JP3806838B2 - 化粧用具及び化粧品の収納ケース - Google Patents
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Description
【技術分野】
この発明は、刷毛などの化粧用具、口紅などの化粧品を収納するケースに関する。特に、片手操作によって、ケースの蓋の開閉及びケースに収納された化粧用具、化粧品を出し入れできる化粧用具及び化粧品のケースに関する。
【0002】
【背景技術】
従来、化粧用具、化粧品を収納するケースには、本体部、蓋部に雌雄の螺糸を設け、蓋部又は本体部を回転させることによって蓋部を着脱するものや、本体部に蓋部を被冠し、摩擦力によって蓋部を本体部に装着しておくもの等がある。
【0003】
前記従来の化粧用具、化粧品を収納するケースでは、蓋部の着脱、ケースに収納された化粧用具、化粧品の出し入れは、両手で操作する必要があるものが殆どであり、片手操作ができない問題点があった。
【0004】
また刷毛を収容するケースでは、刷毛の穂先側がケースの断面積より大きく拡がるものが多く、収納時にケースの端面に刷毛が接触することがある。このように刷毛の周囲がケースの端面に接触すると、刷毛に付着した化粧品でケース外壁を汚すおそれもあった。
【0005】
【発明の開示】
この発明は、化粧用具又は化粧品が取付けられ、蓋付の筒状ケース内に収納される内筒と前記蓋付の筒状ケースとの間に、さらに中間ケースを摺動自在に収納した化粧用具及び化粧品の収納ケースである。この収納ケースにおいて、中間ケースと内筒は、夫々筒状ケースにロックできるとともに、筒状ケース内で順次摺動できるようにすることにより、前記従来の問題点を解決したのである。
【0006】
すなわち、この発明は、蓋付の筒状ケース内へ、中間ケースが摺動自在に内装され、前記中間ケース内へ化粧用具又は化粧品が嵌挿固定される内筒が摺動自在に内装され、前記内筒と、前記中間ケースは、夫々ロック機構を備えると共に、前記内筒と前記中間ケースとの係脱手段を備えたことを特徴とする化粧用具及び化粧品の収納ケースである。また、中間ケースのロック機構は、筒状ケースの係止凹部と、当該係止凹部に係脱可能な中間ケースの突起としたものであり、内筒のロック機構は、筒状ケースの係止凹部と、当該係止凹部に係脱可能な内筒の操作片としたものである。さらに、内筒と中間ケースとの係脱手段は、中間ケースに設けられた受け部と、当該受け部に当接する内筒の立上り片とした化粧用具及び化粧品の収納ケースである。
【0007】
前記蓋付の筒状ケースは、この発明の化粧用具及び化粧品の収納ケースの最外殻を構成するケースである。
【0008】
筒状ケースは、長手方向を前後方向とする一端開口の筒体であって、前記内筒の操作片が突出し、当該操作片の取付部が前後移動することができ前側に終端を、後側に始端を位置させた溝、前記内筒のロック機構を構成する係止凹部、前記中間ケースのロック機構を構成する係止凹部を設けることができる。
【0009】
なお、以後、本明細書中、収納ケースの前側とは、筒状ケースの開口側を指すものとする。
【0010】
蓋は、化粧用具、化粧品の収納時に筒状ケースを閉じるように筒状ケースの開口端に取り付けられている。この蓋が取り付けられた筒状ケースの開口端から化粧用具、化粧品が出入りすることになる。この蓋は、筒状ケース内に内装された中間ケースが摺動し、筒状ケースから突出することによって押し開けられ、中間ケースが筒状ケース内に収納されると閉鎖されるようになっている。
【0011】
前記中間ケースは、刷毛の先端部分や、化粧用具、化粧品を直接収納するケースである。すなわち、中間ケースは、化粧用具、化粧品を前記筒状ケースに直接収納すると、収納時に筒状ケースの外壁に化粧品が付着することを防止する為、化粧用具、化粧品を筒状ケースに収納する以前に、化粧用具、化粧品を収納しておくケースである。
【0012】
また、この中間ケースは、前記筒状ケースの開口端に取り付けられた蓋側に摺動することによって、前記蓋を押し開ける働きをするものである。この中間ケースの先端側の形状は、蓋2をスムーズに押し開けることができるような形状に成形しておくことができる。例えば、前記蓋が、第2図(b)のように、筒状ケースに、スプリング7を介して取り付けられている場合には、蓋のスプリング7が取り付けられている側から先に中間ケースの先端が接触してしまうと、中間ケースによって蓋2をスムーズに押し開けることが難しい場合がある。このため、スプリング7が取り付けられているのとは反対側の端部2a側から先に中間ケースの先端側が接触するように成形し、蓋2をスムーズに押し開けることができるようにしておくことができる。
【0013】
この中間ケースは、前記内筒を内装する収納部と当該収納部に連設され前記筒状ケースの内壁に当接する当接部とから構成することができる。
