JP2006058005A - セラミックグロープラグ及びその製造方法 - Google Patents

セラミックグロープラグ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】接続金具と中軸との同軸度が高く,かつ接合信頼性が高い,セラミックグロープラグを提供すること。
【解決手段】ハウジング内に嵌挿したセラミック製のヒータ2と,ヒータ2の上端部21に向けてハウジング内に挿入した通電用の中軸3と,ヒータ2と中軸3とを接続するための接続金具4とよりなるセラミックグロープラグ。接続金具4は内孔40を有するパイプ形状であって,接続金具4の内孔40の上部403には中軸3の下端部32が挿入され,かつ下端部32は接続金具4をその外周よりかしめることにより結合されている。接続金具4の内孔40の下部402には,ヒータ2を挿入してロウ接してあることが好ましい。中軸3の下端部32とヒータ2の上端部21とは,0.5mm以上の間隙を設けることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は,ディーゼルエンジンのシリンダ内を予熱するためのセラミックグロープラグ,特にその中軸とヒータとの接合構造に関する。
従来のセラミックグロープラグ90は,図21に示すごとく,金属製のハウジング6の中に嵌挿したセラミック製のヒータ2と,該ヒータ2の上端部21に向けてハウジング6内に挿入した通電用の中軸3と,上記ヒータ2と上記中軸3とを電気的に接続するための接続金具94とよりなる。
上記接続金具94は,図21に示すごとく,金属線をコイル状に成形したヒータ保持部942と先端部941とからなる。そして,接続金具94の先端部941と中軸3とは抵抗溶接してある。一方,ヒータ保持部942とヒータ3とは,ロウ接してある。
また,上記セラミックグロープラグ90の製造に当たっては,上記ヒータ2と中軸3とを接続金具94によって接合して一体化した後,これらをハウジング6中に挿入する。そして,ヒータ2に装着してロウ接した金属スリーブ28をハウジング6にロウ接することにより,これらを固定する(例えば,特開平3−24717号公報,特開平3−247916号公報)。
しかしながら,上記従来のセラミックグロープラグにおいては,次の問題がある。即ち,上記中軸3は,ハウジング6と電気的に絶縁する必要がある。そのため,中軸3及び接続金具94は,ハウジング6に接触しないように配設しなければならない。このため,ヒータ2と中軸3とは,ほぼ同一軸芯上に位置する状態,即ち同軸度が高い状態で接合されることが必要である。また,ハウジング6内への組付け時には,曲がり等が発生しないように十分な注意を払って慎重に行うことが必要である。
これに対し,従来における中軸3と接続金具94の先端部941との接合は,上記のごとく抵抗溶接により行っている。そのため,中軸3と接続金具94とを,常に高い同軸度を維持して接合するのは非常に困難である。また,接合状態が良好であってもハウジング6への組付けを十分慎重に行う必要があるため,非常に生産性が悪い。
また,中軸3と接続金具94との接合を抵抗溶接で行うために次の不具合もある。即ち,大量生産時の抵抗溶接においては,加圧力,電流,通電サイクル数等の溶接条件を十分に管理して行うが,溶接面の清浄度,溶接電極の汚れ等の,大量生産特有の要因が原因となって,溶接状態にばらつきが発生してしまう。つまり,抵抗溶接時のエネルギーが過大になったり,過小になったりする場合がある。
例えば,図22(a)に示すごとく,抵抗溶接時のエネルギーが過大の場合には,接続金具94の先端部941の溶接部948が薄肉化し,またクラック949が発生する場合がある。また,図22(c)に示すごとく,抵抗溶接時のエネルギーが過小の場合には,エネルギーが正常な場合(図22(b))の接合面積S1に比べて,接合面積S2が小さくなってしまう。
そのため,上記のごとく溶接状態が悪い場合には,実使用における冷熱繰り返しや振動等により,断線に至り,ヒータへの通電が止まってセラミックグロープラグが機能しなくなることがある。即ち,高いエネルギーにより接合されたものは,上記クラック部や薄肉部から破断することがあり,一方低いエネルギーにより接合されたものは,接合部が剥がれる場合がある。
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,接続金具と中軸との同軸度が高く,かつ接合信頼性が高い,セラミックグロープラグを提供しようとするものである。
