JP3817804B2 - グロープラグ - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は,ディーゼルエンジンのシリンダ内を予熱するためのグロープラグ,特にそのヒータの接続構造に関する。
【0002】
【従来技術】
従来のグロープラグ90は,図8に示すごとく,金属製のハウジング6の中に嵌挿したセラミック製のヒータ2と,該ヒータ2の上端部に向けてハウジング6内に挿入した通電用の中軸3と,ヒータ2と中軸3とを接続する接続金具94とよりなる。また,ヒータ2とハウジング6との間には金属スリーブ28が配設されている。
【0003】
接続金具94は,図8,図9に示すごとく,中軸3を連結するための中軸連結部941と,ヒータ2を連結するためのヒータ連結部942とを有している。
そして,中軸3と接続金具94とは,図8に示すごとく,中軸連結部941内に中軸3の下端の小径部32を挿入し,中軸連結部941を外方からかしめることにより連結されている。
【0004】
一方,ヒータ2と接続金具94とは,図9に示すごとく,ロウ材8を用いてロウ接されている。即ち,ヒータ2の挿入部21を接続金具94のヒータ連結部942内に挿入し,ヒータ2を接続金具94を上にした状態で立設させる。次いで,ヒータ2の上端にロウ材を載置して加熱する。これにより,ロウ材が溶けてヒータ2と接続金具94の内壁945との間のクリアランスに入り込み,冷却後,図9に示すごとく,ヒータ2と接続金具94とがロウ材8によりロウ接される。
【0005】
従来,接続金具94は,図8,図9に示すごとく,ヒータ2との連結作業においてヒータ2の挿入作業を容易にすべく,ヒータ連結部942の先端部を外側に向けて広げていた。即ち,図9に示すごとく,ヒータ連結部942の先端部を,ある曲率半径Rをもって外側に広げていた。そのため,ヒータ2の挿入部21とヒータ連結部942との間のクリアランスCは,ヒータ2の挿入部21の先端から後方に向かって徐々に拡大するよう構成されていた。
【0006】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来のグロープラグにおいては,次の問題がある。
即ち,従来のグロープラグ1は,図10(A)に示すごとく,接続金具94とヒータ2との接続部分の同軸性が低い場合が発生しやすい。この場合には,図10(B)に示すごとく,ハウジング6への組み付け性が悪化し,また,組み付け後においても,接続金具94又は中軸3のいずれかがハウジング6と接触してしまい,これらの間の電気的絶縁状態を保つことができない場合もある。
【0007】
また,図11に示すごとく,連結後のヒータ2と接続金具94との同軸性を改善する方向に力がかけられることにより(A),ロウ接が外れてヒータ2と接続金具94との連結関係が解かれる場合もある(B,C)。この現象は,グロープラグを高温状態にした場合に発生しやすくなる。即ち,従来のグロープラグは,高温においてヒータと接続金具との接続強度が低くなる。
【0008】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,ヒータと接続金具との連結部の同軸性に優れ,かつ,高温接続強度が高いグロープラグを提供しようとするものである。
【0009】
【課題の解決手段】
請求項1の発明は,ハウジングと,該ハウジング内に嵌挿したセラミック製のヒータと,該ヒータの上端部に向けてハウジング内に挿入した通電用の中軸と,上記ヒータと上記中軸とを接続するための接続金具とよりなるグロープラグにおいて,
上記接続金具は管状であると共に上記中軸を連結するための中軸連結部と上記ヒータを連結するためのヒータ連結部とを有しており,
上記中軸連結部は,その内部に中軸を挿入して外方からかしめてあり,
上記ヒータは,その上端側の挿入部を上記ヒータ連結部内に挿入していると共に該ヒータ連結部にロウ接されており,
かつ,上記ヒータの上記挿入部の外径は一定であると共に上記ヒータ連結部の内径は一定となっており,上記ヒータの上記挿入部の外周面と上記ヒータ連結部の内壁との間に形成される環状間隔がいずれの位置においても略同等の厚みを有しており,