【0014】
前記収納部は、その断面は、前記筒状ケースの断面と相似形であり、中間ケースが前記筒状ケースに内装された場合に、筒状ケースの蓋が取り付けられた開口側(前側)に位置する部分である。
【0015】
前記当接部は、前記収納部の後方に連設された下部板と上部板である。上部板は、弾性のある板体とすることができる。下部板と上部板との間隔は、前記筒状ケースの上壁、下壁の内壁に当接できる間隔であればよく、前記収納部への取付位置から後方に向かうに従い、拡がるように設け、当接部の後端の上下方向の寸法は、前記筒状ケースの内壁の上下方向の寸法より拡くしておくことができる。
【0016】
中間ケースには、前記収納部から前記上部板に亘って、前記内筒の操作片が突出し、前後移動することができる溝を設けることができる。上部板の後端部は、後述する内筒の上部片の後端部が僅かに乗り上げる受け部を構成する。
【0017】
また、下部板は、後述する中間ケースに内装された内筒の下部片が筒状ケースの下側内壁に当接できるように中央部に前記収納部の下壁から連設される溝を設けることができる。
【0018】
また、この当接部には、前記中間ケースのロック機構を構成する突起を設けることができる。
【0019】
このように構成することができる中間ケースは、前記当接部の下部板と上部板との間隔を狭めておいて前記筒状ケース内に挿入することによって、当接部を前記筒状ケースの上壁、下壁の内壁に当接させ、前記筒状ケース内に摺動自在に内装することができる。
【0020】
前記内筒は、化粧用具、口紅等の化粧品が嵌挿固定される装着部、当該装着部後方に連設される上部片及び下部片とによって構成することができる。
【0021】
上部片は、後端部の下面を、後端から前方に向けて下り勾配に形成することができ、内筒及び前記中間ケースを操作、摺動させると共に内筒ケースのロック機構を構成する操作片を設けることができる。また、当該操作片は、筒状ケースに設けられた係止凹部に係脱できる突起を備えることができる。
【0022】
また、この上部片は、可撓性のある板体とすることができる。板体は、弾性材料を用いることができる。
【0023】
前記下部片は、後端側に前記上部片の後端側に向かって立ち上る立上り片を備えることができる。この立上り片の先端と、前記上部片の後端との間隔W1は、図10に示すように、前記中間ケースの上部板の後端部で構成する受け部の幅W2より広くしておき、受け部が、立上り片の先端と、前記上部片の後端との間を上下方向に通過できるようにしてある。
【0024】
このように構成することができる内筒は、上部片を前記中間ケースの収納部から前記上部板に亘って設けられた溝から突出させて前記筒状ケースの上壁の内壁に当接させると共に、下部片を前記中間ケースの下部板の中央部に設けることができる溝から突出させて、前記筒状ケースの下壁の内壁に当接させ、前記中間ケース内に摺動自在に内装することができる。
【0025】
前記中間ケースのロック機構は、中間ケースと筒状ケースとの間のロック機構であり、前記筒状ケースの係止凹部と、当該係止凹部に係脱可能な中間ケースの突起としたものである。ここで、前記筒状ケースの係止凹部は、前記筒状ケースに設けることができる溝の始端に設けた第一の係止凹部と中間部に設けた第二の係止凹部とすることができる。
【0026】
中間ケースは、前記のように、当接部の下部片と上部片との間隔を狭めておいて前記筒状ケースに挿入して、当接部を前記筒状ケースの上壁、下壁の内壁に当接させ、筒状ケース内に摺動自在に内装することができるため、中間ケースが筒状ケース内で摺動し、前記筒状ケースに設けられた係止凹部の位置と、前記当接部に設けられた突起の位置とが合致すると、当該突起が上部板の弾性によって前記係止凹部側に浮上、係止され、中間ケースは、筒状ケースにロックされる。
【0027】
すなわち、化粧用具、化粧品等の収納時には、中間ケースの突起は、前記筒状ケースに設けることができる溝の始端に設けた第一の係止凹部に係止され、化粧用具、化粧品等の使用時には、前記筒状ケースに設けることができる溝の中間部に設けた第二の係止凹部に係止されて夫々の位置でロックされることになる。
【0028】
内筒のロック機構は、内筒と筒状ケースとの間のロック機構であり、前記筒状ケースの係止凹部と、当該係止凹部に係脱可能な内筒の操作片としたものである。当該操作片は、筒状ケースに設けられた係止凹部に係脱できる突起を備えることができる。ここで、前記筒状ケースの係止凹部は、前記筒状ケースに設けることができる溝の始端に設けた第三の係止凹部と終端に設けた第四の係止凹部とすることができる。
【0029】
