JP4267515B2 - 電線圧接装置と電線圧接方法及び電気接続箱 - Google Patents

電線圧接装置と電線圧接方法及び電気接続箱 Download PDF

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Description

本発明は、電気接続箱の一部であるインナカバー組立体の圧接端子に配線板の電線を圧接接続させる電線圧接装置と電線圧接方法及びそれらによって製造される電気接続箱に関するものである。
図12〜図13は従来の電気接続箱の製造過程における電線圧接方法の一形態を示すものである。
電気接続箱内には配線板71,72が収容され、図12の如く配線板71には予め電線73が所要形態に布線され、電線73は所要位置で配線板上の圧接端子74に接続されると共に、図13の如く、上側の配線板71を反転させた状態で、下側の配線板72の圧接端子75に上側の配線板71の電線73が接続される。
上側の配線板71には孔部76が設けられ、孔部76に圧接治具(圧接ブレード)77を挿通させて電線73を下側の配線板72の圧接端子75に接続する。圧接治具77は昇降自在なラム78に固定され、圧接端子75の左右一対の圧接片の間のスロット内に電線73の芯線部を圧入する。電線73の絶縁被覆はスロット入口の刃部で切裂される。電線73を圧接端子75に接続した後、配線板71,72が合成樹脂製の接続箱本体内に収容される。
特開平8−223741号公報(第2頁、図1〜図3)
しかしながら、上記従来の配線板における電線圧接方法にあっては、圧接する電線73ごとに配線板71,72又は圧接治具77を移動して、電線73と圧接ブレード77との位置決めを正確に行わなければならず、多くの手間がかかると共に、高い作業精度を必要とし、位置ずれした場合に圧接不良を起こしやすいという問題があった。
本発明は、上記した点に鑑み、複数本の電線を各圧接端子に位置ずれなく正確に且つ作業性良く簡単に接続させることのできる電線圧接装置と電線圧接方法及びそれらを適用し得る電気接続箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電線圧接装置は、複数の圧接端子を含む組立体をセットするパレットと、圧接端子挿通孔を有する配線板を該組立体にセットして押さえる押え板と、該押え板の上にセットされ、各圧接端子に対応するスライド自在な圧接駒をスライド自在に有する保持板と、各圧接駒に対する押圧ピンを有する昇降自在なラムとを備え、各圧接駒が、ピン部と、該ピン部の基端の大径なストッパ部と、該ピン部の先端の圧接ブレードとを備え、該押え板と該保持板とに同心に設けられた各孔部に各ピン部がスライド自在に貫通係合し、圧接前に各圧接ブレードが該配線板上の各電線に載って各ストッパ部が該保持板から突出し、該押圧ピンで各ストッパ部を順に押圧して各電線を各圧接ブレードで各圧接端子に圧接し、圧接と同時にストッパ部が該保持板に当接することを特徴とすることを特徴とする。
上記構成により、保持板に複数の圧接駒が配線板の各電線と組立体の圧接端子とに対応した位置に配置され、保持板を配線板側にセットすることで、各圧接駒が各圧接端子に対向して位置し、各圧接駒を例えば端から順に一つずつハンドプレス等で押圧することで、圧接駒が下降スライドして電線を組立体の圧接端子に圧接接続させる。作業者は一つの圧接駒の押圧が完了した後、例えばパレットをテーブル上で移動して隣の圧接駒を同じハンドプレスで押圧して隣の電線を隣の圧接端子に圧接接続させる。
また、押え板が配線板を保持して組立体に対して正確に位置決めする。配線板の電線は押え板に接して浮き上がりや位置ずれを防止される。押え板を押圧することで、配線板が組立体内に装着され、それと同時に各圧接端子が配線板のスリット状の各孔部に挿通される。
また、ラムの下降動作で押圧ピンが圧接駒を押し下げて電線を圧接端子に圧接させる。ラムの昇降は例えば作業者によるレバー操作で簡単に行うことができる。
