JP3820092B2 - ジョイントプレート加工装置及びジョイントプレート加工方法 - Google Patents

ジョイントプレート加工装置及びジョイントプレート加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3820092B2
JP3820092B2 JP2000273293A JP2000273293A JP3820092B2 JP 3820092 B2 JP3820092 B2 JP 3820092B2 JP 2000273293 A JP2000273293 A JP 2000273293A JP 2000273293 A JP2000273293 A JP 2000273293A JP 3820092 B2 JP3820092 B2 JP 3820092B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
joint plate
plate
moving
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000273293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002083659A (ja
Inventor
暢章 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2000273293A priority Critical patent/JP3820092B2/ja
Publication of JP2002083659A publication Critical patent/JP2002083659A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3820092B2 publication Critical patent/JP3820092B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネスの一部を構成するジョイントプレートに端子を挿入したり、印字したり、ジョイントプレートの品番確認用の突起を切断したりする作業を自動で効率的に行うことのできるジョイントプレート加工装置及びジョイントプレート加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のワイヤハーネスを構成する複数本の電線を電源供給やアース等の目的で相互にジョイント接続させるためには、所要の電線の端末部同士を溶着機で溶着させたり、ジョイント端子を有するコネクタを用いて電線端末部の端子を相互に接続させるといった手段が採用されていた。
【0003】
しかしながら、溶着による手段では、各電線の端末部を束ねて溶着するまでに多くの工数がかかると共に、溶着接続部の絶縁のためのビニルテープ巻きや絶縁樹脂成形に多くの工数がかかるという問題があった。
【0004】
また、コネクタを用いた場合には、電線端末部の端子をコネクタに挿入する作用に多くの工数を要すると共に、コネクタがコネクタ内のジョイント端子と電線端末部側の端子とで肥大化し、省スペースで多くの回路をジョイント接続させることが困難であった。
【0005】
そこで、本出願人は合成樹脂製のジョイントプレートを複数枚用いて、各ジョイントプレート内に所要数の端子を挿着し、各端子の圧接部にワイヤハーネスの所要の電線を圧接すると共に、各ジョイントプレートを積層し、それと同時に各ジョイントプレート内の所要の端子の電気接触部同士を積層方向に相互に接続して、各電線のジョイントを行う手段を提案した。
【0006】
ジョイントプレートは、後述する発明の実施の形態の図7で詳細に説明する如く、複数本の端子収容溝を並列に有し、端子収容溝内に端子が上方から挿入係止され、且つ隣り合う端子収容溝に端子を180°反転した状態に挿着可能なものである。また、ジョイントプレートには品番が印字され、且つジョイントプレートの一側端に突出した複数本の突起を切断することで、積層作業時に目視等で品番と同じ効果を生じさせるようにしている。
【0007】
ここで品番とはジョイントプレートに端子を挿着した状態における種類を識別するためのものである。端子は、積層されるジョイントプレート毎に異なる所要位置に配置される。端子の種類は電線の径に応じて二種類は必要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ジョイントプレートの加工すなわち端子の挿入や端子の反転挿入及び品番の印字や品番検知用の突起の切断は手作業や別工程で行わなければならず、ジョイントプレートの加工に多くの工数を要するという問題があった。また、端子の挿入を迅速に行おうとすれば、端子の挿入不良が起こりやすくなるという問題もあった。また、端子の二度打ちすなわち端子を一度挿入した上に誤ってもう一つ端子を挿入する等した場合に、ジョイントプレートを不良として確実に検知させる必要があった。
【0009】
本発明は、上記した点に鑑み、ワイヤハーネスの一部を構成するジョイントプレートへの端子の挿入を少ない工数で迅速に且つ確実に且つ高品質に行うことができ(請求項1〜4,9)、さらに、端子の反転挿入を少ない工数で迅速に且つ確実に且つ高品質に行うことができ(請求項5,9)、さらに、品番の印字を少ない工数で迅速に且つ確実に且つ高品質に行うことができ(請求項5〜6,10)、それに加えて、品番検知用の突起の切断を少ない工数で迅速に且つ確実に且つ高品質に行うことができる(請求項7〜8,11)ジョイントプレート加工装置及びジョイントプレート加工方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、装置本体の水平な基板部に少なくとも端子挿入手段が配設され、該基板部の下側に、ジョイントプレートを保持したプレート保持手段が位置し、該端子挿入手段が、端子を収容位置決めする端子ガイドと、該端子ガイドに沿って昇降自在な端子挿入パンチとを有し、該端子ガイドが弾性部材で該ジョイントプレートに向けて付勢されて該ジョイントプレートの上面に接触可能であり、該端子挿入パンチが昇降自在なラムに連結され、該ジョイントプレートの端子収容溝に対して該端子ガイドで該端子が位置決めされ、該端子挿入パンチで該端子が該端子ガイドから該端子収容溝内に押入されると共に、該端子が連鎖帯に連結部を介して複数並列に設けられ、該端子挿入パンチが該連結部の切断と該端子の挿入とを兼ねており、該端子に、該連結部とは反対側の位置に切欠溝が形成され、該端子ガイドに、該切欠溝に係合する突出片が形成されたことを特徴とするジョイントプレート加工装置を採用する(請求項1)。
前記基板部に、前記端子ガイドを挿通させる孔部が形成され、該孔部において該基板部が薄肉に形成され、該基板部の薄肉部から該基板部の上面にかけて傾斜面が形成され、該傾斜面に沿って前記端子が供給されることも有効である(請求項2)。
また、前記孔部の両側において一対のローラで前記端子の連鎖帯を前記基板の薄肉部ないし前記傾斜面に押し付け、一方の該ローラを下向きの弾性付勢のもとで上向きに変位可能とし、該一方のローラの上側にローラ変位検知センサを配置したことも有効である(請求項3)。
また、前記プレート保持手段が、前記ジョイントプレートを載せる載置台と、該載置台の両側に回動自在に配設された一対のプレート押さえフックと、一方の該プレート押さえフックに回動自在に連結されたレバーと、該レバーの中間部に垂下形成され、垂直溝を有する軸受と、他方の該プレート押さえフックに一端を回動自在に連結され、該レバーと交差し、該垂直溝に他端を摺動自在に軸支されたリンクとを備え、該レバーの操作で該一対のプレート押さえフックが開閉自在であることも有効である(請求項4)。