内筒は、前記のように、上部片が前記中間ケースの収納部から前記上部板に亘って設けられた溝から突出して前記筒状ケースの上側の内壁に当接すると共に、下部片が前記中間ケースの下部板の中央部に設けることができる溝から突出して、前記筒状ケースの下側の内壁に当接するように前記中間ケース内に摺動自在に内装することができるため、内筒が中間ケース内で摺動し、前記筒状ケースに設けられた係止凹部の位置と、前記操作片又は当該操作片が備えることができる突起の位置とが合致したときに操作片の下圧を解除すると、可撓していた上部片が復帰して、前記突起が前記係止凹部側に浮上、係止され、内筒は、筒状ケースにロックされる。
【0030】
内筒と中間ケースとの係脱手段は、中間ケースに設けられた受け部と、当該受け部に当接する内筒の立上り片とによって構成される。この係脱手段は、係脱の状態によって、中間ケースと内筒とを同時に、または、内筒のみを摺動させることができるものである。
【0031】
受け部は、内筒の上部片の後端側下端面に、受け部の上面側が当接して、上部片の後端部が、受け部に僅かに乗り上げ、操作片を下圧したときに上部片と共に一体的に降下するものである。また、受け部は、その後端側が、前記立上がり片の前面側によって支持されることによって内筒と中間ケースとの間の係止を行うものである。
【0032】
この発明によれば、操作片13を前後移動させるのみで、蓋の開閉と刷毛などの化粧用具、化粧品の出し入れができるので、化粧品が他物と接触して汚損する等の不都合を生じるおそれがなく、総て片手操作できるので、便利簡易に使用し得るなどの諸効果がある。
【0033】
【発明を実施するための最良の形態】
この発明の実施例を図面について、説明する。
【0034】
収納ケース1は、蓋2付の筒状ケース3内へ、中間ケース4が摺動自在に内装され、中間ケース4内へ内筒6が摺動自在に内装されてなるものである。内筒6には、図1図示のように、前端側に刷毛5が取り付けられている。内筒6と、中間ケース4は、夫々筒状ケース3に対するロック機構を備えると共に、内筒6と中間ケースとの間には係脱手段が備えられている。
【0035】
筒状ケース3は、第5図(c)に示すように一端開口、断面方形の筒体であり、開口部に、蓋2がスプリング7(第2図(b))により閉方向に付勢されて開閉自在に取り付けられている。また、上壁中央に、筒状ケース3の長手方向の中心線と平行に筒状ケース3の開口側(前側)に終端を位置させ、筒状ケース3の開口端が設けられている側と反対側(後側)に始端を位置させた溝8が設けられている。溝8の始端には第一の係止凹部8a、第三の係止凹部8cが設けられており、溝8の中間部には第二の係止凹部8b、溝8の終端には第四の係止凹部8dが設けられている(第5図(c))。
【0036】
中間ケース4は、第5図(b)に示すように、内筒6を内装する筒状の収納部9と当該収納部9の後端に先端側が連設され筒状ケース3の上壁、下壁の内壁に夫々当接する当接部10とから構成されている。
【0037】
筒状の収納部9の断面は、筒状ケース3の断面と相似形の方形である。また収納部9の開口端は、筒状ケース3に内装されたときに、筒状ケース3の蓋2が取り付けられている側に位置することになる端縁9bとその反対側の端縁9aとでは、端縁9aが先に蓋2に接触するように形成されている。
【0038】
当接部10は、収納部9の後方に連設された下部板11と上部板12とによって構成されている。ここで、上部板12は、弾性の板体である。
【0039】
収納部9の上壁には、第5図(b)図示のように前後方向の溝14が設けられている。この溝14は、第1図図示のように内筒6が中間ケース4内に内装され、矢示20(第1図)、矢示24(第3図)方向に移動する際に、内筒6の操作片13(第5図(a))が突出し、第5図(b)中、矢示29に示すように前後移動することを可能ならしめるためのものである。
【0040】
収納部9の下壁にも、上壁に設けられている溝14に対応する位置に溝(不図示)が設けられており、この溝は、下部板11の中央部に設けられている溝11aにつながっている。これらの溝は、第1図図示のように内筒6が中間ケース4内に内装され、矢示20(第1図)、矢示24(第3図)方向に移動する際に、内筒6の下部片17(第5図(a))の、第5図(b)中、矢示29に示すように前後移動することを可能ならしめるためのものである。
【0041】
また、上部板12の後端部は、受け部12aを構成している。この受け部12aには、筒状ケース3に内装された際に、筒状ケース3の第一の係止凹部8a、第二係止凹部8bが設けられている側に対応することになる側に、突起12bが設けられている(第5図(b))。
【0042】
下部板11と上部板12との上下方向の間隔は、収納部9への取付位置から後方に向かうに従い、拡がっていて、当接部10の後端の上下方向の寸法H1は、筒状ケース3の内壁上下方向の寸法H2(第5図(c))より拡くなっている。
【0043】
