JP3816744B2 - 遊技機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スロットマシンやパチンコ機などの遊技機に関し、さらに詳しくは、ランプを点滅させるなどの演出を実行する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スロットマシンやパチンコ機などの遊技機には、種々のものが提供されている。
例えば、入賞抽選手段による抽選結果に応じて、所定の確率で所定の演出を実行する遊技機が提供されている。
【0003】
具体的には、例えば、入賞抽選手段による抽選結果が特別入賞となった場合には、90%の確率でランプを点滅させる演出を実行し、入賞抽選手段による抽選結果が小役入賞となった場合には、60%の確率で回転リールの回転開始を遅らせる演出を実行し、入賞抽選手段による抽選結果が再遊技入賞となった場合には、40%の確率で回転リールを一瞬光らせる演出を実行し、入賞抽選手段による抽選結果がハズレとなった場合には、5%の確率でランプを点滅させる演出を実行する遊技機が提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の遊技機は、演出を行うか否かの決定を、乱数を用いた抽選のみによって行っていた。
しかし、演出を行うか否かの決定を、乱数を用いた抽選のみによって行うと、遊技が比較的単調になり、遊技者の興趣を低下させてしまうおそれがある。
【0005】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、次の点を目的とする。
【0006】
すなわち、請求項1記載の発明は、演出実行の有無を記憶するための演出履歴記憶手段を備え、この演出履歴記憶手段が、前回の遊技における演出実行の有無のみを記憶している場合において、特定のフラグが立っているときには、演出を行う旨を決定し、それ以外の場合には、抽選により演出を行うか否かを決定し、演出行否決定手段により演出を行う旨の決定がなされたときには、特定のフラグに対応した演出を必ず実行し、演出抽選手段により演出を行う旨の決定がなされたときには、入賞抽選手段による抽選結果がハズレであっても、所定の確率で特定のフラグに対応した演出を実行することにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0007】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項記載の発明は、演出を行うか否かの抽選を、乱数を用いた手段によって行うことにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0008】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、演出行否テーブルを、入賞抽選手段による抽選結果毎に定めることにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0009】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1ないし3記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項記載の発明は、あらかじめ複数の演出パターンを定めておき、演出抽選手段又は演出行否決定手段が演出を行う旨を決定したときには、複数の演出パターンの中から選択した1の演出パターンを実行することにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0010】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項記載の発明は、演出パターンの選択を、乱数を用いた手段によって行うことにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0011】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項記載の発明は、演出パターンテーブルとして、演出行否決定手段により演出を行う旨の決定がなされたときに用いる第1演出パターンテーブルと、演出抽選手段により演出を行う旨の決定がなされたときに用いる第2演出パターンテーブルとを設けることにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供することを目的とする。
【0012】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項記載の発明は、第1演出パターンテーブルが定める演出パターンと、第2演出パターンテーブルが定める演出パターンとを互いに異ならせることにより、演出行否決定手段により演出を行う旨の決定がなされたときと、演出抽選手段により演出を行う旨の決定がなされたときとで、異なる演出パターンが実行されるようにして、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供することを目的とする。
【0013】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項記載の発明は、第2演出パターンテーブルを、入賞抽選手段による抽選結果毎に定めることにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0015】
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
(特徴点)
すなわち、周囲に複数の図柄を表示した回転リール(40)と、遊技機(10)を制御するための制御装置(20)とを備えた遊技機(10)であって、前記制御装置(20)は、入賞か否かの抽選を行うための入賞抽選手段(110)と、入賞抽選手段(110)による抽選結果が入賞となったときにその旨のフラグを立てるためのフラグ成立手段(120)と、演出を行うか否かを決定するための演出行否決定手段(130)と、演出を行うか否かを抽選により決定するための演出抽選手段(140)と、演出行否決定手段(130)又は演出抽選手段(140)が演出を行う旨を決定したときに演出を実行するための演出実行手段(160)と、前回の遊技における演出実行の有無のみを記憶するための演出履歴記憶手段(170)とを備え、前記演出行否決定手段(130)は、前記演出履歴記憶手段(170)に演出を実行した旨の記憶があり、かつ、前記入賞抽選手段(110)の抽選の結果特定のフラグが立ったとき、又は特定のフラグが立っているときに、演出を行う旨を決定し、前記演出抽選手段(140)は、前記演出行否決定手段(130)が演出を行う旨を決定する場合以外の場合に、演出を行うか否かを抽選により決定し、前記演出実行手段(160)は、特定のフラグが立っており、かつ、前記演出抽選手段(140)が演出を行うと決定した場合、特定のフラグが立っており、かつ、前記演出履歴記憶手段(170)が前回の遊技で演出を実行した旨の記憶をしている場合、及び特定のフラグが立っておらず、かつ、前記演出抽選手段(140)が演出を行うと決定した場合に、当該特定のフラグに対応した演出を実行するものである。そして、前記演出行否決定手段( 130 )により演出を行う旨の決定がなされたときには、演出実行手段( 160 )は、特定のフラグに対応した演出を必ず実行し、
前記演出抽選手段( 140 )により演出を行う旨の決定がなされたときには、演出実行手段( 160 )は、入賞抽選手段( 110 )による抽選結果がハズレであっても、所定の確率で特定のフラグに対応した演出を実行することを特徴とする。
【0016】
ここで、「周囲に複数の図柄を表示した回転リール(40)と、遊技機(10)を制御するための制御装置(20)とを備えた遊技機(10)」とは、例えば、スロットマシンやパチンコ機などの遊技機(10)をいう。
また、「制御装置(20)」とは、遊技機(10)を制御するための装置をいう。
この制御装置(20)は、例えば、CPU、RAM、及びROMなどを備えたマイクロコンピュータによって構成することができる。
【0017】
また、「入賞抽選手段(110)」とは、入賞か否かの抽選を行うための手段をいう。
この入賞抽選手段(110)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
また、「フラグ成立手段(120)」とは、入賞抽選手段(110)による抽選結果が入賞となったときにその旨のフラグを立てるための手段をいう。
【0018】
具体的には、このフラグ成立手段(120)は、例えば、入賞抽選手段(110)による抽選結果が特別入賞となったときには特別入賞フラグを立て、入賞抽選手段(110)による抽選結果が小役入賞となったときには小役入賞フラグを立て、入賞抽選手段(110)による抽選結果が再遊技入賞となったときには再遊技入賞フラグを立てるように形成することができる。
【0019】
また、このフラグ成立手段(120)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
また、「演出行否決定手段(130)」とは、演出を行うか否かを決定するための手段をいう。
この演出行否決定手段(130)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
【0020】
また、「演出抽選手段(140)」とは、演出を行うか否かを抽選により決定するための手段をいう。
この演出抽選手段(140)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
また、「演出実行手段(160)」とは、演出行否決定手段(130)又は演出抽選手段(140)が演出を行う旨を決定したときに演出を実行するための手段をいう。
【0021】
この演出実行手段(160)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
また、「演出履歴記憶手段(170)」とは、演出実行の有無を記憶するための手段をいう。
この演出履歴記憶手段(170)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
【0022】
また、演出実行の有無の記憶は、例えば、制御装置(20)が備えるRAM上に行うことができる。
更に、本発明に係る遊技機(10)は、演出履歴記憶手段(170)に演出を実行した旨の記憶がある場合において、特定のフラグが立っているときには、演出行否決定手段(130)が演出を行う旨を決定し、それ以外の場合には、演出抽選手段(140)が抽選により演出を行うか否かを決定する。
【0023】
具体的には、本発明に係る遊技機(10)は、例えば、前回の遊技で演出が実行された場合において、今回の遊技で特別入賞フラグが成立したとき、又は今回の遊技に特別入賞フラグが持ち越されたときには、演出行否決定手段(130)が演出を行う旨を決定し、それ以外の場合には、演出抽選手段(140)が抽選により演出を行うか否かを決定するように形成することができる。
【0024】
(作用)
本発明によれば、演出履歴記憶手段(170)に演出を実行した旨の記憶がある場合において、特定のフラグが立っているときには、演出行否決定手段(130)が演出を行う旨を決定し、これにより、必ず演出が実行されることとなる。すなわち、前回の遊技で演出が実行された場合において、今回の遊技で特定のフラグが成立したとき、又は今回の遊技に特定のフラグが持ち越されたときには、演出行否決定手段( 130 )が演出を行う旨を決定し、これにより、必ず演出が実行されることとなる。
