JP3824249B2 - 天井面のむくりの形成構造及び形成方法 - Google Patents

天井面のむくりの形成構造及び形成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井面にむくりを形成するための構造及び方法に関し、特に、間仕切壁が、前記吊具が設けられていない位置に配置される場合であっても、適切な形状の天井面のむくりを形成することができる天井面のむくりの形成構造および形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物の天井面7として、以下のような構造のものがある。すなわち、図3に示すように、小屋組や2階床などの梁8に、高さ調節機能を有する吊具9を介して野縁受1を取り付け、該野縁受1に天井野縁3を取り付ける。そして、前記吊具9の高さ調節機能を用いて、前記天井野縁3の下面が水平な平面を形成するように前記天井野縁3の取付位置を調節し、該天井野縁3の下面に天井ボード4を取り付けることにより天井面7を構成するものである。
【0003】
このような建物の天井面7の形状は水平な平面とされる場合が多い。しかし、特に広い部屋においては、天井面7を水平な平面としたのみでは天井面7の中央部が垂れ下がっているように居住者が感じる場合がある。そこで、天井面にむくりを形成することにより、そのような不都合を解消していた。そのため、従来は、天井面7のむくりの形成を以下のような構造としていた。すなわち、図10に示すように、前記吊具9の高さ調節機能を用いて、前記野縁受1を室の中央部Aでは高く位置するように吊り上げるとともに、間仕切壁2との接続部などの室の周辺部Bでは低く位置するように押し下げて固定することにより、前記野縁受1の取付け高さを調節して室の中央部Aが高くなるように配置し、該野縁受1に天井野縁3を取り付け、該天井野縁3に天井ボード4を取り付けることにより天井面7のむくりを形成していた。
【0004】
しかしながら、このような従来の天井面7のむくりの形成構造では、前記野縁受1の取付け高さの調節を前記吊具9により行っているため、前記野縁受1の取付け高さの調節を行うことのできるのが前記吊具9が配置されている位置に限定され、そのため、前記間仕切壁2の配置によっては、室の広さ及び形状に合致した適切な形状の天井面7のむくりを形成することができない場合があるという問題があった。
【0005】
すなわち、前記間仕切壁2は、建物内部において各室を分割するものであり、必ず室の周辺部Bに位置するものであるから、室の周辺部Bが低くなるように天井面7のむくりを形成するためには、前記間仕切壁2の上部の天井面7は低い位置に配置される必要がある。ところが、前記間仕切壁2の配置は、建物の間取りによって決定されるものであり、前記間仕切壁2の上方に必ずしも前記吊具9が配置されているとは限らす、その場合には、天井面7を前記間仕切壁2の上部において低い位置に配置することができず、適切な天井面7のむくりを形成することができない。ここで、前記吊具9を所望の位置に配置するため、前記吊具9の取付位置をずらす方法があるが、この方法では前記梁8が設けられていない位置にはずらすことができないという問題がある。また、前記梁8に追加して前記吊具9を設けたい位置に補助梁(図示せず)を設け、該補助梁に前記吊具9を取り付ける方法もあるが、この方法では多くの作業工数と費用がかかるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、間仕切壁がどのような位置に配置される場合であっても、簡易な方法で適切な形状の天井面のむくりを形成することができる天井面のむくりの形成構造及び形成方法を提供することを技術課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術課題を解決するための具体的手段は、次のようなものである。すなわち、請求項1に記載する天井面のむくりの形成構造は、室の中央部において野縁受及び/又は天井野縁を吊り上げて固定するとともに、室の周辺部の間仕切壁が設けられる位置においては、該間仕切壁を構成する垂直部材であって天井野縁及び/又は天井ボードと床部とを繋ぐ間仕切スタッドにより、前記天井野縁を下方へ引き下げて固定したことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2に記載する天井面のむくりの形成構造は、高さ調節機能を有する吊具を介して梁に野縁受を取り付け、該野縁受に天井野縁を取り付けるとともに、該天井野縁に天井ボードを取り付けることにより構成される天井面において、前記吊具の高さ調節機能により、前記野縁受を室の中央部は高く、室の周辺部は低くなるように固定するとともに、室の周辺部の間仕切壁の上方であって前記吊具が設けられていない位置においては、該間仕切壁を構成する垂直部材であって天井野縁及び/又は天井ボードと床部とを繋ぐ間仕切スタッドにより、前記天井野縁を下方へ引き下げて固定したことを特徴とするものである。
