JP3818097B2 - スイッチ - Google Patents

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H27/00Switches operated by a removable member, e.g. key, plug or plate; Switches operated by setting members according to a single predetermined combination out of several possible settings
    • H01H27/002Switches operated by a removable member, e.g. key, plug or plate; Switches operated by setting members according to a single predetermined combination out of several possible settings wherein one single insertion movement of a key comprises an unlocking stroke and a switch actuating stroke, e.g. security switch for safety guards

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁ロック式のドアスイッチ等に好適に使用することのできるスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
ドアスイッチは一般に、自動化された工作機械を設置した作業エリアの出入り口に設けたドアの開閉を検知して、工作機械の電源を入り切りするものであり、ドアを閉めるとドア側に備えたキーが出入り口側に備えたスイッチ本体に挿入され、挿入されたキーによって内装カムが回転操作されて、スイッチ本体に内蔵したスイッチング機構がスイッチオン状態に切り換えられて電源回路などが接続されるとともに、ドアを開けるとキーの抜き出しによって内装カムが回転操作されて、スイッチング機構がスイッチオフ状態に切り換えられて電源回路などが断たれるように構成されている。
【0003】
電磁ロック式のドアスイッチとしては、ドアを閉めるとロック付勢されたロック機構が働いて自動的にロックがかかり、電磁ソレノイドに通電してロック機構をロック解除操作することでドアの開放を許容するメカロック方式のものと、ドアを閉めても直ちにはロックがかからず、電磁ソレノイドに通電している期間だけロック解除付勢されたロック機構を作動させてロック状態を保持し、電磁ソレノイドへの通電を停止することでロックを付勢解除してドアの開放を許容するソレノイドロック方式のものとが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したいずれの方式においても、ロック解除操作をすることなく、ロックされている状態のままでドアを無理やり開けようとすると、キーの抜き出しによって内装カムが無理に回転されようとし、時には、カムやこれによって操作されるプランジャなどが破損され、カムが回転してキーが抜き出されてドアが開いてしまうとともに、この破損によってスイッチング機構がスイッチオン状態に保持されたままとなり、ドアが開放されているにもかかわらず電源回路が接続されたままになって工作機械が作動したままになるような不具合がもたらされる。
【0005】
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、ロックされているままでキーが無理に抜き出し操作されても、スイッチング機構をキー抜き出し時にもたらされる正規の接点切換え状態にして上述のような不具合の発生を未然に回避することを主たる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。
【0007】
すなわち、本発明のスイッチは、スイッチング機構と、キーの挿抜によって正逆に作動して前記スイッチング機構を接点切換え作動させる操作機構と、キーの挿入によってもたらされた接点切換え状態を維持するロック機構とを備えたスイッチであって、前記接点切換え状態を維持したロック状態でキーに設定以上の抜き出し荷重が働くと、ロック機構のロックを強制解除して、操作機構およびスイッチング機構を、キーが挿入されない時にもたらされる正規の接点切換え状態に切換え作動させるものであり、前記スイッチング機構の固定端子に対向する可動端子を支持した可動部材を、前記操作機構によって変位されるプランジャに連動させ、前記ロック機構は、前記可動部材または前記プランジャにロック部材を係合させてロック状態とするものであり、前記ロック部材の少なくとも一部を、このロック部材が係合される前記可動部材または前記プランジャよりも脆弱とし、ロック状態でキーに設定以上の抜き出し荷重が働くと、ロック部材が変形破損してロックが解除されるものである。
【0008】
ここで、プランジャは、可動部材と一体あるいは別体のいずれであってもよい。
【0009】
また、可動部材またはプランジャよりも脆弱とは、可動部材またはプランジャに比べてもろくあるいは弱いために、例えば、脱落、折損などの破損や曲げ変形などを受け易いことをいう。
【0010】
変形破損とは、変形したり壊れたりすることをいい、例えば、曲げ変形、脱落、折損などをいう。
【0011】
本発明によると、通常時は、ロック機構が適正に機能してロック状態でのキーの抜き出しは不能となるが、ロック状態のままで無理にキーを抜き出し操作して設定以上の抜き出し荷重が作用すると、ロック機構のロックが機械的に強制解除されてキーが抜き出されるので、回転カムなどの操作機構やプランジャが損傷することはなく、スイッチング機構は、キーが挿入されない時にもたらされる正規の接点切換え状態となる。
