JP3821641B2 - オンスクリーンディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号に様々な文字や図形からなるキャラクタイメージ信号を重畳してディスプレイの画面上に表示するオンスクリーンディスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、固体撮像素子で光電変換した映像信号をディジタルデータに変換して、電気的に書き替え可能なメモリカードや磁気的に記録再生が可能な磁気ディスクメモリなどの記録媒体に記録するディジタルスチルカメラが普及しつつある。
【0003】
このようなディジタルスチルカメラは、記録した画像をその場で再生できる機能や、撮影した画像を消去して何回でも撮り直す機能などのほか、画像をディジタルデータとして記録するため、保存性に優れていることや伝送が容易であること等から、今後、益々の普及が期待されている。
【0004】
また、上記のようなディジタルスチルカメラとしては、従来から、ユーザーの使い勝手を考慮して、モニター用ディスプレイとして接続した例えばテレビジョン受信機の画面上に、オンスクリーンディスプレイ(以下、OSDと略記する)方式により、機能説明や操作手順などを示す様々な文字や図形からなるキャラクタイメージ信号を映像信号に重畳して表示するためのオンスクリーンディスプレイ装置(以下、OSD装置と略記する)が内蔵されているものが、多く市場に出回っている。
【0005】
以上のようなOSD装置を内蔵したディジタルスチルカメラについて、以下に説明する。
図3はディジタルスチルカメラの構成例を示すブロック図である。図3に示すようなディジタルスチルカメラにより、被写体を撮影する場合は、その被写体からの光に基づいて固体撮像素子1で取り込んだ映像信号を、信号処理回路2で輝度色差信号に変換し、メモリコントロール回路3を介して、データ圧縮伸長回路4で圧縮し、ディジタルデータとしてメモリカード5に記録する。
【0006】
このように撮影中の映像信号や、記録した映像信号の再生画像を表示する場合は、信号処理回路2で変換した映像信号、またはメモリカード5から読み出してメモリコントロール回路3を介してデータ圧縮伸長回路4で伸長して得られた再生画像信号に、OSD回路6でOSD信号を重畳した後、RGBデコーダ7でRGB信号に変換して、ディジタルスチルカメラの画像表示部8に表示するか、ビデオエンコーダ10で放送方式に則ったビデオ信号に変換し、ビデオ出力端子11を通じて、そのビデオ出力端子11に接続されたテレビジョン受信機12に表示する。なお、MPU(マイクロプロセッサユニット)9はディジタルスチルカメラ全体のシーケンスを制御する。
【0007】
このように、ディジタルスチルカメラには、撮影時は記録可能枚数やバッテリ残量等を、再生時は記録日時等を、あるいは各種の設定等を映像画面中に表示するため、OSD装置を用いて、映像信号にOSD信号を混合して合成表示する機能が内蔵されている。
【0008】
以下、映像信号とOSD信号とを混合して合成表示するためのOSD装置について、詳しく説明する。
図4は従来のOSD装置の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、テレビジョン受信機12の画面上にOSD表示を行う場合、MPU9からビデオメモリ21に対して、OSD表示するイメージデータ及びその表示位置等を指定するためのOSD表示情報が与えられる。
【0009】
キャラクタデータメモリ22は読み出しのみ可能なメモリ(ROM)で、キャラクタ単位でのイメージデータを格納する。図5(c)、図5(d)に、横12ドット×縦16ドットで1キャラクタを構成した場合のキャラクタデータの構成例を示す。
【0010】
キャラクタデータ読出制御回路23は、ビデオメモリ21に格納されたOSD表示情報に基づき、指定の垂直水平タイミングで指定のキャラクタデータの最上位ラインを左から右へ読み出す。水平方向の読み出しは映像信号のドットクロックまたはこれを分周したものが用いられる。
【0011】
次の垂直タイミングで次のラインというように、順次、キャラクタデータを左から右、上から下へスキャンしながら読み出し、OSD信号を生成する。混合回路24は、OSD情報を映像信号に基づく表示画面上に合成表示するため、映像信号とOSD信号とを混合する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上のようなディジタルスチルカメラは何処でも携帯して使えるため、この携帯性を利用して、例えば、ディジタルスチルカメラを国外に持ち出し、そのディジタルスチルカメラを国内とは異なる放送方式のテレビジョン受信機に接続して、内蔵のOSD装置を用いて、テレビジョン画面上に様々な文字や図形からなるイメージを重畳してOSD表示したい場合がある。
