JPH1024734A - 車両用電動カーテン装置 - Google Patents

車両用電動カーテン装置

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Publication number
JPH1024734A
JPH1024734A JP20125296A JP20125296A JPH1024734A JP H1024734 A JPH1024734 A JP H1024734A JP 20125296 A JP20125296 A JP 20125296A JP 20125296 A JP20125296 A JP 20125296A JP H1024734 A JPH1024734 A JP H1024734A
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JP
Japan
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pair
stay
curtain
arms
guide rail
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Application number
JP20125296A
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English (en)
Inventor
Tadashi Naruse
正 成瀬
Hiroyuki Aiko
浩之 愛甲
Satoshi Kirihara
敏 桐原
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Ashimori Industry Co Ltd
Original Assignee
Ashimori Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、カーテンの先端に固定されたステーを
1対のアームを介して昇降させる電動カーテン装置にお
いては、ステーを最下位置へ下降させた際、巻取装置,
電動駆動機構等に衝撃がかかるという問題がある。 【解決手段】 1対のアーム7とスライダー6との連結
部に、1対のアーム7をステー5と直交する姿勢の方へ
夫々回動付勢する1対の付勢機構9を夫々設け、ステー
を最下位置へ下降させた際に衝撃がかからないように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用電動カーテ
ン装置に関し、特に、カーテンの先端に固定したステー
を1対のアームを介して昇降させるようにしたものに関
する。
【0002】従来、車両に適用される種々の電動カーテ
ン装置が実用に供されている。例えば、実用新案登録第
3018828号公報の電動ブラインドにおいては、カ
ーテンを常時巻取り方向へ付勢する巻取装置を設け、巻
取装置から延びるカーテンの先端部を巻取装置と平行な
ステーに固定し、昇降手段により巻取装置に対してステ
ーを上昇させると、巻取装置からカーテンが引出され、
ステーを下降させると、巻取装置にカーテンが巻取られ
る構造になっている。
【0003】前記昇降手段は、巻取装置に固定的に設け
られたガイドレール、ガイドレールに移動自在にガイド
された1対のスライダー、ステーの両端部に一端部が回
転可能に夫々連結されるとともに1対のスライダーに他
端部が回転可能に夫々連結された1対のアームを有し、
電動駆動機構により、1対のスライダーを相互に接近す
る方向へ同期して移動駆動することにより、1対のアー
ムをガイドレール側へ回動させてステーを下降させ、1
対のスライダーを相互に離隔する方向へ同期して移動駆
動することにより、1対のアームをステーと略直交する
姿勢に回動してカーテンを展開させるように構成してあ
る。そして、各アームは引張りバネにより、ガイドレー
ル側へ回動付勢されている。
【0004】前記電動駆動機構は、ガイドレールに沿っ
て設けられ中心部を挟んで逆ねじに形成された2方向ス
クリューシャフト、1対のスライダーに夫々固定的に設
けられスクリューシャフトに螺合される1対のリングス
リーブ、スクリューシャフトを回転駆動する電動モータ
を有し、電動モータによりスクリューシャフトを回動さ
せ、1対のリングスリーブを介して、1対のスライダー
が相互に離隔・接近する方向へ同期して且つ一定速度で
移動駆動される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記公報の電
