。上述したように、上記遮断用制御回路は要電源遮断セルであるインバータG41〜G43を制御信号SC1によって強制的に電源遮断状態にすることができる。
図4は実施の形態1の半導体集積回路の設計方法で設計される遮断用制御回路の第2の構成例を示す回路図である。同図に示すように、インバータG41〜G43に対して遮断用制御回路を設けている。
遮断用制御回路として設けられたNMOSトランジスタQ9はゲート電極にANDゲートG34の出力を受け、ANDゲートG34は一方入力に制御信号SC1を受け、他方入力に制御信号SC2を受ける。他の構成は図3で示した構成と同様であるため説明を省略する。
このような構成において、“L”の制御信号SC1を付与し、ANDゲートG34の出力を“L”に設定し、NMOSトランジスタQ3,Q6及びQ9を全てオフさせることにより、インバータG41〜G43それぞれを強制的に電源遮断状態に設定することができる。
また、“H”の制御信号SC1、“L”の制御信号SC2を付与し、ANDゲートG34の出力を選択的に“L”に設定し、NMOSトランジスタQ3,Q6,Q9のうち、NMOSトランジスタQ9のみを選択的にオフさせることにより、インバータG41〜G43のうちインバータG43のみを強制的に電源遮断状態に設定することができる。
上述のように、図4で示す回路例では、要電源遮断セルであるインバータG41〜G43に対し、NMOSトランジスタQ3,Q6,Q9,バッファゲートG31,ANDゲートG34によりなる遮断用制御回路を生成する処理がステップS4の処理となる。
なお、順序回路であるDフリップフロップ1自体に電源遮断機能を設ける必要はない。以下、この点について詳述する。
図5は順序回路自体に電源遮断機能を設ける必要性が無いことを示す説明用の回路図である。同図(a) に示すように、要電源遮断セルであるインバータG50の順序回路の一つでるラッチセル20が接続されている構成を考える。
ラッチセル20は、NMOSトランジスタQ71,Q72及びインバータG60,61から構成され、インバータG60,G61によるループ接続によりラッチ部を構成する。NMOSトランジスタQ71は入力用スイッチとして機能し、NMOSトランジスタQ72は出力用スイッチとして機能する。
インバータG50の内部構成は、同図(b) に示すように、図13で示した構成と同様、電源電圧Vdd,接地レベル間に直列に接続されたPMOSトランジスタQ51,NMOSトランジスタQ52及びQ53から構成され、NMOSトランジスタQ53が電源遮断スイッチSW11として機能する。
一方、インバータG60の内部構成は、図13で示した構成と同様、電源電圧Vdd,接地レベル間に直列に接続されたPMOSトランジスタQ61及びNMOSトランジスタQ62から構成される。
ただし、ラッチセル20では、インバータG50のノードN50とインバータG60の入力部との間にNMOSトランジスタQ71が介挿され、セル間遮断スイッチSW12として機能する。なお、図5(b) において、図5(a) に示したインバータG61の内部構成及びNMOSトランジスタQ72の図示を省略している。
したがって、NMOSトランジスタQ53がオフ状態のとき、同時にNMOSトランジスタQ71をオフ状態に設定することにより、ノードN50の不定状態の電位がインバータG60の入力部であるノードN60に付与されることを確実に回避することができる。
一方、ノードN60はインバータG60,G61のループ接続により安定した電位が設定されるため、NMOSトランジスタQ71をオフしてもノードN60の電位が不定になることはない。
このように、Dフリップフロップ1等の順序回路は、元々貫通電流対策を図ることができるため、特別に電源遮断機能を設ける必要はない。
以上説明したように、実施の形態1の半導体集積回路の設計方法は、第1の要電源遮断セルを始点とし、貫通電流対策の必要の無い順序回路を終点とする信号経路を要電源遮断信号経路として選択し、要電源遮断信号経路上に存在する上記第1の要遮断セル以外の全てのセルを、第2の要電源遮断セルとして設定している。