【0013】
この場合、ビデオエンコーダ10が複数の放送方式に対応し、出力フォーマットを設定してビデオエンコーダ10の動作を切り換えることにより、異なる放送方式に対応するビデオ信号を出力する機能を備えたものがあり、通常の映像信号については、ビデオエンコーダ10の動作を切り換えることで複数の放送方式に対応してテレビジョン受信機12に表示することができるが、上記のようなディジタルスチルカメラに内蔵された従来のOSD装置では、放送方式に関係なく、キャラクタデータメモリ22がひとつで、これを読み出す制御も一定なので、OSD表示については、その表示が放送方式が異なれば歪んでしまうという問題点を有していた。
【0014】
以上の問題点について、例を挙げて以下に説明する。ここでは、例えば、NTSC方式によりOSD表示する場合とPAL方式によりOSD表示する場合とを例に挙げて、それらの放送方式の比較例を用いて説明する。
【0015】
NTSC方式では、図5(a)に示すように、画面全体を、垂直480ライン(厳密には、有効な垂直ラインは480ラインではないが、説明を分かり易くするため有効な垂直ラインを480ラインとする)、水平640ドットとしてOSD表示するようにしており、さらに画面のアスペクト比は横:縦=4:3なので、OSDキャラクタを構成するドットの縦横比は、横:縦=(4/640):(3/480)=(1/160):(1/160)=1:1となり、図5(b)に示すように、正方形になる。
【0016】
従って、OSD表示の文字イメージ「R」は図5(c)に示すように表示され、また、記号イメージ「○」は図5(d)に示すように表示される。
一方、PAL方式では、垂直が576ラインなので、図6(a)に示すように、画面全体を、垂直576ライン(厳密には、有効な垂直ラインは576ラインではないが、説明を分かり易くするため有効な垂直ラインを576ラインとする)、水平640ドットとしてOSD表示するようにしており、さらに画面のアスペクト比はNTSC方式と同様に横:縦=4:3なので、OSDキャラクタを構成するドットの縦横比は、横:縦=(4/640):(3/576)=(1/160):(1/196)≒1:0.83となり、図6(b)に示すように、縦が横に比べて約20%短い長方形になる。
【0017】
従って、NTSC方式と同じOSD表示制御ならば、OSD表示の文字イメージ「R」は、図6(c)に示すように、縦横比が変わり、また、記号イメージ「○」は、図6(d)に示すように、横長に歪んでしまい真円が表示されないことになる。
【0018】
このように、従来のようなOSD装置を異なる放送方式で共用すると、OSDイメージの縦横比が変わってOSD表示画像が歪み、その画像品質が低下してしまい、OSDとしての価値を下げてしまうという問題点を有していた。
【0019】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、異なる放送方式でも、OSDイメージの縦横比を同一としOSD表示画像の歪みをなくして、同等な画像品質で同様な形状および大きさのOSD表示を得ることができ、各放送方式でOSDとしての有効性を保持することができるオンスクリーンディスプレイ装置(OSD装置)を提供する。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明のオンスクリーンディスプレイ装置は、映像信号に様々な文字や図形からなるキャラクタイメージ信号を重畳してディスプレイの画面上に表示するオンスクリーンディスプレイ装置において、記録データに対して読み出しのみが可能で、その記録データとして、一種類のフォーマットに従ったデータ構成を有する文字や図形のイメージデータを複数格納するキャラクタデータメモリと、前記ディスプレイの画面構成が対応可能な放送方式を設定し、その放送方式に応じてオンスクリーンディスプレイ方式による表示動作の形態を設定するフォーマット設定手段と、前記ディスプレイの画面上に表示するイメージデータ及びその表示位置等を指定するためのオンスクリーンディスプレイ表示情報を格納するビデオメモリと、前記ビデオメモリのオンスクリーンディスプレイ表示情報に基づいて、指定したイメージデータが前記ディスプレイの画面上の指定した位置に表示されるように、前記キャラクタデータメモリからイメージデータを読み出すキャラクタデータ読出制御回路と、前記キャラクタデータ読出制御回路により前記キャラクタデータメモリから読み出したイメージデータに対して間引きまたは補間して、前記ディスプレイの画面上に表示するための表示イメージデータとして出力するズーム回路と、前記ズーム回路からの表示イメージデータと前記映像信号のデータとを混合する混合回路とを備え、前記キャラクタデータ読出制御回路が、前記ビデオメモリに格納されたオンスクリーンディスプレイ表