請求項1の発明は,ハウジングと,該ハウジング内に嵌挿したセラミック製のヒータと,該ヒータの上端部に向けてハウジング内に挿入した通電用の中軸と,上記ヒータと上記中軸とを接続するための接続金具とよりなるセラミックグロープラグにおいて,上記接続金具は内孔を有するパイプ形状であって,該接続金具の内孔の上部には上記中軸の下端部が挿入され,かつ該下端部は上記接続金具をその外周よりかしめることにより結合されており、上記中軸の下端部と上記ヒータの上端部とは,0.5mm以上の間隙を設けて配設されており、上記接続金具は,金属弾性材であり、上記金属弾性材の厚みは,0.2〜1.0mmであることを特徴とするセラミックグロープラグにある。
本発明において最も注目すべきことは,上記接続金具はパイプ形状であることである。そして上記接続金具の内孔の上部には上記中軸の下端部が挿入され,かつ該下端部は上記接続金具をその外周よりかしめることにより結合されていることである。
次に,本発明における作用効果につき説明する。第1発明のセラミックグロープラグにおいては,パイプ状の接続金具を用いている。そのため,製造過程における中軸との接合工程においては,接続金具の内孔内に中軸を差し込むだけで容易に高い同軸度が得られる。そのため,この状態で接続金具をその外周よりかしめても,中軸と接続金具との高い同軸度が維持される。それ故,中軸をハウジング内へ挿入する組付け作業を容易に行うことができる。
また,中軸と接続金具とは,上記のごとく接続金具をその外周よりかしめることにより接合する。そのため,接続金具と中軸との接合作業が非常に容易であり,大量生産時においても常に安定した接合状態が得られる。それ故,エンジンに装着して使用しても,接続金具が断線等することがなく,中軸と接続金具との確実な電気的導通を得ることができる。したがって,第1発明によれば,接続金具と中軸との同軸度が高く,かつ接合信頼性が高い,セラミックグロープラグを提供することができる。
また,上記中軸の下端部と上記ヒータの上端部とは,0.5mm以上の間隙を設けて配設されていることが好ましい。この間隙が0.5mm未満の場合には,使用時の激しい熱履歴によって,ヒータがハウジング内部側へ移動して中軸を押し上げ,該中軸固定部を損傷するおそれがあるという問題がある。なお,この間隙は,生産性等の問題から,10mm未満にすることが好ましい。
また,上記接続金具は,金属弾性材であることが好ましい。金属弾性材とは,例えば,ステンレス鋼,銅,等の弾性力を有する金属材料をいう。これにより,使用時の激しい熱履歴を受けた際に,ヒータの軸方向の動きを金属弾性材の弾性により吸収することができ,ヒータの位置ずれを確実に防止することができる。
また,上記金属弾性材の厚みは,0.2〜1.0mmであることが好ましい。この厚みが0.2mm未満の場合には,金属弾性材が塑性変形を起こしてしまい,縮んだままになるおそれがあり,一方1.0mmを超える場合には,金属弾性材の剛性が強すぎて,十分な弾性効果を発揮しないという問題がある。
次に,請求項2の発明のように,上記接続金具の上記内孔の下部には,上記ヒータの上端部を挿入してロウ接してあることが好ましい。これにより,接続金具とヒータとの接合も,常に高い同軸度で行うことができる。それ故,ヒータと中軸との同軸度も向上させることができる。
また,請求項3の発明のように,上記接続金具には,上記ヒータの挿入位置を規制するための位置決め部を設けてあることが好ましい。これにより,ヒータと接続金具を接合する際に,極めて容易にヒータと接続金具の位置決めを行うことができ,作業性の向上を図ることができる。上記位置決め部は,例えば接続金具の外側から内側に向かって全周あるいは部分的に突出させることにより設けることができる。
また,請求項4の発明のように,上記接続金具は,その内面にニッケルメッキを施していることが好ましい。これにより,接続金具の内面のロウ材との濡れ性が格段に向上し,いわゆるロウ流れ性が良好となる。そのため,ヒータと接続金具とのロウ接性が向上する。それ故,ヒータと接続金具との接合強度が向上し,接続金具とヒータとの間での位置ずれ発生防止を図ることができる。
次に,接続金具がパイプ状でない第2の発明として,次のものがある。即ち,請求項5の発明のように,ハウジングと,該ハウジング内に嵌挿したセラミック製のヒータと,該ヒータの上端部に向けてハウジング内に挿入した通電用の中軸と,上記ヒータと上記中軸とを接続するための接続金具とよりなるセラミックグロープラグにおいて,上記中軸は上記接続金具の上端部を挿入するための挿入穴を有し,該挿入穴には上記接続金具の上端部が挿入され,かつ該上端部は上記中軸をその外周よりかしめることにより結合されていることを特徴とするセラミックグロープラグがある。
本発明において最も注目すべきことは,上記中軸は上記挿入穴を有することである。そして,該挿入穴には上記接続金具の上端部が挿入され,かつ該上端部は上記中軸をその外周よりかしめることにより結合されていることである。