しかも、ロック機構におけるロック部材の決まった部位のみが変形破損されてロック機能が強制解除され、キーによって操作される回転カムやプランジャなどのスイッチ操作のための主要部が損傷するのを確実に回避することができ、ロック部材の取替えによって簡単に復旧することができ、実用上の利便性に優れている。
【0012】
本発明の一実施態様においては、前記スイッチング機構は、固定端子に対向する可動端子を支持した可動部材が復帰バネによって付勢変位されることで可動端子が固定端子に接触するスイッチオン状態とされ、前記可動部材が前記復帰バネに抗して変位されることで可動端子が固定端子から離反するスイッチオフ状態とされるものであり、前記操作機構は、キー抜き出し状態では、前記スイッチング機構を復帰付勢力に抗してスイッチオフ位置に変位させ、キー挿入状態では、スイッチング機構を復帰付勢力によってスイッチオン位置に変位作動されるものである。
【0013】
この実施態様によると、操作機構は、キーの抜き出しによって、スイッチング機構を復帰付勢力に抗してスイッチオフ位置に変位させるので、接点の溶着を強制開離することができ、性能の優れたスイッチを構成することができる。
【0014】
発明の他の実施態様においては、前記ロック機構のロック部材を、前記プランジャに係合させるとともに、ロック部材のプランジャに対する係合部位が、設定以上の過大な係合荷重によって曲げ変形されるものである。
【0015】
この実施態様によると、通常時は、ロック部材が適正にプランジャに係合してロック状態がもたらされ、キーの抜き出しは不能となるが、ロック状態のままで無理にキーを抜き出し操作すると、ロック部材が曲げ変形してプランジャから離脱し、ロック機能が解除されてキーが抜き出されるので、回転カムなどの操作機構やプランジャが損傷することはなく、スイッチング機構は、キーが挿入されない時にもたらされる正規の接点切換え状態となる。また、旧来のロック部材を形状変更するだけの簡単な改造で所期の機能を得ることができ、安価に実施することができる。
【0016】
本発明の更に他の実施態様においては、曲げ変形された前記ロック部材の係合部位が、スイッチオフ位置の可動部材またはプランジャに係合して、可動部材のスイッチオン位置への付勢変位を阻止するものである。
【0017】
この実施態様によると、ロック状態のままで無理にキーが抜き出されると、曲げ変形されたロック部材の係合部位が、スイッチオフ位置に移動した可動部材あるいはプランジャに係合してその位置に保持し、再びキーが挿入されてもスイッチオン状態がもたらされることはなく、スイッチの破損を容易に認識して修復処理などを速やかに行うことができる。
【0018】
本発明の好ましい実施態様においては、係合部位が曲げ変形された前記ロック部材は、スイッチオン位置にある可動部材またはプランジャとの当接によって正規のロック位置への進出が阻止されるものである。
【0019】
この実施態様によると、ロック状態のままで無理にキーが抜き出されると、電磁ソレノイドなどによってロック部材をロック解除するとともに、再びキーを挿入してスイッチオン状態をもたらしたとしても、係合部位が曲げ変形されたロック部材は再び正規のロック位置へ進出することができなくなり、ロック機構のロック位置への切換えを検知するモニタ用の接点をスイチング機構と直列に接続して電源の入り切りを行うように構成することで、一旦、ロック状態のままで無理にキーが抜き出されると、再びキーを挿入しても電源を入れることができなくなる。
【0020】
すなわち、キーを無理に抜き出してスイッチが破損すると、ロック部材自体を正規のロック位置へ進出させることができなくなり、ロック状態を検知するモニタ用の接点と組合せることで、不用意な電源入りを未然に回避することができる。
【0021】
本発明の他の実施態様においては、前記ロック機構のロック部材を、前記プランジャに係合させるとともに、ロック部材のプランジャに対する係合部位が、設定以上の過大な係合荷重によって脱落破損するものである。
【0022】
この実施態様によると、ロック状態のままで無理にキーが抜き出されると、ロック部材のプランジャに対する係合部位が過大な荷重によって脱落し、ロックが解除されてキーが抜き出されるので、回転カムなどの操作機構やプランジャが損傷することはなく、スイッチング機構は、キーが挿入されない時にもたらされる正規のスイッチオフ状態となる。また、旧来のロック部材における係合部位を脱落可能に改造するだけで所期の機能を得ることができ、安価に実施することができる。
【0023】
本発明の更に他の実施態様においては、前記ロック機構のロック部材を、前記スイッチング機構における可動部材に当接してスイッチオン位置にロックするとともに、ロック部材の可動部材に対する当接部位が、設定以上の過大な当接荷重によって変形あるいは脱落破損するものである。
【0024】
この実施態様によると、ロック状態のままで無理にキーが抜き出されると、ロック部材の可動部材に対する当接部位が、設定以上の過大な当接荷重によって変形あるいは脱落し、ロックが解除されてキーが抜き出されるので、回転カムなどの操作機構やプランジャが損傷することはなく、スイッチング機構は、キーが挿入されない時にもたらされる正規のスイッチオフ状態となる。また、スイッチング機構の可動部材に当接するロック部材の一部を変形あるいは脱落するように改造するだけで所期の機能を得ることができ、安価に実施することができる。
【0025】
本発明の一実施態様においては、前記可動部材は、係合溝を有し、前記ロック機構は、前記ロック部材の前記変形あるいは脱落破損によってスイッチオフ位置へ移動した前記可動部材の前記係合溝に係合して該可動部材を保持する保持部を有するものである。
【0026】
この実施態様によると、ロック状態のままで無理にキーが抜き出されると、保持部が可動部材の係合溝に係合してスイッチオフ位置に移動した可動部材を、その位置に保持し、再びキーが挿入されてもスイッチオン状態がもたらされることはなく、スイッチの破損を容易に認識して修復処理などを速やかに行うことができる。
【0027】