【0025】
一方、演出履歴記憶手段(170)に演出を実行した旨の記憶があっても、特定のフラグが立っていないときや、特定のフラグが立っていても、演出履歴記憶手段(170)に演出を実行した旨の記憶がないときには、演出抽選手段(140)が抽選により演出を行うか否かを決定することとなる。すなわち、前回の遊技で演出が実行されなかった場合や、前回の遊技で演出が実行されても、今回の遊技で特定のフラグが成立しなかった場合や、前回の遊技で演出が実行されても、今回の遊技に特定のフラグが持ち越されなかった場合には 、演出抽選手段( 140 )が抽選により演出を行うか否かを決定することとなる。
【0026】
さらに、本発明においては、演出行否決定手段( 130 )により演出を行う旨の決定がなされたときには、特定のフラグが立っていることを示す演出が必ず実行されることとなる。すなわち、演出行否決定手段( 130 )により演出を行う旨の決定がなされたときには、いわゆる「完全告知」が行われることとなるのである。
【0027】
一方、演出抽選手段( 140 )により演出を行う旨の決定がなされたときには、入賞抽選手段( 110 )による抽選結果がハズレであるにもかかわらず、あたかも特定のフラグが立っているかのような演出が実行され得ることとなる。すなわち、演出抽選手段( 140 )により演出を行う旨の決定がなされたときに実行される演出には、いわゆる「ガセ演出」が含まれることとなるのである。
【0028】
そして、このように、演出履歴記憶手段(170)に演出を実行した旨の記憶がある場合において、特定のフラグが立っているときには、演出行否決定手段(130)が演出を行う旨を決定し、それ以外の場合には、演出抽選手段(140)が抽選により演出を行うか否かを決定し、演出行否決定手段( 130 )により演出を行う旨の決定がなされたときには、いわゆる「完全告知」が行われ、一方、演出抽選手段( 140 )により演出を行う旨の決定がなされたときには、いわゆる「ガセ演出」が含まれるようにすることにより、遊技が単調にならないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0029】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(特徴点)
すなわち、演出抽選手段(140)は、演出を行うか否かの抽選用の乱数を発生させるための演出用乱数発生手段(141)と、演出用乱数発生手段(141)が発生させた乱数を抽出するための演出用乱数抽出手段(142)と、演出用乱数発生手段(141)が発生させる全領域の乱数について演出を行うか否かをあらかじめ所定の割合で定めた演出行否テーブル(143)と、演出用乱数抽出手段(142)が抽出した乱数と演出行否テーブル(143)とを照合して演出を行うか否かの判定を行うための演出用抽選判定手段(144)とを備えていることを特徴とする。
【0030】
ここで、「演出用乱数発生手段(141)」とは、演出を行うか否かの抽選用の乱数を発生させるための手段をいう。
この演出用乱数発生手段(141)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
また、「演出用乱数抽出手段(142)」とは、演出用乱数発生手段(141)が発生させた乱数を抽出するための手段をいう。
【0031】
この演出用乱数抽出手段(142)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
また、「演出行否テーブル(143)」とは、演出用乱数発生手段(141)が発生させる全領域の乱数について、演出を行うか否かをあらかじめ所定の割合で定めたものをいう。
【0032】
この演出行否テーブル(143)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
また、「演出用抽選判定手段(144)」とは、演出用乱数抽出手段(142)が抽出した乱数と、演出行否テーブル(143)とを照合して、演出を行うか否かの判定を行うための手段をいう。
【0033】
この演出用抽選判定手段(144)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
(作用)
本発明によれば、演出抽選手段(140)は、乱数を用いた手段によって、演出を行うか否かの抽選を行うこととなる。
【0034】
そして、このように、乱数を用いた手段によって演出を行うか否かの抽選を行うことにより、遊技が単調にならないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
【0035】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(特徴点)
すなわち、演出行否テーブル(143)は、入賞抽選手段(110)による抽選結果毎に、演出を行うか否かをそれぞれ異なる所定の割合で定めていることを特徴とする。
具体的には、演出行否テーブル(143)は、例えば、
入賞抽選手段(110)による抽選結果が特別入賞の場合には、90%の割合で演出を行う旨を定めるとともに、10%の割合で演出を行わない旨を定め、
入賞抽選手段(110)による抽選結果が小役入賞の場合には、60%の割合で演出を行う旨を定めるとともに、40%の割合で演出を行わない旨を定め、
入賞抽選手段(110)による抽選結果が再遊技入賞の場合には、40%の割合で演出を行う旨を定めるとともに、60%の割合で演出を行わない旨を定め、
入賞抽選手段(110)による抽選結果がハズレの場合には、5%の割合で演出を行う旨を定めるとともに、95%の割合で演出を行わない旨を定めることができる。
【0036】
(作用)
本発明によれば、例えば、演出抽選手段(140)により演出を行うか否かの決定がなされることとなった場合、入賞抽選手段(110)による抽選結果が特別入賞であれば、90%の確率で演出を行う旨が決定され、入賞抽選手段(110)による抽選結果が小役入賞であれば、60%の確率で演出を行う旨が決定され、入賞抽選手段(110)による抽選結果が再遊技入賞であれば、40%の確率で演出を行う旨が決定され、入賞抽選手段(110)による抽選結果がハズレであれば、5%の確率で演出を行う旨が決定されるようにすることができる。
【0037】
そして、このように、入賞抽選手段(110)による抽選結果毎に、演出を行うか否かをそれぞれ異なる所定の割合で定めることにより、遊技が単調にならないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
【0038】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1ないし3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0039】
(特徴点)
すなわち、制御装置(20)は、演出行否決定手段(130)又は演出抽選手段(140)が演出を行う旨を決定したときに、あらかじめ定めた複数の演出パターンの中から1の演出パターンを選択するための演出パターン選択手段(150)を備え、演出実行手段(160)は、演出パターン選択手段(150)が選択した演出パターンを実行することを特徴とする。
【0040】
ここで、「演出パターン選択手段(150)」とは、演出行否決定手段(130)又は演出抽選手段(140)が演出を行う旨を決定したときに、あらかじめ定めた複数の演出パターンの中から1の演出パターンを選択するための手段をいう。
この演出パターン選択手段(150)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
【0041】
具体的には、演出パターンとして、例えば、ランプを点滅させる演出パターンと、回転リール(40)の回転開始を遅らせる演出パターンと、回転リール(40)の回転停止を遅らせる演出パターンと、回転リール(40)を一瞬光らせる演出パターンとを定めることができる。
そして、演出パターン選択手段(150)は、演出行否決定手段(130)又は演出抽選手段(140)が演出を行う旨を決定したときに、例えば、上述した4つの演出パターンの中から1の演出パターンを選択するように形成することができる。
【0042】
(作用)
本発明によれば、例えば、特定のフラグが立っていることを、複数の異なる演出パターンで告知することができる。
また、例えば、入賞抽選手段(110)による抽選結果が同一であるにもかかわらず、異なる演出パターンを実行したり、逆に、入賞抽選手段(110)による抽選結果が異なるにもかかわらず、同一の演出パターンを実行したりすることもできる。
【0043】
そして、このように、あらかじめ定めた複数の演出パターンの中から1の演出パターンを選択するための演出パターン選択手段(150)を備えることにより、遊技が単調にならないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0044】
(特徴点)
すなわち、演出パターン選択手段(150)は、演出パターン選択用の乱数を発生させるための選択用乱数発生手段(151)と、選択用乱数発生手段(151)が発生させた乱数を抽出するための選択用乱数抽出手段(152)と、選択用乱数発生手段(151)が発生させる全領域の乱数について複数の演出パターンをあらかじめ所定の割合で定めた演出パターンテーブル(153)と、選択用乱数抽出手段(152)が抽出した乱数と演出パターンテーブル(153)とを照合して演出パターンの判定を行うための選択用抽選判定手段(154)とを備えていることを特徴とする。
【0045】
ここで、「選択用乱数発生手段(151)」とは、演出パターン選択用の乱数を発生させるための手段をいう。
この選択用乱数発生手段(151)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
また、「選択用乱数抽出手段(152)」とは、選択用乱数発生手段(151)が発生させた乱数を抽出するための手段をいう。
【0046】
この選択用乱数抽出手段(152)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
また、「演出パターンテーブル(153)」とは、選択用乱数発生手段(151)が発生させる全領域の乱数について、複数の演出パターンをあらかじめ所定の割合で定めたものをいう。
【0047】
この演出パターンテーブル(153)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
また、「選択用抽選判定手段(154)」とは、選択用乱数抽出手段(152)が抽出した乱数と、演出パターンテーブル(153)とを照合して、いずれの演出パターンにするかの判定を行うための手段をいう。
【0048】
この選択用抽選判定手段(154)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
(作用)
本発明によれば、演出パターン選択手段(150)は、乱数を用いた手段によって、あらかじめ定めた複数の演出パターンの中から1の演出パターンを選択することとなる。
【0049】
そして、このように、乱数を用いた手段によって1の演出パターンを選択することにより、遊技が単調にならないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
