JP3803734B2 - ウオータージェットピーニング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はウオータージェットピーニング装置に係り、特に狭隘部に配置した大口径円筒状構造物外表面の残留応力を軽減するウオータージェットピーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電プラントにおける原子炉圧力容器とシュラウド壁間には、ジェットポンプライザ管およびジェットポンプディフューザ等の溶接部を有する大口径円筒状構造物が配設されている。これらの溶接部および溶接時の熱的影響を受ける部分には引張り応力が残留し、応力腐食割れの原因となる。したがって、前記引張り応力を低減し、あるいは残留引張り応力を残留圧縮応力に改善して応力腐食割れを防止する必要がある。
【0003】
金属表面層に圧縮残留応力を付与する方法として、ウオータージェットピーニング法が知られている。ウオータージェットピーニング法は、例えば特開平4−362124号公報に示されるように、流体中に置かれた平板状の金属材料に対向して流体中にノズルを設け、このノズルから金属材料に向かって噴流を噴出して、キャビテーションにより発生した気泡を含むジェット噴流を前記金属表面に衝突させる。この衝突によってキャビテーション気泡は崩壊し、崩壊時の水撃作用により金属表面を叩いて表面層に圧縮残留応力を与える方法である。
【0004】
また、特開平7−270590号公報には、円筒状構造物に対して偏心した位置に前記ジェット水流を衝突させることにより、円筒状構造物を広範囲にわたってピーニング施工することが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
円筒状構造物に対して偏心した位置に前記ジェット水流を衝突させて、前記円筒状構造物をピーニング施工する前記従来の処理方法は、原子炉内の口径100mm程度の比較的小口径の配管群を対象としている。
【0006】
一方、原子炉圧力容器内には前記小口径の配管群のほかに、口径約300mmのジェットポンプライザ管、口径約500mmのジェットポンプディフューザ等の大口径管が存在する。これらの大口径管は、前記ジェット水流を正面から衝突させると、平板への施工の場合と同様にジェット噴流の回り込みは期待できない。このため、施工範囲を広くとることはできない。
【0007】
また、ジェットポンプライザ管、ジェットポンプディフューザは圧力容器とシュラウド間の隙間であるアニュラス部分に配置される。このように、ジェットポンプライザ管、ジェットポンプディフューザは狭隘な空間に配置されているため、ピーニング施工に際して適正な噴射距離および噴射角度を確保することは困難である。
【0008】
本発明は前記種々の問題点に鑑みてなされたもので、噴流の回り込みが期待できない大口径管であっても、その外表面を効率的にピーニング施工できるとともに、施工環境が狭隘であっても施工時の適正な噴射距離および噴射角度を確保できるウオータージェットピーニング装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
加圧流体が導入され、キャビテーションにより発生した気泡を含有する噴流を流体中で発生するノズルと、
前記気泡を含有する噴流を流体中に配設した円筒状構造物に噴射して、該円筒状構造物表面をピーニング施工するウオータージェットピーニング装置において、
前記噴流の噴射方向は前記円筒状構造物の接線に対して45度以下であり、前記ノズルの噴出孔と前記構造物間の噴射距離のノズル孔径に対する比は75ないし150であることを特徴とする。
【0010】
加圧流体が導入され、キャビテーションにより発生した気泡を含有する噴流を流体中で発生するノズルと、
前記気泡を含有する噴流を流体中に配設した大口径の円筒状構造物に噴射して、該円筒状構造物表面をピーニング施工するウオータージェットピーニング装置において、
前記噴流の噴射方向は前記円筒状構造物の接線に対して15度以下であり、前記ノズルの噴出孔と前記構造物間の噴射距離のノズル孔径に対する比は75ないし150であることを特徴とする。
【0011】
また、前記ウオータージェットピーニング装置において、
前記円筒状構造物の外径は100mm以上であることを特徴とする。
【0012】
また、前記ウオータージェットピーニング装置において、
前記円筒状構造物の外径は200mm以上であることを特徴とする。
【0014】
また、前記ウオータージェットピーニング装置において、
前記ノズルは、自身を固定する固定装置を備えた着座ベースに取り付け方向可変に取り付けたことを特徴とする。
【0015】