上記接続金具の上記ヒータ連結部の先端には,外周側から内周側に向かって後退したテーパ部を設けてあることを特徴とするグロープラグにある。
【0010】
本発明において最も注目すべきことは,上記ヒータの挿入部の外周面と上記ヒータ連結部の内壁との間のクリアランスは一定であることである。ここで,上記「クリアランスが一定である」とは,上記ヒータの挿入部と上記接続金具のヒータ連結部との間において形成される環状間隙が,いずれの位置においても略同等の厚みを有していることをいう。
【0011】
次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明のグロープラグにおいては,上記のごとく,上記ヒータの挿入部の外周面と上記接続金具のヒータ連結部の内壁との間のクリアランスは一定である。そのため,大量生産がなされるグロープラグの製造過程において,ヒータと接続金具とのロウ接の際に優れた同軸性が得られる。
【0012】
即ち,上記ヒータと接続金具とのロウ接は,ヒータの挿入部を接続金具のヒータ連結部内に挿入して仮組みした状態で,これらの間のクリアランスにロウ材を流し込むことにより行う。ヒータと接続金具とのロウ接後の同軸性を確保するためには,上記仮組み状態における同軸性が重要となる。
【0013】
このとき,上記クリアランスが一定でない場合には,クリアランスが広い部分において偏って仮組みされるおそれがある。これに対し,本発明における上記クリアランスは一定である。そのため,このような従来の不具合を避けることができ,仮組み状態における同軸性を簡単に確保することができる。それ故,ヒータと接続金具とは優れた同軸性を確保したままロウ接することができる。
【0014】
また,本発明のグロープラグは,上記クリアランスを一定にすることによって,ヒータと接続金具との高温における接続強度を従来よりも向上させることができる。これは,次の理由によると考えられる。
まず,ヒータと接続金具とのロウ接は,これらの間に浸入させ凝固させたロウ材を介して,いわゆる焼き嵌め効果により行われている。
【0015】
即ち,接続金具の方がヒータよりも熱膨張率が高いことを利用し,これらを加熱して上記クリアランスを広げた状態でロウ材を浸入させる。その後,冷却することによりロウ材を凝固させると共に上記クリアランスを狭くする。これにより,クリアランスを狭くする力(接続金具の収縮力)によってヒータと接続金具との接合状態が維持される。
【0016】
このようなロウ接のメカニズムを考慮すると,高温になれば接合強度が低下していくことは避けられない。ここで,特に,従来のように上記クリアランスが一定でない場合には,クリアランスが広い部分と狭い部分において,高温時の接合強度の低下割合に差が生じる。それ故,高温時に局部的に接合強度が低下した部分が発生しやすく,総合的な接合強度も大きく低下する。
【0017】
これに対し,本発明においては,上記クリアランスが一定であるので,高温時には,上記ヒータの挿入部の全域に渡って均一に接合強度が低下していく。即ち,従来のような局部的な強度低下がない。そのため,総合的に従来よりも高温強度を高めることができる。
【0018】
上記のごとく,本発明によれば,ヒータと接続金具との連結部の同軸性に優れ,かつ,高温接続強度が高いグロープラグを提供することができる。
【0019】
次に,請求項2の発明のように,上記接続金具の上記ヒータ連結部は,ストレート管であることが好ましい。即ち,上記ヒータ連結部は,その先端から後端まで内径及び外径がそれぞれ一定である,いわゆるストレート管であることが好ましい。これにより,容易に上記クリアランスの一定化を図ることができる。また,ストレート管であるため,その全域にわたって熱膨張量を同等にすることができ,さらに確実に接合力の均一化,即ち高温時の強度低下の軽減を図ることができる。
【0020】
また,請求項の発明のように,上記接続金具の上記ヒータ連結部の先端には,外周側から内周側に向かって後退したテーパ部を設けてあることが好ましい。この場合には,グロープラグの製造過程におけるヒータと接続金具との仮組み時において,その組み付け性を向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施形態例1
