JP4859553B2 - ボイラー水管壁の耐火物剥離装置および耐火物剥離方法 - Google Patents

ボイラー水管壁の耐火物剥離装置および耐火物剥離方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4859553B2
JP4859553B2 JP2006175972A JP2006175972A JP4859553B2 JP 4859553 B2 JP4859553 B2 JP 4859553B2 JP 2006175972 A JP2006175972 A JP 2006175972A JP 2006175972 A JP2006175972 A JP 2006175972A JP 4859553 B2 JP4859553 B2 JP 4859553B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water pipe
refractory
pipe wall
water
peeling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006175972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008008495A (ja
Inventor
真 岩崎
一廣 遠山
昭男 仮屋
敬 岡崎
工 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP2006175972A priority Critical patent/JP4859553B2/ja
Publication of JP2008008495A publication Critical patent/JP2008008495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4859553B2 publication Critical patent/JP4859553B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

本発明は、ボイラー水管壁の耐火物剥離装置および耐火物剥離方法に関する。
例えば、焼却炉などの燃焼室の側壁には、廃熱を回収するためのボイラー水管壁が具備されるとともに、その内壁面には、水管を保護するために、所定厚さでもって耐火物が設けられている。
ところで、この耐火物は水蒸気および高温の環境下にあって、炉の運転状況とその使用年数により劣化して剥離するため、例えば所定厚さより薄くなると取り替える必要がある。
この耐火物を取り替える場合、まず、耐火物を除去する必要があるが、通常、作業員の手作業により耐火物の除去、所謂、はつり作業が行われているが、作業環境が良くないため機械化が望まれている。
耐火物の除去作業を機械的に行うものとして、例えば煙突などの内壁面に設けられた耐火物、所謂ライニングを除去するためのライニング除去装置がある(例えば、特許文献1参照)。
このライニング除去装置は、支柱にシリンダ装置により昇降自在に設けられた取付け部材と、この取付け部材に載置された水ジェット噴出具とから構成されるとともに、水ジェット噴出具については、シリンダ装置により煙突の半径方向で移動し得るように構成されている。また、この水ジェット噴出具は、基端側噴出具部分に対して回転可能にされた先端側噴出具部分が設けられるとともに、この先端側噴出具部分には、2つの水ジェット噴出ノズルが互いに逆方向に向くように傾斜されており、噴出されるジェット水の反動により先端側噴出具部分が自然に回転するように構成されている。
特公平7−103701号公報
上述したライニング除去装置の構成によると、噴出ノズルは傾斜されているが、その方向は、その回転軸心に対して外側を向いているため、回転中心部分でのジェット水のエネルギー密度が分散されて効率的なライニングの除去を行うことができないとともに、スタッドが傾斜している場合には、そのスタッドの後方の部分が残ってしまう虞が生じる。
また、ライニング除去作業時においては、シリンダ装置により取付け部材を昇降させて噴出ノズルを上下方向で移動させるとともに、手作業により支柱全体を煙突の内面に沿って移動させるようにしたとの記載はあるが、当該噴出ノズルをライニングに沿って移動させるための具体的な移動機構の構成については開示されていない。