【0009】
請求項3に記載する天井面のむくりの形成構造は、請求項1又は2に記載する構成において、前記間仕切スタッドの下端部と床部との結合部及び/又は前記間仕切スタッドの上端部と天井部との結合部に結合補強部材を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項4に記載する天井面のむくりの形成方法は、床部の施工の後、野縁受及び天井野縁の施工を行うとともに、室の中央部において前記野縁受及び/又は天井野縁を吊り上げて室の周辺部よりも高い位置に固定し、天井ボードを前記天井野縁に取り付け、間仕切スタッドの上端部を前記天井野縁及び/又は天井ボードに結合し、その後、該間仕切スタッドを下方へ引き下げてその下端部を床部に結合することによって前記天井野縁を下方へ引き下げて固定することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る天井面のむくりの形成構造及び形成方法について図面に基づいて説明する。本発明の実施形態に係る天井面のむくりの形成構造は、図1に示すように、室の中央部Aにおいて野縁受1を吊り上げて固定するとともに、室の周辺部Bの間仕切壁2が設けられる位置においては、該間仕切壁2を構成する垂直部材であって天井野縁3及び天井ボード4と床部5とを繋ぐ間仕切スタッド6により、前記天井野縁3を下方へ引き下げて固定した構造である。なお、図1は、前記間仕切壁2が前記天井野縁3に対して平行な方向に設けられる場合を示しているが、図2に示すように、前記間仕切壁2が前記天井野縁3に対して直交する方向に設けられる場合においても、全く同様の構造とすることができる。以下、前記間仕切壁2が前記天井野縁3に対して平行な方向に設けられる場合を例に、図面を用いて更に詳細に説明する。
【0012】
本実施形態における天井面7の構造は以下のようなものである。すなわち、図3に示すように、構造体である小屋組や2階床などの梁8に、高さ調節機能を有する吊具9が所定の間隔で取り付けられ、該吊具9を介して前記梁8に野縁受1が取り付けられ、該野縁受1には、該野縁受1と直交する方向に天井野縁3が取り付けられ、該天井野縁3の下面には、図1に示すように、天井ボード4が取り付けられ、これによって天井面7が構成されている。
【0013】
ここで、前記吊具9は、図4に示すように、前記梁8のフランジ部に嵌合する嵌合溝10を有する本体部11と、該本体部11にその上端部がナット12を用いて取り付けられるとともに、その下端部が前記野縁受1にナット12を用いて取り付けられる取付ボルト13とからなり、該取付ボルト13の下端部と前記野縁受1との取付位置を調節することにより、前記野縁受1の取付け高さの調節を行うことができる。なお、前記吊具9は本実施形態において用いるものに限定されるものではなく、前記梁8と前記野縁受1とを連結し、且つ、前記野縁受1の取付け高さを調節することができるすべての形態の吊具9を用いることができる。
【0014】
前記野縁受1と前記天井野縁3との結合は、図3に示すように、前記野縁受1及び前記天井野縁3の双方にそれぞれ嵌合される嵌合部を有する専用の野縁取付金具14を介して行われている。なお、一般的に用いられているボルトとナット、ビス、釘などの止着部材を用いて結合することも可能である。また、前記天井ボード4の取付けは、該天井ボード4の下面からビスなどの止着部材(図示せず)を貫通させて前記天井野縁3に固定することにより行う。
【0015】
