JP2003185365A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2003185365A
JP2003185365A JP2001390715A JP2001390715A JP2003185365A JP 2003185365 A JP2003185365 A JP 2003185365A JP 2001390715 A JP2001390715 A JP 2001390715A JP 2001390715 A JP2001390715 A JP 2001390715A JP 2003185365 A JP2003185365 A JP 2003185365A
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JP
Japan
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fluid
auxiliary
corrugated plate
heat exchanger
corrugated board
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Application number
JP2001390715A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Hosokawa
俊之 細川
Akira Hideno
晃 秀野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F3/00Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
    • F28F3/02Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
    • F28F3/04Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element
    • F28F3/042Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element in the form of local deformations of the element
    • F28F3/046Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element in the form of local deformations of the element the deformations being linear, e.g. corrugations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0025Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being formed by zig-zag bend plates

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換性能に優れ、丈夫で長期間安定して使
用することができるほか、製造の容易な熱交換器を提供
する。 【解決手段】 両面に複数の凸条部2、16と複数の凹
条部3、17が交互に形成されたコルゲート板1及びこ
れより小形状の補助コルゲート板15と、両コルゲート
板1、15を覆うケース4と、コルゲート板1の一方の
面に形成された複数の凹条部3とケース4間に形成され
て流体Aを流す複数の第1流体通路8と、コルゲート板
1の他方の面に形成された複数の凹条部3とケース4間
に形成されて流体Bを流す複数の第2流体通路9とを備
え、前記補助コルゲート板15が複数の第1、第2流体
通路8、9の内部にそれぞれ配置されて、補助コルゲー
ト板15の凸条部16が両流体通路8、9を形成する凹
条部3の両内側壁面18、19にロウ付けにより接合し
て固着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱交換性能に優れた
熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱交換器としては、図16、17
に示すようなものが用いられている。この熱交換器は、
両面に例えば矩形状をした複数の凸条部2と矩形状をし
た複数の凹条部(凹溝部)3が交互に連続して形成され
たコルゲート板1と、コルゲート板1を覆うケース4と
を備える。ケース4はベース板5と両側縁に鍔状の袖部
7を有する断面コ字状のカバー体6とを組み合わせて構
成される。
【0003】コルゲート板1の一方の面に形成された複
数の凸条部2にケース4のベース板5が接合され、これ
ら凹条部3内に熱交換を行う一方の流体Aを流す複数の
第1流体通路8が形成される。また、コルゲート板1の
他方の面に形成された複数の凸条部2(前記一方の面に
形成された凹条部3の裏面)に、ケース4のカバー体6
が接合され、これら凹条部3内に熱交換を行う他方の流
体Bを流す複数の第2流体通路9が形成される。そし
て、前記ベース板5とカバー体6の袖部7が接合され