次に,本発明における作用効果につき説明する。本発明のセラミックグロープラグにおいては,その製造過程における中軸と接続金具との接合の際に,まず上記中軸の挿入穴に接続金具の上端部を挿入する。そのため,その挿入時における中軸と接続金具とは,高い同軸度が得られる。そして,この状態において中軸をその外周よりかしめても,中軸と接続金具との高い同軸度が維持される。それ故,中軸をハウジング内へ挿入する組付け作業を容易に行うことができる。
また,中軸と接続金具とは,上記のごとく中軸をその外周よりかしめることにより接合する。そのため,上記請求項1の発明と同様に,接続金具と中軸との接合作業が非常に容易であり,大量生産時においても常に安定した接合状態が得られる。それ故,実際にエンジンに装着して使用しても,接続金具が断線等することがなく,中軸と接続金具との確実な電気的導通を得ることができる。したがって,第2発明においても,接続金具と中軸との同軸度が高く,かつ接合信頼性が高い,セラミックグロープラグを提供することができる。
また,請求項6の発明のように,上記接続金具は上記ヒータの上端部を挿入するための下部穴を設けたヒータ保持部を有し,上記下部穴には上記ヒータの上端部を挿入してロウ接してあることが好ましい。これにより,接続金具とヒータとの接合の同軸度を高く維持することができる。それ故,ヒータと中軸との接合の同軸度も高くすることができる。
次に,このようなセラミックグロープラグを製造する方法として次の方法がある。即ち,請求項7の発明のように,ハウジングと該ハウジング内に嵌挿したセラミック製のヒータと,該ヒータの上端部に向けてハウジング内に挿入した通電用の中軸と,上記ヒータと上記中軸とを接続するための接続金具とよりなるセラミックグロープラグを製造する方法において,上記ヒータの上端部を上記接続金具の内孔内に挿入すると共に,上記接続金具の内孔内でかつ上記ヒータの上端部にロウ材を配置し,次いでこれを加熱して,上記ロウ材を溶融させて上記ヒータと上記接続金具とをロウ接するに当たり,上記ロウ接に用いる上記ロウ材は,上記接続金具の上記内孔の径よりも小さい外形寸法を有することを特徴とするセラミックグロープラグの製造方法がある。
本製造方法においては,上記ヒータとセラミックグロープラグとの接合を上記特定寸法のロウ材を用いて行う。そのため,ロウ材は,上記ヒータと接続金具との間に十分に浸入する。それ故,ヒータと接続金具との接合強度を十分に高めることができる。
(実施形態例1)
本発明の実施形態例にかかるセラミックグロープラグにつき,図1〜図4を用いて説明する。本例のセラミックグロープラグ10は,図3に示すごとく,ハウジング6と,該ハウジング6内に嵌挿したセラミック製のヒータ2と,該ヒータ2の上端部21に向けてハウジング6内に挿入した通電用の中軸3と,上記ヒータ2と上記中軸3とを接続するための接続金具4とよりなる。
上記接続金具4は,図1に示すごとく,内孔40を有するパイプ形状であって,該接続金具4の内孔40の上部403には上記中軸3の下端部32が挿入され,かつ該下端部32は上記接続金具4のかしめ部45をその外周よりかしめることにより結合されている。
上記接続金具4におけるかしめ部45は,図2に示すごとく,8方からかしめられ,8か所の凸部451と8か所の凹部452が形成されている。そして,その内側の中軸3の下端部32は,略八角形に変形し,接続金具4と強固に嵌合している。
また,図1に示すごとく,上記接続金具4の上記内孔40の下部402には,上記ヒータ2の上端部21を挿入してロウ接してある。そして,図3に示すごとく,ヒータ2は金属スリーブ28内に挿通すると共にこれにロウ接され,さらに金属スリーブ28はハウジング6にロウ接されている。
また,上記中軸3の上端部31は,図3に示すごとく,ハウジング6の開口部60から上方に突出しており,該開口部60を閉止するようにブッシュ72を介してナット71が螺着してある。また,ハウジング6内において,中軸3とハウジング6の内壁との間には,半径方向の位置決めを行うための絶縁リング74が介設され,また該絶縁リング74の上方には,ガラスからなる絶縁体73が配設されている。
次に,上記セラミックグロープラグ10を製造するに当たっては,図4に示すごとく,まずヒータ2と,中軸3と,内孔40を有するパイプ形状の接続金具4とを準備する。該接続金具4は,位置決め部としてのくびれ部47を有すると共に,これを境にして小径の上部403と大径の下部402とを有する。上記接続金具4の上部403の内径は,中軸3の下端部32の外径と略同一であり,一方接続金具4の下部402の内径は,ヒータ2の上端部21の外径と略同一である。
