JP3819577B2 - 車両用電動サンシェード装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用電動サンシェード装置に関し、特に、サンシェードの収納位置近傍におけるランナーの移動時に、アームの基端部をランナーに枢支する支軸を、ステーの移動方向と反対側へ徐々に変位させる変位手段を設けた車両用電動サンシェード装置に関する。
【0002】
従来より、サンシェードを展開・収納する車両用の電動サンシェード装置が種々実用に供されている。例えば、英国特許第570456号の電動サンシェード装置においては、サンシェードの先端に固着の1対の取付板に、1対のアームの先端部が夫々回動自在に連結され、1対のアームの基端部が1対のランナー(ローラ部材)に夫々枢支軸を介して枢支されている。1対のランナーは、ガイドレールに移動自在にガイド支持され、電動駆動機構によりガイドレールに沿って相互に接近・離隔する方向へ略一定速度で同期駆動される。
【0003】
ガイドレールの近傍にはサンシェードを収納する収納装置が設けられ、電動駆動機構により1対のランナーが同期駆動されると、1対のアームを介して1対の取付板がガイドレールから離隔する方向へ移動し、サンシェードが収納装置から引出されて展開され、また、電動駆動機構により1対のランナーが前記と反対方向へ同期駆動されると、1対のアームを介して1対の取付板がガイドレールに接近する方向へ移動し、サンシェードが収納装置に巻取られて収納されていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
英国特許第570456号の電動サンシェード装置では、電動駆動機構により1対のランナーを相互に接近・離隔する方向へ略一定速度で移動駆動し、1対のアームを介して1対の取付板(サンシェードの先端)をガイドレールに接近・離隔させるため、1対の取付板の移動速度は一定速度にならず、サンシェードの収納位置近傍においては、アームがガイドレール側へ倒れているため、取付板の移動速度即ちサンシェードの展開・収納速度が急激に高くなる。
【0005】
従って、前記電動サンシェード装置では、サンシェードの収納位置近傍において、サンシェードのスムースな展開・収納動作が得られないこと、サンシェードの収納終了時に、急停止する取付板やアーム等から異音が発生すること、更に、サンシェードが収納装置により常時巻取り方向へ付勢されていることもあり、電動駆動機構等に非常に大きな衝撃が作用し電動駆動機構等の耐久性が低下すること等の問題が生じる。
【0006】
更に、サンシェードの収納位置においては、1対のアームがガイドレール側へ最も倒れた姿勢になるが、その1対のアームをサンシェードの展開開始時に上方へ起こす場合、電動駆動機構により1対のランナーを駆動する極めて大きな駆動力が必要になる。従って、電動モータが大型化し電動駆動機構の製作コストが高価になるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、車両用電動サンシェード装置において、サンシェードの収納位置近傍において、サンシェードのスムースな展開・収納動作を得ること、サンシェードの収納終了時に、ステーやアーム等からの異音の発生を防止すること、電動駆動機構等の衝撃を緩和すること、サンシェードの展開開始時にランナーを駆動する駆動力を軽減すること、等である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の車両用電動サンシェード装置は、サンシェードを展開・収納する車両用電動サンシェード装置において、前記サンシェードの先端に固定されたステーと、前記ステーに先端部が回転自在に連結され且つ基端部が支軸を介してランナーに枢支されたアームと、前記ランナーを移動自在にガイド支持するガイドレールと、前記ランナーを前記ガイドレールに沿って移動駆動しアームを介して前記ステーを前記ガイドレールに接近・離隔させる電動駆動手段と、前記ガイドレールに沿って平行に設けられ前記サンシェードを収納する収納装置と、前記サンシェードが前記収納装置に収納された位置から所定距離引出された前記収納装置近傍の所定区間における前記ランナーの移動時に、前記支軸を前記ステーの移動方向と反対側へ徐々に変位させる変位手段とを備えたものである。
【0009】