本発明の他の実施態様においては、前記ロック機構のロック部材を、前記スイッチング機構の可動部材に当接してスイッチオン位置にロックするとともに、設定以上の過大な当接荷重によってロック部材がロック付勢力に抗して後退変位して、可動部材のスイッチオフ位置への移動を許容するものである。
【0028】
この実施態様によると、ロック状態のままで無理にキーが抜き出されると、設定以上の過大な当接荷重によってロック部材がロック付勢力に抗して後退変位するので、ロック機能が解除されてキーが抜き出され、回転カムなどの操作機構やプランジャが損傷することはなく、スイッチング機構は、キーが挿入されない時にもたらされる正規のスイッチオフ状態となる。また、ロック付勢されたロック部材を過大な当接荷重で後退変位するように当接部位にカム面を形成するだけの極めて簡単な改造で所期の機能を得ることができ、一層安価に実施することができる。
【0029】
本発明の更に他の実施態様においては、スイッチオフ位置への移動した前記可動部材を、後退変位したロック部材に係合保持させるものである。
【0030】
この実施態様によると、ロック状態のままで無理にキーが抜き出されると、ロック部材がロック付勢力に抗して後退変位することでロックが解除されてキーが抜き出され、スイッチング機構は、キーが挿入されない時にもたらされる正規のスイッチオフ状態となるとともに、スイッチオフ位置へ移動した可動部材が後退変位したロック部材に係合保持され、再びキーを挿入してもスイッチオン位置に移動することはなく、スイッチの破損を容易に認識して修復処理などを速やかに行うことができる。
【0031】
本発明の好ましい実施態様においては、前記可動部材を操作機構によって変位されるプランジャに連動させ、前記可動部材または前記プランジャを複数備え、前記ロック機構は、前記複数の内の一つの前記可動部材または前記プランジャにロック部材を係合させてロック状態とするものであり、ロック状態でキーに設定以上の抜き出し荷重が働くと、ロック部材が係合されている前記可動部材またはプランジャが変形破損してロックが解除されるものである。
【0032】
ここで、プランジャは、可動部材と一体あるいは別体のいずれであってもよい。
【0033】
この実施態様によると、ロック状態のままで無理にキーを抜き出し操作すると、ロック部材が係合されている可動部材あるいはプランジャが破損してロックが解除されてキーが抜き出されるので、回転カムや別の可動部材やプランジャが損傷することはなく、スイッチング機構は、キーが挿入されない時にもたらされる正規の接点切換え状態となる。
【0034】
発明の実施の形態】
以下、本発明を、ドアスイッチに適用するキースイッチの実施態様を図面に基づいて説明する。
【0035】
図1に示すように、このキースイッチは、工作機械が設置された自動工作エリアの出入り口などに取付けられて利用されるものであって、出入り口の固定枠に取付けられるインターロック付きのスイッチ本体1と、開閉されるドアに取付けられるキー2とからなる。
【0036】
スイッチ本体1は、本体ケース3とこれの左側上端にネジ連結されるヘッドケース4とを備え、後述するように、本体ケース3にはメインとなるスイッチング機構5、ロック機構6および、モニタ用スイッチング機構7が組込まれ、また、ヘッドケース4にはスイッチング機構5を操作する操作機構としての回転カム8が組み込まれるとともに、その前面にキー挿入口9が形成されている。
【0037】
本発明は、上記ロック機構6の構成に特徴を有するものであり、ロック機構6の各種実施形態を以下に例示する。
【0038】
〔第1例〕
図2〜図6に、第1例のロック機構6を備えたキースイッチが示されている。
【0039】
前記スイッチング機構5は、本体ケース3内の左側においてヘッドケース4の直下に位置するよう配備されており、3対の固定端子11と、上下動可能な可動部材12に支持された3個の可動端子13とから構成され、可動部材12は復帰バネ14によって上方付勢されている。また、各可動端子13は図示しないストローク吸収用のバネを介して後退変位可能に弾性支持されている。
【0040】
図2は、可動部材12が復帰バネ14に抗して下方移動しているスイッチオフ状態を示し、この時、各可動端子13が固定端子11対から離反して、1組の固定端子11に配線接続された電源回路が断たれるようになっている。また、可動部材12が復帰バネ14によって上方に付勢移動することで、各可動端子13が固定端子11に接触導通してスイッチオン状態がもたらされ、電源回路が入れられるようになっている。また、可動部材12の上端にはプランジャ15が当接されており、このプランジャ15がヘッドケース4内に突入されて回転カム8の外周カム面に当接されている。
【0041】
ヘッドケース4に組込まれた操作機構としての回転カム8は、水平軸心a周りに回転可能に支持されており、回転カム8の外形が前記キー挿入口9へのキー2の挿抜に伴って正逆に回転操作される形状に形成されている。そして、図2に示すように、キー2が抜き出された状態では、回転カム8の大径カム部8aによってプランジャ15が復帰バネ14に抗して押し下げられることで、可動部材12が下方変位して上記スイッチオフ状態が現出され、また、図3に示すように、キー2が挿入されて回転カム8が図中時計方向に回動されると、プランジャ15が回転カム8の小径カム8bに係入して上方に変位可能となり、可動部材12が上方に付勢変位して上記スイッチオン状態が現出されるのである。
【0042】
このように、回転カム8によって可動部材12を強制的に押し下げてスイッチオフとすることで、接点に溶着が発生しても、強制的に開離することができるのである。
【0043】
ロック機構6は、機械式のロック付勢されたメカロック型式のものであり、プランジャ15の下部に作用する金属板製のロック部材16、これを左右にスライド変位させるクランクレバー17、このクランクレバー17を正逆に揺動操作するスライド部材18、このスライド部材18に連結された電磁ソレノイド19、等から構成されており、電磁ソレノイド19のコア19aが、ロック付勢用のバネ20によって上方に付勢変位することでロック部材16がロック方向である左方にスライド変位し、電磁ソレノイド19が通電されてコア19aがバネ20に抗して下方変位されることで、ロック部材16がロック解除方向である右方にスライド変位されるようになっている。
