JP3609733B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スロットマシンなどの遊技機に関し、さらに詳しくは、ランプを点滅させるなどの演出を行う遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スロットマシンなどの遊技機には、種々のものが提供されている。
例えば、入賞抽選手段による抽選結果が特定の入賞となったときや、あるいは遊技状態が通常遊技から特定の遊技へ移行したときに、その旨を遊技者に告知すべく、種々の演出を行うように形成した遊技機が提供されている。
【0003】
ここで、演出には、例えば、遊技機の内部に設けたスピーカから所定の音を発生させる演出や、遊技用回転リールの内側に設けたランプを点灯又は消灯させる演出や、遊技機の前面に設けたランプを点灯又は点滅させる演出や、遊技機の前面に設けた液晶ディスプレイ又はドットマトリクスに所定の図柄を表示させる演出や、演出用回転リールに所定の図柄を表示させる演出などがある。
【0004】
また、演出を実行するタイミングには、例えば、スタートスイッチの操作時や、遊技用回転リールの回転開始時や、遊技用回転リールの回転中や、ストップスイッチの操作時や、遊技用回転リールの回転停止時や、すべての遊技用回転リールの回転が停止した後などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の遊技機では、すべての遊技用回転リールの回転が停止した後に演出が実行されると、遊技者は、当該演出が終了するまで、次回の遊技開始を待たなければならなかった。
しかし、すべての遊技用回転リールの回転が停止した後すぐにでも次回の遊技を開始したいと思う遊技者にとっては、すべての遊技用回転リールの回転が停止した後に実行される演出は、きわめて退屈なものであった。
【0006】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、次の点を目的とする。
【0007】
すなわち、請求項1記載の発明は、すべての遊技用回転リールの回転が停止した後に実行される演出をキャンセル可能に形成し、以前の遊技で演出がキャンセルされた場合と、以前の遊技で演出がキャンセルされなかった場合とで、今回の遊技で実行される演出のパターンを互いに異ならせることにより、遊技が退屈にならないようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0008】
すなわち、請求項記載の発明は、以前の遊技で演出がキャンセルされた場合には、今回の遊技で演出を必ず実行するように形成することにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0009】
すなわち、請求項記載の発明は、以前の遊技で演出がキャンセルされなかった場合には、今回の遊技で演出を必ず実行するように形成することにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0010】
すなわち、請求項記載の発明は、以前の遊技で演出がキャンセルされた場合において、今回の遊技に特定のフラグが立っているときと、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出を実行することにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0011】
すなわち、請求項記載の発明は、以前の遊技で演出がキャンセルされなかった場合において、今回の遊技に特定のフラグが立っているときと、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出を実行することにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1ないし5のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0012】
すなわち、請求項記載の発明は、前回の遊技で演出がキャンセルされた場合と、前回の遊技で演出がキャンセルされなかった場合とで、今回の遊技で実行される演出のパターンを互いに異ならせることにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1ないし5のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0013】
すなわち、請求項記載の発明は、前n回の遊技で演出がキャンセルされた場合と、前n回の遊技で演出がキャンセルされなかった場合とで、今回の遊技で実行される演出のパターンを互いに異ならせることにより、遊技が単調にならないようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0015】
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
(特徴点)
すなわち、周囲に複数の図柄を表示した複数の遊技用回転リール(41,42,43)と、遊技機(10)を制御するための制御装置(20)とを備えた遊技機(10)であって、前記制御装置(20)は、遊技を制御するための遊技制御装置(21)と、演出を制御するための演出制御装置(22)とを有し、前記遊技制御装置(21)は、複数の遊技用回転リール(41,42,43)の回転開始及び回転停止を制御可能に形成され、前記演出制御装置(22)は、すべての遊技用回転リール(41,42,43)の回転が停止した後に、所定の演出を実行可能に形成されているとともに、当該演出の実行をキャンセル可能に形成されている。
【0016】
ここで、「周囲に複数の図柄を表示した複数の遊技用回転リール(41,42,43)と、遊技機(10)を制御するための制御装置(20)とを備えた遊技機(10)」とは、例えば、スロットマシンなどの遊技機(10)をいう。
また、「遊技用回転リール(41,42,43)」とは、入賞確定に係る回転リール(40)をいう。
【0017】
なお、遊技機(10)には、遊技用回転リール(41,42,43)の他に、入賞確定に係らない回転リール(40)として、例えば、「演出用回転リール(44)」を備えることができる。
また、「制御装置(20)」とは、遊技機(10)を制御するための装置をいう。
この制御装置(20)は、例えば、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えたマイクロコンピュータによって構成することができる。
【0018】
また、「遊技制御装置(21)」とは、遊技を制御するための装置をいう。
この遊技制御装置(21)は、複数の遊技用回転リール(41,42,43)の回転開始及び回転停止を制御可能に形成されている。
また、この遊技制御装置(21)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
【0019】
また、「演出制御装置(22)」とは、演出を制御するための装置をいう。
この演出制御装置(22)は、すべての遊技用回転リール(41,42,43)の回転が停止した後に、所定の演出を実行可能に形成されているとともに、当該演出の実行をキャンセル可能に形成されている。
また、この演出制御装置(22)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
【0020】
そして、本発明は、前記演出制御装置( 22 )は、すべての遊技用回転リール( 41,42,43 )の回転停止後に実行される演出がキャンセルされたときにその旨を記憶するためのキャンセル記憶手段( 130 )と、前記キャンセル記憶手段( 130 )に以前の遊技で演出をキャンセルした旨の記憶があるときに今回の遊技での演出を制御するための第1演出制御手段( 140 )と、前記キャンセル記憶手段( 130 )に以前の遊技で演出をキャンセルした旨の記憶がないときに今回の遊技での演出を制御するための第2演出制御手段( 150 )とを備え、前記第1演出制御手段( 140 )により実行される演出のパターンと、前記第2演出制御手段( 150 )により実行される演出のパターンとが互いに異なるように形成したことを特徴とする。
【0021】
ここで、「キャンセル記憶手段( 130 )」とは、すべての遊技用回転リール( 41,42,43 )の回転停止後に実行される演出がキャンセルされたときに、その旨を記憶するための手段をいう。
このキャンセル記憶手段( 130 )は、例えば、制御装置( 20 )が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
【0022】
また、演出がキャンセルされた旨の記憶は、例えば、制御装置( 20 )が備えるRAM上に行うことができる。
