JP3812487B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部流体の流れる内部流体通路を構成するプレート状部材で構成する熱交換器に関するものであり、特に複数枚積層配置するプレート状部材の薄肉化に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の熱交換器として、例えば特開2001−41678号公報に記載のものが開示されている。この公報では、フィンを必要とせず、冷媒通路となる内部流体通路を構成する伝熱プレートだけで必要伝熱性能を確保できるようにした熱交換器であって、伝熱プレートに内部流体(冷媒)の流れる内部流体通路を構成する複数の突出部を形成し、伝熱プレートを複数枚積層配置して熱交換用コア部を構成し、伝熱プレートの外部側を流れる外部流体(空調空気)が内部流体(冷媒)の流れ方向と交差する方向に流れるようにし、突出部が外部流体(空調空気)の流れの直進を妨げて乱れを起こさせる乱れ発生器として作用するように構成した熱交換器である。
【0003】
また、この熱交換器は、熱交換器を構成する構成部品がアルミニウム芯材にアルミニウムろう材をクラッドしたクラッド材で形成し、構成部品を相互に当接した状態に積層して、その積層状態(組付状態)を適宜の治具により保持してろう付け加熱炉内に搬入し、組付体をろう材の融点まで加熱することにより組付体を一体ろう付けによって接合させている。
【0004】
これにより、内部流体通路(冷媒)を構成する突出部、それ自体が乱れ発生器として作用することにより、外部流体(空調空気)側の熱伝達率を向上させたもので、外部流体(空調空気)側にフィン部材を設けなくても、必要伝熱性能を確保することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報によれば、アルミニウム材を用いてろう付けを行う接合方法においては、一般的に、ろう付け時の高温による焼きなまし温度によって、使用材料の強度が低下する。図10は、アルミニウムの加工硬化材として、A1100系のH材のアルミニウム材を使用したときの焼きなまし温度と、引張強さおよび耐力との関係を示した特性図であって、焼きなまし温度が200〜250℃を超えると引張強さおよび耐力が低下してしまう。
【0006】
所謂、強度の高い材料を用いても、ろう付け時の加熱温度によって焼きなまし処理が行われて引張強さおよび耐力が低下してしまうものである。従来から焼きなまし温度による強度の低下を考慮したうえで、内部流体通路(冷媒)の耐圧を確保するように材料の板厚を選定しているため、特に使用量の多い伝熱プレートの薄肉化が困難であった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記点を鑑みたものであり、強度低下を及ぼさない低温度の接合をさせることで、使用材料の引張り強さ耐力の低下を防止し構成部品の軽量化を可能とした熱交換器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項8に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、複数枚の伝熱プレート(12、12a、12b)に内部流体の流れる内部流体通路(19、20)を構成する複数の突出部(14)を形成し、伝熱プレート(12)を複数枚積層配置して熱交換用コア部(11)を構成し、伝熱プレート(12)の外部側を流れる外部流体が内部流体の流れ方向と交差する方向に流れるようにし、突出部(14)が外部流体の流れの直進を妨げて乱れを起こさせる乱れ発生器として作用する熱交換器において、
伝熱プレート(12、12a、12b)は、突出部(14)の内側面に当接する当接部(15a)を有し、この当接部(15a)と突出部(14)の内側面とを接合することによって内部流体通路(19、20)を形成する流体通路形成部(15)が設けられ、流体通路形成部(15)は、突出部(14)の内側面と当接部(15a)との接合にかかる力がせん断力となるように形成したことを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、例えば、伝熱プレート(12、12a、12b)として、薄肉材を重ね合わせて内部流体通路(19、20)が形成される従来の接合では、概して、接合部の接合界面にかかる力が剥離方向に大きな力がかかりやすくなってしまう。