JP3824454B2 - 画像監視システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視センタにて、学校やビル等の監視対象を画像監視する画像監視システムに関し、特に、監視対象に設置されている監視カメラを順次切替えて、監視対象を巡回的に画像監視する画像監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビルや工場などの監視対象の状況を複数の監視カメラにて撮影し、電話回線やLANなどの通信回線を介して、監視センタにて監視する画像監視システムがある。
例えば、敷地内の適所に複数台の監視カメラを設置し、工場内の管理人室の監視装置とLANを介して接続し、監視センタの監視員が工場の状況を画像監視するものがある。工場内の状況を確認するときは、監視員が複数の監視カメラを順次切替えて、工場内の各所の画像を巡回的にモニタ表示させていた。そして、監視員が、表示された画面を見て、不審人物、不審物、電灯の消忘れ、火災の有無などを監視していた。なお、監視員は、通常工場内のことを熟知しているので、画像を見れば異常状態の有無を判断できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、監視員が監視対象内を熟知していない新人である場合や、多数の監視対象を集中監視する場合などでは、監視員がすべての監視カメラの画像から適切に判断を下すのが困難になる。このため、新人教育に時間がかかったり、監視センタでの多数の監視対象を集中監視するのが困難であった。また、特に、監視対象の監視委託を受けて、警備会社などの第三者機関では、各監視対象にいる熟練の監視員と比べて、監視の質が劣るという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、監視対象を熟知していない監視員であっても、適切な監視を行える画像監視システムを実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、この目的を達成するために、本発明では、監視対象に監視カメラを設置し、当該監視カメラが撮影した画像に基づいて、監視対象の状態を確認する画像監視システムにおいて、少なくとも前記監視対象に係る点検項目と、該監視対象を予め撮影した画像であって点検箇所を設定した基準画像とを記憶する記憶手段と、前記監視カメラが撮影した画像を表示するための画面を有した表示手段と、前記点検項目ごとに点検結果を入力する点検結果入力手段とを備え、前記各手段を制御する制御手段が、前記監視対象の状態確認が開始されると、前記監視カメラが撮影した現状態画像と共に、前記記憶手段に記憶された前記監視対象に対応する前記点検項目及び前記点検箇所を明示した前記基準画像を前記画面上に表示する。
【0006】
これにより、監視員は、監視カメラが撮影した画像を、同時に表示される点検項目を全て点検すれば、確実に監視対象の状態を確認できる。また、点検項目の全てについて確認しないと、次の監視カメラでの点検ができないので、監視員の不注意や怠慢をシステム的に排斥できる。
したがって、監視員が、新人あるいはべテランであっても、質の高い画像監視を実現できる。
【0007】
さらに、前記監視対象に係る前記点検項目の全てに対して点検結果を入力したときに、前記監視対象の点検を終了できるようにした。また、前記表示手段は、前記点検結果を前記点検項目に併せて表示するようにし、前記点検結果が不適のとき、前記表示手段に表示されている画像を前記記憶手段に記憶する。
これにより、画像監視システムが監視対象の好ましくない状態を画像として点検結果とともに記憶するので、監視員は監視報告をリアルに行える。また、記憶されていた画像が、後に侵入者の逮捕に役立つ場合もある。
【0008】
更に、点検項目記憶手段が、当該監視カメラが撮影した基準画像を記憶させ、点検項目とともに表示させると、監視カメラでの正常状態と現在状態とを視覚的に容易に判定でき、監視員による点検の質を更に向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明による実施形態について、図を参照して説明する。
図1は、本発明を適用する監視システムについて、監視対象と監視センタを含めた全体的な基本構成を示している。
監視対象1は、学校、オフィス等のビル、工場、店舗等である。その監視対象1には、複数の監視カメラC1、C2及びC3が監視を必要とする場所に設置され、それらの監視カメラC1〜C3は画像監視端末2に接続されて管理される。さらに、非常通報のための操作部や、侵入者検知、火災検知、ドア等の状態検知等を含む検知センサ部3が設けられている。これらの監視カメラC1〜C3や検知センサ部Sから得られる情報は、監視対象1内に設置された画像監視端末2に集められ、通信回線4を介して、監視センタ5に適当なタイミングで送信される。