すなわち、実施の形態1の半導体集積回路の設計方法は、電源遮断対象部11においてDフリップフロップ1を終点とする少なくとも一つの信号経路から要電源遮断信号経路を選択し、複数のセルにおいて要電源遮断信号経路上に存在するセルのうち、Dフリップフロップ1から連続して配置される所定数のセルを電源遮断が必要な要電源遮断セルとして設定している。
その結果、実施の形態1の半導体集積回路の設計方法によって、電源遮断対象部11内において、電源遮断機能を有する第1種セルと電源遮断機能を有さない第2種のセルとが混在し、かつ、第1種のセルと当該第1種のセルの出力を入力に受ける第2種のセルとの組合せを有さない半導体集積回路を得ることができる。すなわち、実施の形態1の設計方法で設計された半導体集積回路は、貫通電流発生要因となる上記組合せを皆無にし、かつ、電源遮断機能を有する第1種のセルと電源遮断機能を有さない第2種のセルとを電源遮断対象部11内に混在させた半導体集積回路となる。
このように、実施の形態1の半導体集積回路の設計方法によって、電源遮断対象部内の複数のセルのうち、電源遮断する必要性の高い第1及び第2の要電源遮断セルのみを選択的に電源遮断可能に設定することにより、貫通電流対策の手間を最小限に抑え、消費電力の低減化を図った半導体集積回路を得ることができる効果を奏する。
<実施の形態2>
実施の形態2の半導体集積回路の設計方法は、実施の形態1の設計方法と同様、順序回路及び複数のセル(論理ゲート)を有する電源遮断対象部を含む半導体集積回路の設計方法であって、上記順序回路は複数のセルの後段に存在することを前提としている。
図6はこの発明の実施の形態2である半導体集積回路の設計方法を示すフローチャートである。図7は実施の形態2の設計方法で設計される電源遮断対象部12の回路例を示す回路図である。
図7に示すように、順序回路であるDフリップフロップ2と、Dフリップフロップ2の前段に設けられる複数のセル(NANDゲートG2、インバータG14、NANDゲートG15、インバータG16、NANDゲートG24、インバータG25及びG26)、組合せ回路群15及び入力部10とが電源遮断対象部12となる。
Dフリップフロップ2のD入力にNANDゲートG2の出力が接続される。なお、Dフリップフロップ2はQ出力及びクロック入力clkを有している。NANDゲートG2の第1入力にインバータG14の出力が接続され、第2入力にNANDゲートG15の出力が接続され、第3入力にインバータG16が接続される。そして、NANDゲートG15の一方入力にNANDゲートG24の出力が接続され、他方入力にインバータG25の出力が接続される。また、インバータG16の入力にインバータG26の出力が接続される。
さらに、インバータG14、NANDゲートG24、インバータG25及びインバータG26の前段には組合せ回路群15が設けられ、組合せ回路群15は入力部10に接続さされる。
以下、図6を参照しつつ、図7で示す電源遮断対象部12に対する実施の形態2の設計方法を説明する。
まず、ステップS11において、電源遮断対象部12にある全てのセルを電源遮断が不要な仮電源遮断不要セルとして仮設定する。図7で示す回路例では、NANDゲートG2,G15,G24、インバータG14,G16,G25,G26及び組合せ回路群15内の全てのセル(図示せず)が仮電源不要遮断セルとして仮設定される。仮電源不要遮断セルとして比較的低速度で待機時のリーク電流が比較的少ないセルが該当する。
次に、ステップS12において、順序回路であるDフリップフロップ2から入力方向に遡って入力部10に至る信号経路のうち、タイミング検証によりタイミングクリティカルパスと認識された信号経路を高速化の必要のある要電源遮断信号経路として認識する。タイミングクリティカルパスとしては、タイミング検証によってタイミングエラーが発生する信号経路、マージン不足でタイミングを満足させることが困難と判定された信号経路等の高速化の必要性のある信号経路が該当する。
図7で示す回路例では、入力部10から、組合せ回路群15、インバータG25、インバータG15及びNANDゲートG2を経てDフリップフロップ2のD入力に至る信号経路R3と、入力部10から組合せ回路群15、インバータG26、インバータG16及びNANDゲートG2を経てDフリップフロップ2のD入力に至る信号経路R4とが要電源遮断信号経路となる。