そこで、本発明では、突出部(14)の内側面と当接部(15a)との接合にかかる力がせん断力となるように形成したことにより、接合部の接合強度を高めるとともに、伝熱プレート(12、12a、12b)を耐圧可能な板厚まで更なる薄肉化が図れる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、伝熱プレート(12、12a、12b)は、2枚1組として、突出部(14)相互の間に流体通路形成部(15)が設けられ、それぞれの突出部(14)が互いに外側に向くようにして、一方の伝熱プレート(12a、12b)の突出部(14)の内側面と他方の伝熱プレート(12a、12b)の流体通路形成部(15)とを接合により、内部流体通路(19、20)を形成することを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、具体的には、突出部(14)およびその突出部(14)相互の間に流体通路形成部(15)を設けることにより、同一形状の伝熱プレート(12a、12b)の組み合わせで、かつ比較的小さい容積(体格)の熱交換器を構成できる。
【0012】
請求項3に記載の発明では、伝熱プレート(12、12a、12b)は、突出部(14)を有する第1伝熱プレート(12a)と複数の流体通路形成部(15)とを接合により、内部流体通路(19、20)を形成することを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2では伝熱プレート(12、12a、12b)を2枚1組として、組み合わせることで内部流体通路(19、20)を構成させたが、複数の流体通路形成部(15)にて突出部(14)を接合する構成としても良い。これによれば、伝熱プレート(12、12a、12b)とが重なる部位をなくすることで軽量化が図れる。
【0014】
請求項4および請求項6に記載の発明では、流体通路形成部(15)は、所定温度以下のろう付け、もしくは接着のいずれかの接合により、内部流体通路(19、20)を形成するとともに、この所定温度を好ましくは約250℃程度以下のことを特徴としている。
【0015】
請求項4および請求項6に記載の発明によれば、熱交換器を構成する構成部品を、例えばアルミニウム材を用いてろう付けを行う接合方法においては、一般的に、ろう付け時の高温による焼きなまし温度によって、使用材料の強度が低下する。そこで、本発明では接合温度として、具体的に約250℃程度以下の低温一体ろう付け、もしくは接着のいずれかの接合により、使用材料の強度を低下させない温度で接合できるため、強度の有する材料を用いることにより薄肉化が図れる。
【0016】
請求項5に記載の発明では、流体通路形成部(15)の当接部(15a)は、突出部(14)の内側面に沿って突き出すように形成することを特徴としている。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、当接部(15a)の突出部(14)の内側面に沿って突き出すことにより、接合部にかかる力がせん断力となるとともに、接合部の強度が増加する。これにより、この接合部の強度に応じて低温のろう付けもしくは接着の接合が可能となる。従って、接合部の強度を高めることで、低温の接合が可能となり、強度を有する材料を用いて薄肉化が図れる。
【0020】
請求項7および請求項8に記載の発明では、伝熱プレート(12、12a、12b)は、アルミニウム合金のH材や熱処理材により成形されていることを特徴としている。
【0021】
請求項7および請求項8に記載の発明によれば、アルミニウム合金のH材や熱処理材は、「JIS H 0001」にて規定された材料であって強度が優れている。従って、これらの材料を複数枚積層する伝熱プレート(12、12a、12b)に用いることで大幅な薄肉化が図れる。
【0022】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を車両空調用蒸発器に適用した第1実施形態について図1ないし図5に基づいて説明する。まず、図1は、冷媒出入口側における伝熱プレートの構成を示す分解斜視図である。図2(a)は、図1の断面II−IIを示す断面図である。蒸発器10は、空調空気の流れ方向Aと伝熱プレート部12での冷媒流れ方向B(図1に示す上下方向)とが略直交する直交流熱交換器として構成されている。
【0024】
この蒸発器10は、外部流体である空調空気と内部流体である冷媒との熱交換を行う熱交換用コア部(以下、コア部と称す。)11を複数枚の伝熱プレート部12を積層させて構成している。具体的には、図2(a)および図2(b)に示すように、第1伝熱プレート12aと第2伝熱プレート12bとの2枚1組の組み合わせした伝熱プレート部12を複数枚積層してコア部11を構成している。
