JP3820206B2 - インクジェット記録装置及び印刷濃度調整方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及び印刷濃度調整方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット素子によってインクを吐出させ、記録媒体に文字や画像を記録するインクジェット記録装置及びその印刷濃度調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
両面印刷が可能なインクジェット記録装置において用紙に両面印刷を行う場合、片面に印刷した内容がもう一方の面に映し出されるという「裏映り」の問題が発生する。
【0003】
程度の差こそあれ、片面に印刷した内容がもう一方の面に映し出されるという現象が発生すると、その上に印刷したな用が見えにくくなり、印刷品質の低下を招くことになる。
【0004】
これを解決するために、特許文献1に開示される「インクジェット記録装置」では濃度選択手段を設け、両面印刷を行うときには濃度選択手段によって片面印刷時よりも濃度を低下させて裏映りを防ぐようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−314734号公報 (第2頁−5頁、第2図)
【0006】
また、特許文献2に開示される「インクジェット記録装置」では、用紙の厚さを計測する計測手段を設け、用紙の厚さに応じてインクのドロップ量をテーブルから読み出して印刷を行うことで裏映りを防ぐようにしている。
【0007】
【特許文献2】
特開2002−137382号公報 (第2頁−5頁、第3図、第4図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
印刷用紙の種類はメーカ純正の用紙をはじめ、各種のものがあるが、インクによる浸透度合が用紙の種類によって大きく異なる場合が多い。特に、一般に普通紙として分類される用紙の種類は多く、同じ普通紙であっても厚さや浸透度合が異なる。このため、特許文献1に記載の発明のように、両面印刷モード時に濃度選択手段によって濃度を選択するとしても、すべての用紙に対応することは事実上困難である。
【0009】
また、裏映りの度合は、紙厚のみならずインクに対する紙の浸透度も影響するため、特許文献2に記載された発明のように用紙の厚さだけに基づいて最適な印刷濃度を設定することは困難である。
【0010】
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、両面印刷時において用紙に裏映りを生じさせることなく、良好な印刷が可能なインクジェット記録装置及び印刷制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、インク滴を吐出する記録ヘッドによって記録媒体上に記録データに基づく画像を記録するインクジェット記録装置であって、第1の色材を用いて記録媒体の表面側に第1のテストパターンを記録し、第1のインクを用いて記録媒体の表面側に第1のテストパターンを記録し、第2のインクを用いて記録媒体の裏面側に第2のテストパターンを記録するテストパターン記録手段と、第1のテストパターンと第2のテストパターンとが記録媒体の同一箇所の表裏に記録されることによって生じる色相の変化、又は、明度変化を検出する検出手段と、検出手段による検出結果に基づいて、記録媒体の両面印刷時におけるインク滴量又は記録データの階調特性を制御する記録制御手段とを有し、記録媒体の種類ごとに異なるインク滴量で画像を記録することを特徴とするインクジェット記録装置を提供するものである。これにより、使用する用紙ごとにインク滴量又は記録データの階調特性の設定が可能となり、裏映りのない良好な印刷が可能となる。また、使用する用紙ごとに最適なインク滴量又は記録データの階調特性の設定が可能となり、裏映りのない良好な印刷が可能となる。さらに、用紙の両面から打ち込まれた液滴が混合したことによる色相の変化に基づいて、裏映りの度合を感度良く検出することが可能となる。また、両面に印刷した結果を基に裏映り度合を検出すれば、実際の両面印刷時と同様の状況下で裏映り度合を判定することとなるため、裏映りの度合をより精度良く判定できる。特に紙のおもて面と裏面とでインク滴の浸透度合に差がある場合には、片面のみから打ち込まれたインク滴による裏映り度合と両面から打ち込まれたインク滴による裏映り度合とが異なるため、実際の両面印刷時と同様の状況下で裏映り度合を判定することにより裏映りの度合を精度良く判定できる。