示情報に基づいて、前記キャラクタデータメモリに格納されたイメージデータを読み出した後に、前記ズーム回路が、前記キャラクタデータ読出制御回路により読み出した前記イメージデータに対して、前記フォーマット設定手段により設定した放送方式に対応して間引きまたは補間し、その間引きまたは補間により得た表示イメージデータを、前記混合回路に供給し、前記混合回路が、前記ズーム回路からの表示イメージデータと前記映像信号データとを混合することにより、前記映像信号に前記キャラクタイメージ信号を重畳するよう構成し、前記キャラクタデータメモリを、格納するイメージデータ毎に、前記ズーム回路による間引きまたは補間を許可する部分と許可しない部分とを判別する情報を付加するよう構成するとともに、前記ズーム回路を、前記イメージデータに対する前記間引きまたは補間の際に前記付加情報を参照し、その付加情報に従って前記間引きまたは補間を実行するよう構成したことを特徴とする。
【0021】
以上により、フォーマット設定手段で設定した放送方式に応じて、キャラクタデータメモリから読み出した文字や図形のイメージデータを、ズーム回路で間引きまたは補間することにより、そのイメージデータを用いて各放送方式に適合したOSDのイメージデータを生成し、そのイメージデータに基づいてOSD表示することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を示すオンスクリーンディスプレイ装置(OSD装置)について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1のOSD装置を説明する。
【0028】
図1は本実施の形態1のOSD装置の構成を示すブロック図である。図1において、フォーマット設定手段25は、放送方式が設定されてOSD装置の動作モードを規定する。MPU9は、OSD装置を含めたディジタルスチルカメラ全体のシーケンスを制御する。OSDに係わる制御としては、表示するイメージデータ及びその表示位置等を指定するOSD表示情報をビデオメモリ21に供給し、OSD表示の許可/禁止等のOSD表示制御をキャラクタデータ読出制御回路23に指令する。
【0029】
ビデオメモリ21は、MPU9から供給されたOSD表示情報が格納され、キャラクタデータ読出制御回路23で読み出される。キャラクタデータ読出制御回路23は、フォーマット設定手段25からの放送方式情報及びMPU9からの指令に基づき、ビデオメモリ21に格納されたOSD表示情報を読み出す。
【0030】
さらにキャラクタデータ読出制御回路23は、読み出したOSD表示情報に基づき、指定された位置に指定されたOSDを表示するように、キャラクタデータメモリ22からイメージデータを読み出すとともに、イメージデータのフォーマットに合わせてズーム回路26を制御する。
【0031】
キャラクタデータメモリ22は、読み出しのみ可能なメモリ(ROM)で構成されていて、ディジタルスチルカメラとして対応する放送方式の数に係わらず、所定の一放送方式に対応させてOSD表示するのに必要な1セット分の全ての文字や図形のイメージデータが格納されている。
【0032】
ズーム回路26は、キャラクタデータ読出制御回路23の制御に基づき、キャラクタデータメモリ22から読み出されたイメージデータを放送方式に合わせて間引きまたは補間してOSD信号を出力する。混合回路24は、入力された映像信号と、ズーム回路26から出力されたOSD信号を混合して、OSDを重畳した映像信号(映像信号+OSD)を出力する。
【0033】
以上のように構成されたOSD装置について、その動作を以下に説明する。
キャラクタデータメモリ22に格納するイメージデータの1キャラクタのドット構成を、例えば、図7(a)、図7(b)に示すように、横12ドット×縦18ドットとする。
【0034】
NTSC方式で、画面全体を、垂直480ライン、水平640ドットとしてOSDを表示すると、OSDを構成するドットの縦横比は、図7(i)に示すように1:1の正方形となる。
【0035】
このNTSC方式でOSDを表示する場合、まず、ビデオメモリ21に格納されたOSD表示情報に基づき、キャラクタデータメモリ22から指定されたイメージデータを読み出す。読み出したイメージデータについて、ズーム回路26で、図7(c)、図7(d)に示すように、縦ドットが16/18になるように間引く。間引いたイメージデータを表示画面上に表示すると、図7(e)、図7(f)に示すように表示される。
【0036】
一方、PAL方式で、画面全体を、垂直576ライン、水平640ドットとしてOSDを表示すると、OSDを構成するドットの縦横比は、図7(j)に示すように1:0.83となり、縦が横に比べて約20%短い長方形となる。
【0037】
