JP3820776B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3820776B2 JP3820776B2 JP31607598A JP31607598A JP3820776B2 JP 3820776 B2 JP3820776 B2 JP 3820776B2 JP 31607598 A JP31607598 A JP 31607598A JP 31607598 A JP31607598 A JP 31607598A JP 3820776 B2 JP3820776 B2 JP 3820776B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- printing
- mode
- low
- image data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
- Facsimile Heads (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に関し、特に、所定の条件下、通常の速度より低速で印刷を行うことにより印刷時の騒音を抑制することができるファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置は印刷装置を備えており、電話回線を介して受信された画像データは、この印刷装置によって記録紙へ印刷される。例えば、印刷装置としてインクジェットプリンタが用いられる場合には、かかる記録紙への印刷は、記録紙の搬送、印字ヘッドを搭載したキャリッジの駆動、及び、記録紙へインクを吐出する印字ヘッドの駆動とによって行われる。このため記録紙への印刷は、必然的に耳障りな騒音を伴って行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ファクシミリ装置は、常時、電話回線に接続されているので、昼夜を問わず、その電話回線を介して送られる画像データを受信して記録紙へ印刷する。よって、ファクシミリ装置が家庭で使用されている場合に、画像データの受信および印刷が深夜に行われると、印刷時の騒音によって睡眠が邪魔されてしまうという問題点があった。一方、ファクシミリ装置がオフィスで使用されている場合には、作業者が帰宅している深夜の騒音は問題にはならないが、作業者の勤務している昼間の騒音はできる限り抑えて、仕事に集中し易い環境を整えたい。
【0004】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、所定の条件下、通常の速度より低速で印刷を行うことにより印刷時の騒音を抑制することができるファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載のファクシミリ装置は、相手側装置から回線を介して送られる画像データを受信する受信手段と、その受信手段により受信された画像データを記録媒体へ通常速度またはその通常速度より低速の低速速度で印刷する印刷手段とを備えており、時間の計時を行う計時手段と、使用される環境によって異なる第1及び第2モードを備え、いずれのモードが設定されているかを記憶するモード記憶手段と、前記モード毎に、前記印刷手段を前記低速速度で駆動させる時間帯を記憶する低速時間帯記憶手段と、前記印刷手段の実行時に、前記モード記憶手段に記憶されているモードにおいて前記低速時間帯記憶手段に記憶された時間帯であった場合に、前記印刷手段を前記低速速度で駆動させる低速手段とを備えている。
【0006】
この請求項1記載のファクシミリ装置によれば、受信手段により回線を介して受信された画像データは、印刷手段によって通常速度またはその通常速度より低速の低速速度で記録媒体へ印刷されるが、印刷手段の実行時に、モード記憶手段に記憶されているモードにおいて低速時間帯記憶手段に記憶された時間帯であった場合には、低速手段によって、かかる印刷手段が低速速度で駆動され、印刷時の騒音が抑制される。
【0007】
請求項2記載のファクシミリ装置は、相手側装置から回線を介して送られる画像データを受信する受信手段と、その受信手段により受信された画像データを記録媒体へ通常速度またはその通常速度より低速の低速速度で印刷する印刷手段とを備えており、時間の計時を行う計時手段と、使用される環境によって異なる第1及び第2モードを備え、いずれのモードが設定されているかを記憶するモード記憶手段と、前記モード毎に、前記印刷手段を前記低速速度で駆動させる時間帯を記憶する低速時間帯記憶手段と、前記モード記憶手段に記憶されているモードにおいて前記低速時間帯記憶手段に記憶された時間帯であった場合に、前記印刷手段を前記低速速度で駆動させる低速手段と、複数の操作キーを有する入力手段と、その入力手段の所定のキー操作によって前記低速手段の作動を禁止する禁止 手段とを備え、前記印刷手段の実行時に、その禁止手段により前記低速手段の作動が禁止されている場合には、前記モード記憶手段に記憶されているモードにおいて前記低速時間帯記憶手段に記憶された時間帯であっても、前記印刷手段は、前記通常速度で駆動して印刷を行うものである。
【0008】