圧接駒の基端のストッパ部を押圧ピンで押圧することで先端の圧接ブレードが電線を圧接端子に圧接する。圧接前のストッパ部と保持板表面との間の距離(隙間)が電線の圧接ストロークにほぼ等しい。ストッパ部が保持板表面に当接した時点で圧接完了となる。
請求項に係る電線圧接装置は、請求項記載の電線圧接装置において、前記押え板を前記配線板に向けて押圧するプレス板を備えることを特徴とする。
上記構成により、プレス板が押え板を傾きなく均一に押して配線板をスムーズ且つ正確に組立体内に装着する。各圧接端子は配線板のスリット状の各孔部に引っ掛かりなくスムーズに挿通される。
請求項に係る電線圧接装置は、請求項又は記載の電線圧接装置において、前記押え板が前記配線板を着脱自在に保持するばね片を有することを特徴とする。
上記構成により、押え板の上面に配線板をセットしつつばね片で保持し、押え板を反転させて配線板を下側に位置させた状態で組立体側に装着することができる。配線板に対するばね片の挟持力は、電線圧接後に押え板を取り外す際に、ばね片が配線板から容易に外れる程度であることが好ましい。
請求項に係る電線圧接装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載の電線圧接装置において、前記各圧接駒に隣接して各ガイド孔が前記保持板に設けられ、前記ラムに該ガイド孔に対する位置決めピンが設けられたことを特徴とする。
上記構成により、作業者がラムを下降させて位置決めピンをガイド孔に挿入することで、押圧ピンと圧接駒との位置決めが正確に行われ、簡単且つ正確に各電線が各圧接端子に圧接される。位置決めピンとガイド孔との係合は押圧ピンと圧接駒との当接よりも早く行われる。ガイド孔の入口はテーパ状ないし湾曲状に広く形成されていることが好ましい。作業者は位置決めピンをガイド孔に挿入することに神経を集中すればよく、この作業は押圧ピンを圧接駒に当接させる作業よりも簡単である。
請求項に係る電線圧接装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の電線圧接装置において、前記圧接駒のストッパ部の突出状態を確認する圧接忘れ検知手段が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、圧接駒のストッパ部が圧接前に保持板から大きく突出し、圧接後に保持板に当接することを利用して、例えば次工程へパレットを搬送する過程で、突出したストッパ部を邪魔板に干渉させたり、あるいはストッパ部の突出有無を画像処理等で検出させたりして、これら圧接忘れ検知手段で各電線の圧接忘れを確実に防止することができる。
請求項に係る電線圧接装置は、請求項1〜の何れか1項に記載の電線圧接装置において、前記圧接駒の作動回数を数えるカウンタと、該カウンタのカウント数を正規回数と比較して報知する手段とを備えることを特徴とする。
上記構成により、例えばラムに固定された押圧ピンで圧接駒を押し下げると同時にカウンタが1カウントし、全ての圧接駒を押し下げが完了した時点でカウンタの示すカウント数と制御部に予め記憶された正規回数とが比較され、例えば実カウント数と正規回数とが一致した際にブザー等で報知を行い、あるいは不一致の時にブザー等で警報を発するようにする。カウンタはラムに連動して設ける等、適宜設定可能である。
請求項に係る電線圧接装置は、請求項1〜の何れか1項に記載の電線圧接装置において、前記パレットに、前記組立体に対する位置決め手段と、前記保持板又は該保持板と前記押え板とに対する位置決め手段とが設けられたことを特徴とする。
上記構成により、パレットに組立体が位置ずれなく正確に位置決めセットされる。位置決め手段としては、例えば組立体の外周に接する位置決めピンや位置決め壁、組立体の孔部に挿入される位置決めピン等が好ましい。また、組立体をセットしたパレットに保持板や押え板が正確に位置決めセットされる。位置決め手段としては保持板と押え板とを貫通して位置決めする位置決めピン等が好ましい。両位置決め手段により、パレット側の組立体の圧接端子と押え板側の配線板の電線と保持板の圧接駒とが相互に正確に位置決めされ、圧接精度が高まる。