【0025】
この第1、第2伝熱プレート12a、12bは、例えば、A3000系のアルミニウム芯材の両面にA4000系のアルミニウムろう材をクラッドした両面クラッド材からなるもので、板厚t=0.05〜0.4mm程度の薄板をプレス加工したものである。また、第1、第2伝熱プレート12a、12bは、図1に示すような概略長方形の平面形状を有し、その外形寸法はいずれも同一であり、例えば長辺側が240mm程度、短辺側が45mm程度である。さらに、第1、第2伝熱プレート12a、12bの打ち出し形状も基本的には、ほぼ同一形状でよいが、具体的な形状は、冷媒通路成立、蒸発器の組付性、ろう付け性および凝縮水の排水性などの理由から異なっている。
【0026】
そして、図2(a)および図2(b)に示すように、第1、第2伝熱プレート12a、12bには、それぞれ平坦な基板部13から互いに外側(第1伝熱プレート12aは、図中下側、第2伝熱プレート12bは、図中上側)に向かうように、突出部14を打ち出し成形している。この突出部14は、冷凍サイクルの膨張弁などの減圧手段を通過した後の低圧側冷媒が流れる内部流体流路である冷媒通路を構成するものであって、伝熱プレート部12の長手方向(言い換えると空気流れ方向Aに対して直交方向)に連続して平行に延びる形状である。また、本実施形態の突出部14の断面形状は、図2(b)に示すように、略半楕円状の凹状に形成している。
【0027】
また、この突出部14の打ち出し数は、第1伝熱プレート12a側に6本、第2伝熱プレート12b側に4本設けてある。なお、第2伝熱プレート12b側の略中央部の突出部140は、内部洩れ検知用の突出部として形成している。この突出部140は、上述の突出部14と基本的には同じ形態で打ち出し成形されるが、内部洩れ検知を目的としているため、上下両端部にて熱交換器外部に開放するように形成されている。さらに、これらの突出部14、140はいずれも同一の打ち出し高さで形成している。
【0028】
次に、上記突出部14を冷媒通路19、20として構成するために、第1、第2伝熱プレート12a、12bには、それぞれ突出部14相互の間に流体通路形成部15を形成している。その流体通路形成部15には、図2(b)に示すように、相手方となる第2伝熱プレート12b側の突出部14の内側面に当接する二つの当接部15aを形成している。この二つの当接部15aは、基板部13から突出部14の内側面に沿って突き出すように形成され、内側面とこの当接部15aとを当接して接合することで冷媒通路19、20が構成されるように形成してある。因みに、この流体通路形成部15は、第1伝熱プレート12a側に5本、第2伝熱プレート12b側に6本設けられており、第1伝熱プレート12aと第2伝熱プレート12bとを互いの突出部14、突出部140が外側に向くように向かい合わせて、互いの基板部13、および内側面と当接部15aとを当接すると、第1伝熱プレート12aの突出部14の中間に、第2伝熱プレート12bの突出部14、突出部140が位置するように形成している。
【0029】
そして、2枚の伝熱プレート12a、12bの互いの基板部13、および内側面と当接部15aとを当接させ接合すると、一方の伝熱プレートの各突出部14、140の内面側は相手側の伝熱プレートの流体通路形成部15により密封されるので、各突出部14の内面側と相手側の伝熱プレートの流体通路形成部15との間に冷媒通路19、20が形成される。
【0030】
これにより、各伝熱プレート部12の幅方向において、中央部(内部洩れ検知用突出部140の位置)より風上側に位置する突出部14の内側には、風上側の冷媒通路19を形成し、中央部(内部洩れ検知用突出部140の位置)より風下側に位置する突出部14の内側には、風下側の冷媒通路20を形成する。また、中央部の突出部140の内側には、内部洩れ検知用通路141を形成する。従って、風上側の冷媒通路19と風下側の冷媒通路20は、第1伝熱プレート12aと第2伝熱プレート12bとの間にそれぞれ5個づつ並列に形成されている。
【0031】
次に、各伝熱プレート部12の上下両端部が空気上流側および空気下流側のタンク部材33、34に接合され、各冷媒通路19、20がタンク部材33、34の内部空間に連通するように構成されている。具体的には、図3および図4に示すように、各伝熱プレート部12相互の間隔は、伝熱プレート部12長手方向の上下両端部に配置されるスペーサ部材32を介在させることにより保持される。
【0032】
このスペーサ部材32は、伝熱プレート部12相互の間隔の凹凸形状に対応した凹凸形状を有するようにプレス成形した部材であって、風上側と風下側に区分して設けている。また、伝熱プレート部12の中央部に形成した内部洩れ検知用通路141は、上下両端部において、タンク部材33、34の端面に至る前に、熱交換器外部と連通するように上端部140a、下端部140bを切り欠いて開口させている。これにより、スペーサ部材32を風上側と風下側に区分できるものである。従って、伝熱プレート部12の上下両端部において、空気上流側のタンク部材33の内部空間と冷媒通路19とが連通し、空気下流側のタンク部材34の内部空間と冷媒通路20とが連通するように構成できる。
【0033】
これらのスペーサ部材32およびタンク部材33、34は、A3000系のアルミニウム芯材の両面にA4000系のアルミニウムろう材をクラッドした両面クラッド材からなる。これにより、タンク部材33、34にスペーサ部材32を介在させて伝熱プレート部12を複数枚積層させ、それぞれを当接して接合することにより、コア部11が構成されるとともに、冷媒通路19、20がそれぞれの風下側タンク部材33および風上側タンク部材34の内部空間に密封される。
【0034】
次に、コア部11に対する冷媒通路の入出を行う部分について説明すると、図1に示すように、伝熱プレート12積層方向の両端側には伝熱プレート12と同一の大きさを有したエンドプレート21、22が配設されている。このエンドプレート21、22はいずれも伝熱プレート12の突出部14の凸面側に当接して伝熱プレート12と接合される平坦な板状に形成している。
【0035】
図中右側のエンドプレート22には、その風上側下端部近傍位置に連通穴22aおよび風下側上端部近傍位置に連通穴22bが開けられ、一方の連通穴22aは、風上側下端側のタンク部材33の内部空間と連通し、もう一方の連通穴22bは風下側上端側のタンク部材34の内部空間と連通する。そして、エンドプレート22の外側に凹形状のサイドプレート25を配置して、このサイドプレート25とエンドプレート22との間に連通穴22aから連通穴22bに通ずる冷媒通路26を形成している。
【0036】
一方、図中左側のエンドプレート21には、そのエンドプレート21の外側にサイドプレート31を接合して、この両プレート21、31の間に配管ジョイントブロック30の冷媒出入口に通じる冷媒通路を構成している。この冷媒通路構成をより具体的に説明すると、エンドプレート21の風下側下端部近傍位置に連通穴21aおよび風上側下端部近傍位置に連通穴21bが開けられ、一方の連通穴21aは、風下側下端側のタンク部材34の内部空間と連通し、もう一方の連通穴21bは風上側上端側のタンク部材33の内部空間と連通している。
【0037】
そして、サイドプレート31のうち、配管ジョイントブロック30の部位から下方側にわたって突出部31aが外側へ打ち出し成形してあり、この突出部31aの上下両端部は1つに合流しているが、上下方向(プレート長手方向)の途中は複数(図示の例は3個)に分割して、サイドプレート31の断面係数を大きくし、強度アップを図っている。突出部31a内側の凹部により形成される冷媒通路の上端部は配管ジョイントブロック30の冷媒入口パイプ23と連通し、また、この冷媒通路の下端部はエンドプレート21の連通穴21aと連通する。
【0038】
さらに、サイドプレート31のうち、配管ジョイントブロック30の上方側には1つの突出部31bが外側へ打ち出し成形してある。この突出部31b内側の凹部により形成される冷媒通路は冷媒出口パイプ24とエンドプレート21の連通穴21bとを接続する。また、上記冷媒入口パイプ23には、図示しない膨張弁などの減圧手段で減圧された気液2相冷媒が流入し、一方の冷媒出口パイプ24は、図示しない圧縮機の吸入側に接続され、蒸発器10で蒸発したガス冷媒を圧縮機の吸入側に導くものである。
【0039】
なお、エンドプレート21、22およびサイドプレート31は、各伝熱プレート部12と同様に、A3000系のアルミニウム芯材の両面にA4000系のアルミニウムろう材をクラッドした両面クラッド材からなるもので、伝熱プレート部12に比して板厚tを厚く(例えば、板厚t=1.0mm程度)して強度向上を図っている。ただし、サイドプレート25は、A3000系のアルミニウム芯材の片面(エンドプレート22と接合される側の面)のみにA4000系のアルミニウムろう材をクラッドした片面クラッド材からなる。
【0040】
さらに、配管ジョイントブロック30は例えば、A6000系のアルミニウムベア材にて冷媒入口パイプ23および冷媒出口パイプ24を一体に成形したものであり、配管ジョイントブロック30は本例ではサイドプレート31の上部側に配置され接合される。
【0041】
次に、蒸発器10の冷媒の流れ方向について説明すると、図示しない膨張弁で減圧された減圧された気液2相冷媒が冷媒入口パイプ23からサイドプレート31に入る。そして、サイドプレート31の突出部31a内側の冷媒通路を経てエンドプレート21の連通穴21aに導かれる。そして、風下側下端側のタンク部材34の内部空間に入り、各伝熱プレート部12内の風下側の冷媒通路20を上昇して風下側上端側のタンク部材34の内部空間に入る。次に、エンドプレート22の連通穴22bから冷媒通路26を下降して連通穴22aに導かれる。そして、風上側下端側のタンク部材33の内部空間に入り、各伝熱プレート部12内の風上側の冷媒通路19を上昇して風上側上端側のタンク部材33の内部空間に入る。次に、エンドプレート21の連通穴21bからサイドプレート31の突出部31b内側の冷媒通路を経て冷媒出口パイプ24に入り、この冷媒出口パイプ24から蒸発器10外部へ流出する。
【0042】
これにより、伝熱プレート部12が積層されたコア部11において、風下側の冷媒通路20は、冷媒入口パイプ23からの冷媒が流入するため、蒸発器10全体の冷媒通路の中で入口側冷媒通路を構成し、風上側の冷媒通路19は、入口側冷媒通路(冷媒通路20)を通過した冷媒が流入し、冷媒出口パイプ24へ流出させるため、出口側冷媒通路を構成することになる。
【0043】
次に、本発明の要部である蒸発器10の構成部品の接合について説明する。一般的には、上述の各構成部品を相互に当接した状態に積層して、その積層状態(組付状態)を適宜の治具により保持してろう付け過熱炉内に搬入して組付体をろう材の融点まで加熱することにより組付体を一体ろう付けして蒸発器10の組付けを完了するものである。
【0044】
ところが、本実施形態のようにアルミニウム材を用いてろう付けを行う接合方法においては、一般的に、ろう付け時の高温による焼きなまし温度に応じて使用材料の引張強度や耐力が低下してしまうことが知られている。例えば、図10は、アルミニウムの加工硬化材として、A1100系のH材のアルミニウム材を使用したときの焼きなまし温度と引張強さおよび耐力との関係を示す特性図であって、
特に、引張強さおよび耐力は、焼きなまし温度が200〜250℃を超えると著しい低下を示している。従来から焼きなまし温度による強度の低下を考慮するとともに、冷媒通路19、20の耐圧を確保するように材料の板厚を選定しているため、特に使用量の多い伝熱プレート部12の薄肉化が問題であった。
【0045】
そこで、本実施形態では、第1、第2伝熱プレート12a、12bの2枚一組として、互いに突出部14とその突出部14の内側面に当接する二つの当接部15aを有する流体通路形成部15とを形成して、突出部14の内側面と当接部15aとを当接して接合することで冷媒通路19、20を構成するとともに、これらを接合するろう材の融点を250℃以下のクラッド材を用い、所謂、組付体を約250℃程度に加熱する低温一体ろう付けによる接合で蒸発器10の組付けを行うこととしたものである。
【0046】
また、約250℃以下の低温一体ろう付けを行う場合には、第1、第2伝熱プレート12a、12bおよぴその他の構成部品を、例えば、アルミニウム合金のH材や熱処理材を使用することで強度が温度により低下しないので、これらの材料を用いることにより蒸発器10全体の薄肉化が図れる。なお、アルミニウム合金のH材や熱処理材は、「JIS H 0001」にて規定された材料であって、そのうちの、H材は、加工硬化により硬くして伸び率を小さくした材料であり強度が優れている。
【0047】
ところで、本実施形態では、2枚の伝熱プレート12a、12bで構成する冷媒通路19、20の断面形状において、接合部材にかかる力を剥離力からせん断力となるように形成した。具体的には、図5に示すように、基本形状では外側に突き出した突出部14aに平坦面を当接させて接合するように構成した冷媒通路19、20の断面形状と本実施形態の断面形状とにおける接合部材C1、D1の接合界面と接合部材の最大主応力(Mpa)を求めたものである。接合界面および接合部材ともに、基本形状のほうが大きい応力を有している。
【0048】
これは、概して接合部材C1に大きな引張り力と接合界面には剥離力がかかっているためである。そこで、本実施形態の断面形状とすることで、接合部材D1にせん断力を加えるようにすることで最大主応力(Mpa)を小さくして接合部の強度を増加することができるものである。従って、接合部の強度が増加できることで、第1、第2伝熱プレート12a、12bの薄肉化が図れる。