また、「第1演出制御手段( 140 )」とは、キャンセル記憶手段( 130 )に以前の遊技で演出をキャンセルした旨の記憶があるときに、今回の遊技での演出を制御するための手段をいう。
【0023】
この第1演出制御手段( 140 )は、例えば、制御装置( 20 )が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
また、「第2演出制御手段( 150 )」とは、キャンセル記憶手段( 130 )に以前の遊技で演出をキャンセルした旨の記憶がないときに、今回の遊技での演出を制御するための手段をいう。
【0024】
この第2演出制御手段( 150 )は、例えば、制御装置( 20 )が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
更に、本発明に係る遊技機( 10 )は、第1演出制御手段( 140 )により実行される演出のパターンと、第2演出制御手段( 150 )により実行される演出のパターンとが互いに異なるように形成されている。
【0025】
具体的には、本発明に係る遊技機( 10 )は、例えば、第1演出制御手段( 140 )により演出が制御される場合には、遊技機( 10 )の前面に設けたドットマトリクス( 67 )に所定の図柄を表示する演出が実行され、第2演出制御手段( 150 )により演出が制御される場合には、演出用回転リール( 44 )を用いた演出が実行されるように形成することができる。
【0026】
(作用)
本発明によれば、遊技者は、すべての遊技用回転リール(41,42,43)の回転停止後に実行される演出をキャンセルすることができ、これにより、当該演出の終了を待たずに次回の遊技を開始することができるので、遊技が退屈にならないのである。
【0027】
また、本発明によれば、以前の遊技で演出がキャンセルされた場合と、以前の遊技で演出がキャンセルされなかった場合とで、今回の遊技で実行される演出のパターンが互いに異なるようにすることができ、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【0028】
(請求項
請求項2記載の発明は、上記した請求項記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(特徴点)
すなわち、前記第1演出制御手段(140)は、演出を必ず実行するように形成したことを特徴とする。
【0029】
(作用)
本発明によれば、以前の遊技で演出がキャンセルされた場合には、今回の遊技で演出が必ず実行されることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【0030】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(特徴点)
すなわち、前記第2演出制御手段(150)は、演出を必ず実行するように形成したことを特徴とする。
(作用)
本発明によれば、以前の遊技で演出がキャンセルされなかった場合には、今回の遊技で演出が必ず実行されることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【0031】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(特徴点)
すなわち、前記制御装置(20)は、入賞か否かの抽選を行うための入賞抽選手段(110)と、入賞抽選手段(110)による抽選結果が入賞となったときにその旨のフラグを立てるためのフラグ成立手段(120)とを備え、前記第1演出制御手段(140)は、今回の遊技に特定のフラグが立っているときと、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出を実行するように形成したことを特徴とする。
【0032】
ここで、「入賞抽選手段(110)」とは、入賞か否かの抽選を行うための手段をいう。
この入賞抽選手段(110)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
また、「フラグ成立手段(120)」とは、入賞抽選手段(110)による抽選結果が入賞となったときにその旨のフラグを立てるための手段をいう。
【0033】
具体的には、このフラグ成立手段(120)は、例えば、入賞抽選手段(110)による抽選結果が特別入賞となったときには特別入賞フラグを立て、入賞抽選手段(110)による抽選結果が小役入賞となったときには小役入賞フラグを立て、入賞抽選手段(110)による抽選結果が再遊技入賞となったときには再遊技入賞フラグを立てるように形成することができる。
【0034】
また、このフラグ成立手段(120)は、例えば、制御装置(20)が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる。
更に、本発明では、第1演出制御手段(140)が、今回の遊技に特定のフラグが立っているときと、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出を実行するように形成されている。
【0035】
具体的には、第1演出制御手段(140)は、例えば、今回の遊技に特定のフラグが立っているときには、遊技機(10)の前面に設けたドットマトリクス(67)に「7」の図柄を表示する演出を実行し、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときには、遊技機(10)の前面に設けたドットマトリクス(67)に「星」の図柄を表示する演出を実行するように形成することができる。
【0036】
(作用)
本発明によれば、以前の遊技で演出がキャンセルされた場合において、特定のフラグが立っているときと、特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出が実行されることとなり、これにより、実行される演出によって、特定のフラグが立っているか否かが予測可能となるので、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【0037】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(特徴点)
すなわち、前記制御装置(20)は、入賞か否かの抽選を行うための入賞抽選手段(110)と、入賞抽選手段(110)による抽選結果が入賞となったときにその旨のフラグを立てるためのフラグ成立手段(120)とを備え、前記第2演出制御手段(150)は、今回の遊技に特定のフラグが立っているときと、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出を実行するように形成したことを特徴とする。
【0038】
本発明では、第2演出制御手段(150)が、今回の遊技に特定のフラグが立っているときと、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出を実行するように形成されている。
具体的には、第2演出制御手段(150)は、例えば、今回の遊技に特定のフラグが立っているときには、演出用回転リール(44)に「7」の図柄を表示する演出を実行し、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときには、演出用回転リール(44)に「星」の図柄を表示する演出を実行するように形成することができる。
【0039】
(作用)
本発明によれば、以前の遊技で演出がキャンセルされなかった場合において、特定のフラグが立っているときと、特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出が実行されることとなり、これにより、実行される演出によって、特定のフラグが立っているか否かが予測可能となるので、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【0040】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1ないし5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(特徴点)
すなわち、前記キャンセル記憶手段(130)は、前回の遊技における演出のキャンセルのみを記憶するように形成したことを特徴とする。
【0041】
(作用)
本発明によれば、前回の遊技で演出がキャンセルされた場合と、前回の遊技で演出がキャンセルされなかった場合とで、今回の遊技で実行される演出のパターンが互いに異なることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【0042】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1ないし5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(特徴点)