請求項に係る電線圧接装置は、請求項1〜の何れか1項に記載の電線圧接装置において、前記パレットがテーブル上を摺動及び回動自在であることを特徴とする。
上記構成により、組立体と配線板と保持板とがパレットと一体にテーブル上で移動され、各圧接駒の押圧が順次行われる。例えば保持板の一辺側の各圧接駒を押圧した後、保持板をパレットごと回動させて保持板の他片側の各圧接駒を押圧する。全ての圧接駒の押圧(電線の圧接)が完了した後、テーブルに沿って組立体がパレットごとスライド搬送される。
請求項に係る電線圧接方法は、請求項1記載の電線圧接装置を用いた電線圧接方法であって、前記複数の圧接端子を含む前記組立体を前記パレットにセットし、前記押え板の下側に前記配線板をセットし、該組立体に該配線板を該押え板ごとセットし、前記保持板を該押え板の上にセットし、前記各圧接駒を押圧して配線板の各電線を各圧接端子に圧接することを特徴とする。
上記構成により、保持板に複数の圧接駒が配線板の各電線と組立体の圧接端子とに対応した位置に配置され、保持板を配線板側にセットすることで、各圧接駒が各圧接端子に対向して位置し、各圧接駒を例えば端から順に一つずつハンドプレス等で押圧することで、圧接駒が下降スライドして電線を組立体の圧接端子に圧接接続させる。作業者は一つの圧接駒の押圧が完了した後、例えばパレットをテーブル上で移動して隣の圧接駒を同じハンドプレスで押圧して隣の電線を隣の圧接端子に圧接接続させる。
請求項10に係る電線圧接方法は、請求項記載の電線圧接方法において、前記配線板を前記押え板の上側にセットした後、該押え板を反転して前記組立体の上にセットすることを特徴とする。
上記構成により、押え板が配線板を保持して組立体に対して正確に位置決めする。配線板の電線は押え板に接して浮き上がりや位置ずれを防止される。押え板を押圧することで、配線板が組立体内に装着され、それと同時に各圧接端子が配線板のスリット状の各孔部に挿通される。
請求項11に係る電気接続箱は、請求項1〜の何れか1項に記載の電線圧接装置又は請求項又は10記載の電線圧接方法で製造される電気接続箱であって、接続箱本体に前記圧接端子が装着されて前記組立体が構成され、該接続箱本体に前記配線板が装着されつつ圧接端子が該配線板の孔部に挿通されて電線に対向し、その状態から前記圧接駒で各電線が各圧接端子に圧接されたことを特徴とする。
上記構成により、配線板が押え板で組立体に装着されつつ組立体の圧接端子が配線板のスリット状の孔部に引っ掛かりなくスムーズに挿通され、保持板の各圧接駒で配線板の各電線が各圧接端子に一本ずつ正確に且つ作業性良く圧接される。
請求項1記載の発明によれば、保持板をセットすることで、保持板の各圧接駒と配線板の各電線と組立体の圧接端子とが対向して位置するから、各圧接駒をプレス等で順に押すことで、従来のように圧接ブレードと電線と圧接端子とを一つずつ位置決めする必要がなく、電線の圧接を誰でも容易に且つ正確に行うことができる。
また、押え板で組立体に対する配線板の位置決めを正確に行うことができると共に、配線板の電線の位置ずれを防止することができ、電線圧接精度が向上する。また、作業者が押圧ピンで各圧接駒を一つずつ押し下げて、簡単に電線の圧接を行うことができる。また、圧接駒のストッパ部を保持板に当接させることで、電線の圧接を規定のストロークで行ったことが検知され、圧接作業を容易に且つ正確に行うことができる。
請求項記載の発明によれば、組立体への配線板の装着を傾きや圧接端子の引っ掛かり等なくスムーズ且つ確実に行うことができる。
請求項記載の発明によれば、ばね片で配線板を押え板に着脱自在にセットすることができ、圧接作業性が向上する。