このように構成された中間ケース4は、収納部9が、筒状ケース3の開口側に位置するように、当接部10の下部板11と上部板12との間隔を筒状ケース3の内壁上下方向の寸法H2(第5図(c))より狭めておいて筒状ケース3内に挿入される。これにより、中間ケース4は、筒状ケース3内に摺動自在に内装され、このとき、当接部10は、上部板12の弾性によって筒状ケース3の上壁、下壁の内壁に当接している。
【0044】
内筒6は、刷毛5がその前端側に嵌挿固定されている装着部15、当該装着部15の後方に連設されている上部片16及び下部片17とによって構成されている。ここで、上部片16は、可撓性又は弾性のある板体である。
【0045】
上部片16は、第9図(a)、第10図図示のように後端側の下面16bが、後端から、装着部15のある前方に向けて下り勾配に形成されている。また、上側には、操作片13が設けられている。また、当該操作片13は、中間ケース4及び筒状ケース3に内装された際に、筒状ケース3の第三の係止凹部8cが設けられている側に対応することになる側に、突起13aを備えている(第6図(a))。
【0046】
下部片17は、後端側に上部片16の後端側に向かって立ち上がる立上がり片18を備えている(第5図(a))。この立上がり片18の先端18aと、上部片16の後端16aとの間隔W1は、第10図図示のように、中間ケース4の上部板12の後端部に設けられている受け部12aの幅W2より広く設けられている。
【0047】
また、立上がり片18の先端18aの垂直方向位置は、第1図、第9図(a)図示の、内筒6が筒状ケース3に対してロックされている状態にあり、かつ、中間ケース4が筒状ケース3に対してロックされている状態にあるときの、内筒6の上部片16上面と、立上がり片18の先端18aの上面との間の間隔H3が、少なくとも受け部12aの厚みH4より大きくなるような位置にされている。
【0048】
このように構成された内筒6は、上部片16に設けた操作片13を、中間ケース4に設けられた溝14から突出させて、上部片16の上側面を筒状ケース3の上側の内壁に当接させると共に、下部片17を中間ケース4の収納部9の下壁に設けられた溝(不図示)及び下部板11の中央部の溝11aから突出させて、筒状ケース3の下側の内壁に当接させ、中間ケース4内に摺動自在に内装されている(第1図及び第2図)。
【0049】
中間ケース4と筒状ケース3との間に設けられるロック機構は、筒状ケース3の第一の係止凹部8a、第二の係止凹部8bと、当該第一の係止凹部8a、第二の係止凹部8bに係脱可能な中間ケース4の突起12bとによって構成されている。
【0050】
内筒6と筒状ケース3との間に設けられるロック機構は、筒状ケース3の第三の係止凹部8c、第四の係止凹部8dと、当該第三の係止凹部8c、第四の係止凹部8dに係脱可能な操作片13に備えられた突起13aとによって構成されている。
【0051】
内筒6と中間ケース4との間に設けられている係脱手段は以下に説明する構成からなるものである。
【0052】
第1図図示のように、内筒6、中間ケース4とも筒状ケース3内に内装されていて、内筒6が筒状ケース3に対してロックされている状態にあり、かつ、中間ケース4が筒状ケース3に対してロックされている状態にあるときには、内筒6の上部片16の後端側下端面16bに、中間ケース4の上部板12の受け部12aの上側面が当接するようになっている(第9図(a))。内筒6の上部片16の後端側下端面16bは、第9図(a)、第10図図示のように、後端から前方に向けて下り勾配に形成されており、中間ケース4の上部板12の受け部12aの上側面もこれに対応した形に形成されており、この時点で、内筒6の上部片16の操作片13に備えられている突起13aと、受け部12aの突起12bとは、ほぼ同一の垂直方向高さ位置にあって、それぞれ、筒状ケース3の溝8の第三の係止凹部8c、第一の係止凹部8aに係合している。すなわち、この時点では、内筒6は筒状ケース3に対してロックされている状態にあり、かつ、中間ケース4も筒状ケース3に対してロックされるようにしてあるので、内筒6と中間ケース4との間の係脱は特に問題にならない。
【0053】
内筒6の操作片13を、中間ケース4の上部板12の弾性に抗して、下方向(第1図中、矢示19で示す方向)に押し下げると、中間ケース4の上部板12の受け部12aも、内筒6の上部片16の後端側下端面16bに押されて同様に押し下げられるので、内筒6の突起13aと、受け部12aの突起12bの、第三の係止凹部8c、第一の係止凹部8aへの係合状態は同時に解除されるようになっている(第9図(b))。
【0054】
ここで、操作片13に前方(第1図中、矢示20で示す方向)に向かう力を加えると、内筒6と中間ケース4とは、内筒6の上部片16の後端側下端面16bと、中間ケース4の上部板12の受け部12aの上側面との間の当接面の摩擦によって一体的に、僅かな距離ではあるが、前方へ移動できるようになっている。