電動駆動手段によりランナーがガイドレールに沿って移動駆動され、アームが支軸を中心にガイドレールから起上がる方向へ回動し、ステーがガイドレールから離隔する方向へ移動すると、サンシェードが展開され、また、電動駆動手段によりランナーがガイドレールに沿って前記と逆方向へ移動駆動されると、アームが支軸を中心にガイドレール側へ倒れる方向へ回動し、ステーがガイドレールに接近する方向へ移動し、サンシェードが収納装置により収納されていく。
【0010】
変位手段により、サンシェードの収納位置近傍の所定区間におけるランナーの移動時に、前記支軸をステーの移動方向と反対側へ徐々に変位させるので、ステーのガイドレールに接近・離隔する方向への移動速度を緩和することができる。従って、前記所定区間において、サンシェードのスムースな展開・収納動作を得ることが可能になり、サンシェードの収納終了時に、ステーやアーム等から異音が発生するのを防止でき、電動駆動機構等の衝撃を緩和することができる。
【0011】
請求項2の車両用電動サンシェード装置は、請求項1の発明において、前記ランナーとアームと変位手段とを夫々1対設けたことを特徴とするものである。それ故、電動駆動手段で1対のランナーをガイドレールに沿って互いに接近・離隔する方向へ移動駆動し、1対のアームを介してステーをガイドレールから接近・離隔する方向へ移動させて、サンシェードを確実に展開・収納することができる。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0012】
請求項3の車両用電動サンシェード装置は、請求項1又は2の発明において、前記変位手段が、ランナーに形成され且つ支軸がガイドレールに対して所定ストローク接近・離隔可能に係合する長孔と、サンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、支軸をステーの移動方向と反対側へ移動させるとともに、サンシェードの前記所定区間以外におけるランナーの移動時に、支軸をガイドレールに接近した位置に保持する規制機構とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
規制機構により、サンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、支軸は長孔に沿ってステーの移動方向と反対側へ徐々に移動し、また、サンシェードの前記所定区間以外におけるランナーの移動時に、支軸はガイドレールに接近した位置に保持される。従って、サンシェードの前記所定区間において、ステーのガイドレールに接近・離隔する方向への移動速度を確実に緩和できるとともに、サンシェードの前記所定区間以外において、長孔に係合している支軸のガタツキを防止することができる。その他請求項1又は2と同様の作用を奏する。
【0014】
請求項4の車両用電動サンシェード装置は、請求項3の発明において、前記規制機構は、ガイドレールに平行に設けられたガイド板と、このガイド板に形成され且つ支軸が移動可能に係合する湾曲ガイド溝部と直線ガイド溝部からなるガイド溝を有することを特徴とするものである。
【0015】
従って、サンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、湾曲ガイド溝部により支軸をステーの移動方向と反対側へ確実に移動させ、サンシェードの前記所定区間以外におけるランナーの移動時に、直線ガイド溝部により支軸をガイドレールに接近した位置に確実に保持することができる。その他請求項3と同様の作用を奏する。
【0016】
請求項5の車両用電動サンシェード装置は、請求項3又は4の発明において、前記長孔は、サンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、支軸をランナーの移動方向と反対側へランナーに対して移動させるように傾斜又は湾曲状に形成されたことを特徴とするものである。
【0017】
長孔が傾斜又は湾曲状に形成されているため、サンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、支軸がステーの移動方向と反対側へ移動するとともに、ランナーの移動方向と反対側へランナーに対して移動する。その結果、ランナーの移動方向における支軸の移動量(移動速度)が、ランナーの移動量(移動速度)よりも小さくなるため、サンシェードの前記所定区間において、ステーのガイドレールに接近・離隔する方向への移動速度を更に緩和することができる。その他請求項3又は4と同様の作用を奏する。