そこで、本発明は、耐火物をジェット水で剥離する際に、その剥離箇所におけるジェット水によるエネルギー密度を高め得るとともに、水管壁に沿って移動させる構成を具備したボイラー水管壁の耐火物剥離装置および耐火物剥離方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のボイラー水管壁の耐火物剥離装置は、複数のスタッドが突設されたボイラー水管壁に設けられた耐火物を剥離するための装置であって、
上記複数のスタッドが、上記水管壁の法線と同一方向に設けられた垂直スタッドと、上記水管壁の法線に対して左右にそれぞれ25度〜35度の傾斜角度で設けられた左右一対の傾斜スタッドとであり、
上記水管壁に沿って配置されるガイド部材に案内輪を介して案内されるガイド体と、このガイド体に設けられて当該ガイド体をガイド部材に沿って移動させる移動装置と、上記ガイド体に設けられて高圧ジェット水を噴射し得るとともに上記水管壁の法線と平行または略平行な軸心回りで回転されるノズル部を有するジェット水噴射装置とを具備し、
且つ上記ジェット水噴射装置のノズル部を、その回転軸心に対して中間部が外側に突出するように「く」の字形状に形成するとともに、その先端部を、その回転軸心近傍に位置させ
回転軸心に対するノズル部の中間部から先端までの軸心の交差角と、上記傾斜角度とが同一または略同一となるようにしたものである。
また、本発明のボイラー水管壁の耐火物剥離方法は、上述した各耐火物剥離装置によりボイラーの水管壁に設けられた耐火物を剥離する剥離方法であって、
水管壁に高圧ジェット水を噴射させる際に、
ノズル部の先端位置から水管壁の水管までの距離が、ノズル部の穴径の50〜180倍の範囲にする方法である。
上記耐火物剥離装置および耐火物剥離方法によると、ノズル部の中間部がその回転軸心よりも外側に位置するように「く」の字形状に形成されているため、その先端は回転軸心の近傍に位置することになり、したがってノズル部から噴射される高圧ジェット水は回転軸心が水管壁に交わる近傍に集中して噴射されるので、つまり回転による高圧ジェット水が描く軌跡の円の径を小さくできるので、そのエネルギー密度が増して水管壁に設けられている耐火物を効率良く剥離することができる。
また、ノズル部の先端から水管壁までの距離がノズル部の穴径の50〜180倍にされているため、水管壁の耐火物には高圧ジェット水の掘削作用が主に働くことになり、したがって水管などに対する衝撃破壊作用による損傷の発生を防ぐことができる。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態に係るボイラー水管壁における耐火物剥離装置および耐火物剥離方法を、図1〜図7に基づき説明する。
まず、耐火物剥離装置について説明する。
この耐火物剥離装置は、図1に示すように、大きく分けて、ボイラーの燃焼室1を構成する水管壁2に設けられたキャスタブルなどの耐火物に高圧ジェット水(例えば、30〜500MPa程度)を噴射して剥離させる剥離装置本体11と、この剥離装置本体11を水管壁2に沿って昇降させる昇降装置12とから構成されている。
なお、この水管壁2は、図2に示すように、所定間隔おきに多数配置された水管3と、これら水管3,3同士を連結するフィン4とから構成されるとともに、この水管壁2の内面側(燃焼室側)には、水管3を保護するための耐火物5が所定厚さでもって設け(貼り付け)られている。そして、燃焼室側の各水管3外面の適所には、耐火物5を係止(固定)するための係止部材としてのスタッド6が多数突設されており、またその係止機能を有効にするために、内壁面の法線(水管壁に直交する直線)aと同一方向に設けられる垂直方向のスタッド(以下、垂直スタッドともいう)6Aと、法線aに対して左右にそれぞれ所定の傾斜角度θ(例えば、25〜35度の範囲、ここでは30度とする)でもって突設された左右一対の傾斜方向のスタッド(以下、傾斜スタッドともいう)6B,6Bとが、水管3の軸心方向に沿って所定間隔おきに交互に配置されている。つまり、水管壁2全体として見れば、1本の垂直スタッド6Aと2本の傾斜スタッド6B,6Bとが千鳥状に配置されていることになる。なお、水管3の外径は、例えば76mm程度のものが用いられるとともに、スタッドの長さは35mm程度とされ、さらに耐火物5については、スタッド6が完全に埋没する程度、例えば垂直スタッド6Aの先端から5mm程度被覆されるような厚さにされている。なお、図2に示す耐火物5については、その表面が剥離してスタッド6の一部が露出した状態を示している。