このPAL方式でOSDを表示する場合、まず、ビデオメモリ21に格納されたOSD表示情報に基づき、キャラクタデータメモリ22から表示イメージデータを読み出す。読み出したイメージデータをズーム回路26に入力するが、この場合は、間引きや補間をせずにそのまま出力する。このイメージデータを表示画面上に表示すると、OSDを構成するドットは縦が横に比べて約20%短い長方形なので、図7(g)、図7(h)に示すように表示され、NTSC方式と同じ品質の表示イメージが得られる。
【0038】
ズーム回路26でイメージデータを間引きまたは補間する際、放送方式に基づく倍率に従って単純にズーム処理すると、イメージデータによっては表示イメージの品質が劣化する可能性がある。例えば、図8(a)に示すようなイメージデータ「RA」を、縦ドットについて16/18の間引きして表示する場合、図8(b)に示すように、全てのイメージデータに対して同じライン(6ライン目及び13ライン目)を間引くと、図8(c)に示すように「A」の横棒が細くなり、表示イメージの品質が劣化する。
【0039】
これを防ぐため、ズーム回路26はイメージデータ単位で間引きまたは補間する箇所を判断してこれを可変し、表示イメージが劣化しないようにする。あるいは、キャラクタデータメモリ22に格納するイメージデータに間引きまたは補間する箇所を指定する情報を付加する。図8(d)において、データイメージ「R」は上から6ライン目と13ライン目を、イメージデータ「A」は5ライン目と14ライン目を、16/18に間引く場合の間引きラインとして、イメージデータの情報に付加する。
【0040】
16/18の間引きをする場合、図8(e)に示すように、イメージデータの付加情報を参照して各々のイメージデータを間引くことで、図8(f)に示すように、全ての表示イメージについて品質の劣化なく表示できる。
【0041】
本実施の形態では動作を分かり易くするため、キャラクタデータ読出制御回路23とズーム回路26を別構成としているが、通常、イメージデータはOSDの最小ドット単位で構成されているので、ズーム回路26で間引きや補間しても中間位置のドットは生成されない。
【0042】
即ち、間引きならばライン単位での削除、補間ならば前ライン読み出しの繰り返しで実現できるので、間引きや補間の処理は、ズーム回路26として別に設けなくても、キャラクタデータ読出制御回路23によって、イメージデータ読み出しの際の読み出しアドレス制御を行うことによっても実現することができる。
【0043】
このように、本実施の形態のOSD装置では、読み出しのみ可能なキャラクタデータメモリ22に格納された1セット分のイメージデータを、放送方式に合わせてズーム回路26で間引きまたは補間して表示する。これにより、放送方式に係わらず、同等な品質で同等な大きさのOSD表示が得られる。
【0044】
なお、本実施の形態は、イメージデータを間引く方法で異なる放送方式に対応することを説明したが、補間により対応することも当然可能である。但し、実際の構成としては、補間で対応するよりも、想定しうる最大のドット構成のイメージデータをキャラクタデータメモリ22に格納して、放送方式に応じてこれを間引いて表示するやり方のほうが、容易に実現することができる。
【0045】
また、本実施の形態は、垂直方向にズーム処理する方法で異なる放送方式に対応することを説明したが、放送方式によっては水平方向のズーム処理若しくは水平垂直両方のズーム処理で対応することも可能である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2のOSD装置を説明する。
【0046】
図2は本実施の形態2のOSD装置の構成を示すブロック図である。図2において、フォーマット設定手段25は、放送方式が設定されてOSD装置の動作モードを規定する。MPU9は、OSD装置を含めたディジタルスチルカメラ全体のシーケンスを制御する。OSDに係わる制御としては、フォーマット設定手段25で設定された放送方式に基づいたキャラクタデータの生成をキャラクタデータ生成手段27に指令し、表示するイメージデータ及びその表示位置等を指定するOSD表示情報をビデオメモリ21に供給し、OSD表示の許可/禁止等のOSD表示制御をキャラクタデータ読出制御回路23に指令する。
【0047】
ビデオメモリ21は、MPU9から供給されたOSD表示情報が格納され、キャラクタデータ読出制御回路23で読み出される。キャラクタデータ生成手段27は、MPU9からの指令に基づき、その指令に対して適切でかつ一種類のフォーマットに従ったドット構成のキャラクタデータを1セット生成し、キャラクタデータメモリ28に格納する。キャラクタデータメモリ28は、キャラクタデータ生成手段27が生成したキャラクタデータを格納するため、読み書き可能なメモリ(RAM)で構成する。
【0048】
