JP2003183128A - 口紅のにじみ止め化粧料 - Google Patents

口紅のにじみ止め化粧料

Info

Publication number
JP2003183128A
JP2003183128A JP2001390731A JP2001390731A JP2003183128A JP 2003183128 A JP2003183128 A JP 2003183128A JP 2001390731 A JP2001390731 A JP 2001390731A JP 2001390731 A JP2001390731 A JP 2001390731A JP 2003183128 A JP2003183128 A JP 2003183128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bleeding
lipstick
component
cosmetic
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001390731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3821708B2 (ja
Inventor
Tomoko Nagura
朋子 名倉
Jun Taya
潤 田屋
Toshiyuki Kobayashi
利行 小林
Kunikazu Hanada
邦和 花田
Satoru Nakada
悟 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nonogawa Shoji Ltd
Original Assignee
Nonogawa Shoji Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nonogawa Shoji Ltd filed Critical Nonogawa Shoji Ltd
Priority to JP2001390731A priority Critical patent/JP3821708B2/ja
Publication of JP2003183128A publication Critical patent/JP2003183128A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3821708B2 publication Critical patent/JP3821708B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】有機変性粘土鉱物を含む粉体と、シリコーン油
を含む油性成分を含有する化粧料を口唇の輪郭に塗布す
ることで、経時的な口紅のにじみを防止し、輪郭を美し
く保ち、さらに、使用感が良く、自然な仕上がりを得ら
れる口紅のにじみ止め化粧料を提供する。 【解決手段】構成成分として(A)有機変性粘土鉱物を
必須成分とする粉体を70〜95重量%と、(B)シリ
コーン油を必須成分とする油性成分を5〜30重量%と
を含有する口紅のにじみ止め化粧料を、口唇の輪郭に塗
布することで、優れたにじみ防止効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、口唇用の化粧料に
おいて、特に、口紅の経時的なにじみによる化粧くずれ
に対して化粧持ちが優れ、良好な使用感を有し、美しい
仕上がり感を得ることができる、口紅のにじみ止め化粧
料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、口紅を口唇上に塗布すると、時間
経過と共に口唇周辺ににじみだし、輪郭がだらしなく、
ぼやける現象が起きることが知られている。これは口唇
の周囲にあるシワに沿って、毛管現象で口紅が拡散する
ためで、特に高年齢の人に多く見られる現象であるが、
メイクアップ化粧料にとっては重大な欠陥となる。
【0003】従来、口紅のにじみを防止するために、棒
状油性固形料で輪郭を描く方法、口紅を塗布した後、化
粧紙で口紅あるいは口紅の油成分及び色素類の一部を除
去する方法で対処してきた。
【0004】しかしながら、前記のような従来の方法で
は経時的に口紅の塗膜が薄くなる、口紅の色が他の化粧
料となじんで色調が変化する、さらには従来の口紅のに
じみ防止の化粧料を用いた場合、それ自身が油性固形料
であるために、同じく油性の口紅となじみ、にじんでし
まうといった多くの問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、経時
的な口紅のにじみが起こらず、さらに、使用感が良く、
仕上がりが粉っぽくなく、自然な仕上がりを得られる口
紅のにじみ止め化粧料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な口紅のにじみを防ぐため、種々検討を行った結果、唇
のしわに沿って生じる口紅の経時的なにじみを防止する
ために、口紅塗布前に、構成成分として(A)有機変性
粘土鉱物を必須成分とする粉体を70〜95重量%と、
(B)シリコーン油を必須成分とする油性成分を5〜3
0重量%とを含有する口紅のにじみ止め化粧料を口唇に
塗布することにより、経時的な口紅のにじみが起こら
ず、さらに、使用感が良く、仕上がりが粉っぽくなく、
自然な仕上がりを得られることを見出した。
【0007】すなわち、粉体と油性成分からなる化粧料
のうち、粉体中に有機変性粘土鉱物を含有させ、油性成
分にシリコーン油を含んでいれば、この2つの構成成分
から調製される化粧料は、口唇の周りに塗布することに
