JP7176036B2 - 連携監視設備 - Google Patents
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Description
本発明は、施設に設けられた所定の設備を制御する施設制御設備と施設に設けられた所定の設備を含む監視領域を監視カメラにより撮像して監視する監視カメラ設備とを連携させた連携監視設備に於いて、
所定の設備又は所定の設備近傍に設けられ、所定の設備管理情報が格納された情報体と、
監視カメラにより撮像された監視画像の中の情報体から設備管理情報を取得して監視画像内の設備に対応した位置に設備管理情報を重ねて監視画像を画面表示させる制御部と、
が設けられたことを特徴とする。
また、監視カメラは施設に設置されたカメラである。
情報体に格納される設備管理情報は設備名称及び又は設備アドレスを含み、
監視画像から復元されて監視画面画像に重ねて画面表示される設備管理情報は少なくとも設備名称又は設備アドレスの一方を含む。
情報体は設備管理情報をコード化した二次元コード情報であって、
二次元コード情報はQRコード(登録商標)である。
制御部は、設備の動作状態を監視画像内の設備に対応した位置に重ねて監視画像を画面表示させる。
制御部は、設備の操作コマンドを監視画像内の設備に対応した位置に重ねて監視画像を画面表示させ、操作コマンドの画面操作を検出した場合に、当該操作コマンドに応じて設備を制御する。
情報体は可視光領域外の波長光を反射する不可視材料により形成されており、
監視カメラは可視光領域外の波長光の画像を撮像可能である。
本発明は、施設に設けられた所定の設備を制御する施設制御設備と施設に設けられた所定の設備を含む監視領域を監視カメラにより撮像して監視する監視カメラ設備とを連携させた連携監視設備に於いて、所定の設備又は所定の設備近傍に設けられ、所定の設備管理情報が格納された情報体と、監視カメラにより撮像された監視画像の中の情報体から設備管理情報を取得して監視画像内の設備に対応した位置に設備管理情報を重ねて監視画像を画面表示させる制御部と、が設けられたため、モニタ画面が設備の監視画面に切り替えられると、設備に設けられている情報体の解読で得られた設備管理情報が表示され、担当者は施設平面図等を調べたりすることなく、監視画面から設備の管理情報を知り、設備の操作等を簡単且つ誤りなく行うことができる。
また情報体に格納される設備管理情報は設備名称及び又は設備アドレスを含み、監視画像から復元されて監視画面画像に重ねて画面表示される設備管理情報は少なくとも設備名称又は設備アドレスの一方を含むようにしたため、担当者は予め登録されている監視カメラと設備アドレスの対応関係を表示して確認することなく、監視画面から設備名称や設備アドレス等を知り、入退出管理設備により設備を遠隔にて操作を簡単且つ誤りなく行うことができる。
情報体は設備管理情報をコード化した二次元コード情報であって、二次元コード情報はQRコード(登録商標)としたため、設備の管理に必要な十分な容量の設備管理情報をコード化して格納することができる。また、設備管理情報を格納しているため、監視カメラで設備管理情報が読み取り可能であり、設備管理情報を記憶する記憶部等にアクセスすることなく、監視カメラが設備管理情報を取得できる。これにより、監視カメラを統括するシステムを省略して監視カメラをスタンドアロンとして運用し、入退出管理設備に複数の監視カメラが接続されるような形態も可能となり、実施形態の自由度を増すことができる。
また、制御部は、監視カメラにより撮像された監視画像の中の複数の設備の情報体から設備管理情報を取得した場合、監視画像内の設備の各々に対応した位置に各設備に対応した設備管理情報を重ねて監視画像を画面表示させるようにしたため、監視画像の中に複数の設備が映っている場合にも、それぞれの設備に設けられた情報体の解読で取得された設備名称と設備アドレス等が各設備に対応して画面表示され、担当者は監視画面を見ることで、複数の設備の中の特定の設備を指定して遠隔にて操作を簡単且つ誤りなく行うことができる。