本発明の実施形態例にかかるグロープラグにつき,図1,図2を用いて説明する。
本例のグロープラグ1は,図1に示すごとく,ハウジング6と,ハウジング6内に嵌挿したセラミック製のヒータ2と,ヒータ2の上端部に向けてハウジング6内に挿入した通電用の中軸3と,ヒータ2と中軸3とを接続するための接続金具4とよりなる。
【0022】
接続金具4は中軸3を連結するための中軸連結部41とヒータ2を連結するためのヒータ連結部42とを有している。
ヒータ2は,その上端側の挿入部21をヒータ連結部42内に挿入していると共にヒータ連結部42にロウ接されている。
【0023】
また,図2(C)に示すごとく,ヒータ2の挿入部21の外周面211とヒータ連結部42の内壁421との間のクリアランスCは一定である。即ち,上記クリアランスCは環状間隙を有しており,この環状間隙の厚み(幅)はヒータ2の半径方向において同じであり,またヒータ2の挿入部21の外周面211とヒータ連結部42の内壁421とは軸方向において平行である。
【0024】
また,接続金具4のヒータ連結部42は,図2(A)に示すごとく,ストレート管により構成してあり,その内径及び外径をそれぞれ一定にしてある。
一方,ヒータ連結部42に挿入するヒータ2の挿入部21もストレートとし,その外径を一定にしてある。
【0025】
また,接続金具4の中軸連結部41は,図1に示すごとく,その内部に中軸3を挿入して外方からかしめてある。これにより,中軸3と接続金具4とは機械的に高い同軸性で連結されている。
また,図1に示すごとく,ヒータ2は金属スリーブ28に挿入されていると共にこれにロウ接され,さらに金属スリーブ28はハウジング6にロウ接されている。
【0026】
また,図1に示すごとく,中軸3の上部31は,ハウジング6の開口部60から上方に突出している。開口部60は,ブッシュ72を介してナット71を螺着することにより閉止されている。また,ハウジング6内において,中軸3とハウジング6との間には,径方向の位置決めを行うための絶縁リング74が介設され,また該絶縁リング74の上方には,ガラスからなる絶縁体73が配設されている。
【0027】
次に,上記のグロープラグ1を製造するに当たっては,まずヒータ2と接続金具4とをロウ接する。
具体的には,図2(A)(B)に示すごとく,ヒータ2の挿入部21に接続金具4のヒータ連結部42を被せると共に,ヒータ2の挿入部21の上部にロウ材8を載置して加熱することにより行う。これにより,図2(C)に示すごとく,ロウ材8が溶けてヒータ2と接続金具4との間のクリアランスに浸入し,その後冷却されることによりロウ接が行われる。
【0028】
これにより,ヒータ2と接続金具4とを連結した部材が得られる。得られた部材におけるヒータ2と接続金具4との間のクリアランスC(図2(C))は,その全域にわたって一定となっている。また,ヒータ2と接続金具4とのロウ接の際には,同時にヒータ2と金属スリーブ28とのロウ接も行う。
【0029】
次いで,接続金具4の中軸連結部41内に中軸3の下端の小径部32を挿入し,中軸連結部41を外方からかしめることにより,接続金具4と中軸3とを連結する。次いで,一体となったヒータ2,接続金具4,中軸3をハウジング6内に組み込んで金属スリーブ28とハウジング6の内壁とをロウ接する。
次いで,上記の絶縁リング74,絶縁体73,ブッシュ72,ナット71等を配設することにより,グロープラグ1が得られる。
【0030】
次に,本例における作用効果につき説明する。
本例のグロープラグ1においては,ヒータ2の挿入部21と接続金具4のヒータ連結部42とが,それぞれストレート形状であり,それらの間のクリアランスCが一定である。
【0031】
そのため,図2(B)に示すごとく,上記のヒータ2と接続金具4とのロウ接時において,これらの仮組みを同軸性高く行うことができる。
それ故,図2(C)に示すごとく,ロウ接後のヒータ2と接続金具4とは,高い同軸性を維持することができる。
【0032】