その後、ステップS13において、各要電源遮断信号経路をDフリップフロップ2から遡り、当該要電源遮断信号経路が所定の高速化要件を満足するまで、要電源遮断信号経路上のセルを順次、仮電源遮断不要セルから要電源遮断セルに置き換えて設定する。なお、実施の形態2における所定の高速化要件とは、タイミングクリティカルパスに該当しないと判定されるまで要電源遮断信号経路の信号伝搬時間の高速化が図れる等の条件が考えられる。また、要電源遮断セルとしては、仮電源不要遮断セルより高速に動作し、電源遮断を行わない場合の待機時のリーク電流が仮電源不要遮断セルより多いセルが該当する。
そして、所定の高速化要件を満足した段階で、要電源遮断セルの順次設定を終了する。ステップS13の終了と共に、要電源遮断セルに置き換えられ無かった仮電源不要遮断セルが決定電源不要遮断セルとして最終決定されることになる。
図7で示す回路例では、信号経路R3上にあるNANDゲートG2、NANDゲートG15及びNANDゲートG15が要電源遮断セル(砂地ハッチング)として順次設定され、組合せ回路群15内において要電源遮断セルの順次設定処理が終了したことを示している。
一方、信号経路R4上にあるNANDゲートG2及びインバータG16が要電源遮断セルとして設定される。インバータG26の段階で要電源遮断セルの順次設定処理が終了する。したがって、インバータG26及びインバータG26より前段に配置される信号経路R4上の組合せ回路群15におけるセルに電源遮断機能が設定されることはない。なお、NANDゲートG2は重複して第2の要電源遮断セルとして設定されることになる。
最後に、ステップS14において、要電源遮断セルに対する遮断用制御回路を生成する。遮断用制御回路処理は実施の形態1のステップS4の処理と同様に行われる。
以上説明したように、実施の形態2の半導体集積回路の設計方法は、貫通電流対策の必要の無い順序回路を終点とする信号経路のうち、高速化の必要性のあるタイミングクリティカルパスを要電源遮断信号経路として選択し、要電源遮断信号経路上に存在するセルを、所定の高速化要件を満足するまで、要電源遮断セルとして順次設定している。
すなわち、実施の形態2の半導体集積回路の設計方法は、電源遮断対象部12においてDフリップフロップ2を終点とする少なくとも一つの信号経路から要電源遮断信号経路を選択し、複数のセルにおいて要電源遮断信号経路上に存在するセルのうち、Dフリップフロップ2から連続して配置される所定数のセルを電源遮断が必要な要電源遮断セルとして設定している。
その結果、実施の形態2の半導体集積回路の設計方法によって、実施の形態1と同様、貫通電流発生要因を無くし、かつ、電源遮断機能を有する第1種セルと電源遮断機能を有さない第2種のセルとを電源遮断対象部12内に混在させた半導体集積回路を得ることができる。
このように、実施の形態2の半導体集積回路の設計方法によって、電源遮断対象部の複数のセルのうち、電源遮断する必要性の高い要電源遮断信号経路上に存在するセルの中から選択的に電源遮断可能に設定することにより、貫通電流対策の手間を最小限に抑え、消費電力の低減化を図った半導体集積回路を得ることができる効果を奏する。
<実施の形態3>
実施の形態3の半導体集積回路の設計方法は、実施の形態1及び実施の形態2の設計方法と同様、順序回路及び複数のセル(論理ゲート)を有する電源遮断対象部を含む半導体集積回路の設計方法であって、上記順序回路は複数のセルの後段に存在することを前提としている。
図8はこの発明の実施の形態3である半導体集積回路の設計方法を示すフローチャートである。図9及び図10はそれぞれ実施の形態3の設計方法で設計される電源遮断対象部13の回路例を示す回路図である。
図9及び図10に示すように、順序回路であるDフリップフロップ3と、Dフリップフロップ3の前段に設けられる複数のセル(NANDゲートG2、インバータG14、NANDゲートG15、インバータG16、NANDゲートG24、インバータG25及びG26)、組合せ回路群15及び入力部10とが電源遮断対象部13となる。
