JP3804831B2 - 防水シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、窓回りやサッシ回りに用いる水切り、先張りなどに用いることのできる防水シートに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、少なくとも片面が非滑性に優れ、耐久性、耐水性、釘穴シール性に優れた住宅用、建物用、特に窓回りやサッシ回りに使用可能な防水シートや防水テープの提供を目的とした。
さらに、アスファルト含有層による接触部への汚れを防止し、適度な柔軟性を有する防水シートの提供を目的とした。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1は、(a)合成樹脂フィルム(1)層、(b)基材(1)層、(c)改質アスファルトコンパウンド層、(d)基材(2)層、(e)合成樹脂フィルム(2)層よりなり、合成樹脂フィルム(2)層がクレープ加工されていることを特徴とする防水シートを提供することである。
【0004】
本発明の第2は、合成樹脂フィルム(2)層が、クレープ率5%以上のクレープ加工されていることを特徴とする防水シートを提供することである。
【0005】
本発明の第3は、改質アスファルトコンパウンド層が針入度25dmm〜250dmmであることを特徴とする防水シートを提供することである。
【0006】
本発明の第4は、上記の合成樹脂フィルム(1)層及び合成樹脂フィルム(2)層が、ポリエチレン及びポリプロピレンから選択される層であることを特徴とする防水シートを提供することである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の防水シートは、(a)合成樹脂フィルム(1)層、(b)基材(1)層、(c)改質アスファルトコンパウンド層、(d)基材(2)層、(e)合成樹脂フィルム(2)層よりなり、合成樹脂フィルム(2)層がクレープ加工されていることを特徴とする防水シートである。
【0008】
本発明の防水シートは、(a)合成樹脂フィルム(1)層、(b)基材(1)層、(c)改質アスファルトコンパウンド層、(d)基材(2)層、(e)合成樹脂フィルム(2)層よりなり、(d)基材(2)層および合成樹脂フィルム(2)層がクレープ加工されていることを特徴とする防水シートが好ましい。
【0009】
本発明の防水シートは、(a)合成樹脂フィルム(1)層、(b)基材(1)層、(c)改質アスファルトコンパウンド層、(d)基材(2)層、および(e)合成樹脂フィルム(2)層の順に積層されている5層を含む防水シートである。
本発明の防水シートは、(a)合成樹脂フィルム(1)層、(b)基材(1)層、(c)改質アスファルトコンパウンド層、(d)基材(2)層、および(e)合成樹脂フィルム(2)層の順に積層されている5層を含む5層以上の積層体として用いることができる。
【0010】
本発明の防水シートにおいて、合成樹脂フィルム(2)層、好ましくは(d)基材(2)層および合成樹脂フィルム(2)層がクレープ加工されていることにより、防滑性に優れ、防水シートの製造が容易になる。
本発明の防水シートにおいて、合成樹脂フィルム(2)層、好ましくは(d)基材(2)層および合成樹脂フィルム(2)層がクレープ加工されていることにより、製造時及び/又は施工時に合成樹脂フィルム(1)層の皺又は巻き皺の発生を防止することができ、さらに施工時にたるみの発生を防止することができる。
本発明の防水シートにおいて、基材(2)層及び合成樹脂フィルム(2)層は、これら二層が直接または他の層を介して積層された後、クレープ加工を行うものを用いることが出来る。
【0011】
本発明の防水シートにおいて、合成樹脂フィルム(2)層は、好ましくはクレープ率5%以上、さらに好ましくはクレープ率5〜100%、より好ましくは5〜50%、特に好ましくは5〜20%のクレープ加工されていることが、防滑性に優れているために好ましく、製造時及び/又は施工時に皺や巻き皺の発生を防止することができるために好ましく、さらに施工時にたるみが発生するのを防止することができるために好ましく、製造時の作業性及び操作性に優れるために好ましい。
さらに(d)基材(2)層および合成樹脂フィルム(2)層或いは(d)基材(2)層および合成樹脂フィルム(2)層との積層体は、好ましくはクレープ率5%以上、さらに好ましくはクレープ率5〜250%、より好ましくは20〜220%、より好ましくは50〜200%、特に好ましくは50〜100%のクレープ加工されていることが、防滑性に優れているために好ましく、製造時及び/又は施工時に皺や巻き皺の発生を防止することができるために好ましく、さらに施工時にたるみが発生するのを防止することができるために好ましい。
【0012】
合成樹脂フィルム(1)層と基材(1)層とは、これら二層が直接または他の層を介して積層されたものを用いることが出来る。
【0013】