そして、本実施形態においては、図1に示すように、天井面7のむくりを形成するために、前記吊具9の高さ調節機能を用いて、前記野縁受1を室の中央部Aでは高く位置するように吊り上げ、室の周辺部Bでは低く位置するように押し下げた状態で固定するとともに、室の周辺部Bの間仕切壁2の上方であって前記吊具9が設けられていない位置においては、該間仕切壁2を構成する垂直部材であって天井野縁3及び天井ボード4と床部5とを繋ぐ間仕切スタッド6により、前記天井野縁3及び天井ボード4を下方へ引き下げて固定した構造としている。以下、本実施形態に係る天井面のむくりの形成構造及び形成方法について、その施工順序に従って更に詳細に説明する。
【0016】
本実施形態に係る天井面7のむくりの施工に際しては、床組、床下地、床板などの床部5の施工、及び外周壁の内側に沿った内壁枠の取付けなどの内壁部15の施工の後、前記野縁受1及び天井野縁3の施工を行う。前記野縁受1及び天井野縁3は、前述の通りに取り付けられる。すなわち、図3に示すように、前記野縁受1は構造体である小屋組や2階床などの梁8に高さ調節機能を有する吊具9を介して取り付けられ、前記天井野縁3は、野縁取付金具14を介して前記野縁受1の下面に前記野縁受1と直交する方向に取り付けられる。
【0017】
次に、前記吊具9の高さ調節機能を用いて、前記野縁受1を室の中央部Aは高く、室の周辺部Bは低くなるように固定する。この際、室の中央部Aに前記吊具9が設けられていない場合には、前記吊具9の設置位置を室の中央部Aに移動させる。その際、前記吊具9を室の中央部Aに移動することができない場合などには、室の中央部Aを通る位置に補助梁(図示せず)を追加し、該補助梁に前記吊具9を取り付けることにより、室の中央部Aに前記吊具9を配置する。一方、室の周辺部Bの間仕切壁2が設けられる位置の上方においても、前記吊具9が設けられていない場合には、前記吊具9の設置位置を室の中央部Aに移動させるが、その際、前記吊具9を室の周辺部Bに移動することができない場合には、図5に示すように、その他の部分のみを所定の高さに調節して固定し、前記間仕切壁2が設けられる位置はそのままの状態にしておく。このように、室の中央部A又は室の周辺部Bに前記吊具9を移動することができない場合としては、例えば、建物の構造設計上、前記吊具9を取り付けるための前記梁8が室の中央部A又は室の周辺部Bに設けられていないために前記吊具9を移動させることができない場合などがある。具体的には、図2に示すように、前記間仕切壁2が前記梁8に対して平行な方向に設けられ、前記間仕切壁2が設けられる位置、すなわち室の周辺部Bに前記梁8が設けられていないために、前記吊具9を室の周辺部Bに移動させることができない場合などである。
【0018】
次に、前記天井野縁3の下面に天井ボード4を取り付ける。該天井ボード4としては、工場などで所定形状に形成された石膏ボードなどを使用し、前述の通り、ビスなどの止着部材(図示せず)を下面から貫通させて前記天井野縁3に固定することにより取り付ける。ここで、前記天井ボード4は、前記間仕切壁2の配置に関係なく前記天井野縁3が設けられた天井面7の全面に取り付けられる場合と、前記間仕切壁2の上部には取り付けられず、前記間仕切壁2の上部を除く天井面7に取り付けられる場合とがある。なお、図1は前記天井ボード4が天井面7の全面に取り付けられる場合を示している。
【0019】
以上のようにして天井面7を形成した後、前記間仕切壁2の施工を行う。前記天井ボード4が天井面7の全面に取り付けられた場合、前記間仕切壁2の施工に際しては、図6に示すように、まず、間仕切壁2を構成する内部の水平部材であって、断面コ字形の長尺部材である間仕切ランナー16を、前記間仕切壁2が設けられる位置における前記天井ボード4の下面、すなわち天井面7と、前記床部5とにそれぞれ取り付ける。前記間仕切ランナー16は、天井部においては、天井ボード4の下面に配置され、ビスなどの止着部材17を間仕切ランナー16の下面から該間仕切ランナー16及び天井ボード4を貫通させて、前記天井野縁3に前記間仕切ランナー16を固定することにより取り付けられる。また、床部5においては、該床部5の上面に配置され、ビスなどの止着部材17を間仕切ランナー16の上面から該間仕切ランナー16を貫通させて、前記床部5に前記間仕切ランナー16を固定することにより取り付けられる。なお、前記天井ボード4が前記間仕切壁2の上部には取り付けられず、前記間仕切壁2の上部を除く天井面7に取り付けられた場合には、図示しないが、前記間仕切ランナー16は、前記天井野縁3の下面に直接固定され、取り付けられる。
【0020】