【0050】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(特徴点)
すなわち、演出パターンテーブル(153)には、演出行否決定手段(130)により演出を行う旨の決定がなされたときに用いられる第1演出パターンテーブル(153)と、演出抽選手段(140)により演出を行う旨の決定がなされたときに用いられる第2演出パターンテーブル(153)とが設けられていることを特徴とする。
【0051】
ここで、「第1演出パターンテーブル(153)」とは、演出行否決定手段(130)により演出を行う旨の決定がなされたときに用いられる演出パターンテーブル(153)をいう。
また、「第2演出パターンテーブル(153)」とは、演出抽選手段(140)により演出を行う旨の決定がなされたときに用いられる演出パターンテーブル(153)をいう。
【0052】
(作用)
本発明によれば、演出行否決定手段(130)により演出を行う旨の決定がなされたときと、演出抽選手段(140)により演出を行う旨の決定がなされたときとで、異なる演出パターンが実行されるようにすることができる。
そして、このように、演出パターンテーブル(153)として、演出行否決定手段(130)により演出を行う旨の決定がなされたときに用いられる第1演出パターンテーブル(153)と、演出抽選手段(140)により演出を行う旨の決定がなされたときに用いられる第2演出パターンテーブル(153)とを設けることにより、遊技が単調にならないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0053】
(特徴点)
すなわち、第1演出パターンテーブル(153)と第2演出パターンテーブル(153)とは、互いに異なる演出パターンを定めていることを特徴とする。
【0054】
具体的には、例えば、第1演出パターンテーブル(153)は、ランプを点滅させる演出パターンと、ネオンランプを点灯させる演出パターンとをそれぞれ所定の割合で定め、第2演出パターンテーブル(153)は、回転リール(40)の回転開始を遅らせる演出パターンと、回転リール(40)の回転停止を遅らせる演出パターンと、回転リール(40)を一瞬光らせる演出パターンとをそれぞれ所定の割合で定めることができる。
【0055】
(作用)
本発明によれば、実行される演出パターンによって、特定のフラグが立っているか否かを予測可能とすることができる。
そして、このように、第1演出パターンテーブル(153)と第2演出パターンテーブル(153)とが、互いに異なる演出パターンを定めることにより、遊技が単調にならないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0056】
(特徴点)
すなわち、第2演出パターンテーブルは、入賞抽選手段による抽選結果毎に、いずれの演出パターンを選択するかをそれぞれ異なる所定の割合で定めていることを特徴とする。
【0057】
具体的には、第2演出パターンテーブル(153)は、例えば、
入賞抽選手段(110)による抽選結果が特別入賞の場合には、80%の割合で回転リール(40)の回転開始を遅らせる演出パターンを、10%の割合で回転リール(40)の回転停止を遅らせる演出パターンを、10%の割合で回転リール(40)を一瞬光らせる演出パターンを定め、
入賞抽選手段(110)による抽選結果が小役入賞の場合には、10%の割合で回転リール(40)の回転開始を遅らせる演出パターンを、80%の割合で回転リール(40)の回転停止を遅らせる演出パターンを、10%の割合で回転リール(40)を一瞬光らせる演出パターンを定め、
入賞抽選手段(110)による抽選結果が再遊技入賞の場合には、10%の割合で回転リール(40)の回転開始を遅らせる演出パターンを、10%の割合で回転リール(40)の回転停止を遅らせる演出パターンを、80%の割合で回転リール(40)を一瞬光らせる演出パターンを定め、
入賞抽選手段(110)による抽選結果がハズレの場合には、80%の割合で回転リール(40)の回転開始を遅らせる演出パターンを、10%の割合で回転リール(40)の回転停止を遅らせる演出パターンを、10%の割合で回転リール(40)を一瞬光らせる演出パターンを定めることができる。
【0058】
(作用)
本発明によれば、実行される演出パターンによって、入賞抽選手段(110)による抽選結果を予測可能とすることができる。
更に、例えば、回転リール(40)の回転開始を遅らせる演出パターンが実行されたからといって、入賞抽選手段(110)による抽選結果が必ずしも特別入賞であるとは限られず、小役入賞のこともあれば、再遊技入賞のこともあれば、ハズレのこともあるようにすることもできる。すなわち、いわゆる「ガセ演出」を含ませることができるのである。
【0059】
そして、このように、第2演出パターンテーブル(153)を、入賞抽選手段(110)による抽選結果毎に定めることにより、遊技が単調にならないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
【0060】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1ないし図8は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、遊技機の外観正面図、図2は、遊技機のブロック図、図3ないし図8は、遊技機の動作の概略を示すフローチャート図である。
【0061】
(遊技機10)
図1中、10は、遊技機10を示すものである。
遊技機10は、図1に示すように、四角箱状の筐体11を有する。また、この筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央には、3個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。すなわち、本実施の形態に係る遊技機10は、スロットマシンである。
【0062】
また、遊技機10の内部には、図示しないが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図2参照)が内蔵されている。
(制御装置20)
制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、及びI/Oなどを備えている。ここで、制御装置20が備えるCPUは、1個に限定されるものではない。すなわち、2個以上のCPUで制御を行うように、制御装置20を構成してもよい。また、CPU、ROM、RAM、及びI/Oなどは、いわゆるワンチップで構成してもよい。
【0063】
そして、この制御装置20は、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
なお、制御装置20が構成する装置は、上記した(1)及び(2)に限定されるものではない。
【0064】
(入力段)
制御装置20の入力段には、図2に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
なお、入力段に接続されるパーツは、上記した(1)ないし(5)に限定されるものではない。
【0065】
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図1に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図1に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
【0066】
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、図1に示すように、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
スタートスイッチ30は、図1に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、又は「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
【0067】
なお、ここで、「再遊技(Replay)」とは、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が有効入賞ライン上に揃うことにより、次回の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、前回の遊技と同じ条件で再度、遊技を行うことができるものである。
【0068】
(ストップスイッチ50)
ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図1に示すように、各回転リール40に対応した3個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されている。そして、回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
【0069】
(出力段)
制御装置20の出力段には、図2に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)ホッパーユニット65
(3)表示装置66(ランプ及びスピーカ)
なお、出力段に接続されるパーツは、上記した(1)ないし(3)に限定されるものではない。
【0070】
(リールユニット60)
リールユニット60は、特に図示しないが、枠体に固定あるいは支持された3個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された3個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
【0071】
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者に遊技メダルを払い出すためのものである。
(表示装置66)
表示装置66は、ランプやスピーカなどであって、遊技者に入賞などを報知するためのものである。
【0072】
具体的には、この表示装置66は、演出制御装置22の制御により、入賞時にスピーカから入賞音を発生させ、ランプを点灯又は点滅させることにより、遊技者に入賞などを報知する。
(遊技制御装置21)
次に、遊技制御装置21について詳述する。
【0073】
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。
この遊技制御装置21は、次の(1)ないし(4)の手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)入賞抽選手段110
(4)フラグ成立手段120
なお、遊技制御装置21が有する機能は、上記した(1)ないし(4)に限定されるものではない。
【0074】
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、遊技メダルの投入、若しくはベットスイッチ16の投入、又は「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動し、3個の回転リール40が回転を開始する。
【0075】
その後、ストップスイッチ50の1個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ50を3個全て操作し終えると、3個の回転リール40の回転が全て停止する。