【0055】
内筒6と中間ケース4は、僅かではあっても前方に移動したことによって、突起12b、突起13aは、夫々筒状ケース3の上壁下側に潜り込み、該上壁の内壁に当接するようになっているため、すでに第一の係止凹部8a、第三の係止凹部8cへは浮き上がることができなくなっている。
【0056】
この状態から、さらに操作片13を前方に押し出すと、内筒6のみが前方に移動を開始し、内筒6の上部片16の後端側下端面16bと、中間ケース4の上部板12の受け部12aの上側面との間の当接状態は解除される(第9図(c))。
【0057】
この内筒6のみの前方(第1図中、矢示20で示す方向)への移動の開始によって、受け部12aの後端側は、ただちに、内筒6の立上がり片18の前面側によって支持される状態になる。そこで、中間ケース4も、内筒6の立上がり片18の前面側から、中間ケース4の受け部12aの後端側に加えられる力によって、内筒6と共に前方(第1図中、矢示20で示す方向)への移動をただちに開始することになる。
【0058】
すなわち、この状態では、内筒6と中間ケース4との間の係止が行われていることになる。
【0059】
次いで、内筒6と中間ケース4とが共に、前方(第1図中、矢示20で示す方向)に移動し、中間ケース4の先端側によって、筒状ケース3の蓋2が開けられる状態になると、中間ケース4の受け部12aの突起12bが、筒状ケース3の溝8の第二の係止凹部8bの下に位置するようになっている。なお、この時点では、まだ、内筒6の刷毛5前端は、中間ケース4内に収容された状態になっている。
【0060】
中間ケース4の受け部12aの突起12bが、筒状ケース3の溝8の第二の係止凹部8bの下に来ると、突起12bは、中間ケース4の上部板12の弾性によって、溝8の第二の係止凹部8b内に突出する。こうして、突起12bと第2の係止凹部8bとの係止が行われ、中間ケース4の筒状ケース3に対するロックが行われる。
【0061】
一方、内筒6の下部片17に備えられている立上がり片18の先端18aと、内筒6の上部片16の後端16aとの間隔W1、中間ケース4の受け部12aの幅W2、立上がり片18の先端18aの垂直方向高さ位置と受け部12aの厚みH4との間には、前述した関係があるので、中間ケース4の受け部12aの突起12bが、筒状ケース3の溝8の第二の係止凹部8bに係止されると、第9図(e)図示のように、中間ケース4の受け部12aは、内筒6の立上がり片18の先端18aと、上部片16の後端16aとの間をすりぬけてしまい、内筒6のみが前方(第1図中、矢示20で示す方向)への移動を継続する。
【0062】
すなわち、この時点で、内筒6と中間ケース4との間の係止状態は解除されたことになる。
【0063】
内筒6が前方(第1図中、矢示20で示す方向)への移動を継続し、刷毛5が、第3図、第4図図示のように、筒状ケース3の先端開口から突出すると、内筒6の操作片13は筒状ケース3の溝8の終端に位置する状態になり、この時点で、操作片13の下側方向への押圧状態を解除すると、操作片13の突起13aが第四の係止凹部8dから突出し、突起13aと第四の係止凹部8dとの係止が行われ、内筒6の筒状ケース3に対するロックが行われる。
【0064】
一方、刷毛5を筒状ケース3内に収容する際には、操作片13を下側方向(第1図に矢示19で示す方向)に押圧し、突起13aの第四の係止凹部8dに対する係止を解除し、操作片13に後方(第3図に矢示24で示す方向)の力を加え、内筒6を後方に移動させる。
【0065】
内筒6の下部片17に備えられている立上がり片18が、中間ケース4の受け部12aの突起12bが筒状ケース3の溝8の第二の係止凹部8bに係止されている位置に戻ってくると、第9図(e)を用いて前述した状態と逆に、中間ケース4の受け部12aは、内筒6の立上がり片18の先端18aと、上部片16の後端16aとの間をすりぬけ、第9図(b)図示の状態に戻る。これによって、受け部12aの上面側が、内筒6の上部片16の後端側下端面16bに当接された状態となり、中間ケース4の突起12bの、第二の係止凹部8bへの係止状態は解除され、中間ケース4の筒状ケース3に対するロックも解除される。このとき、内筒6の上部片16の後端側下端面16bは、第9図(a)、第10図図示のように、後端から前方に向けて下り勾配に形成されており、中間ケース4の上部板12の受け部12aの上側面もこれに対応した形に形成して、受け部12aの上面側が、内筒6の上部片16の後端側下端面16bに当接し易くしてある。
【0066】
そして、中間ケース4は、第9図(b)図示のように、その受け部12aの上面側が、内筒6の上部片16の後端側下端面16bに当接された状態で、内筒6と共に、後方(第3図に矢示24で示す方向)に移動する。
【0067】