次に、前記間仕切スタッド6を取り付ける。この際、図7に示すように、まず、前記間仕切スタッド6の上端部を前記天井部に取り付けられた間仕切ランナー16に嵌め込み、該間仕切ランナー16の両側からビスなどの止着部材17をねじ込むなどして固定する。そして、前記間仕切スタッド6を下方に引き下げて、図8に示すように、その下端部を前記床部5に取り付けられた間仕切ランナー16に嵌め込み、該間仕切ランナー16の両側からビスなどの止着部材17をねじ込むなどして固定する。これにより、室の周辺部Bである前記間仕切壁2が設けられる位置の天井野縁3を下方へ引き下げて固定することができる。
【0021】
すなわち、前記天井部に取り付けられた間仕切ランナー16は、前記天井ボード4を介して、又は直接に前記天井野縁3に固定されているので、該間仕切ランナー16にその上端部を固定された前記間仕切スタッド6を下方に引き下げて前記床部5に取り付けられた間仕切ランナー16に固定することで、前記天井野縁3を下方へ引き下げて固定することができる。そして、このような構造とすることにより、前記間仕切壁2が、前記吊具9が設けられていない位置に配置される場合であっても、適切な形状の天井面7のむくりを形成することができる。
【0022】
なお、前記間仕切スタッド6の下端部と床部5との結合部と、前記間仕切スタッド6の上端部と天井部との結合部との双方又は一方に結合補強部材18を設ける場合もある。該結合補強部材18としては、例えば図9に示すように、L形の金属板であって、ビスなどの止着部材17を挿通するための複数の挿通孔19が設けられたものなどを使用することができる。すなわち、本実施形態に係る天井面のむくりの形成構造では、前記間仕切スタッド6により前記天井野縁3を下方へ引き下げた状態で固定しているので、前記間仕切スタッド6と前記天井部及び床部5に取り付けられた間仕切ランナー16との結合部には引張り方向の力が常に働くことになるので、該結合部を補強するための結合補強部材18を設けることが望ましいからである。なお、前記結合補強部材18は前述のものに限定されず、前記間仕切スタッド6と前記間仕切ランナー16との結合を補強することができるものであれば他の形状であっても良く、また、天井部及び床部5に直接結合させるものであっても良い。そして、前記間仕切スタッド6の取付け後、図1に示すように、前記間仕切スタッド6及び間仕切ランナー16の両側に間仕切ボード20を取り付けることにより前記間仕切壁2が形成される。
【0023】
なお、ここまでは前記吊具9の高さ調節機能を用いて、前記野縁受1を室の中央部Aでは高く位置するように吊り上げて固定することにより、該野縁受1に取り付けられる前記天井野縁3の下面に取り付けられる天井ボード4で形成される前記天井面7の高さを調節して室の中央部Aが高くなるようにし、天井面7のむくりを形成していた。しかし、前記天井面7の高さを調節して室の中央部Aが高くなるようにするためには、前記天井野縁3を直接吊り上げることによっても同様に天井面7のむくりを形成することができる。したがって、前記吊具9に類似の高さ調節機能を有する固定具を前記梁8と前記天井野縁3に取付け、該固定具の高さ調節により前記天井野縁3を直接吊り上げて前記天井面7のむくりを形成しても良い。また、前記野縁受1又は前記天井野縁3を吊り上げ、高さを調節するための方法は、前記吊具9又はこれに類似の固定具を使用して行う方法に限定されるものではなく、この技術分野において既知のすべての方法を使用することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係る天井面のむくりの形成構造によれば、間仕切壁を構成する垂直部材であって天井野縁及び/又は天井ボードと床部とを繋ぐ間仕切スタッドにより、前記天井野縁を下方へ引き下げて固定したことにより、間仕切壁がどのような位置に配置される場合であっても、簡易な方法で適切な形状の天井面のむくりを形成することができる。
【0025】
本発明の請求項2に係る天井面のむくりの形成構造によれば、吊具の高さ調節機能により、野縁受を室の中央部は高く、室の周辺部は低くなるように固定するとともに、室の周辺部の間仕切壁の上方であって前記吊具が設けられていない位置においては、該間仕切壁を構成する垂直部材であって天井野縁及び/又は天井ボードと床部とを繋ぐ間仕切スタッドにより、前記天井野縁を下方へ引き下げて固定したことにより、前記間仕切壁が、前記吊具が設けられていない位置に配置される場合であっても、適切な形状の天井面のむくりを形成することができる。