動カーテン装置においては、1対のスライダーを相互に
離隔・接近する方向へ一定速度で移動駆動して、1対の
アームを介してステーを昇降する関係上、ステーの昇降
速度は一定速度にならず、その最下位置付近で非常に速
くなる。巻取装置にカーテンを巻取る際、ステーを最下
位置まで下降させ電動モータを停止させるとき、高速で
下降していたステーの慣性により、ステーは衝撃的に停
止することになる。しかも、ステーには巻取装置の巻取
力も作用し且つ引張りバネの付勢力も作用するため、巻
取装置,電動駆動機構等に非常に大きな衝撃が作用する
という問題がある。
【0006】それ故、駆動機構において、スクリューシ
ャフトとリングスリーブのネジ山に無理がかかるととも
に、電動モータに過回転方向に大きな負荷が加わるた
め、駆動機構の長期にわたる耐久性を確保できなくなる
という問題がある。また、ステーを最下位置から上昇さ
せる初期作動時においては、ステーに巻取装置の巻取力
が作用し且つ引張りバネの付勢力も作用している状態
で、1対のスライダーを介して、ガイドレール側へ最も
接近した姿勢の1対のアームを、上方へ起こさなければ
ならないので、1対のスライダーを駆動する極めて大き
な駆動力が必要になり、電動モータが大型化する。
【0007】本発明の目的は、電動カーテン装置におい
て、ステーを最下位置へ下降させた際の衝撃を緩衝する
こと、電動駆動手段の耐久性を向上させること、ステー
を最下位置から上昇させる初期作動時に1対のスライダ
ーを移動駆動する駆動力を低減すること、等である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の車両用電動カ
ーテン装置は、車両に適用される電動カーテン装置にお
いて、カーテンの基端側に設けられたガイドレールと、
カーテンの先端が固定されガイドレールと平行なステー
と、ガイドレールにガイドされた1対のスライダーと、
ステーの両端部に一端部が回転可能に夫々連結されると
ともに1対のスライダーに他端部が回転可能に夫々連結
された1対のアームと、1対のスライダーを相互に離隔
・接近する方向へ同期して移動駆動し、1対のアームを
介してステーを昇降する電動駆動手段と、1対のアーム
をステーと直交する姿勢の方へ夫々回動付勢する1対の
付勢手段とを備えたものである。
【0009】電動駆動手段により、1対のスライダーを
相互に離隔する方向へ同期して移動駆動すると、1対の
アームがステーと直交する姿勢の方へ夫々回動し、1対
のアームの一端部に連結されているステーが上昇してカ
ーテンが展張されていく。ステーを最下位置から上昇さ
せる初期作動時においては、ガイドレール側へ最も接近
した姿勢の1対のアームを介して、ステーを上昇させる
関係上、1対のスライダーを相互に離隔する方向へ移動
駆動する大きな駆動力が必要になるが、1対のアームを
ステーと直交する姿勢の方へ夫々回動付勢する1対の付
勢手段を設けたので、1対のスライダーを駆動する駆動
力を低減でき、電動駆動手段の最大負荷を軽減して小型
化を図ることができる。
【0010】電動駆動手段により、1対のスライダーを
相互に接近する方向へ同期して移動駆動すると、1対の
アームがガイドレール側へ夫々回動し、1対のアームの
一端部に連結されているステーが下降してカーテンも下
降していく。ステーを最下位置まで下降させ、電動モー
タの駆動を停止するとき、1対の付勢手段の付勢力で緩
衝されるため、カーテンの収納時に衝撃が作用すること
がない。更に、前記のように衝撃を緩衝できることか
ら、電動駆動手段の耐久性を向上させることが可能にな
る。
【0011】請求項2の車両用電動カーテン装置は、請
求項1の発明において、付勢手段が、スライダーとアー
ムとに両端が係合された捩じりバネからなるものであ
る。即ち、付勢手段を非常に簡単な構造に構成できると
ともに、1対のアームをガイドレール側へ最も接近させ
た状態で前記回動付勢力が最大になるので、電動駆動手
段の最大負荷を著しく軽減し、且つ、ステーを最下位置
まで下降させた際の衝撃を確実に緩衝できる。その他請
求項1と同様の作用を奏する。
【0012】請求項3の車両用電動カーテン装置は、請
求項2の発明において、ガイドレールに、カーテンを常
時巻取り方向へ付勢する巻取装置を設けたものである。
即ち、カーテンを常時ピンと張った状態で展張すること
ができるとともに、巻取装置にカーテンを整然と収納す
ることができる。ここで、巻取装置を設けたので、ステ
ーを最下位置から上昇させる初期作動時において、ステ