【0044】
なお、前記スライド部材18には、前記モニタ用スイッチング機構7の可動部材21が連結されており、図2中に示すように、スライド部材18がロック解除位置にあると、モニタ用スイッチング機構7における2対の固定端子22に対してスライド部材21に保持された2つの可動端子23がそれぞれ離反し、また、スライド部材18がロック位置にあると各可動端子23が固定端子22対にそれぞれ接触導通されるようになっている。
【0045】
ロック部材16は、本体ケース3の内部に形成されたガイド溝26に左右スライド自在に支持されており、その左側寄り箇所にプランジャ15を挿通する開口27が形成されるとともに、その右端部の前後に操作ピン部28a,28bが形成され、奥側の操作ピン部28aにクランクレバー17の一端のヨーク部17aが係合連係されている。また、ロック部材16には、開口27に挿通されたプランジャ15に向かうアーム部29が片持ち状に延出されるとともに、このアーム部29の先端に、プランジャ15の下部に段付き状に形成した小径部15aに右側方から係合する凹部30が形成されている。
【0046】
図2に示すスイッチオフ状態では電磁ソレノイド19は非通電状態にあり、コア19aはバネ20によって上方付勢され、クランクレバー17が反時計方向に揺動付勢されることでロック部材16は図中左方にスライド付勢されている。この場合、プランジャ15はスイッチフ位置まで押し下げられているので、アーム部29の先端はプランジャ15における小径部15aより上方の大径部外周に押し付けられた状態にある。
【0047】
キー2が抜き出された上記スイッチオフ状態では、回転カム8は図示しないロック部材によって回転阻止され、キー以外のもので回転カム8が操作されることが防止される。そして、キー2の挿入行程の初期にそのロック部材がキー2によって後退されて回転カム8の回転が許容され、引き続くキー挿入操作によって図3に示すスイッチオン状態もたらされるようになっている。
【0048】
キー2の挿入によって回転カム8が回転されてプランジャ15および可動部材12が上方変位してスイッチオン状態になると、プランジャ15の小径部15aがロック部材16に臨む位置に到達し、ロック付勢されているロック部材16が図中左方にスライド変位し、アーム部29の凹部30がプランジャ15の小径部15aに係合してロック状態がもたらされる。このロック状態では、アーム部29の先端が小径部15aの上端段差部に下方から当接することで、プランジャ16の下方変位が牽制阻止され、回転カム8の逆回転、つまり、キー2の抜き出しが阻止される。
【0049】
このスイッチオン状態でロック機構6のロック部材16が正規のロック作用位置まで進出変位すると、モニタ用スイッチング機構7もスイッチオン状態となる。このモニタ用スイッチング機構7の一組みの回路はスイッチング機構5における一組みの回路に直列に接続されており、この直列回路が閉成導通することで自動工作エリア内の工作機械への電源が入れられるようになっている。
【0050】
キー2を抜き出す場合には、電磁ソレノイド19に通電してコア19aをバネ20に抗して下方に変位させることで、クランクレバー17を時計方向に強制揺動させ、ロック位置のロック部材16を右方に退避させ、アーム部29の先端をプランジャ15の小径部15aから離脱することで、プランジャ15のロックを解除する。これによってキー2の抜き出し、つまり、ドアの開放が許容されるのである。
【0051】
ロック機構6の上記機能は従来のものと基本的には同等であるが、本発明では、ロック解除を行うことなくドアを無理に開いた場合に以下のような機能を発揮する。
【0052】
つまり、図3に示すように、ロックが掛かったスイッチオン状態のままで、キー2に引き抜き操作を加えると、回転カム8がキー2によって反時計方向に回転され、ロック部材16に係合されたプランジャ15に下方への操作力が与えられる。この場合、通常のドア開放操作に伴うキー抜き出しに対しては、ロック部材16のアーム部29がプランジャ15の下方変位を十分阻止するが、ドアに他物が強力に衝突する、等して、キー2が無理に引き抜かれようとすると、プランジャ15を係合支持するロック部材16のアーム部29の先端部に所定以上の荷重が作用し、図4に示すように、大きい荷重に耐え切れなくなったアーム部29が下方に屈曲変形され、プランジャ15およびこれに当接操作される可動部材12はスイッチオフ位置まで下動変位する。従って、モニタ用スイッチング機構7と直列の回路は開成され、工作機械への電源は断たれる。
【0053】
図5に示すように、上記のようにしてキー2が無理に抜き出された後、知らずにドアを閉められて、キー2が再び挿入されると、プランジャ15は回転カム8の回転に対応して上方変位が可能であるが、可動部材12は、屈曲変形されたアーム部29によって上方変位が阻止され、スイッチング機構5はスイッチオフ状態に保持される。従って、無理にドアを開いた後に再びドアを閉めても電源は入れられることがない。
【0054】
また、上記のようにしてキー2が無理に抜き出された後、ドアを閉じて(キー2を挿入し)ロック解除を行うと、図6に示すように、ロック部材16が後退することで屈曲変形されたアーム部29による牽制が解除された可動部材12は正規に上動してスイッチオン状態となるが、ロック付勢されたロック部材16のアーム部29の先端が可動部材12に引掛かって正規のロック位置までスライド移動できなくなり、モニタ用スイッチング機構7がスイッチオフとなり、この場合も電源が入らない状態となる。
【0055】
〔第2例〕
図7〜図9に、第2例のロック機構6を備えたキースイッチが示されている。このキースイッチは、ロック機構6以外の構成および機能は基本的に第1例と同様であるので、第1例と同一の部材および同一の機能部位には同じ符合を付してその説明は省略する。
【0056】
