JP2867866B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2867866B2
JP2867866B2 JP6011947A JP1194794A JP2867866B2 JP 2867866 B2 JP2867866 B2 JP 2867866B2 JP 6011947 A JP6011947 A JP 6011947A JP 1194794 A JP1194794 A JP 1194794A JP 2867866 B2 JP2867866 B2 JP 2867866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、受信画データを記憶
するための画像メモリを備えたファクシミリ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】 この種のファクシミリ装置において、
所謂リモートFAX機能を備えたものがある。このリモ
ートFAX機能とは、受信画データを画像メモリに記憶
しておき、別のファクシミリ装置から転送要求があった
とき、そのファクシミリ装置に対して画像メモリに記憶
された画データを転送する機能である。従って、ファク
シミリ装置をリモートFAXモードに設定した場合に
は、使用者は、そのファクシミリ装置の画像メモリに記
憶された受信画データを、外出先の別のファクシミリ装
置からでも容易に取り出すことができる。
【0003】そして、従来のファクシミリ装置では、前
記リモートFAXモードに設定された状態では、受信さ
れた画データ全てが画像メモリに記憶されるようになっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、前記従来
装置のように、受信された画データ全てが画像メモリに
記憶されると、例えばファクシミリ装置を利用したダイ
レクトメール等のような必要のない画データまで画像メ
モリ記憶されることとなる。従って、このような場合に
は、別のファクシミリ装置から転送要求があったとき、
画像メモリに記憶された必要な画データ以外に、ダイレ
クトメール等の不必要な画データまでもが転送されてし
まうという問題が生じる。
【0005】又、画像メモリの記憶容量には限度があ
り、画像メモリ内のデータ量が同メモリの最大記憶容量
にまで達すると、その後受信される画データは、画像メ
モリに記憶されることなく用紙上に印字出力されてしま
う。従って、前述のように、受信画データ全てが画像メ
モリに記憶されるような場合には、画像メモリ内のデー
タ量が最大記憶容量にまで早く達して、その後受信され
る転送に必要な画データが画像メモリに記憶されなくな
る可能性が高くなる。そのため、このような場合には、
別のファクシミリ装置から転送要求があっても、必要な
画データの転送を行い得なくなるおそれが生じるという
問題がある。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものである。その目的は、必要と思われる受信画デ
ータのみを画像メモリに記憶して、画像メモリに記憶さ
れる受信画データのデータ量が同メモリの最大記憶容量
を越えてしまうおそれを極力防止することができるファ
クシミリ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明では、受信画データを記
憶するための画像メモリと、画データの受信時に発信側
から送信されてくる所定の手順信号に基づいて発信側の
ファックス番号を認識する認識手段と、そのファックス
番号が短縮ダイヤルとして登録されているか否かを判断
する判断手段と、登録されている場合は受信画データを
画像メモリに記憶させ、登録されていない場合は受信画
データを用紙上に印字出力させるとともに、その受信に
関する情報を画データとして画像メモリに記憶させる
うに制御する制御手段とを備えた
【0008】又、請求項2に記載の発明では、受信画デ
ータを記憶するための画像メモリと、画データの受信時
に発信側から送信されてくる所定の手順信号に基づいて
発信側のファックス番号を認識する認識手段と、そのフ
ァックス番号が短縮ダイヤルとして登録されているか否
かを判断する判断手段と、登録されている場合は受信画
データを画像メモリに記憶させ、登録されていない場合
は受信画データを用紙上に印字出力させるとともに、そ
の受信に関する情報を画データとして画像メモリに記憶
させるように制御する制御手段と、発信側から所定の転
送要求を受けた場合に、その発信側に対して画像メモリ
に記憶された画データを転送させるリモートFAXモー
を備えた
【0009】
【0010】
【作用】 従って、請求項1に記載の発明によれば、発
信側からの画データの受信時に、認識手段により、発信