て、コルゲート板1を覆うようにケース4が組み立てら
れる。
【0004】ケース4のベース板5の上部には、予め前
記流体Aを第1流体通路8に流すための矩形状穴からな
る流入口10が形成され、カバー体6の下部には、予め
前記流体Bを第2流体通路9に流すための矩形状穴から
なる流入口11が形成されている。また、第1流体通路
8の長さ方向の下部には、第1流体通路8を上方から下
方へ流れる流体Aを外部に流出させる流出口12が形成
され、第2流体通路9の長さ方向の上部には、第2流体
通路9を下方から上方へ流れる流体Bを外部に流出させ
る流出口13が形成される。
【0005】また、複数の第1流体通路8の上端部と複
数の第2流体通路9の下端部には、図17に示すよう
に、ゴム材あるいはシーリング材からなる封止部材14
(第2流体通路9の封止部材14は図示せず)が詰めら
れて端部が密封される。更に、前記流入口10、11に
は、それぞれ前記流体A、Bを供給するための筒体(図
示せず)が第1、第2流体通路8、9の長さ方向に対し
て略直角に取り付けられる。そして、前記流体Aが流入
口10から供給され、複数の第1流体通路8を流れて流
出口12から流出される。また、前記流体Bが流入口1
1から供給され、複数の第2流体通路9を流れて流出口
13から流出される。この際、第1、第2流体通路8、
9を流れる前記流体A及び流体Bの熱交換が前記コルゲ
ート板1を介して行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、熱交換器の熱交
換性能を向上させる要求が強くなって来ている。熱交換
器の熱交換性能を向上させるためには、熱交換器のコル
ゲート板1の表面積を大きくすればよいので、コルゲー
ト板1の凸条部2と凹条部3のピッチを小さくして数を
多くすることが考えられる。そうすると、表面積が大き
くなるので、熱交換性能を向上させることができるが、
コルゲート板1の成形加工が困難になり、製作コストが
高くなるという問題が生じる。
【0007】そこで、このような問題を解決する一手段
として、図18に示すように、前記コルゲート板1の他
に、これよりも小形状であるが、同じように両面に複数
の凸条部16と複数の凹条部17が交互に形成された補
助コルゲート板15を用いるものが提案されている。こ
の場合、その補助コルゲート板15が第1流体通路8の
内部に配置されると共に、その流体通路8を形成するコ
ルゲート板1の凹条部3における一方の内側壁面18に
貼着(固着)される。また、補助コルゲート板15が第
2流体通路9の内部にも配置されると共に、その流体通
路9を形成するコルゲート板1の凹条部3における他方
の内側壁面19に、図示省略されているが、貼着される
構成になっている(特開昭57−49793号公報参
照)。
【0008】このような補助コルゲート板15が第1、
第2流体通路8、9の内部に配置されていると、これが
内部スペーサの役割をしてコルゲート板1の複数の凸条
部2と凹条部3のピッチが均一になるという効果が得ら
れる。しかしながら、その補助コルゲート板15がコル
ゲート板1の凹条部3における片一方の内側壁面に接着
剤のようなもので単に貼着され、もう一方の内側壁面に
単に接触しているだけであり、金属的に接合されていな
い。そこで、両者の貼着部分及び接触部分における熱伝
導率が低くなって両者間の熱の伝わりが悪くなり、補助
コルゲート板15を付加しても、熱交換性能向上のため
に必要な表面積を増大させる方へ有効に働かせることが
できず、熱交換性能を向上させることが難しい。
【0009】また、この補助コルゲート板15が前記凹
条部3の片一方の内側壁面に接着剤のようなもので単に
貼着されているため、補助コルゲート板15のコルゲー
ト板1に対する支持が弱くなる。このため、振動等の多
いところで使用すると、短期間の間に、補助コルゲート
板15がコルゲート板1から脱落して第1、第2流体通
路8、9が狭まり、流体A、Bの摩擦抵抗が大きくなっ
て、流体の流れが悪くなる。その結果、熱交換器が所望
の熱交換性能を維持できなくなり、使用困難になって交
換を余儀なくされる。
【0010】更に、補助コルゲート板15をコルゲート
板1に形成される前の平板状体に貼着してから、該板状
体を折り曲げ加工してコルゲート板1を形成し、補助コ
ルゲート板15を第1、第2流体通路8、9の内部に配
置する必要がある。このため、熱交換器の製造に手間が
かかり製造が困難である。
【0011】本発明はこのような状況に鑑みなされたも
ので、熱交換性能に優れ、丈夫で長期間安定して使用す
ることができるほか、製造の容易な熱交換器を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に記載された熱交換器は、両面
に複数の凸条部と複数の凹条部が交互に形成されたコル
ゲート板及びこれより小形状の補助コルゲート板と、コ
ルゲート板の一方の面に形成された複数の凹条部と、こ
れら凹条部内に熱交換を行う一方の流体が流れる複数の
第1流体通路と、コルゲート板の他方の面に形成された
複数の凹条部と、これら凹条部内に熱交換を行う他方の
流体が流れる複数の第2流体通路とを備え、前記補助コ
ルゲート板が第1、第2流体通路の少なくとも一方の流
体通路の内部に配置されて、その流体通路を形成するコ
ルゲート板の凹条部の内側壁面に固着され、第1、第2
流体通路を流れる両流体の熱交換が両コルゲート板を介
して行われる熱交換器において、前記補助コルゲート板
の凸条部が、その補助コルゲート板が配置される流体通
路を形成するコルゲート板の凹条部の両内側壁面にロウ
付けにより接合して固着されるものである。
【0013】このような構成によると、補助コルゲート
板の凸条部とこれに対向するコルゲート板の凹条部の内
側壁面とがロウ付けにより金属的に接合されるので、両
者の接合部分の熱伝導率が高くなり、両者間の熱の伝わ
りが良くなる。更に、前記補助コルゲート板の凸条部が
コルゲート板における凹条部の一方だけでなく両方の内
側壁面に金属的に接合されるので、補助コルゲート板の
凸条部とコルゲート板の凹条部との接合部分の熱の伝わ
りがより一層良くなる。その結果、補助コルゲート板を
付加することによって、コルゲート板の凸条部及び凹条
部のピッチを小さくして数を多くしなくても、その表面
積を増大させるのと同じ機能が得られ、熱交換性能を向
上させることができる。
【0014】また、補助コルゲート板がコルゲート板の
凹条部の両内側壁面にロウ付けにより接合して固着され
るので、補助コルゲート板がコルゲート板に堅固に支持
される。これにより、熱交換器を使用中に衝撃や振動等
が作用しても、補助コルゲート板がコルゲート板から脱
落して流体通路が狭まり、流体の摩擦抵抗が増大して流
体の流れが悪くなるようなことがなくなる。従って、振
動等の多いところで使用しても、長期間、所望の熱交換
性能を維持しながら安定して使用することができる。
【0015】更に、補助コルゲート板をコルゲート板の
凹条部に挿入して流体通路の内部に配置し、補助コルゲ
ート板の凸条部をコルゲート板の凹条部の両内側壁面に
ロウ付けにより接合するので、熱交換器の製造が容易
で、コストを低減させることができる。
【0016】また、本発明の請求項2記載の熱交換器
は、請求項1記載のものにおいて、補助コルゲート板
が、第1、第2流体通路のうち、暖流体が流れる方の流
体通路の内部にのみ配置されることを特徴とするもので
ある。
【0017】このような構成になっていると、暖流体が
流れる方の流体通路を形成するコルゲート板の表面積が
増大して暖流体の熱を十分に受け取ることができる。一
方、コルゲート板を介して前記暖流体が流れる方の流体
通路と反対側の冷流体が流れる流体通路の内部には補助
コルゲート板が配置されておらず、流体の摩擦抵抗が小
さくなって、冷流体の圧力損失が少なくなり、流れが円
滑になる。従って、暖流体から受け取った熱を速やかに
冷流体を媒体として外部に放出することができ、熱交換
性能を高めることができるので望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱交換器の実施形
態について、図面を参照しながら具体的に説明する。図
1は本発明に係る熱交換器の第1の実施形態を示す分解
斜視図、図2はその熱交換器が組み立てられた状態を示
す拡大斜視図である。なお、従来の技術で説明したもの
と同一構成、機能を有するものは同一符号を付してあ
る。
【0019】この実施形態の熱交換器は、両面に例えば
矩形状をした複数の凸条部2と同様に矩形状をした複数
の凹条部(凹溝部)3が交互に連続して形成されたコル
ゲート板1と、これよりも小形状であるが、同じように
両面に複数の凸条部16と複数の凹条部17が交互に形
成された補助コルゲート板15と、コルゲート板1及び
補助コルゲート板15を覆うケース4とを備える。ケー
ス4は非分割筒型、2分割筒型等種々の構造のものがあ
るが、一例として、ベース板5と両側縁に鍔状の袖部7
を有する断面コ字状のカバー体6とを組み合わせたもの
が用いられる。
【0020】コルゲート板1は、アルミニウム、アルミ
ニウム合金、銅、銅合金等のような比較的熱伝導性に優
れた金属材料からなる板状体を、凸条部2と凹条部3が
交互に連続して形成されるように折り曲げ加工すること
により得られる。また、このコルゲート板1よりも小形
状の補助コルゲート板15も、コルゲート板1と同様
に、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等の
ような比較的熱伝導性に優れた金属材料からなる板状体
を、凸条部2と凹条部3が交互に連続して形成されるよ
うに折り曲げ加工することにより得られる。ケース4を
構成するベース板5及びカバー体6はコルゲート板1又
は補助コルゲート板15と同じ材料、若しくは、強度を
高めるためにステンレス鋼等の鋼材を用いたり、軽量化
を図るためにプラスチック材を用いたり等して加工する
ことにより得られる。
【0021】コルゲート板1の一方の面に形成された複
数の凸条部2にはケース4のベース板5が接合等され、
これら凹条部3内に熱交換を行う一方の流体A、例え
ば、高温に暖められた空気、水、油等の暖流体を流す複
数の第1流体通路8が形成される。また、コルゲート板
1の他方の面に形成された複数の凸条部2(前記一方の
面に形成された凹条部3の裏面)には、ケース4のカバ
ー体6が接合等され、これら凹条部3内に熱交換を行う
他方の流体B、例えば、前記暖流体の流体Aを所定温度
にまで冷却するために熱交換を行う低温度に冷却された
空気、水、油等の冷流体を流す複数の第2流体通路9が
形成される。そして、前記ベース板5とカバー体6の袖
部7がコルゲート板1の両側縁鍔部を介して接合等され
て、コルゲート板1及び補助コルゲート板15を覆うよ
うにしてケース4が組み立てられる。
【0022】複数の補助コルゲート板15は、コルゲー
ト板1の一方の面に形成された複数の凹条部3にケース
4のベース板5が接合等される前に、これら凹条部3に
予め側方から挿入されて、複数の流体通路8の内部に、
後記する流体Aの流入口10を塞がないように配置され
る。そして、各補助コルゲート板15の凸条部16がコ
ルゲート板1の各凹条部3の両内側壁面18、19にロ
ウ付けにより接合して固着される。
【0023】また、この補助コルゲート板15は、コル
ゲート板1の他方の面に形成された複数の凹条部3にケ
ース4のカバー体6が接合等される前に、これら凹条部
3にも予め側方から挿入されて、複数の流体通路9の内
部に、後記する流体Bの流入口11を塞がないように配
置される。そして、各補助コルゲート板15の凸条部1
6がコルゲート板1の各凹条部3の両内側壁面18、1
9にロウ付けにより接合して固着される。補助コルゲー
ト板15は、コルゲート板1の表面積(伝熱面積)を大
きくして熱交換性能を向上させる機能及びコルゲート板
1の凸条部2及び凹条部3のピッチを均一にする機能、
更に、コルゲート板1の両面の各凹条部3の両内側壁面
18、19に一度にロウ付けできる機能を有する。
【0024】このように、複数の補助コルゲート板15
は、コルゲート板1の両面に形成された複数の凹条部3
に挿入して複数の流体通路8、9の内部に配置して、補
助コルゲート板15の各凸条部16をコルゲート板1の
凹条部3の両内側壁面18、19にロウ付けにより接合
するので、熱交換器の製造が容易になり、コストを低減
させることができる。
【0025】なお、補助コルゲート板15の前記ロウ付
けによる接合方法としては、図12に示すように、コル
ゲート板1として、その両面に形成された複数の凹条部
3の両内側壁面18、19に、例えば、ロウ箔からなる
ロウ材20を設けたものを使用したり、或いは、図13
に示すように、補助コルゲート板15として、その両面
に形成された複数の凸条部16の外表面に、例えば、ロ
ウ箔からなるロウ材20を設けたものを使用して接合す
ると、補助コルゲート板15の接合が容易となり、熱交
換器を迅速に製造することができるので望ましい。な
お、図示省略するが、これらコルゲート板1、15の両
面全体にロウ材20を一体にクラッドしたクラッド材を
使用するようにしてもよく、このようなクラッド材を用
いると補助コルゲート板15のロウ付けによる接合が更
に容易になるので好ましい。
【0026】ケース4のベース板5の上部には、予め前
記流体Aを第1流体通路8に流すための例えば矩形状穴
からなる流入口10が第1流体通路8の長さ方向に対し
て傾斜又は図示のように直交させて形成され、カバー体
6の下部には、予め前記流体Bを第2流体通路9に流す
ための例えば矩形状穴からなる流入口11が第2流体通
路9の長さ方向に対して傾斜又は図示のように直交させ
て形成されている。また、第1流体通路8の長さ方向の
下部には、第1流体通路8を上方から下方へ流れる流体
Aを外部に流出させる流出口12が第1流体通路8の長
さ方向に沿って形成され、第2流体通路9の長さ方向の
上部には、第2流体通路9を下方から上方へ流れる流体
Bを外部に流出させる流出口13が第2流体通路9の長
さ方向に沿って形成される。
【0027】複数の第1流体通路8の上端部と複数の第
2流体通路9の下端部には、図2に示すように、ゴム材
あるいはシーリング材からなる封止部材14(第2流体
通路9の封止部材14は図示せず)が詰められて端部が
密封される。また、前記流入口10、11には、それぞ
れ前記流体A、Bを供給するための筒体(図示せず)が
第1、第2流体通路8、9の長さ方向に対して略直角に
取り付けられる。
【0028】そして、前記流体Aが上方の流入口10か
ら供給され、複数の第1流体通路8を下方に流れて流出
口12から流出される。一方、前記流体Bが下方の流入
口11から供給され、複数の第2流体通路9を上方に流
れて流出口13から流出される。このようにして、第
1、第2流体通路8、9を向流状態で流れる流体A及び
流体Bの熱交換が前記コルゲート板1及び補助コルゲー
ト板15を介して行われ、暖流体の流体Aの熱が冷流体
の流体Bに移動して、流体Aが所定温度にまで冷却され
る。
【0029】本発明においては、補助コルゲート板15
の凸条部16とこれに対向するコルゲート板1の凹条部
3の内側壁面18、19とがロウ付けにより金属的に接
合されるので、両者の接合部分の熱伝導率が高くなり、
両者間の熱の伝わりが良くなる。また、補助コルゲート
板15の凸条部16がこれに対向するコルゲート板1の
凹条部3の両内側壁面18、19にロウ付けにより接合
されるので、補助コルゲート板15の凸条部16とコル
ゲート板1の凹条部3との接合部分の熱の伝わりがより
一層良くなる。その結果、補助コルゲート板15を付加
することによって、コルゲート板1の凸条部2及び凹条
部3のピッチを従来のように小さくして数を多くしなく
ても、その表面積を増大させるのと同じ機能が得られ、
熱交換性能を向上させることができる。
【0030】また、補助コルゲート板15がコルゲート
板1の凹条部3の両内側壁面18、19にロウ付けによ
り接合して固着されるので、補助コルゲート板15がコ
ルゲート板1に堅固に支持される。これにより、熱交換
器を使用中に衝撃や振動等によって、補助コルゲート板
15が短期間の間にコルゲート板1から脱落して流体通
路8、9が狭まり、流体の摩擦抵抗が増大して流体A、
Bの流れが悪くなるようなことがなくなる。従って、振
動等が多く生じ易いところで、熱交換器を使用しても、
長期間良好な熱交換性能を維持しながら、安定して使用
することができる。
【0031】更に、補助コルゲート板15をコルゲート
板1の凹条部3に挿入して流体通路の内部に配置して、
補助コルゲート板15の凸条部16をコルゲート板1の
凹条部3の両内側壁面18、19にロウ付けにより接合
するので、熱交換器の製造が容易になり、コストを低減
させることができる。
【0032】図3は本発明に係る熱交換器の第2の実施
形態を示す分解斜視図、図4はその熱交換器が組み立て
られた状態を示す拡大斜視図である。この熱交換器は、
複数の補助コルゲート板15が、第1、第2流体通路
8、9のうち、暖流体の流体Aが流れる複数の第1流体
通路8の内部にのみ配置され、コルゲート板1を介して
反対側の冷流体が流れる第2流体通路9の内部には配置
されないように構成されている。この場合も、補助コル
ゲート板15は前記第1流体通路8の内部に流体Aの流
入口10を塞がないように配置される。そして、複数の
第1流体通路8を構成するコルゲート板1の一方の面に
形成された複数の凹条部3にのみ側方から挿入され、各
補助コルゲート板15の凸条部16がコルゲート板1の
前記各凹条部3の両内側壁面18、19にロウ付けによ
り接合して固着される。
【0033】このように、複数の補助コルゲート板15
は、コルゲート板1の一方の面に形成された複数の凹条
部3に挿入して複数の流体通路8の内部に配置し、補助
コルゲート板15の凸条部16をコルゲート板1の凹条
部3の両内側壁面18、19にロウ付けにより接合する
ので、熱交換器の製造が容易で、コストを低減させるこ
とができる。
【0034】なお、補助コルゲート板15の前記ロウ付
けによる接合方法としては、図14に示すように、コル
ゲート板1として、その一方の面に形成された複数の凹
条部3の両内側壁面18、19に、例えば、ロウ箔から
なるロウ材20を設けたものを使用したり、或いは、図
15に示すように、補助コルゲート板15として、その
両面に形成された複数の凸条部16の外表面に、例え
ば、ロウ箔からロウ材20を設けたものを使用したりし
て接合すると、補助コルゲート板15の接合が容易とな
り、熱交換器を迅速に製造することができるので望まし
い。なお、図示省略するが、コルゲート板1の一方の面
全体にロウ材20を一体にクラッドし、また、補助コル
ゲート板15の両面全体にロウ材20を一体にクラッド
したクラッド材を使用するようにしてもよく、このよう
なクラッド材を用いると補助コルゲート板15のロウ付
けによる接合が更に容易になるので好ましい。その他の
構成は前記第1の実施形態のものと実質上同一である。
【0035】このような構成になっていると、暖流体の
流体Aが流れる第1流体通路8を形成するコルゲート板
1の表面積が増大して流体Aの熱を十分に受け取ること
ができる。一方、コルゲート板1を介して前記流体Aが
流れる第1流体通路8と反対側の冷流体の流体Bが流れ
る流体通路9の内部には補助コルゲート板15が配置さ
れておらず、流体の摩擦抵抗が小さくなるため、流体B
の圧力損失が少なくなり、流れが円滑になる。従って、
流体Aから受け取った熱を速やかに流体Bを媒体として
外部に放出することができ、熱交換性能を高めることが
できる。
【0036】図5は本発明に係る熱交換器の第3の実施
形態を示す分解斜視図、図6はその熱交換器が組み立て
られた状態を示す拡大斜視図、図7(イ)は図6の熱交
換器の正面図、(ロ)は右側面図、(ハ)は平面図、
(ニ)は(イ)のA−A線矢視断面図である。この熱交
換器は、前記補助コルゲート板15が第1流体通路8に
流体Aを供給する流入口10(第1流体通路8の長さ方
向に対し直交するように形成される)の部分にまで配置
され、第1流体通路8を流体Aが上方の流入口10から
供給されて下方に流れる際、流体Aの流れ方向が変化す
る(図5に示すものでは90度変化する)流入口10近
傍における補助コルゲート板15の上端部が、図8に示
すように、前記流体Aの流れ方向、即ち、第1流体通路
8の長さ方向に対して鋭角度θ(0<θ<90)で斜めに
切除された傾斜端部15Aに形成されている。
【0037】このように、第1流体通路8の流入口10
から供給される流体Aの流れ方向が図7(ニ)に示すよ
うに、90度近く大きく変化する部分において、補助コ
ルゲート板15の上端部が斜めに切除されていると、そ
の部分を流れる流体Aの摩擦抵抗による圧力損失が低減
されるので好ましい。
【0038】また、前記補助コルゲート板15が第2流
体通路9に流体Bを供給する流入口11(第2流体通路
9の長さ方向に対し直交するように形成される)の部分
