JP3819477B2 - 梁わく用取付け金具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種建築作業用仮設足場の構築時において、梁わくを所要の建わくに取付けるさいに使用する梁わく用取付け金具に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
従来より、各種の建築作業時においては種々の仮設足場が構築され、好適に使用されている。そして、例えば、出入口など所要の開口部を有する仮設足場を構築せしめるさいには、図3に示すように、開口部位に梁わく1を架設せしめつつ所要数の門型建わく2を交さ筋かい3でもって連結すると共に、隣あう建わく2間に床付き布わく4を架設せしめつつ連結用ア−ムロックレスピン5を介して順次上方に連結し、所定の個所に階段6や手摺7など所要の足場部材を取付けて構築するものとされている。
【0003】
ところで、かかる架設足場を構成する梁わく1を建わく2間に架設支持せしめるさいには、図4に示す取付け金具11が知られており、これを同図に基づいて説明する。
即ち、同図中、12は建わく2を構成する脚柱8を挿通せしめるべく所要の間隙をもって平行配設された両側一対の板状ア−ム、13は該ア−ム12の一端部を各々折曲して略U字形状に一体形成された両側一対の梁わく用受体、14は同ア−ム12の他端部に横架状に取付けられた広幅状の当て板で、該当て板14は建わく2を構成する横架材9に当接せしめるべく湾曲状に形成されている。15は両側受体13のほぼ中位に各々形成されたボルト挿通孔、16は該ボルト挿通孔15を通して建わく2の脚柱8と共に梁わく1端部を囲繞しつつ受体13に締結せしめるナット17付きUボルトである。
【0004】
そして、上述の如く構成された取付け金具11は、ア−ム12間に建わく2の脚柱8上端部を挿通せしめると共に、当て板14を同横架材9に嵌合状態に当てがったのち、受体13に梁わく1の一端部を嵌合保持せしめる。しかるのち、脚柱8と共に梁わく1の一端部をUボルト16で囲繞せしめると共に、Uボルト16の両端部を各々ボルト挿通孔15に挿通せしめ、のち、ナット17を螺合して締結することにより取付けるものとされている(図5参照)。
【0005】
しかしながら、上述の如く構成された取付け金具11は、その当て板14が広幅状に形成されているから、例えば、600幅の建わく2に500幅の床付き布わく4を取付けるさいには、図5に示すように、当て板14が邪魔となって床付き布わく4を取付けることが出来ないという問題が生じるものである。
【0006】
かかる取付け金具11の問題点を解決するものとして、図7に示すように、ア−ム22を短尺状に形成せしめると共に、該ア−ム22の一端面に広幅状の当て板24を垂直状に取付けた取付け金具21が提案されている。なお、その他は上記従来例と同一であり、同一符号は同一部分を示す。
【0007】
しかしながら、上述の如く構成された取付け金具21は、600幅の建わく2に500幅の床付き布わく4を確実に取付けることが出来る反面、図8に示すように、当て板24の上端部が連結用ア−ムロックレスピン5のロック解除ハンドル10に当接し、ひいては、ロック解除ハンドル10の解除操作が出来ないという問題を有するものである。
このため、ロック解除ハンドル10への当接を防止すべく当て板を狭幅状に形成することが考えられるが、当て板を狭幅状にした場合には強度的に問題があり、仮設足場構築時等における取扱いが荒いこととも相まって非常に損傷しやすいものである。
【0008】
なお、上記の取付け金具11・21は、両者とも板金加工により製作するものとされているから、その製作が非常に面倒で手間がかかるのみならず、強度をもたすために比較的広幅状に形成せざるを得ず、ひいては、重量が大となって持ち運びや取付け作業時の取扱いが非常に不便なものとなっているものである。
【0009】
この発明は、従来の問題点を一挙に解決しようとするもので、常に床付き布わくの取付けや連結用ア−ムロックレスピンにおけるロック解除操作を邪魔することなく梁わくを確実に取付けることが出来るのみならず、軽量で持ち運びや取扱等に至便であり、しかも、製作が容易で安価に提供することが出来る梁わく用取付け金具を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
即ち、この発明は、建わく2の脚柱8に掛止せしめるべく所要長の棒鋼材を折曲して略U字形状に形成された建わく用掛止体32と、該掛止体32のU字形部分がなす平面に直交する2平面上に両自由端を各々略U字形状に折曲して一体形成された両側一対の梁わく用受体33と、該両側の受体33に各々外方突出状に固着された両側一対のボルト挿通孔35付き締結プレ−ト34と、掛止体32及び脚柱8と共に梁わく1を囲繞して両側の締結プレ−ト34に各々締結せしめるべく所要の開口幅を備えたナット37付きUボルト36とより構成されてなることを特徴とする、梁わく用取付け金具を要旨とするものである。
【0011】
そして、この発明に係る梁わく用取付け金具31は、掛止体32を建わく2の脚柱8と横架材9との連結部位に掛止せしめると共に、受体33に梁わく1の端部を嵌合保持せしめる。しかるのち、掛止体32及び脚柱8と共に梁わく1の端部をUボルト36でもって囲繞せしめつつナット37を介して締結プレ−ト34に締結せしめ、掛止体32と受体33とUボルト36とが協同して脚柱8に梁わく1を取付けるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明を図面に示す一実施例について説明する。
31は梁わく用取付け金具、32は該取付け金具31を構成する略U字形状の建わく用掛止体で、該掛止体32は建わく2の脚柱8に掛止せしめるべく所要の径と長さを有する丸棒鋼材を折曲することにより形成されている。33は掛止体32のU字形部分がなす平面に直交する2平面上に両自由端を各々略U字形状に折曲して一体形成された両側一対の梁わく用受体、34は該受体33の自由端がわ外面に固着された両側一対のボルト挿通孔35付き締結プレ−トである。36はボルト挿通孔35を通して掛止体32及び脚柱8と共に梁わく1端部を囲繞しつつ締結プレ−ト34に締結せしめるナット37付きUボルトである。
【0013】
上述の如く構成された取付け金具31は、掛止体32を建わく2の脚柱8と横架材9との連結部位に引掛けて掛止せしめると共に、受体33に梁わく1の端部を嵌合保持せしめる。このさい、掛止体32は丸棒鋼材により略U字形状に折曲形成されているため、小スペ−ス下に掛止せしめることができ、ひいては、床付き布わく4の取付けや連結用ア−ムロックレスピン5におけるロック解除ハンドル10のロック解除操作を邪魔することなく