側から送信されてくる所定の手順信号に基づいて、発信
側のファックス番号が認識される。そして、判断手段に
より、その認識された発信側のファックス番号が短縮ダ
イヤル(短縮番号又はワンタッチダイヤル)として登録
されているか否かが判断される。ここで、登録されてい
る場合には、発信側が頻繁に交信を行う相手であり、受
信画データが必要な画データであると見なされて、制御
手段の制御により、その受信画データが画像メモリに記
憶される。又、発信側のファックス番号が登録されてい
ない場合には、受信画データがあまり必要でない画デー
タと見なされて、受信画データが用紙上に印字出力され
るとともに、その受信に関する情報が画データとして画
像メモリに記憶され、その受信画データは画像メモリに
記憶されない。この結果、画像メモリに記憶される受信
画データのデータ量が極力抑制され、そのデータ量が画
像メモリの最大記憶容量を越えてしまうおそれが極力防
止される。このため、例えばリモートFAX機能を備え
た装置においては、別のファクシミリ装置から転送要求
があったとき、必要であると思われる画データのみを洩
れなく転送することが可能となる。
【0011】又、請求項2に記載の発明によれば、認識
された発信側のファックス番号が短縮ダイヤルとして登
録されていない場合には、制御手段の制御により、受信
画データが用紙上に印字出力されるとともに、その受信
に関する情報が画データとして画像メモリに記憶され
る。そして、リモートFAXモードが設定されると、発
信側から所定の転送要求があったとき、その発信側に対
して画像メモリに記憶された画データが転送される。
【0012】
【0013】
【実施例】 以下、本発明を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、CPU(中央
処理装置)1には、装置全体の動作を制御するためのプ
ログラム等を記憶したROM(リードオンリメモリ)
2、及び各種情報を一時的に記憶するRAM(ランダム
アクセスメモリ)3が接続されている。NCU(ネット
ワークコントロールユニット)4は電話回線との接続を
制御するとともに、相手先のファックス番号に対応した
ダイヤルパルスの送出、及び着信を検出する機能等を備
えている。モデム5は送受信データの変調、復調を行う
とともに、相手先のファックス番号に対応したプッシュ
トーン信号(DTMF)や、DCS信号(デジタル命令
信号)、DIS信号(デジタル識別信号)及び後述する
所定の手順信号としてのTSI信号(送信端末識別信
号)等の発生、検出を行う。
【0014】読取部6は、原稿上の画像を読み取るため
のものである。記録部7は、受信された画データ等に基
づいて記録紙上に印字を行うためのものである。画像メ
モリ8は、受信された画データ等を一時的に記憶するた
めのものである。キー入力部9は、ダイヤルキー10、
複数のワンタッチダイヤルキー11、登録/短縮キー1
2、通信キー13、リモートFAX設定キー14、転送
解除キー15、及び自動消去設定キー16等の各種操作
キーを備えている。ダイヤルキー10はファックス番号
を入力するためのものである。通信キー13はファクシ
ミリ通信動作を開始させるためのものである。
【0015】登録/短縮キー12は、相手先のファック
ス番号を短縮ダイヤルとして登録したり、その短縮ダイ
ヤルに対応するファックス番号の発信を行ったりする場
合に操作される。即ち、例えば、登録/短縮キー12を
操作した後に、ダイヤルキー10を操作して所要の短縮
番号を入力したり、或いは所要のワンタッチダイヤルキ
ー11を操作したりする。続いて、それら短縮番号やワ
ンタッチダイヤルキー11に対応して、相手先のファッ
クス番号をダイヤルキー10の操作により入力した後、
所定の登録手順に従う登録操作を行う。すると、CPU
1は、入力されたファックス番号のデータを短縮番号や
ワンタッチダイヤルキー11に対応してRAM3内に記
憶させる。
【0016】又、このようにしてファックス番号が登録
された状態で、例えば登録/短縮キー12を操作すると
ともにダイヤルキー10により所要の短縮番号を入力し
た後通信キー13を操作したり、或いは所要のワンタッ
チダイヤルキー11のみを操作したりする。すると、C
PU1は、RAM3に記憶された複数のファックス番号
のデータの中から、入力された短縮番号或いは操作され
たワンタッチダイヤルキー11に対応するファックス番
号のデータを読み出す。そして、CPU1は、NCU4
或いはモデム5を制御して、その読み出したファックス
番号に対応したダイヤルパルス或いはDTMFの発信を
行わせる。
【0017】リモートFAX設定キー14は、リモート
FAXモードを設定、解除するためのものである。即
ち、リモートFAX設定キー14の操作によりリモート