合成樹脂フィルム(1)は、基材(1)層と積層する側及び基材(1)層と積層しない側の少なくとも片面に合成樹脂塗料を塗布、吹きつけなどの方法で塗装することができる。
合成樹脂塗料としては、ポリウレタン、アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体などを用いることが出来る。合成樹脂塗料としては耐候性の優れたものを使用することが好ましい。合成樹脂塗料としては柔軟性の優れたものを使用することが好ましい。
特に、前記合成樹脂塗料としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどのアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択されるモノマーの少なくとも1種の重合体、またはモノマーの少くとも1種とエチレンなどのα−オレフィンやスチレンなどの他のビニル系モノマーとの共重合体が好ましい。
【0014】
基材(1)層及び基材(2)層は、合成樹脂繊維又は化学繊維よりなる不織布または織布或いは編み物や組み物であり、特に合成繊維よりなる不織布又は織物が好ましい。合成樹脂としては、特に制限はないが、例えばポリエチレンテレフタレートなどの芳香族系ポリエステルなどのポリエステル、ナイロン6やナイロン66などのポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリエチレン(エチレン−α−オレフィン共重合体を含む)やポリプロピレンなどのポリオレフィンなどを挙げることができる。これらの繊維は単独または併用して使用することができる。
【0015】
基材(1)層及び基材(2)層に用いる不織布または織布の目付は、とくに限定するものではないが、一般に30〜150g/mの範囲が好ましい。
特に、基材(1)層に用いる不織布または織布の目付は、好ましくは30〜150g/mの範囲、さらに好ましくは40〜120g/mの範囲、特に好ましくは50〜100g/mの範囲、基材(2)層に用いる不織布または織布の目付は、好ましくは50〜100g/mの範囲、さらに好ましくは40〜70g/mの範囲、特に好ましくは30〜50g/mの範囲が、軽量で作業性に優れるために好ましい。
【0016】
(c)改質アスファルトコンパウンド層の針入度は、好ましくは25dmm〜250dmmの範囲、さらに好ましくは50dmm〜200dmmの範囲、より好ましくは100dmm〜180dmmの範囲、特に好ましくは130dmm〜160dmmの範囲が柔軟性に優れるために好ましい。
【0017】
(c)改質アスファルトコンパウンド層としては、アスファルト100重量部に対し、ポリマー10〜40重量部、及び無機充填材0〜20重量部を含む物を用いることが出来る。
改質アスファルトコンパウンド層は、アスファルト、ポリマーと無機充填材とを120〜200℃で1〜5時間加熱混合して調製したものが、下地との接着力、防水・防湿性、伸縮性などに優れているので好ましい。
改質アスファルトコンパウンド層には、以上述べた組成物の他に、プロセスオイル、ワセリン、セレシン、石油樹脂など、一般にゴム配合で用いられる有機配合剤を添加してもよい。
【0018】
改質アスファルトコンパウンド層のアスファルトとしては、天然アスファルトやアスファルタイトなど天然に産するもの、ストレートアスファルト、ブローンアスファルト、カットバックアスファルト等の石油アスファルト、又はこれらのアスファルトの混合物等が好ましい。
【0019】
改質アスファルトコンパウンド層のポリマーとしては、天然ゴム、合成ゴム、天然ゴムと合成ゴムとの混合物、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル共重合体、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ4−メチルペンテン−1、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、スチレンとブタジエンとの重合体(例えば、SBS、SBRなど)等を使用することができる。特にSBSなどのゴム系が好適である。
【0020】
改質アスファルトコンパウンド層の無機充填材としては、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、無水ケイ酸、クレー、カーボンブラック、タルク、マイカ、硫酸バリウム、珪藻土、シリカ等の粒子状無機充填材、石綿やガラス繊維などの繊維状無機充填材を用いることができる。
【0021】