請求項記載の発明によれば、位置決めピンをガイド孔に挿入することで、圧接駒を正確に押圧ピンで押圧することができ、例えば隣の圧接駒を同時に打って圧接ストローク(圧接代)が不足したりする不具合が未然に防止されると共に、圧接作業性が向上する。
請求項記載の発明によれば、圧接駒のストッパ部の突出有無を検知することで、電線の圧接忘れを簡単且つ確実に防止することができる。
請求項記載の発明によれば、圧接忘れや二度打ちが確実に検知され、圧接品質の良好な電気接続箱を得ることができる。
請求項記載の発明によれば、両位置決め手段でパレット側の組立体の圧接端子と押え板側の配線板の電線と保持板の圧接駒とを相互に正確に位置決めでき、圧接精度を高めることができる。
請求項記載の発明によれば、パレットを回動させて保持板の各辺側の圧接駒を順次スムーズに押圧ピンの下に位置させることができ、圧接作業が効率良く行われる。
請求項記載の発明によれば、保持板をセットすることで、保持板の各圧接駒と配線板の各電線と組立体の圧接端子とが対向して位置するから、各圧接駒をプレス等で順に押すことで、従来のように圧接ブレードと電線と圧接端子とを一つずつ位置決めする必要がなく、電線の圧接を誰でも容易に且つ正確に行うことができる。
請求項10記載の発明によれば、押え板で組立体に対する配線板の位置決めを正確に行うことができると共に、配線板の電線の位置ずれを防止することができ、電線圧接精度が向上する。
請求項11記載の発明によれば、組立体への配線板の装着を容易に行うことができ、しかも配線板の電線を組立体の圧接端子にスムーズ且つ精度良く確実に行うことができ、これらにより、多数の圧接端子と電線とを有する電気接続箱において圧接品質の良好で製造の容易な電気接続箱を提供することができる。
図1〜図4は、本発明に係る電線圧接装置の一実施形態を示すものである。
図1の如く、この電線圧接装置1は、テーブル2の上に載置された金属板状のパレット3と、パレット3の上にセットされた電気接続箱のインナカバー組立体(組立体)4と、下側に配線板5(図7)をセットした状態でインナカバー組立体(組立体)4の上にセットされる金属製の押え板6と、配線板5の各電線7(図6)に対応した複数の圧接駒8(図2)を有して押え板6の上にセットされる金属製の保持板9と、各圧接駒8を一つづつ押圧する押圧ピン10と、各圧接駒8に対する押圧ピン10の位置決めを行う位置決めピン11とを有する昇降自在なラム12とを備えるものである。
ラム12はレバー13の回動操作でラック・ピニオン等を介して昇降駆動され、レバー13とラム12はテーブル後部の垂直な支柱14に水平な支持ブロック15を介して支持されている。ラム12の先端に押圧ピン10と位置決めピン11とが隣接して垂直方向に平行に設けられ、押圧ピン10の先端よりも位置決めピン11の先端が下向きに長く突出している。レバー13は作業者の方向(後向き)に傾倒して延びている。
テーブル上のパレット3はガイド16に沿って水平方向(左右方向)にスライド自在となっている。テーブル2にはボールプランジャ17が垂直に設けられ、そのボール17aがパレット3の小穴に係合してパレット3の位置決めが行われ、その状態でラム12の下降により電線7(図10)の圧接が行われる。例えば一つのボールプランジャ17に対してパレット3に複数の小穴がインナカバー組立体4の圧接端子18(図5,図8)のピッチで設けられている。ガイド16は部分的に設けられたもので、パレット3はテーブル上で前後左右にスライド式に回動(反転)自在である。
パレット3にはインナカバー組立体4の外周に接する複数本のガイドピン(位置決め手段)19(図7)が立設され、ガイドピン19でインナカバー組立体4が位置決めされて、前後左右のガタ付きなく保持されている。
インナカバー組立体4は図5にその一形態を示す如く、合成樹脂製のインナカバー(接続箱本体)20と複数本の圧接端子18とを備えるものである。各圧接端子18はインナカバー20の水平な基板部21の上に等ピッチで並列に立設されている。