すなわち、前記キャンセル記憶手段(130)は、前n回の遊技における演出のキャンセルを記憶するように形成したことを特徴とする。
【0043】
(作用)
本発明によれば、前n回の遊技で演出がキャンセルされた場合と、前n回の遊技で演出がキャンセルされなかった場合とで、今回の遊技で実行される演出のパターンが互いに異なることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【0044】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1ないし図6は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、遊技機10のブロック図、図2は、遊技機10の外観正面図、図3ないし図6は、遊技機10の動作の概略を示すフローチャート図である。
【0045】
(遊技機10)
図2中、10は、遊技機10を示すものである。
遊技機10は、図2に示すように、四角箱状の筐体11を有する。また、この筐体11の前面には、遊技者側に向かって臨む前面パネル12が設けられている。また、この前面パネル12の中央には、4個の回転リール40を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。また、4個の回転リール40のうち、向かって左側3個の回転リール40は、入賞確定に係る遊技用回転リール41,42,43とされているとともに、向かって右側1個の回転リール40は、入賞確定に係らない演出用回転リール44とされている。
【0046】
また、図柄表示窓13の下方には、貯留メダルを投入するためのベットスイッチ16や、貯留メダルを払い出すための清算スイッチ17や、遊技用回転リール41,42,43の回転を開始させるためのスタートスイッチ30や、遊技用回転リール41,42,43の回転を停止させるためのストップスイッチ50などが設けられている。
【0047】
また、図柄表示窓13の上方には、四角形状のドットマトリクス67が設けられ、また、このドットマトリクス67の上方には、第1演出用ランプ68とされるアーチ型のランプが設けられている。また、図柄表示窓13の左下方には、第2演出用ランプ69とされる小型のランプが設けられている。
また、遊技機10の内部には、図示しないが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
【0048】
(制御装置20)
制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、及びI/Oなどを備えている。ここで、制御装置20が備えるCPUは、1個に限定されるものではない。すなわち、2個以上のCPUで制御を行うように、制御装置20を構成してもよい。また、CPU、ROM、RAM、及びI/Oなどは、いわゆるワンチップで構成してもよい。
【0049】
そして、この制御装置20は、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
なお、制御装置20が構成する装置は、上記した(1)及び(2)に限定されるものではない。
【0050】
(入力段)
制御装置20の入力段には、図1に示すように、次の(1)ないし(5)のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
なお、入力段に接続されるパーツは、上記した(1)ないし(5)に限定されるものではない。
【0051】
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図示しないが、遊技機10の筐体11の内部に設けられているスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図2に示すように、図柄表示窓13の左斜め下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
【0052】
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、図2に示すように、図柄表示窓13の左斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
スタートスイッチ30は、図2に示すように、図柄表示窓13の左斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入、若しくはベットスイッチ16の操作、又は「再遊技(Replay)」のときには前回の遊技から所定時間経過を条件に、遊技用回転リール41,42,43の回転を開始させるためのものである。
【0053】
なお、ここで、「再遊技(Replay)」とは、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が有効入賞ライン上に揃うことにより、次回の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、前回の遊技と同じ条件で再度行うことができる遊技をいう。
【0054】
(ストップスイッチ50)
ストップスイッチ50は、遊技用回転リール41,42,43の回転を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すように、各遊技用回転リール41,42,43に対応した3個のスイッチから構成され、各遊技用回転リール41,42,43の下方に1個ずつ配置されている。そして、各遊技用回転リール41,42,43に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した遊技用回転リール41,42,43の回転が停止するように設定されている。
【0055】
(出力段)
制御装置20の出力段には、図1に示すように、次の(1)ないし(6)のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)ホッパーユニット65
(3)スピーカ66
(4)ドットマトリクス67
(5)第1演出用ランプ68
(6)第2演出用ランプ69
なお、出力段に接続されるパーツは、上記した(1)ないし(6)に限定されるものではない。
【0056】
(リールユニット60)
リールユニット60は、特に図示しないが、枠体に固定あるいは支持された4個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された4個の回転リール40とから構成されている。
4個の回転リール40のうち3個は、遊技用回転リール41,42,43を構成するものである。各遊技用回転リール41,42,43は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。また、このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が印刷されている。更に、各遊技用回転リール41,42,43の内側には、各遊技用回転リール41,42,43を内側から照明するためのランプが設けられている。
【0057】
残りの1個の回転リール40は、演出用回転リール44を構成するものである。この演出用回転リール44は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるマジックミラーテープとを備えている。また、このマジックミラーテープの内周面には、複数個(例えば21個)の図柄が印刷されているとともに、このマジックミラーテープの外周面には、鏡面加工が施されている。更に、演出用回転リール44の内側には、演出用回転リール44を内側から照明するためのランプが設けられている。そして、演出用回転リール44の内側に設けたランプが消灯した状態では、演出用回転リール44の外側は、鏡面に見えることとなっている。一方、演出用回転リール44の内側に設けたランプが点灯した状態では、マジックミラーテープの内周面に印刷された図柄が、演出用回転リール44の外側から鏡面を透かして見えることとなっている。
【0058】
なお、各遊技用回転リール41,42,43は、遊技制御装置21によって、回転開始や回転停止などを制御され、また、演出用回転リール44は、演出制御装置22によって、遊技用回転リール41,42,43とは別個に、回転開始や回転停止などを制御されることとなっている。
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者に遊技メダルを払い出すためのものである。
【0059】
(スピーカ66)