そして,上記接続金具4の下部402には,上記ヒータ2とロウ材(図示略)を,上記くびれ部47に当接するまで挿入し,ロウ接する。次いで,上記接続金具4の上部403には,中軸3の段部329が接続金具4の上端に当接するまで中軸3の下端部32を挿入する。そして,図1に示すごとく,接続金具4の上記かしめ部45を,その外周側からかしめる。これにより,中軸3と接続金具4とが接合され,中軸3とヒータ2とがほぼ同一軸芯上に位置して一体的に結合する。
また,上記ヒータ2には,金属スリーブ28を装着し,上記ヒータ2と接続金具4とをロウ接する際に,同時にロウ接する。そして,一体となった上記中軸3からヒータ2までをハウジング6内に挿入し,金属スリーブ28とハウジング6の内壁とをロウ接する。
次いで,中軸3とハウジング6との間に絶縁リング74及び絶縁体73を配設し,また中軸3の上端部31にはブッシュ72を介してナット71を螺着し,セラミックグロープラグ10を得る。
次に,本例における作用効果につき説明する。本例のセラミックグロープラグ10においては,パイプ状の接続金具4を用いている。そして,製造過程における中軸3との接合工程においては,接続金具4の内孔40内に中軸3を差し込む。また,中軸3の下端部32の外径と接続金具4の上部403の内径は略同一である。そのため,接続金具4に中軸3を差し込むだけで,確実に中軸3と接続金具4との同軸度が得られる。それ故,接続金具4をその外周側からかしめても,中軸3と接続金具4との高い同軸度が容易に維持される。
一方,ヒータ2と接続金具4とは,その外径と内径とが略同一であって,これらを嵌合してロウ接する。そのため,ヒータ2と接続金具4とも容易に高い同軸度が得られる。それ故,中軸3からヒータ2までは,ほぼ同一軸芯となり,ハウジング6への組付け作業が容易となる。
また,接続金具4と中軸3とは,接続金具4をその外周よりかしめることにより接合する。そのため,接続金具4と中軸3との接合作業が容易であり,量産時においても常に安定した接合状態が得られる。それ故,エンジンに装着して使用しても,接続金具4が断線等することがなく,中軸3と接続金具4との確実な電気的導通を得ることができる。したがって,本例によれば,接続金具と中軸との同軸度が高く,かつ接合信頼性が高い,セラミックグロープラグが得られる。
(実施形態例2)
本例のセラミックグロープラグは,図5に示すごとく,実施形態例1における接続金具4に代えて,接続金具420を用いた。この接続金具420は,その外周から内周側へ全周にわたって突出した位置決め部427を有する。また,該位置決め部427の上下における,中軸3を挿入する上部423とヒータ2を挿入するための下部422の内径は,同一径であって,上記中軸3の下端部32とヒータ2の上端部21の外径とも略同一である。
上記接続金具420を用いて中軸3とヒータ2とを連結するに当たっては,図5に示すごとく,接続金具420の下部422にヒータ2の上端部21をロウ材とともに位置決め部427に当接するまで挿入し,ロウ接する。一方,接続金具420の上部423には,中軸3の下端部32をその段部329が接続金具4の上端に当接するまで挿入して,接続金具4のかしめ部425を外周からかしめる。その他の構造,製造手順等は実施形態例1と同様である。
本例においては,上記位置決め部427を有する。そのため,中軸3の下端部32とヒータ2の上端部21の外径が略同一であっても,ヒータ2と接続金具420との接合時において,容易にヒータ2の位置決めを行うことができ,作業効率を向上させることができる。その他,実施形態例1と同様の効果が得られる。
(実施形態例3)
本例においては,図6に示すごとく,実施形態例2における接続金具420に代えて,外周側から内周側に円錐状に突起した位置決め部437を円周上に4か所有する接続金具430を用いた。その他の構造,製造手順等は,実施形態例2と同様である。本例においては,上記位置決め部437を容易に形成することができる。その他,実施形態例2と同様の効果が得られる。尚,本例においては,上記位置決め部437は4か所に設けたが,1か所でも,或いは多数か所に設けてもよい。
(実施形態例4)
本例のセラミックグロープラグは,図7,図8に示すごとく,実施形態例2における接続金具420に代えて,位置決め部を有しない接続金具440を用いた。そして,ヒータ2,中軸3及び接続金具440の接合の際には,まず図8に示すごとく,セット治具8にヒータ2をセットする。次いで,ヒータ2に対して,ストレートのパイプ形状の接続金具440をヒータ2に装着し,ロウ接する。一方中軸3は,その下端部32を接続金具440に装入し,図7に示すごとく,実施形態例2と同様に,接続金具440のかしめ部445をかしめて接合する。その他は,実施形態例2と同様である。
本例においては,接続金具に位置決め部を設けていないが,上記セット治具を用いることによってヒータと接続金具とを最適な位置で接続することができる。その他,実施形態例1と同様の効果が得られる。