また、前記プレート保持手段が180°回転手段に連結されて180°反転可能であり、該プレート保持手段又は該180°回転手段がXY移動手段に連結され、該XY移動手段が前記基板部の下側においてフレーム基台に配置され、該基板部に印字手段が配設され、該印字手段が、筆記具と、該筆記具を保持するホルダと、該ホルダを前記ジョイントプレートに向けて下向きに付勢する弾性部材と、該ホルダを上昇させる移動手段とを備えることも有効である(請求項5)。
また、前記ジョイントプレートに対して前記筆記具が固定され、前記XY移動手段で該ジョイントプレートがXY方向に移動されることで、該筆記具による印字が行われることも有効である(請求項6)。
また、前記基板部に、前記ジョイントプレートの品番確認用の複数の突起に対する切断手段が配設され、該切断手段が、該突起に対するカッタと、該カッタを昇降させる移動手段と、各突起の有無を検知するセンサとを備えることも有効である(請求項7)。
また、前記ジョイントプレートが前記プレート保持手段と一体に前記XY手段で前記切断手段へ移動されることも有効である(請求項8)。
また、請求項1記載のジョイントプレート加工装置を用いたジョイントプレート加工方法であって、複数の端子収容溝を有する前記ジョイントプレートを前記プレート保持手段で保持させ、該プレート保持手段を二次元方向移動可能なXY移動手段で前記端子挿入手段の下側に移動させ、該端子挿入手段で該端子収容溝に前記端子を挿入させ、端子の種類に応じて複数の端子挿入手段に該XY移動手段で該プレート保持手段を順次移動させて複数種の端子を挿入させ、該ジョイントプレートへの端子の挿着方向に応じて該プレート保持手段を180°回転手段で反転させて、端子挿入手段で端子を挿入させることを特徴とするジョイントプレート加工方法を併せて採用する(請求項9)。
前記XY移動手段で前記プレート保持手段を印字手段の下側に移動させ、該印字手段の筆記具は固定のままで該XY移動手段で前記ジョイントプレートを二次元方向に移動させることで印字を行わせることも有効である(請求項10)。
また、前記XY移動手段で前記プレート保持手段を前記ジョイントプレートの品番確認用の突起に対する切断手段へ移動させ、該切断手段で該突起を切断することも有効である(請求項11)。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るジョイントプレート加工装置の一実施形態を示す概要図、図2は同じくジョイントプレート加工装置の正面図、図3はジョイントプレート加工装置の側面図をそれぞれ示すものである。
【0012】
このジョイントプレート加工装置1は、図1の如く、水平な金属製のフレーム基台2と、フレーム基台2の下側に配置された端子リール3と、フレーム基台2の上側に配設されたXY移動手段5と、XY移動手段5の移動部に連結され、二次元方向(前後左右方向)に移動自在な180°回転手段7と、180°回転手段7の上部に配設されたジョイントプレート保持手段8と、ジョイントプレート保持手段8の上側に位置し、四隅をクレーム基台2に脚部9で支持された水平な金属製の基板部10と、基板部10の上面側に設けられた二つの端子挿入手段11,12と、品番印字手段13と品番検知用の突起切断手段14と、フレーム基台上の基板部10と各手段5〜8,11〜14とを覆うカバー15とを少なくとも備えている。
【0013】
フレーム基台2は厚板に形成され、基板部10はフレーム基台2よりも薄板に形成されている。これは後述する如く端子の二度打ち時等に基板部10の撓みを検知して異常を発見するためである。フレーム基台2は脚部(スカート部)16で床に支持され、フレーム基台2の下側において脚部16の内側の空間に端子リール3が二つ並列(平行)に配置されている。図1では一方の端子リール3のみを示している。一方の端子リール3は、径の比較的細い電線に対応して幅狭な圧接部を有する端子を並列に連鎖帯(キャリヤ)で連結して成るものであり、他方の端子リールは、径の比較的太い電線に対応して幅広な圧接部を有する端子を並列に連鎖帯で連結して成るものである。各端子リール3は後述する如く作業時に脚部16の内側空間から外側に引出し自在である。
【0014】
端子リール3から繰り出された連鎖状の端子17は基板部10の上面に沿って端子挿入手段11の下側に送られる。端子挿入手段11,12は小径電線用の端子に対するものと大径電線用の端子に対するものとが二つ斜め方向に並んで基板部10のほぼ中央部に配置されている。各端子挿入手段11,12は基板部10の上面に固定されている。二つの端子挿入手段11,12が前後方向に位置ずれしているのは、各端子リール3からの連鎖状の端子17の供給を並列に行わせるためであり、左右方向に位置ずれしているのは、端子挿入手段11,12の下側の基板部10の孔部による基板部10の剛性低下を防ぐためでもある。
【0015】
各端子挿入手段11,12はエア式の垂直なシリンダ18,19(図3)と、シリンダ18,19で上昇駆動され、引張コイルばねで下降駆動される各端子ガイド20(図3)と、端子ガイド20の内部を通ってシリンダ18,19で昇降駆動される端子挿入パンチ21とを備えている。各端子挿入手段11,12の下側において基板部10にガイド挿通用の孔部が設けられ、基板部10の下側に近接して孔部の真下にプレート保持手段8内のジョイントプレート22が位置する。
【0016】
基板部10は前側が凹字状に切欠され、その左前端側に印字手段13が配設されている。本実施形態においては作業者の立つ側を「前側」、作業者から見て左側を「左側」と定義する。印字手段13は市販の太字用のボールペンをコイルばねで下方に(ジョイントプレート22の上面に)押圧させ、XY移動手段5でジョイントプレート22を前後左右に移動させて印字した後、エア式の垂直なシリンダ23(移動手段)(図3)でボールペン(筆記具)24を上昇させるものである。
【0017】
基板部10の右前端側には突起切断手段14が配設されている。突起切断手段14はジョイントプレート22の複数本の突起を選択して切断するカッタと、カッタを昇降するエア式の垂直なシリンダと、各突起に対する確認センサであるプローブピン25とを備えたものである。なお、本記載中で符号のない構成部分については後で別の図を用いて詳細に説明する。
【0018】
基板部10の下側に配置されたXY移動手段5は市販の直交するLMガイドで構成され、左右方向の長尺状のガイド本体27に内蔵されたボールねじ軸と、ボールねじ軸を回転させるサーボモータ31(図2)と、ボールねじ軸に沿って左右方向移動自在に係合した移動部であるナット部と、移動部に連結された前後方向のガイド本体28と、ガイド本体28内のボールねじ軸と、ボールねじ軸に沿って前後方向移動自在に係合した移動部であるナット部とで構成されている。
【0019】
前後方向のガイド本体28の移動部には180°回転手段7が連結され、180°連結手段7の上にプレート保持手段8が固定され、プレート保持手段8によってジョイントプレート22が保持固定される。180°回転手段7は市販のロータリアクチュエータであり、信号により迅速且つ正確に180°反転する。
【0020】
カバー15は市販のガススティを介して小さな力で開き可能であり、カバー15の前面に操作盤29(図3)が配置され、その裏側に制御用のコンピュータ30が内蔵されている。コンピュータ30によってジョイントプレート22の品番ごとのXY移動手段5の動き等が制御される。
【0021】
すなわち、先ず、作業者がジョイントプレート22をプレート保持手段8にセットし、操作盤28のボタンを押すと、XY移動手段5が作動し、ジョイントプレート22が印字手段13の真下に移動する。印字手段13のボールペン24がばね付勢によりジョイントプレート22の上面に押圧され、その状態でXY移動手段5が前後左右に移動して(ボールペン24は不動である)、ジョイントプレート22が印字される。ここで印字とはボールペン24等で文字や数字を書くことをいう。