【0018】
請求項6の車両用電動サンシェード装置は、請求項1の発明において、前記支軸はランナーに相対移動不能に設けられ、前記変位手段はガイドレールの直線ガイド部に連続的に形成された傾斜状又は湾曲状の変位用ガイド部を備え、サンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、前記変位用ガイド部により、ランナーとともに支軸をステーの移動方向と反対側へ変位させることを特徴とするものである。
【0019】
サンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、変位用ガイド部により、ランナーとともに支軸がステーの移動方向と反対側へ変位するため、支軸がステーの移動方向と反対側へ徐々に移動し、更に、直線ガイド部の長さ方向における支軸の移動量(移動速度)も小さくなるため、サンシェードの前記所定区間において、ステーのガイドレールに接近・離隔する方向への移動速度を著しく緩和することができる。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0020】
請求項7の車両用電動サンシェード装置は、請求項1〜6の何れか1項の発明において、前記サンシェードが前記所定区間のとき、ステーをガイドレールから離隔させる方向へランナーを付勢する付勢部材を設けたことを特徴とするものである。
【0021】
サンシェードの収納位置において、アームはガイドレール側へ最も倒れた姿勢になるが、そのアームをサンシェードの展開開始時に上方へ起こす場合、前記付勢部材の付勢力によりランナーを駆動する駆動力を軽減できるため、電動モータ等のアクチュエータを小型化し、電動駆動機構の製作コストを低減することができる。また、付勢部材を設けることにより、サンシェードの収納終了時に、ステーやアーム等からの異音の発生を確実に防止できるとともに、電動駆動機構等の衝撃を緩衝できる。その他請求項1〜6の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態は、自動車のリヤウインドー用のサンシェードを展開・収納する電動サンシェード装置に、本発明を適用した場合の例である。但し、電動サンシェード装置を自動車に装着した状態におけるリヤウインドー側を前方とし、サンシェードの展開・収納方向を上下方向として説明する。
【0023】
図1〜図4に示すように、電動サンシェード装置1は、サンシェード2の基端側に設けられたガイドレール3と、ガイドレール3の近傍に設けられサンシェード2を収納する収納装置4と、サンシェード2の先端が固定されたステー5と、ガイドレール3に左右に移動自在にガイド支持された1対のランナー6と、ステー5の左右両端部に夫々先端部が回転自在に連結され且つ基端部が支軸10を介して1対のランナー6に枢支された1対のアーム7と、1対のランナー6をガイドレール3に沿って左右に対称に移動駆動し1対のアーム7を介してステー5を昇降させる電動駆動機構8と、サンシェード2の収納位置近傍における1対のランナー6の移動時に、1対の支軸10をステー5の移動方向と反対側へ夫々徐々に変位させる1対の変位機構9等で構成されている。
【0024】
前記ガイドレール3は、リヤウインドー(図示略)の下端部後方に配設され、例えば4つのL型固定具11を介してボルト11aにより車体に固定される。図5に示すように、ガイドレール3には、1対のランナー6を夫々ガイド支持する前後1対の左右に長いガイド穴部12及びガイド溝部13が形成されている。
【0025】
前記収納装置4は、左右に長い筒状のケーシング15と、ケーシング15内に回転自在に支持された巻取軸(図示略)と、この巻取軸を回転付勢する付勢部材(図示略)等を有し、筒状のケーシング15を1対の取付け板(図示略)を介してガイドレール3に固定し、ガイドレール3の後側においてガイドレール3と平行に配設されている。収納装置4の巻取軸にサンシェード2の基端部が固定され、サンシェード2は常時巻取り方向へ付勢されている。
【0026】
前記ステー5は、ステー本体20と、ステー本体20の左右両端部分に取付けられた1対の取付部材21からなり、1対の取付部材21に1対のアーム7の先端部が夫々回動自在に連結されている。また、1対の取付部材21には1対のコロ22が装着され、これら1対のコロ22がリヤウインドーの内面を転動し、ステー5はリヤウインドーに接触せずに昇降する。