(実施形態例5)
本例のセラミックグロープラグは,図9に示すごとく,実施形態例4における中軸3に代えて,下端部352の外径が本体部351と同一の中軸350を用いた。そして,中軸350とヒータ2との接合は,実施形態例4と同様にヒータ2をセット治具8にセットして位置決めをした状態でロウ接により行う。一方,中軸350と接続金具440との接合は,図9に示すごとく,ヒータ2の上方に円板状の絶縁部材88を介設し,その上方に上記中軸350の下端部352を当接させて位置決めを行い,実施形態例2と同様に接続金具440のかしめ部445をかしめることにより行う。
本例においては,上記絶縁部材88をヒータ2の上方に介設するため,中軸3がストレート形状であっても,確実に位置決めして中軸350と接続金具440とを接合することができる。その他実施形態例1と同様の効果が得られる。
(実施形態例6)
本例においては,実施形態例1のセラミックグロープラグ10を基にして,接続金具4として金属弾性材であるステンレス鋼を用いると共に,図10(a)(b)に示すごとく,金属弾性材の厚みtと,中軸3の下端部32とヒータ2の上端部21との間隙Lとが,ヒータ2の移動にどのように影響を及ぼすかを調べた。
調査の方法は,図3に示すごとく,金属スリーブ28から突出したヒータ2の先端突出長さNを予め10mmに設定しておき,冷熱試験を実施することにより,上記先端突出長さNがどのように変化するかを測定した。上記冷熱試験は,常温雰囲気に1分間放置後,550℃雰囲気に1分間放置することを1サイクルとし,これを車の寿命期間に相当する20000サイクル繰り返す試験である。
また,図10(a)(b)に示すごとく,実際の使用態様を考慮して,下端部32の外径寸法が異なる2種類の中軸3を準備し,同様の試験を行った。なお,図10(a)に示した太軸タイプの場合の各寸法は,中軸外径D1は4mm,中軸下端部外径D2は3.5mm,接続金具4の内径E1は3.5mm,ヒータ2の外径F1は3.5mmとしてある。また,図10(b)に示した細軸タイプのものは,中軸3の下端部32の外径D3は3.0mm,接続金具4の中軸3側内径E2は3.0mmとし,その他は上記太軸タイプと同様とした。
次に,上記冷熱試験後の上記ヒータ2の先端突出長さNの測定結果を表1に示す。表1には,金属弾性材の厚みt,中軸下端部とヒータ2上端部との間隙L,及び試験後のヒータ2の先端突出長さNの測定値を示した。表1に示すごとく,太軸タイプのものは,試料No.1〜10の全てにおいて上記厚みtを0.3mmに設定してあり,上記間隙Lのみを変化させている。その結果,上記間隙Lが0.5mm未満の場合には,ヒータ2の先端突出長さNが短くなり,内方へ移動した。
また,細軸タイプのものは,試料No.11〜15の結果から知られるごとく,厚みtを0.3mmとしても,間隙Lが0.5mm未満の場合には,ヒータ2の先端突出長さNが短くなり,内方へ移動した。また試料No.16〜20の結果から知られるごとく,上記間隙Lが0.5mmであり,かつ上記厚みtが1.0mm以下の場合には,先端突出長さNに変化がなく,良好であった。一方,試料No.20の結果より知られるごとく,上記厚みtが1.0mmを超える場合には,間隙Lが0.5mmであっても,先端突出長さNが短くなり,ヒータ2が内方へ移動した。
Figure 2006058005
上記の結果を,分析すると,次のように考えられる。まず,前提として,図11に示すごとく,上記冷熱試験のごとく激しい熱履歴を受ける場合には,徐々にヒータ2を内方へ移動させる力が働く。即ち,図11に示すごとく,金属スリーブ28とヒータ2とは,高温雰囲気中において同様に加熱されるが,熱膨張率が大きく相違するため,膨張量に差異が発生する。具体的には,本例におけるそれぞれの線熱膨張係数は,ヒータ2は3〜4×10−6/℃であり,金属スリーブ28は13〜19×10−6/℃であり,両者は大きく相違している。
この場合,図11に示すごとく,金属スリーブ28は,二点鎖線で示した位置まで,径方向,軸方向ともに膨張するが,ヒータ2の膨張は,これに比べれば極僅かである。そのため,高温時においては,ヒータ2と金属スリーブ28との間のロウ接部分に弛みが発生する。次いで,低温時には,金属スリーブ28が径方向に縮まると共に軸方向にも縮まる。そのため,金属スリーブ28は,ヒータ2を掴んで内方へ引き込むように作用し,ヒータ2の位置が僅かに内方へずれる。
このような1サイクルにおける現象を20000回繰り返すことにより,図12(a)に示すごとく,ヒータ2の上端部と中軸の下端部との間隙Lが0の場合には,ヒータ2が直接中軸3を徐々に押し上げる。これにより,中軸3を固定しているガラスからなる絶縁体73(図3)等に損傷を与える危険がある。