請求項3記載のファクシミリ装置は、請求項1又は2に記載のファクシミリ装置において、記録媒体に記録された画像を画像データとして読み取る読取手段と、その読取手段に前記画像データを読み取らせるために前記記録媒体を搬送する搬送手段と、前記受信手段により受信した画像データを印刷する受動モードと、前記読取手段により画像データを読み取る能動モードとを備え、前記低速時間帯記憶手段は、前記第1及び第2モード毎に、前記受動モードと能動モードとを区分すると共に、その区分された受動および能動モード毎にそれぞれ前記印刷手段を前記低速速度で駆動させる時間帯を記憶するものである。
【0009】
請求項4記載のファクシミリ装置は、請求項1から3のいずれかに記載のファクシミリ装置において、前記受信手段により受信された画像データを前記印刷手段による印刷前に一時的に記憶する記憶手段と、前記低速手段の作動中にその記憶手段に記憶されている画像データが所定量以上となった場合に、前記受信手段により受信された画像データの前記記録媒体への記録が終わるまでの間、前記低速手段の作動を解除して前記印刷手段を通常の速度で駆動させる低速解除手段とを備えている。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、図1から図5の添付図面を参照して説明する。本実施例では、ファクシミリ装置として、ファクシミリ機能の他に、スキャナ機能やコピー機能、プリンタ機能などの多くの機能を1台に備えた多機能周辺装置(MFD(Multi Function Device))1を用いて説明する。
【0012】
図1に、MFD1の外観斜視図を示す。MFD1の本体2の側部には、受話器3が取り付けられている。受話器3は、非通話時には本体2に設けられた図示しないフック上に置かれ、通話時にはフックから取り上げられて使用される。前者をオンフック状態、後者をオフフック状態と称している。本体2の上面前部には複数のキー4aを備えた操作パネル4が設けられ、その操作パネル4の左後部には液晶表示器(LCD)5が設けられている。
【0013】
操作パネル4の右下端部には、ファクシミリ送信処理(S27)やコピー処理(S28)を開始するためのスタートキー4bが、また、操作パネル4の左上端部には外出キー4cが、それぞれ設けられている。外出キー4cは、MFD1の使用者が外出する際に押下するキーである。この外出キー4cが押下されると、外出フラグ14aがオンされる。これにより、図4の着信処理において、ファクシミリ受信された画像データは、通常時の1/2の速度ではなく、通常の速度で印刷される(S1:Yes,S2)。使用者が外出している場合には印刷時の騒音は問題にならないので、かかる場合には印刷速度の低下を防止するのである。このように、かかる操作を外出キー4cの1キー操作によって容易に行うことができるのである。なお、一旦オンされた外出フラグ14aは、外出キー4cの再押下によりオフされる。
【0014】
操作パネル4及びLCD5の後部には原稿挿入口6が設けられている。ファクシミリ動作時に他のファクシミリ装置へ送信される原稿やコピー動作時に複写されるコピー原稿は、この原稿挿入口6に原稿面を下向きにして挿入される。原稿挿入口6へ挿入された原稿は、その原稿画像がスキャナ22(図2参照)により画像データとして読み取られた後に、本体2の前面であって操作パネル4の下方に設けられた原稿排出口7から排出される。原稿挿入口6の後部には記録紙ホルダ装着部9が設けられており、この記録紙ホルダ装着部9には、複数枚の記録紙を積層収納可能な記録紙ホルダ10が着脱可能に取り付けられている。記録紙ホルダ10から供給され、プリンタ25(図2参照)によって印刷に使用された記録紙は、原稿排出口7の下方に設けられた記録紙排出口8から排出される。また、本体2の一側面には、着呼(呼出信号の着信)に伴う呼出音を鳴動するためのスピーカ28が設けられている。
【0015】
図2は、MFD1の電気的構成を示したブロック図である。MFD1には、CPU11、ROM12、EEPROM13、RAM14、画像メモリ15、音声メモリ16、リアル・タイム・クロック(以下「RTC」と称す)17、音声LSI18、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下「NCU」と称す)19、モデム20、バッファ21、スキャナ22、符号化部23、復号化部24、プリンタ25、操作パネル4、LCD5およびアンプ27が設けられており、これらはバスライン30を介して互いに接続されている。
【0016】
NCU19は回線制御を行うためのものであり、MFD1はこのNCU19を介して電話回線31に接続されている。NCU19は、交換機29から送られる呼出信号や相手側装置の電話番号(発信者番号)を示す信号などの各種信号を受信するとともに、操作パネル4上のキー4aの操作に応じた発信時のダイヤル信号を交換機29へ送信したり、更には通話時におけるアナログ音声信号の送受信を行うものである。
【0017】
CPU11は、NCU19を介して送受信される各種信号に従って、バスライン30により接続された各部を制御し、ファクシミリ動作や電話動作、即ち、データ通信を実行するものである。ROM12は、このMFD1で実行される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリであり、図4および図5のフローチャートに示すプログラムは、このROM12内に格納されている。