ーに巻取装置の巻取力が作用している状態で、1対のス
ライダーを駆動しなければならないが、1対の付勢手段
により、1対のスライダーを駆動する駆動力を確実に低
減でき、また、ステーを最下位置まで下降させた際の収
納時の衝撃を確実に緩衝できる。
【0013】請求項4の車両用電動カーテン装置は、請
求項2の発明において、カーテンはプリーツ加工して折
り畳み可能に構成され、ステーの両端近傍部に対応する
位置において上下両端が車体とガイドレールとに固着さ
れた1対のワイヤを設け、ステーにワイヤで昇降可能に
ガイドされるガイド片を設け、カーテンにはワイヤを挿
通させてワイヤでガイドされる複数のガイド穴を設けた
ものである。即ち、カーテンをプリーツ加工して折り畳
み可能に構成することで、カーテンの展張されない部分
を、ガイドレールの近傍部において、折り畳んだ状態で
整然と保持することができるとともに、1対のワイヤで
カーテンの複数のガイド穴をガイドし、カーテンをスム
ースに展張させることが可能になる。また、カーテンや
ステーがワイヤでガイドされているため、ワゴン車のバ
ックドアのように上下に開閉する扉のウインドー部に取
付けてカーテンを展張した状態であっても支障なく扉を
開閉できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、自動車に
装着可能な電動カーテン装置に、本発明を適用した場合
の例であり、リヤウインドウに適用されるものである。
【0015】図1〜図6に示すように、電動カーテン装
置1は、カーテン2を常時巻取り方向へ付勢する巻取装
置3、巻取装置3に固定的に設けられている左右1対の
ガイドレール4、巻取装置3から延びるカーテン2の先
端が固定されガイドレール4と平行なステー5、1対の
ガイドレール4に夫々ガイドされた1対のスライダー
6、ステー5の両端部に一端部が回転可能に夫々連結さ
れるとともに1対のスライダー6に他端部が回転可能に
夫々連結された1対のアーム7、1対のスライダー6を
相互に離隔・接近する方向へ同期して移動駆動し1対の
アーム7を介してステー5を昇降する電動駆動機構8、
1対のアーム7をステー5と直交する姿勢の方へ夫々回
動付勢する1対の付勢機構9等で構成されている。
【0016】巻取装置3においては、連結部材10で連
結された左右1対のキャップ部材11に、巻取軸を回転
可能に支持するとともに、巻取軸に内装されたコイルス
プリングにより巻取軸を回転付勢し、この巻取軸にカー
テン2の基端部を固着して、カーテン2を常時巻取り方
向へ付勢するように構成してある。1対のガイドレール
4は、巻取装置3の後部に電動駆動機構8のギヤユニッ
ト32を挟んで設けられ、図8に示すように、各ガイド
レール4には、T溝部15と、T溝部15の下側におい
て前後1対の溝部16が設けられている。
【0017】図7、図8に示すように、スライダー6
は、T溝部15に摺動自在に係合可能な脚部20と、1
対の溝部16の一方に嵌込まれる連結部21と、脚部2
0から上方へ延びる1対の枢支部22を一体成形してな
り、図2、図5に示すように、1対の枢支部22に、ア
ーム7の基端部が連結部材25を介して回転可能に連結
されている。尚、ガイドレール4のT溝部15の端部に
は、断面凸型の規制部材23が内嵌にて固着されてい
る。
【0018】図3に示すように、カーテン2の先端が固
定されたステー5の両端部には、1対のブラケット27
が取付けられており、これら1対のブラケット27に、
1対のアーム7の先端部が連結部材26を介して夫々回
転可能に連結され、電動駆動機構8により、1対のスラ
イダー6が相互に離隔・接近する方向へ同期して移動駆
動されると、ステー5は1対のアーム7を介して巻取装
置3に対して平行を保持して昇降される。前記1対のア
ーム7は、ステー5をリヤウインドーと略平行に昇降さ
せる為に、前方へやや傾斜させた状態でガイドレール4
とステー5とに連結され、ステー5の両端部には、リヤ
ウインドーを転動可能な1対のコロ28が装着されてい
る。尚、1対のアーム7は中空状の角パイプに構成され
ている。
【0019】図1、図4、図6、図9に示すように、電
動駆動機構8は、1対のガイドレール4の間に設けられ
たギヤユニット32、ギヤユニット32を駆動する電動
モータ31、ギヤユニット32に連結されその上面側に
設けられた駆動ギヤ33、駆動ギヤ33に係合する前後
1対のワイヤ部材35を有する。1対のワイヤ部材35
は、ガイドレール4と略同じ長さに夫々形成され、ガイ