このとき、表示窓12の有効入賞ライン上に、あらかじめ設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して、所定枚数の遊技メダルが遊技者に対して払い出される。
【0076】
なお、遊技メダルを払い出す代わりに、クレジットしてもよい。
また、入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊技メダルの払い出しはないが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とがある。
【0077】
そして、その抽選結果がいずれかの入賞となった場合、その入賞に対応した入賞フラグが成立する。
具体的には、例えば、抽選結果が特別入賞となった場合には、特別入賞フラグが成立する。そして、この特別入賞フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、あらかじめ定められた所定の特別入賞図柄61と一致すると(例えば、有効入賞ライン上に「7」が3個揃うと)、入賞が確定し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。
【0078】
また、特別入賞フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、あらかじめ定められた特別入賞図柄61と一致しないと、この特別入賞フラグ成立の権利は、それ以後の遊技に持ち越されるように形成されている。
なお、小役入賞フラグは、小役入賞フラグが成立した遊技で入賞を確定させられないと、それ以後の遊技には持ち越されないように形成されている。
【0079】
また、いずれかの入賞フラグが成立中に、対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。
具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されている。このため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、あるいは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば、停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ライン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。
【0080】
一方、かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができない。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、入賞抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
【0081】
特別遊技としては、次の(1)ないし(3)に示す遊技がある。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定入賞遊技(JACゲーム)
特定遊技は、特定導入遊技中に行われる場合と、特定導入遊技中でないときに単独で行われる場合とがある。
【0082】
また、特定入賞遊技は、特定遊技中に行われるものである。
なお、特別遊技としては、上記した(1)ないし(3)に限定されるものではない。
また、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」などの図柄61が有効入賞ライン上に3個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚の遊技メダルが払い出される。このとき、特定導入遊技が開始される。
【0083】
具体的には、特別遊技制御手段80は、図2に示すように、次の(1)及び(2)の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段90
(2)特定遊技制御手段100
なお、特別遊技制御手段80が備える手段は、上記した(1)及び(2)に限定されるものではない。
【0084】
(特定導入遊技制御手段90)
特定導入遊技制御手段90は、特定導入遊技を制御するためのものである。
具体的には、特定導入遊技へ移行すると、通常遊技と同様に最大3枚の遊技メダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っているか否かによって、遊技メダルの払い出しが行われる。
【0085】
したがって、特定導入遊技中は、通常遊技中と同様に、小役を含めた抽選が毎回行われる。ただ、この特定導入遊技中に、特定遊技へ移行するための特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合には、その後に特定遊技へ移行する。
なお、通常、特定導入遊技中は、特定遊技への移行が、例えば、最大3回行われることになっている。このため、1回目の特定遊技が終了した後は、前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が再度行われる。
【0086】
そして、特定導入遊技中に、特定遊技が所定の最大回数、例えば3回か、あるいは通常遊技が所定の最大回数、例えば30回行われると、特定導入遊技は終了する。
(特定遊技制御手段100)
特定遊技制御手段100は、特定遊技を制御するためのものである。
【0087】
具体的には、特定遊技へ移行すると、遊技メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に、入賞確定となる特定入賞遊技が行われる。そして、特定遊技では、入賞するか否かの特定入賞遊技を最大12回行うことができ、そのうち、最大8回の入賞確定が可能である。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、あるいは最大12回の特定入賞遊技の終了により、特定遊技は終了する。
【0088】
(入賞抽選手段110)
入賞抽選手段110は、あらかじめ定めた抽選確率に基づいて、入賞か否かの判定を行うためのものである。
具体的には、この入賞抽選手段110は、抽選結果が、所定の利益付与に係る小役入賞か、小役入賞よりも大きな利益付与に係る特別入賞か、再遊技(Replay)の実行に係る再遊技入賞か、あるいはハズレかの判定を行う。
【0089】
そして、入賞抽選手段110による抽選結果が入賞である場合には入賞フラグが成立し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが、あらかじめ定められた入賞図柄と一致すると、入賞が確定して、遊技者に対して遊技メダルの払い出しや、特別遊技への移行などの利益が付与される。
入賞抽選手段110は、図1に示すように、次の(1)ないし(4)を備える。
【0090】
(1)入賞用乱数発生手段111
(2)入賞用乱数抽出手段112
(3)入賞判定テーブル113
(4)入賞用抽選判定手段114
なお、入賞抽選手段110が備える手段は、上記した(1)ないし(4)に限定されるものではない。
【0091】
また、抽選結果は、上記した特別入賞、小役入賞、再遊技入賞、及びハズレに限定されるものではない。
(入賞用乱数発生手段111)
入賞用乱数発生手段111は、入賞か否かの抽選用の乱数を発生させるためのものである。
【0092】
具体的には、この入賞用乱数発生手段111は、入賞か否かの抽選用の乱数を、所定の領域内(例えば、10進数で0〜65535)で発生させる。
なお、入賞用乱数発生手段111は、例えば、カウント値を1ずつ加算する乱数カウンタを用いて形成することができる。
また、入賞用乱数発生手段111は、例えば、ソフト乱数として平均採中法で乱数を発生させるもの、あるいはソフト乱数として素数の加算によって乱数を発生させるものを用いて形成することもできる。
【0093】
(入賞用乱数抽出手段112)
入賞用乱数抽出手段112は、入賞用乱数発生手段111が発生させた乱数を抽出するためのものである。
具体的には、この入賞用乱数抽出手段112は、入賞用乱数発生手段111が発生させた乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出する。そして、この抽出した乱数を、入賞用乱数データとするものである。
【0094】
なお、入賞用乱数発生手段111は、カウント値を1ずつ加算する乱数カウンタなどを用いて形成されるため、入賞用乱数発生手段111が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ30が操作されるタイミングはランダムであると考えられるため、入賞用乱数抽出手段112が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができるのである。
【0095】
すなわち、入賞用乱数発生手段111は乱数を発生させているわけではないものの、入賞用乱数抽出手段112によって抽出される数値は、あたかも乱数のような分布を示すのである。このことは、入賞用乱数発生手段111に乱数カウンタを用いた場合に限られず、ソフト乱数を用いた場合についても同様である。そして、このように結果として乱数のような分布を示す数値が得られる手段を、本実施の形態では、入賞用乱数発生手段111、あるいは入賞用乱数抽出手段112に含めて考えているのである。後述する演出用乱数発生手段141、演出用乱数抽出手段142、選択用乱数発生手段151、及び選択用乱数抽出手段152についても同様である。
【0096】
(入賞判定テーブル113)
入賞判定テーブル113は、入賞用乱数発生手段111が発生させる全領域の乱数について、各入賞項目をあらかじめ所定の割合で定めたものである。
具体的には、この入賞判定テーブル113は、入賞用乱数発生手段111が発生させる全領域の乱数について、特別入賞にするか、小役入賞にするか、再遊技入賞にするか、あるいはハズレにするかを、あらかじめ所定の割合で定めている。
【0097】
なお、抽選結果は、上記した特別入賞、小役入賞、再遊技入賞、及びハズレに限定されるものではない。
(入賞用抽選判定手段114)
入賞用抽選判定手段114は、入賞用乱数抽出手段112が抽出した入賞用乱数データと、入賞判定テーブル113とを照合して、当該入賞用乱数データに対応する入賞を判定するためのものである。
【0098】
具体的には、この入賞用抽選判定手段114は、入賞用乱数抽出手段112が抽出した入賞用乱数データと、入賞判定テーブル113とを照合して、抽選結果が、特別入賞か、小役入賞か、再遊技入賞か、あるいはハズレかを判定する。
(フラグ成立手段120)
フラグ成立手段120は、入賞抽選手段110による抽選結果が入賞となったときにその旨のフラグを立てるためのものである。
【0099】
具体的には、このフラグ成立手段120は、入賞抽選手段110による抽選結果が特別入賞となったときには特別入賞フラグを立て、入賞抽選手段110による抽選結果が小役入賞となったときには小役入賞フラグを立て、入賞抽選手段110による抽選結果が再遊技入賞となったときには再遊技入賞フラグを立てる。
(演出制御装置22)
次に、演出制御装置22について詳述する。
【0100】
演出制御装置22は、ランプやスピーカなどの表示装置66を制御するためのものである。
