JP3813913B2 - 部品実装装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント基板等の基板上に電子部品等を実装する部品実装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10、図11は従来の電子部品実装装置の一例を示す。この電子部品装着装置100は、電子部品を収納して自動供給する部品供給部101と、電子部品が装着される基板Wを互いに直交するX・Yの2方向に位置決めするXYテーブル102と、XYテーブル102に基板Wを供給するローダ部103と、実装完了した基板Wを外部へ排出するアンローダ部104と、部品供給部101から自動供給される電子部品を吸着保持して基板Wの所定位置に装着する装着ヘッド110と、これら装着ヘッド110を円周上に多数装備してインデックス回転することにより所定のポジション(ステーションST1〜ST12)に装着ヘッド110を位置決め停止させるロータリヘッド112とから構成されている(例えば、特開2001−62767号公報(図1〜図3)参照)。
【0003】
ロータリヘッド112は、部品供給部101から部品が供給される部品供給位置ST1と、XYテーブル102によって基板Wが位置決めされる部品実装位置ST7との間で、装着ヘッド110を繰り返しインデックス回転させると共に、装着ヘッド110を、その移動位置に応じて必要な高さに制御しつつ、部品供給位置ST1や部品実装位置ST7で所定の上下動作を行わせる。
【0004】
次に、装着ヘッド110を説明する。図12は装着ヘッド110の正面図、図13は図12のC−C断面図、図14は図13のD−D断面図である。
装着ヘッド110は、図13に示すように、ロータリヘッド112にガイド部114を介して上下方向スライド自在に装備されている。ガイド部114の所定位置には、昇降用溝カム116に係合するカムフォロア118が設けられ、ロータリヘッド112が回転することにより、装着ヘッド110がその回転位置に応じて必要な高さに制御されるようになっている。
【0005】
装着ヘッド110は、ロータリヘッド112にガイド部114を介して上下方向スライド自在に結合されたハウジング120と、回転軸線を鉛直方向に向けた姿勢でハウジング120の上端部に固定されたモータ部122と、モータ部122の回転を減速する減速機124と、減速機124の出力軸に連結されて鉛直な回転軸線周りを回転するロッド部126と、ハウジング120とロッド部126との間に配されてロッド部126を回転自在に支持する軸受128,129と、ロッド部126にそれぞれ昇降可能に装備された複数の吸着ノズル部130と、ロッド部126の外周に配されて吸着ノズル部130をロッド部126の回転に応じて昇降させる円筒カム部140と、円筒カム部140をロッド部126と共回りしないように必要に応じてロックするストッパ機構150とを備えている。
【0006】
吸着ノズル部130は、ロッド部126に形成した装着溝127に上下方向スライド自在に収容された吸着ノズル本体131と、吸着ノズル本体131の上部に吸着ノズル本体131の長手方向と直角な方向に突出するよう設けられた支持ピン(軸)132と、支持ピン132の外周に回転自在に装着された1個のローラ133とから構成されており、吸着ノズル本体131の上端と前記装着溝127の上端との間に配されたバネ139により全体が下方に付勢されている。
【0007】
吸着ノズル部130は、図14に示すように、ロッド部126の回転軸線と同心の円周上に所定ピッチで配置されており、各吸着ノズル本体131は、自身の断面とそれを収容する装着溝127の断面とが共に角形断面として形成されていることにより、自転しないようにロッド部126に保持されている。また、前述したように、支持ピン132には1個のローラ133が回転自在に装着されており、このローラ133が、円筒カム部140の上側端のカム面141に当接している。吸着ノズル部130は、バネ139によって前記ローラ133がカム面141上に押し付けられることにより、カム面141の軌道に沿って上下位置を規制されている。