【0022】
次いで、XY移動手段5の動作でジョイントプレート22が一方の(小径電線接続用の端子に対する)端子挿入手段11の真下に移動する。各端子挿入手段11,12には予め各端子リール3から基板部10上の各端子送り手段32(図2)で横連鎖状の端子17が供給されている。一方の端子挿入手段11によりジョイントプレート22の所要の第一の端子収容溝に端子が挿入され、次いでXY移動手段5でジョイントプレート22が移動され、所要の第二の端子収容溝に次ぎの端子が挿入される。これを繰り返して所要の各端子収容溝に小径電線接続用の端子が挿入される。端子の挿入直前に横連鎖端子17の連鎖帯と端子とを繋ぐ連結部が端子挿入パンチ21(図3)のエッジで切断される。また、180°回転手段7でジョイントプレート22が水平方向に180°反転されると共に、XY移動手段5で移動されて所要の180°反転位置の端子収容溝に端子が挿入される。
【0023】
次いで、XY移動手段5でジョイントプレート22が他方の(大径電線接続用の端子に対する)端子挿入手段12の真下に移動され、上記同様の動作でジョイントプレート22の所要の端子収容溝に大径電線接続用の端子が挿入される。大径電線は例えば電源線として作用し、小径電線は信号線として作用する。
【0024】
次いで、XY移動手段5でジョイントプレート22が突起切断手段14の真下に移動され、ジョイントプレート22の品番検知用の複数の突起のうちの所要の突起が切断される。最後にXY移動手段5でジョイントプレート22が原位置に復帰する。突起切断手段14の位置でジョイントプレート22が反転された状態となっている場合は、復帰途中で180°回転手段7で反転される。原位置で作業者がプレート保持手段8からジョイントプレート22を外して、次のジョイントプレート22をセットする。XY移動手段5を用いてジョイントプレート22を基板部10下で印字手段13、各端子挿入手段11,12、切断手段14の順で最短距離で移動させることで、加工工数が短縮される。
【0025】
以下に図4〜図24を用いて上記ジョイントプレート加工装置1及びジョイントプレート加工方法を詳細に説明する。
図4は、端子挿入手段11等を組み付ける前の装置本体150のフレーム基台2と基板部10を示す正面図である。
【0026】
基板部10はフレーム基台2に脚部9で支持固定され、板厚方向の押圧力で撓み可能である。フレーム基台2から略コの字状のフレーム33を介して基板部10の上面に撓みセンサ34が配置されている。フレーム基台2の上面にはXY移動手段5が配置されている。装置本体150は少なくともフレーム基台2と基板部10と脚部9とで構成される。
【0027】
撓みセンサ34は基板部10との間の隙間量を測定することで、基板部10の撓みを例えばミクロン単位で正確に測定して図示しない表示器に撓み量を表示可能である。撓みセンサ34は図3の端子挿入手段11,12でフレーム基台2側のジョイントプレート22に端子を過大な力で挿入した場合、すなわち端子の二重打ち等を起こした場合に、その反力で基板部10が大きく撓むことを検知して装置1を停止させるものである。この撓みセンサ34によって端子の二重打ち等の不良品の流出が確実に防止される。
【0028】
図5は、フレーム基台2の下側の脚部16の間のスペースに端子リール3を収容した状態を示す正面図である。
端子リール3は略L字状のリールスタンド35の中央に回動自在に軸支され、リールスタンド35の一端はフレール基台2の下側の水平なレール36にスライド自在に係合し、リールスタンド35の他端は取っ手37を有し、取っ手37を引くことで端子リール3が鎖線の如く側方にスライドして引き出され、この状態で横連鎖端子17(図1)が上方にスムーズに供給可能となる。リール3の軸部38はベルト39でモータ40に連結され、モータ40で端子リール3が回転される。
【0029】
モータ駆動用のスイッチ(撓みセンサ)41はフレーム基台2の上側に配置され、スイッチ41の外側に対向して可撓性の端子ガイド板42が位置し、端子送り手段32(図2)に対する横連鎖端子17(図1)の張力が強くなった場合にガイド板42が内向きに撓んでスイッチ41をオンさせ、モータ40を駆動して連鎖端子17を繰り出し、張力が弱くなった時点でガイド板42が外向きに撓んでスイッチ41をオフさせ、モータ40を停止させて連鎖端子17の繰り出しを停止する。これにより、連鎖端子17の弛みが防止され、端子挿入手段11,12によるジョイントプレート22への端子の打込みがスムーズ且つ正確に行われる。
【0030】
図6は横連鎖端子17の一形態を示すものである。
各端子43は連鎖帯44に直交する連結部45で連結されている。端子43は連結部45に続く電線圧接部46と、圧接部46から直交して続く電気接触部47とで略L字状に構成されている。圧接部46は底壁48と両側壁49と、両側壁49から内向きに切り起こされた各一対の圧接片50と、両側壁49から外向きに切り起こされた係止片51とを備えている。一対の圧接片50の入口の刃部で電線の絶縁被覆が切裂され、一対の圧接片50の間のスロット52に電線の導体部が圧入接続される。大径電線接続用の端子と小径電線接続用の端子とではこの一対の圧接片50のスロット52の幅が異なり、他の構成や外観の大きさは同一である。一方の側壁49には切欠溝53を介して絶縁被覆圧着片54が形成されている。他方の側壁側に電気接触部47が位置している。
【0031】
電気接触部47は弾性接触片55とその外側の枠状壁56とを有している。枠状壁56の一部に係止突起57が形成されている。係止片51と係止突起57はジョイントプレート22に端子43を係止させるためのものである。電気接触部47には上下方向にジョイント用のタブ端子(図示せず)が挿入接続され、タブ端子で、積層された複数枚のジョイントプレート22の各端子43が相互にジョイント接続される。
【0032】
連鎖帯44には端子送り爪に対する係合用の矩形状の孔部58が等ピッチで形成されている。孔部58のピッチは端子43のピッチに等しい。本実施形態では大径電線用と小径電線用の二種類の連鎖端子17を用いている関係で、各連鎖端子17の連鎖帯44の孔部58の位置を連鎖帯44の長手方向に相違させ、それに伴って送り爪の位置も位相ずれさせ、両連鎖端子17の電気接触部47を同位置の各光電管(図示せず)でとらえて、連鎖端子17の誤セットの場合でもジョイントプレート22の所要の端子収容溝に間違って異なる種類の端子43が挿入されないようにしている。光電管が所要のタイミングで電気接触部47をとらえない場合に例えば装置1が停止する。
【0033】
図7はジョイントプレート22の一形態を示すものである。
ジョイントプレート22は合成樹脂を材料として長方形状に形成され、一端から他端にかけて複数の真直な端子収容溝59を並列に有し、各端子収容溝59の間には、底壁から各二条の区画壁60が立ち上げられると共に、各区画壁60が等ピッチで切欠されて真直な端子収容溝59と直交する短い端子収容溝61が千鳥状に形成されている。真直な端子収容溝59に端子43の圧接部46が挿入され、直交する端子収容溝61に端子43の電気接触部47が挿入される。端子43が180°反転して挿入される場合は、圧接部46が隣の列の端子収容溝59に挿入され、電気接触部47が同じ区画壁60内の隣接の端子収容溝61に挿入される。
【0034】
各端子43が挿入された後に別工程で絶縁被覆電線62が端子収容溝内の端子43の圧接部46に圧接接続される。ジョイントプレート22の一端は電線導出部63として開口し、他端は閉鎖され、他端側の区画壁60の天壁部分64に印字手段13(図1)で品番が印字される。品番は例えば四桁であり、四つの天壁部分64にそれぞれ印字が行われる。印字は固定されたボールペンに対してジョイントプレート22をXY方向に動かすことで行われる。