また、前記ウオータージェットピーニング装置において、
前記着座ベースは、噴出方向の異なる複数のノズルを備えたことを特徴とする。 また、前記ウオータージェットピーニング装置において、
前記固定装置は、ノズル後方の構造物位置からノズル位置を演算するノズル位置検出装置を備えたことを特徴とする。
【0016】
また、前記ウオータージェットピーニング装置において、
前記ノズルは首振り機構を備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の第1の実施形態を図1ないし図3を用いて説明する。
【0018】
図1は本実施形態に係るウオータージェットピーニング装置の概略を示す図、図2は本実施形態に係るウオータージェットピーニング装置の噴射角を変えた場合の施工結果を示す図、図3は本実施形態に係るウオータージェットピーニング装置の、噴射距離とノズル径の比を変えた場合の施工結果を示す図である。
【0019】
ウオータージェットピーニング装置の概要を示す図1において、図1aは円筒状構造物の接線に対して低角度θで噴射した場合を示す図、図1bは円筒状構造物の接線に対して高角度(垂直)で噴射した場合を示す図である。これらの図において、1は円筒状構造物、2は高圧水を噴出するノズル、3はノズル2から噴出する噴流であり、この噴流はキャビテーションにより発生した気泡を含んでいる。
【0020】
図1aに示すように、円筒状構造物1およびノズル2を水中に対向して配置する。また、ノズル2は円筒状構造物1の接線に対してノズルの噴流のなす噴射角をθ、噴射距離、すなわちノズルの噴射中心のノズル噴口から円筒状構造物までの距離をL1に設定して配置し、ノズル2から高圧水を水中に噴射する。
【0021】
ノズル2から高圧水を水中に噴出すると、水中の噴流には噴流と周囲の水との剪断作用によりキャビテーションが発生し、前記水中の噴流はキャビテーション気泡を含んだ噴流となる。キャビテーション気泡を含んだ噴流は円筒状構造物1に沿って回り込み、回り込んだ部位ではキャビテーション気泡の発生と崩壊が活発に行われ、ウオータージェットピーニング施工の有効範囲は拡大されて、その範囲は円筒状構造物の中心角でα1となる。
【0022】
一方、図1aにおいて、円筒状構造物1およびノズル2の設置間距離を変えることなく、ノズルの噴射中心と円筒状構造物の接線との角度を90°に設定して垂直方向に噴射を行うと、図1bに示す構成となる。図1bにおいてノズルの噴射中心から円筒状構造物接点までの距離はL2となる。距離L1とL2は、これらの図からL1>L2となることは明らかである。また、ウオータージェットピーニング施工の有効範囲は円筒状構造物の中心角でα2となる。この範囲は、円筒構造物1の直径が大きいため、曲率を有さない平板を施工対象としたときと同程度の有効範囲であり、その範囲の関係はα1>α2となる。
【0023】
図2は、ノズルの噴射中心と接線のなす角度を変えてウオータージェットピーニング施工した場合の施工結果を示す図である。この図から、接線と噴射中心のなす角度θが小さいほど広い有効幅が得られることが分かる。この結果から、接線と噴流中心のなす角度θは45°以下が好ましく、15°以下がより好ましい。
【0024】
図3は、は噴射距離(L)をノズル口径(D)で除した値(L/D)と円筒状構造物の円周方向のウオータージェットピーニング施工の有効幅の関係を示す図である。この図からL/Dが70〜150の範囲で有効幅が広いことが分かる。
【0025】
次に、円筒状構造物に対してウオータージェットピーニング施工行った場合の、円筒状構造物の外径と残留応力改善効果の得られる範囲の関係を説明する。
【0026】
図4は円筒状構造物1とノズル2が噴出する噴流との関係を示す図であり、図4aは斜視図、図4bは上面図、図4cは引張り残留応力が圧縮応力に改善される有効範囲を示す図である。
【0027】
図に示すように、ノズルから噴出した噴流は噴流中心と前記円筒状構造物外表面の接する施工中心から、上流側および下流側に廻り込んでウオータージェットピーニング施工の有効範囲は拡大して、その有効範囲はα1となる。この有効範囲は前記円筒状構造物の口径によって異なる。そこで前記円筒状構造物の外径と残留応力が改善される有効範囲α1の関係を求めた。
【0028】
図5は円筒状構造物の外径と有効範囲の関係を示す図である。図に示すように外径100mm未満の円筒状構造物と外径250mm以上の円筒状構造物では、残留応力が改善される有効範囲α1の範囲は2倍近く異なることが分かる。この結果から、本発明が適用される円筒状構造物の外径は100mm以上が好ましく、200mm以上がより好ましい。
【0029】
次に、本発明の第2の実施形態を図6ないし図9を用いて説明する。
【0030】