この例のロック機構6は、キー2の挿入によってスイッチング機構5の可動部材12がスイッチオン位置まで上動した時に、ロック付勢されたロック部材16が可動部材12の下方に進出挿入されることで、図8に示すように、スイッチオン状態がロックされるように構成されている。
【0057】
ここで、前記ロック部材16は、クランクレバー17に係合連結されたスライドブロック16aから金属製の受止めアーム16bを延出して可動部材12を当接支持するよう構成されており、ロックが掛かったままでキー2が強制的に抜き出されると、図9に示すように、回転カム8によって強力に押し下げ操作される可動部材12によってロック部材16の受止めアーム16bが下方に屈曲変形され、スイッチング機構5がスイッチオフ状態に切換えられ、モニタ用スイッチング機構7がスイッチオンであっても電源が切られることになる。
【0058】
〔第3例〕
図10〜図12に、第3例のロック機構6を備えたキースイッチが示されている。このキースイッチは、基本的な構成および機能は第1例と同一であるので、第1例と同一の部材および同一の機能部位には同じ符合を付してその説明は省略する。
【0059】
この例のロック機構6は、第1例と同様に金属板からなるロック部材16の開口27内に設けた凹部30をプランジャ15の小径部15aに係合させることで、スイッチング機構5をスイッチオン位置にロックするものであるが、凹部30の端面が上向きのテーパ面sに形成されるとともに、プランジャ15の小径部15aより上方部位に係合溝31が形成されており、ロックが掛かったままでキー2が強制的に抜き出されると、プランジャ15が下方に強く操作されることで、小径部15aの上端段差部が凹部30の上向きのテーパ面sに当接し、この上向きのテーパ面sのカム作用によってロック部材16がバネ20によるロック付勢力に抗して後退し、プランジャ15およびこれに連動する可動部材12がスイッチオフ位置まで下動する。すると、図12に示すように、ロック付勢されているロック部材16が再び突出移動して、プランジャ15の係合溝31に係合し、プランジャ15の上方移動が阻止される。つまり、ロックが掛かったままで無理にキー2を抜き出すと、スイッチング機構5がスイッチオフ状態に切換え保持されてしまうのである。
【0060】
〔第4例〕
図13〜図15に、第4例のロック機構6を備えたキースイッチが示されている。
【0061】
このキースイッチは、第2例と同様に、スイッチング機構5の可動部材12の下部にロック部材16を進出させて、スイッチオン位置に上動した可動部材12の下動を当接阻止するよう構成されたものである。
【0062】
この例のロック機構6におけるロック部材16は、少なくとも先端側が中空に形成されるとともに、可動部材12の受止め部32が小幅のブリッジ33を介して支持された構造となっており、ロックが掛かったままでキー2が強制的に抜き出されると、図15に示すように、可動部材12が下方に強く操作されることで、ロック部材16の受止め部32に過大な押圧荷重が作用し、その荷重に耐え切れなくなったブリッジ33が折れることで受止め部32が脱落し、可動部材12はスイッチオフ位置まで下動する。ここで、可動部材12には係合溝34が形成されており、スイッチオフ位置まで移動した可動部材12の係合溝34に、ロック部材16側に残ったブリッジ33の先端が係入し、可動部材12の上方移動が阻止される。つまり、ロックが掛かったままで無理にキー2を抜き出すと、スイッチング機構5がスイッチオフ状態に切換え保持されてしまうのである。
【0063】
〔第5例〕
図16に、第5例のロック機構6の要部が示されている。この例のロック機構6は、第4例と同様に、スイッチング機構5の可動部材12の下部にロック部材16を進出させて、スイッチオン位置に上動した可動部材12の下動を当接阻止するよう構成されたものである。
【0064】
この例のロック機構6におけるロック部材16は、単なるブロック状であり、これに対して、可動部材12の下端部が複数本のスリット35が周方向に形成された筒状に形成されており、ロックが掛かったままでキー2が強制的に抜き出されると、図16(c)に示すように、可動部材12が下方に強く操作されることで、ロック部材16に受止められた可動部材12の下端部に過大な圧縮荷重が作用し、その荷重に耐え切れなくなった可動部材12の下端部が押し潰し変形され、可動部材12はスイッチオフ位置まで下動する。ここで、可動部材12の下端部が押し潰し変形されることで、可動部材12を上下動可能に挿通するガイド溝36を通過することが不能となり、可動部材12の上方移動が阻止される。つまり、この例においても、ロックが掛かったままで無理にキー2を抜き出すと、スイッチング機構5がスイッチオフ状態に切換え保持されてしまうのである。
【0065】
〔第6例〕
図17〜図19に、第6例のロック機構6を備えたキースイッチが示されている。このキースイッチは、基本的な構成および機能は第1例と同一であるので、第1例と同一の部材および同一の機能部位には同じ符合を付してその説明は省略する。
【0066】
この例のロック機構6は、第1例と同様に金属板からなるロック部材16の開口27内に設けた凹部30をプランジャ15の小径部15aに係合させることで、スイッチング機構5をスイッチオン位置にロックするものであるが、凹部30の奥端から深いスリット37が形成されており、ロックが掛かったままでキー2が強制的に抜き出されると、図19に示すように、プランジャ15が下方に強く操作されることで、小径部15aの上端段差部に係合されている凹部30の周辺が下方に変形され、プランジャ15およびこれに連動する可動部材12がスイッチオフ位置まで下動する。
【0067】
〔第7例〕
図20に、第7例のロック機構6の要部が示されている。この例のロック機構6は、第4例と同様に、スイッチング機構5の可動部材12の下部にロック部材16を進出させて、スイッチオン位置に上動した可動部材12の下動を当接阻止するよう構成されたものである。
【0068】