また,図12(b)に示すごとく,上記間隙Lが0.5mmに満たない小さい値の場合,或いは上記間隙Lは大きいが厚みtが1.0mmを超えるような場合には,接続金具4の剛性が高く,ヒータ2の動きを接続金具4が吸収することができない。そのため,図12(c)に示すごとく,接続金具4とヒータ2とのロウ接部が徐々にすべり,やがて上記間隙Lが0となり,その後は,前記した図12(a)の場合と同様に中軸を直接押し上げていく。
これに対し,図13(a)に示すごとく,上記間隙Lが0.5mm以上と大きく,かつ接続金具4の厚みが1.0mm以下の場合には,図13(b)に示すごとく,ヒータ2の移動距離分が接続金具4の上記間隙L部分に位置する中央部444の弾性変形領域内に収まる。そのため,ヒータ2と接続金具4とのロウ接部分のずれや,中軸の押し上げを引き起こすことがない。即ち,ヒータ2の動きは,接続金具4の弾性によって吸収される。
したがって,1サイクルの加熱冷却によってヒータ2が内方へ僅かに移動しても,その移動は,ヒータ2と接続金具4とのロウ接部分のずれを伴わず,接続金具4の弾性領域内に収まる。そのため,次回の加熱時に金属スリーブ28が膨張して,再び金属スリーブ28とヒータ2との間のロウ接部分が弛んだ際に,接続金具4の弾性力によってヒータ2が元の位置に押し戻される。なお,1サイクル当たりのずれ量は僅かであるため,20000サイクル後においてもヒータ2の移動距離は測定値には現れず,実際上の問題もない(試料No.3〜19)。
上記のごとく,本例においては,中軸の下端部とヒータ2の上端部との距離を0.5mm以上とすると共に,接続金具4として金属弾性材であるステンレス鋼を用い,かつその厚みtを0.1〜1.0mmとすることにより,使用回数増加に伴うヒータ2の移動を確実に防止することができ,これに伴うトラブルを回避できる。
(実施形態例7)
本例においては,実施形態例6において説明した不具合である,ヒータ2と接続金具4とのロウ接部のずれに注目し,このロウ接部の接合強度向上策を実施した。まず,ヒータ2と接続金具4とのロウ接部の強度が不足する原因は次のように考えられる。
即ち,図14(a)に示すごとく,ロウ材85は接続金具4の内径寸法よりも長いために,ロウ接時には,ヒータ2と接続金具4との接触面から離れた状態に配置される。そのため,図14(b)に示すごとく,ロウ材85を加熱溶融した後においても,ロウ材85の一部がヒータ2と接続金具4との間に浸入せずに接続金具4内壁表面に付着残留する場合がある。それ故,加熱膨張した接続金具4とヒータ2との間にロウ材85が浸入し,その後の冷却による焼き嵌め効果によって接合強度を高めるという本来のロウ接の接合力が,十分に発揮されないと考えられる。
このような原因を解消するための対策としては,図15(a)に示すごとく,ロウ材856の寸法形状を規制して接続金具4に引っ掛からないように配置してロウ接する方法が極めて有効である。即ち,ロウ材の外形寸法を接続金具4の内径寸法,即ち内孔40の径よりも小さくすることが有効である。例えば,図15(a)に示すごとく,接続金具4の内径寸法より小さい直径の渦巻き状に巻回した形状のロウ材856を用いることができる。この場合には,図15(b)に示すごとく,ヒータ2と接続金具4との間に確実にロウ材856が浸入し,十分なロウ接強度が得られる。
尚,ロウ材856の形状は,接続金具4の内孔40の径よりも小さい外形寸法,つまり,接続金具4の内壁に引っ掛からない寸法であればよく,例えば,円柱状,直方体形状,円錐状としてもよく,また,細かい粒子からなる砂流状としてもよい。
(実施形態例8)
本例においては,実施形態例7において示した,ロウ材85の形状を制限することによる,ヒータ2と接続金具4とのロウ接部の接合強度向上策に代えて,接続金具4の内面にNiメッキを施すことによる接合強度の向上を図った。
また,ヒータ2と接続金具4との接合には,図16(a)に示すごとく,従来と同様に,接続金具4の内径よりも少し長いロウ材85を用いてロウ接した。その結果,図16(b)に示すごとく,接続金具4の内壁にロウ材85が付着残留することなく,ヒータ2と接続金具4との間に十分に浸入し,接合強度が向上した。これは,Niメッキにより接続金具4内面のロウ材85の濡れ性が格段に向上し,ロウ材85のいわゆるロウ流れ性が向上したことによると考えられる。
次に,Niメッキの厚みの最適範囲を調べるため,表2に示すごとく,10種類のメッキ厚みの接続金具4を準備し,セラミックグロープラグを作製した(試料No.23〜32)。また,比較のため,Niメッキを施してない接続金具4を用いたセラミックグロープラグ(試料No.21,22)を準備した。なお,ヒータ2と接続金具4とのロウ接の条件は,全て同様とした。