【0018】
EEPROM13は書換可能な不揮発性のメモリであり、EEPROM13へ記憶されたデータは、MFD1の電源オフ後も保持される。このEEPROM13は、モードメモリ13aと、低騒音モードメモリ13bとを備えている。
【0019】
モードメモリ13aは、選択されている低騒音モードを記憶するためのメモリである。ここで、低騒音モードとは、インクジェットプリンタ25のキャリッジモータ及び記録紙搬送用モータ(共に図示せず)、並びに、原稿搬送用モータ(図示せず)の駆動速度を1/2にして、駆動時の騒音を抑制するモードである。この低騒音モードには、オフィスモード、ホームモード、及び、非低騒音モードの3種類がある。オフィスモードは、MFD1をオフィスにおいて使用する場合の低騒音モードであり、オフィスモードが選択されている場合、モードメモリ13aには「1」が記憶される。ホームモードは、MFD1を家庭で使用する場合の低騒音モードであり、ホームモードが選択されている場合、モードメモリ13aには「2」が記憶される。非低騒音モードは、低騒音モードとはせず、常にプリンタ25や原稿搬送用モータを通常の速度で駆動するモードである。非低騒音モードが選択されている場合、モードメモリ13aには「0」が記憶される。このようにモードメモリ13aには、選択されている低騒音モードに応じて「0」〜「2」のいずれかの値が記憶される。なお、低騒音モードの選択は、操作パネル4上のキー4a操作によって行われる。
【0020】
図3は、低騒音モードメモリ13bの構成を模式的に示した図である。図3に示すように、低騒音モードメモリ13bは、オフィスモードが選択されている場合に参照されるオフィスモードエリア13b1と、ホームモードが選択されている場合に参照されるホームモードエリア13b2とを備えている。また、各モードエリア13b1,13b2は、ファクシミリ送信処理やコピー処理、印刷処理、スキャナ処理の実行時に参照される能動エリア13b11、13b21と、ファクシミリ受信印刷処理の実行時に参照される受動エリア13b12,13b22との2つにそれぞれ区分されている。
【0021】
これらの各エリア13b11,13b12,13b21,13b22には、時間エリア13b3の区分に応じて、それぞれ「通常速度」または「1/2速度」のいずれかが記憶されている。「通常速度」は、プリンタ25のキャリッジモータや記録紙搬送用モータ、或いは、原稿搬送用モータの駆動時に、これらを通常の速度で駆動することを意味するものであり、一方、「1/2速度」は、これらを通常の1/2の速度で駆動することを意味するものである。即ち、「1/2速度」が記憶されるエリアが低騒音モードの実行されるエリアとなっている。
【0022】
例えば、モードメモリ13aに「2」が記憶され、ホームモードが選択されている場合、深夜24:00にファクシミリ受信が行われると、ホームモードエリア13b2のうち受動エリア13b22の22:00〜5:00のエリアには「1/2速度」が記憶されているので、受信された画像データは通常時の1/2の速度で印刷される。即ち、印刷が低騒音で行われるのである。
【0023】
一方、モードメモリ13aに「1」が記憶され、オフィスモードが選択されている場合、10:00にコピー処理が行われると、オフィスモードエリア13b1のうち能動エリア13b11の9:00〜22:00のエリアには「通常速度」が記憶されているので、コピー処理は通常の速度で行われる。
【0024】
このように低騒音モードメモリ13bには、各モードの各エリア毎に駆動速度が記憶されており、この駆動速度に基づいて印刷や原稿の搬送が行われる。この駆動速度として「1/2速度」が記憶されている場合に、その駆動が低騒音で行われるのである。
【0025】
RAM14は、MFD1の各動作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリであり、外出フラグ14aを備えている。外出フラグ14aは、前記したように、操作パネル4の外出キー4cを押下する度にオン又はオフされるフラグであり、通常、MFD1の使用者が外出している場合にオンされる。この外出フラグ14aがオンされている場合には、低騒音モードメモリ13bの該当するエリアに「1/2速度」が記憶されていても、図4のファクシミリ受信印刷処理(S8)は、通常の速度で行われる(S1:Yes,S2)。使用者が外出している場合には、印刷時の騒音は問題にならないので、かかる場合には通常の速度で印刷を行わせて、MFD1を効率よく使用するのである。
【0026】
画像メモリ15は、通信履歴、画像データ及び印刷のためのビットイメージを記憶するためのメモリであり、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。受信された画像データは、一旦画像メモリ15に記憶され、プリンタ25によって記録紙に印刷された後に、この画像メモリ15から消去される。また、スキャナ22によって読み取られた画像データも、この画像メモリ15に記憶される。
【0027】