【0027】
前記1対のランナー6は、ガイドレール3に左右方向へ移動自在に夫々ガイド支持され、ガイドレール3の左右方向中央を挟んで左右に等間隔に位置する。図5〜図8に示すように、各ランナー6は、脚部30とその下側の円筒状部31と脚部30から上方へ延びる鉛直板部32を一体形成してなり、脚部30と円筒状部31が、ガイドレール3のガイド穴部12とガイド溝部13に摺動自在に係合している。
【0028】
脚部30には嵌合穴33と嵌合穴33から左右に延びる溝34,35が形成され、溝34,35に電動駆動機構8のワイヤ40が挿通され、嵌合穴33にワイヤ40に固定された固定部材45が嵌合され、ワイヤ40にランナー6が固定的に連結されている。鉛直板部32には湾曲状の長孔50が形成され、この長孔50に、アーム7の基端部を枢支する枢支軸10が移動自在に係合している。枢支軸10は、アーム7の基端部の軸孔に挿入され、その端部の鍔板10aと座金板10bとで、鉛直板部32とアーム7とガイド板52とを挟んでナット10cで締結されている。
【0029】
ここで、図8、図9に示すように、ガイドレール3の各ガイド溝部13にバネ受け部材38が内嵌固着され、このバネ受け部材38に、ガイド溝部13内に配設されたコイルバネ39の一端部が固着され、サンシェード2が収納位置近傍のとき、ステー5をガイドレール3から離隔させる方向へ、コイルバネ39によりランナー6が付勢される。
【0030】
前記電動駆動機構8は、図9に示すように、1対のランナー6が固定的に連結されたワイヤ40と、ワイヤ40が掛回されたプーリ42とギヤ機構(図示略)を含むワイヤ駆動ユニット41と、ギヤ機構を介してプーリ42を回転駆動する電動モータ43等で構成されている。尚、電動モータ43は車両に搭載されているバッテリーで駆動され、電動モータ43のON・OFFスイッチ(図示略)は運転席近傍に配置される。
【0031】
ワイヤ駆動ユニット41は、ガイドレール3の左端部後方に固定され、ワイヤ駆動ユニット41の前端部から延びるワイヤ40は、ワイヤガイドチューブ44内を通ってガイドレール3の後側のガイド穴部12内に導入され、ガイドレール3に沿って右方へ延び、ガイドレール3の右端側において180度屈曲して前側のガイド穴部12内に導入され、ガイドレール3に沿って左方へ延び、前側のガイド穴部12の左端部からワイヤガイドチューブ44内を通ってワイヤ押引駆動ユニット41内に導入されている。
【0032】
電動モータ43により、ギヤ機構とプーリ42を介してワイヤ40が駆動されると、ワイヤ40に連結された1対のランナー6が、ガイドレール3に沿って相互に接近・離隔する方向へ略一定速度で同期駆動され、1対のアーム7を介してステー5がガイドレール3に対して平行を保持して昇降駆動される。
【0033】
前記変位機構9について説明する。
図3〜図5に示すように、各変位機構9は、ランナー6に形成され且つ支軸10が移動可能に係合する長孔50と、サンシェード2の収納位置近傍におけるランナー6の移動時に、支軸10をステー5の移動方向と反対側へ移動させるとともに、サンシェード2の収納位置近傍以外におけるランナー6の移動時に、支軸10をガイドレール3に接近した位置に保持する規制機構51を有する。
【0034】
長孔50はサンシェード2の展開時のランナー6の移動方向に向かって上り傾斜状且つ上方凸の湾曲状に形成され、この長孔50に係合している支軸10は、上下方向及び左右方向へ所定ストローク移動可能である。規制機構51は、ガイドレール3に平行にランナー6の略移動領域に亙って設けられたガイド板52と、ガイド板52に形成され且つ支軸10が移動可能に遊嵌状に係合する湾曲ガイド溝部54と直線ガイド溝部55からなるガイド溝53を有する。尚、ガイド板52の外端部分上側に、ステー20の取付部材21の下面部を受けるクッション部材56が取付けられている(図3、図4参照)。
【0035】
次に、電動サンシェード装置1の作用について説明する。
図1、図3は、ステー5を最下位置まで下降させ、サンシェード2の殆どを収納装置4に収納したサンシェード2の収納位置を示し、図2、図4は、ステー5を最上位置まで上昇させ、サンシェード2の殆どを収納装置4から引出し展開したサンシェード2の展開位置を示している。尚、サンシェード2は、収納装置4により収納方向へ常時付勢されているためピンと張った状態で展開される。