キャラクタデータ読出制御回路23は、MPU9を通じてフォーマット設定手段25から出力された放送方式情報及びMPU9からの指令に基づき、ビデオメモリ21に格納されたOSD表示情報を読み出す。さらにキャラクタデータ読出制御回路23は、読み出したOSD表示情報に基づき、指定された位置に指定されたOSDキャラクタを表示するよう、キャラクタデータメモリ28からイメージデータを読み出して表示イメージデータからなるOSD信号として出力する。
【0049】
混合回路は24、入力された映像信号のデータと、キャラクタデータメモリ28から読み出したイメージデータから成るOSD信号を混合して、OSDを重畳した映像信号を出力する。
【0050】
以上のように構成されたOSD装置について、その動作を以下に説明する。
ここでは、例えば、NTSC方式で、画面全体を垂直480ライン、水平640ドットとしてOSDを表示すると、OSDを構成するドットの縦横比は、図9(e)に示すように1:1の正方形となる。また、キャラクタデータ生成手段27が生成して、キャラクタデータメモリ28に格納するイメージデータの1キャラクタ分の構成を、図9(a)、図9(b)に示すように、横12ドット×縦16ドットとする。
【0051】
このNTSC方式でOSDを表示する場合、ビデオメモリ21に格納されたOSD表示情報に基づき、キャラクタデータメモリ28から、指定されたイメージデータを読み出す。キャラクタデータ読出制御回路23には、予めイメージデータの1キャラクタの構成が横12ドット×縦16ドットであるというMPU9からの情報を格納して、キャラクタデータ読出制御回路23により、キャラクタ単位でイメージデータが読み出せるように制御する。このようにして読み出したイメージデータを表示画面上に表示すると、画面上のOSDを構成するドットが正方形なので、図9(c)、図9(d)に示すように表示される。
【0052】
一方、例えばPAL方式で、画面全体を垂直576ライン、水平640ドットとしてOSDを表示すると、OSDを構成するドットの縦横比は、図10(e)に示すように1:0.83で、縦が横より約20%短い長方形となる。また、キャラクタデータ生成手段27が生成し、キャラクタデータメモリ28に格納するイメージデータの1キャラクタの構成を、図10(a)、図10(b)に示すように横12ドット×縦18ドットとする。
【0053】
このPAL方式でOSDを表示する場合、ビデオメモリ21に格納されたOSD表示情報に基づき、キャラクタデータメモリ28から、指定されたイメージデータを読み出す。キャラクタデータ読出制御回路23には、予めイメージデータの1キャラクタの構成が横12ドット×縦18ドットであるというMPU9からの情報を格納して、キャラクタ単位でイメージデータが読み出せるよう制御する。このようにして、読み出したイメージデータを表示画面上に表示すると、OSDの画面を構成するドットが縦に短い長方形なので、図10(c)、図10(d)に示すように表示される。
【0054】
このように、本実施の形態のOSD装置では、読み書き可能なキャラクタデータメモリ28に、放送方式に適合したイメージデータを1セット格納し、これを表示する。これにより、放送方式に係わらず同等な品質で同等な大きさのOSD表示が得られる。
【0055】
なお、本実施の形態では、垂直方向のドット構成の増減で異なる放送方式に対応することを説明したが、放送方式によっては、水平方向のドット構成の増減若しくは水平垂直両方のドット構成の増減で対応することも可能である。
【0056】
また、本実施の形態は、放送方式に係わらず同等な品質で同等な大きさのOSD表示を得ることを目的としているが、この構成により、任意のドット構成のイメージデータを設定することが可能なので、ある放送方式において任意サイズのOSD表示を得ることもできる。
【0057】
即ち、図11(a)、図11(b)に示すように、通常サイズを横12ドット×縦16ドットの構成とすると、その1.5倍の大きさのOSDを表示するには、図11(c)、図11(d)に示すように、横18ドット×縦24ドットから成るキャラクタをキャラクタデータ生成手段27で生成し、キャラクタデータメモリ28に格納する。
【0058】
一方、キャラクタデータ読出制御回路23には、予めイメージデータの1キャラクタの構成が横18ドット×縦24ドットであるというMPU9からの情報を格納して、イメージデータを読み出せば、1.5倍サイズのOSDによるキャラクタを表示することができる。
【0059】
このように制御することで、任意サイズのOSD表示が得られる。
また、本実施の形態では、国外で異なる放送方式のテレビジョン受像機に接続する機器のOSD装置として説明したが、近年放送が開始されているワイドビジョンやハイビジョンが受信可能なテレビジョン受信機等に用いて、画面のアスペクト比や水平ライン数の異なる放送方式を受信しても、同等な品質で同等な大きさのOSD表示を得ることも可能である。