次に,評価は,全ての試料に対して実施形態例6と同様の冷熱試験を行い,その後ヒータ2と接続金具4とのロウ接部の引張試験を行いその強度を測定することにより行った。測定の結果を表2に示す。表2より知られるごとく,Niメッキ厚みが1〜20μmの場合には,非常に優れた接合強度が得られた(試料No.25〜30)。
一方,1μm未満の場合(試料No.23,24)及び20μmを超える場合(試料No.31,32)には,従来のNiメッキ無しの場合(試料No.21,22)よりも接合強度が低下した。これは,メッキ厚みが1μm未満の場合には,ロウ材85によるメッキの浸食が起こり,一方20μmを超える場合にはメッキによるロウ材85の浸食が発生し,共にロウ接部のロウ流れ不良が発生する為であると考えられる。
尚,この試験の値が20kgf/cm2以上であれば,特に使用上の問題はない。従って,メッキ無しのものも一応は,合格レベルにある。したがって,本例によれば,接続金具4の内面にNiメッキを施すことにより,ヒータ2と接続金具4とのロウ接部の接合強度を一層向上させることができ,上述したヒータ2の移動による不具合防止を図ることができる。
また,本例においてはNiメッキを施した場合について説明したが,Niに代えてAu,Zn,Cr等のロウ材の濡れ性に優れた材料によりメッキしても同様の効果が得られる。
Figure 2006058005
(実施形態例9)
本例のセラミックグロープラグは,図17,図18に示すごとく,実施形態例1における接続金具4と中軸3に代えて,小径の上端部51を有する接続金具5と,その上端部51を挿入するための挿入穴367を有する中軸360を用いた。
上記接続金具4は,図17,図18に示すごとく,上記上端部51の下方にヒータ2を挿入するための下部穴53を設けたヒータ保持部52を有する。上記下部穴53の内径は,ヒータ2の上端部21の外径と略同一に設けてある。また,上記中軸360における上記挿入穴367の内径は,上記接続金具51の上端部51の外径と略同一である。
そして,ヒータ2,接続金具5及び中軸360を接続するに当たっては,図17に示すごとく,接続金具5の下部穴53にヒータ2を挿入し,ロウ接する。一方,接続金具5は,その上端部51を中軸360の挿入穴367に挿入する。そして,図18,図19に示すごとく,中軸360のかしめ部365を,その外周側からかしめることにより,中軸360と接続金具5を接合する。その他の構造,製造手順等は実施形態例1と同様である。
本例においては,小径の上端部51とヒータ保持部52よりなる接続金具5と,挿入穴367を有する中軸360を用いる。そして,中軸360と接続金具5との接合の際は,まず上記中軸360の挿入穴367に対して,その内径と略同一径の接続金具5の上端部51を挿入する。そのため,中軸360と接続金具5とは,容易に高い同軸度が得られる。そして,この状態において中軸360をその外周よりかしめることによって,中軸360と接続金具5との高い同軸度が維持される。
一方,ヒータ2の外径と接続金具5の下部穴53の内径とは略同一である。そのため,ヒータ2,接続金具5,及び中軸360は,ほぼ同一軸芯となる。それ故,ハウジング6への組付け作業が容易となる。
また,中軸5と接続金具360とは,上記のごとく中軸5をその外周よりかしめることにより接合する。そのため,実施形態例1と同様に,接続金具5と中軸360との接合作業が非常に容易であり,大量生産時においても常に安定した接合状態が得られる。それ故,本例によっても,接続金具と中軸との同軸度が高く,かつ接合信頼性が高い,セラミックグロープラグが得られる。
(実施形態例10)
本例においては,図20に示すごとく,実施形態例9における接続金具5に代えて,コイル状のヒータ保持部572と該ヒータ保持部572から延設された上端部571を有する接続金具570を用いた。中軸360及びヒータ2は実施形態例9に示したものと同様である。
そして,上記ヒータ保持部572の内側はヒータ2の上端部21の外径と略同一であり,一方接続金具570の上端部571の外径は中軸360における挿入穴367の内径と略同一である。その他は実施形態例9と同様である。本例においては,上記接続金具570を,その上端部571の太さの金属線を用いて曲げ加工することによって,容易に作製することができる。その他,実施形態例9と同様の効果が得られる。