また、制御部は、設備の動作状態を監視画像内の設備に対応した位置に重ねて監視画像を画面表示させるようにしたため、モニタ画面の監視画像の中の設備には、例えば情報体の解読による設備名称や設備アドレスに加えて、設備の動作状態が表示されており担当者は、設備の状態を確認しながら、設備を指定して遠隔にて操作を簡単且つ誤りなく行うことができる。
また、制御部は、設備の操作コマンドを監視画像内の設備に対応した位置に重ねて監視画像を画面表示させ、操作コマンドの画面操作を検出した場合に、当該操作コマンドに応じて設備を制御するようにしたため、モニタ画面の監視画像の中の設備に対応して表示されている操作コマンドを例えばクリック操作することにより、設備アドレスを指定した遠隔操作を必要とすることなく、設備の遠隔操作を簡単且つ確実に行うことを可能とする。
また、制御部は、情報体が設けられた設備を撮像する監視カメラを示すカメラシンボルが配置された施設地図を画面表示させ、カメラシンボルの選択操作が検出された場合に対応する監視カメラの監視画像を情報体に基づく設備管理情報を監視画像内の設備に対応した位置に重ねた状態で画面表示させるようにしたため、規模の大きな施設であっても、設備を操作する場合に、モニタ画面の施設地図に示されたカメラシンボルをクリックすることで、必要とする監視カメラの監視画面に簡単且つ容易に切り替え、切り替えられた監視画面の設備に対応した、例えば設備名称や設備アドレスから設備の動作状態の確認や遠隔による操作が可能となる。
また、情報体は可視光領域外の波長光を反射する不可視材料により形成されており、監視カメラは可視光領域外の波長光の画像を撮像可能としたため、例えば赤外線インクにより印刷された情報体を設備に張り、赤外線カメラで監視することで、設備に配置した情報体が汚れたり、火災による煙があっても確実に解読して設備名称や設備アドレスを画面表示でき、また、設備の情報体は目視されないことから、施設の美観上の自由度を妨げることがない。
図1は建物に設けられた入退出管理設備と監視カメラ設備を連携させた連携監視設備の概略を示した説明図である。
図1に示すように、管理対象とする建物の出入口には扉10が設けられており、扉10には電気錠12を設けられ、また扉10の近傍にはカードリーダ14が配置されている。なお、ホテルロビーや店舗等の利用者が自由に出入りする扉10には、電気錠12が設けられるが、カードリーダ14は配置されない。更に、扉10には開閉検出器16が設けられている。
図1に示すように、建物の出入口に設けられた扉10に対しては監視カメラ18が設置されており、出入口の扉10を含む監視領域A1~Anを撮像している。監視領域A1~Anに設けられた監視カメラ18は録画装置28から引き出されたケーブル伝送路44に接続されており、撮像した動画の画像信号を録画装置28に伝送している。
図1に示すように、入退出管理設備と監視カメラ設備を連携させるため、入退出管理設備により電気錠12が設けられた扉10には、所定の扉管理情報がコード化された情報体として機能する二次元コード15が設けられている。
図2は監視カメラ制御装置の機能構成を示したブロック図である。図2に示すように、監視カメラ制御装置26は、監視制御部46、通信部48、モニタ入出力部50、表示部52、操作部54及びデータベース56で構成される。
監視カメラ制御装置26の監視制御部46は、監視カメラ18により撮像された監視画像の中の複数の扉が映っている場合、複数の扉に設けられた二次元コードから扉管理情報を復元し、監視画像の中の複数の扉に対応して復元した扉管理情報を画面表示させる制御を行う。
監視カメラ制御装置26の監視制御部46は、図3又は図4に示すように、モニタ装置30の監視画面60に電気錠12の解錠コマンドとして「[解錠]」と施錠コマンドとして「[施錠]」が表示された場合、操作者による解錠コマンド又は施錠コマンドのクリック操作等が検出された場合、図1に示したLAN回線36を介して入退出管理制御装置20に電気錠アドレスを指定した解錠指示信号又は施錠指示信号を送信することにより、操作された扉10の電気錠12を遠隔により解錠または施錠させる制御を行う。