図6は、ウオータージェットピーニング装置の施工対象であるアニュラス部分、すなわち、シュラウドと圧力容器の隙間部分を示す図である。図において31はバッフルプレート、32は口径約500mmのジェットポンプディフューザ、33は口径約500mmのジェトポンプライザ管である。
【0031】
前記アニュラス部分にはバッフルプレート31が配設され、バッフルプレート上にはジェットポンプディフューザ32を配置する。またジェットポンプディフューザ32の間には屈曲形状のジェットポンプライザ管33を配設し、ジェットポンプディフューザ32とその間に配設したジェットポンプライザ管33によりジェットポンプを構成する。
【0032】
このようにして構成されたジェットポンプは圧力容器とシュラウド壁に挟まれており、ジェットポンプと圧力容器あるいはシュラウド壁の隙間は約10ミリ程度しか存在しない。
【0033】
図7は、ジェットポンプライザ管用のウオータージェットピーニング装置を示す図である。
【0034】
図において、40はウオータージェットピーニング装置、41はウオータージェットピーニング装置の着座ベース、42は着座ベース41に取り付けたノズルヘッド、43はノズルヘッド42に取り付けた複数のノズル、44はノズル43にそれぞれ高圧水を供給する高圧ホースであり、高圧ホースはノズルの数だけ備えている。45はクランプであり、クランプ45は着座ベースに対して図示矢印A方向に伸縮し、後述するように伸張したときクランプで圧力容器等を突っ張って着座ベースを固定する。なお、着座ベースにはクランプで突っ張った荷重を受ける図示しない脚部が取り付けられる。
【0035】
図8は、ウオータージェットピーニング装置をジェットポンプライザ管に適用した例を示す図である。
【0036】
図において、331はジェットポンプライザ管33のエルボ部、332はジェトポンプライザ管の給水ノズル側管路、411はクランプが突っ張った荷重を受ける脚部である。前記エルボ部331は溶接によりライザ管33および給水ノズル側管路332に接合される。なお、図6ないし図7に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0037】
ウオータージェットピーニング装置40の着座ベース41をジェットポンプライザ管のエルボ部331に取り付ける。そして、着座ベースの一方側に形成した脚部411を圧力容器内壁に当接し、他方側に形成したクランプ45を伸張してジェットポンプディフューザ32を突っ張る。これによりウオータージェットピーニング装置を確実にアニュラス部分に取り付けることができる。
【0038】
図9は、ウオータージェットピーニング装置を用いた施工装置の全体構成を示す図である。
【0039】
図において、60は原子炉、601は原子炉圧力容器である。61はウオータージェットピーニング装置、62は燃料交換器の補助ホイスト、63はウオータージェットピーニング装置のノズルに高圧水を供給する高圧ホース、64はウオータージェットピーニング装置の制御盤、65は高圧水を供給する高圧ポンプ、66は源水を高圧ポンプに供給する給水ホースである。67は監視カメラであり、装置の設置状況、および施工状況等を監視する。68は信号ケーブル、69はモニタであり、前記監視カメラ67は信号ケーブルによりモニタ69に接続する。
【0040】
ウオータージェットピーニング施工に際しては、ウオータージェットピーニング装置61を、補助ホイスト62により圧力容器とシュラウド間の施工箇所であるジェットポンプライザ管まで吊りおろす。次いで、監視カメラで設置位置を確認しながら、クランプを伸張してウオータージェットピーニング装置をシュラウド外壁と圧力容器間に固定する。次いで、ウオータージェットピーニング装置のノズルの方向と前記エルボ部の溶接部との距離を監視カメラで確認する。次いで噴流を前記溶接部に照射する。これらの手順により前記溶接部およびその周辺をピーニング施工することができる。
【0041】
次に、本発明の第3の実施形態を図10ないし図13を用いて説明する。
図10は、着座ベースに噴流を円筒状構造物に低角度で噴射するノズルを取り付けた、ジェットポンプライザ管用ウオータージェットピーニング装置の一例を示す図である。図において、81はコの字状の着座ベースであり、ジェットポンプライザ管33のエルボ部331に取り付ける。82は着座ベース81の4隅に取り付けたノズルである。なお、図において図6に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】
ノズルは、その噴射角度が施工対象物であるジェットポンプライザ管33のエルボ部331に対して低角度になるように取り付ける。また着座ベースは図示しないが、前述と同様なクランプによりシュラウドと圧力容器間に固定する。