【0010】
なお、通信回線4には、図1ではISDNを示したが、これに限らず、通常の電話回線(PSTN)、LAN等のその他の回線を使用できる。
一方、監視センタ5は、通常、監視対象1とは離れた遠隔な場所にあり、センタ通信装置6を備えている。センタ通信装置6は通信回線4を介して画像監視端末2から画像等の情報を受信する。そして、受信した情報は画像監視装置7に送られる。そこで、監視センタ5内にいる監視員が監視対象1の監視領域を監視できるように、送られてきた情報に基づいて、CRT表示装置8に必要情報を表示する。監視員は、操作装置9を用いて、CRT表示装置8を操作したり、また、必要事項を指示したりすることができる。
【0011】
また、監視センタ5内では、各装置がLANで結ばれており、監視対象1から送られた画像情報を画像管理データベース(DB)10に格納する。さらに、監視対象1における監視要件等に関する必要情報は情報管理データベース(DB)11に格納されている。例えば、監視対象に係る場所、状況、契約或いは点検項目等、さらには、非常通報、センサ類からの信号も、この情報管理データベース11に格納される。
【0012】
図1では、監視対象1を1つ示したが、実際には、監視センタ5に複数の監視対象1からの情報を受けられるようになっており、監視員は、操作装置9を用いて各監視対象を切り換えながら、監視対象毎に必要項目を点検でき、所謂、遠隔巡回監視を行うことができる。
次に、監視対象1に設置された画像監視端末2の構成を、図2を参照して具体的に説明する。
【0013】
画像監視端末2には、図1で示したように、監視が必要な領域に配置された監視カメラC1、C2及びC3と、センサ部3とが接続されている。監視カメラC1〜C3が撮影した画像は、カメラコントローラ201を介して画像監視端末2に送られる。このカメラコントローラ201は、監視カメラC1〜C3のうちどの監視カメラの画像を送信するかを選択する。
【0014】
画像監視端末2は、コンピュータを含む中央処理部202、画像処理部203、検知回路部204及び通信処理ターミナルアダプター205により構成されている。中央処理部202は、これら各部を制御している。
画像処理部203は、画像圧縮部208、画像切替部209及び画像蓄積部210で構成される。ここで、画像圧縮部208は、監視カメラC1〜C3により撮影された各監視領域の画像データについてデータ圧縮を行う。中央処理部202は、データ圧縮された画像を画像蓄積部210に格納し、または、画像蓄積部210に格納された画像データを監視センタに送るために、画像蓄積部210から読み出すように、画像切替部209を切替制御する。さらに、監視センタ5の指示により、どの監視カメラの画像を監視センタ5に送信するかを選択する機能も有している。
【0015】
なお、画像蓄積部210は、所定時間における複数枚の静止画像を蓄積でき、例えば、非常通報の操作がされたとき、その前後の10枚程度の静止画像を格納できる。
検知回路部204は、センサ部3からの検知データを集める機能を有する。そして、検知されたデータは、中央処理部202の制御のもとで監視センタ5に送られる。
【0016】
通信処理ターミナルアダプター205は、パケットデータ処理部211、データ処理部212及び通信処理部213で構成される。パケットデータ処理部211は、検知データを監視センタ5にDチャネルパケット通信を用いて送信するために、各データをパケット化するものであり、また、監視センタ5から画像監視端末2に指示があったとき、送信されたパケットからその指示データを取り出す機能も有する。
【0017】
そして、データ処理部212は、Dチャネルパケット通信を以外の通信データの処理を実行する。即ち、Dチャネルで行なわれる各データを送信するための呼設定などの制御信号又はBチャネルで行う画像データ、各種コマンドなどの処理を行なう。通信処理部213は、画像監視端末2が通信回線4を介して監視センタ5とデータを送受信するためのインターフェイスである。
【0018】
また、表示処理部206は、監視対象1の現場において必要情報を、例えば、センサ部3の検知状況等を表示するため、非常表示部207で表示を行う。
以上、本発明を適用する画像監視システムの概要について説明した。次に、画像監視システムにおける監視対象1の具体例を図3に示す。図3では画像監視端末2、監視カメラC1、C2及びC3、センサ部3としてのセンサS1、S2の監視対象1における具体的な配置を示している。
【0019】