スピーカ66は、図2に示すように、遊技機10の前面下部に設けられており、遊技者に入賞などを報知するためのものである。
具体的には、このスピーカ66は、演出制御装置22の制御により、入賞時などに所定の音を発生させて、遊技者に入賞などを報知する。
【0060】
(ドットマトリクス67)
ドットマトリクス67は、図2に示すように、図柄表示窓13の上方に位置する四角形状の表示装置であって、遊技者に入賞などを報知するためのものである。
具体的には、このドットマトリクス67は、演出制御装置22の制御により、入賞時などに所定の図柄を表示して、遊技者に入賞などを報知する。
【0061】
(第1演出用ランプ68)
第1演出用ランプ68は、図2に示すように、図柄表示窓13の上方に位置するアーチ型のランプであって、遊技者に入賞などを報知するためのものである。
具体的には、この第1演出用ランプ68は、演出制御装置22の制御により、入賞時などに点灯又は点滅して、遊技者に入賞などを報知する。
【0062】
(第2演出用ランプ69)
第2演出用ランプ69は、図2に示すように、図柄表示窓13の左斜め下方に位置する小型のランプであって、遊技者に入賞などを報知するためのものである。
具体的には、この第2演出用ランプ69は、演出制御装置22の制御により、入賞時などに点灯又は点滅して、遊技者に入賞などを報知する。
【0063】
(遊技制御装置21)
次に、遊技制御装置21について詳述する。
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、遊技用回転リール41,42,43の回転開始及び回転停止を制御するためのものである。
【0064】
この遊技制御装置21は、次の(1)ないし(4)の手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)入賞抽選手段110
(4)フラグ成立手段120
なお、遊技制御装置21が有する機能は、上記した(1)ないし(4)に限定されるものではない。
【0065】
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、遊技メダルの投入、若しくはベットスイッチ16の操作、又は「再遊技(Replay)」のときには前回の遊技から所定時間経過を条件として、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動して、3個の遊技用回転リール41,42,43の回転が開始する。その後に、ストップスイッチ50の1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応する遊技用回転リール41,42,43の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を3個全て操作し終えると、3個の遊技用回転リール41,42,43の回転が全て停止する。
【0066】
このとき、入賞抽選手段110による抽選結果が所定の入賞となり、かつ、当該入賞に対応した所定の図柄が有効入賞ライン上に揃うと、当該入賞が確定し、これにより、ホッパーユニット65を介して、所定枚数の遊技メダルが遊技者に対して払い出されるか、又は所定の利益が遊技者に対して付与される。
なお、遊技メダルを払い出す代わりに、クレジットしてもよい。
【0067】
また、入賞には、所定枚数の遊技メダルの払い出しに係る小役入賞と、この小役入賞よりも大きな利益付与に係る特別入賞と、再遊技の実行に係る再遊技入賞とがある。
そして、入賞抽選手段110による抽選結果がいずれかの入賞となった場合に、当該入賞に対応した入賞フラグが成立する。
【0068】
具体的には、例えば、入賞抽選手段110による抽選結果が特別入賞となった場合には、特別入賞フラグが成立する。そして、この特別入賞フラグ成立中に、特別入賞に対応した所定の図柄が所定の有効入賞ライン上に揃うと(例えば、「7」の図柄が有効入賞ライン上に3個揃うと)、特別入賞が確定し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。
【0069】
また、特別入賞フラグが成立したが、特別入賞に対応した所定の図柄が所定の有効入賞ライン上に揃わないと、この特別入賞フラグ成立の権利は、それ以後の遊技に持ち越されるように形成されている。
なお、小役入賞フラグは、小役入賞フラグが成立した遊技で入賞を確定させられないと、それ以後の遊技には持ち越されないように形成されている。
【0070】
また、いずれかの入賞フラグが成立中に、当該入賞に対応した所定の図柄を有効入賞ライン上に揃えることができるか否かは、遊技用回転リール41,42,43の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。
具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に遊技用回転リール41,42,43の回転が停止するように設定されている。このため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、あるいは190ms以内に停止可能な遊技用回転リール41,42,43の円周上の引き込み可能図柄、例えば、停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する入賞図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、遊技用回転リール41,42,43は有効入賞ライン上にその入賞図柄を引き込んで停止する。
【0071】
一方、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、対応する入賞図柄が含まれていないような場合には、有効入賞ライン上にその入賞図柄を引き込んで停止することができない。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、入賞抽選手段110による抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
【0072】
特別遊技としては、次の(1)ないし(3)に示す遊技がある。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定入賞遊技(JACゲーム)
特定遊技は、特定導入遊技中に行われる場合と、特定導入遊技中でないときに単独で行われる場合とがある。
【0073】
また、特定入賞遊技は、特定遊技中に行われるものである。
なお、特別遊技としては、上記した(1)ないし(3)に限定されるものではない。
この特別遊技制御手段80は、図1に示すように、次の(1)及び(2)の手段を備える。
【0074】
(1)特定導入遊技制御手段90
(2)特定遊技制御手段100
なお、特別遊技制御手段80が備える手段は、上記した(1)及び(2)に限定されるものではない。
(特定導入遊技制御手段90)
特定導入遊技制御手段90は、特定導入遊技を制御するためのものである。
【0075】
具体的には、通常遊技中に、入賞抽選手段110による抽選結果が特定導入遊技入賞となり、かつ、例えば「7」などの図柄が有効入賞ライン上に3個揃うと、特定導入遊技入賞が確定する。そして、特定導入遊技入賞が確定すると、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚の遊技メダルが払い出され、その後に、通常遊技から特定導入遊技へ移行する。
【0076】
また、特定導入遊技へ移行すると、通常遊技中と同様に、最大3枚の遊技メダルの投入によって、3個の遊技用回転リール41,42,43の回転が開始されるとともに、3個の遊技用回転リール41,42,43の回転を停止させた際に、所定の図柄が有効入賞ライン上に揃っているか否かによって、遊技メダルの払い出しが行われる。
【0077】
したがって、特定導入遊技中は、通常遊技中と同様に、小役入賞を含めた抽選が毎回行われる。ただ、特定導入遊技中は、通常遊技中よりも、特定遊技入賞の入賞確率が高くなる。そして、この特定導入遊技中に、入賞抽選手段110による抽選結果が特定遊技入賞となり、かつ、例えば「BAR」などの図柄が有効入賞ライン上に3個揃うと、特定遊技入賞が確定し、特定導入遊技から特定遊技へ移行するのである。
【0078】
なお、特定導入遊技中は、特定遊技への移行が、例えば、最大3回行われることになっている。このため、1回目の特定遊技が終了した後は、前述したような通常遊技中と同様な抽選及び制御が再度行われる。
そして、特定導入遊技中に、特定遊技が所定の最大回数、例えば3回か、あるいは通常遊技が所定の最大回数、例えば30回行われると、特定導入遊技は終了する。
【0079】
(特定遊技制御手段100)
特定遊技制御手段100は、特定遊技を制御するためのものである。