【0035】
ジョイントプレート22の外周下端には鍔部65が突出形成され、一側の鍔部65に品番検知用の複数の突起66が並列に形成されている。所要位置の突起66がカッタで切断されて品番表示の代用となる。別工程の電線圧接工程やジョイントプレート積層装置(図示せず)で突起66の切断形態を検知することで、品番違いが検知される。
【0036】
図8は基板部10上の端子送り手段32を示すものである。
端子送り手段32は図2の如く基板部10の前後に二つ並列に配置されている。基板部10は端子挿通用(端子ガイド挿通用)の孔部に向けて緩い角度で傾斜状に切欠され、傾斜部(傾斜面)67上に端子送り手段32が配置固定されている。孔部は端子43を基板部10の下側のジョイントプレート22に挿入するためのものである。基板部10を傾斜状に切欠したことで孔部においてジョイントプレート22に連鎖端子17を近接させることができ、それによって端子43の挿入精度が向上する。
【0037】
図8で符号68は端子送り爪、69は送り爪68と一体にレール70に沿って進退するブロック、71はブロック70を進退駆動させるエア式のシリンダ、72はブロック69とシリンダ71のロッド71aを連結するジョイント、73はブロック69に対するストッパ、74は端子43の連鎖帯44を押圧して停止させるブレーキ機構、75は前記検知用の光電管を固定するスティ、76は端子押さえ板をそれぞれ示す。これらによって端子送り手段32が構成されている。端子送り手段32は他の装置である端子圧着装置(図示せず)におけるものと基本的に同じである。
【0038】
図9〜図10は基板部10に固定された端子挿入手段11(12)を示すものである。
端子挿入手段11の下側において基板部10に端子ガイド挿入用の矩形状の孔部77が設けられ、孔部77の内周が薄肉で短い平坦な薄肉部78を経て前記傾斜部(傾斜面)67に続いている。傾斜部67は凹溝状に掘られて構成されている。傾斜部67は凹溝79内において端子送り方向の前後に対称に形成されている。一方の傾斜面67に沿って連鎖端子17が孔部77の中央まで供給される。
【0039】
孔部77は基板部10の平坦な薄肉部78に形成されているから、図10の如く孔部77において端子43と下側のジョイントプレート22との間の距離はごく短くなり、孔部77内での端子43の空走距離が短縮され、ジョイントプレート22の端子収容溝59に対する端子43の挿入精度が向上する。また、平坦な薄肉部78に沿って孔部77上で端子43が水平に送られることで、端子43の姿勢が安定し、挿入手段11,12による端子挿入が正確化する。また、基板部10の傾斜面67に沿って連鎖端子17が斜め下向きに送られることで、連鎖端子17の自重で連鎖端子17が後戻りすることなく孔部77上にスムーズに供給される。
【0040】
一方の傾斜面67上の連鎖端子17の連鎖帯44は固定側のローラ80で案内を兼ねて傾斜面67に軽く押し付けられ、他方の傾斜面67′に向かう平坦面78′上には可動側のローラ81が配置され、可動側のローラ81で端子切断後の連鎖帯44のみが平坦面78′に押し付けられる。各ローラ80,81はベアリング等で回転自在に構成されている。両ローラ80,81で連鎖帯44が基板部10に密着することで、端子43の浮き上がりが防止され、端子43の位置出しが正確に行われ、それによって端子43の外周に端子ガイド20が正確に挿入される。
【0041】
図11にも示す如く、可動側のローラ81は垂直板82に軸部83で支持され、垂直板82は引張コイルばね(弾性部材)84で基板部10に向けて下向きに引張付勢され、垂直板82は水平な回動アーム85の先端に固定され、回動アーム85の他端は、基板部10に立設された支持壁86にピン87で回動自在に軸支されている。基板部10からは略L字状のスティ88が立設され、スティ88の先端に近接スイッチ(ローラ変位検知センサ)89が下向きに固定され、近接スイッチ89の先端が回動アーム85の上面に近接している。
【0042】
この構造により、例えば端子43の位置ずれにより端子挿入手段11,12の端子ガイド20が端子43を端子ガイド20内に収容させることなく端子43に突き当たった場合に、その力で連鎖帯44が捩じられて斜めに持ち上がって可動ローラ81を上向きに変位させ、可動アーム85が可動ローラ81と一体に上向きに回動して近接スイッチ89をオンさせ、装置1を停止等させる。これにより、端子43の挿入時の変形や不完全挿入が検知され、挿入不良品の流出が防止される。
【0043】
図9,図10の如く端子ガイド20は圧縮コイルばね(弾性部材)90を介して昇降自在なラム91に連結され、ラム91は垂直なエア式のシリンダ18(19)のロッド92にシャンク93とシャンクホルダ94とで着脱自在に連結されている。端子ガイド20はラム91の内側をスライド式に昇降自在で、コイルばね90で下向き(下降方向)に付勢されている。端子ガイド20の下端はコイルばね90の付勢力でジョイントプレート22の上面に密着する。端子ガイド20はラム91の内側のストッパ(図示せず)で下死点を規定されている。
【0044】
端子ガイド20の長手方向の溝に沿って端子挿入パンチ21(図10)がスライド自在に係合し(すなわち端子ガイド20が挿入パンチ21に沿って上下方向スライド自在に係合し)、挿入パンチ21はラム91にボルト93で固定され、ラム91と一体に昇降する。
【0045】
図12〜図13は端子ガイド20の先端部(下端部)の形状を示すものである。
端子ガイド20は主体部20aと、主体部20aにボルト94で固定される副体部20bとで構成され、L字状の端子43に対応して主体部20aと副体部20bとで囲まれたL字状の収容孔95を有している。収容孔95は長手方向の挿入パンチ摺動溝96に連通している。パンチ摺動溝96は端子ガイド20の上端まで真直に続いている。
【0046】
副体部20bの直交する壁部97,98と主体部20aの壁部99との間に構成される矩形状の孔部95aに端子43の電気接触部47(図6)が収容され、孔部95aと直交して主体部20aの中央に形成された矩形状の孔部95bに端子43の圧接部46(図6)が収容される。中央の孔部95bは端子ガイド先端の段部100側の孔部(溝部)95cに真直に続き、段部側の孔部95c上に端子43の連結部45と連鎖帯44とが位置する。連鎖帯44は孔部95cを横断し、連結部45は前記中央の孔部95bに若干進入して位置する。孔部95の入口には端子43に対する挿入用のガイド面取101が施されている。
【0047】
副体部20bの壁部98には突出片102が延設され、突出片102は図6の端子43の圧着片54との間の切欠溝53に進入し、端子43を端子ガイド20内で正確に位置決めさせる。すなわち、端子43の電気接触部47と圧接部46と圧着片(圧着部)54との三点で端子43が端子ガイド20に正確に位置決め支持され、特に突出片54によって連結部45の切断時における端子43の回動が阻止される。
【0048】
図14〜図15は端子挿入パンチ21の先端部(下端部)の形状を示すものである。
挿入パンチ21の先端部は、端子43(図6)の圧接部46の底壁48に対応する櫛歯状の三つの押圧突部103と、端子43の箱状の電気接触部47に対応し、押圧突部103の基端と直交し、且つ基端と同じ高さで平坦に形成された押圧面104とを備えている。各押圧突部103間の溝105は端子43の圧接片50(図6)を避けるためのものである。外側の押圧突部103のエッジ103aが端子43の連結部45に対する切断刃として作用する。押圧突部103は長手方向の薄肉部106に続き、薄肉部106は、端子ガイド20(図12)の摺動溝96にスライド自在に係合する突出壁107に続いている。突出壁107とは半端側の壁部108にラム91(図10)がボルト93で固定される。
【0049】
図16〜図19は上記端子ガイド20と挿入パンチ21の作用を示すものである。