【0043】
図11は、着座ベースに噴流を円筒状構造物に低角度で噴射するノズルを取り付けたジェットポンプライザ管用ウオータージェットピーニング装置の他の例を示す図である。図において、91はコの字状の着座ベースであり、ジェットポンプライザ管33のエルボ部331に取り付ける。92は着座ベース81の両側に、図示矢印B方向に移動可能に取り付けたノズルである。なお、図において図4に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0044】
ノズル92は、その噴射方向を一定に保持した状態で図示B方向に移動することにより、エルボ部331に形成した溶接部をウオータージェットピーニング施工することができる。
【0045】
図12は、着座ベースに、噴流を円筒状構造物に低角度で噴射するノズルを取り付けたジェットポンプライザ管用ウオータージェットピーニング装置のさらに他の例を示す図である。101はコの字状の着座ベース、102は着座ベース101に取り付けたUの字状のレールであり、着座ベース101はジェットポンプライザ管33のエルボ部331に取り付ける。103はUの字状のレールに、図示矢印C方向に移動可能に取り付けたノズルである。なお、図において図4に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0046】
ノズル103は、その噴射方向を低噴射角になるように保持した状態で図示C方向に移動することにより、エルボ部331に形成した溶接部をウオータージェットピーニング施工することができる。
【0047】
図13は、着座ベースに噴流を円筒状構造物に低角度で噴射するノズルおよび高角度で噴射するノズルを取り付けた、ジェットポンプライザ管用ウオータージェットピーニング装置の一例を示す図である。図において、111はコの字状の着座ベースであり、ジェットポンプライザ管33のエルボ部331に取り付ける。112は着座ベース81の4隅に取り付けたノズル、113は着座ベースの略中央に取り付けたノズルである。ノズル112および113はいずれも平行に取り付ける。なお、図において図6に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。また着座ベースは図示しないが前述と同様なクランプにより、シュラウドと圧力容器間に固定する。
【0048】
着座ベース両端に近いノズル112は、その噴射角度が施工対象物であるジェットポンプライザ管33のエルボ部331に対して低角度になるように取り付けることができる。一方、中央のノズル113はライザ管のエルボ部に対して垂直噴射に近い状態になる。しかし低角度噴射と高角度噴射の組み合わせになっているため垂直噴射のみの施工に比して施工効率の低下は少ない。
【0049】
次に、本発明の第4の実施形態を図14ないし図16を用いて説明する。
【0050】
図14は、ノズルヘッドに取り付けたノズルに、その噴射方向を可変にする首振り機構を備えたウオータージェットピーニング装置を示す図である。ノズル121の噴射方向を図示矢印Dに示すように首振り可能にすることにより、円筒構造物の外表面をむらなく施工することができる。また、ノズルをノズルヘッドに固定した固定式ノズルに比してノズルの搭載数を軽減することができる。また固定式ノズルに比して、ノズルの設置位置精度を厳しくする必要がない。
【0051】
図15は、ノズルの首振り機構を示す図であり、図15aはノズルの首振り機構の平面図、図15bはノズルの首振り機構の側面図である。
【0052】
図において、131はノズル、132はノズルヘッド、133はノズル131を図示矢印方向に揺動するための電動式の駆動部であり、駆動部133はノズルヘッド132内に設けられる。135はスイベルジョイントであり、スイベルジョイント135はノズル131が揺動しても高圧ホース134からの高圧水をとぎれることなくノズルに供給することができる。なお、駆動部は電動式に代えて外部からギア等を介してノズルを回転できる機構を設けて、手動で揺動することも可能である。
【0053】
図16は、着座ベース上に装着するノズルヘッドの装着位置を可変できるウオータージェットピーニング装置を示す図である。
【0054】
図において、141は着座ベース、142は着座ベースに装着したノズルヘッド、143はノズルヘッドに取り付けたノズルである。着座ベース141に対してノズルヘッド142は取り外し可能であり、例えば図示実線の位置から取り外して、図示破線の位置に取り付け可能である。
【0055】