【0012】
以上の構成において、テストパターン記録手段は、インク滴量が異なる複数のテストパターンを記録媒体上に記録することが好ましい。これにより、裏映りの判定において、単一のインク滴量に対する裏映り度合の判定よりも、精度の高い判定が可能となるため、使用する用紙ごとに最適なインク滴量又は記録データの階調特性の設定が可能となり、裏映りのない良好な印刷が可能となる。
【0013】
本発明の第1の態様の上記のいずれの構成においても、第1のインクと、前記第2のインクとは色が異なることが好ましい。
【0020】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第の態様として、インク滴を吐出する記録ヘッドによって記録媒体上に記録データに基づく画像を記録するインクジェット記録装置の印刷濃度調整方法であって、第1のインクを用いて記録媒体の表面側に第1のテストパターンを記録し、第2のインクを用いて記録媒体の裏面側に第2のテストパターンを記録するテストパターン記録工程と、第1のテストパターンと第2のテストパターンとが記録媒体の同一箇所の表裏に記録されることによって生じる色相の変化、又は、明度変化を検出する検出工程と、検出工程における検出結果に基づいて、記録媒体の両面印刷時におけるインク滴量又は記録データの階調特性を制御する記録制御工程とを有し、記録媒体の種類ごとに異なるインク滴量で画像を記録することを特徴とする印刷濃度調整方法を提供するものである。
【0021】
本発明の第の態様においては、テストパターン記録工程においては、インク滴量が異なる複数のテストパターンを記録媒体上に記録することが好ましい。
【0022】
本発明の第2の態様の上記のいずれの構成においても、第1のインクと、前記第2のインクとは色が異なることが好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
【0025】
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。図1に本実施形態によるインクジェット記録装置の構成を示す。本実施形態によるインクジェット記録装置は、カセット10、給送ローラ12、ガイド13(上ガイド13A、下ガイド13B)、搬送ローラ14、記録ヘッド15、キャリッジ16、プラテン19、排出ローラ20、フラッパー21、再給紙部23、正逆転ローラ24、フラッパー26及び排出トレイ29を有する。
【0026】
カセット10は、記録シート11を積載収納可能なカセットである。給送ローラ12は、カセット10内の記録シートを一枚ずつ取り出すローラである。ガイド13は、記録シート11を所定方向に導くための部材である。搬送ローラ14は、搬送ローラ14は、記録シート11を記録位置に所定量ずつピッチ送りするためのローラである。
【0027】
記録ヘッド15は、搬送ローラ14によって記録位置に搬送された記録シート11上にインク像を記録する。記録ヘッド15は、キャリッジ16に搭載された状態で移動自在に保たれており、記録位置に配置されている。なお、記録ヘッド15は、微細なインク吐出口、液路及び液路の一部に設けられ、発熱抵抗体によってインクを加熱して液体を吐出させる不図示のエネルギー発生手段を備えている。キャリッジ16は、ガイド軸17及びガイドレール18に沿って案内される部材であり、不図示の駆動モータや送り機構によって図面に垂直方向に往復運動する。プラテン19は、記録ヘッド15と対向する記録位置に配置されており、記録シート11を裏面から保持する。
【0028】
排紙ローラ20は、インク像が記録された記録シート11を記録位置から排出する。フラッパー21は、両面印刷時及び片面印刷時で記録シート11の排出経路を切り替える部材である。再給紙部23は、両面印刷時の際に片面にインク像が記録された記録シート11を、再度記録位置に供給する機能部である。正逆転ローラ24は、記録シート11の搬送方向を変換するためのローラである。フラッパー26は、記録位置から排出されてきた記録シート11を再度記録位置に供給する際に、搬送路を切り替える部材である。排出トレイ29には、インク像が記録された記録シート11が積置される。