この例のロック機構6におけるロック部材16は、図20(a)に示すように、クランクレバー17に係合連結されたスライドブロック16aから受止めアーム16bを延出して可動部材12を当接支持するとともに、受止めアーム16bの基部にノッチ38が形成されて、受止めアーム16bが過大な荷重によって折損するようになっている。また、受止めアーム16bの上面に沿って板バネ材39が配備されている。
【0069】
この構成では、ロックが掛かったままでキー2が強制的に抜き出されると、図20(d)に示すように、回転カム8によって強力に押し下げ操作される可動部材12によってロック部材16の受止めアーム16bが過大な荷重によって折損し、スイッチング機構5がスイッチオフ状態に切換えられ、モニタ用スイッチング機構7がスイッチオンであっても電源が切られることになる。
【0070】
ここで、受止めアーム16bが折損することで、可動部材12が板バネ材39に形成された開口40に挿通され、この開口40に臨んで形成された舌片41が可動部材12に形成された係合溝34に係入して、可動部材12の上方移動が阻止される。つまり、この例においても、ロックが掛かったままで無理にキー2を抜き出すと、スイッチング機構5がスイッチオフ状態に切換え保持されてしまうのである。
【0071】
〔第8例〕
図21〜図23に、第8例のロック機構6を備えたキースイッチが示されている。このキースイッチは、基本的な構成および機能は第1例と同一であるので、第1例と同一の部材および同一の機能部位には同じ符合を付してその説明は省略する。
【0072】
この例のロック機構6は、第1例と同様に金属板からなるロック部材16の開口27内に設けた凹部30をプランジャ15の小径部15aに係合させることで、スイッチング機構5をスイッチオン位置にロックするものであるが、凹部30の周辺部42がロック部材16に圧入あるいはカシメ等によって固定された別部材で構成されている。
【0073】
この構成によると、ロックが掛かったままでキー2が強制的に抜き出されると、図23に示すように、プランジャ15が下方に強く操作されることで、小径部15aの上端段差部が凹部30の周辺部42に強く押圧されることになり、その押圧荷重が過大になると周辺部42が脱落し、プランジャ15およびこれに連動する可動部材12がスイッチオフ位置まで下動する。
【0074】
〔第9例〕
図24に、第9例のロック機構6の要部が示されている。この例のロック機構6は、第4例と同様に、スイッチング機構5の可動部材12の下部にロック部材16を進出させて、スイッチオン位置に上動した可動部材12の下動を当接阻止するよう構成されたものである。
【0075】
この例のロック機構6におけるロック部材16は、先端側に可動部材12が通過できる透孔43が形成されるとともに、この透孔43の上端付近に、可動部材12の下端を受け止支持するリング状の受止め部材44が嵌合止着されており、ロックが掛かったままでキー2が強制的に抜き出されると、図24(b)に示すように、可動部材12が下方に強く操作されることで、ロック部材16の受止め部材44に過大な押圧荷重が作用し、その荷重に耐え切れなくなって受止め部材44が脱落することで可動部材12はスイッチオフ位置まで下動する。
【0076】
前記受止め部材44としては、硬質の樹脂材や周部に切欠きを有するC形の金属リングを利用することもできる。また、図25に示すように、E形止め輪を利用して受止め部材44とすることもできる。
【0077】
〔第10例〕
図26に、第10例のロック機構6の要部が示されている。この例のロック機構6は、第4例と同様に、スイッチング機構5の可動部材12の下部にロック部材16を進出させて、スイッチオン位置に上動した可動部材12の下動を当接阻止するよう構成されたものである。
【0078】
このロック機構6のロック部材の先端にはテーパ面pが形成されるとともに、可動部材12の下端にもテーパ面qが形成され、図26(b)に示すように、ロック位置に進出したロック部材16は、テーパ面p,qを介して可動部材12を受止め支持してロックするものとなっている。
【0079】
従って、ロックが掛かったままでキー2が強制的に抜き出されると、可動部材12が下方に強く操作されることで、図26(c)に示すように、テーパ面p,qのカム作用でロック部材16がロック付勢力に抗して後退変位されることで、可動部材12はスイッチオフ位置まで下動する。
【0080】
〔第11例〕
図27に、第11例のロック機構6を備えたキースイッチが示されている。
【0081】
このキースイッチは、第2例と同様に、スイッチング機構5の可動部材12の下部にロック部材16を進出させて、スイッチオン位置に上動した可動部材12の下動を当接阻止するよう構成されたものである。
【0082】
この例のロック機構6におけるロック部材16は、可動部材12の受止め部32が小幅のブリッジ33を介して支持されるとともに、その一側に傾斜係合部45が連設された構造に構成されるとともに、可動部材12の下部一側に下向きに係合脚46が延出されている。
【0083】
この構成によると、ロックが掛かったままでキー2が強制的に抜き出されると、可動部材12が下方に強く操作されることで、ロック部材16の受止め部32に過大な押圧荷重が作用し、図27(c)に示すように、その荷重に耐え切れなくなったブリッジ33が折れることで受止め部32が脱落し、可動部材12はスイッチオフ位置まで下動する。ここで、可動部材12に連設した係合脚46がロック部材16の傾斜係合部45に作用してロック部材16をロック付勢力に抗して少し後退変位させた後、係合脚46の係合爪47が傾斜係合部45に備えた係合溝48に係合し、可動部材12の上方移動が阻止される。つまり、ロックが掛かったままで無理にキー2を抜き出すと、スイッチング機構5がスイッチオフ状態に切換え保持されてしまうのである。
【0084】
〔第12例〕
図28〜図30に、第12例のロック機構6を備えたキースイッチの概略が示されている。
【0085】
このキースイッチにおいては、スイッチング機構5の可動部材12の上端に当接連係する2つのプランジャ15A,15Bが装備されている。ここで、一方のプランジャ15Bにのみロック機構6のロック部材16が係合作用するとともに、このプランジャ15Bはロック部材16より脆弱に構成されている。