実施形態例1における,中軸,接続金具,ヒータの接合状態を示す説明図。 図1のA−A線矢視断面図。 実施形態例1のセラミックグロープラグの断面図。 実施形態例1における,接続金具をかしめる前の中軸,接続金具,ヒータの組付け状態を示す説明図。 実施形態例2における,中軸,接続金具,ヒータの接合状態を示す説明図。 実施形態例3における,中軸,接続金具,ヒータの接合状態を示す説明図。 実施形態例4における,中軸,接続金具,ヒータの接合状態を示す説明図。 実施形態例4における,中軸,接続金具,ヒータの接合手順を示す説明図。 実施形態例5における,中軸,接続金具,ヒータの接合状態を示す説明図。 実施形態例6における,(a)太軸タイプ,(b)細軸タイプの場合の接続部分の寸法関係を示す説明図。 実施形態例6における,加熱冷却を繰り返した場合のヒータと金属スリーブの挙動を示す説明図。 実施形態例6における,(a)間隙L=0の場合の接合状態,(b)間隙L<0.5mm又は厚みt>1.0mmの場合の接続状態,(c)高温加熱時の不具合,を示す説明図。 実施形態例6における,(a)間隙L≧0.5mmかつ厚みt≧1.0mmの場合の接合状態,(b)高温加熱時の接続金具の作用,を示す説明図。 実施形態例7における,(a)ロウ材を接続金具内に配置した従来の状態,(b)ロウ材の溶融加熱後の不具合,を示す説明図。 実施形態例7における,(a)渦巻き状ロウ材を接続金具内に配置した状態,(b)ロウ材加熱溶融後のロウ接状態,を示す説明図。 実施形態例8における,(a)メッキ有り接続金具にロウ材を配置した状態,(b)ロウ材加熱溶融後のロウ接状態,を示す説明図。 実施形態例9における,中軸,接続金具,ヒータの接合手順を示す説明図。 実施形態例9における,中軸,接続金具,ヒータの接合状態を示す説明図。 図18のB−B線矢視断面図。 実施形態例10における,接続金具の正面図。 従来例のセラミックグロープラグの断面図。 従来例における,(a)エネルギー過大,(b)正常,(c)エネルギー過小の場合の抵抗溶接状態を示す説明図。
符号の説明
10...セラミックグロープラグ,
2...ヒータ,
21...(ヒータの)上端部,
3,360...中軸,
31...(中軸の)上端部,
32...(中軸の)下端部,
367...挿入穴,
4,420,430,440...接続金具,
5...接続金具,
6...ハウジング,

Claims (7)

  1. ハウジングと,該ハウジング内に嵌挿したセラミック製のヒータと,該ヒータの上端部に向けてハウジング内に挿入した通電用の中軸と,上記ヒータと上記中軸とを接続するための接続金具とよりなるセラミックグロープラグにおいて,上記接続金具は内孔を有するパイプ形状であって,該接続金具の内孔の上部には上記中軸の下端部が挿入され,かつ該下端部は上記接続金具をその外周よりかしめることにより結合されており、
    上記中軸の下端部と上記ヒータの上端部とは,0.5mm以上の間隙を設けて配設されており、
    上記接続金具は,金属弾性材であり、
    上記金属弾性材の厚みは,0.2〜1.0mmであることを特徴とするセラミックグロープラグ。
  2. 請求項1において,上記接続金具の上記内孔の下部には,上記ヒータの上端部を挿入してロウ接してあることを特徴とするセラミックグロープラグ。
  3. 請求項2において,上記接続金具には,上記ヒータの挿入位置を規制するための位置決め部を設けてあることを特徴とするセラミックグロープラグ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において,上記接続金具は,その内面にニッケルメッキを施していることを特徴とするセラミックグロープラグ。
  5. ハウジングと,該ハウジング内に嵌挿したセラミック製のヒータと,該ヒータの上端部に向けてハウジング内に挿入した通電用の中軸と,上記ヒータと上記中軸とを接続するための接続金具とよりなるセラミックグロープラグにおいて,上記中軸は上記接続金具の上端部を挿入するための挿入穴を有し,該挿入穴には上記接続金具の上端部が挿入され,かつ該上端部は上記中軸をその外周よりかしめることにより結合されていることを特徴とするセラミックグロープラグ。
  6. 請求項5において,上記接続金具は上記ヒータの上端部を挿入するための下部穴を設けたヒータ保持部を有し,上記下部穴には上記ヒータの上端部を挿入してロウ接してあることを特徴とするセラミックグロープラグ。
  7. ハウジングと該ハウジング内に嵌挿したセラミック製のヒータと,該ヒータの上端部に向けてハウジング内に挿入した通電用の中軸と,上記ヒータと上記中軸とを接続するための接続金具とよりなるセラミックグロープラグを製造する方法において,上記ヒータの上端部を上記接続金具の内孔内に挿入すると共に,上記接続金具の内孔内でかつ上記ヒータの上端部にロウ材を配置し,次いでこれを加熱して,上記ロウ材を溶融させて上記ヒータと上記接続金具とをロウ接するに当たり,上記ロウ接に用いる上記ロウ材は,上記接続金具の上記内孔の径よりも小さい外形寸法を有することを特徴とするセラミックグロープラグの製造方法。
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