【0049】
次に、本実施形態の蒸発器10の作用を説明すると、蒸発器10は図示しない空調ユニットケース内に図1の上下方向を上下にして収容され、図示しない空調用送風機の作動により矢印A方向に空気が送風される。
【0050】
そして、冷凍サイクルの圧縮機が作動すると、図示しない膨張弁により減圧された低圧側の気液2相冷媒が上述したように冷媒入口パイプ23から風下側の冷媒通路20内に流れ、その後風上側の冷媒通路19に至る通路構成に従って流れる。一方、コア部11の伝熱プレート部12の外面側に凸状に突出している突出部14、140と基板部13の間に形成される隙間により、伝熱プレート部12幅方向(空気流れ方向A)の全長にわたって図2(a)の矢印A1のごとく波状に蛇行した空気通路が連続して形成されている。
【0051】
その結果、矢印A方向に送風される空調空気は、上記空気通路を矢印A1のごとく波状に蛇行しながら2枚の伝熱プレート12aと12bの間を通り抜けることができ、この空気の流れから冷媒は蒸発潜熱を吸熱して蒸発するので、空調空気は冷却され、冷風となる。
【0052】
この際、空調空気の流れ方向Aに対して、風下側に入口側冷媒通路20を、また、風上側に出口側冷媒通路19を配置することにより、空気流れに対する冷媒出入口が対向流の関係となる。さらに、空気側においては、空気流れ方向Aが、伝熱プレート部12の突出部14、140の長手方向(冷媒通路19、20での冷媒流れ方向B)に対して直交する方向になっており、突出部14、140が空気流れと直交状に突出する凸面(伝熱面)を形成しているので、空気はこの直交状に延びる突出部14、140の凸面形状により直進を妨げられる。
【0053】
このため、空気流は伝熱プレート部12間の隙間を図2(a)の矢印A1に示すように波状に蛇行した流れを形成して、その流れを乱すので、空気流が乱流状態となり、空気側の熱伝達率を飛躍的に向上することができる。ここで、コア部11が第1、第2伝熱プレート12a、12bのみで構成されているため、従来のフィン部材を備えている通常の蒸発器に比して、空気側の伝熱面積が大幅に減少するが、乱流状態の設定により空気側の熱伝達率が飛躍的に向上するため、空気側伝熱面積の減少を空気側熱伝達率の向上により補うことが可能となり、必要冷却性能を確保できるのである。
【0054】
なお、本実施形態では蒸発器10を構成する構成部品を融点250℃以下のクラッド材を用いて低温一体ろう付けを行って蒸発器10を接合したが、各構成部品を相互に当接する個所に接着部材を介した状態に積層して、その積層状態(組付状態)を適宜の治具により保持して過熱炉内に搬入して組付体を200〜250℃程度まで加熱して接着を行うことでも良い。
【0055】
以上の第1実施形態の蒸発器10によれば、伝熱プレートとして、薄肉材を重ね合わせて冷媒通路19、20を形成する基本の断面形状(図5参照)の接合では、概して、接合部の接合界面にかかる力が剥離方向に大きな力がかかりやすくなってしまう。そこで、本発明では、さらに、突出部14の内側面に突き出すように当接部15aを形成し、その当接する接合部にかかる力をせん断力となるようにしたことにより、接合部の接合強度を高めるとともに、伝熱プレート12a、12bを冷媒通路19、20の耐圧可能な板厚まで薄肉化が図れる。
【0056】
また、当接部15aを突出部14の内側面に沿って突き出すことにより、接合部にかかる力がせん断力となるとともに、接合部の強度が増加する。これにより、この接合部の強度に応じて低温の一体ろう付けもしくは接着の接合が可能となる。従って、接合部の強度を高めることで、低温の接合が可能となり、強度を有する材料を用いて薄肉化が図れる。
【0057】
また、伝熱プレート12a、12bには、突出部14およびこの突出部14相互の間に流体通路形成部15を設けることにより、同一形状の伝熱プレート12a、12bの組み合わせで、かつ比較的小さい容積(体格)の熱交換器を構成できる。
【0058】
また、蒸発器10を構成する構成部品を、アルミニウム材を用いてろう付けを行う接合方法においては、一般的に、ろう付け時の高温による焼きなまし温度によって、使用材料の強度が低下する。そこで、本発明では接合温度として、具体的に約250℃程度以下の低温一体ろう付け、もしくは接着のいずれかの接合することにより、使用材料の強度を低下させない温度で接合できるため、強度の有する材料を用いることにより薄肉化が図れる。
【0059】
また、アルミニウム合金のH材や熱処理材は、「JIS H 0001」にて規定された材料であって強度が優れている。従って、これらの材料を複数枚積層する伝熱プレート12、12a、12bおよびその他の構成部品に用いることで大幅な薄肉化が図れる。
【0060】
(第2実施形態)
以上の第1実施形態では、内部流体通路である冷媒通路19、20を構成する突出部14の断面形状を略半楕円状に形成し、流体通路形成部15の断面形状を突出部14の内側面に沿って突き出す略山形状に形成した二つの当接部15aを有する形状にしたが、この形状に限らず、図6に示すように、突出部14の形状を略台形状に形成し、流体通路形成部15側を突出部14の内側面に沿って突き出す略山形状の当接部15aを形成させても良い。
【0061】
これによれば、突出部14の外側に平坦部が形成されるのでエンドプレート22と当接する接合面が広くなり接合強度が向上する。また、略山形状に形成する当接部15aのプレス加工の作業性が簡素となって第1実施形態よりも製造コストが少ない。
【0062】
(第3実施形態)
以上の第1、第2実施形態では、第1、第2伝熱プレート12a、12bに、突出部14と流体通路形成部15とをそれぞれに交互に形成させて、2枚1組を組み合わせることで冷媒通路19、20を構成させたが、これに限らず、図7に示すように、第1伝熱プレート12aに、略半楕円状の突出部14を形成し、突出部14の内側面に沿って突き出す当接部15aを有する流体通路形成部15を構成させることでも良い。これによれば、第1、第2実施形態では、第1伝熱プレート12aと第2伝熱プレート12bとが重なる部位をなくすることで軽量化が図れる。
【0063】
(第4実施形態)
第1実施形態では、内部流体通路である冷媒通路19、20を構成する流体通路形成部15の断面形状を突出部14の内側面に当接する二つの当接部15aを鋭角の略山形状に突出部14の内側面に沿って突き出すように形成させたが、図8に示すように、略山形状の底部に空間を有するハの字状に形成しても良い。底部を少しでも広げることにより、第2実施形態と同じようにプレス加工の作業性が簡素となって製造コストが少ない。
【0064】
また、図9に示すように、当接部15aおよび突出部14を含めて押出し加工によって当接部15aを形成しても良い。これにより、押出し加工の方がプレス加工よりも加工工数が大幅に低減できる。
【0065】
(第5実施形態)
以上の実施形態では、冷媒通路19、20を形成する流体通路形成部15に、突出部14の内側面に沿って突き出すように形成した当接部15aを設けたが、流体通路形成部15を平坦面にして突出部14の内周端と当接するように構成しても良い。具体的には、図10に示すように、第1、第2伝熱プレート12a、12bに、突出部14、140および流体通路形成部15を形成し、突出部14、140が外側に向くように流体通路形成部15同志を当接させて、この当接部を接合することにより突出部14、140の内面側に冷媒通路19、20が形成される。
【0066】
これは、第1実施形態で述べた基本形状(図5参照)に相当する形状であって、接合界面と接合部材との主応力(MPa)が大きために接合部の強度が低下するが、従来よりもろう材の融点の低いクラッド材を用い、組付体を約250℃に程度に加熱する低温一体ろう付けによる接合を行えば、第1実施形態で述べたように、使用材料の強度を低下させない温度で接合ができる。
【0067】
従って、本実施形態の形状では、接合部の強度が低下するが冷媒を循環させる熱交換器よりも耐圧の低い、例えば車両用空調装置に用いられる温水を循環するヒータコアなどの熱交換器に適用すれば、以上の実施形態と同様に使用材料の強度を低下させない温度で接合できるため、強度の有する材料を用いることにより薄肉化が図れる。
【0068】
(他の実施形態)
以上の実施形態では、伝熱プレート部12の冷媒通路19、20を冷凍サイクルの低圧側の低温冷媒が流れ、伝熱プレート部12の外部を空調空気が流れ、冷媒の蒸発潜熱を空調空気から吸熱して冷媒を蒸発させる蒸発器10に本発明を適用した場合について説明したが、これに限定されることなく、本発明は種々な用途の流体間の熱交換を行う熱交換器一般に広く適用可能であることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における蒸発器10の全体構成を示す分解斜視図である。
【図2】(a)は図1に示すII―II断面を示す断面図、(b)は冷媒通路19、20の構成を示す断面図である。
【図3】図1の要部の拡大斜視図である。
【図4】伝熱プレート部12とタンク部材33、34との接合形態を示す縦断面図である。
【図5】冷媒通路19、20における接合部材の最大主応力を示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態における伝熱プレート部12の断面形状を示す断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態における伝熱プレート部12の断面形状を示す断面図である。
【図8】本発明の第4実施形態における冷媒通路19、20の断面形状を示す断面図である。
【図9】本発明の第4実施形態における冷媒通路19、20の断面形状を示す断面図である。
【図10】本発明の第5実施形態における伝熱プレート部12の断面形状を示す断面図である。
【図11】従来技術における焼きなまし温度と引張強さおよび耐力との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
11…熱交換用コア部、コア部
12…伝熱プレート部(伝熱プレート)
12a…第1伝熱プレート(伝熱プレート)
12b…第2伝熱プレート(伝熱プレート)
14…突出部
15…流体通路形成部
15a…当接部
19、20…冷媒通路(内部流体通路)

Claims (8)

  1. 複数枚の伝熱プレート(12、12a、12b)に内部流体の流れる内部流体通路(19、20)を構成する複数の突出部(14)を形成し、
    前記伝熱プレート(12)を複数枚積層配置して熱交換用コア部(11)を構成し、
    前記伝熱プレート(12)の外部側を流れる外部流体が前記内部流体の流れ方向と交差する方向に流れるようにし、前記突出部(14)が前記外部流体の流れの直進を妨げて乱れを起こさせる乱れ発生器として作用する熱交換器において、
    前記伝熱プレート(12、12a、12b)は、前記突出部(14)の内側面に当接する当接部(15a)を有し、前記当接部(15a)と前記突出部(14)の内側面とを接合することによって前記内部流体通路(19、20)を形成する流体通路形成部(15)が設けられ、前記流体通路形成部(15)は、前記突出部(14)の内側面と前記当接部(15a)との接合にかかる力がせん断力となるように形成したことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記伝熱プレート(12、12a、12b)は、2枚1組として、前記突出部(14)相互の間に前記流体通路形成部(15)が設けられ、それぞれの前記突出部(14)が互いに外側に向くようにして、一方の伝熱プレート(12a、12b)の前記突出部(14)の内側面と他方の伝熱プレート(12a、12b)の前記流体通路形成部(15)とを接合により、前記内部流体通路(19、20)を形成することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記伝熱プレート(12、12a、12b)は、前記突出部(14)を有する第1伝熱プレート(12a)と複数の前記流体通路形成部(15)とを接合により、前記内部流体通路(19、20)を形成することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  4. 前記流体通路形成部(15)は、所定温度以下のろう付け、もしくは接着のいずれかの接合により、前記突出部(14)の内面に前記内部流体通路(19、20)を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 前記流体通路形成部(15)の前記当接部(15a)は、前記突出部(14)の内側面に沿って突き出すように形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の熱交換器。
  6. 前記所定温度は、約250℃程度以下のろう付け、もしくは接着のいずれかの接合により、前記内部流体通路(19、20)を形成することを特徴とする請求項4に記載の熱交換器。
  7. 前記伝熱プレート(12、12a、12b)は、アルミニウム合金のH材により成形されていることを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか一項に記載の熱交換器。
  8. 前記伝熱プレート(12、12a、12b)は、アルミニウム合金の熱処理材により成形されていることを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか一項に記載の熱交換器。
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