監視カメラ制御装置26の監視制御部46は、図1に示した扉10に設けられた開閉検出器16による扉の開閉状態をLAN回線36を介して入退出管理制御装置20から取得しており、電気錠12の施錠状態と解錠状態及び扉10の開放状態と閉鎖状態から出入口に設置された扉10を含む監視領域が異常か否かを判定し、異常を判定した場合は異常を報知させる制御を行う。
監視カメラ制御装置26の監視制御部46は、例えば,担当者が監視カメラ18を切り替えたい場合、二次元コードが設けられた扉を撮像している監視カメラを示すカメラシンボルが配置された施設地図をモニタ装置30に画面表示し、カメラシンボルのマウスクリック等による選択操作が検出された場合に、カメラシンボルに対応する監視カメラ18の監視画像をモニタ装置30に切り替え表示し、扉10に設けられた二次元コード15に基づく扉管理情報を表示させる制御を行う。
図6は監視カメラ制御装置による連携監視設備の制御動作を示したフローチャートであり、図2に示した監視カメラ制御装置26の監視制御部46による制御動作となる。
(情報体)
上記の実施形態では、情報体は二次元コードを採用しているが、公知の二次元コードではなく、平面上の図形によるものとしても良い。例えば、1以上のラインと色、太さ等の組み合わせにより構成し、当該図形と図形の示す内容、例えば扉名称を記憶したカメラ制御装置によりシステムを構成しても良い。監視カメラで当該図形を認識すると、カメラ制御装置側で図形の示す内容を認識し、モニタ装置に表示させる。この方法によれば、図形の示す内容は未知であるため、情報体の示す内容を読み取られることがない。また、カメラ制御装置に記憶された図形の示す内容をカメラ制御装置にアクセスして変更することで、場所名等の変更が可能となる。これにより、情報体の変更なしにモニタ装置に表示する内容を変更可能となる。
建物の出入口の扉に設ける二次元コードとしては、可視光領域外の波長光、例えば赤外線を反射する不可視材料、例えば赤外線インクを使用した印刷により形成しても良い。この場合、監視カメラは可視光領域外の波長光となる赤外線画像を撮像可能のものを使用する。
二次元コードとしては、施工時における扉の移動、運用時での場所名や扉名での変更に対応するため、貼り直し自在であることが望ましい。例えば、貼り直し可能な接着剤を裏面に塗布したものや、マグネットシート等の素材等を採用しても良い。
上記の実施形態は、複数の監視カメラで撮像された監視画像の切り替えを録画装置から出力する画像信号により切り替えているが、これに限定されず、録画装置を経由せずに監視カメラからの映像信号を直接切り替えるようにしても良い。
上記の実施形態は、固定設置される監視カメラを例にとっているが、これに限定されず、パン、チルト、及びズームの機能を備えた監視カメラとしても良く、この場合には、監視カメラの走査中に二次元コードを配置された扉の画像が表示された場合に、二次元コードを解読して扉管理情報を表示するようにしても良い。
上記の実施形態は、扉に配置した二次元コードの解読により扉名称と電気錠アドレスを取得しているが、一度取得した扉名称と電気錠アドレスについて、監視カメラ制御装置に設けた記憶部に記憶させるようにしても良い。このように記憶することで、一度記憶した情報と最新の読取結果に齟齬があった場合、読み取り間違いか、コードの変更があったのか確認可能となり、誤解読による誤った表示を防止することができる。
上記の実施形態は、扉に配置した二次元コードの解読により電気錠の操作コマンドを画面表示し、操作コマンドの画面操作を検出した場合に電気錠を遠隔制御しているが、これに限定されず、二次元コードは扉名称と電気錠アドレスのみをコード化し、監視カメラの画像による二次元コードの解読により扉名称と電気錠アドレスを画面表示し、電気錠の遠隔制御は、画面表示された電気錠アドレスを担当者の操作によりモニタ画面を見て入力して解錠指示信号又は施錠指示信号を入退出管理制御装置に送信して遠隔制御しても良い。