FAXモードが設定されている状態で、発信側からの画
データが受信されると、CPU1は、その受信画データ
を画像メモリ8に記憶させる。そして、別のファクシミ
リ装置から転送要求があったとき、CPU1は、そのフ
ァクシミリ装置に対して画像メモリ8に記憶された画デ
ータを転送させる。
【0018】又、本実施例では、CPU1、ROM2、
RAM3及びモデム5により、認識手段が構成されてい
る。即ち、前記リモートFAXモードが設定された状態
で、発信側からの画データの受信時に、その発信側から
送信されてくるTSI信号がモデム5を介して受信され
ると、CPU1は、そのTSI信号に基づいて発信側の
ファックス番号を認識する。ここで、TSI信号は、フ
ァクシミリ通信時における制御手順の信号として標準化
されたものである。そして、このTSI信号にはFIF
(Facsimile Information Field) が備えられており、こ
のFIFにはファックス番号等の装置の固有の識別デー
タが収められている。従って、CPU1は、この受信さ
れたTSI信号に基づいて、発信側のファックス番号を
正確に認識する。尚、このTSI信号に収められるファ
ックス番号のデータは、装置の初期設定時に所定の登録
手順に従う登録操作により発信元情報として入力される
ものである。
【0019】又、本実施例では、CPU1、ROM2及
びRAM3により、判断手段が構成されている。即ち、
CPU1は、前記認識された発信側のファックス番号が
短縮ダイヤルとして登録されているか否か、つまり短縮
番号やワンタッチダイヤルキー11に対応してRAM3
内に記憶されているか否かを判断する。
【0020】尚、本実施例において、この判断は、認識
された発信側のファックス番号の下4桁と、短縮ダイヤ
ルとして登録されている各ファックス番号の下4桁とを
比較することにより行われる。即ち、発信側において装
置の初期設定時に発信元情報として入力されるファック
ス番号と、受信側において短縮ダイヤルとして登録され
るファックス番号とでは、例えば「123456」、
「12 3456」、或いは「12−3456」という
ように、ファックス番号の間に空白やハイフンが有るか
否かの相違を生じる場合がある。そして、発信側と受信
側との間でこのような相違がある場合には、ファックス
番号が実際には一致するにも係わらず、違うファックス
番号であると判断されてしまう。このため、そのような
誤判断を防止するために、ファックス番号の下4桁のみ
を比較するようにしている。
【0021】更に、本実施例では、CPU1、ROM2
及びRAM3により、制御手段が構成されている。即
ち、CPU1は、認識された発信側のファックス番号が
短縮ダイヤルとして登録されている場合には、発信側が
頻繁に交信を行う相手であり、受信画データが転送に必
要なものであると見なして、その受信画データを画像メ
モリ8に記憶する。又、CPU1は、認識された発信側
のファックス番号が短縮ダイヤルとして登録されていな
い場合には、受信画データが転送にあまり必要でないも
のと見なして、その受信画データを画像メモリ8に記憶
させない。この場合、CPU1は、記録部7を作動させ
て、その受信画データを記録紙上に印字させるととも
に、その受信に関する情報のみを画データとして画像メ
モリ8に記憶させる。尚、受信に関する情報としては、
例えば発信元、通信開始日時、通信所要時間、原稿枚数
等の各種情報があり、それらの情報が画データ即ちイメ
ージデータとして画像メモリ8に記憶される。
【0022】転送解除キー15は、前記リモートFAX
モード設定時において、短縮ダイヤルとして登録されて
いる発信側からの画データの受信があっても、特定の発
信側からの画データは画像メモリ8に記憶させないよう
にするためのものである。即ち、例えば、転送解除キー
15を操作した後、短縮ダイヤルとして登録されている
ファックス番号の中から所要のファックス番号を選択
し、所定の設定手順に従う設定操作を行う。すると、C
PU1は、リモートFAXモードが設定された状態で、
短縮ダイヤルとして登録されている発信側からの画デー
タの受信があっても、その発信側が転送解除キー15に
より設定されたファックス番号の相手である場合には、
その受信画データを画像メモリ8に記憶させない。
【0023】自動消去設定キー16は、画像メモリ8内
に記憶された転送済の画データを自動消去させるための
ものである。即ち、この自動消去設定キー16の操作に
より自動消去モードが設定されている場合には、別のフ
ァクシミリ装置からの転送要求を受けて、画像メモリ8
内の画データが正常に転送された後、CPU1は、画像
メモリ8内の転送済の画データを消去する。
【0024】次に、前記のように構成されたファクシミ