Dフリップフロップ3のD入力にNANDゲートG2の出力が接続される。なお、Dフリップフロップ3はQ出力及びクロック入力clkを有している。また、他の構成は、図7で示した電源遮断対象部12と同様であるため、同一符合を付して説明を省略する。
以下、図8を参照しつつ、図9及び図10で示す電源遮断対象部13に対する実施の形態3の設計方法を説明する。
まず、ステップS21において、電源遮断対象部13にある全てのセルを電源遮断が必要な仮要電源遮断セルとして仮設定する。図9で示す回路例では、NANDゲートG2,G15,G24、インバータG14,G16,G25,G26及び組合せ回路群15内の全てのセル(図示せず)が仮要電源遮断セル(砂地ハッチング)として仮設定される。仮要電源遮断セルとして比較的高速度で電源遮断を行わない場合における待機時のリーク電流が比較的少ないセルが該当する。
次に、ステップS22において、順序回路であるDフリップフロップ3から入力方向に遡って入力部10に至る信号経路のうち、高速化の必要のある信号経路を要電源遮断信号経路して認識する。すなわち、上記信号経路上の全ての仮要電源遮断セルをより低速な電源不要遮断セルに置き換えて構成した場合、タイミング検証によりタイミングクリティカルパスと認識され、仮要電源遮断セルを用いる必要あるとする信号経路が要電源遮断信号経路として認識される。逆に、タイミング的に余裕があり、全ての仮要電源遮断セルを電源不要遮断セルに置き換えてもタイミングクリティパスに該当しないと想定される信号経路は要電源遮断信号経路として認識されることはない。
図9で示す回路例では、入力部10から、組合せ回路群15、インバータG25、インバータG15及びNANDゲートG2を経てDフリップフロップ3のD入力に至る信号経路R5と、入力部10から組合せ回路群15、インバータG26、インバータG16及びNANDゲートG2を経てDフリップフロップ3のD入力に至る信号経路R6とが要電源遮断信号経路となる。
その後、ステップS23において、要電源遮断信号経路を順序回路であるDフリップフロップ3から遡り、当該要電源遮断信号経路が所定の高速化要件を満足するまで、要電源遮断信号経路上のセルを順次、決定要電源遮断セルとして最終設定する。そして、所定の高速化要件を満足した段階で、決定要電源遮断セルの順次設定を終了する。実施の形態3における所定の高速化要件とは、要電源遮断信号経路上で設定した決定要電源遮断セル以外の全ての仮要電源遮断セルを電源不要遮断セルに置き換えてもタイミングクリティカルパスに該当しないと判定されるレベルに、要電源遮断信号経路の信号伝搬時間の高速化が図れる等の条件が考えられる。
図9で示す回路例では、信号経路R5上にあるNANDゲートG2、NANDゲートG15及びインバータG25が決定要電源遮断セルとして順次設定され、組合せ回路群15内において要電源遮断セルの最終設定処理が終了したと仮定する。
一方、信号経路R6上にあるNANDゲートG2及びインバータG16が要電源遮断セルとして設定され、インバータG26の段階で要電源遮断セルの順次設定処理が終了したと仮定する。
そして、ステップS24において、ステップS23で最終設定された決定要電源遮断セル以外のセル(仮要電源遮断セル)を全て決定電源遮断不要セルに置換して最終設定する。すなわち、要電源遮断信号経路以外の信号経路上にある全てのセル、及び要電源遮断信号経路上にあるセルのうち決定要電源遮断セルとして最終設定されなかったセルが全て仮要電源遮断セルから決定電源遮断不要セルに置換される。なお、決定電源遮断不要セルとしては、仮要電源遮断セルより低速動作であるが、電源遮断を行わない場合の待機時のリーク電流が仮電源不要遮断セルより少ないセルが該当する。
図10で示す回路例では、決定要電源遮断セルとして最終設定された信号経路R5上のNANDゲートG2、NANDゲートG15及びNANDゲートG15及び信号経路R6上のNANDゲートG2及びインバータG16を除く全てのセルが、決定電源遮断不要セル(白地のセル)として最終設定される。
したがって、信号経路R6上においてインバータG26及びインバータG26より前段に配置される信号経路R6上の組合せ回路群15におけるセルに電源遮断機能が設定されることはない。