【0008】
また、円筒カム部140とハウジング120との間には、前記したストッパ機構150が設けられている。ストッパ機構150は、円筒カム部140の胴面に設けられたストッパ孔142と、ハウジング120に形成された孔にスライド自在に設けられて円筒カム部140のストッパ孔142に対し係合離脱自在とされたストッパピン152と、ストッパピン152をストッパ孔142から離脱する方向に付勢するバネ154と、ストッパピン152を前記バネ154に抗してストッパ孔142に係合させて、それにより円筒カム部140をロッド部126と一緒に回転しないようにロックするストッパ駆動手段156とから構成されている。
【0009】
この装着ヘッド110では、円筒カム部140のストッパ孔142にストッパピン152を係合させた状態でモータ部122を回転させると、円筒カム部140に対してロッド部126が回転する。従って、カム面141の軌道に従って、ロッド部126に保持された複数の吸着ノズル部130の各高さを規制することができ、従って、そのうちの最下位置に保持された吸着ノズル部130を、部品実装に使用するものとして選択することができるようになる。
【0010】
一方、ストッパピン152をストッパ孔142から離脱させた状態でモータ部122を回転させると、円筒カム部140がロッド部126と共に回転することになる。従って、吸着ノズル部130の高さはそのままにして、吸着ノズル部130の回転位置だけを補正することができるようになる。つまり、ロータリヘッド112が回転中であっても、ストッパ機構150の操作により、吸着ノズル部130の回転方向の位置決めを行う動作と、上下方向の位置決めによる吸着ノズル部130の選択動作とを切り替えて行うことができるようになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ローラ133と円筒カム部140で、吸着ノズル部130の上下位置を精度良く規制するためには、吸着ノズル本体131を回転(自転)しないように規制しておくことが必要条件となる。
【0012】
この点、図12、図13に示した従来の装着ヘッド110においては、吸着ノズル本体131の断面と装着溝127の断面を共に角形に形成して組み合わせることにより、吸着ノズル本体131の回転(自転)を規制している。しかし、吸着ノズル本体131や装着溝127を角形断面に形成する場合、加工が難しく、加工精度の悪いものを使用した場合には、摺動抵抗が増加して動作不良を起こし早期摩耗を生じるおそれがあり、さらに、加工精度を確保するために加工コストが増大する等の問題を有していた。
【0013】
また、図15に示すように、円筒カム部140の内側のロッド部126に、上下方向のガイド溝160を形成し、そのガイド溝160に前記のローラ133を挿通させることで、ガイド溝160の溝側面でローラ133の位置を規制し、それにより吸着ノズル本体131の回転を抑制することが考えられる。しかし、この場合、ローラ133が、ガイド溝160に沿った上下方向H1と、円筒カム部140のカム面141に沿った周方向H2との2方向に移動することになるため、いずれか一方が転がり接触とならず、滑りを伴う接触状態となり、ローラ133や、カム面141及びガイド溝160の溝側面などに摩耗が生じて、すり減った分のがたつきが生じるおそれが出てくる。
【0014】
一方、図16に示すように、吸着ノズル部とは離れた位置に回転駆動手段を設けてノズル170の選択を行う機構があるが、この機構では、ノズル170の選択を行う際、歯車171から係合レバー172を係合、離脱し、吸着ノズル部とは離れた位置の回転駆動手段により歯車171を回転させて、ノズル170を選択するために、外部の回転駆動手段の構成が大きくなり、停止するまでの時間が長くかかり、高速化を図る上で支障となる問題を有していた。
【0015】
