JP3821708B2 - 口紅のにじみ止め化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、口唇用の化粧料において、特に、口紅の経時的なにじみによる化粧くずれに対して化粧持ちが優れ、良好な使用感を有し、美しい仕上がり感を得ることができる、口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、口紅を口唇上に塗布すると、時間経過と共に口唇周辺ににじみだし、輪郭がだらしなく、ぼやける現象が起きることが知られている。これは口唇の周囲にあるシワに沿って、毛管現象で口紅が拡散するためで、特に高年齢の人に多く見られる現象であるが、メイクアップ化粧料にとっては重大な欠陥となる。
【0003】
従来、口紅のにじみを防止するために、棒状油性固形料で輪郭を描く方法、口紅を塗布した後、化粧紙で口紅あるいは口紅の油成分及び色素類の一部を除去する方法で対処してきた。
【0004】
しかしながら、前記のような従来の方法では経時的に口紅の塗膜が薄くなる、口紅の色が他の化粧料となじんで色調が変化する、さらには従来の口紅のにじみ防止の化粧料を用いた場合、それ自身が油性固形料であるために、同じく油性の口紅となじみ、にじんでしまうといった多くの問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、経時的な口紅のにじみが起こらず、さらに、使用感が良く、仕上がりが粉っぽくなく、自然な仕上がりを得られる口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、このような口紅のにじみを防ぐため、種々検討を行った結果、唇のしわに沿って生じる口紅の経時的なにじみを防止するために、口紅塗布前に、構成成分として(A)化粧料全量に対し1〜8重量%である有機変性粘土鉱物を必須成分とする粉体を80〜90重量%と、(B)油性成分に対し50重量%以上のシリコーン油を必須成分とする油性成分を10〜20重量%とを含有する口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料を口唇に塗布することにより、経時的な口紅のにじみが起こらず、さらに、使用感が良く、仕上がりが粉っぽくなく、自然な仕上がりを得られることを見出した。
【0007】
すなわち、粉体と油性成分からなる化粧料のうち、粉体中に有機変性粘土鉱物を含有させ、油性成分にシリコーン油を含んでいれば、この2つの構成成分から調製される化粧料は、口唇の周りに塗布することによって口紅の経時的なにじみを防ぐ効果があることを見出し本発明の完成に至った。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明でいう口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料とは、化粧用具を用いて、口唇の周り、すなわち口唇の輪郭に沿って塗布するものであり、化粧用具が乾いた状態もしくは水で湿潤させた状態の両方で使用(水有り水無し使用のツーウェイ使用)するものである。口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料を、前記のように使用することにより、口唇に沿って口紅等の化粧料を均一に塗布することができ、さらには、本発明の口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料の場合、口紅のにじみを防ぐ効果を発揮する。
【0009】
本発明の口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料は、その構成成分として、(A)化粧料全量に対し1〜8重量%である有機変性粘土鉱物を必須成分とする粉体を80〜90重量%と、(B)油性成分に対し50重量%以上のシリコーン油を必須成分とする油性成分を10〜20重量%とを含有する。すなわち、本発明の口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料は、その基本構成成分として粉体と油性成分からなるが、(A)の粉体には必ず有機変性粘土鉱物が含まれ、(B)の油性成分には必ずシリコーン油が含まれていることが特徴である。
【0010】
このうち、(A)成分の粉体中に含まれる有機変性粘土鉱物は、下記一般式(1)で表される粘土鉱物を、第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で処理して得られるものである。
【0011】
【化1】
Figure 0003821708
【0012】
具体的には、例えば、モンモリロナイト、サポナイト、およびヘクトライト等の天然または合成(この場合、式中のOH基がフッ素で置換されたもの)のモンモリロナイト群(市販品ではビーガム、クニピア、ラポナイト等がある)およびナトリウムシリシックマイカやナトリウムテニオライトまたはリチウムテニオライトの名で知られる合成雲母等の粘土鉱物である。
【0013】
また、粘土鉱物を有機変性するために用いる第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は、下記一般式(2)で表されるものである。
【0014】
【化2】
Figure 0003821708
式中、R1は炭素数10〜22のアルキル基またはベンジル基、R2はメチル基または炭素数10〜22のアルキル基、R3とR4は炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子またはメチルサルフェート残基を表す。
【0015】
例えば、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、アラキルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルジメチルアンモニウムクロリド、セチルジメチルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルアンモニウムクロリド、アラキルジメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジメチルアンモニウムクロリド、セチルジエチルアンモニウムクロリド、ステアリルジエチルアンモニウムクロリド、ステアリルジエチルアンモニウムクロリド、アラキルジエチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジエチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルミリスチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルセチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルベヘニルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエチルセチルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエチルステアリルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリド、および相当するブロミド等、さらにジパルミチルプロピルエチルアンモニウムメチルサルフェート等が挙げられ、これらのうち一種または二種以上が任意に選択されて処理される。