図16の如く、端子43の挿入直前において、端子ガイド20の下端よりも端子挿入パンチ21の下端が少し上方に位置して、端子ガイド20の内側に挿入パンチ21が完全に収容される。端子43は基板部10の孔部77上に位置している。挿入パンチ21の外側のエッジ103aが端子43の連結部45の上方に位置している。端子ガイド20の突出片102は端子43の圧着片54側の切欠溝53の上方に位置している。
【0050】
図16の状態から図10のシリンダ18(19)を伸長駆動させ、ラム91を下降させることで、図17の如く端子ガイド20の孔部95内に端子43が収容されて、ジョイントプレート22(図18)に対して正確に位置決めされる。一方の孔部95a内に端子43の電気接触部47、他方の孔部95bに端子43の圧接部46が収容され、連鎖帯44と連結部45は孔部95から外側に突出して段差部100の下方に位置している。端子ガイド20の下面は図18のジョイントプレート22の上面に密接ないし近接する。端子43の圧接部46から外側に突出した各係止片51は端子ガイド20の孔部95aの幅広部内に位置し、各一対の係止片51の間の圧接部46の側壁が端子ガイド20の中央の凸壁109に隙間なく接している。
【0051】
挿入パンチ21の各押圧突部103は端子43の圧接片50を避けて圧接部46の底壁48(図16)に対向し、挿入パンチ21の平坦部104(図15)は端子43の電気接触部47上に位置している。図17で符号20aはガイド20の主体部、20bは副体部であり、副体部20bと一体の突出片102が端子43の圧着片54の切欠溝53に係合している。
【0052】
図17の状態からさらにラム91(図10)を下降させることで図18の如くラム91と一体に挿入パンチ21が連鎖端子17の連結部45を切断しつつ端子43を図19の如くジョイントプレート22の端子収容溝59,61内に挿入させる。この際、端子ガイド20はコイルばね90(図10)を圧縮させつつジョイントプレート22の上面に弾性的に接触し、挿入パンチ21のみがラム91と一体に下降する。従って端子ガイド20でジョイントプレート22を強く圧縮して傷付けることがない。
【0053】
また、図18において端子ガイド20の突出片102が端子43の切欠溝53に係合し、切欠溝53の底端に当接して、連結部45の切断時における端子43の切断部を支点とした上方向(矢印A方向)への回動を阻止する。突出片102は端子回動防止リブとして作用する。これにより、端子43の姿勢が崩れず、端子43の姿勢が安定に確保され、図19の挿入パンチ21の押込み時に端子43が正確にジョイントプレート22の収容溝59,61内に挿入される。
【0054】
図19で鎖線は端子挿入前の状態、実線は端子挿入後の状態をそれぞれ示す。挿入前において端子43は端子ガイド20の孔部95の内壁面にほぼ隙間なく接して位置決めされ、挿入ピン21はさらに隙間なく端子ガイド20の溝部にスライド自在に係合する。
【0055】
端子ガイド20の下面はジョイントプレート22の上面に密接ないしは近接して位置し、その状態で挿入ピン21で端子43がジョイントプレート22の収容溝59,61に押し込まれ、端子43の係止片51がジョイントプレート22の上縁の段部110に係合して、端子43の上方への抜け出しが阻止される。
【0056】
図20〜図21は前記プレート保持手段8と180°回転手段7を示すものである。
図20の如く、プレート保持手段8は、両側壁111を有するプレート載置台112と、載置台112の前後に回動自在にピン113で支持された一対のプレート押さえフック114と、一方の押さえフック114に回動自在に軸部115で支持された長いレバー116と、他方の押さえフック114に回動自在に軸部117で支持された短いリンク118と、載置台112の中央位置においてレバー116から垂下形成され、レバー116とリンク118を交差させた状態でヒンジピン119で連結させる垂直溝120を有する板状の軸受121とを備えている。
【0057】
押さえフック114は内向きの爪部114aを有し、爪部114aはジョイントプレート22(図7)の鍔部65を下向きに押さえ付け、爪部114aの基端114bがジョイントプレート22の端面を内向きに押圧する。レバー116とリンク118との各軸部115,117は押さえフック114の回動ピン113よりも高い位置にあり、レバー116とリンク118とを回動自在に連結するヒンジピン119は回動ピン113よりも低い位置にある。ヒンジピン119は軸受121の垂直溝120に沿って上下にスライド自在である。
【0058】
図20の実線で示す如くレバー116を操作部116aで押し下げて傾斜させた状態で、トグル機構の原理でヒンジピン119が下死点に位置し、レバー116とリンク118との各水平距離が短くなって、各押さえフック114が内向きに回動して閉じ、載置台112上のジョイントプレート22を前後から同時に押圧して求心させつつガタ付きなく保持固定する。載置台112上でのジョイントプレート22の左右方向への位置決めは、左右の側壁111に設けたばね付勢式のボールプランジャ122の押圧作用で確実に行われる。
【0059】
ジョイントプレート22の保持を解除する場合は、レバー116を鎖線の如く上向きに操作することで、ヒンジピン119が垂直溝120に沿って上死点に位置し、レバー116とリンク118との各水平距離が長くなって、各押さえフック114が外向きに開き、それによりジョイントプレート22を取り出し可能となる。
【0060】
トグル機構を応用したレバー116とリンク118を用いたことで、ジョイントプレート22を前後方向に求心させて正確に位置出しした状態で固定できると共に、レバー116の操作でワンタッチで簡単にジョイントプレート22を着脱することができ、これによりジョイントプレート22のセット位置精度の向上と作業効率の効率が図られる。
【0061】
プレート保持手段8は下側の180°回転手段7の垂直方向の回転軸123に回動自在に結合されている。180°回転手段7は市販のロータリテーブルないしロータリアクチュエータであり、ロータリアクチュエータは台部6を介して所謂XYテーブルであるXY移動手段5(図3)に連結されている。
【0062】
図21の如く、プレート保持手段8に垂直方向の近接スイッチ125が設けられ、180°回転手段7に、近接スイッチ125に対する被検知部126が近接して設けられている。近接スイッチ125と被検知部126とは接触することがない。近接スイッチ125は載置台112を貫通して載置台112の底面からコイルばね127の付勢で上向きに少し突出している。プレート保持手段8にジョイントプレート22を完全にセットした場合に、近接スイッチ125がコイルばね127に抗して下向きに押されて被検知部126に近接してオンし、それによりジョイントプレート22のセット完了が検知される。ジョイントプレート22のセットが不完全ないし行われていない場合は、近接スイッチ125がオフのままであり、装置1が作動しない。近接スイッチ125が常に被検知部126に接触しないから、180°回転手段7によりプレート保持手段8を引っ掛かり等なくスムーズに回動可能である。
【0063】
図22〜図23は前記印字手段13を示すものである。
印字手段13は、図22の如く、垂直な下向きのエア式のシリンダ23と、シリンダ23のロッド23aにスライド自在に係合し、シリンダ23で上昇駆動されるブラケット128と、ブラケット128に固定され、ボールペン24を保持する左右の開閉自在なホルダ129,130(図23)と、ホルダ129,130を下向きに付勢する垂直方向の引張コイルばね(弾性部材)151とを備えたものである。
【0064】