ドレール4の1対の溝部16に夫々配設され、前側のワ
イヤ部材35の右端部が右側のスライダー6の連結部2
1に連結され、後側のワイヤ部材35の左端部が左側の
スライダー6の連結部21に連結されている。
【0020】図10に示すように、各ワイヤ部材35
は、ワイヤ36に、針金37と軟質の合成樹脂製の間隔
保持材37aとを一体にして螺旋状に巻き付け、間隔保
持材37aの弾性変形を介して、駆動ギヤ33に係合可
能に構成されている。尚、ギヤユニット32の上面に
は、ワイヤ部材35と駆動ギヤ33が確実に係合するよ
うに、前後1対のワイヤ部材35を夫々ガイドする前後
1対のガイド部材34が固着されているが、ワイヤ部材
35に十分な剛性がある場合、ガイド部材34を設けな
くてもよい。
【0021】電動モータ31により、ギヤユニット32
を介して駆動ギヤ33が回転駆動されると、駆動ギヤ3
3に係合する1対のワイヤ部材35が互いに反対方向へ
駆動され、1対のスライダー6が、相互に離隔・接近す
る方向へ同期して一定速度で移動駆動される。図2、図
5に示すように、各アーム7をステー5と直交する姿勢
の方へ夫々回動付勢する付勢機構9は、スライダー6の
枢支部22に取付けられた捩じりバネ40からなり、ア
ーム7が傾くにつれて、アーム7を回動付勢する付勢力
が増大し、ガイドレール4側へアーム7が最も傾いた姿
勢の状態で、前記回動付勢力が最大になる。
【0022】電動カーテン装置1の作用について説明す
る。図1は、1対のアーム7がステー5と略直交した姿
勢で、ステー5が最上位置に位置している状態である
が、この状態から、電動駆動機構8により、1対のスラ
イダー6を相互に接近する方向へ同期して移動駆動する
と、1対のアーム7がガイドレール4側へ夫々回動し、
ステー5が下降してカーテン2が巻取装置3に巻取られ
る。図4の状態を経て、図6に示すように、ステー5を
最下位置まで下降させ、電動モータ31の駆動を停止す
るとき、1対の付勢機構9の付勢力で緩衝されるため、
収納時に衝撃がかかることがない。更に、前記のように
衝撃を緩衝できることから、電動駆動機構8の耐久性を
向上させることが可能になる。
【0023】また、電動駆動機構8により、1対のスラ
イダー6を相互に離隔する方向へ同期して移動駆動する
と、1対のアーム7がステー5と略直交する姿勢の方へ
夫々回動し、ステー5が上昇して巻取装置3からカーテ
ンが引出される。図6に示すように、ステー5を最下位
置から上昇させる初期作動時においては、ガイドレール
4側へ最も接近した姿勢の1対のアーム7を介して、ス
テー5を上昇させ、しかも、ステー5には巻取装置の巻
取力も作用している関係上、1対のスライダー6を相互
に離隔する方向へ移動駆動する極めて大きな駆動力が必
要になるが、前記1対の付勢機構9により、スライダー
6を駆動する駆動力を低減でき、電動駆動機構8の最大
負荷を軽減して小型化を図ることができる。
【0024】付勢機構9においては、スライダー6とア
ーム7とに両端が係合された捩じりバネ40からなるの
で、非常に簡単な構造に構成できるとともに、1対のア
ーム7をガイドレール4側へ最も接近させた状態で、回
動付勢力が最大になるため、電動駆動機構8の最大負荷
を著しく軽減でき、且つ、ステー5を最下位置まで下降
させた際の衝撃を確実に緩衝できる。
【0025】次に、別実施形態について説明する。図1
1〜図13に示すように、別実施形態の電動カーテン装
置1Aは、リヤウインドーに適用されるもので、カーテ
ン2Aの基端側に設けられたガイドレール4、カーテン
2Aの先端が固定されガイドレール4と平行なステー5
A、ガイドレール4にガイドされた1対のスライダー
6、ステー5Aの両端部に一端部が回転可能に夫々連結
されるとともに1対のスライダー6に他端部が回転可能
に夫々連結された1対のアーム7、1対のスライダー6
を相互に離隔・接近する方向へ同期して移動駆動し1対
のアーム7を介してステー5Aを昇降する電動駆動機構
8、1対のアーム7をステー5Aと直交する姿勢の方へ
夫々回動付勢する1対の付勢機構9を有する。
【0026】電動カーテン装置1Aにおいて、ガイドレ
ール4、1対のスライダー6、1対のアーム7、電動駆
動機構8、1対の付勢機構9は、前記実施形態の電動カ
ーテン装置1と同じ構成であるので、同一符号を付し説
明を省略する。カーテン2Aは、プリーツ加工して折り
畳み可能に構成されており、カーテン2Aの基端部は、
ガイドレール4と固定的に設けられた略断面L型のカー
テン取付け部材50の先端部に固着されている。カーテ