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、簡単な構造で製作コストの低減を図ることができ、しかも、摩耗によるがたつきの問題を起こす心配もない、高速化が可能な部品実装装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成ため本発明に係る請求項1記載の部品実装装置は、複数種の吸着ノズルの中から実装する部品に応じた吸着ノズルを選定し、該選定した一つの吸着ノズルにより部品を吸着保持して基板上に装着する部品実装装置であって、下端部に部品吸着用のノズルを有する棒状の本体と該本体の長手方向に直角な軸が本体周面から突設されると共に該軸に第1及び第2のローラが同軸で設けられた複数の吸着ノズル部と、前記複数の吸着ノズル部を円環状に配置してそれぞれを上下動可能に保持すると共に各吸着ノズルの第1のローラが溝側面で接触する上下溝をそれぞれ有するロッド部と、前記ロッド部を回転駆動するモータ部と、前記ロッド部の外側に設けられ、周方向に傾斜された側端側カム面に前記吸着ノズル部の第2のローラが接触しつつ前記ロッド部との間で相対回転することによって前記吸着ノズル部の高さを規制する円筒カム部とを備え、前記モータ部の駆動により、前記ロッド部が回転駆動されて前記円筒カム部の側端面上を前記第2のローラが転がり移動する一方、前記第1のローラが前記上下溝の溝側面に転がり移動することで、部品実装に使用する吸着ノズルを最下位置に配置することを特徴とする。
【0017】
この部品実装装置では、モータ部で吸着ノズル部を保持したロッド部を回し、吸着ノズル部に取り付けた第2のローラを円筒カム部のカム面に転がり接触させることにより、吸着ノズル部の高さ位置を規制して、使用する吸着ノズル部の切り替えを行うようにしてあるので、切り替えの高速化が可能になる。また、吸着ノズル部の本体に設けた軸に第1と第2の2つのローラを取り付け、第2のローラを円筒カム部のカム面に転がり接触させると共に、第1のローラをロッド部に設けた上下溝の溝側面に転がり接触させるようにしているので、つまり、上下溝に接触するローラとカム面に接触するローラを別個に設けて、各ローラが相手面(上下溝の溝側面及びカム面)に対し転がり接触するように構成したので、滑りを伴う接触状態をなくすことができ、ローラやカム面及び上下溝等に生じる摩耗を極力減らすことができ、摩耗によるがたつきの発生を防止することができる。
【0018】
請求項2の部品実装装置は、請求項1において、前記円筒カム部の側端側カム面に、前記部品実装に使用する吸着ノズル部を最下位置に配置したときに前記第2のローラが嵌り込む凹部を形成したことを特徴とする。
【0019】
この部品実装装置では、吸着ノズル部を所定の切り替え位置に位置決めしたときに、第2のローラが凹部に嵌まり込むようにしているので、カム面とローラとで位置決め保持力を発生することができる。
【0020】
請求項3の部品実装装置は、請求項1又は2において、前記円筒カム部の側端側カム面に、前記部品実装に使用する吸着ノズル部を最下位置に配置したときの前記第2のローラの停止位置のそれぞれに、磁石を埋設したことを特徴とする。
【0021】
この部品実装装置では、第2のローラの所定の停止位置に磁石を埋設したので、第2のローラと磁石との間に発生する磁力により、第2のローラを所定の停止位置に保持する力を発生させることができる。
【0022】
請求項4の部品実装装置は、請求項1又は2において、前記円筒カム部の側端側カム面に、前記部品実装に使用する吸着ノズル部を最下位置に配置したときの前記第2のローラの停止位置のそれぞれに、該第2のローラを真空吸引して固定する吸引孔を設けたことを特徴とする。
【0023】
この部品実装装置では、第2のローラの所定の停止位置に吸引孔を設けて、第2のローラをその吸引孔で真空吸引するようにしたので、第2のローラを所定の停止位置に位置決め保持する力を発生させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の部品実装装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施形態の部品実装装置における装着ヘッドの構成を示す外観斜視図、図2は図1の装着ヘッドの縦断面図である。この部品実装装置は、従来の装着ヘッドの構成に改良を加えたもので、部品実装装置としての全体の構成は、図10、図11に示したものと同様であるので、以下においては改良された装着ヘッド10の構成及び作用についてのみ説明する。