【0086】
この構成によると、ロックが掛かったままでキー2が強制的に抜き出されると、回転カム8によって両プランジャ15A,15Bが押し下げ力を受けるが、図30に示すように、ロックされているプランジャ15Bには大きい荷重が作用して折損してしまい、回転カム8の回転に伴って一方のプランジャ15Aを介して可動部材12が押し下げられ、スイッチオフ位置に至る。
【0087】
なお、この例では、2つのプランジャ15A,15Bを並設して一つの回転カム8で操作したけれども、他の例として、2つのプランジャを同軸状に配置し、例えば、外側のプランジャにのみロック部材を係合させるようにしてもよいし、各プランジャに個別的に対応する二つの回転カムを設ける構成としてもよい。
【0088】
〔第13例〕
図31に、第13例のロック機構6を備えたキースイッチの概略が示されている。
【0089】
このキースイッチは、キー2の抜き出し状態で、スイッチング機構5の可動部材12およびプランジャ15が回転カム8の小径カム部8bに対向して上方に付勢変位することでスイッチオフ状態になり、キー2の挿入によって回転カム8が回転されることでプランジャ15が回転カム8の大径カム部8aによって押し下げられることでスイッチオン状態になるものであり、ロック機構6は、支点b周りに回動自在なL形ロックレバー50と、横スライド操作されるプレート状のロック部材16とからなる。
【0090】
ここで、L形ロックレバー50は、その一端部50aが回転カム8に当接追従するよう反時計方向に回動付勢され、L形ロックレバー50の他端部50bにロック部材16が上方から係合作用するようになっている。
【0091】
この構成によると、図31(b)に示すスイッチオン状態では、L形ロックレバー50の他端部50bにロック部材16が係合して、L形ロックレバー50の時計方向への回動が阻止されることで回転カム8の時計方向への回動が阻止されて、キー2の抜き出しが不能なロック状態がもたらされる。
【0092】
このロック状態でキー2を無理に抜き出すと、回転カム8の時計方向への回動によってL形ロックレバー50が時計方向に押圧回動されようとし、図31(c)に示すように、ロック部材16に係合されたL形ロックレバー50の他端部50bは過大な荷重によって折損し、回転カム8が回転してスイッチオフ状態がもたらされる。
【0093】
なお、プランジャ15には、ロックを解除してキー2を抜き出す際に、接点が溶着していても強制開離させるために、L形ロックレバー50の他端50bに係合するリブ60が突設されている。
【0094】
〔その他の例〕
本発明は、上述の各例に限らず、それらを適宜組み合わせて構成してもよい
【0095】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ロックされているままでキーが無理に抜き出し操作されても、スイッチング機構をキー抜き出し時にもたらされる正規の接点切換え状態に切換えて、キー挿抜状態に対応しない状態がもたらされることを未然に回避することができ、これによって、電磁ロック式のドアスイッチなどとして使用した場合に、工作機械が作動したままで、ドアが開いてしまうといった事態を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キースイッチの全体外観を示す斜視図
【図2】 (a)第1例のキースイッチのキー抜き出し状態における正面図
(b)ロック作用部の平面図
(c)回路図
【図3】 (a)第1例のキースイッチのキー挿入状態における正面図
(b)ロック作用部の平面図
(c)回路図
【図4】 (a)第1例のキースイッチのキー無理抜き操作状態における正面図
(b)ロック作用部の平面図
(c)回路図
【図5】 (a)第1例のキースイッチのキー無理抜き後のキー再挿入状態における正面図
(b)回路図
【図6】 (a)第1例のキースイッチのキー無理抜き後にロック解除操作してキーを再挿入した状態における正面図
(b)回路図
【図7】 第2例のキースイッチのキー抜き出し状態における正面図
【図8】 第2例のキースイッチのキー挿入状態における正面図
【図9】 第2例のキースイッチのキー無理抜き操作状態における正面図
【図10】 第3例のキースイッチのキー抜き出し状態における正面図
【図11】 第3例のキースイッチのキー挿入状態における正面図
【図12】 第3例のキースイッチのキー無理抜き操作状態における正面図
【図13】 (a)第4例のキースイッチのキー抜き出し状態における正面図
(b)そのロック作用部を示す斜視図
【図14】 (a)第4例のキースイッチのキー挿入状態における正面図
(b)そのロック作用部を示す斜視図
【図15】 (a)第4例のキースイッチのキー無理抜き操作状態における正面図
(b)そのロック作用部を示す斜視図
(c)そのロック作用部の縦断正面図
【図16】 (a)第5例のキースイッチにおけるキー抜き出し状態でのロック作用部を示す正面図
(b)そのキー挿入状態でのロック作用部を示す正面図
(c)そのキー無理抜き状態でのロック作用部を示す正面図
【図17】 (a)第6例のキースイッチのキー抜き出し状態における正面図
(b)そのロック作用部を示す平面図
【図18】 (a)第6例のキースイッチのキー挿入状態における正面図
(b)そのロック作用部を示す平面図
【図19】 第6例のキースイッチのキー無理抜き操作状態における正面図
【図20】 (a)第7例のキースイッチにおけるロック部材の斜視図
(b)そのキー抜き出し状態でのロック作用部を示す正面図
(c)そのキー挿入状態でのロック作用部を示す正面図
(d)そのキー無理抜き状態でのロック作用部を示す正面図
【図21】 (a)第8例のキースイッチのキー抜き出し状態における正面図
(b)そのロック作用部を示す平面図
【図22】 (a)第8例のキースイッチのキー挿入状態における正面図
(b)そのロック作用部を示す平面図
【図23】 第8例のキースイッチのキー無理抜き操作状態における正面図