【0029】
カセット10に積載された記録シート11は、給送ローラ12によってその最上側から一枚ずつ給送される。給送ローラ12によってカセット10から送り出された記録シート11は、上ガイド13A及び下ガイド13Bの間を経て、搬送ローラ14によって記録位置に搬送される。記録ヘッド15は、記録位置に搬送されてきた記録シート11に対してインクを吐出し、インク像を記録する。
【0030】
インク像が記録された記録シート11は、排出ローラ20によってフラッパー21まで導かれる。
【0031】
両面記録モードが選択されている場合には、フラッパー21は図中矢印Aで示す方向に記録シート11を導き、搬送路22を介して再給紙部23へ送給する。
【0032】
再給紙部23へ送給された記録シート11は、正逆転ローラ24によって反転ポケット25へ送り込まれる。記録シート11が反転ポケット25に送り込まれると、フラッパー26は、記録シート11が図中矢印Zで示す方向に排出されるように経路を切り替える。経路が切り替わった後、正逆転ローラ24は、記録シート11を反転ポケット25に送り込んだ際とは逆方向に回転し、反転ポケット25内から記録シート11を排出する。反転ポケット25から排出された記録シート11は、S字状の搬送路27を介して搬送ローラ14まで導かれ、搬送ローラ14によって再び記録位置のプラテン19上に搬送される。
【0033】
記録ヘッド15は、記録位置に再度搬送されてきた記録シート11に対して、先にインク像を記録した面とは反対の面にインク像を記録する。
【0034】
両面にインク像が記録された記録シート11は、排出ローラ20によってフラッパー21まで導かれる。
【0035】
記録シート11の両面に対してインク像を記録した後では、フラッパー21は図中矢印B方向に記録シート11を導き、記録シート11を搬送路28に沿って上方に搬送して排出トレイ29に排出し、順次積載する。
【0036】
なお、片面印刷モードが選択されている場合には、記録シート11の一方の面にインク像を記録した後、フラッパー21が図中矢印B方向へ記録シート11を導いて、搬送路28に沿って上方に搬送して直ちに排出トレイ29に排出し、順次積載する。
【0037】
本実施形態によるインクジェット記録装置は、上記両面印刷を行う際に、記録シート11の裏面側に記録画像が裏映りすることを防ぐために後述するように、予め選択された記録モードによる記録を行う。
【0038】
図2に、本実施形態によるインクジェット記録装置の制御回路の構成を示す。この制御回路は、記録制御部1、ROM2、RAM3、入力部5、モータドライバ6A及び7A、温度検出部8、記録ヘッド用ドライバ15Aを有する。
【0039】
記録制御部1は、インクジェット記録装置が行う記録動作を制御する。例えば、温度検出部8からの検出情報に基づいて、記録ヘッド用ドライバ15Aに送給する記録信号を変化させるように制御する。ROM2は、記録制御部1が制御を行う際に使用する各種プログラムなどが格納されている。RAM3は、ホスト装置4から送給されてくるデータや情報等を一時格納するための記憶手段である。入力部5は、ユーザが各種モードの切り替え操作などを行い、記録制御部1に対して指示を行うためのユーザインタフェースである。モータドライバ6Aは、キャリッジ駆動モータ6を制御するためのドライバである。モータドライバ7Aは、記録シートの送給、搬送及び排出に関わるモータ7を制御するためのドライバである。温度検出部8は、記録ヘッド15の温度を検出するセンサである。記録ヘッド用ドライバ15Aは、記録ヘッド15を制御するためのドライバである。
【0040】
本実施形態によるインクジェット記録装置の動作の流れについて説明する。図3に、本実施形態によるインクジェット記録装置の動作の一例を示す。
装置の電源が投入されると、記録制御部1は、記録モードを自動的に片面記録モードに設定する(ステップS1)。記録制御部1は、記録の実施に当たって片面記録モードと同様の記録を行うか否かを判断する(ステップS2)。記録モードは、電源投入時に自動的に片面記録モードに設定されるため、ユーザが入力部5を介して両面記録モードに切り換えないかぎり(ステップS2/No)、記録制御部1は、予め設定されている滴量などの条件下で通常の画像記録を実行する(ステップS3)。
【0041】