図5ではインナカバー20の一方にのみ圧接端子18を配置しているが、実際にはインナカバー20の四方に圧接端子18が配列される。各圧接端子18はインナカバー20のコネクタハウジング(コネクタブロック)22やヒューズブロック23等に続くバスバーや端子の一部をなし、バスバーや端子は一方に圧接端子18、他方にタブ端子やピン端子や挟持端子等を有している。
インナカバー20の基板部21の上に例えば図6のような配線板5が収容される。図6の配線板5はあくまでも一形態を示すものであり、絶縁樹脂製の水平な矩形状のプレート24と、プレート上に所要形態に配索される絶縁被覆電線7とで構成されている。プレート24の四方に電線7の端末を保持する保持部25が略枠状に立設され、保持部内に圧接端子18を挿通するスリット状の孔部26が設けられている。プレート24の内側面には電線7を屈曲配索するための短いガイドピン27が立設されている。少なくともインナカバー組立体4と配線板5と図示しないアッパカバーとロアカバーとで電気接続箱が構成される。
図1のインナカバー組立体4の上の矩形状の押え板6の裏面(下面)に配線板5(図7)が例えば四方のばね片28(図7)で挟持される等して着脱自在に固定されている。図1の状態で不図示の配線板5はインナカバー組立体4の内側に収容され、圧接端子18(図9)は配線板5のスリット状の孔部26(図9)を貫通し、圧接端子18の上に配線板5の電線7が位置している。押え板6の上に金属製の保持板9がセットされている。
図2は、押え板6の上に押え板6よりも一廻り小さな矩形状の保持板9をセットした状態を示すものである。押え板6と保持板9とはパレット上の前後のガイドピン(位置決め手段)29で相互に位置決めされ、押え板6はパレット上のクランプ30で固定されている。
保持板9には四方に複数の圧接駒8が並列に等ピッチで配列されると共に、各圧接駒8に対応して各ガイド孔31が隣接して並列に等ピッチで配設されている。圧接駒8は図1の押圧ピン10に対向し、ガイド孔31は位置決めピン11に対向して位置する。位置決めピン11は円柱状であり、ガイド孔31は円形で且つ入口側に湾曲状ないしテーパ状に拡がったガイド面31a(図9)を有している。圧接駒8の大きさやピッチ等は圧接する電線7の太さや配置等に応じて異なる様にしてもよい。保持板9は金属製の水平なプレート32と金属製の複数の垂直な圧接駒8とで構成されている。
圧接駒8は図3に一形態を示す如く、矩形ないし円柱状のピン部33と、ピン部33の上端に続く頭部(ストッパ部)34と、ピン部33の下端側に一体に形成された電線圧接用の細幅な圧接ブレード35とで構成されている。ブレード35は圧接端子18との干渉を防ぐスリット36を有し、ブレード35の先端で電線7を押圧して圧接端子18のスロット内に圧入する。圧入完了時に頭部34の下端面が保持板9の上面に当接する。頭部34が保持板9に押し付けられるまでレバー13(図1)を引いて押圧ピン10を下降させる。
電線7を圧接する前においてはブレード35が電線7の上に載って、頭部34の下端面が保持板9の上面から距離をおいて(隙間を存して)上方に大きく突出している。保持板9とその下側の押え板6には圧接駒8を挿通(貫通)させる孔部37が同心に設けられている。
作業者はレバー13(図1)を引いて図2の保持板9の一辺側の各圧接駒8を例えば右から順に1つずつ押圧ピン10で押圧していく。一つの圧接駒8を押圧した後、作業者がパレット3を例えば右方向に一駒分スライド移動させ、次の圧接駒8を押圧ピン10の真下に位置させる。パレット3はインナカバー組立体4と押え板6と保持板9とで一体に移動する。
このパレット送り操作は例えば図1のテーブル側のボールプランジャ17とパレット3の小穴との係合によってスムーズ且つ正確に行われる。ボールプランジャ17はコイルばねで上向きに付勢されたボール17aを有し、そのボール17aが小穴に係合する。ボールプランジャ17を用いずに、あるいはそれを用いつつ作業者が位置決めピン11に対する保持板9のガイド孔31(図2)の拡径された開口位置を目視しつつパレット3をスライド移動させることも可能である。