上記剥離装置本体11は、上記昇降装置12側に取り付けるための取付用板材21がその両端部に設けられた所定長さのガイドレール(ガイド部材)22と、このガイドレール22をその長手方向の前後位置で且つ左右位置に設けられて当該ガイドレール22を挟持する4つの案内輪(被ガイド部材)23を有して当該ガイドレール22に案内される板状のガイド体24と、このガイド体24およびガイドレール22側に設けられて当該ガイド体24をガイドレール22に沿って移動させる移動装置25と、上記ガイド体24に設けられたジェット水噴射装置26とから構成されている。
上記ガイドレール22は、図3に示すように、その断面形状が正方形にされるとともに各頂点(コーナ部である)22aが上下左右に位置するように(端面から見て菱型状)に配置されており、したがって上記各案内輪23は、ガイドレール22の左右のコーナ部22aに嵌合する三角形状(谷状)の凹状部23aが形成されたものである。なお、このガイドレール22の両取付用板材21の内側位置には、それぞれガイド体24の移動を規制するためのストッパー部材27が設けられている。
上記移動装置25は、図3〜図5に示すように、ガイドレール22の下部に且つその長手方向に沿って取り付けられたチェーン部材31と、上記ガイド体24に設けられたエアモータ32と、このエアモータ32の出力軸32aに取り付けられるとともに上記チェーン部材31に噛合された駆動用スプロケット33とから構成されている。したがって、空気圧縮機などのエア供給装置(図示せず)から空気圧をエアモータ32に導き駆動用スプロケット33を回転させると、当該駆動用スプロケット33はチェーン部材31に噛合しているため、そのチェーン部材31からの反力によりガイド体24がガイドレール22に沿って移動することになる。なお、上記エアモータ32は、ガイド体24の上面に下向きでもって取り付けられるとともに、その出力軸32aはガイド体24に形成された穴部を挿通して下方に突出するように設けられている。
また、上記ジェット水噴射装置26は、ガイド体24の上面に立設された支持部材41と、この支持部材41の下部に鉛直面内で回転自在に設けられるとともに高圧水通路(図示せず)を有する回転部材42と、この回転部材42に設けられた高圧水通路の入口側に連結されて高圧水供給装置(図示せず)からの高圧水を導入するための高圧水導入部材43と、上記回転部材42の高圧水通路の出口側に接続されて高圧水を高圧ジェット水として水管壁2に噴射させるためのノズル部44と、上記支持部材41の上部に取り付けられて上記回転部材42を回転させるためのエアモータ45とから構成されている。勿論、このエアモータ45にもエア供給装置が接続されている。なお、エア供給装置からのエアは、例えばガイド体24に設けられたマニホールド46を介して、それぞれエアモータ32,45に供給される。また、高圧水供給装置からの高圧水についても、ガイド体24に設けられる継手部材(図示せず)を介して高圧水導入部材43に供給してもよく、また高圧水供給装置からの高圧水を直接に高圧水導入部材43に供給してもよい。
そして、上記ノズル部44は、図2に示すように、所定長さにされ且つ中間部がその回転軸心bに対して外側に突出するように「く」の字形状(折曲状)に形成されるとともに、その先端位置は、回転軸心b近傍[例えば、ノズル部開口(穴部)の中心が、回転軸心bから当該ノズル部外径の半分程度の距離だけ離れた位置であり、つまり、ノズル部の外周面が回転軸心bの近くを通過するような位置]に一致するようにされており、さらにその中間部から先端までの部分については、その回転中における軸心cがいずれかの姿勢において、傾斜スタッド6Bの傾斜角度θに一致(または、略一致)するようにされている(つまり、30度にされている)。これは、回転軸心bが法線aと平行に(または略平行に、言い換えれば、水管壁2に対して直交または略直交するように)設けられているためである。詳しく説明すれば、このノズル部44は、回転部材42寄りの直線部44aと、この直線部44aの先端から外側に傾斜する外傾斜部44bと、この外傾斜部44bの先端から回転軸心b側に逆に傾斜された内傾斜部44cとから構成されている。また、ノズル部44の回転部材42寄り位置には、取付用ブラケット47を介して、高圧ジェット水により剥離(粉砕)された耐火物および水などが機器側に衝突するのを防止するための円形の防護板48が取り付けられている。勿論、上記取付用ブラケット47はガイド体24に取り付けられる。