原子炉内でウオータージェットピーニング装置を使用する場合には、操作性および信頼性を考慮すると単純、軽量な構造が望ましい。このため必要最小限の個数のノズル143を備えた複数のノズルヘッドを準備しておき、適宜選択して前記着座ベースに取り付けることができる。
【0056】
このようにノズルヘッドを付け替えることで複雑な機構や余分のノズルを搭載することなく、ウオータージェットピーニング装置を安価に構成することができる。
【0057】
次に、本発明の第5の実施形態を図17を用いて説明する。
【0058】
図17は、位置検出センサを用いたノズルの位置決め方法を示す図である
図において、151はノズル、152はシュラウド、153は圧力容器、154はノズル151の近傍に取り付けた距離センサである。なお、図において図6に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0059】
ノズル151の前方は噴流の影響でセンサの種類によっては距離の測定が困難になるため、距離センサ154はノズル後方に取り付ける。図に示すように、センサ154はノズル後方にある圧力容器壁153までの距離を測定する。施工中心であるライザ管33のエルボ部331の中心からノズル後方の圧力容器内壁154までの距離をm0、ノズル151の先端からセンサ154前面までの距離をm2、距離センサが測定したセンサ154先端から圧力容器内壁153までの距離をmbとするとノズル先端からライザ管の中心位置までの距離mfは次式で求めることができる。
【0060】
mf=m0−m2−mb
次に、本発明の第6の実施形態を図18を用いて説明する。
【0061】
図18はジェットポンプライザ管にウオータージェットピーニング装置を適用する場合の手順を示す図である。
【0062】
まず、ステップS1において、原子炉圧力容器の上蓋、蒸気乾燥器およびシュラウドヘッドを取り外す。
【0063】
次いで、ステップS2において、炉内構造物を取り外す。次いで必要に応じてインレットミキサを取り外す。
【0064】
次いで、ステップS3において、監視カメラを吊り下ろしながらジェットポンプライザ管エルボ部への接近ルートのウオータージェットピーニング装置を設置するに際しての干渉物の有無および前記エルボ部の溶接線を監視モニタで確認する。
【0065】
次いで、ステップS4において、制御盤および加圧ポンプを作業床上に配置し、給水ホースで加圧ポンプと源水タンクを連結し、高圧ホースで加圧ポンプとウオータージェットピーニング装置を連結する。またこれらの機器間に配線を敷設し調整する。
【0066】
次いで、ステップS5において、ウオータージェットピーニング装置を設置する。まず最初に、ウオータージェットピーニング装置を、燃料交換用補助ホイストで吊り上げ、シュラウドと圧力容器の間のジェットポンプライザ管エルボ部上に吊り下ろし、監視カメラで水平位置を確認する。次に、前記ウオータージェットピーニング装置をシュラウドと圧力容器間に固定する。次に、施工対象のジェットポンプライザ管のエルボ部の溶接線とウオータージェットピーニング装置に備えたノズルとの距離およびノズルの方向を監視カメラで確認する。次に、噴流を試射し、噴流がジェットポンプライザ管のエルボ部の所定の位置に当たっているかを確認する。また、ウオータージェットピーニング装置に備えた距離センサを稼働させて、施工位置およびノズル位置を適正な位置に補正する。
【0067】
次いで、ステップS6において、ウオータージェットピーニング施工を行う。まず最初に、前記ノズルの噴射圧力、噴射流量、ノズルの走行速度および走行範囲を設定する。またノズルを固定して噴射する場合は噴射時間を設定する。次に、噴流を試射し、その後前記ノズルをジェットポンプライザ管のエルボ部周囲を走査しながら、あるいはノズルを固定した状態で所定時間ウオータージェットピーニング施工する。施工状況は監視カメラで随時監視する。次に施工後に監視カメラで施工の完了を確認する。
【0068】
次いで、ステップS7において、装置を撤収する。まず最初にシュラウドと圧力容器間にウオータージェットピーニング装置を固定したクランプを解除する。次に、ウオータージェットピーニング装置の吊り上げ準備完了を監視カメラで確認する。次に、前記補助ホイストでウオータージェットピーニング装置を吊り上げる。
【0069】
次いで、ステップS8において、給水ホースおよび高圧ホースを取り外し、加圧ポンプと源水タンクとの連結および加圧ポンプとウオータージェットピーニング装置との連結を解除する。また各機器間の配線を取り外して、機器を撤収する。
【0070】
次いで、ステップS9において、ステップ2においてインレットミキサを取り外した場合にはこれを取り付ける。
【0071】
次いで、ステップS10において、監視カメラを撤収する。
【0072】