よって口紅の経時的なにじみを防ぐ効果があることを見
出し本発明の完成に至った。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明でいう口紅のにじみ止め化粧料とは、化粧用具を
用いて、口唇の周り、すなわち口唇の輪郭に沿って塗布
するものであり、化粧用具が乾いた状態もしくは水で湿
潤させた状態の両方で使用(水有り水無し使用のツーウ
ェイ使用)するものである。口紅のにじみ止め化粧料
を、前記のように使用することにより、口唇に沿って口
紅等の化粧料を均一に塗布することができ、さらには、
本発明の口紅のにじみ止め化粧料の場合、口紅のにじみ
を防ぐ効果を発揮する。
【0009】本発明の口紅のにじみ止め化粧料は、その
構成成分として、(A)有機変性粘土鉱物を必須成分と
する粉体を70〜95重量%と、(B)シリコーン油を
必須成分とする油性成分を5〜30重量%とを含有す
る。すなわち、本発明の口紅のにじみ止め化粧料は、そ
の基本構成成分として粉体と油性成分からなるが、
(A)の粉体には必ず有機変性粘土鉱物が含まれ、
(B)の油性成分には必ずシリコーン油が含まれている
ことが特徴である。
【0010】このうち、(A)成分の粉体中に含まれる
有機変性粘土鉱物は、下記一般式(1)で表される粘土
鉱物を、第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で
処理して得られるものである。
【0011】
【化1】
【0012】具体的には、例えば、モンモリロナイト、
サポナイト、およびヘクトライト等の天然または合成
(この場合、式中のOH基がフッ素で置換されたもの)
のモンモリロナイト群(市販品ではビーガム、クニピ
ア、ラポナイト等がある)およびナトリウムシリシック
マイカやナトリウムテニオライトまたはリチウムテニオ
ライトの名で知られる合成雲母等の粘土鉱物である。
【0013】また、粘土鉱物を有機変性するために用い
る第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は、下記
一般式(2)で表されるものである。
【0014】
【化2】 式中、R1は炭素数10〜22のアルキル基またはベン
ジル基、R2はメチル基または炭素数10〜22のアル
キル基、R3とR4は炭素数1〜3のアルキル基または
ヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子またはメチル
サルフェート残基を表す。
【0015】例えば、ドデシルトリメチルアンモニウム
クロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリ
ルトリメチルアンモニウムクロリド、アラキルトリメチ
ルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニ
ウムクロリド、ミリスチルジメチルアンモニウムクロリ
ド、セチルジメチルアンモニウムクロリド、ステアリル
ジメチルアンモニウムクロリド、アラキルジメチルアン
モニウムクロリド、ベヘニルジメチルアンモニウムクロ
リド、セチルジエチルアンモニウムクロリド、ステアリ
ルジエチルアンモニウムクロリド、ステアリルジエチル
アンモニウムクロリド、アラキルジエチルアンモニウム
クロリド、ベヘニルジエチルアンモニウムクロリド、ベ
ンジルジメチルミリスチルアンモニウムクロリド、ベン
ジルジメチルセチルアンモニウムクロリド、ベンジルジ
メチルステアリルアンモニウムクロリド、ベンジルジメ
チルベヘニルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエ
チルセチルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエチ
ルステアリルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメ
チルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジヒドロキシエ
チルアンモニウムクロリド、および相当するブロミド
等、さらにジパルミチルプロピルエチルアンモニウムメ
チルサルフェート等が挙げられ、これらのうち一種また
は二種以上が任意に選択されて処理される。
【0016】なお、上記の第四級アンモニウム塩型カチ
オン界面活性剤で粘土鉱物を処理する際には非イオン性
界面活性剤を併用して処理することも可能である。
【0017】本発明の(A)成分中に含まれる有機変性
粘土鉱物は、例えば、水、アセトンあるいは低級アルコ
ール等の低沸点溶媒中で上述の粘土鉱物と、第四級アン
モニウム塩型カチオン界面活性剤とを分散撹拌処理し低
沸点溶媒を除去することによって得られる。
【0018】また、有機変性粘土鉱物中の第四級アンモ
ニウム塩型カチオン界面活性剤の含有量は粘土鉱物10
0gに対して60〜140ミリ当量であることが好まし
い。
【0019】以上、有機変性粘土鉱物について説明した
が、具体的にその代表的なものとしては、ジメチルアル
キルアンモニウムヘクトライト、ベンジルジメチルステ
アリルアンモニウムヘクトライト、ジステアリルジメチ
ルアンモニウムクロライド処理モンモリロナイト、塩化
ジステアリルジメチルアンモニウム処理ケイ酸アルミニ
ウムマグネシウム等が挙げられる。市販品としては、ベ
ントン38(ジステアリルジメチルアンモニウムクロラ
イド処理モンモリロナイト:ナショナルレッド社)等が
好ましい。
【0020】本発明の(A)成分で、有機変性粘土鉱物