そして、内筒6の操作片13が筒状ケース3の溝8の始端に位置する状態(第1図)に戻ると、中間ケース4の上部板12の弾性によって、第9図(a)図示の状態の、内筒6が筒状ケース3に対してロックされ、かつ、中間ケース4も筒状ケース3に対してロックされている状態に戻るようにしてある。
【0068】
このように構成される収納ケース1の使用方法について説明する。
【0069】
収納ケース1の使用方法を概説すると、先ず内筒6と中間ケース4夫々の筒状ケース3に対するロックを解いて、内筒6と中間ケース4を前進させると、中間ケース4により筒状ケース3の蓋2を開いた時に中間ケース4は筒状ケース3にロックされる。そこで内筒6を更に前進させて、筒状ケース3中から刷毛5を突出させてロックする(第3図、第4図)。この場合に、内筒6の先端、は蓋2の先端より前へ突出しているので刷毛5を使用するのに邪魔になるおそれはない。
【0070】
次に内筒6を後退させ、刷毛5を中間ケース4内へ収納し、ついで中間ケース4の筒状ケース3へのロックも解かれ、両ケースを同時に後退させ、最後端で筒状ケース3へロックすれば、1サイクルを終了する。前記において中間ケース4の後退により、スプリング7により閉方向に付勢され蓋2は自動的に閉じられる。
【0071】
なお、図8は、収納ケース1の操作全体を示すブロック図である。
【0072】
次に、各部の動きを説明しつつ収納ケース1の使用方法を詳説する。
【0073】
中間ケース4、内筒6は、常時は第1図のように筒状ケース3内に収納されている。このとき、中間ケース4は、受け部12aの突起12bが、第一の係止凹部8aに係止され、内筒6は、突起13aが第三の係止凹部8cに係止されて、夫々筒状ケース3にロックされている。
【0074】
受け部12aと内筒6の上部片16は、第6図(b)、第9図(a)に示すように、内筒6の上部片16の後端側下端面16bが、受け部12aに乗り上げる状態で、上部片16の後端側下端面16bに、受け部12aの上面側が当接しているが、受け部12aと立上り部18は、当接していない。
【0075】
刷毛5を使用する時には、まず、操作片13を矢示19の方向へ下圧して、突起13aの第三の係止凹部8cへの係止を解除する。このとき、上部片16の後端側下端面16bに、受け部12aの上面側が当接しているため、中間ケース4の上部板12も押し下げられて、突起12bの第一の係止凹部8aへの係止も解除される(第9図(b))。
【0076】
この状態から、操作片13を矢示20の方向へ押し出すと、内筒6と中間ケース4とは、上部片16の後端側下端面16bと、受け部12aの上面側との当接部分の摩擦によって一体的に、矢示20の方向へ移動する。
【0077】
このときの移動距離は僅かであるが、突起12b、突起13aは、夫々筒状ケース3の上壁下側に潜り込み、該上壁の内壁に当接するようになっているため、すでに第一の係止凹部8a、第三の係止凹部8cへは浮き上がることができなくなっている。
【0078】
この状態から、さらに操作片13を矢示20の方向へ押し出すと、上部片16の後端側下端面16bと、受け部12aの上面側との当接が解除される(第9図(c))。
【0079】
上部片16の後端側下端面16bと、受け部12aの上面側との当接が解除された後は、受け部12aの後端に立上り片18が当接するまで、内筒6のみが前方へ移動し、内筒6と中間ケース4との係止が完了する(第9図(d))。
【0080】
内筒6と中間ケース4との係止が完了した後、操作片13の操作によってさらに内筒13を矢示20の方向へ押し出すと、中間ケース3も、受け部12aの後端に当接した立ち上り片によって前方へ押され、内筒6と中間ケース4とは一体となって矢示20の方向へ移動する。
【0081】
中間ケース4が矢示20の方向へ移動すると、中間ケース4の先端により蓋2を矢示21のように押し開くことになる。
【0082】
中間ケース4が蓋2を充分に開く位置まで移動すると、突起12bは第二の係止凹部8bの下側まで移動してきている。また、受け部12aと内筒6の上部片16の後端部16aとは、重なっていないため、突起12bは、第二の係止凹部8bに合致して浮上し、内筒6と中間ケース4との係止が解除され、中間ケース4は、筒状ケース3にロックされる。
【0083】
内筒6と中間ケース4との係止が解除され、受け部12aの後端と、立上り片18の先端18aが当接できなくなると、立上り片18は、受け部12aの下側を通過できるようになり、以後は、内筒6のみが矢示20の方向へ移動する。
【0084】
内筒6のみが矢示20の方向へ前進すれば、刷毛5が矢示22のように中間ケース4から突出する。
【0085】
刷毛5が中間ケース4から突出する位置まで内筒6が移動すると、突起13aは、第四の係止凹部8dの下側まで移動してきている。この突起13aが上部片16の可撓性によって第四の係止凹部8d側に浮上して係止され、内筒6は、筒状ケース3にロックされる。