次いで、ステップS11において、蒸気乾燥器、原子炉圧力容器およびシュラウドヘッドをつり込んで組立、復旧する。
【0073】
次に、本発明の第7の実施形態を図19ないし図20を用いて説明する。
【0074】
図19はジェットポンプディフューザ用ウオータージェットピーニング装置を示す図である。図において、172はジェットポンプディフューザ32を構成するロアリングであり、ロアリング172はバッフルプレート31に溶接している。また173はジェットポンプディフューザを構成するテールパイプであり、テールパイプ173はロアリング172に溶接している。これら2箇所の溶接部がウオータージェットピーニング装置の施工箇所となる。174はジェットポンプディフューザ用ウオータージェットピーニング装置、175はクランプ、176はウオータージェットピーニング装置174の高さを調節するステイである。
【0075】
ウオータージェットピーニング装置174をバッフルプレート上に取り付け、噴流中心が溶接部の高さと一致するようにその高さをステイ176で調節する。次いで、装置側面に取り付けたクランプ175を伸張して、ウオータージェットピーニング装置を圧力容器とシュラウド間に固定して、ウオータージェットピーニング施工を行う。ウオータージェットピーニング装置に低角度噴射および高角度噴射する複数のノズルを設け、これらの噴射方向をもつノズルを組み合わせることにより、全周をむらなく施工することができる。
【0076】
図20は、バッフルプレート31とジェットポンプディフューザのロアリング32との溶接部およびロアリングとテールパイプとの溶接部をウオータージェットピーニング施工する例を示す図である。
【0077】
図21はウオータージェットピーニング装置の首振り角を示す図である。
【0078】
図において、191は首振り機構を備えたノズルであり、ψはその噴射角を示す。なお、図において図17に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0079】
ウオータージェットピーニング装置174をバッフルプレート上に取り付け、装置側面に取り付けたクランプ175を伸張して、ウオータージェットピーニング装置を圧力容器とシュラウド間に固定して、ウオータージェットピーニング施工を行う。ウオータージェットピーニング装置のノズル191は、バッフルプレート31とロアリング172の溶接部、およびロアリング172とテールパイプ173との溶接部を施工可能なようにその噴射方向を可変できる機構を備えている。なお、図におけるノズルの噴射方向のバッフルプレートに対する角度ψは0〜45°が望ましい。
【0080】
図22はノズルの首振り機構を示す図である。
【0081】
図において、201はノズル、202はノズル201の後方に取り付けた距離センサである。なお、図において図19ないし図21に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0082】
ノズル201の前方は噴流の影響でセンサの種類によっては距離の測定が困難になるため、距離センサ202はノズル後方に取り付ける。図に示すように、センサ202はノズル後方にあるディフューザ32までの距離を測定する。施工中心であるディフューザ32の中心からノズル先端までの距離は、図15に関して前述したライザ管の場合と同様な手法で検出する。
【0083】
次に、本発明の第8の実施形態を図23を用いて説明する。
【0084】
図23はジェットポンプディフューザにウオータージェットピーニング装置を適用する場合の手順を示す図である。
【0085】
まず、ステップS1において、原子炉圧力容器の上蓋、蒸気乾燥器およびシュラウドヘッドを取り外す。
【0086】
次いで、ステップS2において、炉内構造物を取り外す。次いで必要に応じてインレットミキサを取り外す。
【0087】
次いで、ステップS3において、監視カメラを吊り下ろしながらジェットポンプディフューザ部への接近ルートのウオータージェットピーニング装置を設置するに際しての干渉物の有無および前記ディフューザ部の溶接線を監視モニタで確認する。
【0088】
次いで、ステップS4において、制御盤および加圧ポンプを作業床上に配置し、給水ホースで加圧ポンプと源水タンクを連結し、高圧ホースで加圧ポンプとウオータージェットピーニング装置を連結する。またこれらの機器間に配線を敷設し調整する。
【0089】