保持板9の一辺側の全ての圧接駒8を押圧ピン10で押圧した後(一辺側の全ての圧接端子18に電線7を圧接した後)、作業者はクランプ30を解除して、パレット3を回動させて隣接する他辺側の各圧接駒8を同様に押圧ピン10で押圧する。このようにして四辺の各圧接駒8を押圧ピン10で押圧する(四辺の各圧接端子18に電線7を圧接する)。クランプ30は、組立体4と押え板6を仮圧入後、プレス板43で圧入した状態を正規位置で保持するためのもので、圧接駒8の四辺全ての押圧作業が完了した時点で解除する。
図1において作業者がレバー13を引くとラム12が下降し、押圧ピン10が圧接駒8を下向きに押圧するが、この圧接駒8のストロークをラム12と一体の突片(図示せず)が支柱14側の変位計(図示せず)を作動させることで計測し、ストローク異常の場合はその変位信号を電気的に制御部(図示せず)に送って警報等を行わせるようにしてもよい。
また、ラム12に連動したカウンタ(図示せず)を用いて、圧接駒の作動回数を電気的にカウントしてデジタル式の表示器(図示せず)に表示させ、作業者が表示回数を読んで正規回数と比較することで圧接忘れを防止することも可能である。
また、カウンタによる圧接回数を制御部に電気信号として送って、制御部で予め記憶した正規回数と比較し、圧接回数が正規回数と一致した場合にブザー等で報知したり、あるいは不一致の場合に警報等を発することも有効である。
図1で例えば一層目の配線板5(図7)の各電線7をインナカバー組立体4の各圧接端子18に圧接完了した後、図4の如く保持板9と押え板6を外してインナカバー組立体4をパレット3ごとテーブル2に沿って隣接の(図4で手前側の不図示の)次工程に水平に移動する。
この際、次工程との間でテーブル2の前後に垂直な支柱38が立設され、各支柱38の上端を連結して水平な天壁39が設けられ、天壁39の下側にヒンジ40を介して邪魔板(圧接忘れ検知手段)41が垂直に設けられ、圧接忘れの圧接駒8(図11)の突出した頭部34が邪魔板41にぶつかって、圧接忘れが検知される。
ヒンジ40を用いずに邪魔板41を天壁39に固定することも可能ではあるが、圧接駒8の傷付き等を配慮すると、ヒンジ40を介して邪魔板41を回動自在とし、且つ邪魔板41に電気的なスイッチを設け、邪魔板41の回動をスイッチで検知させ、その信号を制御部に送って警報を発すること等が好ましい。邪魔板41は引張ばね等のばね手段(図示せず)で戻り方向に付勢しておいてもよい。
次工程で保持板9と押え板6を外して二層目の配線板5をセットし、一層目の配線板5におけると同様な治具構成及び操作で二層目の配線板5の各電線7をインナカバー組立体4の各圧接端子18に圧接する。
以下に図7〜図11を用いて上記電気接続箱における電線圧接方法を説明する。なお、図7〜図11では図面を簡素化して説明的に描いている。
先ず図7の如く、複数の圧接端子18をインナカバー20(図5)に予め装着して成るインナカバー組立体4を圧接端子18が上向きに位置するようにパレット3の上に装着する。本例のインナカバー組立体4はパレット3の複数の位置決めピン19の内側に位置決め保持される。各位置決めピン19にインナカバー20の孔部を係合させるようにしてもよい。
次いで(あるいは上記作業とほぼ同時に)、配線板5を上下反転して(電線7が下に、プレート24が上になるように)押え板6に装着した後、押え板6を図7の如く上下反転して配線板5を押え板6の下側に位置させる。
配線板5の装着作業は押え板6に対して上方から行い、押え板6の位置決めピン(図示せず)に配線板5の孔部(図示せず)を係合させると共に、押え板6の四方に設けたばね片28で配線板5の外周面を挟持させることが好ましい。ばね片28の挟持力は、押え板6から配線板5の脱落を阻止し、且つ電線圧接後にインナカバー組立体側の配線板5から押え板6を容易に離脱させることができる程度とする。配線板5をインナカバー組立体4に装着する際に、ばね片28はインナカバー20(図5)の外周側の隙間46内に位置する。