【0086】
この状態で刷毛5は、使用することになるが、刷毛5は内筒6の装着部15に嵌挿固定されており、内筒6は、前記のように筒状ケース3にロックされているので、刷毛5を安定した状態で使用することができる(第3図、第4図)。
【0087】
次に、刷毛5を収納しようとする時には、まず、操作片13を矢示23の方向へ下圧して、突起13aの第四の係止凹部8dへの係止を解除すると共に、操作片13を矢示24の方向へ移動すると、突起13aは、筒状ケース3内に潜り込んで、内筒6が矢示24の方向へ移動する。このとき、突起12bは、第二の係止凹部8bに係止されたままであるので、中間ケース4が摺動してしまうことがなく、刷毛5は、穂先まで完全に中間ケース4内に収納される。
【0088】
内筒6が、刷毛5が中間ケース4内に完全に収納される程度まで移動して、上部片16の後端16aが受け部12aに接触すると、上部片16は、後端側下端面16bが、第9図(a)、第10図図示のように、後端から前方に向けて下り勾配に形成されており、中間ケース4の上部板12の受け部12aの上側面もこれに対応した形に形成されているため、上部片16の後端16aが受け部12a上へ乗り上げ、上部板12を矢示25の方向へ押し下げるので、突起12bの第二の係止凹部8bへの係止を解除できる。
【0089】
突起12bの第二の係止凹部8bへの係止が解除されると、中間ケース4は、受け部12aが上部片16に押されることによって、矢示14の方向に移動し、筒状ケース3内に収納される(第9図(a))。
【0090】
中間ケース4が筒状ケース3内にほぼ収納されると、突起12bは第一の係止凹部8a、第三の係止凹部8cの下側まで移動してきているため、突起12bが上部片12の弾性によって第一の係止凹部8a側に浮上して係止され、中間ケース4は、筒状ケース3にロックされる。
【0091】
また、同時に、内筒6の突起13aも、第三の係止凹部8cの下側まで移動してきているため、突起13aが上部板16の弾性によって第三の係止凹部8c側に浮上して係止され、内筒6は、筒状ケース3にロックされる。
【0092】
中間ケース4が筒状ケース3内に収納されると、蓋2は、スプリング7により閉方向に付勢されているので、自動的に閉鎖する。
【0093】
以上の行程で、全体が旧位置(第1図)に復帰する。
【0094】
第7図中(a)は、内筒の装着部を先端側15aと後端側15bに2分し、先端側15aに刷毛5を固定し、後端側15bの後方に上部片16及び下部片17を連設した場合の実施例である。
【0095】
このようにすれば、装着部の先端側15aを種々の化粧用具、化粧用品に取り替えることができ、先端側15aの一側を、後端側15bに嵌装して固定すれば一体化して使用することができる。
【0096】
次に第7図中(b)は、他の実施例の内筒15cであって、スプリング26により、操作片13を常時に上方へ付勢している。
【0097】
また第7図中(c)は、他の実施例の中間ケース4aであって、実施例1の上部板12に代えて、スプリング27により弾性が付与される、上部片28が設けられている。
【0098】
以上、この発明の好ましい実施例を添付図面を用いて説明したが、この発明はこの実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々に変更可能である。
【0099】
例えば、筒状ケース、中間ケースの断面形状は、方形に限られるものでなく、円形、三角形、その他の多角形等、種々の形状とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例の一部を断面した正面図である。
【図2】 (a)は、同じく一部を断面した平面図である。(b)は、同じく蓋の取付けを示す一部拡大斜視図である。
【図3】 同じく刷毛を出した場合の一部を断面した正面図である。
【図4】 同じく一部を断面した平面図である。
【図5】 (a)は、同じく内筒の斜視図である。(b)は、同じく中間ケースの斜視図である。(c)は、同じく筒状ケースの斜視図である。
【図6】 (a)同じく上部片と受け部の重なり状態を示す一部拡大斜視図である。(b)は、同じく操作片の上昇時の受け部と立上り片の関係を示す説明図である。(c)は、同じく操作片の下降時の受け部と立上り片の関係を示す説明図である。
【図7】 (a)は、同じく内筒の他の実施例の分解正面図である。(b)は、同じく内筒の他の実施例の正面図である。(c)は、同じく中間ケースの他の実施例の正面図である。
【図8】 同じく操作全体を示すブロック図である。
【図9】 (a)は、同じく受け部に内筒の上部片が重なっている状態の説明図である。(b)は、同じく受け部に内筒の上部片が重なった状態で操作片を押し下げた状態の説明図である。(c)は、同じく受け部と、内筒の上部片との重なりが解除された状態の説明図である。(d)は、同じく受け部の後端に立ち上片が当接した状態の説明図である。(e)は、同じく受け部の下側を立ち上片が通過した状態の説明図である。