、梁わく1を自由に取付けることが出来る。次いで、掛止体32及び脚柱8と共に梁わく1の端部をUボルト36でもって囲繞せしめると共に、Uボルト36の両端部を各々ボルト挿通孔35に挿通せしめ、のち、ナット37を螺合して締結プレ−ト34に締結せしめ
、掛止体32と受体33とUボルト36とが協同して脚柱8に梁わく1を取付けるものである(図2参照)。このさい、掛止体32および受体33は丸棒鋼材により折曲形成されているため、丸棒鋼材自体の弾性機能とも相まって締結を極めて強固に行うことができ、確実なる取付けを常に行うことが出来るものである。
【0014】
なお、上記実施例において、棒鋼材として丸鋼が示されているが、これに限定されるものでなく、平鋼、角鋼、六角鋼、八角鋼、あるいは半丸鋼等の棒鋼材を使用してもよいものである。
【0015】
【発明の効果】
この発明は上述のように構成されているから、以下の効果を奏する。
まず第1に、掛止体32を建わく2の脚柱8と横架材9との連結部位に掛止せしめると共に、受体33に梁わく1の端部を嵌合保持せしめ、しかるのち、掛止体32及び脚柱8と共に梁わく1の端部をUボルト36でもって囲繞せしめつつナット37を介して締結プレ−ト34に締結せしめるものであって、常に掛止体32と受体33とUボルト36とが協同して脚柱8に梁わく1を確実、かつ強固に取付けることが出来るものである。
第2に、棒鋼材を折曲することにより建わく用掛止体32および梁わく用受体33が一体形成されているから、板金加工により形成された従来例に比して、その製作が極めて容易で安価に提供することが出来るのみならず、非常に軽量で持ち運びや取扱いが極めて至便である。
第3に、掛止体32は上述の如く棒鋼材を略U字形状に折曲することにより形成されているから、建わく2を構成する脚柱8と横架材9との連結部位に小スペ−スでもって引掛け状に掛止することが出来るものであって、ひいては、床付き布わく4の取付けや連結用ア−ムロックレスピン5におけるロック解除ハンドル10の解除操作を邪魔することなく常に梁わく1を自由に取付けることが出来るものである。
第4に、Uボルト36でもって締結せしめるさいにおいても、掛止体32や受体33が棒鋼材により折曲形成されているため、棒鋼材自体の弾性機能を有効に発揮せしめつつ締結を極めて強固に行うことができ、常に安全性の高い取付けを確実に行うことが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 同使用状態を示す断面図である。
【図3】 仮設足場の構築状態を示す斜視図である。
【図4】 従来の梁わく用取付け金具11を示す斜視図である。
【図5】 同使用状態を示す断面図である。
【図6】 建わく2を連結用ア−ムロックレスピン5により連結せしめた状態を示す断面図である。
【図7】 従来の他の梁わく用取付け金具21を示す斜視図である。
【図8】 同使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 梁わく
2 建わく
8 脚柱
31 梁わく用取付け金具
32 建わく用掛止体
33 梁わく用受体
34 締結プレ−ト
35 ボルト挿通孔
36 Uボルト
37 ナット
Claims (1)
- 建わく2の脚柱8に掛止せしめるべく所要長の棒鋼材を折曲して略U字形状に形成された建わく用掛止体32と、該掛止体32のU字形部分がなす平面に直交する2平面上に両自由端を各々略U字形状に折曲して一体形成された両側一対の梁わく用受体33と、該両側の受体33に各々外方突出状に固着された両側一対のボルト挿通孔35付き締結プレ−ト34と、掛止体32及び脚柱8と共に梁わく1を囲繞して両側の締結プレ−ト34に各々締結せしめるべく所要の開口幅を備えたナット37付きUボルト36とより構成されてなることを特徴とする、梁わく用取付け金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16069196A JP3819477B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 梁わく用取付け金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16069196A JP3819477B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 梁わく用取付け金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09317168A JPH09317168A (ja) | 1997-12-09 |
JP3819477B2 true JP3819477B2 (ja) | 2006-09-06 |
Family
ID=15720390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16069196A Expired - Lifetime JP3819477B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 梁わく用取付け金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3819477B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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JP3978869B2 (ja) * | 1998-06-02 | 2007-09-19 | 株式会社大林組 | 鉄筋保持用金物 |
JP6846098B2 (ja) * | 2017-02-24 | 2021-03-24 | 光洋機械産業株式会社 | 梁枠の取付構造並びにこれに用いられる梁枠受け部材及び梁枠渡し部材 |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP16069196A patent/JP3819477B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH09317168A (ja) | 1997-12-09 |
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