以外に併用して配合する粉体としては通常化粧料に用い
られるものであれば、いずれでもよく、特に制限を受け
るものではない。例えば、タルク、セリサイト、マイ
カ、カオリン、無水ケイ酸、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム等の無機粉体;麻セルロース末、シルク末、ト
ウモロコシデンプン等の有機粉体;ステアリン酸アルミ
ニウム、ステアリン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム
等の金属石鹸;ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、結晶
セルロース等の合成高分子粉体;法定色素;ウコンエキ
ス、カラメル、クチナシ黄、ベニバナ赤、シコニン等の
天然色素;カーボンブラック、酸化チタン、酸化鉄、群
青、紺青等の無機顔料;酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被
覆雲母、酸化チタン被覆合成金雲母等のパール顔料が挙
げられ、この中から必要応じて一種又は二種以上を選択
して用いることができる。また、これらの化粧料用粉体
は、目的に応じてフッ素化合物、シリコーン系油、金属
石鹸、油脂、ロウ、炭化水素などで公知の方法により表
面被覆処理したものであっても良く、一種又は二種以上
の複合処理したものを用いても良い。また、これら粉体
の粒子径、粒子形状は、通常化粧料に用いられる粉体の
粒子径、粒子形状でよく、特に制限されない。
【0021】本発明の口紅のにじみ止め化粧料では、上
記の(A)成分以外に、シリコーン油を必須成分とする
油性成分(B)を含有するが、シリコーン油としては、
通常化粧品に用いられるものであれば特に限定されな
い。例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン、デカメチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロ
キサンなどを挙げることができ、必要に応じて一種また
は二種以上組み合わせて配合することができる。これら
のシリコーン油のうち、化粧料の経時的な安定性の観点
から、揮発しにくいシリコーン油の方が好ましい。
【0022】本発明の(B)成分で、シリコーン油以外
に使用する油性成分としては、通常化粧料に使用される
固形油、半固形油、液状油、揮発性油等が使用できる。
動物油、植物油、鉱物油、合成油を問わず、油脂類、ロ
ウ類、炭化水素類、脂肪酸類、高級アルコール類、アル
キルグリセリルエーテル類、エステル類、フッ素系油剤
類、親油性界面活性剤等が挙げられる。具体的には、オ
リーブ油、ヤシ油、アボカド油、ヒマシ油、サフラワー
油、硬化油、ミンク油、馬油等の油脂類;ラノリン、鯨
ロウ、ミツロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、キャンデ
リラロウ等のロウ類;流動パラフィン、パラフィン、イ
ソパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、モクロ
ウ、モンタンワックス、フィッシュトロプスワックス、
ワセリン、セレシン、ポリエチレン、ポリブテン、スク
ワレン、スクワラン、12−ヒドロキシステアリン酸等
の炭化水素類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、ベヘン酸、オレイン
酸、イソステアリン酸等の脂肪酸類;イソステアリルア
ルコール、オクチルドデカノール、オレイルアルコー
ル、ヘキシルドデカノール、コレステロール等の高級ア
ルコール類;バチルアルコール、キミルアルコール、セ
ラキルアルコール等のアルキルグリセリルエーテル類;
オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミ
チン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、ミリスチン
酸ミリスチル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステ
アリン酸イソプロピル、イソステアリン酸エチル、2−
エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸ステア
リル、イソステアリン酸イソセチル、ジメチルオクタン
酸オクチルドデシル、乳酸ミリスチル、リンゴ酸ジイソ
ステアリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル
等のエステル類;パーフルオロポリエーテル、パーフル
オロデカン、フッ素変性シリコーン等のフッ素系油剤
類;グリセリンモノステアレート、モノステアリン酸ソ
ルビタン等の親油性界面活性剤が挙げられ、これらを必
要に応じて一種または二種以上組み合わせて配合するこ
とができる。
【0023】本発明の口紅のにじみ止め化粧料では、配
合される(A)成分の粉体量として、化粧料全量に対し
て70〜95重量%と規定しているが、特に、80〜9
0重量%であれば、油性成分の多いリップスティックや
ファンデーション等と併用する過酷な条件下の使用にお
いても、にじみ防止効果が高く、さらに好ましい。
【0024】本発明の口紅のにじみ止め化粧料におい
て、配合される油性成分(B)の量は、5〜30重量%
であるが、さらに十分なにじみ防止効果と化粧持ち効果
を得られるよう考慮すれば、10〜20重量%が好まし
い。
【0025】また、本発明において、粉体である(A)