具体的には、通常遊技中又は特定導入遊技中に、入賞抽選手段110による抽選結果が特定遊技入賞となり、かつ、例えば「BAR」などの図柄が有効入賞ライン上に3個揃うと、特定遊技入賞が確定する。そして、特定遊技入賞が確定すると、通常遊技又は特定導入遊技から特定遊技へ移行する。
【0080】
また、特定遊技へ移行すると、遊技メダルが1枚投入となり、所定の図柄がセンターライン上に揃った場合に、入賞確定となる特定入賞遊技が行われる。
そして、特定遊技では、特定入賞遊技を最大12回行うことができ、そのうち、最大8回の入賞確定が可能である。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、あるいは最大12回の特定入賞遊技の終了により、特定遊技は終了する。
【0081】
(入賞抽選手段110)
入賞抽選手段110は、入賞か否かの抽選を行うためのものである。
この入賞抽選手段110は、図1に示すように、次の(1)ないし(4)の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)抽選テーブル113
(4)抽選判定手段114
なお、入賞抽選手段110が備える手段は、上記した(1)ないし(4)に限定されるものではない。
【0082】
(乱数発生手段111)
乱数発生手段111は、入賞か否かの抽選用の乱数を発生させるためのものである。
具体的には、この乱数発生手段111は、入賞か否かの抽選用の乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で0〜65535)で発生させる。
【0083】
なお、乱数発生手段111は、例えば、カウント値を1ずつ加算する乱数カウンタを用いて形成することができる(いわゆるハード乱数)。
また、乱数発生手段111は、例えば、平均採中法で乱数を発生させる手段や、あるいは素数の加算によって乱数を発生させる手段によって形成することもできる。また、平均採中法で乱数を発生させる手段や、素数の加算によって乱数を発生させる手段は、例えば、制御装置20が備えるROM上に所定のプログラムを収納することによって形成することができる(いわゆるソフト乱数)。
【0084】
(乱数抽出手段112)
乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生させた乱数を抽出するためのものである。
具体的には、この乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生させた乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出し、この抽出した乱数を、乱数データとするものである。
【0085】
なお、乱数発生手段111は、カウント値を1ずつ加算する乱数カウンタなどを用いて形成されるため、乱数発生手段111が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ30が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられるため、乱数抽出手段112が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができるのである。
【0086】
すなわち、乱数発生手段111は、乱数を発生させているわけではないものの、乱数抽出手段112によって抽出される数値は、あたかも乱数のような分布を示すのである。このことは、乱数発生手段111に乱数カウンタを用いた場合に限られず、ソフト乱数を用いた場合についても同様である。そして、このように結果として乱数のような分布を示す数値が得られる手段を、本実施の形態では、乱数発生手段111、あるいは乱数抽出手段112に含めて考えているのである。
【0087】
(抽選テーブル113)
抽選テーブル113は、乱数発生手段111が発生させる全範囲の乱数について、入賞か否かをあらかじめ所定の割合で定めたものをいう。
具体的には、この抽選テーブル113は、乱数発生手段111が発生させる全範囲の乱数について、特別入賞にするか、小役入賞にするか、再遊技入賞にするか、あるいはハズレにするかを、あらかじめ所定の割合で定めている。
【0088】
なお、抽選結果は、上記した特別入賞、小役入賞、再遊技入賞、及びハズレに限定されるものではない。
(抽選判定手段114)
抽選判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した乱数データと、抽選テーブル113とを照合して、抽選結果の判定を行うためのものである。
【0089】
具体的には、この抽選判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した乱数データと、抽選テーブル113とを照合して、抽選結果が、特別入賞か、小役入賞か、再遊技入賞か、あるいはハズレかを判定する。
(フラグ成立手段120)
フラグ成立手段120は、入賞抽選手段110による抽選結果が入賞となったときに、その旨のフラグを立てるためのものである。
【0090】
具体的には、このフラグ成立手段120は、入賞抽選手段110による抽選結果が特別入賞となったときには特別入賞フラグを立て、入賞抽選手段110による抽選結果が小役入賞となったときには小役入賞フラグを立て、入賞抽選手段110による抽選結果が再遊技入賞となったときには再遊技入賞フラグを立てる。
(演出制御装置22)
次に、演出制御装置22について詳述する。
【0091】
演出制御装置22は、スピーカ66や、ドットマトリクス67や、第1演出用ランプ68や、第2演出用ランプ69や、演出用回転リール44などを制御するためのものである。
具体的には、この演出制御装置22は、スピーカ66から所定の音を発生させる演出や、遊技用回転リール41,42,43の回転開始を遅らせる演出や、遊技用回転リール41,42,43の内側に設けたランプを点灯又は消灯させる演出や、遊技用回転リール41,42,43の回転停止を遅らせる演出や、ドットマトリクス67に所定の図柄を表示させる演出や、第1演出用ランプ68を点灯又は点滅させる演出や、第2演出用ランプ69を点灯又は点滅させる演出や、演出用回転リール44に所定の図柄を表示させる演出などを実行可能に形成されている。
【0092】
また、この演出制御装置22は、スタートスイッチ30の操作時や、遊技用回転リール41,42,43の回転開始時や、遊技用回転リール41,42,43の回転中や、ストップスイッチ50の操作時や、遊技用回転リール41,42,43の回転停止時や、すべての遊技用回転リール41,42,43の回転停止後などに、所定の演出を実行可能に形成されている。
【0093】
また、この演出制御装置22は、すべての遊技用回転リール41,42,43の回転停止後に実行される演出をキャンセル可能に形成されている。
また、この演出制御装置22は、すべての遊技用回転リール41,42,43の回転停止後に実行される演出がキャンセルされたときに、当該予定されていた演出とは異なる他の演出を実行可能に形成されている。
【0094】
具体的には、この演出制御装置22は、すべての遊技用回転リール41,42,43の回転が停止した後に、所定の確率で、演出用回転リール44を用いた演出を実行するとともに、当該演出の実行中にスタートスイッチ30が操作されると、当該演出の実行をキャンセルして、第2演出用ランプ69を点灯させる演出を実行するように形成されている。また、遊技制御装置21は、このときのスタートスイッチ30の操作を契機として、すべての遊技用回転リール41,42,43の回転を開始させるように形成されている。
【0095】
なお、演出のキャンセルは、専用の演出キャンセルスイッチを設け、この演出キャンセルスイッチの操作を契機として行うようにしてもよい。
更に、この演出制御装置22は、次の(1)ないし(3)の手段として機能する。
(1)キャンセル記憶手段130
(2)第1演出制御手段140
(3)第2演出制御手段150
なお、演出制御装置21が有する機能は、上記した(1)ないし(3)に限定されるものではない。
【0096】
(キャンセル記憶手段130)
キャンセル記憶手段130は、すべての遊技用回転リール41,42,43の回転停止後に実行される演出がキャンセルされたときに、その旨を記憶するためのものである。
このキャンセル記憶手段130は、前回の遊技における演出のキャンセルのみを記憶するように形成されている。
【0097】
また、演出がキャンセルされた旨の記憶は、制御装置20が備えるRAM上に行われる。
なお、キャンセル記憶手段130は、前n回(nは自然数)の遊技における演出のキャンセルを記憶するように形成してもよい。
(第1演出制御手段140)
第1演出制御手段140は、キャンセル記憶手段130に前回の遊技で演出をキャンセルした旨の記憶があるときに、今回の遊技での演出を制御するためのものである。