リ装置の作用を説明する。さて、このファクシミリ装置
において、リモートFAX設定キー14の操作によりリ
モートFAXモードが設定されている状態では、CPU
1の制御のもとで、図2及び図3のフローチャートに示
すような動作が行われる。即ち、先ず図2に示すよう
に、電話交換機から送信されてくる16Hzの呼出信号
が検出されると、発信側との間の回線が接続される(ス
テップS1〜S2)。続いて、発信側から送信されてく
る転送要求を示すDTMF又は消去要求を示すDTMF
の検出、或いはCNG信号(1100Hzの呼出音)の
受信が待たれる(ステップS3〜S5)。尚、転送要求
及び消去要求を示すDTMFとは、発信側においてダイ
ヤルキーの操作により入力されて発信されるものであ
り、例えば3桁等の複数桁よりなる所定のコード番号で
ある。これら転送要求及び消去要求を示すDTMFに対
応するコード番号のデータは、ROM2内に予め設定さ
れている。
【0025】ここで、ステップS3において、転送要求
を示すDTMFが検出された場合には、続いてパスコー
ドを示すDTMFが検出されたか否かが判断される(ス
テップS6)。尚、このパスコードを示すDTMFも、
発信側においてダイヤルキーの操作により入力されて発
信されるものであり、例えば4桁等の複数桁よりなる所
定のコード番号である。このパスコードを示すDTMF
に対応するコード番号のデータは、例えば装置の初期設
定時に所定の登録手順に従う登録操作によりRAM3内
に設定される。ここで、パスコードを示すDTMFが検
出されない場合には、前記ステップS4へ移行する。
【0026】又、パスコードを示すDTMFが検出され
た場合には、画像メモリ8に記憶されている画データが
手動送信される(ステップS7)。即ち、発信側におい
て通信キーが操作された後ファクシミリ通信動作が開始
され、所定のファクシミリ手順信号のやり取りが行われ
た後、画像メモリ8内の画データが発信側に転送され
る。又、この画データの転送時、画像メモリ8の残容量
を示すデータが画データとして送信される。尚、本実施
例において、画像メモリ8の残容量は、所定の標準原稿
の枚数に換算して表されるようになっており、例えば
「残り○○枚分の原稿を記憶可能です」という形で表さ
れる。その結果、発信側装置においては、画像メモリ8
内の画データが記録紙上に印字出力されるとともに、そ
の記録紙の末尾に「残り○○枚分の原稿を記憶可能で
す」と印字される。従って、使用者は、ファクシミリ装
置の画像メモリ8に記憶されている画データを、発信側
装置即ち外出先の別のファクシミリ装置から容易に取り
出すことができるとともに、画像メモリ8の残容量を外
出先からでも容易に確認することができる。
【0027】続いて、前記ステップS7における画デー
タの手動送信が成功したか否かが判断される(ステップ
S8)。そして、手動送信が成功した場合には、画像メ
モリ8内の画データが転送済である旨を示す転送フラグ
がセットされる(ステップS9)。続いて、自動消去設
定キー16により自動消去モードが設定されているか否
かが判断される(ステップS10)。ここで、自動消去
モードが設定されている場合には、画像メモリ8内の転
送済の画データが消去される(ステップS11)。その
後、転送フラグが解除されるとともに(ステップS1
2)、回線断され(ステップS13)、処理が終了され
る。又、前記ステップS8において手動送信が成功しな
かった場合や、ステップS10において自動消去モード
が設定されていない場合には、画像メモリ8内の画デー
タが消去されることなく、ステップS13へ移行してそ
のまま回線断される。
【0028】一方、前記ステップS4において、消去要
求を示すDTMFが検出された場合には、続いてパスコ
ードを示すDTMFが検出されたか否かが判断される
(ステップS14)。ここで、パスコードを示すDTM
Fが検出されない場合には、前記ステップS5へ移行す
る。又、パスコードを示すDTMFが検出された場合に
は、画像メモリ8に記憶されている画データが転送済か
否かが判断される(ステップS15)。尚、この判断
は、前述の転送フラグがセットされているか否かによっ
て行われる。ここで、転送フラグがセットされている場
合には、画像メモリ8内の画データが転送済であると判
断され、前記ステップS11へ移行して、画像メモリ8
内の画データが消去される。その後、前記と同様に、ス
テップS12において転送フラグが解除されるととも
に、ステップS13において回線断されて、処理が終了
される。又、前記ステップS15において、転送フラグ
がセットされていない場合には、画像メモリ8内の画デ
ータが転送済でないと判断され、画像メモリ8内の画デ
ータが消去されることなく、ステップS13へ移行して
そのまま回線断される。
【0029】更に、前記ステップS5において、発信側