【0016】
なお、上記の第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で粘土鉱物を処理する際には非イオン性界面活性剤を併用して処理することも可能である。
【0017】
本発明の(A)成分中に含まれる有機変性粘土鉱物は、例えば、水、アセトンあるいは低級アルコール等の低沸点溶媒中で上述の粘土鉱物と、第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤とを分散撹拌処理し低沸点溶媒を除去することによって得られる。
【0018】
また、有機変性粘土鉱物中の第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤の含有量は粘土鉱物100gに対して60〜140ミリ当量であることが好ましい。
【0019】
以上、有機変性粘土鉱物について説明したが、具体的にその代表的なものとしては、ジメチルアルキルアンモニウムヘクトライト、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド処理モンモリロナイト、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム処理ケイ酸アルミニウムマグネシウム等が挙げられる。市販品としては、ベントン38(ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド処理モンモリロナイト:ナショナルレッド社)等が好ましい。
【0020】
本発明の(A)成分で、有機変性粘土鉱物以外に併用して配合する粉体としては通常化粧料に用いられるものであれば、いずれでもよく、特に制限を受けるものではない。例えば、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、無水ケイ酸、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の無機粉体;麻セルロース末、シルク末、トウモロコシデンプン等の有機粉体;ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム等の金属石鹸;ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、結晶セルロース等の合成高分子粉体;法定色素;ウコンエキス、カラメル、クチナシ黄、ベニバナ赤、シコニン等の天然色素;カーボンブラック、酸化チタン、酸化鉄、群青、紺青等の無機顔料;酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、酸化チタン被覆合成金雲母等のパール顔料が挙げられ、この中から必要応じて一種又は二種以上を選択して用いることができる。また、これらの化粧料用粉体は、目的に応じてフッ素化合物、シリコーン系油、金属石鹸、油脂、ロウ、炭化水素などで公知の方法により表面被覆処理したものであっても良く、一種又は二種以上の複合処理したものを用いても良い。また、これら粉体の粒子径、粒子形状は、通常化粧料に用いられる粉体の粒子径、粒子形状でよく、特に制限されない。
【0021】
本発明の口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料では、上記の(A)成分以外に、シリコーン油を必須成分とする油性成分(B)を含有するが、シリコーン油としては、通常化粧品に用いられるものであれば特に限定されない。例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサンなどを挙げることができ、必要に応じて一種または二種以上組み合わせて配合することができる。これらのシリコーン油のうち、化粧料の経時的な安定性の観点から、揮発しにくいシリコーン油の方が好ましい。
【0022】
本発明の(B)成分で、シリコーン油以外に使用する油性成分としては、通常化粧料に使用される固形油、半固形油、液状油、揮発性油等が使用できる。動物油、植物油、鉱物油、合成油を問わず、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、高級アルコール類、アルキルグリセリルエーテル類、エステル類、フッ素系油剤類、親油性界面活性剤等が挙げられる。具体的には、オリーブ油、ヤシ油、アボカド油、ヒマシ油、サフラワー油、硬化油、ミンク油、馬油等の油脂類;ラノリン、鯨ロウ、ミツロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、キャンデリラロウ等のロウ類;流動パラフィン、パラフィン、イソパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、モクロウ、モンタンワックス、フィッシュトロプスワックス、ワセリン、セレシン、ポリエチレン、ポリブテン、スクワレン、スクワラン、12−ヒドロキシステアリン酸等の炭化水素類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、ベヘン酸、オレイン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸類;イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、オレイルアルコール、ヘキシルドデカノール、コレステロール等の高級アルコール類;バチルアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール等のアルキルグリセリルエーテル類;オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸エチル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸イソセチル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、乳酸ミリスチル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル等のエステル類;パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、フッ素変性シリコーン等のフッ素系油剤類;グリセリンモノステアレート、モノステアリン酸ソルビタン等の親油性界面活性剤が挙げられ、これらを必要に応じて一種または二種以上組み合わせて配合することができる。
【0023】