【0098】
この第1演出制御手段140は、演出を必ず実行するように形成されている。
すなわち、前回の遊技で演出をキャンセルすると、今回の遊技では必ず演出が実行されることとなるのである。
また、この第1演出制御手段140は、今回の遊技に特定のフラグが立っているときと、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出を実行するように形成されている。
【0099】
具体的には、この第1演出制御手段140は、今回の遊技に特別入賞フラグが立っているときには、ドットマトリクス67に「7」の図柄を表示する演出(演出A)を実行し、今回の遊技に小役入賞フラグが立っているときには、ドットマトリクス67に「ベル」の図柄を表示する演出(演出B)を実行し、今回の遊技に再遊技入賞フラグが立っているときには、ドットマトリクス67に「R」の図柄を表示する演出(演出C)を実行し、今回の遊技に入賞フラグが立っていないときには、ドットマトリクス67に「星」の図柄を表示する演出(演出D)を実行するように形成されている。
【0100】
なお、第1演出制御手段140は、演出を必ず実行するように形成される場合に限られず、例えば、所定の確率で演出を実行するように形成してもよい。
また、第1演出制御手段140は、特定のフラグが立っているときといないときとで異なる演出を実行するように形成される場合に限られず、例えば、特定のフラグが立っているか否かに関わらず同じ演出を実行するように形成してもよい。
【0101】
また、第1演出制御手段140により実行される演出は、上記した演出に限定されるものではない。
(第2演出制御手段150)
第2演出制御手段150は、キャンセル記憶手段130に前回の遊技で演出をキャンセルした旨の記憶がないときに、今回の遊技での演出を制御するためのものである。
【0102】
この第2演出制御手段150は、乱数を用いた抽選により、演出を実行するか否かを決定するように形成されている。
すなわち、前回の遊技で演出をキャンセルしないと、今回の遊技では、乱数を用いた抽選により、演出を行うか否かが決定されることとなるのである。
また、この第2演出制御手段150は、あらかじめ定めた複数の演出の中から1の演出を選択して実行するように形成されている。また、1の演出の選択は、乱数を用いた抽選によって行われるように形成されている。
【0103】
具体的には、この第2演出制御手段150は、演出用回転リール44に「ペンギン」の図柄を表示する演出(演出E)と、演出用回転リール44に「あざらし」の図柄を表示する演出(演出F)と、演出用回転リール44に「女の子」の図柄を表示する演出(演出G)と、演出用回転リール44に「マンモス」の図柄を表示する演出(演出H)とをあらかじめ定めているとともに、この中から選択した1の演出を実行するように形成されている。
【0104】
更に、この第2演出制御手段150は、演出用回転リール44に「ペンギン」の図柄を表示する演出(演出E)を実行した後には、今度はドットマトリクス67に「ペンギン」の図柄を表示する演出(演出I)を実行し、演出用回転リール44に「あざらし」の図柄を表示する演出(演出F)を実行した後には、今度は第1演出用ランプ68を点滅させる演出(演出J)を実行し、演出用回転リール44に「女の子」の図柄を表示する演出(演出G)を実行した後には、今度は遊技用回転リール41,42,43の内側に設けたランプを消灯させる演出(演出K)を実行し、演出用回転リール44に「マンモス」の図柄を表示する演出(演出H)を実行した後には、今度は演出用回転リール44に「星」の図柄を表示する演出(演出L)を実行するように形成されている。
【0105】
なお、第2演出制御手段150は、乱数を用いた抽選により演出を実行するか否かを決定するように形成される場合に限られず、例えば、演出を必ず実行するように形成してもよい。
また、第2演出制御手段150は、特定のフラグが立っているか否かに関わらず同じ演出を実行するように形成してもよく、また、特定のフラグが立っているときといないときとで異なる演出を実行するように形成してもよい。
【0106】
また、第2演出制御手段150により実行される演出は、上記した演出に限定されるものではない。
(遊技機10の動作)
次に、上記構成を備えた遊技機の動作の概略について、図3ないし図6に示すフローチャート図を用いて説明する。
【0107】
まず、遊技全体の流れを、図3に示すフローチャート図を用いて説明する。
ステップ100において、スタートスイッチ30が操作されると、スタートスイッチ30がONになる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、入賞抽選手段110により、入賞抽選処理が行われる。そして、次のステップ102に進む。
【0108】
ステップ102において、遊技用回転リール41,42,43の回転が開始する。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、ストップスイッチ50が操作されると、ストップスイッチ50がONになる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、遊技用回転リール41,42,43の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105に進む。
【0109】
ステップ105において、3個の遊技用回転リール41,42,43に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、3個の遊技用回転リール41,42,43に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ106に進む。
ステップ106において、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。そして、入賞が確定したと判定された場合、次のステップ107に進む。
【0110】
ステップ107において、入賞図柄に相当する遊技メダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ105において、3個の遊技用回転リール41,42,43に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ103に戻る。
【0111】
前記ステップ106において、入賞が確定していないと判定された場合、ステップ107を飛び越して、すなわち、遊技メダルが払い出されることなく、遊技が終了する。
上述したステップ101の入賞抽選処理について、図4に示すフローチャート図を用いて説明する。
【0112】
ステップ200において、乱数抽出手段112により、乱数の抽出が行われる。具体的には、スタートスイッチ30の操作を契機として、乱数発生手段111が発生させた乱数を、乱数抽出手段112が抽出する。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が、乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
【0113】
ステップ202において、抽選判定手段114により、抽出された乱数と、抽選テーブル113との比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、抽選判定手段114により、抽出された乱数が、抽選テーブル113のどの入賞領域に含まれるかの判定が行われ、抽選結果が決定される。更に、抽選結果が入賞であれば、入賞フラグが成立する。そして、次のステップ204に進む。
【0114】
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、入賞抽選処理が終了する。
上述したステップ104のリール回転停止処理について、図5に示すフローチャート図を用いて説明する。
ステップ300において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ301に進む。
【0115】
ステップ301において、1個の図柄分だけ、遊技用回転リール41,42,43を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、上述した1個の図柄分だけ遊技用回転リール41,42,43を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ遊技用回転リール41,42,43を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ303に進む。
【0116】
ステップ303において、遊技用回転リール41,42,43の回転を停止させる。そして、リール回転停止処理が終了する。