さらに、上記昇降装置12は、図1に示すように、燃焼室1内に組み立てられた作業足場7の支柱部(パイプにより構成されている)7aに沿って且つクランプ材8を介して当該支柱部7aに取り付けられた左右一対の取付用支柱部材(パイプにより構成されており、図1では手前側の一方だけを示している)51と、これら両取付用支柱部材51にそれぞれ昇降可能に取り付けられるとともに水管壁2側に突出する棒状の水平支持部52aを有する筒状の昇降部材52と、上記取付用支柱部材51にクランプ材9を介して取り付けられて上記昇降部材52を昇降させる昇降用シリンダ装置53とから構成されている。
そして、上記昇降部材52の水平支持部52aには、上記移動装置25のガイドレール22の両端部に設けられた取付用板材21を固定支持する支持具54が、その軸心方向すなわち水管壁2に対して接近離間し得るように取り付けられている。
次に、水管壁2の耐火物5の剥離方法、すなわち剥離作業について説明する。
まず、燃焼室1内にて作業足場7を組み立てた後、クランプ材8を用いて左右一対の取付用支柱部材51を作業足場7の支柱部7aに取り付けるとともに、これら各取付用支柱部材51にクランプ材9を介して昇降用シリンダ装置53および直接に昇降部材52を取り付ける。勿論、昇降用シリンダ装置53は昇降部材52に連結されて、この昇降部材52を所定の高さ位置(剥離作業開始高さ位置)に移動させることになる。
次に、上記昇降部材52の水平支持部52aに設けられた支持具54に、剥離装置本体11のガイドレール22の両端部に設けられた取付用板材21を連結して当該剥離装置本体11を支持させる。なお、支持具54は取付用板材21に連結されたものであってもよく、この場合には、取付用板材21に連結された支持具54を昇降部材52の水平支持部52aに外嵌させて支持することになる。
この時点では、図2に示すように、ノズル部44は水管壁2に対向されており、またこのノズル部44の先端から水管壁2における水管3の中心までの距離(以下、スタンドオフ距離という)xは、ノズル部44の噴射穴径dの50倍〜180倍(好ましくは、100倍程度)の範囲となるように位置決めされる。
ここで、スタンドオフ距離xをこのような値に設定した理由について、簡単に説明しておく。
一般的に、破壊対象に水噴射した際の壊食量については、図6に示すように、ノズル部44の穴径dに対するノズル部から破壊対象(試験片である)までの距離(スタンドオフ距離)xの比率(x/d)によって、2つのピーク範囲P1,P2が現れることが知られている。この第1ピーク範囲P1は、主に噴流による掘削作用によるもので、また第2ピーク範囲P2は、主に液滴や液塊の衝突による衝撃破壊作用によるものであることが判明している。
したがって、水管壁2の水管3、フィン4などを傷めずに耐火物5を剥ぐという点では、水噴流の掘削作用を利用するのが好ましく、液滴などの衝突(液滴の破裂など)による衝撃破壊作用が生じた場合、水管3を傷めてしまうことになるため、第1ピーク範囲P1における距離を採用するのが望ましく、さらには第1ピーク範囲P1の最大点より手前位置の壊食量がより少ない距離にするのがエネルギー密度集中のために望ましい。すなわち、スタンドオフ距離xは、x/dの値が50〜180の範囲となるのが望ましく、より好ましくは100近傍となる。具体的な数値で説明すると、穴径dが1mmのノズル部44を用いた場合、スタンドオフ距離xは50〜180mmの範囲となり、好ましくは100mm近傍となる。なお、ノズル部44の穴径dとしては、例えば0.1〜2mmの範囲のものが用いられるとともに、高圧ジェット水の圧力は例えば250MPa程度の値が用いられる。
次に、空気圧縮機をマニホールドに、および高圧水供給装置をジェット水噴射装置26に接続した後、制御盤にて昇降用シリンダ装置53および移動装置25を作動させて、ノズル部44を所定の剥離開始位置に移動させた状態で、ノズル部44から高圧ジェット水を噴射させるとともに、空気圧を回転部材42に供給してノズル部44を回転させる。
すると、図2に示すように、ノズル部44の先端は、その回転軸心bのすぐ近傍に位置されているため、ノズル部44から噴射される高圧ジェット水は回転軸心bが水管壁2に交わる近傍に集中して噴射され、したがって高圧ジェット水が有する運動エネルギーが集中することになり(エネルギー密度が高くなる)、水管壁2に取り付けられている耐火物5を効率良く剥離することができる。
しかも、スタンドオフ距離xが、ノズル部44の穴径dの50〜180倍(好ましくは、100倍)程度にされているため、高圧ジェット水の衝撃破壊作用ではなく掘削作用により、耐火物5が剥離される。すなわち、水管3およびフィン4などの金属を傷めることなく、耐火物5だけを効率良く剥離することができる。さらに、ノズル部44の先端部である内傾斜部44cの傾斜角度αは、傾斜スタッド6Bの傾斜角度θに一致されているため、傾斜スタッド6Bの下側(フィン側)に位置する耐火物5についても確実に剥離させることができる。