からのCNG信号が受信された場合には、図3に示すス
テップS16へ移行する。そして、ステップS16にお
いて、発信側へCED信号(2100Hzの被呼端末識
別信号)が送信される。続いて、発信側へNSF信号
(非標準機能識別信号)、CSI信号(被呼端末識別信
号)、及びDIS信号の各種ファクシミリ手順信号が送
信される(ステップS17)。
【0030】その後、発信側からのNSS信号(非標準
機能設定信号)、前記TSI信号及びDCS信号の各種
ファクシミリ手順信号が受信されたか否かが判断される
(ステップS18)。ここで、それら手順信号が受信さ
れない場合には、発信側からのNSC信号(非標準機能
命令信号)、CIG信号(発呼端末識別信号)及びDT
C信号(デジタル送信命令信号)の各種ファクシミリ手
順信号が受信されたか否かが判断される(ステップS1
9)。そして、これら手順信号が受信された場合には、
ポーリング送信が行われる(ステップS20)。即ち、
装置にセットされた原稿上の画像が読取部6により読み
取られ、その読取画データが発信側に送信される。ポー
リング送信が終了されると、回線断されて(ステップS
21)、処理が終了される。
【0031】又、前記ステップS19において、NSC
信号等の手順信号が受信されない場合には、前記ステッ
プS17におけるNSF信号等の手順信号の送信から所
定時間T1経過したか否かが判断される(ステップS2
2)。ここで、ステップS18及びS19において発信
側からの手順信号が受信されることなく、所定時間T1
が経過した場合には、ステップS21へ移行して回線断
され、処理が終了される。
【0032】一方、前記ステップS18において、所定
時間T1以内にNSS信号、TSI信号及びDCS信号
が受信された場合には、その受信された手順信号の内の
TSI信号に基づいて発信側のファックス番号が認識さ
れる(ステップS23)。続いて、その認識されたファ
ックス番号が短縮ダイヤルとして登録されているか否
か、即ち短縮番号やワンタッチダイヤルキー11に対応
してRAM3内に記憶されているか否かが判断される
(ステップS24)。尚、この判断は、前述したよう
に、認識された発信側のファックス番号の下4桁と、短
縮ダイヤルとして登録されている各ファックス番号の下
4桁とを比較することにより行われる。従って、短縮ダ
イヤルとして登録されているファックス番号の中に下4
桁が一致するものがある場合には、前記認識された発信
側のファックス番号が短縮ダイヤルとして登録されてい
ると判断される。
【0033】続いて、その登録されているファックス番
号が、転送解除キー15により転送解除設定されている
発信側のものであるか否かが判断される(ステップS2
5)。ここで、転送解除設定されていない場合には、画
像メモリ8の残容量が有るか否かが判断される(ステッ
プS26)。そして、残容量が有る場合には、発信側か
らの画データが受信されるとともに、その受信画データ
が画像メモリ8に記憶される(ステップS27)。受信
画データの記憶が終了されると、転送フラグが解除され
るとともに(ステップS28)、回線断され(ステップ
S29)、処理が終了される。又、前記ステップS26
において、画像メモリ8の残容量が無い場合には、記録
部7が作動されて、受信画データが画像メモリ8に記憶
されることなく記録紙上に印字される(ステップS3
0)。その後、ステップS29へ移行して回線断され、
処理が終了される。
【0034】一方、前記ステップS24において認識さ
れた発信側のファックス番号が短縮ダイヤルとして登録
されていない場合や、ステップS25において転送解除
設定されている場合には、記録部7が作動されて、受信
画データが画像メモリ8に記憶されることなく記録紙上
に印字される(ステップS31)。続いて、その受信に
関する情報、例えば発信元、通信開始日時、通信所要時
間、原稿枚数等の各種情報が画データとして画像メモリ
8に記憶され(ステップS32)、その後ステップS2
8へ移行する。即ち、この受信に関する情報とは、ファ
クシミリ通信毎に作成される通信管理記録のことであ
り、通常、この通信管理記録のデータは文字コードデー
タの形でRAM3内に記憶される。しかし、本実施例で
は、受信画データが画像メモリ8に記憶されることなく
印字出力される場合には、その受信に関する通信管理記
録のデータが、画データ即ちイメージデータに展開され
て画像メモリ8に記憶されるのである。
【0035】以上のように、この実施例では、リモート
FAXモードが設定されている状態で、発信側からの画
データの受信時に、その発信側から送信されてくるTS
I信号に基づいて、発信側のファックス番号が認識され
る。そして、この認識された発信側のファックス番号が
短縮ダイヤルとして登録されている場合には、発信側が