音声メモリ16は、相手側装置へ送出される応答メッセージや、相手側装置から送られてきた入来メッセージを記憶するためのメモリである。画像メモリ15と同様に、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。音声メモリ16に記憶された入来メッセージは、操作パネル4を介して消去操作がなされることにより、或いは、電話回線に接続された他の装置から送られる消去コマンドを受信することによって、消去される。
【0028】
RTC17は、年・月・日・曜日・時間・分・秒の時間の計時を行うICである。RTC17により計時された時間はCPU11によって読み出され、各処理に使用される。特に、低騒音モードメモリ13bの各エリアのうち、どのエリアを参照するかは、このRTC17の値に基づいて決定される。音声LSI18は、NCU19によって受信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する音声認識処理と、MFD1の内部で生成されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して、NCU19やスピーカ28(アンプ27)へ出力する音声合成処理とを行うためのものである。モデム20は、画情報及び通信データを変調及び復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手順信号を送受信するためのものである。バッファ21は、相手側装置との間で送受信される符号化された画情報を含むデータを一時的に記憶するためのものである。
【0029】
スキャナ22は、原稿挿入口6に挿入された原稿を画像データとして読み取るためのものであり、原稿搬送用モータを備えている。符号化部23は、スキャナ22により読み取られた画像データの符号化を行うものである。復号化部24は、バッファ21または画像メモリ15に記憶された画像データを読み出して、これを復号化するものであり、復号化されたデータは、プリンタ25により記録紙に印刷される。プリンタ25は、インクジェット方式のプリンタで構成され、記録紙を搬送する記録紙用搬送モータと、印字ヘッドを搭載したキャリッジを移動させるキャリッジモータと、記録紙へインクを吐出する印字ヘッドとを備えている。アンプ27は、そのアンプ27に接続されたスピーカ28を鳴動して、呼出音や音声を出力するためのものである。
【0030】
このように構成されたMFD1は、NCU19を介して、電話回線31に接続されている。この電話回線31は、MFD1側の交換機29に接続され、この交換機29は電話回線32を介して、他の交換機に接続されている。なお、他の交換機は、更に、電話回線を介して相手側装置に接続されている。
【0031】
次に、図4及び図5のフローチャートを参照して、上記のように構成されたMFD1の動作について説明する。図4は、着信処理を示したフローチャートであり、呼出信号が着信(着呼)することにより開始される。
【0032】
着信処理では、まず、外出フラグ14aがオンされているか否かを確認し(S1)、オンされていれば(S1:Yes)、プリンタ25のキャリッジモータおよび記録紙搬送用モータの駆動速度を通常の速度に設定する(S2)。外出フラグ14aがオンされている場合には、MFD1の使用者の外出中である。よって、かかる場合には、ファクシミリ受信された画像データの印刷時の騒音を抑制する必要がないので、通常の速度で印刷を行わせ、MFD1を効率よく使用するのである。
【0033】
一方、外出フラグ14aがオンされていなければ(S1:No)、モードメモリ13aの値を調べる(S3)。調べた結果、モードメモリ13aの値が「1」であれば(S3:「1」)、低騒音モードはオフィスモードに設定されている。図3に示すように、低騒音モードメモリ13bのオフィスモードエリア13b1の受動エリア13b12には9:00〜22:00のエリアにのみ「1/2速度」が記憶されているので、RTC17のデータを読み出して、現在時刻が9:00〜22:00の範囲内であるかを調べる(S4)。現在時刻が9:00〜22:00の範囲内であれば(S4:Yes)、ファクシミリ受信した画像データを低騒音で印刷するために、プリンタ25のキャリッジモータおよび記録紙搬送用モータの駆動速度を通常速度の1/2に設定する(S6)。また、現在時刻が9:00〜22:00の範囲外であれば(S4:No)、ファクシミリ受信した画像データを低騒音で印刷する必要はないので、プリンタ25のキャリッジモータおよび記録紙搬送用モータの駆動速度を通常の速度に設定する(S2)。
【0034】
モードメモリ13aの値を調べた結果、「2」であれば(S3:「2」)、低騒音モードはホームモードに設定されている。図3に示すように、低騒音モードメモリ13bのホームモードエリア13b2の受動エリア13b22には9:00〜22:00のエリア以外に「1/2速度」が記憶されているので、RTC17のデータを読み出して、現在時刻が9:00〜22:00の範囲内であるかを調べる(S5)。現在時刻が9:00〜22:00の範囲外であれば(S5:No)、ファクシミリ受信した画像データを低騒音で印刷するために、プリンタ25のキャリッジモータおよび記録紙搬送用モータの駆動速度を通常速度の1/2に設定する(S6)。また、現在時刻が9:00〜22:00の範囲内であれば(S5:Yes)、ファクシミリ受信した画像データを低騒音で印刷する必要はないので、プリンタ25のキャリッジモータおよび記録紙搬送用モータの駆動速度を通常の速度に設定する(S2)。