本発明の口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料では、配合される(A)成分の粉体量として、化粧料全量に対して、特に、80〜90重量%であれば油性成分の多いリップスティックやファンデーション等と併用する過酷な条件下の使用においても、にじみ防止効果が高く、さらに好ましい。
【0024】
本発明の口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料において、配合される油性成分(B)の量は十分なにじみ防止効果と化粧持ち効果を得られるよう考慮すれば、10〜20重量%が好ましい
【0025】
また、本発明において、粉体である(A)成分中の有機変性粘土鉱物の量は、特に限定されないが、十分なにじみ防止効果と使用性を考慮すれば化粧料全量に対して0.1〜10重量%が好ましく、さらに、油性成分の多いリップスティックやファンデーション等と併用する過酷な条件下の使用においても、にじみ防止効果の高い化粧料を得るために1〜8重量%が好ましい。
【0026】
さらに、油性成分(B)中のシリコーン油の量としては、化粧料の良好なとれを得るために、油性成分(B)の全量に対して30重量%以上のシリコーン油が配合されることが好ましく、さらに十分な化粧持ち効果と化粧用具へのとれを得るためには、50重量%以上が好ましい。
【0027】
以上のように、本発明の口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料では、構成成分として、(A)化粧料全量に対し1〜8重量%である有機変性粘土鉱物を必須成分とする粉体を80〜90重量%と、(B)油性成分に対し50重量%以上のシリコーン油を必須成分とする油性成分を10〜20重量%とを含有するが、上述のように、にじみ止め効果に対して好ましい粉体量と油性成分量で化粧料を調製すれば、粉末状になり、化粧料の剤型としては固形粉末状にしたほうが扱いやすい。
【0028】
本発明の口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料は、前記した粉体と油性成分からなるものであるが、必要に応じ、本発明の効果を失わない範囲で、通常化粧料に配合される成分である、親油性界面活性剤を含まない界面活性剤、動植物抽出物、アミノ酸およびペプチド、ビタミン類、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、殺菌・防腐剤、紫外線吸収剤等、pH調整剤等を適宜配合することができるが、特にこれに限定されるものではない。
【0029】
【実施例】
以下、実施例をあげて更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0030】
表1〜3に示す組成の実施例1〜15及び比較例1〜4の口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料を調製した。なお、表中の数値の単位は重量%である。
【0031】
【表1】
Figure 0003821708
【0032】
【表2】
Figure 0003821708
【0033】
【表3】
Figure 0003821708
[製造方法]
表1〜3の処方量に従い、成分1〜8をミキサーにて撹拌混合し、成分9、10を加えさらに、ミキサーにて撹拌混合し、粉砕機にて粉砕する。これを金皿にプレス成型し、口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料を得た。
【0034】
得られた口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料に対し、女性専門パネラー10人が官能評価した結果を下記で示した基準でまとめた。
◎・・・10人中9人以上が良好と評価
○・・・10人中7人以上が良好と評価
△・・・10人中5人以上が良好と評価
×・・・10人中4人以下が良好と評価
表4〜6に口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料の評価内容とその結果を示す。
【0035】
【表4】
Figure 0003821708
【0036】
【表5】
Figure 0003821708
【0037】
【表6】
Figure 0003821708
【0038】
表4〜6の結果より、本発明の口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料は、有機変性粘土鉱物を含む粉体とシリコーン油を含む油性成分を配合することで、優れた化粧持ちと良好な使用感を実現することができ、さらには、両成分を特定の範囲の配合量で混合することにより、一層その機能を向上させることができることが示された。
【0039】
実施例16 口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料
成分 重量%
1. シリコーン処理雲母チタン 10.5
2. シリコーン処理セリサイト 30
3. タルク 10
4. 酸化亜鉛 2
5. シリコーン処理酸化チタン 10
6. 顔料 10
7. 有機変性粘土鉱物 2
8. 無水ケイ酸 1
9. セルロース末 8
10.防腐剤 0.2
11.酸化防止剤 0.1
12.ジメチルポリシロキサン 6.2
13.エステル油 5
14.シリコーン処理酸化鉄被覆雲母チタン 5
合計 100
製造方法
成分1〜11をミキサーにて撹拌混合し、成分12、13を加えさらに、ミキサーにて攪拌混合し、粉砕機にて粉砕する。さらに成分14を加えミキサーにて混合する。これを金皿にプレス成型し、口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料を得た。
【0040】
本発明の口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料は、口紅のにじみ止め効果にすぐれ、使用性が良好なものであった。
【0041】
【発明の効果】
本発明の口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料は、有機変性粘土鉱物を含む粉体と、シリコーン油を含む油性成分とを配合することで、官能性の面においても問題がなく、口紅の塗布前に口唇に塗布することにより、すぐれたにじみ止め効果を発揮する。

Claims (2)

  1. 構成成分として(A)化粧料全量に対し1〜8重量%である有機変性粘土鉱物を必須成分とする粉体を80〜90重量%と、(B)油性成分に対し50重量%以上のシリコーン油を必須成分とする油性成分を10〜20重量%とを含有する口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料
  2. (A)成分中の有機変性粘土鉱物が、三層構造を有するコロイド性含水ケイ酸アルミニウムの一種である粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で処理して得られるものである請求項1記載の口紅のにじみ止め用固形粉末化粧料
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