【0036】
図1、図3のサンシェード2の収納位置から、電動駆動機構8により、1対のランナー6がガイドレール3に沿って相互に離隔する方向へ同期して移動駆動されると、1対のアーム7がガイドレール3から起上がる方向へ夫々回動され、ステー5がガイドレール3と平行を保持して上昇し、サンシェード2が収納装置4から引出され展開されていく。サンシェード2の展開位置では、1対のアーム7がガイドレール3に対して略直角の安定状態となる。
【0037】
また、図2、図4のサンシェード2の展開位置から、電動駆動機構8により、1対のランナー6がガイドレール3に沿って相互に接近する方向へ同期して移動駆動されると、1対のアーム7がガイドレール3側へ倒れる方向へ夫々回動され、ステー5がガイドレール3と平行を保持して下降し、サンシェード2が収納装置4に収納されていく。
【0038】
ところで、前記変位機構9により、サンシェード2の収納位置近傍におけるランナー6の移動時(展開方向への移動時及び収納方向への移動時)には、支軸10は、湾曲ガイド溝部54に沿って移動しながら、長孔50に沿ってステー5の移動方向と反対側、及びランナー6に対してランナー6の移動方向と反対側へ徐々に移動し、サンシェード2の収納位置近傍以外におけるランナー6の移動時には、支軸10は、ガイド孔50の最下端部に位置してガイドレール3に接近した位置に保持される。
【0039】
つまり、図10に示すように、サンシェード2を収納位置から展開する場合、電動駆動機構8によりランナー6が移動駆動されると、支軸10は、規制機構51の湾曲ガイド溝部54に沿って下方へ徐々へ変位するとともに、ランナー6に対して長孔50に沿ってランナー6の移動方向と反対側へ徐々に変位し、支軸10が規制機構51の直線ガイド溝部55に達すると、ガイドレール3に接近した長孔50の最下端部に係合した状態を保持する。その結果、サンシェード2の収納位置近傍において、ステー5のガイドレール3から離隔する方向への移動速度を著しく緩和することができる。
【0040】
サンシェード2を収納位置へ収納する場合、電動駆動機構8によりランナー6が前記と逆方向へ移動駆動されると、長孔50の最下端部に係合している支軸10が、湾曲ガイド溝部54に沿って上方へ徐々に変位するとともに、ランナー6に対して長孔50に沿ってランナー6の移動方向と反対側へ徐々に変位する。その結果、サンシェード2の収納位置近傍において、ステー5のガイドレール3に接近する方向への移動速度を著しく緩和することができる。
【0041】
尚、サンシェード2は収納装置4により常時収納方向へ付勢されているため、サンシェード2の収納位置近傍において、支軸10は湾曲ガイド溝部54の下面部側で基本的にガイド支持され、サンシェード2の収納位置近傍以外において、支軸10は長孔50の最下端部に係合した状態が保持される。ここで、長孔50を直線ガイド溝部55の下側まで形成してもよい。なぜなら、サンシェード2の収納位置近傍以外において、支軸10は直線ガイド溝部55の下面部で基本的にガイド支持されるからである。
【0042】
尚、具体的に、変位機構9を設けていない従来のものでは、図11に鎖線で示すように、サンシェード2の収納位置近傍においてランナー6が約50mm移動する間に、ステー5が約170mm移動するが、変位機構9を設けることにより、図11に実線で示すように、サンシェード2の収納位置近傍においてランナー6が約50mm移動する間に、ステー5が約120mm移動し従来の約7/10になる。
【0043】
従って、この電動サンシェード装置1によれば、サンシェード2の収納位置近傍において、サンシェード2のスムースな展開・収納動作を得ることが可能になり、サンシェード2の収納終了時に、ステー5やアーム7等から異音が発生するを防止でき、更に、電動駆動機構8等の衝撃を緩和し電動駆動機構8等の耐久性を向上させることができる。
【0044】
また、サンシェード2が収納位置近傍のとき、ステー5をガイドレール3から離隔させる方向へランナー6を付勢するコイルバネ39を設けたので、サンシェード2の収納位置においてガイドレール7側へ最も接近した姿勢のアーム7を、サンシェード2の展開開始時に上方へ起こす場合、コイルバネ39の付勢力によりランナー6を駆動する駆動力を軽減できるため、電動モータ43を小型化し、電動駆動機構8の製作コストを低減することができる。また、コイルバネ39により、サンシェード2の収納終了時の電動駆動機構8等の衝撃を緩衝することもできる。