また,クリアランスCが一定であり,かつ接続金具4のヒータ連結部42もヒータ2の挿入部21もストレート形状である。そのため,温度変化が起こった場合のヒータ連結部42及び挿入部21は,それぞれいずれの場所においても同様に熱膨張し,クリアランスCに偏りも発生しない。
それ故,高温になった際のヒータ2と接続金具4とのロウ接部分の接続強度は,局部的に大きく低下することがなく,従来よりも高い強度を維持することができる。
【0033】
実施形態例2
本例においては,図3に示すごとく,実施形態例1の接続金具4のヒータ連結部42の先端に,その外周側から内周側に向かって後退したテーパ部43を設けた。その他は,実施形態例1と同様である。
【0034】
この場合には,上記実施形態例1の効果を保持したまま,ヒータ2と接続金具4との組み付け性を向上させることができる。
つまり,ヒータ2と接続金具4とをロウ接する際には,まず上記のごとく仮組みを行う(図2(A)(B))。このとき,従来であれば,前述した図9に示すごとく,接続金具の先端の曲率半径Rによる広がりを設けてあるので,その仮組み時の同軸性はともかく,その作業性は非常に良好である。
【0035】
これに対し,実施形態例1の場合には,仮組み時の同軸性は従来よりも格段に向上させることができる一方,仮組み作業の作業性が従来よりも悪化する。
本例は,この点を改善したものであり,上記テーパ部43を設けることにより,接続金具4へのヒータ2の挿入作業を非常に容易にすることができる。
その他,実施形態例1と同様の効果が得られる。
【0036】
実施形態例3
本例においては,図4に示すごとく,グロープラグにおける接続金具とヒータとを連結した試料を準備し,その連結部分の同軸性を測定した。
準備した試料は,図4(A)に示すごとく,従来例における接続金具を用いたもの(試料No.C1),図4(B)に示すごとく,実施形態例1における接続金具を用いたもの(試料No.E1),図4(C)に示すごとく,実施形態例2における接続金具を用いたもの(試料No.E2)の3種類である。
【0037】
同軸性の測定は次のように行った。即ち,図5(A)に示すごとく,まずヒータ2の外周(金属スリーブ28の外周)を回転具97に固定する。また,接続金具の先端にダイヤルゲージ98を押し当てておく。そして,ヒータ2の軸芯を中心として回転させ,上記ダイヤルゲージ98によりその振れ量を測定した。
測定は,各試料を約100本ずつ準備して行った。そして,その振れ量のばらつき範囲及び平均値を求めた。
【0038】
測定結果を図5(B)に示す。同図には,横軸に振れ幅をとり,その最大値(max),最小値(min),平均値(ave)をプロットした。
同図より知られるごとく,試料No.C1は,非常にふれ幅が大きく,その平均値も1.0mmを超えており,同軸性が非常に悪いことがわかる。
これに対し,試料No.E1,E2は,いずれも振れ量の最大値(max)においても1.0mm未満であり,その平均値は0.5mm以下となり,非常に優れた同軸性を示すことがわかった。
【0039】
さらに,本例においては,図6(A)に示すごとく,上記各試料の接続金具4に中軸3を連結し,同軸性の測定を行った。接続金具4と中軸3との連結は,いずれの試料も実施形態例1に示したごとく,中軸3の小径部32を接続金具4の中軸連結部41に挿入し,該中軸連結部41を外方からかしめることにより行った。
そして,上記の試料No.E1に中軸を連結したものを試料No.E11とし,試料No.E2は試料No.E21,試料No.C1は試料No.C11とした。
【0040】
測定は,上記の場合と基本的に同様に行い,図6(A)に示すごとく,ダイヤルゲージ98の当接位置を中軸3の上部31に変更した。
測定結果を図6(B)に示す。同図より知られるごとく,試料No.C11は,非常にふれ幅が大きく,その平均値も2.0mmを超えており,同軸性が非常に悪いことがわかる。
【0041】
これに対し,試料No.E11,E21は,いずれも振れ量の最大値(max)においても2.0mm未満であり,その平均値は約1mm以下となり,非常に優れた同軸性を示すことがわかった。
上記の測定結果から,本発明の接続金具とヒータとのロウ接部分の構造は,ヒータから中軸までの同軸性に対して非常に有利であることがわかる。
【0042】