成分中の有機変性粘土鉱物の量は、特に限定されない
が、十分なにじみ防止効果と使用性を考慮すれば化粧料
全量に対して0.1〜10重量%が好ましく、さらに、
油性成分の多いリップスティックやファンデーション等
と併用する過酷な条件下の使用においても、にじみ防止
効果の高い化粧料を得るために1〜8重量%が好まし
い。
【0026】さらに、油性成分(B)中のシリコーン油
の量としては、化粧料の良好なとれを得るために、油性
成分(B)の全量に対して30重量%以上のシリコーン
油が配合されることが好ましく、さらに十分な化粧持ち
効果と化粧用具へのとれを得るためには、50重量%以
上が好ましい。
【0027】以上のように、本発明の口紅のにじみ止め
化粧料では、構成成分として、(A)有機変性粘土鉱物
を必須成分とする粉体を70〜95重量%と、(B)シ
リコーン油を必須成分とする油性成分を5〜30重量%
とを含有するが、上述のように、にじみ止め効果に対し
て好ましい粉体量と油性成分量で化粧料を調製すれば、
粉末状になり、化粧料の剤型としては固形粉末状にした
ほうが扱いやすい。
【0028】本発明の口紅のにじみ止め化粧料は、前記
した粉体と油性成分からなるものであるが、必要に応
じ、本発明の効果を失わない範囲で、通常化粧料に配合
される成分である、親油性界面活性剤を含まない界面活
性剤、動植物抽出物、アミノ酸およびペプチド、ビタミ
ン類、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、殺菌・防腐剤、
紫外線吸収剤等、pH調整剤等を適宜配合することがで
きるが、特にこれに限定されるものではない。
【0029】
【実施例】以下、実施例をあげて更に詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0030】表1〜3に示す組成の実施例1〜15及び
比較例1〜4の口紅のにじみ止め化粧料を調製した。な
お、表中の数値の単位は重量%である。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】 [製造方法]表1〜3の処方量に従い、成分1〜8をミ
キサーにて撹拌混合し、成分9、10を加えさらに、ミ
キサーにて撹拌混合し、粉砕機にて粉砕する。これを金
皿にプレス成型し、口紅のにじみ止め化粧料を得た。
【0034】得られた口紅のにじみ止め化粧料に対し、
女性専門パネラー10人が官能評価した結果を下記で示
した基準でまとめた。 ◎・・・10人中9人以上が良好と評価 ○・・・10人中7人以上が良好と評価 △・・・10人中5人以上が良好と評価 ×・・・10人中4人以下が良好と評価 表4〜6に口紅のにじみ止め化粧料の評価内容とその結
果を示す。
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】
【表6】
【0038】表4〜6の結果より、本発明の口紅のにじ
み止め化粧料は、有機変性粘土鉱物を含む粉体とシリコ
ーン油を含む油性成分を配合することで、優れた化粧持
ちと良好な使用感を実現することができ、さらには、両
成分を特定の範囲の配合量で混合することにより、一層
その機能を向上させることができることが示された。
【0039】 実施例16 固形粉末状口紅のにじみ止め化粧料 成分 重量% 1.シリコーン処理雲母チタン 10.5 2.シリコーン処理セリサイト 30 3.タルク 10 4.酸化亜鉛 2 5.シリコーン処理酸化チタン 10 6.顔料 10 7.有機変性粘土鉱物 2 8.無水ケイ酸 1 9.セルロース末 8 10.防腐剤 0.2 11.酸化防止剤 0.1 12.ジメチルポリシロキサン 6.2 13.エステル油 5 14.シリコーン処理酸化鉄被覆雲母チタン 5 合計 100 製造方法 成分1〜11をミキサーにて撹拌混合し、成分12、1
3を加えさらに、ミキサーにて攪拌混合し、粉砕機にて
粉砕する。さらに成分14を加えミキサーにて混合す
る。これを金皿にプレス成型し、固形粉末状口紅のにじ
み防止化粧料を得た。
【0040】本発明の口紅のにじみ止め化粧料は、口紅
のにじみ止め効果にすぐれ、使用性が良好なものであっ
た。
【0041】
【発明の効果】本発明の口紅のにじみ止め化粧料は、有
機変性粘土鉱物を含む粉体と、シリコーン油を含む油性
成分とを配合することで、官能性の面においても問題が
なく、口紅の塗布前に口唇に塗布することにより、すぐ
れたにじみ止め効果を発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花田 邦和 名古屋市西区鳥見町2丁目7番地 日本メ ナード化粧品株式会社総合研究所内 (72)発明者 中田 悟 名古屋市西区鳥見町2丁目7番地 日本メ ナード化粧品株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4C083 AB172 AB212 AB232 AB242 AB432 AB441 AD151 AD152 AD262 CC13 DD17 DD21 EE07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構成成分として(A)有機変性粘土鉱物を
    必須成分とする粉体を70〜95重量%と、(B)シリ
    コーン油を必須成分とする油性成分を5〜30重量%と
    を含有する口紅のにじみ止め化粧料。
  2. 【請求項2】(A)成分中の有機変性粘土鉱物が、化粧
    料全量に対して0.1〜10重量%含まれる請求項1記
    載の口紅のにじみ止め化粧料。
  3. 【請求項3】(B)成分中のシリコーン油が、油性成分