この演出制御装置21は、次の(1)ないし(5)の手段として機能する。
(1)演出行否決定手段130
(2)演出抽選手段140
(3)演出パターン選択手段150
(4)演出実行手段160
(5)演出履歴記憶手段170
なお、演出制御装置21が有する機能は、上記した(1)ないし(5)に限定されるものではない。
【0101】
(演出行否決定手段130)
演出行否決定手段130は、演出を行うか否かを決定するためのものである。
具体的には、この演出行否決定手段130は、演出履歴記憶手段170に演出を実行した旨の記憶がある場合において、特別入賞フラグが立っているときに、演出を行う旨を決定する。
【0102】
なお、演出行否決定手段130は、演出履歴記憶手段170に演出を実行した旨の記憶がある場合において、特別入賞フラグが立っているときに、演出を行う旨を決定するように形成される場合に限られず、例えば、演出履歴記憶手段170に演出を実行した旨の記憶がある場合において、特別入賞フラグ又は小役入賞フラグが立っているときに、演出を行う旨を決定するように形成することもできる。
【0103】
(演出抽選手段140)
演出抽選手段140は、演出を行うか否かを抽選により決定するためのものである。
具体的には、この演出抽選手段140は、演出行否決定手段130が演出を行う旨を決定する場合以外の場合に、演出を行うか否かを抽選により決定するものである。
【0104】
この演出抽選手段140は、図2に示すように、次の(1)ないし(4)を備える。
(1)演出用乱数発生手段141
(2)演出用乱数抽出手段142
(3)演出行否テーブル143
(4)演出用抽選判定手段144
なお、演出抽選手段140が備える手段は、上記した(1)ないし(4)に限定されるものではない。
【0105】
(演出用乱数発生手段141)
演出用乱数発生手段141は、演出を行うか否かの抽選用の乱数を発生させるためのものである。
具体的には、この演出用乱数発生手段141は、演出を行うか否かの抽選用の乱数を所定の領域内(例えば、10進数で0〜65535)で発生させる。
【0106】
(演出用乱数抽出手段142)
演出用乱数抽出手段142は、演出用乱数発生手段141が発生させた乱数を抽出するためのものである。
具体的には、この演出用乱数抽出手段142は、演出用乱数発生手段141が発生させた乱数を所定の条件で抽出する。そして、この抽出した乱数を、演出用乱数データとするものである。
【0107】
(演出行否テーブル143)
演出行否テーブル143は、演出用乱数発生手段141が発生させる全領域の乱数について、演出を行うか否かを、あらかじめ所定の割合で定めたものである。
この演出行否テーブル143は、入賞抽選手段110による抽選結果毎に、演出を行うか否かを、それぞれ異なる所定の割合で定めている。
【0108】
具体的には、この演出行否テーブル143は、次の(1)ないし(4)に示す領域を有する。
(1)特別入賞領域
(2)小役入賞領域
(3)再遊技入賞領域
(4)ハズレ領域
特別入賞領域は、90%の割合で演出を行う旨を定め、10%の割合で演出を行わない旨を定めている。
【0109】
小役入賞領域は、60%の割合で演出を行う旨を定め、40%の割合で演出を行わない旨を定めている。
再遊技入賞領域は、40%の割合で演出を行う旨を定め、60%の割合で演出を行わない旨を定めている。
ハズレ領域は、5%の割合で演出を行う旨を定め、95%の割合で演出を行わない旨を定めている。
【0110】
なお、演出行否テーブル143が有する領域は、上記した(1)ないし(4)に限定されるものではない。
(演出用抽選判定手段144)
演出用抽選判定手段144は、演出用乱数抽出手段142が抽出した乱数と、演出行否テーブル143とを照合して、演出を行うか否かの判定を行うためのものである。
【0111】
具体的には、この演出用抽選判定手段144は、入賞抽選手段110による抽選結果が特別入賞となった場合には、演出用乱数抽出手段142が抽出した乱数と、演出行否テーブル143の特別入賞領域とを照合して、演出を行うか否かの判定を行う。
同様に、この演出用抽選判定手段144は、入賞抽選手段110による抽選結果が小役入賞となった場合には、演出用乱数抽出手段142が抽出した乱数と、演出行否テーブル143の小役入賞領域とを照合して、演出を行うか否かの判定を行い、入賞抽選手段110による抽選結果が再遊技入賞となった場合には、演出用乱数抽出手段142が抽出した乱数と、演出行否テーブル143の再遊技入賞領域とを照合して、演出を行うか否かの判定を行い、入賞抽選手段110による抽選結果がハズレとなった場合には、演出用乱数抽出手段142が抽出した乱数と、演出行否テーブル143のハズレ領域とを照合して、演出を行うか否かの判定を行う。
【0112】
(演出パターン選択手段150)
演出パターン選択手段150は、演出行否決定手段130又は演出抽選手段140が演出を行う旨を決定したときに、あらかじめ定めた複数の演出パターンの中から1の演出パターンを選択するためのものである。
この演出パターン選択手段150は、図2に示すように、次の(1)ないし(4)を備える。
【0113】
(1)選択用乱数発生手段151
(2)選択用乱数抽出手段152
(3)演出パターンテーブル153
(4)選択用抽選判定手段154
なお、演出パターン選択手段150が備える手段は、上記した(1)ないし(4)に限定されるものではない。
【0114】
(選択用乱数発生手段151)
選択用乱数発生手段151は、演出パターン選択用の乱数を発生させるためのものである。
具体的には、この選択用乱数発生手段151は、演出パターン選択用の乱数を所定の領域内(例えば、10進数で0〜65535)で発生させる。
【0115】
(選択用乱数抽出手段152)
選択用乱数抽出手段152は、選択用乱数発生手段151が発生させた乱数を抽出するためのものである。
具体的には、この選択用乱数抽出手段152は、選択用乱数発生手段151が発生させた乱数を所定の条件で抽出する。そして、この抽出した乱数を、選択用乱数データとするものである。
【0116】
(演出パターンテーブル153)
演出パターンテーブル153は、選択用乱数発生手段151が発生させる全領域の乱数について、複数の演出パターンをあらかじめ所定の割合で定めたものである。
この演出パターンテーブル153には、演出行否決定手段130により演出を行う旨の決定がなされたときに用いられる第1演出パターンテーブル153と、演出抽選手段140により演出を行う旨の決定がなされたときに用いられる第2演出パターンテーブル153とが設けられている。
【0117】
また、第1演出パターンテーブル153と第2演出パターンテーブル153とは、互いに異なる演出パターンを定めている。
更に、第2演出パターンテーブル153は、入賞抽選手段110による抽選結果毎に、いずれの演出パターンを選択するかを、それぞれ異なる所定の割合で定めている。
【0118】
具体的には、第1演出パターンテーブル153は、60%の割合でランプを点滅させる演出パターンを定め、40%の割合でネオンランプを点灯させる演出パターンを定めている。
また、第2演出パターンテーブル153は、次の(1)ないし(4)に示す領域を有する。
【0119】
(1)特別入賞領域
(2)小役入賞領域
(3)再遊技入賞領域
(4)ハズレ領域
特別入賞領域は、80%の割合で回転リールの回転開始を遅らせる演出パターンを定め、10%の割合で回転リールの回転停止を遅らせる演出パターンを定め、10%の割合で回転リールを一瞬光らせる演出パターンを定めている。
【0120】
小役入賞領域は、10%の割合で回転リールの回転開始を遅らせる演出パターンを定め、80%の割合で回転リールの回転停止を遅らせる演出パターンを定め、10%の割合で回転リールを一瞬光らせる演出パターンを定めている。
再遊技入賞領域は、10%の割合で回転リールの回転開始を遅らせる演出パターンを定め、10%の割合で回転リールの回転停止を遅らせる演出パターンを定め、80%の割合で回転リールを一瞬光らせる演出パターンを定めている。
【0121】
ハズレ領域は、80%の割合で回転リールの回転開始を遅らせる演出パターンを定め、10%の割合で回転リールの回転停止を遅らせる演出パターンを定め、10%の割合で回転リールを一瞬光らせる演出パターンを定めている。
なお、第2演出パターンテーブル153が有する領域は、上記した(1)ないし(4)に限定されるものではない。
【0122】
(選択用抽選判定手段154)
選択用抽選判定手段154は、選択用乱数抽出手段152が抽出した乱数と、演出パターンテーブル153とを照合して、いずれの演出パターンにするかの判定を行うためのものである。
具体的には、この選択用抽選判定手段154は、演出行否決定手段130により演出を行う旨の決定がなされた場合には、選択用乱数抽出手段152が抽出した乱数と、第1演出パターンテーブル153とを照合して、いずれの演出パターンにするかの判定を行う。
【0123】
また、この選択用抽選判定手段154は、演出抽選手段140により演出を行う旨の決定がなされた場合において、入賞抽選手段110による抽選結果が特別入賞となったときには、選択用乱数抽出手段152が抽出した乱数と、第2演出パターンテーブル153の特別入賞領域とを照合して、いずれの演出パターンにするかの判定を行う。
【0124】
同様に、この選択用抽選判定手段154は、
演出抽選手段140により演出を行う旨の決定がなされた場合において、入賞抽選手段110による抽選結果が小役入賞となったときには、選択用乱数抽出手段152が抽出した乱数と、
第2演出パターンテーブル153の小役入賞領域とを照合して、いずれの演出パターンにするかの判定を行い、
演出抽選手段140により演出を行う旨の決定がなされた場合において、入賞抽選手段110による抽選結果が再遊技入賞となったときには、選択用乱数抽出手段152が抽出した乱数と、第2演出パターンテーブル153の再遊技入賞領域とを照合して、いずれの演出パターンにするかの判定を行い、
演出抽選手段140により演出を行う旨の決定がなされた場合において、入賞抽選手段110による抽選結果がハズレとなったときには、選択用乱数抽出手段152が抽出した乱数と、第2演出パターンテーブル153のハズレ領域とを照合して、いずれの演出パターンにするかの判定を行う。
【0125】
これにより、演出パターン選択手段150は、演出行否決定手段130により演出を行う旨の決定がなされたときには、特別入賞フラグに対応した演出パターンを必ず選択し、演出抽選手段140により演出を行う旨の決定がなされたときには、入賞抽選手段110による抽選結果がハズレであっても、所定の確率で、特別入賞フラグに対応した演出パターンを選択することとなっている。
【0126】
なお、前述した第1演出パターンテーブル153による演出を専用のランプの点灯演出とし、第2演出パターンテーブル153による演出を従来からある音、ランプ、液晶等を組み合わせた演出とすることができる。
(演出実行手段160)
演出実行手段160は、演出行否決定手段130又は演出抽選手段140が演出を行う旨を決定したときに、演出パターン選択手段150が選択した演出パターンを実行するためのものである。
【0127】
(演出履歴記憶手段170)
演出履歴記憶手段170は、前回の遊技における演出実行の有無のみを記憶するためのものである。
これにより、演出行否決定手段130は、前回の遊技で演出が実行された場合において、
今回の遊技で特別入賞フラグが成立したとき、又は今回の遊技に特別入賞フラグが持ち越されたときに、演出を行う旨を決定し、それ以外の場合には、演出抽選手段140が、抽選により演出を行うか否かを決定することとなる。