ユーザが入力部5を介して記録モードを変更する操作を行うと(ステップS2/Yes)、記録制御部1は、インクジェット記録装置の記録モードを両面記録モードに設定する(ステップS4)。
【0042】
両面記録モードであっても、両面記録モードにおける記録条件下で画像記録を実行するか否かを選択可能である(ステップS5)。すなわち、両面記録モードに設定されている場合でも、ユーザが片面記録モードと同様の条件での記録を操作部5を介して選択した場合には(ステップS5/No)、記録制御部1は片面記録時と同様の画像記録を実行する(ステップS3)。
【0043】
両面記録モードでの条件で画像記録を行う場合(ステップS5/Yes)、記録制御部1は、両面記録モードで画像記録する際に使用する用紙種別ごとに最適化された設定を用いて出力する設定であるか否かを判断する(ステップS6)。用紙種別ごとに最適化された設定を用いる設定でない場合は(ステップS6/No)、両面記録モードにおける初期設定値で画像記録を行う(ステップS9)。
【0044】
一方、用紙種別ごとに最適化された設定を用いて画像記録を行う場合(ステップS6/Yes)、記録制御部1は、画像記録に使用する用紙に最適設定値が登録されているか否かを判断する(ステップS7)。最適設定値が登録されている場合(ステップS7/Yes)、記録制御部1は、最適設定値の条件下で画像記録を実行する(ステップS9)。
一方、画像記録に使用する用紙に最適設定値が登録されていない場合(ステップS7/No)、記録制御部1は、後述する最適設定値登録の処理を実行した後(ステップS8)、その条件下で画像記録を実行する(ステップS9)。
【0045】
図4に、図3のステップS8において行われる処理の流れを示す。最適設定値の処理を実行する場合、記録制御部1は、記録用紙にテストパターンを出力する(ステップS10)。その後、テストパターンを記録した出力用紙を用いて裏映り度合を判定する(ステップS11)。なお、裏映り度合の判定方法については、後述する。記録制御部1は、裏映り度合の判定結果に基づいて最適インク滴量を決定し(ステップS12)、その値をRAM3に記録する(ステップS13)。
【0046】
なお、上記最適設定値の登録の処理は、印刷実行時(すなわち、図3のフローにおける一連の処理中)以外にも、インクジェット記録装置の初期設定モードにおいて実行することも可能である。
最適値の設定例としては、両面印刷時におけて用紙に裏映りを生じさせないインク滴量が、RAM3に記録される。
【0047】
本実施形態においては、テストパターンが記録された記録用紙を用いて、ユーザが目視によって裏映りの度合を判定し、判定結果をインクジェット記録装置することにより、記録制御部1は、入力された情報に基づいて最適インク滴量を設定する。
【0048】
テストパターンを形成した記録用紙の裏映りの度合を判定する方法について説明する。
【0049】
まず、記録媒体上にテスト印刷するテストパターンの形態について説明する。
表面側に印刷するテストパターンは、所定のインク滴量で任意のパターンを印刷する。図5に文字。自然画、線画、ベタパッチ等で構成されたテストパターンの例を示す。なお、図6(a)に示すように、同一のパターンを異なるインク滴量で印刷したものでも良い。図6は、ラインパターンを5種類のインク滴量(L1〜L5)で印刷した例であり、(a)は表面側から見た状態、(b)は裏面側から見た状態を示す。裏面側には、裏映りの度合を判定する箇所を間違えないように、表面側に記録されたラインパターンの位置を取り囲むように枠が記録されている。
【0050】
また、図7に示すように、同一インク滴量で同一パターンを複数印刷すると、用紙のムラによってたまたま裏映りが強く発生した場合などの誤判定を防止できる。
【0051】
さらに、図8に示すように、両面に異なるパターンを印刷するようにしてもよい。図8は、表面側にラインパターンをブラックインクで印刷し、裏面側には、表面のラインパターンを含む広い範囲をイエローインクでベタ印刷した場合を示す。この例は、印刷に用いる色を限定するものではないが、表面側のインクと裏面側のインクとは異なる色とする必要はある。
【0052】
目視によって裏映りの度合を判定する手順について説明する。
図5に示したような画像をテストパターンとして適用する場合、例えば「裏映りがひどい」や「全く裏映りしない」といった裏映りの度合のカテゴリー(レベル)の中から最も近いと感じるものをユーザに選択させ、回答させればよい。もちろん、この場合にはテストパターンを出力することは必須ではなく、ユーザ自身が出力した記録紙に基づいて、裏映りの度合を評価しても良い。