次いで、ステップS5において、ウオータージェットピーニング装置を設置する。まず最初に、ウオータージェットピーニング装置を、燃料交換用補助ホイストで吊り上げ、シュラウドと圧力容器の間であり。かつ、ジェットポンプディフューザの間であるバッフルプレート上に吊り下ろし、監視カメラで設置位置を確認する。次に、前記ウオータージェットピーニング装置をシュラウドと圧力容器間に固定する。次に、施工対象のロアリングとバッフルプレートの間の溶接線およびロアリングとテールパイプとの間の溶接線とウオータージェットピーニング装置に備えたノズルとの距離およびノズルの方向を監視カメラで確認する。次に、噴流を試射し、噴流がディフューザの所定の位置に当たっているかを確認する。また、ウオータージェットピーニング装置に備えた距離センサを稼働させて、施工位置およびノズル位置を適正な位置に補正する。
【0090】
次いで、ステップS6において、ウオータージェットピーニング施工を行う。まず最初に、前記ノズルの噴射圧力、噴射流量、ノズルの走行速度および走行範囲を設定する。またノズルを固定して噴射する場合は噴射時間を設定する。次に、噴流を試射し、その後前期ノズルをジェットポンプライザ管のエルボ部周囲を走査しながら、あるいはノズルを固定した状態で所定時間ウオータージェットピーニング施工する。施工状況は監視カメラで随時監視する。次に施工後に監視カメラで施工の完了を確認する。
【0091】
次いで、ステップS7において、ロアリングとテールパイプ間の溶接部をウオータージェットピーニング施工するためにウオータージェットピーニング装置を移動する。まず最初に、シュラウドと圧力容器間にウオータージェットピーニング装置を固定したクランプを解除する。次に、ウオータージェットピーニング装置の吊り上げ準備完了を監視カメラで確認する。次に、前記補助ホイストでウオータージェットピーニング装置を吊り上げて、所定の位置に移動する。次に、監視カメラで設置位置を確認する。次に、前記ウオータージェットピーニング装置をシュラウドと圧力容器間に固定する。次いでステップ6と同様な手法で、ロアリングとテールパイプ間の溶接部をウオータージェットピーニング施工する。
【0092】
次いで、ステップS8において、装置を撤収する。まず最初にシュラウドと圧力容器間にウオータージェットピーニング装置を固定したクランプを解除する。次に、ウオータージェットピーニング装置の吊り上げ準備完了を監視カメラで確認する。次に、前記補助ホイストでウオータージェットピーニング装置を吊り上げる。
【0093】
次いで、ステップS9において、給水ホースおよび高圧ホースを取り外し、加圧ポンプと源水タンクとの連結および加圧ポンプとウオータージェットピーニング装置との連結を解除する。また各機器間の配線を取り外して、機器を撤収する。
【0094】
次いで、ステップS10において、ステップ2でインレットミキサを取り外した場合にはこれを取り付ける。
【0095】
次いで、ステップS11において、監視カメラを撤収する。
【0096】
次いで、ステップS12において、蒸気乾燥器、原子炉圧力容器およびシュラウドヘッドをつり込んで組立、復旧する。
【0097】
なお、この手順を発電プラントの定期点検中に行う場合には、圧力容器の上鏡板、蒸気乾燥器およびシュラウドヘッドは取り外されているので、ウオータージェットピーニング施工はステップ2から始まりステップ11で完了する。
【0098】
なお、以上の説明ではピーニング装置に用いる流体として水を用いる場合について説明したが水以外の流体であっても適用可能であることはもちろんである。
【0099】
【発明の効果】
本発明によれば、キャビテーション気泡を含有する噴流を大口径の円筒状構造物に対して低角度で噴射するので、大口径円筒状構造物を効率よくウオータージェットピーニング施工することができる。また噴流の回り込みを有効に利用できるので狭隘部に配置した大口径の円筒状構造物を効率よくウオータージェットピーニング施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るウオータージェットピーニング装置の概略を示す図である。
【図2】ウオータージェットピーニング装置の噴射角を変えた場合の施工結果を示す図である。
【図3】ウオータージェットピーニング装置の噴射距離とノズル径の比を変えた場合の施工結果を示す図である。
【図4】円筒状構造物とノズルが噴出する噴流との関係を示す図であり
【図5】 円筒状構造物の外径と有効範囲の関係を示す図である。
【図6】ウオータージェットピーニング装置の施工対象であるアニュラス部を示す図である。
【図7】ジェットポンプライザ管用ウオータージェットピーニング装置を示す図である。
【図8】ウオータージェットピーニング装置をジェットポンプライザ管に適用した例を示す図である。
【図9】ウオータージェットピーニング装置を用いた施工装置の全体構成を示す図である。
【図10】着座ベースにノズルを取り付けたウオータージェットピーニング装置を示す図である。
【図11】着座ベースにノズルを取り付けたウオータージェットピーニング装置を示す図である。