図3は、監視対象1である建物301の平面図を示している。建物301は内部に部屋R1とR2を有する間取りになっている。ここで、部屋R1には、その壁面にドア302と窓303が設けてあり、さらに、照明器具304が天井に取り付けられている。そして、監視カメラC1は部屋角の上方に位置し、非常通報装置S1が壁に設置されている。さらに、監視カメラC2は部屋R2の隅に、監視カメラC3は部屋外の通路の隅にそれぞれ設置されている。また、画像監視端末2は通路の端に配置されている。
【0020】
ここで、図3に示された監視カメラC1から部屋R1内を見た画像を、図4の(A)に示す。その画像には、部屋R1にあるドア302、窓303及び照明器具304がそれぞれ映し出される。
一方、監視センタ5において、監視員が監視対象1の監視を行うときには、先ず監視カメラC1を選択し、そして、CRT表示装置8に監視カメラC1から送られた画像を表示する。そうすると、CRT表示装置8には図4(A)に示す画像が表示される。
【0021】
ところで、前記課題でも述べたように、従来の画像監視システムにおいては、CRT表示装置8に表示された画像を基に監視をしている。監視員がこの表示された画像を見て、部屋R1に異常が有るかどうかを見い出すためには、監視員自身が監視項目を熟知しており、しかも、部屋R1の監視前の状態を知っていなければ、異常であるとの判断を行うことができない。また、例えば、昼と夜とでは部屋内部の見え方が異なるなど、異常であるとの判断を難しくしている。
【0022】
あるいは、手元に監視マニュアルを置き、監視マニュアルに記載された監視項目に従って逐一画像を見なければならない。また、監視員が監視項目を見落としたり、また、故意に見ない場合もあり得るので、監視上の質に問題を起こすものであった。
そこで、本実施形態では、上記問題に対処するため、CRT表示装置8の画面に、監視カメラから得た現状態画像と、基準画像とを同時に表示するようにした。そして、その基準画像内に監視箇所を明示するとともに、併せて監視箇所のリストを表示する。さらに、監視箇所のリストに点検結果を全て入力しないと、次の巡回監視に移れないようにした。
【0023】
次に、本実施形態による監視システムの機能について、図4乃至図11を参照して以下に説明する。
先ず、CRT表示装置8に表示する基準画像について説明する。上述したように、図4(A)は部屋R1に設置された監視カメラC1からの画像である。ここで、顧客の監視要求に従って、点検すべき箇所を特定する。図4(B)に示すように、例えば、ドア302の開閉、窓303の開閉、照明器具304の消灯を点検する必要があれば、その箇所を、例えば、点線で囲み、それぞれに(1)(2)(3)の符号を付して基準画像を作成する。この様にすれば、監視時に、CRT表示装置8に基準画像と現状態画像とを表示して比較対比するときに、どこを点検すればよいのか一見して分かり、その状態差を容易に判別することができる。
【0024】
さらに、図5に示されるように、顧客が監視を要求する点検項目を点検箇所の符号に対応して表示する。この点検項目の欄には、その箇所の確認すべき状態を記載しておく。そうすると、点検箇所がどの様になっているかの判断基準が容易に把握できる。
しかし、上記で符号を付した点検箇所はいずれもその位置が固定して設置されたものである。顧客が要求する不審者の侵入や、不審物の存在については点検できない。そのため、図6に示すように、例えば、部屋R1には、物が絶対置かれない筈であるのに、そこに物601が置かれていたら、其の物は不審物であると分かる。さらに、部屋R1内には、人が居る必要がないときに、人602がいたらその人は不審者であると見れるので、その旨点検項目とする。
【0025】
以上のようにして、各監視カメラ毎に監視領域の画像から基準画像が作成される。
以上で作成した基準画像を用いて巡回監視を行う際に、CRT表示装置8の画面に表示する具体的一例を図7に示す。図7では、CRT表示装置8の画面全体を示している。選択された監視カメラC1からの現状態画像を画面の左側に、そして、監視カメラC1に係る基準画像を画面の右側に表示している。さらに、点検項目リストを表示し、点検項目に対応して、点検結果を入力できるようにする。この結果の入力は、キーボードからでも、画面タッチ式でも、またマウスでクリックする方式でもよい。
【0026】
CRT表示装置8の画面には、点検すべき箇所の符号(1)〜(5)は全て表示し、それぞれの点検項目に対する結果を入力しなければ、点検終了の入力をしても、表示されている画面が切り替わらないように設定されている。
次に、本実施形態による監視システムの動作について、図8ないし図10のフローチャートを参照して説明する。
【0027】
図8は、基準画像を取得するためのフローチャートを示しており、監視センタ5にいる監視員が、監視対象1に設置されている監視カメラを用いて、図7に示されるような基準画像を作成する。