シリンダ23のロッド23aはブラケット128の水平壁128aを貫通し、ロッド先端のナット131が水平壁128aの下面に当接している。水平壁128aから上方にストッパ132が突出され、ストッパ132はシリンダ23の下端に当接可能である。引張コイルばね151の一端はホルダ上端のフック133に固定され、他端はシリンダ23の本体部分の下端側に固定されている。
【0065】
ロッド23aは伸長時に水平壁128aから下向きに伸び、圧縮時に水平壁128aをボールペン24と一体に上昇させる。ロッド23aが伸長した際に、垂直方向の引張コイルばね151の付勢力でボールペン24がホルダ129,130と一体に下降し、ボールペン24の先端がジョイントプレート22の上面に当接する。印字(数字ないし英文字)の途中で一筆書きができない部分ではボールペン24がシリンダ23のロッド23aの圧縮動作で持ち上げられ、ジョイントプレート22が少しXY移動手段5で移動され、ロッド23aの伸長動作でボールペン24がばね付勢で下降し、ジョイントプレート22に当接し、印字が再開される。シリンダ23の力ではなく、コイルばね151の力でボールペン24が無理なく適切な接圧でジョイントプレート22に押し付けられる。これにより、ボールペン24による印字がスムーズ且つ確実に行われる。
【0066】
図23の如く、左右のホルダ129,130は水平方向の引張コイルばね(弾性部材)134で閉じ方向に付勢されている。一方のホルダ129がヒンジ135を支点に矢印Bの如く回動自在であり、それによりホルダ129,130へのボールペン24の着脱が容易である。ボールペン24は両ホルダ129,130で挟持固定される。シリンダ23はスティ136を介して基板部10に固定される。スティ136は基板部10に垂直なボルトを支点に回動自在且つ固定自在に設けられ、印字手段13を外側に回動回避させることで、基板部10上の端子送り手段32や端子挿入手段11,12等の段取作業を容易に行うことができる。ジョイントプレート22に印字された品番を次工程(例えば電線圧接工程やプレート積層工程)で作業者が目視することで、異品を発見することができる。
【0067】
図24は前記突起切断手段14を示すものである。
突起66(図7)はジョイントプレート22の一側端に複数並列に設けられたものであり、突起66の切断形態によってジョイントプレート22の品番が確認される。この確認は次工程の電線圧接工程やプレート積層工程等で自動検知手段により行われる。
【0068】
図24の如く、突起切断手段14は、下向きのカッタ138と、カッタ138を保持するホルダ139と、ホルダ139を連結した垂直方向のエア式のシリンダ又はエアスライドテーブル(移動手段)140と、カッタ139の下側で水平に且つ並列に配置された複数本のプローブピン(センサ)141と、各プローブピン141を水平方向に同時に進退させる水平なエア式のシリンダ142と、カッタ138及びプローブピン141の下側に位置し、切断された突起カスを吸引するガイド143とそれに続くホース144とを備えたものである。
【0069】
カッタ138の刃部138aは突起66(図7)の径よりも少し幅広に形成されている。カッタ138はシリンダ140で昇降駆動され、下降時に突起66を切断する。プローブピン141は小径に形成され、先端部が内部のコイルばねの付勢のもとで進退自在であり、且つリード線145に接続され、リード線145はカバー15側のコンピュータ30(図3)に接続されている。プローブピン141が突起66の先端に突き当たることで、突起66の有無が検知され、その信号がコンピュータ30に送られ、所要の突起66が確実に切断されたか否かが検知される。突起66の切断カスは吸引機(図示せず)で吸引されてホース144から廃棄ボックスに収容される。
【0070】
なお、上記実施形態においては、二つの端子挿入手段11,12を用いたが、使用する端子43の種類が一種類である場合は一つの端子挿入手段を設ければよく、端子43の種類が三種類ないしそれ以上である場合は、三つないしそれ以上の端子挿入手段を基板部10上に配設する。端子挿入手段の数が増えても、ジョイントプレート22自体がXY移動手段5で二次元方向に自在に移動されるから、何ら端子43の挿入に支承はなく、且つ基板部10への端子挿入手段の配設位置も自由であり、基板部10上のスペースを有効に使用でき、装置1の小型化が可能となる。
【0071】
また、印字手段13を他のレーザ印字等に変更することも可能であり、その場合は本装置1の直前ないし直後において他の装置で印字を行うことも可能である。また、印字手段13を省略し、突起切断手段14のみで品番確認を行わせることも可能である。
【0072】
また、ジョイントプレートの端子収容溝が端子を一方向のみに整列して収容する形態の場合は180°反転手段は使用しない。この場合、プレート保持手段をXY移動手段に直接連結することも可能である。
また、上記ジョイントプレート加工装置1の作用の記載はジョイントプレート加工方法としても有効である。
【0073】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、ジョイントプレートへの端子の挿入に際し、端子ガイドが下降して端子を収容位置決めすると共に弾性部材の付勢力でジョイントプレートの上面に接触するから、端子とジョイントプレートとの間隔が極めて短縮され、端子の空走距離が殆どなくなり、端子が位置ずれなく正確に挿入パンチでジョイントプレートの端子収容溝内に押入される。端子ガイドは弾性部材の付勢力でジョイントプレートに押し付けられるから、ラムの下降力をジョイントプレートが直接受けることがなく、ジョイントプレートの変形や破損が防止される。これらにより、ジョイントプレートへの端子の挿入が迅速且つ正確に行われ、工数が低減されると共に品質が向上する。また、挿入パンチの下降時に端子の連結部が切断されつつほぼ同時に端子がジョイントプレート内に挿入されることで、別部材の切断カッタが不要で、構造が簡素化・小型化・低コスト化される。また、連鎖状の端子を次々に切断・挿入することで、端子挿入が効率化・迅速化される。また、端子の連結部を挿入パンチで切断する際に、端子に連結部(切断部)を支点とした上向きの回転力が作用するが、端子ガイドの突出片が端子の切欠溝に係合することで、端子の回動(持ち上がり)が阻止され、端子の挿入時の姿勢が安定し、挿入が正確に行われる。これにより品質が向上する。
【0077】
また、請求項記載の発明によれば、基板部の上の端子と基板部の下のジョイントプレートとの間隔が短縮されるから、端子ガイド内での端子の空走距離が短縮され、ジョイントプレートの端子収容溝への端子の挿入精度が高まる。また、孔部側と基板部の上面とを傾斜面で結んだことで、傾斜面でなく薄肉部を長く延長した場合に較べて基板部の剛性が高まると共に、傾斜面を下るように端子を端子挿入手段に供給することで、端子の自重で端子送りがスムーズに行われる。
【0078】
また、請求項記載の発明によれば、一対のローラで端子の連鎖帯を下向きに押し付けることで、連鎖状の端子の浮き上がりを防止でき、端子ガイドに対する端子の位置決め精度が高まる。これにより、端子ガイドと端子との干渉が防止され、確実な端子挿入が可能となる。また、万一、端子ガイドが端子と干渉する等した場合に、連鎖帯がよじれて持ち上がり、一方のローラが連鎖帯で持ち上げられてセンサをオンさせるから、その異常が確実に検出され、それにより端子挿入不良や不良品の流出が防止され、製品品質が向上する。
【0079】
また、請求項記載の発明によれば、レバーの昇降操作で一対のプレート押さえフックが開閉し、ワンタッチで迅速且つ簡単にジョイントプレートの固定及び固定解除を行うことができ、これによりジョイントプレートのセット作業工数が低減される。また、一対のプレート押さえフックによりジョイントプレートが求心されて正確に位置決めされるから、端子の挿入精度が向上する。
【0080】