【0025】
装着ヘッド10は、ロータリヘッドにガイド部14を介して上下方向スライド自在に装備されており、ガイド部14の所定位置には、昇降用溝カムに係合するカムフォロア18が設けられ、ロータリヘッドが回転することにより、装着ヘッド10がその回転位置に応じて必要な高さに制御されるようになっている。
【0026】
装着ヘッド10は、ロータリヘッドにガイド部14を介して上下方向スライド自在に結合されたハウジング20と、回転軸線を鉛直方向に向けた姿勢でハウジング20の上端部に固定されたモータ部22と、モータ部22の出力回転を減速する減速機24と、減速機24の出力軸に連結されて鉛直な回転軸線周りを回転するロッド部26と、ハウジング20とロッド部26との間に配されてロッド部26を回転自在に支持する軸受28,29と、ロッド部26にそれぞれ昇降可能に装備された複数の吸着ノズル部30と、ロッド部26の外周に配されて吸着ノズル部30をロッド部26の回転に応じて昇降させる円筒カム部40と、円筒カム部40をロッド部26と共回りしないように必要に応じてロックするストッパ機構50とを備えている。
【0027】
図3はハウジング20の構成図で、(a)は正面図、(b)は(a)図のB−B断面図、図4は吸着ノズル部の構成図で、(a)は正面図、(b)は下面図、図5は図2のA−A断面図、図6は円筒カム部の構成図で、(a)は斜視図、(b)はローラと共に示す展開図、図7はローラと円筒カム部の関係及びガイド溝との関係を示す図で、(a)は正面図、(b)は側断面図であり、以下これらの図を併せて参照しながら説明する。
【0028】
図2〜図4に示すように、吸着ノズル部30は、ロッド部26に形成した装着溝27に上下方向スライド自在に収容され下端部に部品吸着用のノズルを有する棒状の吸着ノズル本体31と、吸着ノズル本体31の上部周面に吸着ノズル本体31の長手方向と直角な方向に突出するよう設けられた支持ピン(軸)32と、支持ピン32の外周に回転自在に装着された第1、第2の2つのローラ33、34とから構成されており、吸着ノズル本体31の上端と前記装着溝27の上端との間に配されたバネ39により全体が下方に付勢されている。
【0029】
吸着ノズル部30は、図5に示すように、ロッド部26の回転軸線と同心の円周上に所定ピッチで配置されている。ここでは、各吸着ノズル本体31と装着溝27の断面は、共に加工の容易な円形断面形状とされている。そして、このままでは吸着ノズル本体31の回転を規制することができないので、ロッド部26に吸着ノズル本体31の回転を規制するための上下方向に沿ったガイド溝35を形成し、そのガイド溝35内に、2つのローラ33、34のうち、内側の第1のローラ33をガイド溝35の溝側面に接触するように配置している。この場合、ガイド溝35の幅は、ローラ33の直径より僅かに大きい程度に設定してある。
【0030】
また、外側の第2のローラ34は、従来例と同様に、円筒カム部40の上側端側のカム面41に当接させてある。吸着ノズル部30は、バネ39によって第2のローラ34がカム面41上に押し付けられることにより、カム面41の軌道に沿って上下位置を規制されている。この第2のローラ34の外周が当接するカム面41は、図6に示すように、円筒カム部40の周方向に傾斜しており、ローラ34がこのカム面41上を接触しながら移動することにより、吸着ノズル部30の高さを制御することができるようになっている。この場合、カム面41には、部品吸着のために最下位置に吸着ノズル部30を位置させる凹曲部41aと、それに180度対向する位置に設けられ、対向する位置にある吸着ノズル部30の第2のローラ34が嵌まることで、ロッド部26に対して位置決め保持力を発揮するV形凹部41bとが設けられている。
【0031】