最後に、ステップS25において、要電源遮断セルに対する遮断用制御回路を生成する。遮断用制御回路生成処理は実施の形態1のステップS4の処理と同様に行われる。
以上説明したように、実施の形態3の半導体集積回路の設計方法は、貫通電流対策の必要の無い順序回路を終点とする信号経路のうち、高速化の必要性のあるタイミングクリティカルパスを要電源遮断信号経路として選択し、要電源遮断信号経路上に存在するセルを、所定の高速化要件を満足するまで、決定要電源遮断セルとして最終設定している。
その結果、実施の形態3の半導体集積回路の設計方法によって、実施の形態1及び実施の形態2と同様、貫通電流発生要因を無くし、かつ、電源遮断機能を有する第1種セルと電源遮断機能を有さない第2種のセルとを電源遮断対象部13内に混在させた半導体集積回路を得ることができる。
このように、実施の形態2の半導体集積回路の設計方法によって、電源遮断対象部13内の複数のセルのうち、電源遮断する必要性の高い要電源遮断信号経路上に存在するセルの中から選択的に電源遮断可能に設定することにより、貫通電流対策の手間を最小限に抑え、消費電力の低減化を図った半導体集積回路を得ることができる効果を奏する。
<実施の形態4>
実施の形態4の半導体集積回路の設計方法は、論理ゲート等の組合せ回路である注目セル及び複数のセルを有する電源遮断対象部を含む半導体集積回路の設計方法であって、上記注目セルは複数のセルの後段に存在することを前提としている。
図11はこの発明の実施の形態4である半導体集積回路の設計方法を示すフローチャートである。図12は実施の形態4の設計方法で設計される電源遮断対象部14を含む回路例を示す回路図である。
図12に示すように、順序回路であるDフリップフロップ4のD入力にインバータG6の出力が接続される。インバータG6の入力は組合せ回路群16に接続され、組合せ回路群16の一入力部にNANDゲートG5の出力部が接続される。なお、Dフリップフロップ4はQ出力及びクロック入力clkを有している。
注目セルであるNANDゲートG5は外部制御信号ctrlを一方入力とし、他方入RYくにNANDゲートG1の出力を受ける。このNANDゲートG5と、その前段に設けられる複数のセル(NANDゲートG1、インバータG11、NANDゲートG12、インバータG13、NANDゲートG21、インバータG22及びG23)とが電源遮断対象部14となる。
NANDゲートG1の第1入力にインバータG11の出力が接続され、第2入力にNANDゲートG12の出力が接続され、第3入力にインバータG13が接続される。そして、NANDゲートG12の一方入力にNANDゲートG21の出力が接続され、他方入力にインバータG22の出力が接続される。また、インバータG13の入力にインバータG23の出力が接続される。
以下、図11を参照しつつ、図12で示す電源遮断対象部14に対する実施の形態4の設計方法を説明する。
まず、ステップS31において、設計対象の半導体集積回路内において元々貫通電流対策を図ることができる組合せ回路を注目セルとして認識する。
図12で示す回路例では、組合せ回路の一つであるNANDゲートG5は外部制御信号ctrlを入力しているため、前段のNANDゲートG1に電源遮断機能を持たせても、NANDゲートG1の電源遮断時に“L”の外部制御信号ctrlを入力することにより、NANDゲートG5の出力を“H”固定でき、NANDゲートG5に貫通電流が発生することを確実に回避することができる。
すなわち、NANDゲートG5は、元々貫通電流対策を図ることができるため、順序回路と同様、特別に電源遮断機能を設ける必要はない、したがって、NANDゲートG5をDフリップフロップ等の順序回路と同様に注目セルとして認識する。その結果、注目セル及び注目セルの前段に位置する複数のセル(G1,G11〜G13,G21〜G23)が電源遮断対象部14となる。
次に、ステップS32において、電源遮断対象部14内における要電源遮断セルを認識する。図12で示す回路例では、図12に示す電源遮断対象部14においてインバータG13とインバータG22とが第1の要電源遮断セル(斜線ハッチング)と認識される。なお、第1の要電源遮断セルとしては、例えば、リーク電流が多い高速動作セルが選ばれる。