また、請求項記載の発明によれば、ジョイントプレートが端子を180°反転させて挿入する形態のものである場合に、180°反転手段によりプレート保持手段を反転させることにより、簡単且つ確実に端子の反転に対処できる。
また、XY移動手段でプレート保持手段を基板部の下側において二次元方向の所望の位置に移動させることができるから、基板部上の端子挿入手段の配設位置の自由度が広がり、基板部上のスペースが有効に活用され、装置本体の小型化が可能となる。
また、筆記具が弾性的にジョイントプレートに押接されるから、印字がスムーズ且つ確実に行われると共に、押し過ぎによる筆記具やジョイントプレートの傷みや変形が防止される。また、印字の切れ目等でホルダを上昇させ、ジョイントプレートを移動させ、再度ホルダを弾性部材で下向きに付勢することで、複雑な形状の印字を簡単に行うことができる。
【0084】
また、請求項記載の発明によれば、筆記具を動かさずにジョイントプレートを動かすことで、端子挿入と印字とを一連のジョイントプレートの動きの中で一つの装置で効率的に行うことができる。
【0085】
また、請求項記載の発明によれば、カッタの下降動作でジョイントプレートの突起を切断し、センサで突起の切断状態(切断が正しく行われたかどうか)を検知できるから、後工程で品番確認が正確に行われ、製品品質が向上する。
【0086】
また、請求項記載の発明によれば、端子挿入と印字と突起切断とを一連のジョイントプレートの動きの中で一つの装置で効率的に行うことができ、生産性が向上すると共に製品コストが低減される。
【0088】
また、請求項記載の発明によれば、ジョイントプレートを二次元方向に移動させることで、複数種の端子をジョイントプレートに効率的に挿入させることができると共に、端子の反転挿入も容易に且つ迅速に行うことができる。これによりジョイントプレートの加工工数やコストが低減される。
【0089】
また、請求項10記載の発明によれば、筆記具を動かさずにジョイントプレートを動かすことで、端子挿入と印字とを一連のジョイントプレートの動きの中で一つの装置で効率的に行うことができる。
また、請求項11記載の発明によれば、端子挿入と印字と突起切断とを一連のジョイントプレートの動きの中で一つの装置で効率的に行うことができ、生産性の向上と製品コストの低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジョイントプレート加工装置の概要を示す全体斜視図である。
【図2】ジョイントプレート加工装置を示す平面図である。
【図3】同じくジョイントプレート加工装置を示す側面図である。
【図4】フレーム基台と基板部とを含む装置本体を示す正面図である。
【図5】装置本体内の端子リールの装着状態を示す正面図である。
【図6】端子を示す斜視図である。
【図7】ジョイントプレートと端子及び電線を示す分解斜視図である。
【図8】端子送り手段を示す正面図である。
【図9】端子挿入手段を示す正面図である。
【図10】同じく端子挿入手段を示す一部破断した側面図である。
【図11】端子挿入手段における端子挿入異常検知機構を示す側面図である。
【図12】端子ガイドの先端部を示す斜視図である。
【図13】同じく端子ガイドの先端部を示す平面図である。
【図14】端子挿入パンチの先端側を示す側面図である。
【図15】同じく端子挿入パンチの先端部を示す平面図である。
【図16】端子ガイドと挿入パンチで端子を挿入する状態を示す縦断面図である。
【図17】同じく端子ガイドで端子を位置決め案内した状態を示す横断面図である。
【図18】同じく端子の連結部を挿入パンチで切断した状態を示す縦断面図である。
【図19】同じく端子をジョイントプレート内に挿入した状態を示す縦断面図である。
【図20】プレート保持手段と180°回転手段を示す側面図である。
【図21】プレート保持手段と180°回転手段を示す一部破断した正面図である。
【図22】品番印字手段を示す側面図である。
【図23】同じく印字手段を示す平面図である。
【図24】突起切断手段を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ジョイントプレート加工装置
2 フレーム基台
3 リール
5 XY移動手段
7 180°回転手段
8 プレート保持手段
10 基板部
11,12 端子挿入手段
13 印字手段
14 切断手段
20 端子ガイド
21 端子挿入パンチ
22 ジョイントプレート
23 シリンダ(移動手段)
24 ボールペン(筆記具)
32 端子送り手段
34 撓みセンサ
36 レール
41 スイッチ(撓みセンサ)
42 端子ガイド板
43 端子
44 連鎖帯
45 連結部
53 切欠溝
59,61 端子収容溝
66 突起
67 傾斜面
77 孔部
78 薄肉部
80,81 ローラ
89 近接スイッチ(ローラ変位検知センサ)
90 コイルばね(弾性部材)
91 ラム
102 突出片
112 載置台
114 プレート押さえフック
116 レバー
118 リンク
120 垂直溝
121 軸受
129 ホルダ
138 カッタ
140 シリンダ(移動手段)
141 プローブピン(センサ)
150 装置本体
151 コイルばね(弾性部材)

Claims (11)

  1. 装置本体の水平な基板部に少なくとも端子挿入手段が配設され、該基板部の下側に、ジョイントプレートを保持したプレート保持手段が位置し、該端子挿入手段が、端子を収容位置決めする端子ガイドと、該端子ガイドに沿って昇降自在な端子挿入パンチとを有し、該端子ガイドが弾性部材で該ジョイントプレートに向けて付勢されて該ジョイントプレートの上面に接触可能であり、該端子挿入パンチが昇降自在なラムに連結され、該ジョイントプレートの端子収容溝に対して該端子ガイドで該端子が位置決めされ、該端子挿入パンチで該端子が該端子ガイドから該端子収容溝内に押入されると共に、該端子が連鎖帯に連結部を介して複数並列に設けられ、該端子挿入パンチが該連結部の切断と該端子の挿入とを兼ねており、該端子に、該連結部とは反対側の位置に切欠溝が形成され、該端子ガイドに、該切欠溝に係合する突出片が形成されたことを特徴とするジョイントプレート加工装置。
  2. 前記基板部に、前記端子ガイドを挿通させる孔部が形成され、該孔部において該基板部が薄肉に形成され、該基板部の薄肉部から該基板部の上面にかけて傾斜面が形成され、該傾斜面に沿って前記端子が供給されることを特徴とする請求項1記載のジョイントプレート加工装置。
  3. 前記孔部の両側において一対のローラで前記端子の連鎖帯を前記基板の薄肉部ないし前記傾斜面に押し付け、一方の該ローラを下向きの弾性付勢のもとで上向きに変位可能とし、該一方のローラの上側にローラ変位検知センサを配置したことを特徴とする請求項2記載のジョイントプレート加工装置。
  4. 前記プレート保持手段が、前記ジョイントプレートを載せる載置台と、該載置台の両側に回動自在に配設された一対のプレート押さえフックと、一方の該プレート押さえフックに回動自在に連結されたレバーと、該レバーの中間部に垂下形成され、垂直溝を有する軸受と、他方の該プレート押さえフックに一端を回動自在に連結され、該レバーと交差し、該垂直溝に他端を摺動自在に軸支されたリンクとを備え、該レバーの操作で該一対のプレート押さえフックが開閉自在であることを特徴とする請求項1〜3の何れか記載のジョイントプレート加工装置。
  5. 前記プレート保持手段が180°回転手段に連結されて180°反転可能であり、該プレート保持手段又は該180°回転手段がXY移動手段に連結され、該XY移動手段が前記基板部の下側においてフレーム基台に配置され、該基板部に印字手段が配設され、該印字手段が、筆記具と、該筆記具を保持するホルダと、該ホルダを前記ジョイントプレートに向けて下向きに付勢する弾性部材と、該ホルダを上昇させる移動手段とを備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか記載のジョイントプレート加工装置。