頻繁に交信を行う相手であり、受信画データが転送に必
要なものであると見なされて、その受信画データが画像
メモリ8に記憶される。しかし、認識された発信側のフ
ァックス番号が短縮ダイヤルとして登録されていない場
合には、受信画データが転送にあまり必要でないものと
見なされて、その受信画データは画像メモリ8に記憶さ
れることなく記録紙上に印字出力される。そして、その
受信に関する情報のみが画データとして画像メモリ8に
記憶される。
【0036】従って、リモートFAXモード設定時にお
いて、受信画データ全てが画像メモリに記憶されてしま
う従来技術とは異なり、ダイレクトメール等のような不
必要な受信画データまでもが画像メモリ8に記憶されて
しまうのを防止することができる。そして、このような
不必要な受信画データの記憶のために画像メモリ8が使
用されて、転送に必要な画データの記憶が行い得なくな
ってしまうというおそれを極力防止することができる。
即ち、本実施例では、リモートFAXモード設定時にお
いて、画像メモリ8に記憶される受信画データのデータ
量を極力抑制することができ、そのデータ量が画像メモ
リ8の最大記憶容量を越えてしまうおそれを極力防止す
ることができるのである。このため、本実施例では、別
のファクシミリ装置から転送要求があったとき、画像メ
モリ8に記憶された必要であると思われる画データのみ
を洩れなく転送することが可能となる。
【0037】又、本実施例では、認識された発信側のフ
ァックス番号が短縮ダイヤルとして登録されていなく
て、受信画データが画像メモリ8に記憶されない場合で
も、その受信に関する情報は画データとして画像メモリ
8に記憶される。従って、別のファクシミリ装置から転
送要求があったとき、少なくとも受信があったことを知
らせることができる。尚、受信に関する情報のデータ量
は、通常の受信画データのデータ量と比較して非常に少
ないものであるので、この情報を画データとして画像メ
モリ8に記憶するようにしても、転送に必要な受信画デ
ータの記憶に何ら支障を生じることはない。
【0038】更に、本実施例では、短縮ダイヤルとして
登録されている発信側からの画データの受信があって
も、その発信側が転送解除キー15により設定されたフ
ァックス番号の相手である場合には、その受信画データ
は画像メモリ8に記憶されない。このため、短縮ダイヤ
ルとして登録されている発信側であっても、受信画デー
タの転送が必要でない発信側については、その発信側か
らの受信画データを画像メモリ8に記憶しなくて済み、
その結果、画像メモリ8に記憶される受信画データのデ
ータ量を更に抑制することができる。
【0039】又、本実施例では、自動消去モードを設定
したり、別のファクシミリ装置から消去要求を示すDT
MFを送信したりすることによって、画像メモリ8内の
転送済の画データを簡単に消去して、新たな受信画デー
タの記憶に備えることができる。このとき、自動消去モ
ードを設定しておけば、画像メモリ8内の画データが、
転送後直ちに消去されるので、次の受信に素早く対応す
ることができる。又、自動消去モードを設定しなかった
場合でも、外出先の別のファクシミリ装置からの操作に
より、転送済の画データを消去することができるので、
画像メモリ8内のデータ量が多くなって新たな受信画デ
ータの記憶に支障を生じるというおそれはない。
【0040】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば以下のような態様で具体化すること
も可能である。 (1)自動消去設定キー16を設けずに、自動消去モー
ドの設定及び解除を、発信側から送信されてくる所定の
DTMFに基づいて行うようにすること。例えば、転送
要求を示すDTMFとして、自動消去モードを設定する
ためのDTMFと自動消去モードを解除するためのDT
MFとの2種類を設ける。そして、図2のステップS3
において、何れのDTMFが検出されたかによって、自
動消去モードの設定及び解除を行う。
【0041】(2)画像メモリ8内の転送済の画データ
を消去するための消去キー(図示しない)を設けるこ
と。即ち、リモートFAXモード設定時において、別の
ファクシミリ装置からの転送要求を受けて、画像メモリ
8内の画データが送信された後、この消去キーを操作す
ることにより、別のファクシミリ装置からの操作によら
ず、画像メモリ8内の転送済の画データを消去すること
ができる。
【0042】(3)図2のステップS7において、画像
メモリ8の残容量を示すデータを画データとして送信す
る場合に、その残容量をパーセントで表すようにするこ
と。この場合には、発信側において、例えば記録紙の末
尾に「メモリ残量○○%」と印字される。
【0043】(4)リモートFAXモード設定時以外
に、通常のファクシミリ受信時でも、短縮ダイヤルとし
て登録されているファックス番号に対応する発信側から
の画データのみを画像メモリ8に記憶するようなモード
を設けること。
【0044】(5)発信側のファックス番号を認識する
ための所定の手順信号として、TSI信号の代わりに、
NSS信号に基づいて認識するようにすること。即ち、
このNSS信号にもTSI信号と同様にFIFが備えら
れ、そのFIFにはファックス番号等のデータが収めら
れている。
【0045】(6)認識された発信側のファックス番号
が短縮ダイヤルとして登録されているか否かの判断を、
認識された発信側のファックス番号の全桁と、短縮ダイ
ヤルとして登録されている各ファックス番号の全桁とを
比較することにより行うようにすること。
【0046】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項1または請求項2の何れかに記載のファク
シミリ装置において、制御手段は、短縮ダイヤルとして
登録されているファックス番号を有する発信側の中か
ら、画像メモリ8への画データの記憶を許容する発信側
を更に特定する発信側特定手段を含むことを特徴とする
ファクシミリ装置。
【0047】即ち、ここでは、CPU1、ROM2、R
AM3及び転送解除キー15により、発信側特定手段が
構成されている。このように構成すれば、短縮ダイヤル
として登録されている発信側であっても、受信画データ
の記憶が必要でない発信側については、その発信側から
の受信画データを画像メモリ8に記憶しなくて済み、そ
の結果、画像メモリ8に記憶される受信画データのデー
タ量を更に抑制することができるのである。
【0048】
【発明の効果】 以上詳述したように、本発明によれ
ば、必要と思われる受信画データのみを画像メモリに記
憶することができ、画像メモリに記憶される受信画デー
タのデータ量が同メモリの最大記憶容量を越えてしまう
おそれを極力防止することができるという優れた効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化したファクシミリ装置の一実
施例を示すブロック回路図である。
【図2】 リモートFAXモード設定時において、特に
画データの転送動作を示すフローチャートである。
【図3】 リモートFAXモード設定時において、特に
画データの受信動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…認識手段、判断手段及び制御手段を構成するCP
U、2…認識手段、判断手段及び制御手段を構成するR
OM、3…認識手段、判断手段及び制御手段を構成する
RAM、4…NCU、5…認識手段を構成するモデム、
7…記録部、8…画像メモリ、10…ダイヤルキー、1
1…ワンタッチダイヤルキー、12…登録/短縮キー。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/32 H04N 1/21

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信画データを記憶するための画像メモ
    リと、画データの受信時に発信側から送信されてくる所
    定の手順信号に基づいて発信側のファックス番号を認識
    する認識手段と、そのファックス番号が短縮ダイヤルと
    して登録されているか否かを判断する判断手段と、登録
    されている場合は受信画データを画像メモリに記憶さ
    、登録されていない場合は受信画データを用紙上に印
    字出力させるとともに、その受信に関する情報を画デー
    タとして画像メモリに記憶させるように制御する制御手
    段とを備えたファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 受信画データを記憶するための画像メモ
    リと、画データの受信時に発信側から送信されてくる所
    定の手順信号に基づいて発信側のファックス番号を認識
    する認識手段と、そのファックス番号が短縮ダイヤルと
    して登録されているか否かを判断する判断手段と、登録
    されている場合は受信画データを画像メモリに記憶さ
    せ、登録されていない場合は受信画データを用紙上に印
    字出力させるとともに、その受信に関する情報を画デー
    タとして画像メモリに記憶させるように制御する制御手
    段と、発信側から所定の転送要求を受けた場合に、その
    発信側に対して画像メモリに記憶された画データを転送
    させるリモートFAXモードを備えたファクシミリ装
    置。
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