【0053】
さらに、両面印刷における裏映りの度合を判定する他の方法としては、所定のテストパターン(例えば、ラインパターン)を異なるインク滴量で複数印刷し、裏面側から裏映りとして知覚されるか否かの境界に当たるパターンの番号(例えば、図6のパターンであればL3)で裏映りの度合を評価することができる。
又は、図9に示すように、裏面側に裏映りの判定の指標となるパターンを記録し、これと比較して最も近いものをユーザに選択させるようにしてもよい。例えば、最近インクジェットプリンタに搭載されているフォトインクと呼ばれる薄いインクを用いてわずかに裏映りした場合の色味を再現する。特に、図8のように両面で異なるインクを用いる場合は、使用するインクに応じて混色で生じる色を指標として提示するならば、ユーザによる裏映りの判定が容易となり、その結果精度良く判定を行える。
【0054】
なお、上記のいずれの目視による判定においても、判定結果はユーザがキーボードなどの入力デバイスを用いて入力する。
【0055】
次に、判定結果に基づいて両面印刷におけるインク滴量又は画像データの階調特性を調整する方法について説明する。
まず、第1の方法として、裏映りの度合を対するカテゴリー評価結果に基づいて、デフォルト値又はテストパターンの印刷に使用したインク滴量に対し記録制御部1が評価結果に応じた係数を乗ずることにより、使用インク滴量を決定し、RAM3に記録する。
【0056】
第2の方法として、テストパターン(例えば、ラインパターン)を異なるインク滴量で複数印刷し、裏面側から裏映りとして知覚されるか否かの境界に当たるパターンを番号などを用いて選択させる。その結果、選択されたパターンの記録に使用されたインク滴量が裏映りを発生させる最少インク滴量であり、最少インク滴量の略1/2以下のインク滴量であれば、両面印刷において裏映りを生じさせない。したがって、記録制御部1は、最少インク滴量の1/2の液滴量又は、誤差を見込んで所定の安全率を乗じた液滴量の値をRAM3に記録する。
【0057】
このように、本実施形態によるインクジェット記録装置は、ユーザから入力された、記録媒体上に記録したテストパターンの裏映りの度合を示す情報に応じて、インク滴量を最適化できるため、裏映りの発生を低減できる。
【0058】
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。
本実施形態によるインクジェット記録装置の構成を図10に示す。本実施形態によるインクジェット記録装置は、濃度/反射率検出部30をさらに有する他は、第1の実施形態によるインクジェット記録装置と同様である。
【0059】
濃度/反射率検出部30は、搬送される用紙に対して光を射出する発光素子100と用紙からの反射光を検出する受光素子102とから構成されており、用紙搬送方向と直交する方向の用紙の略中央部に対応する位置に配置されている。
【0060】
第1の実施形態においては、裏映りの度合の判定をユーザが目視によって行ったが、本実施形態においては、図11に示すように、搬送される記録用紙に対して光を射出する発光素子100と記録用紙からの反射光を検出する受光素子101からなる濃度/反射率検出部30を用いて行う。
【0061】
発光素子100には、LEDやLDなどを使用可能であり、受光素子101としてはフォトダイオードやCCDなどのセンサが使用可能であるが、本発明は、これらの構成に限定されるものではない。
【0062】
本実施形態においても、第1の実施形態において示したものと同様のテストパターンを適用可能であるため、テストパターンについての説明は省略する。
【0063】
濃度/反射率検出部30は、画像書き込み手段出である記録ヘッド15よりも下流側(画像記録された記録紙が排出される側)に配設され、テスト記録されたテストパターンの裏面側における濃度分布又は反射率分布を測定する。
濃度/反射率検出部30は、主走査方向に走査可能な不図示の走査手段上に配設されていても良いし、主走査方向の所定位置に固定されたものであっても良い。さらに、走査手段は、記録ヘッドを走査させる走査手段と併用であってもよい。
【0064】