【0128】
なお、本願発明とは直接関係ないが、演出履歴記憶手段170は、前回の遊技における演出実行の有無のみを記憶するように形成される場合に限られず、例えば、前n回(nは自然数)の遊技における演出実行の有無を記憶するように形成することもできるし、また、前m回目(mは自然数)の遊技における演出実行の有無のみを記憶するように形成することもできる。
【0129】
また、演出履歴記憶手段170が、前n回(nは自然数)の遊技における演出実行の有無を記憶するように形成されれば、演出行否決定手段130は、前n回の遊技中に演出が実行された場合において、今回の遊技で特別入賞フラグが成立したとき、又は今回の遊技に特別入賞フラグが持ち越されたときに、演出を行う旨を決定し、それ以外の場合には、演出抽選手段140が、抽選により演出を行うか否かを決定することとなる。
【0130】
また、演出履歴記憶手段170が、前m回目(mは自然数)の遊技における演出実行の有無のみを記憶するように形成されれば、演出行否決定手段130は、前m回目の遊技で演出が実行された場合において、今回の遊技で特別入賞フラグが成立したとき、又は今回の遊技に特別入賞フラグが持ち越されたときに、演出を行う旨を決定し、それ以外の場合には、演出抽選手段140が、抽選により演出を行うか否かを決定することとなる。
【0131】
(遊技機10の動作)
次に、上記構成を備えた遊技機の動作の概略について、図3ないし図8に示すフローチャート図を用いて説明する。
まず、遊技全体の流れを、図3に示すフローチャート図を用いて説明する。
ステップ100において、スタートスイッチ30が操作されると、スタートスイッチ30がONになる。そして、次のステップ101に進む。
【0132】
ステップ101において、入賞抽選手段110により、入賞抽選処理が行われる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、演出行否決定手段130又は演出抽選手段140により、演出行否決定処理が行われる。すなわち、演出を行うか否かが決定される。そして、次のステップ103に進む。
【0133】
ステップ103において、演出を行う旨が決定されたか否かが判定される。そして、演出を行う旨が決定されたと判定された場合、次のステップ104に進む。
ステップ104において、演出パターン選択手段150により、演出パターン選択処理が行われる。すなわち、あらかじめ定めた複数の演出パターンの中から1の演出パターンが選択される。そして、次のステップ105に進む。
【0134】
ステップ105において、演出実行手段160により、演出パターン選択手段150によって選択された演出パターンが実行される。そして、次のステップ106に進む。
前記ステップ103において、演出を行う旨が決定されなかったと判断された場合、ステップ106に進む。
【0135】
ステップ106において、演出履歴記憶手段170により、演出実行の有無が記憶される。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ108に進む。
ステップ108において、ストップスイッチ50が操作されると、ストップスイッチ50がONになる。そして、次のステップ109に進む。
【0136】
ステップ109において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ110に進む。
ステップ110において、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ111に進む。
【0137】
ステップ111において、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。そして、入賞が確定したと判定された場合、次のステップ112に進む。
ステップ112において、入賞図柄に相当する遊技メダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
【0138】
前記ステップ110において、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ108に戻る。
前記ステップ111において、入賞が確定していないと判定された場合、ステップ112を飛び越して、すなわち、遊技メダルが払い出されることなく、遊技が終了する。
【0139】
上述したステップ101の入賞抽選処理について、図4に示すフローチャート図を用いて説明する。
ステップ200において、入賞用乱数抽出手段112により、乱数の抽出が行われる。具体的には、スタートスイッチ30の操作を契機として、入賞用乱数発生手段111が発生させた乱数を、入賞用乱数抽出手段112が抽出する。そして、次のステップ201に進む。
【0140】
ステップ201において、抽出された乱数が、入賞用乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、入賞用抽選判定手段114により、抽出された乱数と、入賞判定テーブル113との比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
【0141】
ステップ203において、入賞用抽選判定手段114により、抽出された乱数が、入賞判定テーブル113のどの入賞領域に含まれるかの判定が行われ、抽選結果が決定される。更に、抽選結果が入賞であれば、入賞フラグが成立する。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、入賞抽選処理が終了する。
【0142】
上述したステップ102の演出行否決定処理について、図5に示すフローチャート図を用いて説明する。
ステップ300において、前回の遊技で演出を実行した旨の記憶があるか否かの判定が行われる。そして、前回の遊技で演出を実行した旨の記憶があると判定された場合、次のステップ301に進む。
【0143】
ステップ301において、特別入賞フラグが立っているか否かの判定が行われる。そして、特別入賞フラグが立っていると判定された場合、次のステップ302に進む。
ステップ302において、演出を行う旨の決定が行われる。そして、演出行否決定処理が終了する。
【0144】
前記ステップ300において、前回の遊技で演出を実行した旨の記憶がないと判定された場合、ステップ303に進む。
また、前記ステップ301において、特別入賞フラグが立っていないと判定された場合も、ステップ303に進む。
ステップ303において、演出抽選処理、すなわち、演出を行うか否かの抽選が行われる。そして、ステップ304に進む。
【0145】
ステップ304において、演出抽選の抽選結果が演出を行う旨か否かの判定が行われる。そして、演出抽選の抽選結果が演出を行う旨であると判定された場合、ステップ302に進む。
ステップ302において、演出を行う旨の決定が行われる。そして、演出行否決定処理が終了する。
【0146】
前記ステップ304において、演出抽選の抽選結果が演出を行う旨ではないと判定された場合、ステップ305に進む。
ステップ305において、演出を行わない旨の決定が行われる。そして、演出行否決定処理が終了する。
上述したステップ303の演出行否抽選処理について、図6に示すフローチャート図を用いて説明する。
【0147】
ステップ400において、演出用乱数抽出手段142により、乱数の抽出が行われる。具体的には、演出用乱数発生手段141が発生させた乱数を、演出用乱数抽出手段142が抽出する。そして、次のステップ401に進む。
ステップ401において、抽出された乱数が、演出用乱数抽出手段142の内部に記憶される。そして、次のステップ402に進む。
【0148】
ステップ402において、入賞抽選手段110による抽選結果がハズレか否かの判定が行われる。そして、入賞抽選手段110による抽選結果がハズレではないと判定された場合、次のステップ403に進む。
ステップ403において、入賞抽選手段110による抽選結果が再遊技入賞か否かの判定が行われる。そして、入賞抽選手段110による抽選結果が再遊技入賞ではないと判定された場合、次のステップ404に進む。
【0149】
ステップ404において、入賞抽選手段110による抽選結果が小役入賞か否かの判定が行われる。そして、入賞抽選手段110による抽選結果が小役入賞ではないと判定された場合、次のステップ405に進む。
ステップ405において、演出行否テーブル143の特別入賞領域が選択される。そして、次のステップ406に進む。
【0150】
前記ステップ402において、入賞抽選手段110による抽選結果がハズレであると判定された場合、ステップ408に進む。
ステップ408において、演出行否テーブル143のハズレ領域が選択される。そして、ステップ406に進む。
前記ステップ403において、入賞抽選手段110による抽選結果が再遊技入賞であると判定された場合、ステップ409に進む。
【0151】
ステップ409において、演出行否テーブル143の再遊技入賞領域が選択される。そして、ステップ406に進む。
前記ステップ404において、入賞抽選手段110による抽選結果が小役入賞であると判定された場合、ステップ410に進む。
ステップ410において、演出行否テーブル143の小役入賞領域が選択される。そして、ステップ406に進む。
【0152】
ステップ406において、抽出された乱数と、演出行否テーブル143との比較が行われる。そして、次のステップ407に進む。
ステップ407において、演出用抽選判定手段125により、演出を行うか否かの抽選結果が決定される。そして、演出行否抽選処理が終了する。
上述したステップ104の演出パターン選択処理について、図7に示すフローチャート図を用いて説明する。
【0153】
ステップ500において、選択用乱数抽出手段152により、乱数の抽出が行われる。具体的には、選択用乱数発生手段151が発生させた乱数を、選択用乱数抽出手段152が抽出する。そして、次のステップ501に進む。
ステップ501において、抽出された乱数が、選択用乱数抽出手段152の内部に記憶される。そして、次のステップ502に進む。
【0154】
ステップ502において、演出行否決定手段130により演出を行う旨が決定されたか否かの判断が行われる。そして、演出行否決定手段130により演出を行う旨が決定されたと判断された場合、次のステップ503に進む。
ステップ503において、第1演出パターンテーブル153が選択される。そして、ステップ511に進む。
【0155】
前記ステップ502において、演出行否決定手段130により演出を行う旨が決定されなかったと判断された場合、すなわち、演出抽選手段140により演出を行う旨が決定されたと判断された場合、ステップ504に進む。
ステップ504において、入賞抽選手段110による抽選結果がハズレか否かの判定が行われる。そして、入賞抽選手段110による抽選結果がハズレであると判定された場合、次のステップ505に進む。
【0156】
ステップ505において、第2演出パターンテーブル153のハズレ領域が選択される。そして、ステップ511に進む。
前記ステップ504において、入賞抽選手段110による抽選結果がハズレではないと判定された場合、ステップ506に進む。
ステップ506において、入賞抽選手段110による抽選結果が再遊技入賞か否かの判定が行われる。そして、入賞抽選手段110による抽選結果が再遊技入賞であると判定された場合、次のステップ507に進む。
【0157】