上記の実施形態は、扉に配置した二次元コードの解読により電気錠の操作コマンドを画面表示し、操作コマンドの画面操作を検出した場合に電気錠を遠隔制御しているが、これに限定されず、画面表示及び遠隔制御の対象を扉以外のものにしても良い。例えば、空調設備や照明設備に配置した二次元コードの解読により、設備名称と操作コマンドを画面表示し、遠隔制御しても良い。この際、監視カメラシステムは空調設備や照明設備を制御する施設制御システムと連携して動作する。上記内容により、警備員が空室を確認したうえで空調や照明のOFFすることが可能となり、閉館時の見回り等の手間を減じることが可能となる。
また,本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:電気錠
14:カードリーダ
15,15-1~15-3:二次元コード
16:開閉検出器
18:監視カメラ
20:入退出管理制御装置
22:センター装置
24:クライアント装置
26:監視カメラ制御装置
28:録画装置
30:モニタ装置
32:火災受信盤
34:火災感知器
36:LAN回線
46:監視制御部
50:モニタ入出力部
52:表示部
54:操作部
56:データベース
60:監視画面
62:扉名称
64:電気錠アドレス
66:解錠コマンド
68:施錠コマンド
70-1~70-3:扉管理情報
71:カメラ切替画面
72-1~72-4:カメラシンボル
Claims (7)
- 施設に設けられた所定の設備を制御する施設制御設備と前記施設に設けられた前記所定の設備を含む監視領域を監視カメラにより撮像して監視する監視カメラ設備とを連携させた連携監視設備に於いて、
前記所定の設備又は所定の設備近傍に設けられ、所定の設備管理情報が格納された情報体と、
前記監視カメラにより撮像された監視画像の中の前記情報体から前記設備管理情報を取得して前記監視画像内の前記設備に対応した位置に前記設備管理情報を重ねて前記監視画像を画面表示させる制御部と、
が設けられたことを特徴とする連携監視設備。
- 請求項1記載の連携監視設備に於いて、
前記情報体に格納される前記設備管理情報は設備名称及び又は設備アドレスを含み、
前記監視画像から復元されて前記監視画像に重ねて画面表示される前記設備管理情報は少なくとも前記設備名称又は前記設備アドレスの一方を含むことを特徴とする連携監視設備。
- 請求項1又は2記載の連携監視設備に於いて、
前記制御部は、前記監視カメラにより撮像された監視画像の中の複数の前記設備の前記情報体から前記設備管理情報を取得した場合、前記監視画像内の前記設備の各々に対応した位置に各設備に対応した前記設備管理情報を重ねて前記監視画像を画面表示させることを特徴とする連携監視設備。
- 請求項1乃至3何れかに記載の連携監視設備に於いて、
前記制御部は、前記設備の動作状態を前記監視画像内の前記設備に対応した位置に重ねて前記監視画像を画面表示させることを特徴とする連携監視設備。
- 請求項1乃至4何れかに記載の連携監視設備に於いて、
前記制御部は、前記設備の操作コマンドを前記監視画像内の前記設備に対応した位置に重ねて前記監視画像を画面表示させ、前記操作コマンドの画面操作を検出した場合に、当該操作コマンドに応じて前記設備を制御することを特徴とする連携監視設備。
- 請求項1乃至5何れかに記載の連携監視設備に於いて、
前記制御部は、前記情報体が設けられた前記設備を撮像する監視カメラのカメラシンボルが配置された施設地図を画面表示させ、前記カメラシンボルの選択操作が検出された場合に対応する前記監視カメラの監視画像を前記情報体に基づく前記設備管理情報を前記監視画像内の前記設備に対応した位置に重ねた状態で画面表示させることを特徴とする連携監視設備。
- 請求項1乃至6何れかに記載の連携監視設備に於いて、
前記監視カメラは前記施設に設置されたカメラであることを特徴とする連携監視設備。
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