【0035】
なお、モードメモリ13aの値を調べた結果、「0」であれば(S3:「0」)、非低騒音モードとされているので、かかる場合には、処理をS2へ移行して、プリンタ25のキャリッジモータおよび記録紙搬送用モータの駆動速度を通常の速度に設定する(S2)。
【0036】
駆動速度の設定後(S2,S6)、電話回線31を閉結して(S7)、ファクシミリ受信印刷処理を行う。このファクシミリ受信印刷処理では、電話回線31を介して送られる画像データを受信し、画像メモリ15へ記憶させると共に、その画像メモリ15に記憶されている画像データの記録紙への印刷が行われる。なお、画像データは記録紙へ印刷された後に、画像メモリ15から消去される。
【0037】
このファクシミリ受信印刷処理と並行して、画像メモリ15に記憶されている未印刷の画像データの量が調べられる(S9)。その結果、画像メモリ15に記憶されている未印刷の画像データが所定量以上であれば(S9:Yes)、印刷速度が受信速度に追従できておらず、このままでは画像メモリ15がメモリフルとなって受信エラーを発生させる恐れがある。よって、かかる場合には、低騒音モードであっても印刷を優先するべく、プリンタ25のキャリッジモータおよび記録紙搬送用モータの駆動速度を通常の速度に再設定する(S10)。これにより、低騒音モードの場合に通常時の1/2となっていた印刷速度が通常の速度に復帰するので、画像メモリ15がメモリフルとなって受信エラーが発生することを防止することができるのである。一方、画像メモリ15に記憶されている未印刷の画像データが所定量以上でなければ(S9:No)、駆動速度を変更することなく、処理をS11へ移行する。
【0038】
S11の処理では、ファクシミリ受信印刷処理が終了していなければ(S11:No)、処理をS8へ移行して、前記したS8からS11の処理を繰り返す。一方、ファクシミリ受信印刷処理が終了していれば(S11:Yes)、電話回線31を開放して(S12)、この着信処理を終了する。
【0039】
図5は、送信・コピー処理を示したフローチャートであり、原稿が使用者によって原稿挿入口6へセットされると開始される。送信・コピー処理では、原稿挿入口6へセットされた原稿のファクシミリ送信処理又はコピー処理が行われる。
【0040】
送信・コピー処理では、まず、モードメモリ13aの値を調べ(S21)、モードメモリ13aの値が「0」または「1」であれば(S21:No)、原稿搬送用モータ、プリンタ25のキャリッジモータおよび記録紙搬送用モータの駆動速度を通常の速度に設定する(S22)。モードメモリ13aの値が「0」である場合には非低騒音モードであるので、すべての駆動が通常速度で行われるからであり、また、モードメモリ13aの値が「1」である場合には、低騒音モードはオフィスモードに設定されているが、図3の低騒音モードメモリ13bのうち、ファクシミリ送信処理やコピー処理の際に参照されるオフィスモードエリア13b1の能動エリア13b11にはすべて「通常速度」が記憶されているので、この場合にもすべての駆動が通常速度で行われるからである。
【0041】
モードメモリ13aの値が「2」であれば(S21:Yes)、低騒音モードはホームモードに設定されている。図3の低騒音モードメモリ13bのうちホームモードエリア13b2の能動エリア13b21には、9:00〜22:00のエリア以外に「1/2速度」が記憶されているので、RTC17のデータを読み出して、現在時刻が9:00〜22:00の範囲内であるかを調べる(S23)。現在時刻が9:00〜22:00の範囲外であれば(S23:No)、ファクシミリ送信やコピーによる印刷を低騒音で行うために、原稿搬送用モータ、プリンタ25のキャリッジモータおよび記録紙搬送用モータの駆動速度を通常速度の1/2に設定する(S24)。また、現在時刻が9:00〜22:00の範囲内であれば(S23:Yes)、ファクシミリ送信やコピーによる印刷を低騒音で行う必要はないので、原稿搬送用モータ、プリンタ25のキャリッジモータおよび記録紙搬送用モータの駆動速度を通常の速度に設定する(S22)。
【0042】
駆動速度の設定後(S22,S24)、スタートキー4bが押下されるまで待機し(S25:No)、スタートキー4bが押下されれば(S25:Yes)、操作パネル4によって送信先の電話番号が入力されているか否かを確認する(S26)。送信先の電話番号が入力されていれば(S26:Yes)、ファクシミリ送信処理が行われる(S27)。ファクシミリ送信処理では、原稿挿入口6にセットされている原稿の画像がスキャナ22によって読み取られ、電話回線31を介して相手側のファクシミリ装置へ送信される。低騒音モードの場合には、この原稿の搬送が通常時の1/2の速度で行われて、原稿搬送時の騒音が抑制される。
【0043】
一方、スタートキー4bの押下時に(S25:Yes)、送信先の電話番号が入力されていなければ(S26:No)、コピー処理が行われる(S28)。コピー処理では、まず、原稿読取処理(S31)により、原稿挿入口6にセットされている全ての原稿の画像がスキャナ22によって読み取られる。読み取られた原稿が所定枚数未満であれば(S32:No)、S34の印刷処理へ移行して、スキャナ22により読み取られた画像データが記録紙へ印刷される。この印刷処理は(S34)、S22又はS24の処理で設定された速度で行われる。よって、低騒音モードに場合には、通常時の1/2の速度で印刷が行われるので、印刷時の騒音を抑制することができるのである。