また、円筒カム部40とハウジング20との間には、ストッパ機構50が設けられている。ストッパ機構50は、円筒カム部40の胴面に設けられたストッパ孔42と、ハウジング20に形成された孔にスライド自在に設けられて円筒カム部40のストッパ孔42に対し係合離脱自在とされたストッパピン51と、ストッパピン51をストッパ孔42から離脱する方向に付勢するバネ54と、ストッパピン52を前記バネ54に抗してストッパ孔42に係合させ、それにより円筒カム部40をロッド部26と一緒に回転しないようにロックするストッパ駆動手段56とから構成されている。
【0032】
この装着ヘッド10では、円筒カム部40のストッパ孔42にストッパピン52を係合させた状態でモータ部22を回転させると、円筒カム部40に対してロッド部26が回転する。従って、カム面41の軌道に従って、ロッド部26に保持された複数の吸着ノズル部30の各高さを規制することができ、従って、そのうちの最下位置に保持された吸着ノズル部30を、部品実装に使用するものとして選択することができるようになる。その場合、吸着ノズル部30を所定の切り替え位置に位置決めしたときに、反対側の吸着ノズル部30の第2のローラ34が、カム面41の凹部41bに嵌まり込むので、所定の位置決め保持力を発生することができる。
【0033】
一方、ストッパピン52をストッパ孔42から離脱させた状態でモータ部22を回転させると、円筒カム部40がロッド部26と共に回転することになる。従って、吸着ノズル部30の高さはそのままにして、吸着ノズル部30の回転位置だけを補正することができるようになる。つまり、ロータリヘッド12が回転中であっても、ストッパ機構50の操作により、吸着ノズル部30の回転方向の位置決めを行う動作と、上下方向の位置決めによる吸着ノズル部30の選択動作とを切り替えて行うことができるようになる。
【0034】
上記構成の装着ヘッド10では、モータ部22により、ロッド部26を円筒カム部40に対して回転駆動させた場合、図7に示すように、円筒カム部40の側端カム面41上を第2のローラ34が転がり接触し、第1のローラ33が上下方向のガイド溝35の溝側面に転がり接触することで、吸着ノズル部30の上下位置が制御される。即ち、吸着ノズル本体31に突設した支持ピン31に第1と第2の2つのローラ33、34を別個に取り付け、第2のローラ34を円筒カム部40のカム面41に転がり接触させると共に、第1のローラ33をロッド部26に設けたガイド溝35の溝側面に転がり接触させるようにしているので、滑りを伴う接触状態をなくすことができ、ローラ33、34やカム面41及びガイド溝35等に生じる摩耗を極力減らすことができる。従って、摩耗が原因のがたつきの発生を有効に排除することができる。また、装着ヘッド10に搭載したモータ部22でロッド部26を回すことにより、使用する吸着ノズル部30の切り替えを行うようにしているので、切り替えの高速化が図れる。
【0035】
なお、図8に示すように、部品実装に使用する吸着ノズル部30を最下位置に配置したときに、円筒カム部40のカム面41上の、各吸着ノズル部30の第2のローラ34が停止するそれぞれの位置に磁石45を埋設して、各ローラ34との間に磁気吸引力を発生するように構成しておけば、全部のローラ34に対し、より強い位置決め保持力を作用させることができる。ただし、第2のローラ34は強磁性体により形成し、円筒カム部40は非磁性体で形成するものとする。磁石45としては、永久磁石の他、電磁石等により構成することができる。
【0036】
また、図9に示すように、図8と同様の停止位置に、第2のローラ34を真空吸引する吸引孔46を設けて、各吸引孔46に吸引ライン47から吸引力を作用させておけば、全部のローラ34に対し、より強い位置決め保持力を作用させることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、吸着ノズル部を保持したロッド部を直接モータ部で回転させ、吸着ノズル部に取り付けたローラと円筒カム部の作用によって、吸着ノズル部の高さ位置を制御し、使用する吸着ノズル部の切り替えを行うようにしているので、切り替えの高速化が可能になる。また、吸着ノズル本体に設けた軸に第1と第2の2つのローラを個別に取り付け、第2のローラを円筒カム部のカム面に転がり接触させると共に、第1のローラをロッド部に設けた上下溝の溝側面に転がり接触させるようにしているので、滑りを伴う接触状態をなくすことができ、ローラやカム面及び上下溝等に生じる摩耗を極力減らすことができ、摩耗によるがたつきの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の部品実装装置における装着ヘッドの外観斜視図である。