次に、ステップS23において、注目セルであるNANDゲートG5から入力方向に遡って要電源遮断セルに至る要電源遮断信号経路を探索する。図12で示す回路例では、インバータG22から、NANDゲートG12及びNANDゲートG1を経てNANDゲートG5の入力に至る信号経路R7と、インバータG23からインバータG13及びNANDゲートG1を経てNANDゲートG5NANDゲートG5の入力に至る信号経路R8とが要電源遮断信号経路となる。
その後、ステップS24において、要電源遮断信号経路上のセルでステップS22で認識された第1の要電源遮断セル以外のセルを第2の要電源遮断セルとして設定する。図12で示す回路例では、信号経路R7上にあるNANDゲートG12及びNANDゲートG1が第2の要電源遮断セルとして設定され、信号経路R8上にあるNANDゲートG1が第2の要電源遮断セル(砂地ハッチング)として設定される。なお、NANDゲートG1は重複して第2の要電源遮断セルとして設定されることになる。
最後に、ステップS25において、第1及び第2の要電源遮断セルに対する遮断用制御回路を生成する。遮断用制御回路生成の処理は実施の形態1のステップS4の処理と同様に行われる。
以上説明したように、実施の形態4の半導体集積回路の設計方法は、第1要電源遮断セルを始点とし、貫通電流対策の必要の無い注目セルを終点とする信号経路を要電源遮断信号経路として選択し、要電源遮断信号経路上に存在する上記第1の要遮断セル以外の全てのセルを、第2の要電源遮断セルとして設定している。
その結果、実施の形態4の半導体集積回路の設計方法によって、実施の形態1〜実施の形態3と同様、貫通電流発生要因を無くし、かつ、電源遮断機能を有する第1種セルと電源遮断機能を有さない第2種のセルとを電源遮断対象部14内に混在させた半導体集積回路を得ることができる。
このように、実施の形態2の半導体集積回路の設計方法によって、注目セル及び注目セルの前段の複数のセルからなる電源遮断対象部内において、電源遮断する必要性の高い第1及び第2の要電源遮断セルのみを選択的に電源遮断可能に設定することにより、貫通電流対策の手間を最小限に抑え、消費電力の低減化を図った半導体集積回路を得ることができる。
なお、実施の形態4の設計方法は、主として順序回路が注目セルに置き換わった点を除き、実施の形態1の設計方法と同様な設計方法となっているが、実施の形態2あるいは実施の形態3の設計方法と同様な設計方法を採用することも考えられる。
すなわち、実施の形態4の設計方法の改良として、主として順序回路が注目セルに置き換わった点を除き、実施の形態2の設計方法と同様な設計方法を用いても良く、主として順序回路が注目セルに置き換わった点を除き、実施の形態3の設計方法と同様な設計方法を用いても良い。
この発明は、例えば、携帯電話などリーク電力削減を必要とする全製品(半導体集積回路)について利用可能である。
この発明の実施の形態1である半導体集積回路の設計方法を示すフローチャートである。 実施の形態1の設計方法で設計される電源遮断対象部の回路例を示す回路図である。 実施の形態1の設計方法で設計される遮断用制御回路の第1の構成例を示す回路図である。 実施の形態1の設計方法で設計される遮断用制御回路の第2の構成例を示す回路図である。 順序回路自体に電源遮断機能を設ける必要性が無いことを示す説明用の回路図である。 この発明の実施の形態2である半導体集積回路の設計方法を示すフローチャートである。 実施の形態2の設計方法で設計される電源遮断対象部の回路例を示す回路図である。 この発明の実施の形態3である半導体集積回路の設計方法を示すフローチャートである。 実施の形態3の設計方法で設計される電源遮断対象部の回路例を示す回路図である。 実施の形態3の設計方法で設計される電源遮断対象部の回路例を示す回路図である。 この発明の実施の形態4である半導体集積回路の設計方法を示すフローチャートである。 実施の形態4の設計方法で設計される電源遮断対象部を含む回路例を示す回路図である。 貫通電流対策が必要な一回路構成を示す回路図である。