【図10】 立上り片の先端と、上部片の後端との間隔W1と、受け部の幅W2との関係を説明する概念図である。
Claims (2)
- 先端開口部に蓋を備えている中空の筒状ケース内に、後端側に上部板を備えた中間ケースが、当該筒状ケース先端側と後端側との間で移動できるように摺動自在に内装され、当該中間ケース内に、前記筒状ケースの先端側に向かう端側に化粧用具又は化粧品が嵌挿固定される装着部と当該装着部の後端に連設される上部片及び下部片を備える内筒が、前記筒状ケースの先端側と後端側との間及び前記中間ケースの先端側と後端側との間で移動できるように摺動自在に内装され、前記内筒と前記筒状ケース及び、前記中間ケースと前記筒状ケースとは、それぞれの間にロック機構を備えていると共に、前記内筒と前記中間ケースとの間に係脱手段が備えられている化粧用具及び化粧品の収納ケースであって、
前記中間ケースと前記筒状ケースとの間のロック機構は、前記化粧用具又は化粧品が筒状ケース内に収容されているときに、中間ケースに備えられている第一の係止部が、筒状ケースの先端側と後端側との間に延びる溝の後端側部に備えられている第二の係止部に係合することによるロック機構と、前記化粧用具又は化粧品を筒状ケースの先端開口部から突出させるべく前記内筒と中間ケースとを筒状ケースの先端側に向けて移動させるときに、前記溝の中間部に備えられている第三の係止部に、中間ケースに備えられている前記第一の係止部が係合することによるロック機構とを含み、
前記内筒と前記筒状ケースとの間のロック機構は、前記化粧用具又は化粧品が筒状ケースの先端開口部から突出しているときに、内筒に備えられている第四の係止部が、筒状ケースの先端側と後端側との間に延びる前記溝の先端側端部に備えられている第五の係止部に係合することによるロック機構を含み、
前記内筒と中間ケースとの間の係脱手段は、前記化粧用具又は化粧品を筒状ケースの先端開口部から突出させるべく、前記内筒と中間ケースとを筒状ケースの先端側に向けて移動させるときに、前記中間ケースの後端側と、内筒の後端側とが互いに係合し、筒状ケースの先端側と後端側との間に延びる溝の中間部に備えられている前記第三の係止部に、中間ケースに備えられている前記第一の係止部が係合することによる前記中間ケースと筒状ケースとの間のロック機構によって筒状ケースと中間ケースとがロックされた際に、前記中間ケース後端側と内筒後端側との間の係合が解除されて内筒のみが先端側に移動でき、化粧用具又は化粧品を筒状ケース内に収容するべく、内筒を筒状ケースの後端側に向けて移動させ、当該内筒の後端側が前記中間ケースに備えられている前記第一の係止部と前記溝の中間部に備えられている前記第三の係止部との間からなる前記中間ケースと筒状ケースとの間のロック機構の位置に到達した時に、前記中間ケースの後端側と内筒の後端側とが互いに係合するものである、ことを特徴とする化粧用具及び化粧品の収納ケース。 - 前記内筒と中間ケースとの間の係脱手段は、前記化粧用具又は化粧品を筒状ケースの先端開口部から突出させるべく、前記内筒と中間ケースとを筒状ケースの先端側に向けて移動させるときに、中間ケースの前記上部板の後端部に位置し上面側に前記第一の係止部を備えた受け部と、内筒の前記下部片後端から上方に立ち上がる立上り片とが互いに係合し、筒状ケースの先端側と後端側との間に延びる溝の中間部に備えられている前記第三の係止部に、中間ケースに備えられている前記第一の係止部が係合することによる前記中間ケースと筒状ケースとの間のロック機構によって筒状ケースと中間ケースとがロックされた際に、中間ケースの前記受け部と内筒の前記立上り片との間の係合が解除されて内筒のみが先端側に移動でき、化粧用具又は化粧品を筒状ケース内に収容するべく、内筒を筒状ケースの後端側に向けて移動させ、内筒の前記上部片後端側が前記中間ケースに備えられている第一の係止部と前記溝の中間部に備えられている第三の係止部との間からなる前記中間ケースと筒状ケースとの間のロック機構の位置に到達した時に、中間ケースの前記受け部と内筒の前記上部片後端側とが互いに係合するものであって、
立上り片は、その上方向端部と前記筒状ケースの上壁内面との間隔が、前記受け部の厚さ以上で、かつ前記受け部の厚さに前記第一の係止部の高さを加えた距離未満であって、
立上り片の上方向端部は、内筒の上部片の後端より後方に位置し、立上がり片の上方向端部と上部片の後端との間隔は、前記受け部の前後方向の幅以上である、ことを特徴とする請求項1記載の化粧用具及び化粧品の収納ケース。
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