【0044】
一方、原稿読取処理(S31)によって、読み取られた原稿が所定枚数以上であれば(S32:Yes)、低騒音モードであっても印刷を速く行わせるために、プリンタ25のキャリッジモータおよび記録紙搬送用モータの駆動速度を通常の速度に再設定し(S33)、その再設定された速度で印刷処理を行う(S34)。このように、コピー原稿の枚数が多い場合には、低騒音モードであってもこれを一時的に解除し、通常の速度で印刷を行わせるのである。これにより、MFD1を効率よく使用することができる。
【0045】
なお、本実施例において、請求項1記載の低速手段としてはS6の処理が該当し、請求項4記載の低速解除手段としてはS10の処理が該当し、更に、請求項5記載の禁止手段としてはS1のYesの分岐処理が該当する。
【0046】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0047】
例えば、本実施例では、低騒音モードを決定する時間エリア13b3の時間区分や区分数は固定値とされていたが、これを操作パネル4の各キー操作などによって、自由に設定できるようにしても良い。
【0048】
また、低騒音モードとするか否かの決定要素は、必ずしも時間のみによらず、他の要素を用いるようにしても良い。例えば、MFD1の周囲温度により低騒音モードの決定するようにしても良いのである。この場合には、MFD1の周囲温度を検出するセンサを設け、そのセンサで検出される周囲温度に基づいて、低騒音モードとするか否かを判断するのである。即ち、オフィスモードでは、作業者の勤務している昼間は周囲温度が高く、かかる昼間の騒音を抑えて、各作業者が仕事に集中し易い環境を整えたい。よって、センサにより検出された周囲温度が所定温度以上である場合に、低騒音モードとして、印刷等を通常時の1/2の速度で行わせるのである。一方、ホームモードでは、家族の寝静まった深夜は周囲温度が低くなっている。この深夜の騒音を抑えるために、センサにより検出された周囲温度が所定温度以下である場合に、低騒音モードとして、印刷等を通常時の1/2の速度で行わせるのである。なお、上記の場合、MFD1の周囲温度を検出する温度センサが、請求項3記載の温度計測手段に該当する。
【0049】
【発明の効果】
請求項1から3のいずれかに記載のファクシミリ装置によれば、印刷手段の実行時に、モード記憶手段に記憶されているモードにおいて低速時間帯記憶手段に記憶された時間帯であった場合には、低速手段によって印刷手段が低速速度で駆動されるので、印刷時の騒音を抑制することができるという効果がある。
【0050】
また、低速手段は、時計手段により計時される時間に応じて作動されるので、印刷時の騒音を時間に応じて抑制することができるという効果がある。例えば、ファクシミリ装置が家庭で使用されている場合には、深夜における印刷時の騒音は睡眠の邪魔になるので出来る限り抑制したい。一方、ファクシミリ装置がオフィスで使用されている場合には、作業者が帰宅している深夜の騒音は問題にならないが、作業者の勤務している昼間の騒音はできる限り抑えて、仕事に集中し易い環境を整えたい。よって、時間に応じて印刷時の騒音を抑制することにより、ファクシミリ装置を好適に使用することができるのである。
【0051】
また、低速手段の作動が入力手段の所定のキー操作によって禁止される場合には、印刷速度を容易に通常の速度に戻すことができるという効果がある。従って、印刷を至急行いたい場合などに、即座に対処することができるのである。
【0052】
請求項4記載のファクシミリ装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載のファクシミリ装置の奏する効果に加え、低速手段の作動中に記憶手段に記憶されている画像データが所定量以上となった場合には、低速解除手段によって低速手段の作動が解除され、印刷手段が通常の速度で駆動される。印刷手段を低速で駆動すると、印刷時の騒音は抑制されるものの印刷速度が低下する。このため低速手段の作動中に大量の画像データを受信すると、印刷が受信に追従できず、記憶手段がメモリフルとなって、新たな画像データの受信ができなくなる恐れがある。しかし、記憶手段に記憶される画像データが所定量以上となった場合には、低速解除手段によって低速手段の作動は解除され、印刷手段の印刷速度が通常の速度に戻されるので、かかる記憶手段のメモリフルを防止して、画像データの受信および印刷を確実に行うことができるという効果がある。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である多機能周辺装置(MFD)の斜視図である。
【図2】 上記多機能周辺装置(MFD)の電気的構成を示したブロック図である。
【図3】 低騒音モードメモリの構成を模式的に示した図である。
【図4】 着信処理を示したフローチャートである。
【図5】 送信・コピー処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 多機能周辺装置(MFD)(ファクシミリ装置)