ン2Aの先端部が固着されたステー5Aの両端部には、
1対のブラケット51を介して、1対のアーム7の先端
部が回転可能に連結されている。
【0027】ステー5Aはガイドレール4と平行になる
ように設けられ、電動駆動機構8により、1対のスライ
ダー6を相互に離隔・接近する方向へ同期して移動駆動
することで、ステー5Aはガイドレール4との平行を保
持して昇降される。但し、この電動カーテン装置1Aに
おいても、リヤウインドーに適用されるため、ステー5
Aがリヤウインドーに略平行に昇降するように、1対の
アーム7は、前方へやや傾斜させた状態で設けられてい
る。ステー5Aの両端近傍部に対応する位置には、上下
両端が車体とカーテン取付け部材50とに固着された1
対のワイヤ55が設けられている。一方、ステー5Aの
各端部には、前記ワイヤ55が挿通するガイド片56が
取付けられるとともに、カーテン2Aの各端部にはワイ
ヤ55が挿通する複数のガイド穴57が形成されてい
る。
【0028】即ち、この電動カーテン装置1Aによれ
ば、前記実施形態と同様の作用・効果を奏するが、カー
テン2Aをプリーツ加工して折り畳み可能に構成するこ
とで、巻取装置3を設けなくても、カーテン2Aの展張
されない部分を、カーテン取付け部材50の上端側部分
において、折り畳んだ状態で整然と保持することができ
るとともに、1対のワイヤ55でカーテン2Aの複数の
ガイド穴57をガイドし、カーテン2Aをスムースに展
張させることが可能なにる。特に、電動カーテン装置1
Aをワゴン車のバックドアのように上下に開閉する扉の
ウインドー部に取付けた場合、カーテン2Aやステー5
Aがワイヤ55でガイドされているため、カーテン2A
を展張した状態であっても支障なく扉を開閉できる。
【0029】前記実施形態の電動カーテン装置1,1A
の変更例について説明する。 1〕電動カーテン装置1,1Aにおいては、リヤウイン
ドーに適用したが、サイズ等を変更しサイドウインドー
に勿論適用できる。 2〕電動駆動機構8において、ガイドレールに沿って設
けられ中心部を挟んで逆ねじに形成された2方向スクリ
ューシャフト、1対のスライダーに夫々固定的に設けら
れスクリューシャフトに螺合される1対のリングスリー
ブ、スクリューシャフトを回転駆動する電動モータ等で
構成されたもの等、種々の電動駆動機構を適用してもよ
い。 3〕電動カーテン装置1Aにおいて、ステー5Aの両端
部にリヤウインドーを転動する1対のコロを装着しても
よい。
【0030】
【発明の効果】請求項1の車両用電動カーテン装置によ
れば、ガイドレール、ステー、1対のスライダー、1対
のアーム、電動駆動手段、1対のアームをステーと直交
する姿勢の方へ夫々回動付勢する1対の付勢手段を設け
たので、ステーを最下位置から上昇させる初期作動時に
おいては、ガイドレール側へ最も接近した姿勢の1対の
アームを介して、ステーを上昇させる関係上、1対のス
ライダーを相互に離隔する方向へ移動駆動する大きな駆
動力が必要になるが、1対のスライダーを駆動する駆動
力を低減でき、電動駆動手段の最大負荷を軽減して小型
化を図ることができ、また、ステーを最下位置まで下降
させ、電動モータの駆動を停止するとき、1対の付勢手
段の付勢力で緩衝されるため、収納時に衝撃が作用する
ことがない。更に、前記のように衝撃を緩衝できること
から、電動駆動手段の耐久性を向上させることが可能に
なる。
【0031】請求項2の車両用電動カーテン装置によれ
ば、請求項1と同様の効果を奏するが、付勢手段が、ス
ライダーとアームとに両端が係合された捩じりバネから
なるので、付勢手段を非常に簡単な構造に構成できると
ともに、1対のアームをガイドレール側へ最も接近させ
た状態で前記回動付勢力が最大になるので、電動駆動手
段の最大負荷を著しく軽減し、且つ、ステーを最下位置
まで下降させた際の衝撃を確実に緩衝できる。
【0032】請求項3の車両用電動カーテン装置によれ
ば、請求項2と同様の効果を奏するが、ガイドレール
に、カーテンを常時巻取り方向へ付勢する巻取装置を設
けるので、カーテンを常時ピンと張った状態で展張する
ことができるとともに、巻取装置にカーテンを整然と収
納することができる。ここで、巻取装置を設けたので、
ステーを最下位置から上昇させる初期作動時において、
ステーに巻取装置の巻取力が作用している状態で、1対
のスライダーを駆動しなければならないが、1対の付勢
手段により、1対のスライダーを駆動する駆動力を確実
に低減でき、また、ステーを最下位置まで下降させた際