【図12】 着座ベースにノズルを取り付けたウオータージェットピーニング装置を示す図である。
【図13】着座ベースにノズルを取り付けたウオータージェットピーニング装置を示す図である。
【図14】首振り機構を備えたウオータージェットピーニング装置を示す図である。
【図15】ノズルの首振り機構を示す図である。
【図16】ノズルヘッドの装着位置を可変にできるウオータージェットピーニング装置をしめすずである。
【図17】距離センサを用いたノズルの位置決め方法を示す図である。
【図18】ジェットポンプライザ管にウオータージェットピーニング装置を適用する場合の手順を示す図である。
【図19】ジェットポンプディフューザ用ウオータージェットピーニング装置を示す図である。
【図20】バッフルプレートとディフューザのロアリングとの溶接部をウオータージェットピーニング施工する例を示す図である。
【図21】ウオータージェットピーニング装置の首振り角を示す図である。
【図22】ノズルの首振り機構を示す図である。
【図23】ジェットポンプディフューザにウオータージェットピーニング装置を適用する場合の手順を示す図である。
【符号の説明】
1 円筒状構造物
2 ノズル
3 噴流
31 バッフルプレート
32 ジェットポンプディフューザ
33 ジェットポンプライザ管
40 ウオータージェットピーニング装置
41 着座ベース
42 ノズルヘッド
44 高圧ホース
45 クランプ
60 原子炉
601 圧力容器
61 ウオータージェットピーニング装置
62 燃料交換器の補助ホイスト
63 高圧ホース
64 制御盤
65 高圧ポンプ
66 給水ホース
67 監視カメラ
68 信号ケーブル
69 モニタ
81 着座ベース
82 ノズル
92 ノズル
101 着座ベース
103 ノズル
112 ノズル
113 ノズル
131 ノズル
132 ノズルヘッド
141 着座ベース
143 ノズル
145 スイベルジョイント
152 シュラウド
153 圧力容器
154 距離センサ
172 ロアリング
173 テールパイプ
175 クランプ
176 ステイ
201 ノズル

Claims (8)

  1. 加圧流体が導入され、キャビテーションにより発生した気泡を含有する噴流を流体中で発生するノズルと、
    前記気泡を含有する噴流を流体中に配設した円筒状構造物に噴射して、該円筒状構造物表面をピーニング施工するウオータージェットピーニング装置において、
    前記噴流の噴射方向は前記円筒状構造物の接線に対して45度以下であり、前記ノズルの噴出孔と前記構造物間の噴射距離(L)のノズル孔径(D)に対する比(L/D)は75ないし150であることを特徴とするウオータージェットピーニング装置。
  2. 加圧流体が導入され、キャビテーションにより発生した気泡を含有する噴流を流体中で発生するノズルと、
    前記気泡を含有する噴流を流体中に配設した円筒状構造物に噴射して、該円筒状構造物表面をピーニング施工するウオータージェットピーニング装置において、
    前記噴流の噴射方向は前記円筒状構造物の接線に対して15度以下であり、前記ノズルの噴出孔と前記構造物間の噴射距離(L)のノズル孔径(D)に対する比(L/D)は75ないし150であることを特徴とするウオータージェットピーニング装置。
  3. 請求項1ないし請求項2の何れか1の記載において、前記円筒状構造物の外径は100mm以上であることを特徴とするウオータージェットピーニング装置。
  4. 請求項1ないし請求項2の何れか1の記載において、前記円筒状構造物の外径は200mm以上であることを特徴とするウオータージェットピーニング装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1の記載において、前記ノズルは、自身を固定する固定装置を備えた着座ベースに取り付け方向可変に取り付けたことを特徴とするウオータージェットピーニング装置。
  6. 請求項5の記載において、前記着座ベースは、噴出方向の異なる複数のノズルを備えたことを特徴とするウオータージェットピーニング装置。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか1の記載において、前記固定装置は、ノズル後方の構造物位置からノズル位置を演算するノズル位置検出装置を備えたことを特徴とするウオータージェットピーニング装置。
  8. 請求項1ないし請求項7の何れか1の記載において、前記ノズルは首振り機構を備えたことを特徴とするウオータージェットピーニング装置。
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