濃度/反射率検出部30を所定位置に固定した場合には、テストパターンの記録位置と検出位置とが一致するように出力を実行する。したがって、図6に示すように、インク滴量を異ならせるなどしたすべてのテストパターンは、副走査方向に配列させる。これにより、濃度/反射率検出部30のための駆動手段(走査手段)を設けることなく、検出を必要とするすべてのパターンの濃度又は反射率を測定することができる。
【0065】
また、図8に示したように、記録紙の両面で異なる色を用いてパターンを記録する場合にも、濃度/反射率検出部30を用いて裏映りの度合を測定することができる。
この場合には、図11に示すように、濃度/反射率検出部30にカラーフィルタ102を受光素子に前面に設けることによって、表面側のインクの色と裏面側のインクの色とが混色することによって生じる色の変化を感度良く検出することが可能となる。
【0066】
例えば、表面にシアンインクを用いてラインパターンを印刷し、裏面にマゼンタインクを用いて均一なベタパターンを印刷するようにした場合、両インクが混色した部分はブルーとなるため、受光素子の前面にブルーフィルタを設置すればよい。
【0067】
同様に、表面側にブラックインクを用いてラインパターンを印刷し、裏面側にイエローインクを用いて均一なベタパターンを印刷する場合は、両インクの混色もほぼブラックである。さらに、イエローの反射率は高いため、混色部分と非混色部分との反射率差が大きくなり、別段カラーフィルタを用いることなく感度良く裏映りの度合を判定することが可能となる。
【0068】
次に、濃度/反射率検出部30によって検出されたテストパターン裏面における濃度又は反射率分布に基づいて、裏映りの度合を判定する方法について説明する。
【0069】
図12に、表面側にインク滴量を異ならせた5種類のラインL1〜L5を印刷し、裏面側から各ラインに垂直な方向での反射率を検出した結果を示す。
ROM2には、予め裏映りの有無を判定するための設定値dRが書き込まれている。この設定値dRは、用紙の反射率と裏映りが発生していると知覚される反射率との差分値を表している。したがって、記録制御部1は、設定値dRを読み出し、濃度/反射率検出部30によって検出された用紙の未記録部分での反射率Rpを測定し、R0=Rp−dRによってR0を算出する。記録制御部1は、算出したR0を用いて裏面における反射率分布との比較を実施する。
図12の場合、基準値R0よりも低い反射率を与えるラインL3〜L5が裏映りラインとして選択される。このうち、最もインク滴量の少ないL3が裏映りを発生させる最少液量として決定される。また、最少インク滴量の検定に基準値R0の前後のラインL2,L3のインク滴量と各ラインの反射率とから、補間などの手法を用いて、裏映りを発生させる最少インク滴量を算出してもよい。
【0070】
両面印刷時に使用するインク滴量は、理想的には最少インク滴量の略1/2として決定される。しかし、実際には測定時に誤差が発生するため、この後差分を見込んで一定の割合を減じた値を両面印刷時のインク滴量としてもよい。
【0071】
また、図8のように、表面に例えばブラックインクを用いてラインパターンを印刷し、裏面にはイエローインクでベタパターンを印刷するテストパターンを用いる場合には、ROM2に書き込まれている設定値dRは、当然のことながら用紙ではなくイエローインクの反射率からの差分値に対応する。これは、イエロー以外のインクであっても同様である。
【0072】
逆に、裏映りの発生に対して、比較的許容の広いユーザに対しては、予め裏映りに対する許容度、又は、裏映り防止レベルをユーザに設定させ、設定値に応じて最少インク滴量の略1/2の値(Imin )に一定値αを乗じることで、両面印刷時のインク滴量I(=α・Imin )を決定しても良い。
【0073】
裏映りを防ぐためには、画像記録の際に用紙に打ち込むインク滴量を低減する必要がある。しかし、インク滴量を必要以上に低減させてしまうと画像濃度が低下してしまうため、画像全体としてはコントラストが低くなってしまう。また、ユーザによっては、裏映りの発生よりも画像濃度、画像コントラストを重視する場合もある。
こうした場合には、裏映りが多少起こっても良いというユーザに対しては、上記のように最少インク滴量の略1/2に一定値を乗じることによって多少インク量を多めに設定することが可能となる。これにより、裏映りによる画質低下と画像濃度低下による画質低下とのバランスを調節し、ユーザの要求に対応することが可能となる。
【0074】
〔第3の実施形態〕