前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、ステップ304に進む。
ステップ304において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ305に進む。
【0117】
ステップ305において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、ステップ303に進む。
前記ステップ304において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ303に進む。
前記ステップ305において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ301に進む。
【0118】
前記ステップ302において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ遊技用回転リール41,42,43を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ300に戻る。
なお、本実施の形態では、リール回転停止処理について、上記ステップ300〜ステップ305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御としてもよい。更に、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングであらかじめ定めたテーブルに従って遊技用回転リール41,42,43の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでもよい。このテーブル停止制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中の入賞図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
【0119】
なお、テーブル停止制御においても、入賞フラグが成立しているときには、その入賞フラグに対応する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、あらかじめテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、入賞フラグが成立していないときには、他の入賞図柄が有効入賞ライン上に揃わないように、あらかじめテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
【0120】
次に、演出制御の流れを、図6に示すフローチャート図を用いて説明する。
ステップ400において、前回の遊技で演出がキャンセルされたか否かが判断される。そして、前回の遊技で演出がキャンセルされたと判断された場合、次のステップ401に進む。
ステップ401において、第1演出制御手段140により、演出が制御される。そして、次のステップ402に進む。
【0121】
ステップ402において、ドットマトリクス67を用いた演出が実行される。具体的には、今回の遊技に特別入賞フラグが立っているときには、ドットマトリクス67に「7」の図柄を表示する演出(演出A)が実行され、今回の遊技に小役入賞フラグが立っているときには、ドットマトリクス67に「ベル」の図柄を表示する演出(演出B)が実行され、今回の遊技に再遊技入賞フラグが立っているときには、ドットマトリクス67に「R」の図柄を表示する演出(演出C)が実行され、今回の遊技に入賞フラグが立っていないときには、ドットマトリクス67に「星」の図柄を表示する演出(演出D)が実行される。そして、次のステップ403に進む。
【0122】
ステップ403において、今回の遊技で演出がキャンセルされたか否かが判断される。そして、今回の遊技で演出がキャンセルされたと判断された場合、次のステップ404に進む。
ステップ404において、キャンセル記憶手段130により、演出がキャンセルされた旨が記憶される。そして、演出の制御が終了する。
【0123】
前記ステップ400において、前回の遊技で演出がキャンセルされなかったと判断された場合、ステップ405に進む。
ステップ405において、第2演出制御手段150により、演出が制御される。そして、次のステップ406に進む。
ステップ406において、演出を実行するか否かが判断される。そして、演出を実行すると判断された場合、次のステップ407に進む。
【0124】
ステップ407において、演出用回転リール44を用いた演出が実行される。具体的には、演出用回転リール44に「ペンギン」の図柄を表示する演出(演出E)か、演出用回転リール44に「あざらし」の図柄を表示する演出(演出F)か、演出用回転リール44に「女の子」の図柄を表示する演出(演出G)か、又は演出用回転リール44に「マンモス」の図柄を表示する演出(演出H)のいずれかが実行される。なお、いずれの演出が実行されるかは、乱数を用いた抽選によって決定される。そして、ステップ403に進む。
【0125】
前記ステップ406において、演出を実行しないと判断された場合、いずれの演出も実行されることなく、演出の制御が終了する。
このように、本実施の形態に係る遊技機10は、すべての遊技用回転リール41,42,43の回転が停止した後に、所定の演出を実行可能に形成されているとともに、当該演出の実行をキャンセル可能に形成され、これにより、遊技が退屈にならないようにして、遊技者の興趣を高めるようにしているのである。
【0126】
また、本実施の形態に係る遊技機10は、すべての遊技用回転リール41,42,43の回転停止後に実行される演出がキャンセルされたときに、当該予定されていた演出とは異なる他の演出を実行可能に形成され、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
【0127】
また、本実施の形態に係る遊技機10は、すべての遊技用回転リール41,42,43の回転停止後に実行される演出がキャンセルされたときにその旨を記憶するためのキャンセル記憶手段130を備えるとともに、前記キャンセル記憶手段130に前回の遊技で演出をキャンセルした旨の記憶があるときに今回の遊技での演出を制御するための第1演出制御手段140と、前記キャンセル記憶手段130に前回の遊技で演出をキャンセルした旨の記憶がないときに今回の遊技での演出を制御するための第2演出制御手段150とを備え、前記第1演出制御手段140により実行される演出のパターンと、前記第2演出制御手段150により実行される演出のパターンとが互いに異なるように形成され、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
【0128】
また、第1演出制御手段140は、演出を必ず実行するように形成され、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
また、第1演出制御手段140は、今回の遊技に特定のフラグが立っているときと、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出を実行するように形成され、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
【0129】
また、キャンセル記憶手段130は、前回の遊技における演出のキャンセルのみを記憶するように形成され、これにより、遊技が単調にならないようにして、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
なお、本実施の形態では、第2演出制御手段150は、乱数を用いた抽選により、演出を実行するか否かを決定するように形成したが、第2演出制御手段150は、演出を必ず実行するように形成することもできる。
【0130】
そして、演出を必ず実行するように第2演出制御手段150を形成しても、遊技が単調にならないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
また、本実施の形態では、キャンセル記憶手段130は、前回の遊技における演出のキャンセルのみを記憶するように形成したが、キャンセル記憶手段130は、前n回(nは自然数)の遊技における演出のキャンセルを記憶するように形成することもできる。
【0131】
そして、前n回の遊技における演出のキャンセルを記憶するようにキャンセル記憶手段130を形成しても、遊技が単調にならないようにすることができ、これにより、遊技者の興趣をより一層高めるようにしているのである。