4 操作パネル(入力手段)
4c 外出キー(所定の1キー)
13a モードメモリ
13b 低騒音モードメモリ
14a 外出フラグ
15 画像メモリ(記憶手段)
17 リアルタイムクロック(RTC)(時計手段)
19 ネットワークコントロールユニット(NCU)(受信手段の一部)
20 モデム(受信手段の一部)
21 バッファ(受信手段の一部)
25 インクジェットプリンタ(印刷手段)
31,32 電話回線(回線)
Claims (4)
- 相手側装置から回線を介して送られる画像データを受信する受信手段と、その受信手段により受信された画像データを記録媒体へ通常速度またはその通常速度より低速の低速速度で印刷する印刷手段とを備えたファクシミリ装置において、
時間の計時を行う計時手段と、
使用される環境によって異なる第1及び第2モードを備え、いずれのモードが設定されているかを記憶するモード記憶手段と、
前記モード毎に、前記印刷手段を前記低速速度で駆動させる時間帯を記憶する低速時間帯記憶手段と、
前記印刷手段の実行時に、前記モード記憶手段に記憶されているモードにおいて前記低速時間帯記憶手段に記憶された時間帯であった場合に、前記印刷手段を前記低速速度で駆動させる低速手段とを備えていることを特徴とするファクシミリ装置。 - 相手側装置から回線を介して送られる画像データを受信する受信手段と、その受信手段により受信された画像データを記録媒体へ通常速度またはその通常速度より低速の低速速度で印刷する印刷手段とを備えたファクシミリ装置において、
時間の計時を行う計時手段と、
使用される環境によって異なる第1及び第2モードを備え、いずれのモードが設定されているかを記憶するモード記憶手段と、
前記モード毎に、前記印刷手段を前記低速速度で駆動させる時間帯を記憶する低速時間帯記憶手段と、
前記モード記憶手段に記憶されているモードにおいて前記低速時間帯記憶手段に記憶された時間帯であった場合に、前記印刷手段を前記低速速度で駆動させる低速手段と、
複数の操作キーを有する入力手段と、
その入力手段の所定のキー操作によって前記低速手段の作動を禁止する禁止手段とを備え、
前記印刷手段の実行時に、その禁止手段により前記低速手段の作動が禁止されている場合には、前記モード記憶手段に記憶されているモードにおいて前記低速時間帯記憶手段に記憶された時間帯であっても、前記印刷手段は、前記通常速度で駆動して印刷を行うものであることを特徴とするファクシミリ装置。 - 記録媒体に記録された画像を画像データとして読み取る読取手段と、
その読取手段に前記画像データを読み取らせるために前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記受信手段により受信した画像データを印刷する受動モードと、前記読取手段により画像データを読み取る能動モードとを備え、
前記低速時間帯記憶手段は、前記第1及び第2モード毎に、前記受動モードと能動モードとを区分すると共に、その区分された受動および能動モード毎にそれぞれ前記印刷手段を前記低速速度で駆動させる時間帯を記憶するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のファクシミリ装置。 - 前記受信手段により受信された画像データを前記印刷手段による印刷前に一時的に記憶する記憶手段と、
前記低速手段の作動中にその記憶手段に記憶されている画像データが所定量以上となった場合に、前記受信手段により受信された画像データの前記記録媒体への記録が終わるまでの間、前記低速手段の作動を解除して前記印刷手段を通常の速度で駆動させる低速解除手段とを備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31607598A JP3820776B2 (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31607598A JP3820776B2 (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | ファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000151906A JP2000151906A (ja) | 2000-05-30 |
JP3820776B2 true JP3820776B2 (ja) | 2006-09-13 |
Family
ID=18072986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31607598A Expired - Fee Related JP3820776B2 (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3820776B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3840081B2 (ja) | 2001-10-01 | 2006-11-01 | キヤノン株式会社 | プリント装置、該装置の駆動制御方法、前記装置を具えたプリントシステム、および前記方法を実行するためのプログラム |