先ず、監視員は、監視対象1に基準画像を作成する必要がある監視領域がある場合、監視対象1の画像監視端末2とを通信接続するために、操作装置9で監視対象1を選択し、通信回線4を接続する(ステップS81)。
【0028】
通信回線の接続が完了したならば、監視員は、監視対象1に設置されている複数の監視カメラC1〜C3の中から、今回、基準画像を作成する監視カメラC1を選択し、操作装置9により通信回線4を介して画像監視端末2に指示する(ステップS82)。
そこで、画像端末装置2では、監視センタ5の指示に従って、監視カメラC1の現状態画像を取得し、この取得した画像情報を圧縮処理後、監視センタ5に通信回線4を介して送信する。監視センタ5では、送信された画像情報に基づき、デコード後、伸長したうえで、画像情報をCRT表示装置8に表示する(ステップS83、図4の(A)を参照)。
【0029】
ここで、監視員は、CRT表示装置8に表示された画像及び予め顧客からの指示を受けている点検事項に基づいて、図5及び図6に示されるように、点検項目に対応する点検情報を設定する。つまり、操作装置9を用い、顧客が要求する全点検項目に応じて、表示されている画像上に複数の点検箇所を枠で囲む。さらに、点検箇所の符号に対応させて点検情報を記入する(ステップS84)。なお、図7に示される画面フォーマットには、自動的に設定されるようにプログラムされている。そして、点検情報を設定した基準画像を画像管理データベース10に格納する。
【0030】
監視カメラC1に係る基準画像への点検情報の設定は以上で終了するが、監視対象1に設置されている全監視カメラについて点検情報を設定する必要があれば、監視員は、次の監視カメラC2、C3を選択指示し、ステップS82からステップS84までの手順を繰り返し、それぞれの監視カメラに対する点検項目の設定を行う(ステップS85)。
【0031】
点検情報の設定が必要な全ての監視カメラについて設定が終了したならば、通信回線4の接続を開放する(ステップS86)。
そして、監視センタ5で監視対象1を巡回監視できるように、監視員は、操作装置9を用いて、監視対象1に設置された複数の監視カメラC1、C2及びC3の切替順番を設定する(ステップS87)。
【0032】
以上で、基準画像への点検情報の設定作業を全て終了し、続く巡回監視に備える。
次に、図9に示される巡回監視をするためのフローチャートを参照し、上述の点検情報が設定された基準画像に基づいて、巡回監視をする手順について説明する。
【0033】
先ず、監視員は、巡回監視が必要な監視対象を選択する(ステップS91)。なお、この選択は、監視員が一覧表に基づいて選択してもよく、また、時間で自動選択されてもよい。
監視対象1が選択されると、CRT表示装置8に監視対象1に関する監視に必要情報が表示されるとともに、監視対象1の画像監視端末2と通信回線4を介して回線接続を行う(ステップS92)。
【0034】
画像監視端末2と回線が接続されたならば、監視員は、監視カメラの切替順番に従って、画像監視端末2に監視カメラ選択信号を送出する。さらに、選択した監視カメラの現状態画像の送出を要求する(ステップS93)。
次に、監視すべき監視カメラが特定されたので、CRT表示装置8の画面には、図7に示されるように、当該監視カメラの監視領域における点検項目と基準画像が表示される(ステップS94)。
【0035】
一方、画像監視端末2では、監視センタ5から監視カメラ選択信号と現状態画像送出要求とを受け、その要求時点における当該監視カメラの現状態画像として、1枚分の画像データを画像蓄積部210から読み出し、通信回線4に送出する。そこで、監視センタ5では、当該監視カメラの現状態画像に関する画像データを受信する(ステップS95)。
【0036】
監視センタ5で、当該監視カメラの現状態画像に関する画像データを受信すると、図7に示されるように、CRT表示装置8に点検項目、基準画像とともにこの現状態画像が表示される。そこで、監視員は、その画面の表示に従って、例えば、監視カメラC1に係る領域について点検処理を行う。
監視員は、監視カメラC1に係る領域について点検処理を、図7に示される表示画面に従って行う。その表示画面には点検項目の全てが表示されているから、その項目番号に従ってその番号に対応する点検箇所を基準画面上で確認する。そして、表示されている現状態画像と基準画像とを比較しながら、当該点検箇所の状態を点検する。この様にして、全ての点検項目について点検する(ステップS96)。
【0037】
ここで、ステップS96における点検処理の結果入力の詳細を、図10のフローチャートも参照して説明する。