【0132】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0133】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、遊技者は、すべての遊技用回転リールの回転停止後に実行される演出をキャンセルすることができ、これにより、当該演出の終了を待たずに次回の遊技を開始することができるので、遊技が退屈にならないのである。
また、以前の遊技で演出がキャンセルされた場合と、以前の遊技で演出がキャンセルされなかった場合とで、今回の遊技で実行される演出のパターンが互いに異なることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【0134】
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項記載の発明によれば、以前の遊技で演出がキャンセルされると、今回の遊技で演出が必ず実行されることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【0135】
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項1又は2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、以前の遊技で演出がキャンセルされずに最後まで実行されると、今回の遊技で演出が必ず実行されることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【0136】
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項記載の発明によれば、以前の遊技で演出がキャンセルされた場合において、今回の遊技に特定のフラグが立っているときと、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出が実行されることとなり、これにより、実行される演出によって、特定のフラグが立っているか否かが予測可能となるので、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【0137】
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項記載の発明によれば、以前の遊技で演出がキャンセルされなかった場合において、今回の遊技に特定のフラグが立っているときと、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出が実行されることとなり、これにより、実行される演出によって、特定のフラグが立っているか否かが予測可能となるので、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【0138】
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項1ないし5のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項記載の発明によれば、前回の遊技で演出がキャンセルされた場合と、前回の遊技で演出がキャンセルされなかった場合とで、今回の遊技で実行される演出のパターンが互いに異なることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【0139】
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項1ないし5のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項記載の発明によれば、前n回の遊技で演出がキャンセルされた場合と、前n回の遊技で演出がキャンセルされなかった場合とで、今回の遊技で実行される演出のパターンが互いに異なることとなり、これにより、遊技が単調にならないようにすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る遊技機の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施の形態に係る遊技機の外観正面図。
【図3】本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート図。
【図4】本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート図。
【図5】本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート図。
【図6】本発明の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート図。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筺体
12 前面パネル 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
30 スタートスイッチ 40 回転リール
41,42,43 遊技用回転リール
44 演出用回転リール
50 ストップスイッチ 60 リールユニット
65 ホッパーユニット 66 スピーカ
67 ドットマトリクス 68 第1演出用ランプ
69 第2演出用ランプ 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 90 特定導入遊技制御手段
100 特定遊技制御手段 110 入賞抽選手段
111 乱数発生手段 112 乱数抽出手段
113 抽選テーブル 114 抽選判定手段
120 フラグ成立手段 130 キャンセル記憶手段
140 第1演出制御手段 150 第2演出制御手段

Claims (7)

  1. 周囲に複数の図柄を表示した複数の遊技用回転リールと、遊技機を制御するための制御装置とを備えた遊技機であって、
    前記制御装置は、遊技を制御するための遊技制御装置と、演出を制御するための演出制御装置とを有し、
    前記遊技制御装置は、複数の遊技用回転リールの回転開始及び回転停止を制御可能に形成され、
    前記演出制御装置は、すべての遊技用回転リールの回転が停止した後に、所定の演出を実行可能に形成されているとともに、当該演出の実行をキャンセル可能に形成されており、
    前記演出制御装置は、すべての遊技用回転リールの回転停止後に実行される演出がキャンセルされたときにその旨を記憶するためのキャンセル記憶手段と、
    前記キャンセル記憶手段に以前の遊技で演出をキャンセルした旨の記憶があるときに今回の遊技での演出を制御するための第1演出制御手段と、
    前記キャンセル記憶手段に以前の遊技で演出をキャンセルした旨の記憶がないときに今回の遊技での演出を制御するための第2演出制御手段とを備え、
    前記第1演出制御手段により実行される演出のパターンと、前記第2演出制御手段により実行される演出のパターンとが互いに異なるように形成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1演出制御手段は、演出を必ず実行するように形成したことを特徴とする請求項記載の遊技機。
  3. 前記第2演出制御手段は、演出を必ず実行するように形成したことを特徴とする請求項1、2記載の遊技機。
  4. 前記制御装置は、入賞か否かの抽選を行うための入賞抽選手段と、入賞抽選手段による抽選結果が入賞となったときにその旨のフラグを立てるためのフラグ成立手段とを備え、
    前記第1演出制御手段は、今回の遊技に特定のフラグが立っているときと、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出を実行するように形成したことを特徴とする請求項1、2、3記載の遊技機。
  5. 前記制御装置は、入賞か否かの抽選を行うための入賞抽選手段と、入賞抽選手段による抽選結果が入賞となったときにその旨のフラグを立てるためのフラグ成立手段とを備え、
    前記第2演出制御手段は、今回の遊技に特定のフラグが立っているときと、今回の遊技に特定のフラグが立っていないときとで、異なる演出を実行するように形成したことを特徴とする請求項1、2、3、4記載の遊技機。
  6. 前記キャンセル記憶手段は、前回の遊技における演出のキャンセルのみを記憶するように形成したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5記載の遊技機。
  7. 前記キャンセル記憶手段は、前n回(nは自然数)の遊技における演出のキャンセルを記憶するように形成したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5記載の遊技機。
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