【0045】
次に、前記実施形態の変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同じものには同一符号を付して説明する。
【0046】
第1の変更形態においては、図12に示すように、ランナー6Aの長孔50Aが、サンシェード2の収納位置近傍におけるランナー6Aの移動時に、支軸10を、ステー5の移動方向と反対側及びランナー6Aの移動方向と反対側へランナー6に対して移動させるように傾斜状に形成されている。長孔50Aを傾斜状に形成することで、サンシェード2の収納位置近傍におけるランナー6Aの移動時に、ステー5のガイドレールに接近・離隔する方向への移動速度を、前記メイン実施形態に比べると僅かに異なるが、殆ど同じ程度に緩和することができる。その他前記実施形態と同様の作用・効果を奏する。
【0047】
第2の変更形態においては、図13に示すように、ランナー6Bの長孔50Bが、サンシェード2の収納位置近傍におけるランナー6Bの移動時に、支軸10をステー5の移動方向と反対側に移動させるように、上下方向に直線状に形成されている。長孔50Bを上下方向に直線状に形成することで、サンシェード2の収納位置近傍におけるランナー6Bの移動時に、ステー5のガイドレールに接近・離隔する方向への移動速度を緩和することができる。その他前記実施形態と同様の作用・効果を奏する。
【0048】
第3の変更形態においては、支軸10がランナー6Cに相対移動不能に設けられ、変位機構9Cが、ガイドレール3Cの直線ガイド部60に連続的に形成された傾斜状の変位用ガイド部61を備え、サンシェード2の収納位置近傍におけるランナー6Cの移動時に、変位用ガイド部61によりランナー6Cとともに支軸10をステー5の移動方向と反対側へ変位させるものである。
【0049】
直線ガイド部60と変位用ガイド部61は、ランナー6Cの脚部30及び円筒状部31を摺動自在にガイドするガイド穴部12C及びガイド溝部13Cを夫々有し、変位用ガイド部61と直線ガイド部60との接続部は滑らかな湾曲部63に形成されている。湾曲部63を含む変位用ガイド部61の上下幅は、直線ガイド部60の上下幅より大きく形成され、ランナー6Cが直線ガイド部60と変位用ガイド部61とに亙ってスムースに移動できるようにしてある。
【0050】
従って、サンシェード2の収納位置近傍におけるランナー6Cの移動時に、変位用ガイド部61により、ランナー6Cとともに支軸10がステー5の移動方向と反対側へ変位するため、支軸10がステー5の移動方向と反対側へ徐々に移動するとともに、直線ガイド部60の長さ方向における支軸10の移動量(移動速度)も小さくなるため、サンシェード2の収納位置近傍において、ステー5のガイドレール3Cに接近・離隔する方向への移動速度を著しく緩和できる。その他前記実施形態と同様の作用・効果を奏する。尚、変位用ガイド部61を湾曲状に形成してもよい。
【0051】
その他、電動サンシェード装置1を上下逆さまにして使用することも勿論可能であるし、前記実施形態では、電動サンシェード装置1をリヤウインドーに適用したが、サイズ等を変更しサイドウインドーに勿論適用することもできる。
また、本実施形態では、収納手段としてサンシェードを巻取るタイプの収納装置を適用したが、これに限らず、例えば、サンシェードをプリーツ加工して折り畳み可能にすることで、サンシェードの展開されない部分を折り畳んだ状態で保持するようにしてもよい。
【0052】
尚、本発明に係る電動サンシェード装置は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を付加し、前記実施形態の電動サンシェード装置に限らず、種々の電動サンシェード装置に勿論適用することができる。
【0053】
【発明の効果】
請求項1の車両用電動サンシェード装置よれば、サンシェードの収納位置近傍の前記所定区間におけるランナーの移動時に、前記支軸をステーの移動方向と反対側へ徐々に変位させる変位手段とを設けたので、ステーのガイドレールに接近・離隔する方向への移動速度を緩和することができる。その結果、サンシェードの前記所定区間において、サンシェードのスムースな展開・収納動作を得ることが可能になり、サンシェードの収納終了時に、ステーやアーム等から異音が発生するのを防止でき、電動駆動機構等の衝撃を緩和し電動駆動機構等の耐久性を向上させることができる。