【0060】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、フォーマット設定手段で設定した放送方式に応じて、キャラクタデータメモリから読み出した文字や図形のイメージデータを、ズーム回路で間引きまたは補間することにより、そのイメージデータを用いて各放送方式に適合したOSDのイメージデータを生成し、そのイメージデータに基づいてOSD表示することができる。
【0062】
以上のため、異なる放送方式でも、OSDイメージの縦横比を同一としOSD表示画像の歪みをなくして、同等な画像品質で同様な形状および大きさのOSD表示を得ることができ、各放送方式でOSDとしての有効性を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のOSD装置の構成例を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2のOSD装置の構成例を示すブロック図
【図3】従来から使用されているディジタルスチルカメラの構成例を示すブロック図
【図4】従来のOSD装置の構成例を示すブロック図
【図5】同従来例におけるNTSC方式でのOSD表示の概略説明図
【図6】同従来例におけるPAL方式でのOSD表示の概略説明図
【図7】本発明の実施の形態1のOSD装置におけるイメージデータの変換処理の概略説明図
【図8】同実施の形態1におけるイメージデータの他の変換処理の概略説明図
【図9】本発明の実施の形態2のOSD装置におけるNTSC方式でのOSD表示の概略説明図
【図10】同実施の形態2におけるPAL方式でのOSD表示の概略説明図
【図11】同実施の形態2における他の変換処理の概略説明図
【符号の説明】
9 MPU(マイクロプロセッサユニット)
21 ビデオメモリ
22 (ROMで構成された)キャラクタデータメモリ
23 キャラクタデータ読出制御回路
24 混合回路
25 フォーマット設定手段
26 ズーム回路
27 キャラクタデータ生成手段
28 (RAMで構成された)キャラクタデータメモリ

Claims (1)

  1. 映像信号に様々な文字や図形からなるキャラクタイメージ信号を重畳してディスプレイの画面上に表示するオンスクリーンディスプレイ装置において、
    記録データに対して読み出しのみが可能で、その記録データとして、一種類のフォーマットに従ったデータ構成を有する文字や図形のイメージデータを複数格納するキャラクタデータメモリと、
    前記ディスプレイの画面構成が対応可能な放送方式を設定し、その放送方式に応じてオンスクリーンディスプレイ方式による表示動作の形態を設定するフォーマット設定手段と、
    前記ディスプレイの画面上に表示するイメージデータ及びその表示位置等を指定するためのオンスクリーンディスプレイ表示情報を格納するビデオメモリと、
    前記ビデオメモリのオンスクリーンディスプレイ表示情報に基づいて、指定したイメージデータが前記ディスプレイの画面上の指定した位置に表示されるように、前記キャラクタデータメモリからイメージデータを読み出すキャラクタデータ読出制御回路と、
    前記キャラクタデータ読出制御回路により前記キャラクタデータメモリから読み出したイメージデータに対して間引きまたは補間して、前記ディスプレイの画面上に表示するための表示イメージデータとして出力するズーム回路と、
    前記ズーム回路からの表示イメージデータと前記映像信号のデータとを混合する混合回路とを備え、
    前記キャラクタデータ読出制御回路が、前記ビデオメモリに格納されたオンスクリーンディスプレイ表示情報に基づいて、前記キャラクタデータメモリに格納されたイメージデータを読み出した後に、
    前記ズーム回路が、前記キャラクタデータ読出制御回路により読み出した前記イメージデータに対して、前記フォーマット設定手段により設定した放送方式に対応して間引きまたは補間し、その間引きまたは補間により得た表示イメージデータを、前記混合回路に供給し、
    前記混合回路が、前記ズーム回路からの表示イメージデータと前記映像信号データとを混合することにより、前記映像信号に前記キャラクタイメージ信号を重畳するよう構成し
    前記キャラクタデータメモリを、格納するイメージデータ毎に、前記ズーム回路による間引きまたは補間を許可する部分と許可しない部分とを判別する情報を付加するよう構成するとともに、
    前記ズーム回路を、前記イメージデータに対する前記間引きまたは補間の際に前記付加情報を参照し、その付加情報に従って前記間引きまたは補間を実行するよう構成し
    ことを特徴とするオンスクリーンディスプレイ装置。
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