勿論、耐火物の剥離作業がガイドレール22に沿って行われた後、昇降用シリンダ装置53により、昇降部材52を適宜昇降させて、異なる箇所での剥離作業が続行される。さらに、この昇降用シリンダ装置53による昇降範囲での剥離作業が済むと、取付用支柱部材51を作業足場7の他の部分に移動させて、同様に、耐火物の剥離作業を行えばよい。
なお、図7に、本実施の形態に係る中間部が外側に突出された「く」の字形状のノズル部44と、先端部だけが傾斜されたノズル部61との噴射軌跡の比較を示す。図7(b)に示す比較例に係るノズル部61の噴射軌跡の方が、図7(a)に示す本実施の形態に係るノズル部44の噴射軌跡よりも、噴射範囲が広がっており、高圧ジェット水の噴射時のエネルギー密度がかなり低下していることがよく分かる。
本発明の実施の形態に係る耐火物剥離装置の概略構成を示す全体側面図である。 同耐火物剥離装置における剥離対象である水管壁の概略構成を示す断面図である。 同耐火物剥離装置の側面図である。 図3のA−A矢視図である。 図3のB−B矢視図である。 同耐火物剥離装置による耐火物剥離方法を説明するための壊食量とスタンドオフ距離との関係を示すグラフである。 同耐火物剥離方法におけるノズル部から噴射される高圧ジェット水の軌跡を示す図で、(a)は本実施の形態のノズル部の場合を示し、(b)は比較例のノズル部の場合を示す。
符号の説明
1 燃焼室
2 水管壁
3 水管
5 耐火物
6 スタッド
6A 垂直スタッド
6B 傾斜スタッド
11 剥離装置本体
12 昇降装置
21 取付用板材
22 ガイドレール
23 案内輪
24 ガイド体
25 移動装置
26 ジェット水噴射装置
31 チェーン部材
32 エアモータ
33 駆動用スプロケット
41 支持部材
42 回転部材
43 高圧水導入部材
44 ノズル部
45 エアモータ
51 取付用支柱部材
52 昇降部材
52a 水平支持部
53 昇降用シリンダ装置

Claims (2)

  1. 複数のスタッドが突設されたボイラー水管壁に設けられた耐火物を剥離するための装置であって、
    上記複数のスタッドが、上記水管壁の法線と同一方向に設けられた垂直スタッドと、上記水管壁の法線に対して左右にそれぞれ25度〜35度の傾斜角度で設けられた左右一対の傾斜スタッドとであり、
    上記水管壁に沿って配置されるガイド部材に案内輪を介して案内されるガイド体と、このガイド体に設けられて当該ガイド体をガイド部材に沿って移動させる移動装置と、上記ガイド体に設けられて高圧ジェット水を噴射し得るとともに上記水管壁の法線と平行または略平行な軸心回りで回転されるノズル部を有するジェット水噴射装置とを具備し、
    且つ上記ジェット水噴射装置のノズル部を、その回転軸心に対して中間部が外側に突出するように「く」の字形状に形成するとともに、その先端部を、その回転軸心近傍に位置させ
    回転軸心に対するノズル部の中間部から先端までの軸心の交差角と、上記傾斜角度とが同一または略同一となるようにしたことを特徴とするボイラー水管壁の耐火物剥離装置。
  2. 請求項1に記載の耐火物剥離装置によりボイラーの水管壁に設けられた耐火物を剥離する剥離方法であって、
    水管壁に高圧ジェット水を噴射させる際に、
    ノズル部の先端位置から水管壁の水管までの距離が、ノズル部の穴径の50〜180倍の範囲にすることを特徴とするボイラー水管壁の耐火物剥離方法。
JP2006175972A 2006-06-27 2006-06-27 ボイラー水管壁の耐火物剥離装置および耐火物剥離方法 Active JP4859553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006175972A JP4859553B2 (ja) 2006-06-27 2006-06-27 ボイラー水管壁の耐火物剥離装置および耐火物剥離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006175972A JP4859553B2 (ja) 2006-06-27 2006-06-27 ボイラー水管壁の耐火物剥離装置および耐火物剥離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008008495A JP2008008495A (ja) 2008-01-17