【0054】
請求項2の車両用電動サンシェード装置によれば、請求項1と同様の効果を奏するが、ランナーとアームと変位手段とを夫々1対設けたので、電動駆動手段で1対のランナーをガイドレールに沿って互いに接近・離隔する方向へ移動駆動し、1対のアームを介してステーをガイドレールから接近・離隔する方向へ移動させて、サンシェードを確実に展開・収納することができる。
【0055】
請求項3の車両用電動サンシェード装置によれば、請求項1又は2と同様の効果を奏するが、変位手段が、ランナーに形成され且つ支軸がガイドレールに対して所定ストローク接近・離隔可能に係合する長孔と、サンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、支軸をステーの移動方向と反対側へ移動させるとともに、サンシェードの前記所定区間以外におけるランナーの移動時に、支軸をガイドレールに接近した位置に保持する規制機構とを備えたので、サンシェードの前記所定区間において、ステーのガイドレールに接近・離隔する方向への移動速度を確実に緩和できるとともに、サンシェードの前記所定区間以外において、長孔に係合している支軸のガタツキを防止することができる。
【0056】
請求項4の車両用電動サンシェード装置によれば、請求項3と同様の効果を奏するが、規制機構は、ガイドレールに平行に設けられたガイド板と、このガイド板に形成され且つ支軸が移動可能に係合する湾曲ガイド溝部と直線ガイド溝部からなるガイド溝を有するので、サンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、湾曲ガイド溝部により支軸をステーの移動方向と反対側へ確実に移動させることができるとともに、サンシェードの前記所定区間以外におけるランナーの移動時に、直線ガイド溝部により支軸をガイドレールに接近した位置に確実に保持することができる。
【0057】
請求項5の車両用電動サンシェード装置によれば、請求項3又は4と同様の効果を奏するが、長孔をサンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、支軸をランナーの移動方向と反対側へランナーに対して移動させるように傾斜又は湾曲状に形成したので、ランナーの移動方向において、支軸の移動量(移動速度)がランナーの移動量(移動速度)よりも小さくなるため、サンシェードの前記所定区間において、ステーのガイドレールに接近・離隔する方向への移動速度を更に緩和することができる。
【0058】
請求項6の車両用電動サンシェード装置によれば、請求項1と同様の効果を奏するが、支軸はランナーに相対移動不能に設けられ、変位手段はガイドレールの直線ガイド部に連続的に形成された傾斜状又は湾曲状の変位用ガイド部を備えたので、サンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、変位用ガイド部により、ランナーとともに支軸がステーの移動方向と反対側へ変位するため、支軸がステーの移動方向と反対側へ徐々に移動するとともに、直線ガイド部の長さ方向における支軸の移動量(移動速度)も小さくなるため、サンシェードの前記所定区間において、ステーのガイドレールに接近・離隔する方向への移動速度を著しく緩和できる。
【0059】
請求項7の車両用電動サンシェード装置によれば、請求項1〜6の何れか1項と同様の効果を奏するが、サンシェードが前記所定区間のとき、ステーをガイドレールから離隔させる方向へランナーを付勢する付勢部材を設けたので、サンシェードの収納位置においてガイドレール側へ最も倒れた姿勢のアームを、サンシェードの展開開始時に上方へ起こす場合、前記付勢部材の付勢力により、ランナーを駆動する駆動力を軽減できるため、電動モータ等のアクチュエータを小型化し、電動駆動機構の製作コストを低減することができ、更に、サンシェードの収納終了時の電動駆動機構等の衝撃を緩衝できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電動サンシェード装置(サンシェード収納時)の正面側斜視図である。
【図2】電動サンシェード装置(サンシェード展開時)の正面側斜視図である。
【図3】電動サンシェード装置(サンシェード収納時)の要部正面図である。
【図4】電動サンシェード装置(サンシェード展開時)の要部正面図である。