【図24】 (a)第9例のキースイッチにおけるキー挿入状態でのロック作用部を示す正面図
(b)そのキー無理抜き状態でのロック作用部を示す正面図
【図25】 (a)第9例におけるロック作用部の変形例のキー挿入状態を示す正面図
(b)そのキー無理抜き状態でのロック作用部を示す正面図
【図26】 (a)第10例のキースイッチにおけるキー抜き出し状態でのロック作用部を示す正面図
(b)そのキー挿入状態でのロック作用部を示す正面図
(c)そのキー無理抜き状態でのロック作用部を示す正面図
【図27】 (a)第11例のキースイッチにおけるキー抜き出し状態でのロック作用部を示す斜視図
(b)そのキー挿入状態でのロック作用部を示す斜視図
(c)そのキー無理抜き状態でのロック作用部を示す斜視図
【図28】 第12例のキースイッチにおけるキー抜き出し状態の概略正面図
【図29】 第12例のキースイッチにおけるキー挿入状態の概略正面図
【図30】 第12例のキースイッチにおけるキー無理抜き状態の概略正面図
【図31】 (a)第13例のキースイッチにおけるキー抜き出し状態の概略正面図
(b)そのキー挿入状態の概略正面図
(c)そのキー無理抜き状態の概略正面図
【符号の説明】
2 キー
5 スイッチング機構
6 ロック機構
8 操作機構(回転カム)
11 固定端子
12 可動部材
13 可動端子
14 復帰バネ
15 プランジャ
16 ロック部材

Claims (11)

  1. スイッチング機構と、キーの挿抜によって正逆に作動して前記スイッチング機構を接点切換え作動させる操作機構と、キーの挿入によってもたらされた接点切換え状態を維持するロック機構とを備えたスイッチであって、
    前記接点切換え状態を維持したロック状態でキーに設定以上の抜き出し荷重が働くと、ロック機構のロックを強制解除して、操作機構およびスイッチング機構を、キーが挿入されない時にもたらされる正規の接点切換え状態に切換え作動させるものであり、
    前記スイッチング機構の固定端子に対向する可動端子を支持した可動部材を、前記操作機構によって変位されるプランジャに連動させ、
    前記ロック機構は、前記可動部材または前記プランジャにロック部材を係合させてロック状態とするものであり、
    前記ロック部材の少なくとも一部を、このロック部材が係合される前記可動部材または前記プランジャよりも脆弱とし、ロック状態でキーに設定以上の抜き出し荷重が働くと、ロック部材が変形破損してロックが解除されることを特徴とするスイッチ。
  2. 請求項1記載のスイッチであって、
    前記スイッチング機構は、固定端子に対向する可動端子を支持した前記可動部材が復帰バネによって付勢変位されることで可動端子が固定端子に接触するスイッチオン状態とされ、前記可動部材が前記復帰バネに抗して変位されることで可動端子が固定端子から離反するスイッチオフ状態とされるものであり、
    前記操作機構は、キー抜き出し状態では、前記スイッチング機構を復帰付勢力に抗してスイッチオフ位置に変位させ、キー挿入状態では、スイッチング機構を復帰付勢力によってスイッチオン位置に変位作動させることを特徴とするスイッチ。
  3. 請求項1または2記載のスイッチであって、
    前記ロック機構のロック部材を、前記プランジャに係合させるとともに、ロック部材のプランジャに対する係合部位が、設定以上の過大な係合荷重によって曲げ変形されることを特徴とするスイッチ。
  4. 請求項記載のスイッチであって、
    曲げ変形された前記ロック部材の係合部位が、スイッチオフ位置の可動部材またはプランジャに係合して、可動部材のスイッチオン位置への付勢変位を阻止することを特徴とするスイッチ。
  5. 請求項またはに記載のスイッチであって、
    係合部位が曲げ変形された前記ロック部材は、スイッチオン位置にある可動部材またはプランジャとの当接によって正規のロック位置への進出が阻止されることを特徴とするスイッチ。
  6. 請求項1または2記載のスイッチであって、
    前記ロック機構のロック部材を、前記プランジャに係合させるとともに、ロック部材のプランジャに対する係合部位が、設定以上の過大な係合荷重によって脱落破損することを特徴とするスイッチ。
  7. 請求項1または2記載のスイッチであって、
    前記ロック機構のロック部材を、前記スイッチング機構における可動部材に当接してスイッチオン位置にロックするとともに、ロック部材の可動部材に対する当接部位が、設定以上の過大な当接荷重によって変形あるいは脱落破損することを特徴とするスイッチ。
  8. 請求項記載のスイッチであって、
    前記可動部材は、係合溝を有し、
    前記ロック機構は、前記ロック部材の前記変形あるいは脱落破損によってスイッチオフ位置へ移動した前記可動部材の前記係合溝に係合して該可動部材を保持する保持部を有することを特徴とするスイッチ。
  9. 請求項1または2記載のスイッチであって、
    前記ロック機構のロック部材を、前記スイッチング機構の可動部材に当接してスイッチオン位置にロックするとともに、設定以上の過大な当接荷重によってロック部材がロック付勢力に抗して後退変位して、可動部材のスイッチオフ位置への移動を許容することを特徴とするスイッチ。
  10. 請求項記載のスイッチであって、
    スイッチオフ位置への移動した前記可動部材を、後退変位したロック部材に係合保持させることを特徴とするスイッチ。
  11. 請求項1または2記載のスイッチであって、
    前記可動部材を操作機構によって変位されるプランジャに連動させ、
    前記可動部材または前記プランジャを複数備え、
    前記ロック機構は、前記複数の内の一つの前記可動部材または前記プランジャにロック部材を係合させてロック状態とするものであり、
    ロック状態でキーに設定以上の抜き出し荷重が働くと、ロック部材が係合されている前記可動部材またはプランジャが変形破損してロックが解除されることを特徴とするスイッチ。
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