合成樹脂フィルム(1)層及び合成樹脂フィルム(2)層としては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレンと炭素数3〜10のα−オレフィンとの共重合体などのポリエチレン、プロピレン単独重合体、プロピレンと炭素数2〜10のα−オレフィン(炭素数3を除く)とのランダム又はブロック共重合体などのポリプロピレン、ポリ4−メチルペンテン−1などのポリオレフィンフィルム、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどの芳香族系ポリエステルなどのポリエステルフィルム、ナイロン6などのポリアミドフィルム、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのハロゲン化ビニル重合体などの合成樹脂フィルムを用いることが出来る。
合成樹脂フィルムは、一軸延伸、二軸延伸などの延伸フィルム、又は無延伸フィルムが好ましい。合成樹脂フィルムは、フィルムを2層以上に積層した積層フィルムを用いることが出来る。
合成樹脂フィルム(1)層及び合成樹脂フィルム(2)層としては、低密度ポリエチレン、低密度のエチレンと炭素数3〜10のα−オレフィンとの共重合体が柔軟性に優れているため好ましい。
合成樹脂フィルムの厚みは、製造時に支障がなく、施工時あるいは使用時に損傷を受けにくい適度な厚さであればよく、好ましくは3〜100μmの範囲、さらに好ましくは4〜75μmの範囲、特に好ましくは5〜50μmの範囲が好ましい。
合成樹脂フィルム(1)層及び合成樹脂フィルム(2)層は、改質アスファルトコンパウンド層のアスファルトをほとんど、又はまったく透過させない合成樹脂フィルムが、防水シートと接触する施工者の衣服や靴および建築部材や屋根部材などを汚さないために好ましい。
【0022】
合成樹脂フィルム(1)層及び基材(1)層は、合成樹脂フィルム(1)層と基材(1)層とがラミネートされたものを用いることが出来る。
合成樹脂フィルム(2)層及び基材(2)層は、合成樹脂フィルム(2)層と基材(2)層とがラミネートされたものを用いることが出来る。
【0023】
本発明の防水シートの剛軟性は、200mm以下、さらに180mm以下、さらに150mm以下、特に120mm以下が、好ましい。
【0024】
本発明の防水シートの摩擦係数(長手)は、0.35以上、さらに0.37以上、さらに0.39以上、さらに0.40以上、特に0.42以上が好ましい。
【0025】
本発明の防水シートは、少なくとも片面が非滑性に優れ、耐久性、耐水性、釘穴シール性に優れておるため、住宅用、建物用などに用いることが出来、窓回りやサッシ回り、特に窓回りやサッシ回りの水切り、先張りなどに使用可能である。
本発明の防水シートは、片面にクレープ加工を行うフィルムを有しているため、合成樹脂フィルム(1)層の皺を発生させることなく容易にロール状に巻き取り、巻き戻しが出来る。
さらに本発明の防水シートは、テープ状で使用することが出来る。
【0026】
本発明の防水シートは、合成樹脂フィルム(1)層と基材(1)層とを積層した積層シート(1)を製造し、
基材(2)層とクレープ加工された合成樹脂フィルム(2)層とを積層した積層シート(2)を製造し、
積層シート(1)、改質アスファルトコンパウンド層及び積層シート(2)とを積層して製造したものを用いることが出来る。
本発明の防水シートは、合成樹脂フィルム(1)層と基材(1)層とを積層した積層シート(1)を製造し、
クレープ加工された基材(2)層とクレープ加工された合成樹脂フィルム(2)層とを積層した積層シート(3)を製造し、
積層シート(1)、改質アスファルトコンパウンド層及び積層シート(3)とを積層して製造したものを用いることが出来る。
【0027】
以下に、本発明の実施の形態を図面につき詳しく説明する。本発明は、これらの実施の形態のみに限定されるものではない。
【0028】
本発明の防水シートの具体的構造の一例を、図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す防水シート10の断面図である。防水シート10は、合成樹脂フィルム(1)層1、基材(1)層2、改質アスファルトコンパウンド層3、クレープ加工された基材(2)層4、クレープ加工された合成樹脂フィルム(2)層5の順に積層されている。
基材(2)層4は、クレープ加工されていても、クレープ加工されていなくても、どちらでもよい。
【0029】
第2図は、積層体の水密性を評価するための試験をモデル的に示すものである。
耐水合板13の上面に濾紙12を貼り合わせる。さらにその上に、合成樹脂フィルム(2)層が外側になり皿状の積層体11を乗せる。濾紙12と積層体11とは、積層体の皿状の平らな底面で接している。タッカ14(ステープル)を積層体11の上から、濾紙12および耐水合板13に打ち込む。その後、積層体11に水15を張る。所定時間後、濾紙への漏水状況を観察する。
【0030】
【実施例】
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
【0031】
[測定法]
(1)針入度:JIS・K2207(針入度試験方法)に準拠して、温度25℃の温水中で評価した。
(2)剛軟性:JIS・L1096A法(45°カンチレバー法)に準拠して、温度20℃の室内で評価した。