【図2】同装着ヘッドの縦断面図である。
【図3】同装着ヘッドにおけるハウジングの構成図で、(a)は正面図、(b)は(a)図のB−B断面図である。
【図4】同装着ヘッドにおける吸着ノズル部の構成図で、(a)は正面図、(b)は下面図である。
【図5】図2のA矢視断面図である。
【図6】同装着ヘッドにおける円筒カム部の構成図で、(a)は斜視図、(b)はローラと共に示す展開図である。
【図7】同装着ヘッドにおけるローラと円筒カム部の関係及びガイド溝との関係を示す図で、(a)は正面図、(b)は側断面図である。
【図8】前記円筒カム部の変形例を示す展開図である。
【図9】前記円筒カム部の別の変形例を示す展開図である。
【図10】従来の部品実装装置の外観斜視図である。
【図11】同部品実装装置の概略構成を示す平面図である。
【図12】同部品実装装置における装着ヘッドの正面図である。
【図13】図12のB−B断面図である。
【図14】図13のD−D断面図である。
【図15】吸着ノズル本体の回転防止の従来の考えを示すための説明図で、(a)は正面図、(b)は側断面図である。
【図16】従来の他の部品実装装置における装着ヘッドの概略斜視図である。
【符号の説明】
10 装着ヘッド
22 モータ部
26 ロッド部
30 吸着ノズル部
31 吸着ノズル本体
32 支持ピン(軸)
33 第1のローラ
34 第2のローラ
35 ガイド溝(上下溝)
40 円筒カム部
41 カム面
41a 凹曲部
41b V形凹部
45 磁石
46 吸引孔

Claims (4)

  1. 複数種の吸着ノズルの中から実装する部品に応じた吸着ノズルを選定し、該選定した一つの吸着ノズルにより部品を吸着保持して基板上に装着する部品実装装置であって、
    下端部に部品吸着用のノズルを有する棒状の本体と該本体の長手方向に直角な軸が本体周面から突設されると共に該軸に第1及び第2のローラが同軸で設けられた複数の吸着ノズル部と、
    前記複数の吸着ノズル部を円環状に配置してそれぞれを上下動可能に保持すると共に各吸着ノズルの第1のローラが溝側面で接触する上下溝をそれぞれ有するロッド部と、
    前記ロッド部を回転駆動するモータ部と、
    前記ロッド部の外側に設けられ、周方向に傾斜された側端側カム面に前記吸着ノズル部の第2のローラが接触しつつ前記ロッド部との間で相対回転することによって前記吸着ノズル部の高さを規制する円筒カム部とを備え、
    前記モータ部の駆動により、前記ロッド部が回転駆動されて前記円筒カム部の側端面上を前記第2のローラが転がり移動する一方、前記第1のローラが前記上下溝の溝側面に転がり移動することで、部品実装に使用する吸着ノズルを最下位置に配置することを特徴とする部品実装装置。
  2. 前記円筒カム部の側端側カム面に、前記部品実装に使用する吸着ノズル部を最下位置に配置したときに前記第2のローラが嵌り込む凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載の部品実装装置。
  3. 前記円筒カム部の側端側カム面に、前記部品実装に使用する吸着ノズル部を最下位置に配置したときの前記第2のローラの停止位置のそれぞれに、磁石を埋設したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の部品実装装置。
  4. 前記円筒カム部の側端側カム面に、前記部品実装に使用する吸着ノズル部を最下位置に配置したときの前記第2のローラの停止位置のそれぞれに、該第2のローラを真空吸引して固定する吸引孔を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の部品実装装置。
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