JP3658375B2 (ja) * | 2002-03-18 | 2005-06-08 | キヤノン株式会社 | 画像通信装置 |
JP2004074529A (ja) | 2002-08-14 | 2004-03-11 | Canon Inc | 記録装置及びその制御方法 |
JP2006240103A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Oki Data Corp | 印刷装置 |
JP2008182382A (ja) * | 2007-01-24 | 2008-08-07 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置 |
JP5050540B2 (ja) * | 2007-01-29 | 2012-10-17 | 沖電気工業株式会社 | 紙葉類処理装置 |
US8226198B2 (en) * | 2010-07-15 | 2012-07-24 | Xerox Corporation | Quiet operating mode management system for a printing device |
JP6187362B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-08-30 | ブラザー工業株式会社 | プログラム |
-
1998
- 1998-11-06 JP JP31607598A patent/JP3820776B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000151906A (ja) | 2000-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3820776B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
US6618160B1 (en) | Facsimile apparatus | |
JPH08335992A (ja) | ファクシミリ装置における受信データ処理装置 | |
KR920001816B1 (ko) | 팩시밀리장치 | |
US6433892B1 (en) | Facsimile apparatus | |
JP3716633B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2005178009A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3255343B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2001223904A (ja) | 多機能周辺装置 | |
JP3692775B2 (ja) | 電話装置 | |
JP3289664B2 (ja) | 通信端末装置 | |
JPH1042112A (ja) | ファクシミリ装置 | |
KR20050075544A (ko) | 복합기 및 이를 이용한 인쇄용지의 부족 알림 방법 | |
JP3744280B2 (ja) | 通信装置および記憶媒体 | |
JP3464186B2 (ja) | 多機能周辺装置 | |
JP2503146B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3998805B2 (ja) | 多機能周辺装置 | |
JP2867866B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3983159B2 (ja) | ファクシミリ装置及び画像出力方法 | |
JP2003037692A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2616641B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH05308460A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2004023562A (ja) | デジタル情報処理装置および処理方法、ならびに記憶媒体、プログラム | |
JP2000115493A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2003333313A (ja) | 通信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051018 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060228 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060424 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060530 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060612 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |