JP3812184B2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばタバコ等の多品種の商品の自動販売に用いられる自動販売機の商品搬出装置に関し、更に詳しくは、機体内に各種の商品を種別毎に積載状態で収納した各商品収納コラムに対する商品の取込み及び商品搬出部への搬出機構に改良を施してなる自動販売機の商品搬出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動販売機の商品搬出装置においては、例えば本出願人が先に出願し公開された特開平8−315240号公報に開示したように、機体内に各種の商品が種別毎に積載状態で収納された各商品収納コラムの下部に駆動ベルトを設け、この駆動ベルト上に積載される最下段の商品を、駆動ベルトの略水平走行による突起部の移動により押し出して商品搬出部に向け落下搬出させてなる構成を有するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来構造の自動販売機における商品搬出装置では、機体内の各商品収納コラム毎に独立して駆動機構を設置していることから、特に多品種の商品を収納する場合、商品収納コラムの数が増加するため、駆動機構の数も増え、機体内の配線も複雑化し、部品点数の削減化の障害になるばかりでなく、装置全体のコストも高騰する。
【0004】
また、機体内に配置される商品収納コラムのスペース効率を向上させるためには、機体の本体側前面を開閉する扉の内側にも商品収納コラムを設けることが望ましいが、上述したような従来装置では、その達成が困難である。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、機体の本体側及び扉側に多品種の商品を種別毎に積載状態で収納される各商品収納コラムを配置可能にして商品収納効率を向上させるとともに、商品搬出機構の部品点数の削減化による装置全体のコストの低減化を図ることができるようにした自動販売機の商品搬出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明は、機体の本体側と、該本体の前面側に開閉可能に設けた扉体の内側とに各種の商品が横置き姿勢状態で種別毎に積載収納される各商品収納コラムを縦横に複数の段及び列に整列配置し、これら各々の商品収納コラムから選択的に取り出される商品を商品搬出部に搬出させる自動販売機の商品搬出装置において、前記機体の本体側と扉体側との間に介在して前記各々の商品収納コラム内に収納された商品を1個づつ取り出す商品ピックアップ手段と、該商品ピックアップ手段を前記商品搬出部から前記各々の商品収納コラムの対向位置まで選択的に移動させる移動手段とを有し、前記商品収納コラムは、当該商品収納コラム内に収納された最下段の商品を押し出す商品押出し手段を有し、前記商品ピックアップ手段は、商品が取込み収納される商品取込み収納部と、該商品取込み収納部に向け商品を押し出す前記商品押出し手段を駆動する商品押出し駆動手段と、前記商品押出し手段にて押し出された商品を前記商品取込み収納部内に取り込む商品取込み手段と、該商品取込み手段にて取り込まれた商品を一時的に収納保持しかつ前記商品搬出部に対応する位置で前記商品取込み収納部に開口した商品搬出口から搬出させる商品保持搬出手段とを有し、前記商品取込み収納部は、前記商品取込み手段にて取り込まれる商品を収納する横長で幅広な上部取込み収納部と、該上部取込み収納部から連続する縦長で狭幅な下部取込み収納部との形態を有するとともに、前記商品取込み手段にて前記上部取込み収納部内に横置き姿勢状態で取り込まれた商品を、前記下部取込み収納部で案内反転させて前記商品保持搬出手段に縦置き姿勢状態で載置可能にし、前記商品押出し駆動手段は、本体側と扉側との双方に向けて交互に出没可能な突出部材を有し、当該突出部材の出没により本体側と扉側との双方の商品押出し手段を駆動することを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記商品ピックアップ手段の商品取込み収納部は、ハウジングからなり、該ハウジングの片側外側面をテーパ付きで絞り込み、前記上部取込み収納部と下部取込み収納部とに形成し、前記ハウジングの片側外側面に形成される絞り込み凹部に前記商品押出し駆動手段を組付け配置してなることを特徴とするものである。
【0012】
すなわち、本発明に係る自動販売機の商品搬出装置によれば、機体内に各種の商品が種別毎に積載状態で収納される各商品収納コラムを縦横に複数の段及び列に整列配置し、これら各々の商品収納コラム内の商品をその対向位置で取り込む商品ピックアップ手段を移動可能に設け、この商品ピックアップ手段にて取り込んだ商品を機体の商品搬出部に移動し搬出させるようにしてなるために、一つの商品ピックアップ手段で全ての商品収納コラム内の商品の取出し及び搬出が行うことが可能になり、これにより、商品搬出機構が簡略化し、部品点数の削減化による装置全体のコストの低減化が図れる。
【0013】
しかも、機体の本体側と扉体の内側とに各々の商品収納コラムをそれぞれ整列配置することにより、商品収納効率が向上する。
【0014】
また、商品が取込み収納される商品ピックアップ手段の商品取込み収納部が、ハウジングの片側外側面をテーパ付きで絞り込み、横長で広幅な上部取込み収納部と縦長で狭幅な下部取込み収納部とに形成し、上部取込み収納部内に横置き姿勢状態で取り込まれた商品を下部取込み収納部で案内反転させて商品保持搬出手段に縦置き姿勢状態で載置可能にしてなるために、商品取込み収納部内での商品の安定収納が可能になる。
【0015】
さらに、ハウジングからなる商品取込み収納部の片側外側面に形成される絞り込み凹部に商品押出し駆動手段を組付け配置してなるために、構成部品の組付けスペースの有効利用と共に、商品ピックアップ手段全体の小型化が図れる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明に係る商品搬出装置が装備される自動販売機の全体構成を概略的に示すものであり、符号1は機体、2は機体1の本体、3は本体2側の前面に開閉可能に設けた扉である。この扉3の前面には、金銭投入部である紙幣投入口4A及び硬貨投入口4B、釣銭返却口5及び商品取出口6が設けられているとともに、その上部には、複数種の販売見本商品(例えばタバコ)Sが複数段に陳列配置され、これら各々の販売見本商品Sの各段毎に商品選択スイッチとしての押ボタン装置7が設けられている。
【0017】
そして、図2に示すように、機体1の本体2側と扉3の内側の前後部には、各種の商品Sを種別毎に横置き姿勢状態で積載収納してなる複数の商品収納コラム8が縦横に段及び列の所定の配列パターンのマトリックスに整列配置され、これら前後各々の商品収納コラム8,8は、図3に示すように、閉扉状態において互いに前後に対峙させて配置してなるとともに、その本体2側の底部には、商品搬出部としてのシュータ9が扉3の前面下部に設けた商品取出口6に対応させて配置されている。
【0018】
機体1の本体2側と扉3側とに配置した各々の商品収納コラム8の下部には、商品押出し手段10がそれぞれ設けられ、これら各々の商品押出し手段10は、図4から図6に示すように、商品収納コラム8内に横置き姿勢状態で積載収納された最下段の商品Sが載置されるコラムベース11と、このコラムベース11上に載置された最下段の商品Sを商品収納コラム8の下部に開口させた開口部8aから押し出すように移動可能に設けたプッシャ(押出部材)12とを有するとともに、このプッシャ12は、差動機構部13に連動可能になっている。
【0019】
この差動機構部13は、商品Sの背面側に対応する後端部14a側にプッシャ12を突出させた第1のラックギア14と、この第1のラックギア14を元の待機位置に復帰移動可能に付勢するバネ部材15と、このバネ部材15にて付勢された第1のラックギア14の前端部14b側に差動ギア16を介してその後端部17a側を噛合させることにより相対的に平行移動可能に配置した第2のラックギア17とで構成され、この第2のラックギア17の前端部17bには、作動片部18が設けられ、この作動片部18は、後述する商品ピックアップ手段20に組み込まれた商品押出し駆動手段30のプッシャ(突出部材)33に接離可能に対応させて、そのプッシャ(突出部材)33の突出し動作方向Pの突出し動作にて作動するようになっている。
【0020】
なお、符号19は、商品収納コラム8の下部に開口させた開口部8aに設けた規制板で、この規制板19は、商品収納コラム8内に横置き姿勢状態で積載収納された最下段の商品S上に載置される下から2番目の商品Sの飛び出しを防止するようになっているものである。
【0021】
すなわち、商品押出し手段10は、後述する商品ピックアップ手段20に組み込まれた商品押出し駆動手段30を構成するプッシャ(突出部材)33の突出し動作方向Pに第2のラックギア17の前端部17bに設けた作動片部18を作動させることにより、第2のラックギア17を後方(図6に示す実線矢印方向)に向け移動させ、この第2のラックギア17の後方への移動に差動ギア16を介して連動する第1のラックギア14をバネ部材15の付勢力の抗して前方(図6に示す実線矢印方向)に相対的に移動させることにより、プッシャ12を前方に移動させてなるもので、これによって、図5に2点破線にて示すように、商品収納コラム8内に横置き姿勢状態で積載収納された最下段の商品Sを押し出すようになっている。
【0022】
商品ピックアップ手段20は、図3に示すように、機体1の閉扉状態における本体2側と扉3側との間に介在され、図7から図9に示すように、後述する商品押出し駆動手段30、商品取込み手段40、商品保持搬出手段50が組み込まれる商品取込み収納部としてのハウジング21を有し、このハウジング21は、吊支手段22を介して後述する第1及び第2の移動手段としての垂直移動機構部60及び水平移動機構部70にて垂直方向Y及び左右水平方向Xの縦横に移動可能に吊支されている。
【0023】
ハウジング21を垂直方向Y及び左右水平方向Xに移動可能に吊支する吊支手段22は、左右一対の可動ブラケット23A,23Bと、これら可動ブラケット23A,23B間に横架させた上下一対のX軸ガイドシャフト24A,24Bとを有し、これらX軸ガイドシャフト24A,24B間にハウジング21が左右水平方向Xに移動可能に支持されている一方、左右一対の可動ブラケット23A,23Bは、第1の移動手段である垂直移動機構部60にて垂直方向Yに移動可能に吊支されている。
【0024】
この垂直移動機構部60は、図10から図12に詳図するように、機体1の本体2側の左右両フレーム2A,2Bにそれぞれ設けたY軸ガイドレール61A,61Bと、これらY軸ガイドレール61A,61Bの上端部と下端部とにそれぞれ設けた左右一対のプーリ62A,62B及び63A,63Bと、その下端部側のプーリ63A,63B間を連結する軸63Cと、各々の上下両プーリ62A,63A及び62B,63B間に掛け渡されたY軸駆動ベルト64A,64Bと、軸63Cを下方に付勢してY軸駆動ベルト64A,64Bにテンションを付与する左右一対のスプリング65A,65Bとで構成され、一方のY軸ガイドレール61Aの上端部側に設けたプーリ62Aには、Y軸駆動モータ66Aが減速ギアボックス66Bを介して接続されている。
【0025】
そして、Y軸駆動ベルト64A,64Bには、商品ピックアップ手段20の吊支手段22を構成する左右一対の可動ブラケット23A,23BがY軸ガイドレール61A,61Bに沿って転動可能に案内する複数のローラ25A,25Bを介して垂直方向Yに移動可能にそれぞれ固定されている一方、これら可動ブラケット23A,23Bの吊支位置に対応するY軸駆動ベルト64A,64Bにバランサ67A,67Bを各々のY軸ガイドレール61A,61Bに沿って転動可能に案内する複数のローラ68A,68Bを介して固定されている。このバランサ67A,67Bは、Y軸駆動ベルト64A,64Bに吊支手段22を介して吊支される商品ピックアップ手段20との間のバランスを取ることによって、各々のプーリ62A,62B及び63A,63Bに掛かる負荷トルクを軽減化し、これによって、商品ピックアップ手段20の垂直方向Yの動きを円滑にしてなるものである。
【0026】
すなわち、垂直移動機構部60は、Y軸駆動モータ66Aの正逆回転駆動にてプーリ62Aを介して一方のY軸駆動ベルト64Aを駆動させ、これに連動させて他方のY軸駆動ベルト66Bを駆動させることにより、商品ピックアップ手段20を垂直方向Yに移動させるようになっているもので、この商品ピックアップ手段20の垂直方向Yの移動制御は、Y軸駆動モータ66Aの回転軸に設けた位置検知パルス発生器69Aによって発生するパルス信号を位置検知パルスセンサ69Bで検出することにより行われるようになっている。
【0027】
第2の移動手段である水平移動機構部70は、図13から図15に詳図するように、吊支手段22を構成する可動ブラケット23A,23Bに設けた左右一対のプーリ71A,71Bと、これらプーリ71A,71B間に掛け渡されたX軸駆動ベルト72と、このX軸駆動ベルト72が掛け渡された一方のプーリ71Aを減速ギアボックス73を介して駆動するX軸駆動モータ74とを有する。X軸駆動ベルト72には、吊支手段22の可動ブラケット23A,23B間に横架させた上下一対のX軸ガイドシャフト24A,24B間に水平移動可能に支持された商品ピックアップ手段20のハウジング21が連結され、このハウジング21は、X軸駆動モータ74の正逆回転駆動にてプーリ71Aを介してX軸駆動ベルト72を駆動させることによって、商品ピックアップ手段20を左右水平方向Xに移動させるようになっている。
【0028】
この場合、商品ピックアップ手段20の水平方向Xの移動制御は、X軸駆動モータ74の回転軸に設けた位置検知パルス発生器75によって発生するパルス信号を位置検知パルスセンサ76で検出することにより行われる。
【0029】
上記した商品ピックアップ手段20のハウジング21は、図16から図18に示すように、その片側外側面21aの略下半部をテーパ付きで絞り込み、その内部が横長で広幅な上部取込み収納部21Aと、この上部取込み収納部21Aと連続する縦長で狭幅な下部取込み収納部21Bとの形態を有し、上部取込み収納部21Aに横置き姿勢状態で取り込まれた商品(タバコ)Sが自由落下により横長の縦置き姿勢状態に案内反転させて、後述する商品保持搬出手段50の搬出駆動ベルト52上に載置されるようになっている。
【0030】
そして、ハウジング21の片側外側面21aの絞込み凹部26には、商品押出し駆動手段30が組付けられていて、この商品押出し駆動手段30は、図19から図21に詳図するように、第1のガイド31及び第2のガイド32にて前後押出し方向Zに水平移動可能に組付け保持されたラックギアの形態からなるプッシャ(突出部材)33を有し、このプッシャ33は、Z軸駆動モータ34の出力軸に減速ギアボックス35を介して連動するギア群36A,36Bに噛合させて設けられ、Z軸駆動モータ34の正逆回転駆動により、機体1の閉扉状態における本体2側と扉3側との双方に向けて交互に出没可能になっている。
【0031】
すなわち、商品ピックアップ手段20は、ハウジング21の片側外側面21aをテーパ付きで絞り込んで絞込み凹部26を形成し、この絞込み凹部26を商品押出し駆動手段30の組付けスペースに利用することにより、商品ピックアップ手段20の小型化を可能にしてなるとともに、その絞込み凹部26に対応する下部取込み収納部21Bに商品Sが安定な姿勢で収納保持されるようにしてなるものである。
【0032】
また、プッシャ33の前端部33aまたは後端部33bは、後述する商品ピックアップ手段20の移動制御による本体2側と扉3側とに配列された各々の商品収納コラム8への対応位置で、商品収納コラム8の商品押出し手段10のプッシャ(押出部材)12を駆動する差動機構部13の第2のラックギア17に設けた作動片部18に接離可能に対応させてなるもので、その突出し動作に差動機構部13が作動片部18を介して作動するようになっている。
【0033】
さらに、プッシャ33の上部には、第1の位置決め溝33A、第2の位置決め溝33B、第2の位置決め溝33Cが前後方向に所定の間隔を存して順に配置されて設けられ、これら各々の位置決め溝33A,33B,33Cに対応させて位置決めスイッチ37が配置されている。この位置決めスイッチ37は、各々の位置決め溝33A,33B,33Cの位置を検出して、Z軸駆動モータ34を駆動制御し、これによって、プッシャ33を前側突出位置、中間待機位置、後側突出位置で停止させるようになっている。
【0034】
図22から図24に詳図するように、ハウジング21の横長で広幅な上半取込み収納部21Aには、商品取込み手段40が組付けられている。この商品取込み手段40は、ハウジング21の前後両端部に開口させた機体1の扉3側に対応する前部商品取込口41Aと本体2側に対応する後部商品取込口41B側とに前後対称的にそれぞれ配置してなる上部取込みローラ42A,42Bと、この上部取込みローラ42A,42Bの下部に対応位置させて配置してなる下部取込みローラ43A,43Bとを有する。各々の上部取込みローラ42A,42Bは、支持部材44A,44Bに軸支され、これら支持部材44A,44Bは、スプリング44Cにより弾性的に上下可動自在になっている一方、各々の下部取込みローラ43A,43Bは、商品取込み駆動モータ45の出力軸に噛合させた複数のギア群46A及び46Bを介して商品Sの取込み動作方向Qに回転駆動するようになっているもので、商品取込口41A,41Bは、商品収納コラム8の下部に開口させた開口部8aに対応位置するようになっている。
【0035】
すなわち、商品取込み手段40は、上述したように、商品押出し手段10にて押し出される本体2側または扉3側の商品収納コラム8内の最下段の商品Sを前後両商品取込口41Aまたは41Bを通して上下両取込みローラ42A,43Aまたは42B,43B間に挾持し、商品取込み駆動モータ45の駆動による下部取込みローラ43Aまたは43Bの駆動により取込み動作方向Qに取込み動作させることにより、ハウジング21の横長で広幅な上部取込み収納部21A内に横置き姿勢状態で取り込んでなるもので、この上部取込み収納部21A内に取り込まれた商品Sは、その姿勢を縦長で狭幅な下部取込み収納部21Bの案内により横長の縦置き姿勢状態に反転させてハウジング21の内底部側に落下収納されるようになっている。
【0036】
図25から図27に詳図するように、ハウジング21の内底部には、商品保持搬出手段50が配置されている。この商品保持搬出手段50は、ハウジング21の前面下部に開口させた商品搬出口51に向け下降傾斜する搬出駆動ベルト52を有し、この搬出駆動ベルト52は、前後一対のプーリ53A,53Bに掛け渡されているとともに、その前部側プーリ53Aは、図22及び図23に示すように、商品取込み手段40の前部側下部取込みローラ43Aを回転駆動させる複数のギア群46Aの中の1つのギア46Aに一対のプーリ54,55を介して掛け渡された駆動ベルト56にて同期回転駆動するようになっている。
【0037】
すなわち、商品保持搬出手段50の搬出駆動ベルト52の駆動は、商品取込み手段40を駆動させる商品取込み駆動モータ45を兼用し、商品取込み手段40の取り込み動作に協動して駆動制御されるようになっているもので、商品取込み手段40の取り込み動作の終了と共に停止して、商品取込み手段40にてハウジング21内に取り込まれた商品Sを搬出駆動ベルト52上に一時的に収納保持してなるものである。
【0038】
図28から図30に詳図するように、ハウジング21の前面下部に開口させた商品搬出口51には、搬出駆動ベルト52上に一時的に収納保持された商品Sの飛び出しを抑止する商品飛出し防止手段80が設けられている。この商品飛出し防止手段80は、ハウジング21の商品搬出口51を外側から開閉する外開き可能に軸支された抑止扉81と、この抑止扉81を常に閉扉方向に付勢するスプリング82と、このスプリング82により付勢された抑止扉81の軸支端部81a側に接離可能に係止させてロックする揺動自在なストッパ83と、このストッパ83による抑止扉81のロック状態を解除する当て板84とを有する。
【0039】
この当て板84は、図31から図33に示すように、機体1の本体2側の一方のフレーム2A側に固定され、その固定位置は、扉3の商品取出口6に近接する位置、すなわち、商品取込み後の商品ピックアップ手段20が第1及び第2の移動手段である垂直移動機構部60及び水平移動機構部70によって商品搬出部であるシュータ9上に移動されてストッパ83の上端部83aが突当り回動する位置とし、図34及び図35に示すように、このストッパ83の上端部83aの突当り回動によって、その下端部83bを抑止扉81の軸支端部81aから開放させることにより、抑止扉81のロック状態を解除するようになっている。
【0040】
さらに、商品ピックアップ手段20に組み込んだ商品押出し駆動手段30のプッシャ33には、図19及び図22に示すように、係止爪85が設けられている。この係止爪85は、プッシャ33の前方への移動により、抑止扉81を常に閉扉方向に付勢するスプリング82の開放端部82aに当接し、スプリング82の付勢力に抗して抑止扉81を開扉してなるとともに、この抑止扉81の開扉状態は、図示しない検知センサによって検知されると同時に、商品取込み手段40の商品取込み駆動モータ45を駆動させ、商品保持搬出手段50の搬出駆動ベルト52を駆動させることにより、商品Sのシュータ9上への搬出を可能にしている。この場合、商品Sの搬出終了が図示しない検知センサによって検知されると、プッシャ33は、後方に移動して元の待機位置で停止するようになっている。
【0041】
次に、商品ピックアップ手段20による各々の商品収納コラム8からの商品Sの取込み制御及びシュータ9への搬出制御工程を説明する。機体1の扉3の前面に設けた金銭投入部の紙幣投入口4Aまたは硬貨投入口4Bに所定金額の金銭が投入されて押ボタン装置7の操作により所望の販売見本商品Sが選択されると、販売指令信号が出力される。機体1内の制御部(図示せず)は、販売指令信号に基づいて、販売見本商品Sに対応する商品収納コラム8に対応する位置信号を商品ピックアップ手段20の第1の移動手段である垂直移動機構部60及び第2の移動手段である水平移動機構部70に出力し、商品ピックアップ手段20は、第1及び第2の移動手段60,70の駆動によって、その待機位置から所望の商品収納コラム8の対応位置まで垂直方向Y及び水平方向Xに移動する。
【0042】
この場合、商品ピックアップ手段20の待機位置は、通常、商品Sが搬出されるシュータ9(商品搬出部)上に設定されるが、例えば各々の商品収納コラム8の配列パターンの中央部に設定しても良い。また、商品ピックアップ手段20の待機位置から所望の商品収納コラム8の対応位置までの移動は、第1及び第2の移動手段60,70の同期駆動によって最短距離を取るように制御されるようになっている。
【0043】
商品ピックアップ手段20が第1及び第2の移動手段60,70の駆動によって所望の販売見本商品Sに対応する商品収納コラム8の対応位置、例えば機体1の本体2側に配置した後部商品収納コラム8の対応位置で停止すると、図36及び図37に示すように、ハウジング21の片側外側面21aの凹部26に組付けらた商品押出し駆動手段30が駆動する。
【0044】
この商品押出し駆動手段30は、プッシャ(突出部材)33がZ軸駆動モータ34の正転駆動により前後押出し方向Zに沿う後方の突出し動作方向Pに向け水平移動し、その後端部33bが商品収納コラム8の下部に設けた商品押出し手段10の差動機構部13の作動片部18に当接して、その突出し動作により差動機構部13の第2のラックギア17を後方に向け移動させ、この第2のラックギア17の後方への移動に第1のラックギア14が差動ギア16を介してバネ部材15の付勢力に抗して前方に相対的に移動する。
【0045】
この第1のラックギア14の移動によりプッシャ12が前方に移動し、商品収納コラム8内に横置き姿勢状態で積載収納された最下段の商品Sを商品収納コラム8の下部に規制板19を介して開口させた開口部8aから押し出すようになっている、商品収納コラム8内からの商品Sは、商品収納コラム8の開口部8aに対応位置する商品ピックアップ手段20のハウジング21に開口させた後部商品取込口41Bに向け横置き姿勢状態で押し出されて、商品取込み手段40にてハウジング21内に取り込まれる。
【0046】
この商品取込み手段40は、ハウジング21の後部商品取込口41Bに商品Sの先端部が押し込まれると、その状態を検知センサ(図示せず)で検知すると同時に、商品取込み駆動モータ45が駆動し、下部取込みローラ43A,43Bを商品Sの取込み動作方向Qに回転駆動させ、後部側上下両取込みローラ42B,43B間に商品Sの先端部が挾持される否や、商品Sはハウジング21の横長で広幅な上部取込み収納部21A内に横置き姿勢状態で取り込まれる。
【0047】
この場合、商品取込み手段40による商品Sの取込み動作は、商品Sの先端部がハウジング21の後部商品取込口41Bに押し込まれた状態を検知センサ(図示せず)で検知することにより、商品取込み駆動モータ45を駆動させるようにしたが、商品押出し駆動手段30のプッシャ(突出部材)33の駆動による商品押出し手段10のプッシャ(押出部材)12の前方への移動と同時に商品取込み駆動モータ45を駆動させるようにしても良い。
【0048】
商品取込み手段40にてハウジング21の上部取込み収納部21A内に取り込まれた商品Sは、ハウジング21の縦長で狭幅な下部取込み収納部21B内で反転案内されて商品保持搬出手段50の搬出駆動ベルト52上に縦置き姿勢状態で一時的に収納保持される。この商品Sの収納状態が図示しない検知センサにて検知されると、商品押出し駆動手段30のZ軸駆動モータ34が逆転駆動し、プッシャ(突出部材)33は、前方の引込み方向に水平移動して元の待機位置で停止するようになっている。
【0049】
そして、このプッシャ(突出部材)33の引込み動作によって、商品押出し手段10の差動機構部13の作動片部18がプッシャ(突出部材)33の突出し動作から開放され、バネ部材15の付勢力による第1のラックギア14の後方への移動によりプッシャ12を元の待機位置に復帰させるとともに、差動ギア16を介する第2のラックギア17の前方への移動により作動片部18を元の待機位置に復帰させる。
【0050】
このとき、商品保持搬出手段50の搬出駆動ベルト52は、商品Sの収納状態が図示しない検知センサにて検知されるまで商品取込み手段40の商品取込み駆動モータ45に同期して駆動し、搬出駆動ベルト52上に載置された商品Sを商品搬出口51側に搬送しようとするが、商品搬出口51は、商品飛出し手段80の抑止扉81で閉扉状態に維持されているために、商品Sが商品搬出口51から搬出されることはない。
【0051】
また、この場合、商品取込み手段40による商品Sの取込み動作を検知センサ(図示せず)で検知することにより、商品取込み駆動モータ45の停止と同時に商品保持搬出手段50の搬出駆動ベルト52の駆動させるようにしても良い。
【0052】
商品ピックアップ手段20に商品Sが取込み収納されると、第1及び第2の移動手段60,70の駆動によって、商品ピックアップ手段20は、その取込み位置からシュータ9(商品搬出部)に対応する商品搬出位置に向け最短距離で移動を開始し、その商品搬出位置にて停止するように制御される。
【0053】
商品ピックアップ手段20が商品搬出位置に移動すると、商品飛出し防止手段80の抑止扉81がスプリング82の付勢力に抗して開扉する。この抑止扉81を閉扉状態にロックするストッパ83は、その上端部83aが機体1の本体2側の一方のフレーム2A側に固定された当て板84に突当ると、その回動によって抑止扉81のロック状態が解除されると同時に、商品押出し駆動手段30のZ軸駆動モータ34が駆動する。このZ軸駆動モータ34の駆動にてプッシャ33が前方に移動し、このプッシャ33の前方への移動により、係止爪85が抑止扉81を常に閉扉方向に付勢するスプリング82の開放端部82aに当接し、スプリング82の付勢力に抗して抑止扉81を開扉する。
【0054】
抑止扉81が開扉すると、この抑止扉81の開扉状態が図示しない検知センサによって検知されると同時に、商品取込み手段40の商品取込み駆動モータ45を駆動させ、商品保持搬出手段50の搬出駆動ベルト52を同期駆動させることにより、商品Sを商品搬出口51からシュータ9上へ搬出し販売可能にする。
【0055】
このようにして、商品Sの販売終了が図示しない検知センサによって検知されると、プッシャ33はZ軸駆動モータ34の駆動にて後方に移動し、元の待機位置で停止すると同時に、係止爪85の引込み開放によるスプリング82の付勢力により抑止扉81を閉扉方向に回動させ、商品搬出口51を閉扉するとともに、商品保持搬出手段50の搬出駆動ベルト52を同期駆動する商品取込み手段40の商品取込み駆動モータ45を停止させる。
【0056】
このとき、商品ピックアップ手段20は、抑止扉81の閉扉時点で、例えば商品搬出位置を待機位置として次の商品Sの販売に備えるものであるが、この場合の抑止扉81のロックは、商品ピックアップ手段20が次の商品Sの販売のために、その待機位置から移動して機体1側の当て板84からストッパ83が離間したとき、ストッパ83の自重による回動により行われるようになっている。
【0057】
なお、上記した実施形態においては、機体1の本体2側に配列した後部商品収納コラム8に対しての商品Sの押出し、取込み及び搬出の動作について説明したが、扉3側に配列した前部商品収納コラム8に対しても同様に行われる。また、本発明は、本発明の要旨を免脱しない範囲で種々変更実施可能なことは云うまでもない。
【0058】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、機体内に各種の商品が種別毎に積載状態で収納される各商品収納コラムを縦横に複数の段及び列に整列配置し、これら各々の商品収納コラム内の商品をその対向位置で取り込む商品ピックアップ手段を移動可能に設け、この商品ピックアップ手段にて取り込んだ商品を機体の商品搬出部に移動し搬出させるようにしてなることから、一つの商品ピックアップ手段で全ての商品収納コラム内の商品の取出し及び搬出を行うことができ、これにより、商品搬出機構を簡略化することができ、しかも、部品点数の削減化による装置全体のコストの低減化を図ることができる。
【0059】
また、機体の本体側と扉体の内側とに各々の商品収納コラムをそれぞれ整列配置してなるために、商品収納効率を向上させることができる。
【0060】
さらに、商品ピックアップ手段の商品取込み収納部が、ハウジングの片側外側面をテーパ付きで絞り込み、横長で広幅な上部取込み収納部と縦長で狭幅な下部取込み収納部とに形成し、上部取込み収納部内に横置き姿勢状態で取り込まれた商品を下部取込み収納部で案内反転させて商品保持搬出手段に縦置き姿勢状態で載置可能にしてなるために、商品取込み収納部内に商品を安定して収納することができる。
【0061】
さらにまた、ハウジングからなる商品取込み収納部の片側外側面に形成される絞り込み凹部に商品押出し駆動手段を組付け配置してなるために、構成部品の組付けスペースの有効利用と共に、商品ピックアップ手段全体の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動販売機の一実施の形態を示す説明図。
【図2】同じく機体の開扉状態における商品収納コラムの配列形態を概略的に示す説明図。
【図3】同じく機体の開扉状態における商品収納コラムの配列形態及び商品ピックアップ手段の配置形態を概略的に示す説明図。
【図4】同じく商品押出し手段を拡大して示す要部正面図。
【図5】同じく商品押出し手段を拡大して示す要部側面図。
【図6】同じく商品押出し手段を拡大して示す要部平面図。
【図7】同じく移動手段を拡大して示す要部正面図。
【図8】同じく移動手段を拡大して示す要部側面図。
【図9】同じく移動手段を拡大して示す要部平面図。
【図10】同じく第1の移動手段を拡大して示す要部正面図。
【図11】同じく第1の移動手段を拡大して示す要部側面図。
【図12】同じく第1の移動手段を拡大して示す要部平面図。
【図13】同じく第2の移動手段を拡大して示す要部正面図。
【図14】同じく第2の移動手段を拡大して示す要部側面図。
【図15】同じく第2の移動手段を拡大して示す要部平面図。
【図16】同じく商品ピックアップ手段を拡大して示す要部正面図。
【図17】同じく商品ピックアップ手段を拡大して示す要部側面図。
【図18】同じく商品ピックアップ手段を拡大して示す要部平面図。
【図19】同じく商品ピックアップ手段における商品押出し駆動手段を拡大して示す要部正面図。
【図20】同じく商品ピックアップ手段における商品押出し駆動手段を拡大して示す要部側面図。
【図21】同じく商品ピックアップ手段における商品押出し駆動手段を拡大して示す要部平面図。
【図22】同じく商品ピックアップ手段における商品取込み手段を拡大して示す要部正面図。
【図23】同じく商品ピックアップ手段における商品取込み手段を拡大して示す要部側面図。
【図24】同じく商品ピックアップ手段における商品取込み手段を拡大して示す要部平面図。
【図25】同じく商品ピックアップ手段における商品保持搬出手段を拡大して示す要部正面図。
【図26】同じく商品ピックアップ手段における商品保持搬出手段を拡大して示す要部側面図。
【図27】同じく商品ピックアップ手段における商品保持搬出手段を拡大して示す要部平面図。
【図28】同じく商品飛出し防止手段を拡大して示す要部正面図。
【図29】同じく商品飛出し防止手段を拡大して示す要部側面図。
【図30】同じく商品飛出し防止手段を拡大して示す要部平面図。
【図31】同じく機体への商品ピックアップ手段の移動による商品飛出し防止手段の作動状態を説明する要部正面図。
【図32】同じく機体への商品ピックアップ手段の移動による商品飛出し防止手段の作動状態を説明する要部側面図。
【図33】同じく機体への商品ピックアップ手段の移動による商品飛出し防止手段の作動状態を説明する要部平面図。
【図34】同じく商品飛出し防止手段における抑止扉の閉扉状態を拡大して説明する要部平面図。
【図35】同じく商品飛出し防止手段における抑止扉の開扉状態を拡大して説明する要部平面図。
【図36】同じく商品ピックアップ手段における商品押出し駆動手段にて作動する商品押出し手段による商品の押出し状態を示す要部正面図。
【図37】同じく商品ピックアップ手段における商品押出し駆動手段にて作動する商品押出し手段による商品の押出し状態を示す要部側面図。
【符号の説明】
1 機体
2 本体
3 扉
6 商品取出口
8 商品収納コラム
9 商品搬出部(シュータ)
10 商品押出し手段
30 商品押出し駆動手段
20 商品ピックアップ手段
21 商品取込み収納部(ハウジング)
21a 片側外側面
21A 上部取込み収納部
21B 下部取込み収納部
26 絞込み凹部
40 商品取込み手段
50 商品保持搬出手段
52 搬出駆動ベルト
60 第1の移動手段(垂直移動機構部)
64A Y軸駆動ベルト
64B Y軸駆動ベルト
66A Y軸駆動モータ
69A 位置検知パルス発生器
69B 位置検知パルスセンサ
70 第2の移動手段(水平移動機構部)
72 X軸駆動ベルト
74 X軸駆動モータ
75 位置検知パルス発生器
76 位置検知パルスセンサ
S 商品
X 左右水平方向
Y 垂直方向

Claims (2)

  1. 機体の本体側と、該本体の前面側に開閉可能に設けた扉体の内側とに各種の商品が横置き姿勢状態で種別毎に積載収納される各商品収納コラムを縦横に複数の段及び列に整列配置し、これら各々の商品収納コラムから選択的に取り出される商品を商品搬出部に搬出させる自動販売機の商品搬出装置において、
    前記機体の本体側と扉体側との間に介在して前記各々の商品収納コラム内に収納された商品を1個づつ取り出す商品ピックアップ手段と、該商品ピックアップ手段を前記商品搬出部から前記各々の商品収納コラムの対向位置まで選択的に移動させる移動手段とを有し、
    前記商品収納コラムは、当該商品収納コラム内に収納された最下段の商品を押し出す商品押出し手段を有し、
    前記商品ピックアップ手段は、商品が取込み収納される商品取込み収納部と、該商品取込み収納部に向け商品を押し出す前記商品押出し手段を駆動する商品押出し駆動手段と、前記商品押出し手段にて押し出された商品を前記商品取込み収納部内に取り込む商品取込み手段と、該商品取込み手段にて取り込まれた商品を一時的に収納保持しかつ前記商品搬出部に対応する位置で前記商品取込み収納部に開口した商品搬出口から搬出させる商品保持搬出手段とを有し、
    前記商品取込み収納部は、前記商品取込み手段にて取り込まれる商品を収納する横長で幅広な上部取込み収納部と、該上部取込み収納部から連続する縦長で狭幅な下部取込み収納部との形態を有するとともに、前記商品取込み手段にて前記上部取込み収納部内に横置き姿勢状態で取り込まれた商品を、前記下部取込み収納部で案内反転させて前記商品保持搬出手段に縦置き姿勢状態で載置可能にし、
    前記商品押出し駆動手段は、本体側と扉側との双方に向けて交互に出没可能な突出部材を有し、当該突出部材の出没により本体側と扉側との双方の商品押出し手段を駆動することを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. 前記商品ピックアップ手段の商品取込み収納部は、ハウジングからなり、該ハウジングの片側外側面をテーパ付きで絞り込み、前記上部取込み収納部と下部取込み収納部とに形成し、前記ハウジングの片側外側面に形成される絞り込み凹部に前記商品押出し駆動手段を組付け配置してなることを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機の商品搬出装置。
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