【0026】
本発明の請求項3に係る天井面のむくりの形成構造によれば、前記間仕切スタッドの下端部と床部との結合部、及び/又は前記間仕切スタッドの上端部と天井部との結合部に結合補強部材を設けたことにより、前記間仕切スタッドの上端部及び/又は下端部をより確実に固定することができるので、むくりが形成された前記天井面の構造的な強度を高めることができる。
【0027】
本発明の請求項4に係る天井面のむくりの形成方法に従って施工すれば、前記請求項1から3までに記載する天井面のむくりの形成構造を実現することができ、これによって、前記間仕切壁がどのような位置に配置される場合であっても、簡易な方法で適切な形状の天井面のむくりを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る天井面のむくりの形成構造を示す室の断面図であって、間仕切壁が天井野縁に対して平行な方向に設けられる場合を示すものである。
【図2】本発明の実施形態に係る天井面のむくりの形成構造を示す室の断面図であって、間仕切壁が天井野縁に対して直交する方向に設けられる場合を示すものである。
【図3】本発明の実施形態及び従来例に係る天井面の構造を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係る吊具を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態において、吊具を用いて高さ調節をした状態を示す室の断面図である。
【図6】本発明の実施形態において、天井部及び床部に間仕切ランナーを取り付けた状態を示す室の断面図である。
【図7】本発明の実施形態において、間仕切スタッドを天井部の間仕切ランナーに取り付けた状態を示す室の断面図である。
【図8】本発明の実施形態において、間仕切スタッドを下方に引き下げて固定した状態を示す室の断面図である。
【図9】本発明の実施形態に係る結合補強部材を用いた間仕切スタッドと間仕切ランナーの結合部を示す斜視図である。
【図10】従来例に係る天井面のむくりの形成構造を示す室の断面図である。
【符号の説明】
1 野縁受
2 間仕切壁
3 天井野縁
4 天井ボード
5 床部
6 間仕切スタッド
7 天井面
8 梁
9 吊具
10 吊具の嵌合溝
11 吊具の本体部
13 吊具の取付ボルト
14 野縁取付金具
15 内壁部
16 間仕切ランナー
17 止着部材
18 結合補強部材
20 間仕切ボード

Claims (4)

  1. 室の中央部において野縁受及び/又は天井野縁を吊り上げて固定するとともに、室の周辺部の間仕切壁が設けられる位置においては、該間仕切壁を構成する垂直部材であって天井野縁及び/又は天井ボードと床部とを繋ぐ間仕切スタッドにより、前記天井野縁を下方へ引き下げて固定したことを特徴とする天井面のむくりの形成構造。
  2. 高さ調節機能を有する吊具を介して梁に野縁受を取り付け、該野縁受に天井野縁を取り付けるとともに、該天井野縁に天井ボードを取り付けることにより構成される天井面において、
    前記吊具の高さ調節機能により、前記野縁受を室の中央部は高く、室の周辺部は低くなるように固定するとともに、室の周辺部の間仕切壁の上方であって前記吊具が設けられていない位置においては、該間仕切壁を構成する垂直部材であって天井野縁及び/又は天井ボードと床部とを繋ぐ間仕切スタッドにより、前記天井野縁を下方へ引き下げて固定したことを特徴とする天井面のむくりの形成構造。
  3. 前記間仕切スタッドの下端部と床部との結合部及び/又は前記間仕切スタッドの上端部と天井部との結合部に結合補強部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の天井面のむくりの形成構造。
  4. 床部の施工の後、野縁受及び天井野縁の施工を行うとともに、室の中央部において前記野縁受及び/又は天井野縁を吊り上げて室の周辺部よりも高い位置に固定し、天井ボードを前記天井野縁に取り付け、間仕切スタッドの上端部を前記天井野縁及び/又は天井ボードに結合し、その後、該間仕切スタッドを下方へ引き下げてその下端部を床部に結合することによって前記天井野縁を下方へ引き下げて固定することを特徴とする天井面のむくりの形成方法。
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