次いで図8の如く、押え板6を反転した状態でインナカバー組立体4の上にセットしつつパレット3の垂直な位置決めピン29に押え板6の孔部42を係合させる。配線板5はインナカバー組立体4の圧接端子18の上端にスリット状の孔部26を接して位置する。
この状態からプレス板43で押え板6を下向きに均一に比較的小さな力で押圧することで、図9の如く配線板5のスリット状の孔部26が圧接端子18に沿って進入係合して(圧接端子18が孔部26内に相対的に挿入されて)、配線板5がインナカバー組立体4の凹状の収容空間44(図8)に収容される。プレス板43の押圧に伴って押え板6はピン29に沿って案内されてスムーズに下降し、配線板5の各電線7は各圧接端子18の上端側に接してほぼ水平に位置する。図9では配線板5を一層のみとして示している。
次いで図9で押え板6の上から保持板9をセットしつつパレット3の前記位置決めピン29に保持板9の孔部45を係合させる。保持板9には複数の圧接駒8が垂直方向スライド自在に係合し、各圧接駒8に対応してガイド孔31が位置している。押え板6の上に保持板9をセットすると、圧接駒8のブレード35(図3)の先端が電線7に当接して、圧接駒8の頭部34が上向きに突出して位置する。
この状態で図10の如く作業者がレバー13(図1)を引いてラム12を下降させ、ラム先端の位置決めピン11をガイド孔31に係合させることにより、押圧ピン10で必然的に圧接駒8を下向きに押圧する。これにより、圧接駒8のブレード35が電線7を圧接端子18に圧接接続する。
最後に図11の如くパレット3ごとテーブル2に沿って次工程に水平にスライド移動しつつ途中の邪魔板41で圧接駒8の突出有無すなわち圧接忘れを検知させる。図11においては圧接忘れにより、圧接駒8の頭部34が上向きに大きく突出しており、邪魔板41に干渉する状態を示している。次工程としては前述の二層目の配線板5の電線7の圧接工程以外にヒューズの装着工程やアッパカバーの装着工程等が挙げられる。
なお、上記実施形態においては、押え板6を用いて配線板5をインナカバー組立体4に装着したが、押え板6を省略して手作業で配線板5をインナカバー組立体4にセットすることも可能である。但し、図8の配線板5のプレス板43による配線板5の装着作業(圧接端子18を配線板5の孔部26に挿通させる作業)を効率良くスムーズ且つ確実に行うためには押え板6を用いることがベストである。
また、図11の邪魔板41による圧接忘れの検出に代えて、画像処理(カメラと、カメラに接続され、予め圧接駒8の正規圧接時高さを記憶した制御部と)で各圧接駒8の高さを検査したり、光センサ等で各圧接駒8の高さ異常を検知させたりすることも可能である。
また、上記実施形態においては各圧接駒8を一つずつ順に押圧ピン10で押圧したが、複数の同一高さの圧接駒8を押圧ブロック(図示せず)で同時に押圧することも可能である。但しこの場合はカウンタによる圧接のカウント数と圧接した電線の本数とが一致せず、管理が面倒である。
本発明に係る電線圧接装置の一実施形態を示す側面図である。 同じく電線圧接装置を示す平面図である。 電線圧接装置の圧接駒の一形態を示す縦断面図である。 次工程側から見た電線圧接装置を示す側面図である。 電線圧接装置で製造される電気接続箱のインナカバー組立体の一形態を示す平面図である。 インナカバー組立体に装着される配線板の一形態を示す要部平面図である。 電線圧接方法の第一過程を示す縦断面図(説明図)である。 同じく電線圧接方法の第二過程を示す縦断面図である。 同じく電線圧接方法の第三過程を示す縦断面図である。 同じく電線圧接方法の第四過程を示す縦断面図である。 同じく電線圧接方法の第五過程を示す縦断面図である。 従来の配線板における電線圧接方法の一形態を示す分解斜視図である。 (a)(b)は同じく電線圧接方法を過程順に示す要部分解斜視図である。