ステップ507において、第2演出パターンテーブル153の再遊技入賞領域が選択される。そして、ステップ511に進む。
前記ステップ506において、入賞抽選手段110による抽選結果が再遊技入賞ではないと判定された場合、ステップ508に進む。
ステップ508において、入賞抽選手段110による抽選結果が小役入賞か否かの判定が行われる。そして、入賞抽選手段110による抽選結果が小役入賞であると判定された場合、次のステップ509に進む。
【0158】
ステップ509において、第2演出パターンテーブル153の小役入賞領域が選択される。そして、ステップ511に進む。
前記ステップ508において、入賞抽選手段110による抽選結果が小役入賞ではないと判定された場合、ステップ510に進む。
ステップ510において、第2演出パターンテーブル153の特別入賞領域が選択される。そして、ステップ511に進む。
【0159】
ステップ511において、抽出された乱数と、演出パターンテーブル133との比較が行われる。そして、次のステップ512に進む。
ステップ512において、選択用抽選判定手段134により、1の演出パターンの決定が行われる。そして、演出パターン選択処理が終了する。
上述したステップ109のリール回転停止処理について、図8に示すフローチャート図を用いて説明する。
【0160】
ステップ600において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ601に進む。
ステップ601において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ602に進む。
【0161】
ステップ602において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ603に進む。
ステップ603において、回転リール40の回転を停止させる。そして、リール回転停止処理が終了する。
【0162】
前記ステップ600において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、ステップ604に進む。
ステップ604において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ605に進む。
【0163】
ステップ605において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、ステップ603に進む。
前記ステップ604において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ603に進む。
前記ステップ605において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ601に進む。
【0164】
前記ステップ602において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ600に戻る。
なお、本実施の形態では、リール回転停止処理について、上記ステップ601〜ステップ605で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御としてもよい。更に、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングであらかじめ定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでもよい。このテーブル停止制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中の入賞図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
【0165】
なお、テーブル停止制御においても、入賞フラグが成立しているときには、その入賞フラグに対応する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、あらかじめテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、入賞フラグが成立していないときには、他の入賞図柄が有効入賞ライン上に揃わないように、あらかじめテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
【0166】
このように、本実施の形態に係る遊技機10は、入賞か否かの抽選を行うための入賞抽選手段110と、入賞抽選手段110による抽選結果が入賞となったときにその旨のフラグを立てるためのフラグ成立手段120と、演出を行うか否かを決定するための演出行否決定手段130と、演出を行うか否かを抽選により決定するための演出抽選手段140と、演出行否決定手段130又は演出抽選手段140が演出を行う旨を決定したときに演出を実行するための演出実行手段160と、演出実行の有無を記憶するための演出履歴記憶手段170とを備え、前記演出履歴記憶手段170に演出を実行した旨の記憶がある場合において、特定のフラグが立っているときには、演出行否決定手段130が演出を行う旨を決定し、それ以外の場合には、演出抽選手段140が抽選により演出を行うか否かを決定するように形成され、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣を高めるようにしているものである。
【0167】
また、前記演出履歴記憶手段170は、前回の遊技における演出実行の有無のみを記憶するように形成され、これにより、前回の遊技で演出が実行された場合において、今回の遊技で特別入賞フラグが成立したとき、又は今回の遊技に特別入賞フラグが持ち越されたときには、演出行否決定手段130が演出を行う旨を決定し、それ以外の場合には、演出抽選手段140が抽選により演出を行うか否かを決定するようにしている。そして、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
【0168】
また、本実施の形態に係る遊技機10は、演出行否決定手段130により演出を行う旨の決定がさなれたときには、特別入賞フラグに対応した演出を必ず実行し、演出抽選手段140により演出を行う旨の決定がなされたときには、入賞抽選手段110による抽選結果がハズレであっても、所定の確率で、特別入賞フラグに対応した演出を実行するように形成され、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
【0169】
また、前記演出抽選手段140は、演出を行うか否かの抽選用の乱数を発生させるための演出用乱数発生手段141と、演出用乱数発生手段141が発生させた乱数を抽出するための演出用乱数抽出手段142と、演出用乱数発生手段141が発生させる全領域の乱数について演出を行うか否かをあらかじめ所定の割合で定めた演出行否テーブル143と、演出用乱数抽出手段142が抽出した乱数と演出行否テーブル143とを照合して演出を行うか否かの判定を行うための演出用抽選判定手段144とを備え、これにより、乱数を用いた抽選によって、演出を行うか否かを決定するようにしている。そして、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
【0170】
また、前記演出行否テーブル143は、入賞抽選手段110による抽選結果毎に、演出を行うか否かをそれぞれ異なる所定の割合で定め、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
また、前記制御装置20は、演出行否決定手段130又は演出抽選手段140が演出を行う旨を決定したときに、あらかじめ定めた複数の演出パターンの中から1の演出パターンを選択するための演出パターン選択手段150を備え、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
【0171】
また、前記演出パターン選択手段150は、演出パターン選択用の乱数を発生させるための選択用乱数発生手段151と、選択用乱数発生手段151が発生させた乱数を抽出するための選択用乱数抽出手段152と、選択用乱数発生手段151が発生させる全領域の乱数について複数の演出パターンをあらかじめ所定の割合で定めた演出パターンテーブル153と、選択用乱数抽出手段152が抽出した乱数と演出パターンテーブル153とを照合して演出パターンの判定を行うための選択用抽選判定手段154とを備え、これにより、乱数を用いた抽選によって、1の演出パターンを選択するようにしている。そして、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
【0172】
また、前記演出パターンテーブル153には、演出行否決定手段130により演出を行う旨の決定がなされたときに用いられる第1演出パターンテーブル153と、演出抽選手段140により演出を行う旨の決定がなされたときに用いられる第2演出パターンテーブル153とが設けられ、これにより、演出行否決定手段130により演出を行う旨の決定がなされたときと、演出抽選手段140により演出を行う旨の決定がなされたときとで、異なる演出パターンを実行することができるようにしている。そして、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
【0173】
また、第1演出パターンテーブル153と第2演出パターンテーブル153とは、互いに異なる演出パターンを定め、これにより、実行される演出パターンによって、特定のフラグが立っているか否かを予測可能とし、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
また、前記第2演出パターンテーブル153は、入賞抽選手段110による抽選結果毎に、いずれの演出パターンを選択するかをそれぞれ異なる所定の割合で定め、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
【0174】
なお、本実施の形態では、演出履歴記憶手段170は、前回の遊技における演出実行の有無のみを記憶するように形成したが、演出履歴記憶手段170は、前n回(nは自然数)の遊技における演出実行の有無を記憶するように形成することもできる。
また、前n回の遊技における演出実行の有無を記憶するように演出履歴記憶手段170を形成すると、前n回の遊技中に演出が実行された場合において、今回の遊技で特別入賞フラグが成立したとき、又は今回の遊技に特別入賞フラグが持ち越されたときに、演出行否決定手段130が演出を行う旨を決定し、それ以外の場合には、演出抽選手段140が抽選により演出を行うか否かを決定することとなる。
【0175】
そして、前n回の遊技における演出実行の有無を記憶するように演出履歴記憶手段170を形成しても、遊技が単調にならないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
また、演出履歴記憶手段170は、前m回目(mは自然数)の遊技における演出実行の有無のみを記憶するように形成することもできる。
【0176】
また、前m回目の遊技における演出実行の有無のみを記憶するように演出履歴記憶手段170を形成すると、前m回目の遊技中に演出が実行された場合において、今回の遊技で特別入賞フラグが成立したとき、又は今回の遊技に特別入賞フラグが持ち越されたときに、演出行否決定手段130が演出を行う旨を決定し、それ以外の場合には、演出抽選手段140が抽選により演出を行うか否かを決定することとなる。