本発明を好適に実施した第3の実施形態について説明する。本実施形態によるインクジェット記録装置は、図13に示した第2の実施形態と同様に、濃度/反射率検出部30をさらに有する他は、第1の実施形態のインクジェット記録装置と同様である。
ただし、本実施家位置形態においては、濃度/反射率検出部30を二つ(30a、30b)備えている。
【0075】
本実施形態によるインクジェット記録装置は、テスト記録されたテストパターンの表面側及び裏面側における濃度又は反射率分布を検出し、両面での検出結果に基づいて、両面印刷時におけるインク滴量を決定する。
【0076】
片面印刷時における最適インク滴量は、表面側のテストパターンの濃度又は反射率に基づいて求めることができる。なお、最適なインク滴量は、インク滴が多すぎて滲みが発生すること、及びインク滴が少なすぎてベタが埋まらないことが少なくとも起こらないことが最低条件である。
【0077】
片面印刷時における最適インク量は、ドットサイズやライン幅さらにはベタパッチの均一性を測定し、規定サイズに対する偏差と印刷に用いたインク滴量とから最適値を求めることができる。
例えば、図6に示したように、異なるインク滴量で画像記録されたラインからなるテストパターンを形成し、各ラインの幅Wiと規定ライン幅W0から両者の偏差が所定の範囲に入るパターンを求める。ここで、下限がL2、最適がL3、上限がL4で、各ラインの印刷に用いたインク滴量がIa_min 、Ia 、Ia_max とするならば、最適インク滴量Iaとその許容範囲は、Ia_min <Ia <Ia_max として求めることができる。
【0078】
最適値Ia は、当然のことながら片面印刷時にこの条件下で画像記録することで最適な印刷品質を得ることができる値である。
【0079】
一方、記録制御部1は、裏面側でのテストパターンに対する濃度又は反射率分布の検出結果に基づいて、第2の実施形態と同様の手順によって、両面印刷時における最適インク滴量を算出する。
両面印刷時におけるインク滴量は、Ia_min <Ia <Ia_max とIbとの関係とに基づいて、記録制御部1が決定する。例えば、
Ib <Ia_min のとき、両面印刷時のインク滴量Ix は、Ib <Ix ≦Ia_min
Ia_max <Ib のとき、両面印刷時のインク滴量Ix は、Ia_max ≦Ix ≦Ib
Ia_min ≦Ib ≦Ia_max のとき、両面印刷時のインク滴量はIx はIx =Ib
とすればよい。
【0080】
上記各実施形態においては、裏映りの度合の判定結果を反映させるパラメータは、インク滴量であるとして説明を行った。しかしながら、裏映りの判定結果を用いてインク滴量を最適化する以外に、画像データの階調特性を調整する調整パラメータとして使用してもよい。例えば、図14に示すように、画像データに対する入出力特性を(a)から(b)へ変化させることによって、入力データがベタ画像であっても、(b)の変換後は、網点画像となるため、単位面積当たりのインク量を低減でき、この結果裏映りを低減できる。
すなわち、裏映りの度合の判定結果に基づいて、入出力特性の傾きを調整するようにしても良い。
【0081】
なお、上記各実施形態は、本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、テストパターンは、各図において示した形状や数量に限定されるものではなく、ドットパターン又は文字などをテストパターンとして使用してもよい。
また、第2の実施形態によるインクジェット記録装置において、記録媒体の反転前及び反転後にそれぞれ、記録媒体のおもて面及び裏面に対して濃度又は反射率の検出を行ってもよい。このようにすることで、濃度又は反射率を検出する手段を複数設けなくとも、記録媒体の表裏両面の検出結果に基づいて両面印刷時のインク滴量を決定することが可能となる。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
【0082】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、両面印刷時において用紙に裏映りを生じさせることなく、良好な印刷が可能なインクジェット記録装置及び印刷濃度調整方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を好適に実施した第1の実施形態によるインクジェット記録装置の構成を示す図である。