監視員は、項目番号に従って現状態画像を順次点検しながら、各項目について点検結果を入力していく(ステップS101)。例えば、図7に示されるように、点検番号(1)のドア302が閉められていると確認できたときは、OKを入力する。また、点検番号(3)の照明器具304が消し忘れていることが確認できたときは、NGを入力する。
【0038】
この様にして、表示されている現状態画像に係る全点検項目の点検を終了することになるが、全点検項目についてその結果を全て入力されていれば次のステップに移行する(ステップS102)。
このとき、この点検結果の中に、NGの結果入力が有るかどうかが判断される(ステップS103)。もし、点検結果の中にNGの結果入力が有る場合(YES)、CRT表示装置8に表示されている現状態画像データを画像管理データベース10に格納し、記録しておく(ステップS104)。このステップS103及びステップS104は画像監視装置7で自動的にスナップショット処理され、点検項目とともに履歴管理される。この様にすると、後で異常状態を確認できる。なお、NG項目がある場合は、現場に対処者を急行させたり、遠隔にて照明の消灯制御など適切な処置を行なう。
【0039】
次いで、全ての点検結果を情報管理データベース11に記録する(ステップS105)。
ここで、図9のフローチャートのステップS96に戻る。監視カメラC1の監視領域における点検処理は、全点検項目の結果入力を終えることにより完了でき、次の巡回監視に移ることができる。監視対象1内に他の監視カメラがあれば、順次、ステップS93からステップS96までを繰り返す(ステップS97)。
【0040】
そして、監視対象1の巡回監視が終了したとき、監視センタ5と画像監視端末2との回線接続を開放する(ステップS98)。
以上で、監視対象1の巡回監視を全て終了したことになる。
次に、図11を参照して、多数の監視領域が有る場合について、巡回監視における画像巡回のシーケンスとCRT表示装置8の表示画面との関係を説明する。ここで、図中、VZ1〜12は、監視カメラC1〜C12の監視領域のシーケンス管理上の番号を、RF1〜6は、監視領域の基準画像のデータベース管理上の番号を、そして、CM1〜12は、監視カメラC1〜C12から現状態画像の番号をそれぞれ表している。さらに、▲1▼乃至▲9▼は、巡回監視する際の手順の順番を示している。
【0041】
先ず、巡回監視を開始すると、画像巡回シーケンスが起動される▲1▼。これは、図8のステップS87において、監視カメラの切替の順番を設定したことにより決まる。図中のVZ1〜12は、このとき選択された監視カメラの順に並んでいる。画像巡回シーケンスが起動されると、最初のVZ1から点検処理を行う。VZ1に対応する基準画像RF1をCRT表示装置8に表示するため、画像管理データベース10に格納されている基準画像RF1にアクセスする▲2▼。次に、画像管理データベース10から基準画像RF1の画像データを読み出し、CRT表示装置8に表示する▲3▼。これと同時に、監視対象にある監視カメラCM1から現状態画像を取得するため、通信回線4の接続を行い、監視カメラCM1を選択指示する▲4▼。そして、この指示に従って、画像監視端末2は、監視カメラCM1から現状態画像を取得し、監視センタ5に送信する。CRT表示装置8には監視カメラCM1から現状態画像が表示される▲5▼。そこで、監視員は、図9のステップS96、図10のステップS101からステップS105を実行し、1つの監視領域VZ1における全点検項目について点検し、そして、点検結果を入力する▲6▼。この点検結果の中にNGが有る場合には、自動的にスナップショット処理が実行される▲7▼(図示なし)。監視員は、全点検項目について点検結果を入力したならば、点検終了を入力する。ここで、全点検項目について点検されたことが確認されると、次の監視領域VZ3の点検処理に移行する▲8▼。上記と同様に、監視領域VZ3の点検処理が始まる▲9▼。
【0042】
以上のように、監視領域VZ1からVZ12まで、順次選択されて巡回監視を行う。
以上、本実施形態によれば、監視対象に複数設置された監視カメラの監視領域に対応した基準画像を用意し、この基準画像には、点検箇所を予め明示しておく。巡回監視する際には、監視センタにCRT表示装置の画面に、監視カメラから取得した現状態画像と前記基準画像とを表示することによって、点検すべき箇所が、明確に把握でき、しかも、状態変化を視覚的に容易に判断することができる。
【0043】
また、巡回監視を行う際に、CRT表示装置の画面に、基準画像の他に当該監視領域に係る全点検項目を表示し、この全点検項目について点検結果を入力出来るようにしたので、前記状態変化を判断するための基準が分かり、点検ミスを少なくでき、監視員の不慣れを解消できる。
そして、前記全点検項目について点検結果を入力しないと、点検終了としないプログラムとしたので、点検項目の抜け落ちや、監視員による点検の省略を防止できる。