【0177】
そして、前m回目の遊技における演出実行の有無のみを記憶するように演出履歴記憶手段170を形成しても、遊技が単調にならないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
【0178】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0179】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、演出を行うか否かの決定が、前回の遊技における演出実行の記憶の有無や、特定のフラグが立っているか否かを参照して行われることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるので、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0180】
さらに、演出行否決定手段により演出を行う旨が決定されたときには、いわゆる「完全告知」が行われることとなり、一方、演出抽選手段により演出を行う旨が決定されたときには、いわゆる「ガセ演出」が含まれることとなるので、遊技が単調にならないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
(請求項
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0181】
すなわち、請求項記載の発明によれば、演出を行うか否かの抽選が、乱数を用いた手段によって行われることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるので、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
【0182】
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項記載の発明によれば、入賞抽選手段による抽選結果によって、演出抽選手段により演出を行う旨の決定がなされる確率が異なることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるので、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
【0183】
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項1ないし記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項記載の発明によれば、複数の演出パターンが実行されることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるので、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
【0184】
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項記載の発明によれば、演出パターンの選択が、乱数を用いた手段によって行われることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるので、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
【0185】
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項記載の発明によれば、演出行否決定手段により演出を行う旨が決定されたときと、演出抽選手段により演出を行う旨が決定されたときとで、異なる演出パターンを実行することができ、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるので、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
【0186】
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項記載の発明によれば、実行される演出パターンによって、特定のフラグが立っているか否かを予測することができ、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるので、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
【0187】
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項記載の発明によれば、入賞抽選手段による抽選結果によって、いずれの演出パターンが選択されるかの確率が異なることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるので、遊技者の興趣をより一層高めることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る遊技機の外観正面図。
【図2】 本発明の実施の形態に係る遊技機の構成を示すブロック図。
【図3】 本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート図。
【図4】 本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート図。
【図5】 本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート図。
【図6】 本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート図。
【図7】 本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート図。
【図8】 本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート図。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筺体
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
30 スタートスイッチ 40 回転リール
42 リールテープ 50 ストップスイッチ
60 リールユニット 65 ホッパーユニット
66 表示装置 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 90 特定導入遊技制御手段
100 特定遊技制御手段 110 入賞抽選手段
111 入賞用乱数発生手段 112 入賞用乱数抽出手段
113 入賞判定テーブル 114 入賞用抽選判定手段
120 フラグ成立手段 130 演出行否決定手段
140 演出抽選手段 141 演出用乱数発生手段
142 演出用乱数抽出手段 143 演出行否テーブル
144 演出用抽選判定手段 150 演出パターン選択手段
151 選択用乱数発生手段 152 選択用乱数抽出手段
153 演出パターンテーブル 154 選択用抽選判定手段
160 演出実行手段 170 演出履歴記憶手段

Claims (8)

  1. 周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、遊技機を制御するための制御装置とを備えた遊技機であって、
    前記制御装置は、入賞か否かの抽選を行うための入賞抽選手段と、入賞抽選手段による抽選結果が入賞となったときにその旨のフラグを立てるためのフラグ成立手段と、演出を行うか否かを決定するための演出行否決定手段と、演出を行うか否かを抽選により決定するための演出抽選手段と、演出行否決定手段又は演出抽選手段が演出を行う旨を決定したときに演出を実行するための演出実行手段と、前回の遊技における演出実行の有無のみを記憶するための演出履歴記憶手段とを備え、
    前記演出行否決定手段は、前記演出履歴記憶手段に演出を実行した旨の記憶があり、かつ、前記入賞抽選手段の抽選の結果特定のフラグが立ったとき、又は特定のフラグが立っているときに、演出を行う旨を決定し、
    前記演出抽選手段は、前記演出行否決定手段が演出を行う旨を決定する場合以外の場合に、演出を行うか否かを抽選により決定し、
    前記演出実行手段は、
    特定のフラグが立っており、かつ、前記演出抽選手段が演出を行うと決定した場合、
    特定のフラグが立っており、かつ、前記演出履歴記憶手段が前回の遊技で演出を実行した旨の記憶をしている場合、
    及び特定のフラグが立っておらず、かつ、前記演出抽選手段が演出を行うと決定した場合に、当該特定のフラグに対応した演出を実行するものであり、
    前記演出行否決定手段により演出を行う旨の決定がなされたときには、演出実行手段は、特定のフラグに対応した演出を必ず実行し、
    前記演出抽選手段により演出を行う旨の決定がなされたときには、演出実行手段は、入賞抽選手段による抽選結果がハズレであっても、所定の確率で特定のフラグに対応した演出を実行することを特徴とする遊技機。
  2. 演出抽選手段は、演出を行うか否かの抽選用の乱数を発生させるための演出用乱数発生手段と、演出用乱数発生手段が発生させた乱数を抽出するための演出用乱数抽出手段と、演出用乱数発生手段が発生させる全領域の乱数について演出を行うか否かをあらかじめ所定の割合で定めた演出行否テーブルと、演出用乱数抽出手段が抽出した乱数と演出行否テーブルとを照合して演出を行うか否かの判定を行うための演出用抽選判定手段とを備えていることを特徴とする請求項記載の遊技機。
  3. 演出行否テーブルは、入賞抽選手段による抽選結果毎に、演出を行うか否かをそれぞれ異なる所定の割合で定めていることを特徴とする請求項記載の遊技機。
  4. 制御装置は、演出行否決定手段又は演出抽選手段が演出を行う旨を決定したときに、あらかじめ定めた複数の演出パターンの中から1の演出パターンを選択するための演出パターン選択手段を備え、
    演出実行手段は、演出パターン選択手段が選択した演出パターンを実行することを特徴とする請求項1、2又は3記載の遊技機。
  5. 演出パターン選択手段は、演出パターン選択用の乱数を発生させるための選択用乱数発生手段と、選択用乱数発生手段が発生させた乱数を抽出するための選択用乱数抽出手段と、選択用乱数発生手段が発生させる全領域の乱数について複数の演出パターンをあらかじめ所定の割合で定めた演出パターンテーブルと、選択用乱数抽出手段が抽出した乱数と演出パターンテーブルとを照合して演出パターンの判定を行うための選択用抽選判定手段とを備えていることを特徴とする請求項記載の遊技機。
  6. 演出パターンテーブルには、演出行否決定手段により演出を行う旨の決定がなされたときに用いられる第1演出パターンテーブルと、演出抽選手段により演出を行う旨の決定がなされたときに用いられる第2演出パターンテーブルとが設けられていることを特徴とする請求項記載の遊技機。
  7. 第1演出パターンテーブルと第2演出パターンテーブルとは、互いに異なる演出パターンを定めていることを特徴とする請求項記載の遊技機。
  8. 第2演出パターンテーブルは、入賞抽選手段による抽選結果毎に、いずれの演出パターンを選択するかをそれぞれ異なる所定の割合で定めていることを特徴とする請求項記載の遊技機。
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