【図2】 第1の実施形態によるインクジェット記録装置の制御回路の構成を示すである。
【図3】 第1の実施形態によるインクジェット記録装置の動作の流れの一例を示すフローチャートである。
【図4】 最適値を設定する処理の流れを示す図である。
【図5】 テストパターンの一例を示す図である。
【図6】 異なるインク滴量で複数のラインパターンを形成した場合のテストパターンを示す図である。
【図7】 同一インク滴量で同一パターンを複数形成する場合の例を示す図である。
【図8】 記録媒体のおもて面と裏面とで異なるパターンを記録する場合の例を示す図である。
【図9】 記録媒体の裏面に判定指標を記録する場合の例を示す図である。
【図10】 本発明を好適に実施した第2の実施形態によるインクジェット記録装置の構成を示す図である。
【図11】 濃度/反射率検出部の構成例を示すである。
【図12】 反射率の検出結果の一例を示す図である。
【図13】 本発明を好適に実施した第3の実施形態によるインクジェット記録装置の構成を示す図である。
【図14】 画像データの階調特性の制御例を示す図である。
【符号の説明】
1 記録制御部
2 ROM
3 RAM
4 ホスト装置
5 入力部
6 キャリッジ駆動モータ
7 モータ
8 温度検出部
10 カセット
11 記録シート
12 給送ローラ
13 ガイド
14 搬送ローラ
15 記録ヘッド
16 キャリッジ
17 ガイド軸
18 ガイドレール
19 プラテン
20 排出ローラ
21、26 フラッパー
22、27、28 搬送路
29 排出トレイ
30 濃度/反射率検出部
100 発光素子
101 受光素子
102 カラーフィルタ

Claims (6)

  1. インク滴を吐出する記録ヘッドによって記録媒体上に記録データに基づく画像を記録するインクジェット記録装置であって、
    第1のインクを用いて記録媒体の表面側に第1のテストパターンを記録し、第2のインクを用いて前記記録媒体の裏面側に第2のテストパターンを記録するテストパターン記録手段と、
    前記第1のテストパターンと前記第2のテストパターンとが前記記録媒体の同一箇所の表裏に記録されることによって生じる色相の変化、又は、明度変化を検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果に基づいて、前記記録媒体の両面印刷時におけるインク滴量又は前記記録データの階調特性を制御する記録制御手段とを有し、
    記録媒体の種類ごとに異なるインク滴量で画像を記録することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記テストパターン記録手段は、インク滴量が異なる複数のテストパターンを前記記録媒体上に記録することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記第1のインクと、前記第2のインクとは色が異なることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録装置。
  4. インク滴を吐出する記録ヘッドによって記録媒体上に記録データに基づく画像を記録するインクジェット記録装置の印刷濃度調整方法であって、
    第1のインクを用いて記録媒体の表面側に第1のテストパターンを記録し、第2のインクを用いて前記記録媒体の裏面側に第2のテストパターンを記録するテストパターン記録工程と、
    前記第1のテストパターンと前記第2のテストパターンとが前記記録媒体の同一箇所の表裏に記録されることによって生じる色相の変化、又は、明度変化を検出する検出工程と、
    前記検出工程における検出結果に基づいて、前記記録媒体の両面印刷時におけるインク滴量又は前記記録データの階調特性を制御する記録制御工程とを有し、
    記録媒体の種類ごとに異なるインク滴量で画像を記録することを特徴とする印刷濃度調整方法。
  5. 前記テストパターン記録工程においては、インク滴量が異なる複数のテストパターンを前記記録媒体上に記録することを特徴とする請求項4記載の印刷濃度調整方法。
  6. 前記第1のインクと、前記第2のインクとは色が異なることを特徴とする請求項4又は5記載の印刷濃度調整方法。
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