実施形態例4
本例においては,図7に示すごとく,ヒータと接続金具のロウ接部分の接続強度を,温度を変えて測定した。
測定に供した試料は,実施形態例3における各試料No.E1,E2,C1の3種類である。
【0043】
また,接続強度は,ロウ接したヒータと接続金具を所定の試験温度において両側から引っ張り,ヒータが接続金具から引き抜けた際の強度,即ち引抜き強度(kgf)により測定した。
また,測定は,各試料とも,各試験温度において4個ずつ行った。
【0044】
測定結果を図7に示す。同図は,横軸に試験温度をとり,縦軸に引抜き強度をとった。
同図より知られるごとく,いずれの試料も温度の上昇に従い引抜き強度が低下したが,試料No.C1に比べ,試料No.E1,E2の低下率は低かった。即ち,試料No.E1,E2は,高温においても,従来よりも高い強度を示した。
【0045】
試料No.C1の強度が特に低かった理由は次のように考えられる。即ち,接続金具の下端側は,大きく外方へ広げてその径を大きくしているため(図9),上方の径の小さい部分よりも,同一温度により膨張する絶対量が大きくなる。そのため,接続金具とヒータとの間のクリアランスは,下端側の方が大きく変化し,その分下端側の接続強度が極端に低下するためであると考えられる。
【0046】
一方,試料No.E1,E2は,C1の場合のような熱膨張量差が発生しないので上記の優れた結果が得られたと考えられる。
上記の結果から,本発明の接続金具とヒータとのロウ接部の構造は,これらの高温時における接続強度を従来よりも格段に向上させることができることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のグロープラグの構造を示す説明図。
【図2】実施形態例1における,ヒータと接続金具とのロウ接手順を示す説明図。
【図3】実施形態例2における,接続金具の断面図。
【図4】実施形態例3における,(A)従来品,(B)本発明品(E1),(C)本発明品(E2),の試験材をそれぞれ示す説明図。
【図5】実施形態例3における,(A)試験方法を示す説明図,(B)試験結果を示す説明図。
【図6】実施形態例3における,(A)他の試験方法を示す説明図,(B)試験結果を示す説明図。
【図7】実施形態例4における,高温時における接続強度の変化を示す説明図。
【図8】従来例のグロープラグの構成を示す説明図。
【図9】従来例における,ヒータと接続金具とのロウ接部分を示す説明図。
【図10】従来例における,不具合を示す説明図。
【図11】従来例における,不具合を示す説明図。
【符号の説明】
1...グロープラグ,
2...ヒータ,
21...挿入部,
211...外周面,
3...中軸,
4...接続金具,
41...中軸連結部,
42...ヒータ連結部,
421...内壁,
43...テーパ部,
6...ハウジング,

Claims (2)

  1. ハウジングと,該ハウジング内に嵌挿したセラミック製のヒータと,該ヒータの上端部に向けてハウジング内に挿入した通電用の中軸と,上記ヒータと上記中軸とを接続するための接続金具とよりなるグロープラグにおいて,
    上記接続金具は管状であると共に上記中軸を連結するための中軸連結部と上記ヒータを連結するためのヒータ連結部とを有しており,
    上記中軸連結部は,その内部に中軸を挿入して外方からかしめてあり,
    上記ヒータは,その上端側の挿入部を上記ヒータ連結部内に挿入していると共に該ヒータ連結部にロウ接されており,
    かつ,上記ヒータの上記挿入部の外径は一定であると共に上記ヒータ連結部の内径は一定となっており,上記ヒータの上記挿入部の外周面と上記ヒータ連結部の内壁との間に形成される環状間隔がいずれの位置においても略同等の厚みを有しており,
    上記接続金具の上記ヒータ連結部の先端には,外周側から内周側に向かって後退したテーパ部を設けてあることを特徴とするグロープラグ。
  2. 請求項1において,上記接続金具の上記ヒータ連結部は,ストレート管であることを特徴とするグロープラグ。
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