【図5】図4のV −V 線断面図である。
【図6】ランナーの正面図である。
【図7】ランナーの平面図である。
【図8】ガイドレールとランナーの要部縦断面図である。
【図9】電動駆動機構を含むガイドレール及びランナーの横断面図である。
【図10】サンシェードの収納位置近傍におけるランナーと支軸とアームを動作を示す図である。
【図11】サンシェードの展開・収納速度特性を示す図である。
【図12】第1の変更形態のランナーの正面図である。
【図13】第2の変更形態態のランナーの正面図である。
【図14】第3の変更形態のガイドレールとランナーの要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 電動サンシェード装置
2 サンシェード
3,3C ガイドレール
4 収納装置
5 ステー
6,6A,6B,6C ランナー
7 アーム
8 電動駆動機構
9,9C 変位機構
10 支軸
39 コイルバネ
50,50A,50B 長孔
51 規制機構
52 ガイド板
53 ガイド溝
54 湾曲ガイド溝部
55 直線ガイド溝部
60 直線ガイド部
61 変位用ガイド部

Claims (7)

  1. サンシェードを展開・収納する車両用電動サンシェード装置において、
    前記サンシェードの先端に固定されたステーと、
    前記ステーに先端部が回転自在に連結され且つ基端部が支軸を介してランナーに枢支されたアームと、
    前記ランナーを移動自在にガイド支持するガイドレールと、
    前記ランナーを前記ガイドレールに沿って移動駆動しアームを介して前記ステーを前記ガイドレールに接近・離隔させる電動駆動手段と、
    前記ガイドレールに沿って平行に設けられ前記サンシェードを収納する収納装置と、
    前記サンシェードが前記収納装置に収納された位置から所定距離引出された前記収納装置近傍の所定区間における前記ランナーの移動時に、前記支軸を前記ステーの移動方向と反対側へ徐々に変位させる変位手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用電動サンシェード装置。
  2. 前記ランナーとアームと変位手段とを夫々1対設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用電動サンシェード装置。
  3. 前記変位手段が、ランナーに形成され且つ支軸がガイドレールに対して所定ストローク接近・離隔可能に係合する長孔と、サンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、支軸をステーの移動方向と反対側へ移動させるとともに、サンシェードの前記所定区間以外におけるランナーの移動時に、支軸をガイドレールに接近した位置に保持する規制機構とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用電動サンシェード装置。
  4. 前記規制機構は、ガイドレールに平行に設けられたガイド板と、このガイド板に形成され且つ支軸が移動可能に係合する湾曲ガイド溝部と直線ガイド溝部からなるガイド溝を有することを特徴とする請求項3に記載の電動サンシェード装置。
  5. 前記長孔は、サンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、支軸をランナーの移動方向と反対側へランナーに対して移動させるように傾斜又は湾曲状に形成されたことを特徴とする請求項3又は4に記載の車両用電動サンシェード装置。
  6. 前記支軸はランナーに相対移動不能に設けられ、前記変位手段はガイドレールの直線ガイド部に連続的に形成された傾斜状又は湾曲状の変位用ガイド部を備え、サンシェードの前記所定区間におけるランナーの移動時に、前記変位用ガイド部により、ランナーとともに支軸をステーの移動方向と反対側へ変位させることを特徴とする請求項1に記載の車両用電動サンシェード装置。
  7. 前記サンシェードが前記所定区間のとき、ステーをガイドレールから離隔させる方向へランナーを付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の車両用電動サンシェード装置。
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