JP4859553B2 true JP4859553B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=39066877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006175972A Active JP4859553B2 (ja) 2006-06-27 2006-06-27 ボイラー水管壁の耐火物剥離装置および耐火物剥離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4859553B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6493850B2 (ja) * 2016-07-04 2019-04-03 樋口 幸弘 ウオータージェットノズル装置による路面破砕方法とウオータージェットノズル装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07103701B2 (ja) * 1989-11-08 1995-11-08 明星工業株式会社 構造物のライニング除去工法とそれに使用する装置
JPH06294221A (ja) * 1993-04-08 1994-10-21 Naohiko Kobayashi 構築物の表面を処理する高圧水の噴射部操作方法
JP4540031B2 (ja) * 2001-07-17 2010-09-08 株式会社スギノマシン ウォータージェットによるコンクリート破砕用回転ノズル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008008495A (ja) 2008-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3803734B2 (ja) ウオータージェットピーニング装置
US8859930B2 (en) Thermal cutting machine
JP2011153619A (ja) ブリスクの翼を表面強化する方法及び装置
JP4859553B2 (ja) ボイラー水管壁の耐火物剥離装置および耐火物剥離方法
JP4923460B2 (ja) 軸流排気式蒸気タービン装置
CA2482742A1 (en) Scaffolding device for work on inner wall face of tower vessel body, and method of work on inner wall face using the scaffolding device
JP2000121786A (ja) 原子炉圧力容器の内部構造部材のウォ―タ―ジェットピ―ニング方法及びウォ―タ―ジェットピ―ニング装置
JP4777140B2 (ja) 筒状構造物のライナー材撤去方法
JP4659158B2 (ja) 建枠洗浄用高圧水噴射回転ノズルヘッドとそれを用いた建枠洗浄システム
JP3795111B2 (ja) ウォータージェットピーニング装置
JP5801524B2 (ja) 煙突用石綿除去装置
JP7462082B2 (ja) 炉蓋洗浄装置の設置方法
JP5132190B2 (ja) 異物除去具
JPH0871919A (ja) ウォータージェットピーニング施工装置
JP2007289793A (ja) 有害物質除去装置および有害物質との接触促進を行うための筒ユニット
JP3678807B2 (ja) 伝熱管付着物除去装置
JP4939036B2 (ja) 電気炉副生ガス回収ダクトの洗浄装置
JP4916298B2 (ja) 筒状構造物内壁洗浄装置及び筒状構造物内壁洗浄装置の支持方法
JP3990006B2 (ja) 管体端部の水噴流施工装置及び水噴流施工方法
KR20120000961A (ko) 배가스의 질소산화물 제거장치
JP2005300064A (ja) スートブロワ装置
JP2000035496A (ja) 配管内機器据付装置
JP5504330B1 (ja) サイクロン式はつり装置
KR102364885B1 (ko) 발사체 방출시스템 및 그 발사체 방출시스템용 화염차단장치
JPS5851975Y2 (ja) 吹付補修用ノズル

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080430

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4859553

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250