  6. 前記ジョイントプレートに対して前記筆記具が固定され、前記XY移動手段で該ジョイントプレートがXY方向に移動されることで、該筆記具による印字が行われることを特徴とする請求項5記載のジョイントプレート加工装置。
  7. 前記基板部に、前記ジョイントプレートの品番確認用の複数の突起に対する切断手段が配設され、該切断手段が、該突起に対するカッタと、該カッタを昇降させる移動手段と、各突起の有無を検知するセンサとを備えることを特徴とする請求項5又は6記載のジョイントプレート加工装置。
  8. 前記ジョイントプレートが前記プレート保持手段と一体に前記XY手段で前記切断手段へ移動されることを特徴とする請求項7記載のジョイントプレート加工装置。
  9. 請求項1記載のジョイントプレート加工装置を用いたジョイントプレート加工方法であって、複数の端子収容溝を有する前記ジョイントプレートを前記プレート保持手段で保持させ、該プレート保持手段を二次元方向移動可能なXY移動手段で前記端子挿入手段の下側に移動させ、該端子挿入手段で該端子収容溝に前記端子を挿入させ、端子の種類に応じて複数の端子挿入手段に該XY移動手段で該プレート保持手段を順次移動させて複数種の端子を挿入させ、該ジョイントプレートへの端子の挿着方向に応じて該プレート保持手段を180°回転手段で反転させて、端子挿入手段で端子を挿入させることを特徴とするジョイントプレート加工方法。
  10. 前記XY移動手段で前記プレート保持手段を印字手段の下側に移動させ、該印字手段の筆記具は固定のままで該XY移動手段で前記ジョイントプレートを二次元方向に移動させることで印字を行わせることを特徴とする請求項9記載のジョイントプレート加工方法。
  11. 前記XY移動手段で前記プレート保持手段を前記ジョイントプレートの品番確認用の突起に対する切断手段へ移動させ、該切断手段で該突起を切断することを特徴とする請求項9又は10記載のジョイントプレート加工方法。
JP2000273293A 2000-09-08 2000-09-08 ジョイントプレート加工装置及びジョイントプレート加工方法 Expired - Fee Related JP3820092B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000273293A JP3820092B2 (ja) 2000-09-08 2000-09-08 ジョイントプレート加工装置及びジョイントプレート加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000273293A JP3820092B2 (ja) 2000-09-08 2000-09-08 ジョイントプレート加工装置及びジョイントプレート加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002083659A JP2002083659A (ja) 2002-03-22
JP3820092B2 true JP3820092B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=18759262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000273293A Expired - Fee Related JP3820092B2 (ja) 2000-09-08 2000-09-08 ジョイントプレート加工装置及びジョイントプレート加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3820092B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100437856C (zh) * 2006-08-03 2008-11-26 王克诚 开关端子的加工方法及其加工设备
CN102694330B (zh) * 2012-05-28 2014-08-13 昆山嘉华电子有限公司 料带裁切机
KR101343387B1 (ko) * 2012-11-22 2013-12-20 영화테크(주) 회로기판의 사이드 탭 터미널 장착방법 및 장착장치
CN107243670B (zh) * 2017-05-08 2019-05-10 广东长盈精密技术有限公司 裁切机
CN109533923B (zh) * 2018-12-24 2024-04-05 惠州住成电装有限公司 一种快速更换端子类型的端子接线机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002083659A (ja) 2002-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3117114B2 (ja) 圧接ハーネス製造装置及び圧接ハーネス製造方法
US6539617B2 (en) Automatic connector assembling apparatus and method
JP3820092B2 (ja) ジョイントプレート加工装置及びジョイントプレート加工方法
JPH1041041A (ja) 圧接装置及び圧接方法
JP3764630B2 (ja) コネクタ導通検査装置及びコネクタ導通検査方法
US4594776A (en) Connector installation station for compact semi-automatic cable assembly system
JPH10255947A (ja) 電線圧接装置及び電線圧接方法
JP4142471B2 (ja) フラットケーブルへの端子接続装置
JP3983485B2 (ja) 端子段取装置と端子保持ブロック及び端子段取方法
JP3736773B2 (ja) 圧接ハーネス製造装置及び圧接ハーネス製造方法
CN216862083U (zh) 撕膜装置
WO1987000354A1 (en) Apparatus for assembling an electrical connector to a cable
CN211412823U (zh) 测试机
CN115121900B (zh) 焊料输送装置
CN113359009B (zh) 承托扎针机构及其载具
JP3220510B2 (ja) プレス装置における金型の自動セット機構及び金型のセット方法
JPS63200416A (ja) ワイヤ−ハ−ネス自動製造装置
JP3848544B2 (ja) 長尺端子挿入機及び長尺端子挿入方法
JPH10335037A (ja) 組立式コネクタの組立装置
JP3128217B2 (ja) ハーネス製造装置
US4761879A (en) Connector installation station for compact semi-automatic cable assembly system
US4571823A (en) Connector transport station for compact semi-automatic cable assembly system
JP2765344B2 (ja) テーピング品検査用オートハンドラの不良品取外し装置
US4852248A (en) Connector installation station for compact semi-automatic cable assembly system
JP4267515B2 (ja) 電線圧接装置と電線圧接方法及び電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3820092

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees