JP2004023562A - デジタル情報処理装置および処理方法、ならびに記憶媒体、プログラム - Google Patents

デジタル情報処理装置および処理方法、ならびに記憶媒体、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】待ち受け状態におけるディスプレイ表示を自由に設定することが可能なデジタル情報処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】情報表示可能なデジタル情報処理装置であって、表示データ情報404の表示順序(表示No(401)))を設定する順序設定手段と、表示データ情報404の表示時間(表示時間情報402)を設定する時間設定手段と、表示データ情報404の表示条件(表示許可条件情報403)を設定する条件設定手段と、入力を待つ待ち受け状態において、表示データ情報404のうち、前記表示条件を満たす表示データ情報404を前記表示順序で、前記表示時間、表示するよう制御する制御手段とを備える。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置をはじめとする、ディスプレイを有するデジタル情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のファクシミリ装置は、キー入力等の操作に伴う処理や、データの送受信に伴う処理等が行われていない、いわゆる待ち受け状態において、ディスプレイ上に、例えば時計表示のような待ち受け表示を行うことが可能である。また、「留守録1件あり」等の、ファクシミリ装置内部の情報を表示することも可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ディスプレイが、大型化、カラー化するに従って、より高度かつ複雑な内容を表示させることが可能となりつつある一方で、これまでのファクシミリ装置の待ち受け表示は、上述のように時計表示やファクシミリ装置が有する内部情報(留守録回数のカウント値)等、あらかじめ決められた情報を、所定のパターン(表示順序、表示時間等の表示)に従って表示するにとどまり、目的にかなった表示をユーザが自由に設定することができなかった。
【0004】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、待ち受け状態におけるディスプレイ表示を自由に設定することが可能なデジタル情報処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明に係るデジタル情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
情報表示可能なデジタル情報処理装置であって、
表示する情報の表示順序を設定する順序設定手段と、
表示する情報の表示時間を設定する時間設定手段と、
表示する情報の表示条件を設定する条件設定手段と、
入力を待つ待ち受け状態において、前記表示する情報のうち、前記表示条件を満たす情報を前記表示順序で、前記表示時間、表示するよう制御する制御手段とを備える。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の一実施の形態にかかるファクシミリ装置について詳細に説明する。なお、本発明にかかるデジタル情報処理装置としては、他に携帯端末や複写機、プリンタ等、ディスプレイを有する機器すべてを含むものとし、特にファクシミリ装置に限るものではない。
【0007】
<装置のシステム構成>
図1は、ファクシミリ装置100の構成を示したブロック図である。
【0008】
同図において、101は中央制御部(CPU)、102は通信や印刷をはじめとするファクシミリ装置の動作を制御するプログラムを格納したROM、103はRAMである。114はSRAMで装置電源OFF時に内容を保持可能な不揮発性メモリである。104はプリンタ画像処理部、105はカラープリンタである。
【0009】
プリンタ画像処理部104においては、プリンタの解像度360dpiに変換する処理を行い、印刷データをカラープリンタに送信するものである。カラープリンタ105においては、受信したファクシミリ画像やコピー画像の出力を行う機能を有するものである。
【0010】
106はオペレーションパネルであり、ダイヤル操作を行ったり各種設定を行ったりするキー入力部と各種データを表示する液晶表示部(ディスプレイ)から構成されている。107はスキャナインターフェイスであり、ハンドスキャナ200を装着するコネクタとデータ送受信レジスタから構成されている。
【0011】
109はクロスポイントスイッチであり、CPU101の制御によってアナログ信号経路の接続切り替えを行う。110はFAXモデムであり、FAX信号受信やスキャナで読み取った画像をアナログ信号に変調する機能を有する。111はハンドセット、112はスピーカ、108は通信回線900とのインターフェイスであるNCUである。
【0012】
<装置概観>
図2に本発明の一実施の形態にかかるファクシミリ装置の概観図を示す。
【0013】
図2において、201は用紙ガイドであり、記録紙の幅にあわせてセットするガイド機構を有する。
【0014】
202は用紙入り口であり、ここから記録紙が差し込まれる。203は原稿ガイドであり、原稿の幅にあわせてセットされる。ガイドには位置センサが付加されておりセット位置により原稿サイズを検知する。
【0015】
204は原稿入り口であり、ここから原稿が差し込まれる。205は上カバーであり、搬送されて装置内に滞留した原稿・記録紙を取り出す時や、カラープリンタ105のカートリッジを交換する時に上方に開けることができる。上カバー205にはオペレーションパネルとハンドセット台が含まれる。
【0016】
206はハンドセットであり、通話時に使用される。207はコードレスハンドスキャナ部であり、上カバー205を開けると本体部から取り出すことができる。208はオペレーションパネルであり、図3を用いて詳述する。
【0017】
209は原稿排出口であり、本体でシート読みされた原稿を排出する。210は用紙排出口であり、カラープリンタ105で印画された記録紙を排出する。図3に図2のオペレーションパネル208の詳細を示す。
【0018】
図3において、301は機能ボタンであり、設定や登録を始めるときに用いる。302は録音ボタンであり、音声メモを録音するときに用いる。303は再生ボタンであり、留守録、音声メモを聞くときに用いる。304は消去ボタンであり、留守録や音声メモ、ファックスをメモリから消すときに用いる。305は電話帳/セットボタンであり、電話帳でダイヤルするとき、設定を確定するときに用いる。
【0019】
306は左/右ボタンであり、機能項目を選択するとき、文字を入れるときに用いる。307は上/下ボタンであり、電話帳を検索するとき、機能項目を表示するとき、音量を調整するときに用いる。
【0020】
309はスピーカーホンボタンであり、受話器を取らずに話すときに用いる。310はマイクであり、受話器を取らずに話すときにここに向かって話す。311はストップボタンであり、ファックス送受信、コピー、再生、設定などの動作を止めるとき、操作を途中で止めるときに用いる。
【0021】
312はコピーボタンであり、コピーを実行するときに用いる。313は画質ボタンであり、小さい文字や写真を送信するときに用いる。314は受信/プリントボタンであり、ファックスを受信したりプリントするときに用いる。315は送信ボタンであり、ファックスを送信するときに用いる。316はカラー/白黒ボタンであり、コピーやファックスのカラーモードを切り替えるときに用いる。317はカラーランプであり、カラーモードを選んだときに点灯する。
【0022】
<ディスプレイ装置>
318はディスプレイであり、ファクシミリ装置の現在の状態や登録メニューなどが表示される。
【0023】
本発明は複数パターン存在する表示データ個々に、表示を継続させる時間や表示する/しないなどのルールを示す情報を格納した「表示データ構造」を持たせ、それを「表示制御部(ROMに格納されたプログラムの一機能)」が制御することで、待ち受け状態におけるディスプレイの表示を行うものである。
【0024】
つまり、従来のファクシミリ装置は予め決められた表示データから、ユーザが選択した表示データを所定のパターンで表示するだけであり、新たに取得した画像データ等を待ち受け状態における表示データとして追加することができなかった(所定のパターンを記述したプログラムの変更等を伴うものであり、ユーザが行うことができなかった)。
【0025】
しかし、本発明によれば、表示データそれぞれに所定のルールを付加するだけで待ち受け状態におけるディスプレイ表示に当該表示データを追加することができるため、待ち受け状態における表示設定の自由度を向上させることができる。
【0026】
以下に「表示データ構造」と「表示制御部」について、図を用いながら説明する。
【0027】
<表示データ構造>
ここで、本発明の主たる特徴を示す表示データ構造について図4を用いながら説明する。
【0028】
待ち受け中の表示には、例えば、「時計表示」や「伝言メモ表示」「留守録件数表示」「ダウンロードしたニュース」「画像」など、通信回線を介して取得した文字データおよび画像データを含めて、複数種類の表示が考えられる。しかしながら、それらを一度に画面上に示すことは情報の種類が増えれば増えるほど困難である。本発明では、それらに通し番号を割り振り、それを決められた制御に従って表示を順次切り換えようとするものである。その切り換える表示の個別を識別するために本実施形態では表示No(表示番号)(401)を設けた。表示No(401)は、図4で示すようなデータ構造となっている。
【0029】
表示No(401)には数値が入り、この数値順に従って表示制御部は表示順序を制御する(なお、後で述べる表示許可条件情報(403)の参照結果によっては、表示する順番が回ってきても表示を実行するとは限らない)。表示時間情報(402)とは、その表示No(401)の表示を行う場合に、どれくらいの時間表示を続けるのかを示すものである。
【0030】
表示許可条件情報(403)とは、表示する順番が回ってきた時に、実際にその番号の表示を行うか/否かを判断するための表示条件を示すものである。本実施形態では、その条件として回数制限と時間制限を設けた。回数制限とは、表示する回数を制限するもので、例えば制限回数が100回としたら、表示制御部では、その表示Noの表示を100回までは実行するが、それ以降に表示する順番が回ってきても表示を実行しないように制御する。
【0031】
時間制限とは、表示する時間を制限するもので、例えば、制限時間を12:00〜23:59としたら、表示制御部では、現在の時刻を参照して、現在時刻が、12:00〜23:59の間にある時は表示を実行するが、現在時刻が0:00〜11:59の間にあるときは表示を実行しないよう制御する。なお、時間とは年数、月数、日数、時刻(時、分、秒)を意味する。従って、ある特定の日付のみ表示を実行するということも可能である。
【0032】
表示データ情報(404)とは、実際に表示を行うデータを示すものである。データとは、文字データ(文字コードデータ)と画像データ(ビットマップデータ)のどちらかを意味する。例えば、そのデータは時刻の情報(文字でも画像でも良い)であったり、伝言メモであったりする。
【0033】
なお、表示データ構造を構成する表示No.(401)、表示時間情報(402)、表示許可条件情報(403)、表示データ情報(404)の設定は、オペレーションパネル106を介して設定されるものとする。
【0034】
また、表示データ情報(404)は、表示No.(401)、表示時間情報(402)、表示許可条件情報(403)を添付した形で格納されていても良いし、別の場所に格納され、表示データ構造中には表示データの格納場所を設定するようにしてもよい。
【0035】
以上を踏まえて、図5に表示データ構造例を示す。
【0036】
表示No.1は、通話情報の表示である(501)。これは通話時間や通話料金などが文字コードデータとして表示される。表示時間は4秒で、回数制限が1回であるので、この表示は1回だけ4秒間表示されたら、その後は表示されないことを示す。
【0037】
表示No.2は、ニュース情報の表示である(502)。これは天気予報やニュース速報などがダウンロードされたあと、文字コードデータとして表示される。表示時間は5秒で、時間制限は24時間以内であるので、この表示は最初に表示された後24時間は表示されるが、それ以降は表示されないことを示す。
【0038】
表示No.3と表示No.4は、画像情報の表示である(503)(504)。これは例えばアニメキャラクターなどが画像ビットマップデータとして表示される。表示時間は2秒で、表示制限はない。画像は表示Noを続けることで、動画のようなアニメーション効果を得ることができる。
【0039】
表示No.5は、文字情報の表示である(505)。これは期間を特定した文字情報(例えば夏休み情報)などが文字情報、あるいは画像情報として表示される。表示時間は4秒で、時間制限が2000/8/31/23:59までとなっている。従って、現在の時刻と参照して、この時刻を越えると表示はされないことを示す。
【0040】
表示No.6は文字伝言メッセージの表示である(506)。これは例えば家族への伝言などが文字コード情報として表示される。表示時間は3秒で、回数制限は100回であるので、この表示は100回表示されたら、次からは表示を行わないことを示す。
【0041】
次に実際に表示される表示例を図6に示す。
【0042】
時刻情報1はいわゆる時計、時刻表示2は月カレンダー、時刻情報3は週カレンダー、装置情報1はファクシミリ装置のインクの残量とメモリデータの残量、装置情報2は留守録件数やメールなどユーザが受信したもの、画像情報1は固定のビットマップイメージ、文字情報1はユーザが入力した伝言メモ、文字情報2はダウンロードされたニュースである。
【0043】
本発明によれば、このような多岐にわたる複数の表示データを円滑に表示することができる。
【0044】
<表示制御部>
次に、これまでに述べた表示データを制御する表示制御部の仕組みを図7、図8、図9、図10、図11のフローチャートを用いて説明する。
【0045】
まず、表示が待ち受け状態であるか否かをチェックする必要があるが、その手段は公知の事実である。しかし、図7のフローチャートを用いて一通り説明しておく。
【0046】
まず、本実施形態のファクシミリ装置は電源投入後に初期化が実行される(ステップS701)。初期化では、表示Noが1にカウントクリアされる。なお、Nは表示Noで、TIMERは現在行われている表示のタイマーであり、表示不許可フラグは、表示を実行するか否かを見るフラグである。
【0047】
初期化の後、極反検知(ステップS702)とCI着信検知(ステップS703)、オフフック検知(ステップS704)、キータッチ検知(ステップS705)がされる。ここでいずれか一つでも検知されると、検知の内容に合ったりアクションがなされ、状態遷移先表示がされる(ステップS706)。状態遷移先表示は、状態遷移が終了するまで続けられ、状態遷移が終了すると(ステップS707)、初期化(ステップS708)された後に、再び極反検知、CI着信検知、オフフック検知、キータッチ検知がされる。なお、ここまでの動作は公知の動作である。
【0048】
極反検知、CI検知、オフフック検知、キータッチ検知がいずれも検知されないと、はじめて表示状態は「待ち受け中」と判断され、待ち受け表示が始まる(ステップS709)。
【0049】
図8の待ち受け表示のフローチャートを用いて、説明を続ける。ここからは、本発明にかかる部分である。
【0050】
図7で待ち受け中である時のみ図8のフローチャートに従って表示の制御が行われる。
【0051】
まず、Nは図7で初期化され1であったので、表示No.1から表示制御が始まる。
【0052】
最初に表示No.Nの表示許可チェックがされる(ステップS800)。ここではその表示No.における表示を実行するか否かの判断がされるのだが、詳細は後述の図9に示す。ステップS800で表示許可された場合、その表示No.の表示データを入手し、ディスプレイに表示する処理を行う(ステップS801)。
【0053】
次に、TIMERの値を減算する(ステップS802)。TIMERには初期化の際にNo.1の表示データ構造体の表示時間情報の値が入っている。続けて減算されたTIMERの値がゼロであるかがチェックされる(ステップS803)。TIMERの値がゼロでなければ、そのまま図8のフローを終了し、図7のフローに従って、待ち受け中であるならば再び図8の▲1▼から処理が進む。TIMERの値がゼロにならない限り、本動作を繰り返すため、同じ表示No.が引き続き表示されることとなる。
【0054】
しかし、TIMERの値がゼロであると、次の表示Noの表示を行うための動作に入る。まずステップS804でNの値がMAXであるかチェックされる。MAXとは表示No.の最大番号で、初期化の際に値が入力される。もしここで、N=MAXであれば、表示は最後の表示No.まで処理が進んだので、再び表示No.1から処理を行うために、初期化される(ステップS806)。NがMAXでなければ、次に表示すべき表示No.が存在するので、Nを加算した後(ステップS805)、TIMERに次の表示No.の表示時間情報の値を入力する(ステップS807)。
【0055】
以上の仕組みから、任意の表示No.はそのデータ構造体が持つ表示時間情報の時間の間だけ、表示を続けることができる。表示時間が経過したら、次の表示No.の表示処理を進める。表示No.が最大であったら、初期化することにより最初の表示No.1から再び表示処理がされる。
【0056】
次に、図9を用いて、表示許可チェックを行う部分(ステップS800)について詳しく説明する。先に述べたとおり、ここでは、実際に表示を実行するか否かの判断を下す制御を行うためのフローチャートであり、ここで表示不許可フラグがONになると、たとえ表示No.が表示できる順番がまわってきたとしても表示を行えず、スキップされてしまう。
【0057】
表示を許可するか否かを判断する基準は先に説明したとおり、回数制限と時間制限によるものがある。
【0058】
表示許可フラグは、ステップS901の回数制限チェックとステップS902の時間制限チェックによってON/OFFが決定される。ステップS903で、表示不許可フラグをチェックし、ONであれば表示不許可、OFFであれば表示許可であるという結果が、図8のフローにアウトプットされる。
【0059】
図10に回数制限チェックのフローを示す。ステップS1001で、回数制限が設けられているか否かがチェックされる。回数制限が設けられていなければ、何もしないでフローを抜ける。回数制限が設けられていれば、Cの値(回数制限のカウンタ値)をチェックする(ステップS1002)。Cがゼロであれば、制限する回数を表示したことになるので、表示不許可フラグをONにする(ステップS1004)。Cがゼロでなければ、TIMERの値がゼロであるかをチェックする(ステップS1003)。もしTIMERがゼロでなければ、この表示は表示中であることを示すため、カウンタCの減算は行われない。もしTIMERがゼロであったら、表示時間が終了したことを示すので、Cの値を減算する(ステップS1005)。
【0060】
図11に時間制限チェックのフローを示す。
【0061】
ステップS1101で、時間制限が設けられているか否かがチェックされる。回数制限が設けられていなければ、何もしないでフローを抜ける。時間制限が設けられていれば、N(現在時刻)とS(許可開始時刻)とE(許可終了時刻)とを参照し、許可する時間外であれば、ステップS1102かステップS1103でNoと判別され、不許可フラグがONになる(ステップS1104、S1105)。なお、あらかじめ表示許可する時間が決められている場合は、このフローでよいが、「○○時間後まで許可する」というような時間制限であった場合は、あらかじめその表示Noが作成された時刻からその○○時間を加え、許可終了時刻を求めることで、上記フローに適応する。
【0062】
以上のように、ユーザが表示データ構造を用いて設定を行えば、ユーザの目的に見合った種々のデータ(通信回線を使って取得した画像データ等も含む)を待ち受け表示に利用することが可能となる。さらに、その設定が指定する表示内容が複数パターンある場合でも順次切り替えることで、ユーザの目的にかなった表示を行うことが可能となる。また、ファクシミリ装置が表示する情報内容に情報の有効期限などがあった場合、有効期限を過ぎたら表示を行わないようにするなど、ユーザの手間を最小限に抑えつつ、多目的な表示情報を適切に制御することが可能となる。
【0063】
<実施例1>
以上の説明を踏まえ、図12を用いて実施例1を説明する。実施例1は、通話後にハンドセットを戻した状態からの表示例である。
【0064】
実施例1における表示パターンは2種類であり、MAX=2である(1201)。また、表示No.1のデータ構造の内容は、表示時間5秒、時間制限なし、回数制限1回、文字情報(通話記録)であり(1202)、表示No.2のデータ構造の内容は、表示時間0.1秒、時間制限なし、回数制限なし、文字情報(時刻情報)である(1203)。
【0065】
図7の設定表示チャートより、まず表示No(N)が初期化(N=1)される(ステップS701)。また、待ち受け状態にあるので、(ステップS702〜S705)の検知はされず、図8のフローチャートで、表示No.1の表示許可がチェックされる。時間制限はないが回数制限があるが、TIMERの値がゼロではないので、回数制限のカウンタ値は減算されずに、表示No.1の表示は実行される(1205)。TIMERが減算(本実施例では減算する値を0.1秒とした)されるが、TIMERの値は4.0−0.1=3.9なので、ゼロではなく、再び表示許可チェックがされ、表示が実行される。それを繰り返し、TIMERがゼロになると、次回の回数制限チェックで、カウンタが減算され、ゼロとなる。その後、表示が行われるが、次回に表示許可チェックがされたとき、カウンタはゼロなので、表示不許可となる。N=1なので、Nは加算され、次回は表示No.2が表示される。
【0066】
表示No.2は回数制限も時間制限もなく、表示No.1は回数制限により表示不許可となっているので、これ移行は、すべて表示No.2が表示される。また、TIMERの減算値は0.1秒であることから、表示No.2の時刻は0.1秒ごとに更新されることになる(1206〜1208)。
【0067】
<実施例2>
次に、さらに複雑な例を示す。実施例2は、
・通話後の通話情報を、ハンドセットON後に5秒間、一度だけ表示させる。
・伝言メモを4秒間(伝言メモが削除されるまで)表示させる。
・ニュース▲1▼を初めて表示した時間から24時間まで3秒間表示させる。
・ニュース▲2▼を次の23:59まで3秒間表示させる。
の条件で、待ち受け表示を行うものである。
【0068】
表示No.1(1302)は、実施例1と同様、回数制限が1に設定されているので、ハンドセットを戻した後に一度だけ表示される。
【0069】
表示No.2(1303)は、回数制限、時間制限が共にないので、データがなくなるまで、順番が回ってきたら表示がされる。
【0070】
表示No.3(1304)は回数制限はないが時間制限がある。このため、図13で、表示許可開始時間と、現在の時間とが比較される。本実施例では、Sの値は0であるので、次に現在時刻と許可終了時刻との比較がされる。24時間後の時刻がセットされているので、その時刻以降になるまで、表示不許可フラグはONにならない。従って、表示No.3は、24時間後になるまでは順番が回ってきたら、3秒間の表示を行う。
【0071】
表示No.4(1305)は表示No.3と同様に時間制限のみが設定されているが、こちらは終了の時刻が23:59となっているので、その時間までは順番が回ってきた時に表示を行う。
【0072】
以上のように、実施例2ではハンドセットを戻した後、通話情報が表示され(1307)、その後、伝言メモ(1308)、ニュース▲1▼(1309)、ニュース▲2▼(1310)の表示がされる。次のターンからは、伝言メモ(1308)、ニュース▲1▼(1309)、ニュース▲2▼(1310)が順番に表示され、24時間が経過すると、ニュース▲1▼(1309)は表示されなくなり、23:59を過ぎると、ニュース▲2▼(1310)も表示されなくなる。それ以降は、伝言メモ(1308)が消去されるまで、伝言メモが表示されつづける。
【0073】
ニュースのように賞味期限のある情報は、時間制限を設けることで、効果的に表示を行うことができる。また、ハンドセットを戻した後の通話記録表示などは、毎回、一度だけ表示される。
【0074】
【他の実施形態】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0075】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0076】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(商標登録)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0077】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0078】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、待ち受け状態におけるディスプレイ表示を自由に設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置の基本ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置の概観を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置の本体部操作パネルを示す図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置の表示パターンが有するデータ構造を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置において生成されたデータ構造例を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置のディスプレイにおける表示例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置における表示処理のフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置における待ち受け表示に限ったフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置における表示許可チェックのためのフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置における表示回数制限チェックのためのフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置における表示時間制限チェックのためのフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置におけるデータ構造の設定例と、そのときのディスプレイの表示を示す図である。
【図13】本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置におけるデータ構造の設定例と、そのときのディスプレイの表示を示す図である。
【符号の説明】
100 ファクシミリ装置
111 CPU
121 NCU
123 クロスポイントSW
127 モジュラーコネクタ
128 モジュラージャック

Claims (14)

  1. 情報表示可能なデジタル情報処理装置であって、
    表示する情報の表示順序を設定する順序設定手段と、
    表示する情報の表示時間を設定する時間設定手段と、
    表示する情報の表示条件を設定する条件設定手段と、
    入力を待つ待ち受け状態において、前記表示する情報のうち、前記表示条件を満たす情報を前記表示順序で、前記表示時間、表示するよう制御する制御手段と
    を備えることを特徴とするデジタル情報処理装置。
  2. 前記設定された表示順序、表示時間、表示条件ならびに前記表示する情報は、1つのデータ構造として関連付けて格納され、前記制御手段は、該データ構造に基づいて表示を制御することを特徴とする請求項1に記載のデジタル情報処理装置。
  3. 前記表示する情報は、画像データを含むことを特徴とする請求項1に記載のデジタル情報処理装置。
  4. 前記表示条件は、前記表示する情報を表示する際の時間制限および表示回数制限であることを特徴とする請求項1に記載のデジタル情報処理装置。
  5. 情報表示可能なファクシミリ装置であって、
    表示する情報の表示順序を設定する順序設定手段と、
    表示する情報の表示時間を設定する時間設定手段と、
    表示する情報の表示条件を設定する条件設定手段と、
    入力を待つ待ち受け状態において、前記表示する情報のうち、前記表示条件を満たす情報を前記表示順序で、前記表示時間、表示するよう制御する制御手段と
    を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 前記待ち受け状態とは、キー入力、ハンドセットのON/OFFフック、CI着信のいずれも検知されない状態であることを特徴とする請求項5に記載のファクシミリ装置。
  7. 情報表示可能なデジタル情報処理装置における処理方法であって、
    表示する情報の表示順序を設定する順序設定工程と、
    表示する情報の表示時間を設定する時間設定工程と、
    表示する情報の表示条件を設定する条件設定工程と、
    入力を待つ待ち受け状態において、前記表示する情報のうち、前記表示条件を満たす情報を前記表示順序で、前記表示時間、表示するよう制御する制御工程と
    を備えることを特徴とするデジタル情報処理装置における処理方法。
  8. 前記設定された表示順序、表示時間、表示条件ならびに前記表示する情報は、1つのデータ構造として関連付けて格納され、前記制御工程は、該データ構造に基づいて表示を制御することを特徴とする請求項7に記載のデジタル情報処理装置における処理方法。
  9. 前記表示する情報は、画像データを含むことを特徴とする請求項7に記載のデジタル情報処理装置における処理方法。
  10. 前記表示条件は、前記表示する情報を表示する際の時間制限および表示回数制限であることを特徴とする請求項7に記載のデジタル情報処理装置における処理方法。
  11. 情報表示可能なファクシミリ装置における処理方法であって、
    表示する情報の表示順序を設定する順序設定工程と、
    表示する情報の表示時間を設定する時間設定工程と、
    表示する情報の表示条件を設定する条件設定工程と、
    入力を待つ待ち受け状態において、前記表示する情報のうち、前記表示条件を満たす情報を前記表示順序で、前記表示時間、表示するよう制御する制御工程と
    を備えることを特徴とするファクシミリ装置における処理方法。
  12. 前記待ち受け状態とは、キー入力、ハンドセットのON/OFFフック、CI着信のいずれも検知されない状態であることを特徴とする請求項11に記載のファクシミリ装置における処理方法。
  13. 請求項7乃至請求項12のいずれか1つに記載の処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  14. 請求項7乃至請求項12のいずれか1つに記載の処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008301314A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Konica Minolta Business Technologies Inc 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
KR20170071358A (ko) * 2015-12-15 2017-06-23 엘지전자 주식회사 이동 단말기 및 그 제어방법

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