(3)摩擦抵抗:ASTM−D1894に準拠して、温度20℃の室内で評価した。クレープの皺または波の方向と同じ方向を横手、クレープの皺または波の方向と垂直方向を長手とする。
(4)クレープ率:クレープ率は、数式(1)により算出した。
【数1】
Figure 0003804831
但し、X:クレープ加工前の長手の長さ、Y:クレープ加工後の長手の長さ。
【0032】
(5)水密性の評価:
第2図に示す積層体の水密性を評価した。
タッカ(水頭:10mm)9本を防水シートまたは積層体の上から、濾紙および耐水合板に打ち込み、約1cmの高さに水を張った。1週間後、濾紙への漏水状況を観察した。
○:目視で、タッカ9本の打ち込み場所について、すべてに漏れが認められない、×:目視で、タッカ9本の打ち込み場所について、タッカ1本以上の打ち込み場所に漏れが認められる。
【0033】
[実施例1]
厚み15μmの低密度ポリエチレン製フィルムを、目付50g/mのポリエステル製不織布にラミネートした積層体と、
ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレンーブタジエンエラストマーおよび炭酸カルシウムとを含む厚み0.6mm、針入度145dmmの改質アスファルト層及び、
目付50g/mのポリエステル製不織布と厚み15μmの低密度ポリエチレン製フィルムとをラミネートしたクレープ率10%のクレープ加工された積層体とを図1に示す構成の5層に張り合わせた。
作成した5層の積層体について、水密性、剛軟性および摩擦抵抗を測定し、結果を表1に示す。
【0034】
[実施例2]
厚み25μmのポリプロピレン製フィルムを、目付50g/mのポリエステル製不織布にラミネートした積層体と、
ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレンーブタジエンエラストマーおよび炭酸カルシウムとを含む厚み0.6mm、針入度145dmmの改質アスファルト層及び、
目付50g/mのポリエステル製不織布と厚み25μmのポリプロピレン製フィルムとをラミネートしたクレープ率10%のクレープ加工された積層体とを図1に示す構成の5層に張り合わせた。
作成した5層の積層体について、水密性、剛軟性および摩擦抵抗を測定し、結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
Figure 0003804831
【0036】
【発明の効果】
本発明の防水シートは、クレープ加工を行っている面が非滑性に優れ、耐久性、耐水性、釘穴シール性に優れた防水シートを提供することができる。
本発明の防水シートは、アスファルト含有層の両側にフィルムなどの樹脂層を設けているため、両面よりアスファルトの滲みだしがなく、防水シートとの接触部への汚れ防止性が優れている。
本発明の防水シートは、製造時及び施工時に皺や巻き皺が発生するのを防止することができ、さらに施工時にたるみが発生するのを防止することができる。
【0037】
本発明の防水シートは、適度な柔軟性を有する改質アスファルトコンパウンド層及び/又は合成樹脂フィルム(2)層を用いること、さらにすべての層が適度な柔軟性を有する層で構成することにより、住宅用、建物用、特に窓回りやサッシ回りに使用可能な適度な柔軟性を有する防水シートや防水テープの提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例を示す防水シートの断面図をモデル的に示すものである。
【図2】 水密性を評価するための試験をモデル的に示すものである。
【符号の説明】
1:合成樹脂フィルム(1)層、
2:基材(1)層、
3:改質アスファルトコンパウンド層、
4:クレープ加工された基材(2)層、
5:クレープ加工された合成樹脂フィルム(2)層、
10:防水シート。

Claims (4)

  1. (a)合成樹脂フィルム(1)層、(b)基材(1)層、(c)改質アスファルトコンパウンド層、(d)基材(2)層、(e)合成樹脂フィルム(2)層よりなり、合成樹脂フィルム(2)層がクレープ加工されていることを特徴とする防水シート。
  2. 合成樹脂フィルム(2)層が、クレープ率5%以上のクレープ加工されていることを特徴とする請求項1に記載の防水シート。
  3. 改質アスファルトコンパウンド層が針入度25dmm〜250dmmの範囲であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防水シート。
  4. 合成樹脂フィルム(1)層及び合成樹脂フィルム(2)層が、ポリエチレン及びポリプロピレンから選択される層であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の防水シート。
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