符号の説明
1〜4 Dフリップフロップ、11〜14 電源遮断対象部、G5 NANDゲート(注目セル)。

Claims (8)

  1. 所定のセル及び前記所定のセルの前段に配置される複数のセルを有する電源遮断対象部を含む半導体集積回路の設計方法であって、
    (a) 前記電源遮断対象部において前記所定のセルを終点とする少なくとも一つの信号経路から要電源遮断信号経路を選択し、前記複数のセルにおいて前記要電源遮断信号経路上に存在するセルのうち、前記所定のセルから連続して配置されるセルを電源遮断が必要な要電源遮断セルとして設定するステップと、
    (b) 前記要電源遮断セルを外部信号により強制的に電源遮断可能にする遮断用制御回路を設定するステップと、
    を備える半導体集積回路の設計方法。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路の設計方法であって、
    前記要電源遮断セルは第1及び第2の要電源遮断セルを含み、
    前記ステップ(a) の前記要電源遮断信号経路を選択する処理は、
    (a-1) 前記複数のセルのうち電源遮断が必要なセルを前記第1の要電源遮断セルとして認識するステップと、
    (a-2) 前記電源遮断対象部において前記第1要電源遮断セルを始点とし前記所定のセルを終点とする信号経路を前記要電源遮断信号経路として選択するステップとを含み
    前記ステップ(a) の前記要電源遮断セルとして設定する処理は、
    (a-3) 前記複数のセルのうち、前記要電源遮断信号経路上に存在する前記第1の要遮断セル以外の全てのセルを、前記第2の要電源遮断セルとして設定するステップを含む、
    半導体集積回路の設計方法。
  3. 請求項1記載の半導体集積回路の設計方法であって、
    前記ステップ(a) の前記要電源遮断信号経路を選択する処理は、
    (a-1) 前記電源遮断対象部において前記所定のセルを終点とする少なくとも一つの信号経路のうち高速化の必要性のある信号経路を前記要電源遮断信号経路として選択するステップを含み
    前記ステップ(a) の前記要電源遮断セルとして設定する処理は、
    (a-2) 前記要電源遮断信号経路において、前記所定のセルから入力方向に遡り、前記複数のセルのうち前記要電源遮断信号経路上に存在するセルを、所定の高速化要件を満足するまで順次、前記要電源遮断セルとして設定するステップを含む、
    半導体集積回路の設計方法。
  4. 請求項3記載の半導体集積回路の設計方法であって、
    (c) 前記ステップ(a) より先に実行され、前記複数のセルを全て電源遮断が不要な仮電源遮断不要セルとして仮設定するステップをさらに備え、
    前記ステップ(a-2)は、前記要電源遮断セルを前記仮電源遮断不要セルに置き換えて設定する処理を含む、
    半導体集積回路の設計方法。
  5. 請求項3記載の半導体集積回路の設計方法であって、
    (c) 前記ステップ(a) より先に実行され、前記複数のセルを全て電源遮断が必要な仮要電源遮断セルとして仮設定するステップと、
    (d) 前記ステップ(a) 後、前記ステップ(b) 前に実行され、前記複数のセルのうち、前記要電源遮断セル以外のセルを、前記仮要電源遮断セルから電源遮断不要セルに置き換えるステップとをさらに備える、
    半導体集積回路の設計方法。
  6. 請求項1ないし請求項5のうち、いずれか1項に記載の半導体集積回路の設計方法であって、
    前記所定のセルは順序回路を含む、
    半導体集積回路の設計方法。
  7. 請求項1ないし請求項5のうち、いずれか1項に記載の半導体集積回路の設計方法であって、
    前記所定のセルは組合せ回路を含む、
    半導体集積回路の設計方法。
  8. 請求項1ないし請求項7のうち、いずれか1項に記載の半導体集積回路の設計方法によって設計された半導体集積回路。
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