の収納時の衝撃を確実に緩衝できる。
【0033】請求項4の車両用電動カーテン装置によれ
ば、請求項2と同様の効果を奏するが、カーテンはプリ
ーツ加工して折り畳み可能に構成され、ステーの両端近
傍部に対応する位置において上下両端が車体とガイドレ
ールとに固着された1対のワイヤを設け、ステーにワイ
ヤで昇降可能にガイドされるガイド片を設け、カーテン
にはワイヤを挿通させてワイヤでガイドされる複数のガ
イド穴を設けたので、カーテンの展張されない部分を、
ガイドレールの近傍部において、折り畳んだ状態で整然
と保持することができるとともに、1対のワイヤでカー
テンの複数のガイド穴をガイドし、カーテンをスムース
に展張させることが可能になる。また、カーテンやステ
ーがワイヤでガイドされているため、上下に開閉するバ
ックドアにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電動カーテン装置の斜
視図である。
【図2】図1の電動カーテン装置の要部斜視図である。
【図3】図1の電動カーテン装置の要部斜視図である。
【図4】電動カーテン装置の斜視図である。
【図5】図4の電動カーテン装置の要部斜視図である。
【図6】電動カーテン装置の斜視図である。
【図7】スライダーの斜視図である。
【図8】ガイドレールとスライダーの縦断面図である。
【図9】電動駆動機構の断面図である。
【図10】ワイヤ部材の部分拡大図である。
【図11】別実施形態に係る電動カーテン装置の背面図
である。
【図12】図11の電動カーテン装置の側面図である。
【図13】図11の電動カーテン装置の要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,1A 電動カーテン装置 2,2A カーテン 3 巻取装置 4 ガイドレール 5,5A ステー 6 スライダー 7 アーム 8 電動駆動機構 9 付勢機構 40 捩じりバネ 55 ワイヤ 56 ガイド片 57 ガイド穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に適用される電動カーテン装置にお
    いて、 カーテンの基端側に設けられたガイドレールと、 前記カーテンの先端が固定されガイドレールと平行なス
    テーと、 前記ガイドレールにガイドされた1対のスライダーと、 前記ステーの両端部に一端部が回転可能に夫々連結され
    るとともに1対のスライダーに他端部が回転可能に夫々
    連結された1対のアームと、 前記1対のスライダーを相互に離隔・接近する方向へ同
    期して移動駆動し、1対のアームを介してステーを昇降
    する電動駆動手段と、 前記1対のアームをステーと直交する姿勢の方へ夫々回
    動付勢する1対の付勢手段と、 を備えたことを特徴とする車両用電動カーテン装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢手段が、スライダーとアームと
    に両端が係合された捩じりバネからなることを特徴とす
    る請求項1に記載の車両用電動カーテン装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールに、カーテンを常時巻
    取り方向へ付勢する巻取装置を設けたことを特徴とする
    請求項2に記載の車両用電動カーテン装置。
  4. 【請求項4】 前記カーテンはプリーツ加工して折り畳
    み可能に構成され、 前記ステーの両端近傍部に対応する位置において上下両
    端が車体とガイドレールとに固着された1対のワイヤを
    設け、前記ステーにワイヤで昇降可能にガイドされるガ
    イド片を設け、カーテンにはワイヤを挿通させてワイヤ
    でガイドされる複数のガイド穴を設けたことを特徴とす
    る請求項2に記載の車両用電動カーテン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009018796A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Bos Gmbh & Co Kg 停止ダンパーを備えたレバー式巻取りシェード
KR101434320B1 (ko) * 2007-07-10 2014-08-27 보스 게엠베하 운트 코. 카게 스토퍼 댐퍼를 구비한 레버 롤업 차양

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