    全量に対して30重量%以上含まれる請求項1又は2記
    載の口紅のにじみ止め化粧料。
  4. 【請求項4】(A)成分中の有機変性粘土鉱物が、三層
    構造を有するコロイド性含水ケイ酸アルミニウムの一種
    である粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面
    活性剤で処理して得られるものである請求項1〜3記載
    の口紅のにじみ止め化粧料。
JP2001390731A 2001-12-25 2001-12-25 口紅のにじみ止め化粧料 Expired - Lifetime JP3821708B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001390731A JP3821708B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 口紅のにじみ止め化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001390731A JP3821708B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 口紅のにじみ止め化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003183128A true JP2003183128A (ja) 2003-07-03
JP3821708B2 JP3821708B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=27598522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001390731A Expired - Lifetime JP3821708B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 口紅のにじみ止め化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3821708B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010229105A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Shiseido Co Ltd 粉末固形化粧料及びその製造方法
JP2010235513A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Shiseido Co Ltd 粉末固形化粧料およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010229105A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Shiseido Co Ltd 粉末固形化粧料及びその製造方法
JP2010235513A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Shiseido Co Ltd 粉末固形化粧料およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3821708B2 (ja) 2006-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2665951B2 (ja) 固型状油中水型乳化化粧料
JP7324217B2 (ja) 油中水型乳化固形化粧料
JP2009242269A (ja) 水中油型乳化化粧料
JP2996410B2 (ja) 固型状油中水型乳化化粧料
JPH0420407B2 (ja)
JP2665473B2 (ja) 固型状油中水型乳化化粧料
JP2005247730A (ja) 油性睫毛用化粧料
JP5489396B2 (ja) 油中水乳化剤形の皮膚外用剤
JPH07187950A (ja) 水中油型化粧料
JP3313043B2 (ja) 油中水型乳化組成物
JP2002265333A (ja) 肌の凹凸隠し用油性化粧料
JPH0867609A (ja) 処理粉体およびそれを含有した化粧料
JP3874325B2 (ja) 油中水型乳化組成物
WO2018212223A1 (ja) 水中油型乳化組成物
JP2000302623A (ja) 油性化粧料
JP3821708B2 (ja) 口紅のにじみ止め化粧料
JP2003335633A (ja) 睫毛用化粧料
JP4274961B2 (ja) 粉末状化粧料
JP2001199841A (ja) 乳化口紅用組成物
JP3646972B2 (ja) 固形油性化粧料の発汗抑制方法
JP2724257B2 (ja) 化粧料
JP2003113033A (ja) 油中水型化粧料
JP4126248B2 (ja) 油中水型乳化組成物
JP3454453B2 (ja) 粉末プレス状メーキャップ化粧料
JP7049615B2 (ja) 表面処理粉体及びこれを含有する化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3821708

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140630

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term