符号の説明
1 電線圧接装置
2 テーブル
3 パレット
4 インナカバー組立体(組立体)
5 配線板
6 押え板
7 電線
8 圧接駒
9 保持板
10 押圧ピン
11 位置決めピン
12 ラム
18 圧接端子
19,29 位置決めピン(位置決め手段)
20 インナカバー(接続箱本体)
26 孔部
28 ばね片
31 ガイド孔
34 頭部(ストッパ部)
35 圧接ブレード
41 邪魔板(圧接忘れ検知手段)
43 プレス板

Claims (11)

  1. 複数の圧接端子を含む組立体をセットするパレットと、圧接端子挿通孔を有する配線板を該組立体にセットして押さえる押え板と、該押え板の上にセットされ、各圧接端子に対応するスライド自在な圧接駒をスライド自在に有する保持板と、各圧接駒に対する押圧ピンを有する昇降自在なラムとを備え、
    各圧接駒が、ピン部と、該ピン部の基端の大径なストッパ部と、該ピン部の先端の圧接ブレードとを備え、該押え板と該保持板とに同心に設けられた各孔部に各ピン部がスライド自在に貫通係合し、圧接前に各圧接ブレードが該配線板上の各電線に載って各ストッパ部が該保持板から突出し、該押圧ピンで各ストッパ部を順に押圧して各電線を各圧接ブレードで各圧接端子に圧接し、圧接と同時にストッパ部が該保持板に当接することを特徴とする電線圧接装置。
  2. 前記押え板を前記配線板に向けて押圧するプレス板を備えることを特徴とする請求項記載の電線圧接装置。
  3. 前記押え板が前記配線板を着脱自在に保持するばね片を有することを特徴とする請求項又は記載の電線圧接装置。
  4. 前記各圧接駒に隣接して各ガイド孔が前記保持板に設けられ、前記ラムに該ガイド孔に対する位置決めピンが設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電線圧接装置。
  5. 前記圧接駒のストッパ部の突出状態を確認する圧接忘れ検知手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電線圧接装置。
  6. 前記圧接駒の作動回数を数えるカウンタと、該カウンタのカウント数を正規回数と比較して報知する手段とを備えることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の電線圧接装置。
  7. 前記パレットに、前記組立体に対する位置決め手段と、前記保持板又は該保持板と前記押え板とに対する位置決め手段とが設けられたことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の電線圧接装置。
  8. 前記パレットがテーブル上を摺動及び回動自在であることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の電線圧接装置。
  9. 請求項1記載の電線圧接装置を用いた電線圧接方法であって、前記複数の圧接端子を含む前記組立体を前記パレットにセットし、前記押え板の下側に前記配線板をセットし、該組立体に該配線板を該押え板ごとセットし、前記保持板を該押え板の上にセットし、前記各圧接駒を押圧して配線板の各電線を各圧接端子に圧接することを特徴とする電線圧接方法。
  10. 前記配線板を前記押え板の上側にセットした後、該押え板を反転して前記組立体の上にセットすることを特徴とする請求項記載の電線圧接方法。
  11. 請求項1〜の何れか1項に記載の電線圧接装置又は請求項又は10記載の電線圧接方法で製造される電気接続箱であって、接続箱本体に前記圧接端子が装着されて前記組立体が構成され、該接続箱本体に前記配線板が装着されつつ圧接端子が該配線板の孔部に挿通されて電線に対向し、その状態から前記圧接駒で各電線が各圧接端子に圧接されたことを特徴とする電気接続箱。
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