【0044】
さらに、前記点検結果を入力でき、この結果の中にNGが有る場合には、自動的にスナップショット処理を行い、画像管理データベースに当該画像情報を記録するようにしたので、点検に不安があるとき、後で再度の点検をすることもできる。また、記録された画像は、不審者の侵入等に対する証拠にもなる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、監視対象を熟知していない監視員であっても、適切な監視を行える画像監視システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像監視システムの全体構成図である。
【図2】画像監視システムの監視対象に設置された画像監視端末のブロック図である。
【図3】画像監視システムの監視対象における具体的配置図である。
【図4】監視カメラが撮影した部屋内の画像を示す図である。
【図5】基準画像における点検箇所と点検項目との対応関係を示す図である。
【図6】基準画像における点検箇所と点検項目との対応関係を示す図である。
【図7】巡回監視中におけるCRT表示装置の表示画面を示す図である。
【図8】基準画像を取得するためのフローチャートである。
【図9】巡回監視をするためのフローチャートである。
【図10】図9における点検処理を実施するためのフローチャートである。
【図11】画像巡回のシーケンスとCRT表示装置の表示画面との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…監視対象
2…画像監視端末
3…センサ部
4…通信回線
5…監視センタ
6…センタ通信装置
7…画像監視装置
8…CRT表示装置
9…操作装置
10…画像情報DB
11…情報管理DB
201…カメラコントローラ
202…中央処理部
203…画像処理部
204…検知回路部
205…通信処理ターミナルアダプタ
301…監視対象建物
302…ドア
303…窓
304…照明器具
C1〜C3…監視カメラ
R1、R2…部屋

Claims (6)

  1. 監視対象に監視カメラを設置し、当該監視カメラが撮影した画像に基づいて、監視対象の状態を確認する画像監視システムであって、
    少なくとも前記監視対象に係る点検項目と、該監視対象を予め撮影した画像であって点検箇所を設定した基準画像とを記憶する記憶手段と、
    前記監視カメラが撮影した画像を表示するための画面を有した表示手段と、
    前記点検項目ごとに点検結果を入力する点検結果入力手段と、
    前記各手段を制御し、前記監視対象の状態確認が開始されると、前記監視カメラが撮影した現状態画像と共に、前記記憶手段に記憶された前記監視対象に対応する前記点検項目及び前記点検箇所を明示した前記基準画像を前記画面上に表示する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像監視システム。
  2. 前記点検項目の全てに対する点検結果が入力されたとき、前記制御手段は前記監視対象の点検を終了する請求項1に記載の画像監視システム。
  3. 前記制御手段は、前記点検結果を前記記憶手段に記憶する請求項1または請求項2に記載の画像監視システム。
  4. 前記制御手段は、前記点検結果が不適のとき、前記表示手段に表示されている画像を前記記憶手段に記憶する請求項1乃至請求項3に記載の画像監視システム。
  5. 監視対象に複数の監視カメラを設置し、当該監視カメラが撮影した画像に基づいて、該監視対象の状態を確認する画像監視システムであって、
    少なくとも前記監視対象に係る点検項目を記憶する記憶手段と、
    前記監視カメラが撮影した画像と前記点検項目とを表示する表示手段と、
    前記点検項目ごとに点検結果を入力する点検結果入力手段と、
    前記各手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    複数の前記監視カメラを選択して撮影した画像を取得する選択手段を有し、当該撮影カメラにおける前記点検項目の全てに対する点検結果が入力されたとき、次の監視カメラを選択することを特徴とする画像監視システム。
  6. 前記監視カメラに画像監視端末を接続し、該画像監視端末を通信回線により監視センタに接続し、該監視センタで集中画像監視を行う請求項1乃至請求項5に記載の画像監視システム。
JP22644699A 1999-08-10 1999-08-10 画像監視システム Expired - Fee Related JP3824454B2 (ja)

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