にまで配置され、第2流体通路9を流体Bが下方の流入
口11から供給されて上方に流れる際、流体Bの流れ方
向が変化する(図5に示すものでは90度変化する)流
入口11近傍における補助コルゲート板15の下端部
が、図9に示すように、前記流体Bの流れ方向、即ち、
第2流体通路9の長さ方向に対して鋭角度θ(0<θ<9
0)で斜めに切除された傾斜端部15Bに形成されてい
る。
【0039】そうすると、流体Bが第2流体通路9の流
入口11から供給される部分においても、その部分を流
れる流体Bの摩擦抵抗による圧力損失が低減されるので
好ましい。なお、傾斜端部15A、15Bの鋭角度θ
は、流入口10、11、補助コルゲート板15の大きさ
等によって異なってくるが、通常、30〜75度の範囲
で適宜選択される。その他の構成は前記第1の実施形態
のものと実質上同一である。
【0040】なお、本実施形態のものは、いずれも流体
A、Bの流れ方向が流体A、Bの流入口10、11近傍
で変化するので、その近傍に配置される補助コルゲート
板15の上下端部をそれぞれ傾斜端部15A、15Bに
形成してある。一方、流体A、Bの流れ方向が流体A、
Bの流出口12、13近傍で変化するような熱交換器
(図示せず)の場合には、その近傍における補助コルゲ
ート板15の端部も傾斜端部に形成してもよい。
【0041】このように、補助コルゲート板15の端部
が前記のように傾斜端部15A、15Bに形成されてい
ると、流入口10、11の部分にまで補助コルゲート板
15が配置されていても、流入口10、11の部分が補
助コルゲート板15で塞がれることがなく、この部分を
流れる流体A、Bの摩擦抵抗による圧力損失が低減され
る。従って、この部分に流体A、Bを無理なく円滑に流
すことが可能になり、熱交換性能の低下を抑えることが
できるので望ましい。
【0042】図10は本発明に係る熱交換器の第4の実
施形態を示す分解斜視図、図11はその熱交換器が組み
立てられた状態を示す拡大斜視図である。この熱交換器
は図3、4に示す熱交換器(第2の実施形態)が有する
補助コルゲート板15の代わりに、図7に示す補助コル
ゲート板15が使用されるものである。即ち、第1流体
通路8の内部にのみ流体Aの流れる方向が変化する流入
口10近傍における上端部が傾斜端部15Aに形成され
た補助コルゲート板15が配置されるものである。その
他の構成は前記第2の実施形態のものと実質同一であ
る。本実施形態の熱交換器は前記第2、第3の実施形態
のものが有する機能を備えている。
【0043】前記各実施形態のものは、いずれもコルゲ
ート板1及び補助コルゲート板15を覆うケース4を備
えているが、このケース4は不要ならば省略することが
できる。この場合には、例えば、コルゲート板1の両面
に形成された複数の凸条部2を覆うように1枚又は複数
枚の保護板(図示省略)を接合等により取り付けること
により、コルゲート板1の一方の面に形成された複数の
凹条部3内に熱交換を行う一方の流体Aを流す複数の第
1流体通路8を形成すると共に、また、コルゲート板1
の他方の面に形成された複数の凹条部3内に熱交換を行
う他方の流体Bを流す複数の第2流体通路9を形成する
ことができる。
【0044】
【実施例】(実施例1)図1、2に示す構成の熱交換器
を下記の通り試作した。この熱交換器の試作に際し、コ
ルゲート板1としてはJIS3003(Al―0.05
〜0.20wt%Cu―1.0〜1.5wt%Mn)の
アルミニウム合金製板状芯材の両面に、JIS4045
(Si9〜11%)のロウ材20をクラッドした厚さ
0.5mmのクラッド材を矩形状の凸条部2と凹条部3
が交互に連続して形成されるように折り曲げ加工したも
のを準備した。また、複数の補助コルゲート板15とし
ては、JIS1100(99.0%Al)の厚さ0.3
mmの純アルミニウム製板状ベア材を矩形状の凸条部1
6と凹条部17が交互に連続して形成されるように折り
曲げ加工したものを準備した。
【0045】次に、図12に示すように、そのコルゲー
ト板1の両面に形成された複数の各凹条部3に側方から
補助コルゲート板15を挿入し、コルゲート板1の各凹
条部3の両内側壁面18、19に補助コルゲート板15
の凸条部16を加熱ロウ付けにより接合して固着した。
【0046】次に、そのコルゲート板1の一方の面に形
成された複数の凸条部2に、厚さ1.5mm、JIS5
052(Al−2.2〜2.8Mg)のアルミニウム製
板材からなるケース4のベース板5を接着剤で接合して
複数の凹条部3とベース板5間に流体Aが流れる複数の
第1流体通路8を形成した。また、そのコルゲート板1
の他方の面に形成された凸条部2に前記ケース4のカバ
ー体6を接着剤で接合して複数の凹条部3とカバー体6
間に流体Bが流れる複数の第2流体通路9を形成した。
【0047】次に、前記ベース板5とカバー体6の袖部
7を両者間にコルゲート板1の両側縁鍔部が介在される
ように重ね合わせて接着剤で接合し、コルゲート板1及
び補助コルゲート板15を覆うようにケース4を組み立
てて、熱交換器の試作を完了した。
【0048】(実施例2)図3、4に示す構成の熱交換
器を下記の通り試作した。この熱交換器の試作に際し、
コルゲート板1としては、JIS3003(Al―0.
05〜0.20wt%Cu―1.0〜1.5wt%M
n)のアルミニウム合金製板状芯材の一方の面だけにJ
IS4045(Si9〜11%)のロウ材20をクラッ
ドした厚さ0.5mmのクラッド材を前記実施例1の場
合と形状及び寸法が同じになるように折り曲げ加工した
ものを準備した。また、補助コルゲート板15は、実施
例1で使用したものと形状、寸法及び材質が同じものを
準備した。
【0049】次に、図14に示すように、そのコルゲー
ト板1の一方の面に形成された複数の各凹条部3に側方
から補助コルゲート板15を挿入し、コルゲート板1の
各凹条部3の両内側壁面18、19に補助コルゲート板
15の凸条部16を加熱ロウ付けにより接合して固着し
た。
【0050】次に、そのコルゲート板1の一方の面に形
成された複数の凸条部2に、厚さ1.5mm、JIS5
052(Al−2.2〜2.8Mg)のアルミニウム製
板材からなるケース4のベース板5を接着剤で接合して
複数の凹条部3(その内部には補助コルゲート板15が
配置されない)とベース板5間に暖流体の流体Aが流れ
る複数の第1流体通路8を形成した。また、そのコルゲ
ート板1の他方の面に形成された凸条部2に前記ケース
4のカバー体6を接着剤で接合して複数の凹条部3とカ
バー体6間に冷流体の流体Bが流れる複数の第2流体通
路9を形成した。
【0051】次に、前記ベース板5とカバー体6の袖部
7を両者間にコルゲート板1の両側縁鍔部が介在される
ように重ね合わせて接着剤で接合し、コルゲート板1及
び補助コルゲート板15を覆うようにケース4を組み立
てて、熱交換器の試作を完了した。
【0052】(比較例)前記実施例1で使用したものと
同じ形状、寸法及び材質のコルゲート板1を使用(補助
コルゲート板15は使用せず)し、図16、17に示す
従来構成の熱交換器を試作した。
【0053】次に、上記のように試作された実施例1、
2及び比較例の3種の熱交換器について、第1流体通路
8に暖流体の流体Aを流すと共に第2流体通路9に冷流
体の流体Bを流して各熱交換器の熱交換性能を試験した
結果、実施例1、2の熱交換器は、補助コルゲート板1
5がコルゲート板1の表面積(伝熱面積)を大きくする
機能を発揮して、第1流体通路8を流れる高温の流体A
の熱を、第2流体通路9を流れる低温の流体Bに速やか
に伝達し、流体Aの温度を所定温度にまで効率よく下げ
ることができた。これに対して、比較例の熱交換器で
は、流体Aの熱が流体Bの方に速やかに伝達されず、流
体Aの温度を所定温度にまで効率よく冷却することがで
きなかった。
【0054】
【発明の効果】以上の実施形態及び実施例の説明からわ
かるように、本発明の請求項1記載の発明によれば、前
記補助コルゲート板の凸条部が、その補助コルゲート板
が配置される流体通路を形成するコルゲート板の凹条部
の両内側壁面にロウ付けにより接合して固着されるの
で、その接合部分の熱の伝わりが良好になる。従って、
コルゲート板の凸条部及び凹条部のピッチを小さくし
て、これらの数を多くしなくても、コルゲート板の表面
積を増大させるのと同じ機能が得られ、熱交換性能を向
上させることができる。
【0055】また、補助コルゲート板がコルゲート板に
堅固に支持されるので、熱交換器を使用中に、これに振
動や衝撃等が作用しても、補助コルゲート板がコルゲー
ト板から脱落して流体通路が狭まり、流体の摩擦抵抗が
増大して流体の流れが悪くなるようなことがなくなる。
従って、振動等が多く発生するようなところで熱交換器
を使用しても、長期間、所望の熱交換性能を維持しなが
ら安定して使用することができる。
【0056】更に、補助コルゲート板をコルゲート板の
凹条部に挿入して流体通路の内部に配置し、補助コルゲ
ート板の凸条部をコルゲート板の凹条部の両内側壁面に
ロウ付けにより接合するので、熱交換器の製造が容易
で、コストを低減させることができる。
【0057】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載のものにおいて、補助コルゲート板が、第1、
第2流体通路のうち、暖流体が流れる方の流体通路の内
部にのみ配置されるので、暖流体が流れる方の流体通路
を形成するコルゲート板の表面積が増大して暖流体の熱
を十分に受け取ることができる。一方、コルゲート板を
介して前記暖流体が流れる方の流体通路と反対側の冷流
体が流れる流体通路の内部には補助コルゲート板が配置
されておらず、流体の摩擦抵抗が小さくなって、冷流体
の圧力損失が少なくなり、流れが円滑になる。従って、
暖流体から受け取った熱を速やかに冷流体を媒体として
外部に放出することができ、熱交換性能を高めることが
できるので望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱交換器の第1の実施形態を示す
分解斜視図(封止部材を省略)である。
【図2】図1の熱交換器が組み立てられた状態を示す拡
大斜視図である。
【図3】本発明に係る熱交換器の第2の実施形態を示す
分解斜視図(封止部材を省略)である。
【図4】図3の熱交換器が組み立てられた状態を示す拡
大斜視図である。
【図5】本発明に係る熱交換器の第3の実施形態を示す
分解斜視図(封止部材を省略)である。
【図6】図5の熱交換器が組み立てられた状態を示す拡
大斜視図である。
【図7】図6の熱交換器において、(イ)は正面図、
(ロ)は右側面図、(ハ)は平面図、(ニ)は(イ)の
A−A線矢視断面図である。
【図8】図5乃至7の熱交換器において、第1流体通路
の内部に配置される補助コルゲート板の上端部近傍を部
分的に示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は右側面
図、(ハ)は平面図である。
【図9】図5乃至7の熱交換器において、第2流体通路
の内部に配置される補助コルゲート板の下端部近傍を部
分的に示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は右側面
図、(ハ)は平面図である。
【図10】本発明に係る熱交換器の第4の実施形態を示
す分解斜視図(封止部材を省略)である。
【図11】図10の熱交換器が組み立てられた状態を示
す斜視図である。
【図12】図1の補助コルゲート板を接合する方法とし
て、コルゲート板の両面に形成された凹条部の両内側壁
面にロウ箔からなるロウ材を設けたものを使用して接合
する状態を示す説明図である。
【図13】図1の補助コルゲート板を接合する方法とし
て、補助コルゲート板の両面に形成された凸条部の外表
面にロウ箔からロウ材を設けたものを使用して接合する
状態を示す説明図である。
【図14】図3の補助コルゲート板を接合する方法とし
て、コルゲート板の一方の面に形成された凹条部の両内
側壁面にロウ箔からなるロウ材を設けたものを使用して
接合する状態を示す説明図である。
【図15】図3の補助コルゲート板を接合する方法とし
て、補助コルゲート板の両面に形成された凸条部の外表
面にロウ箔からロウ材を設けたものを使用して接合する
状態を示す説明図である。
【図16】従来の熱交換器の分解斜視図(封止部材を省
略)である。
【図17】図16の熱交換器が組み立てられた状態を示
す拡大斜視図である。
【図18】図16、17の熱交換器とは異なる従来の熱
交換器において、そのコルゲート板の一部を拡大して示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 コルゲート板 2 凸条部 3 凹条部 4 ケース 5 ベース板 6 カバー体 7 袖部 8 第1流体通路 9 第2流体通路 10 流入口 11 流入口 12 流出口 13 流出口 14 封止部材 15 補助コルゲート板 15A 傾斜端部 15B 傾斜端部 16 凸条部 17 凹条部 18 内側壁面 19 内側壁面 20 ロウ材 A 流体 B 流体 θ 鋭角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に複数の凸条部と複数の凹条部が交
    互に形成されたコルゲート板及びこれより小形状の補助
    コルゲート板と、コルゲート板の一方の面に形成された
    複数の凹条部と、これら凹条部内に熱交換を行う一方の
    流体が流れる複数の第1流体通路と、コルゲート板の他
    方の面に形成された複数の凹条部と、これら凹条部内に
    熱交換を行う他方の流体が流れる複数の第2流体通路と
    を備え、前記補助コルゲート板が第1、第2流体通路の
    少なくとも一方の流体通路の内部に配置されて、その流
    体通路を形成するコルゲート板の凹条部の内側壁面に固
    着され、第1、第2流体通路を流れる両流体の熱交換が
    両コルゲート板を介して行われる熱交換器において、前
    記補助コルゲート板の凸条部が、その補助コルゲート板
    が配置される流体通路を形成するコルゲート板の凹条部
    の両内側壁面にロウ付けにより接合して固着されること
    を特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記補助コルゲート板が、第1、第2流
    体通路のうち、暖流体が流れる方の流体通路の内部にの
    み配置されることを特徴とする請求項1記載の熱交換
    器。
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