JP3801601B2 - 蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の半導体素子が形成された半導体ウェハの各半導体素子上に蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法及びこの半導体ウェハの製造方法を利用する半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の一種であるCCD又はCMOSイメージャなどの固体撮像装置が様々な分野で実用化されている。固体撮像装置は、フォトダイオードのような受光部、及び受光部の出力に基づく電気信号を読み出す読出部などの回路で構成されている。このような固体撮像装置は、半導体ウェハに、それ自体公知の技術を利用して複数の層を積層することなどにより製造される。
ところで、近年、固体撮像装置の高密度化及び高解像度化、並びに小型化が要望されており、1ピクセル当たりのピッチ寸法が小さくなる傾向にある。このような要望を満たすためには、受光部の領域(以下、受光領域)を縮小しなければならない。受光領域を縮小した場合には、受光量が減少してダイナミックレンジが減少するため、受光部上にマイクロレンズを配置して、受光量の減少を補う必要がある。
マイクロレンズは、一般的に、固体撮像装置としての機能素子が形成された半導体チップの表面に、オンチップ形態で透光性樹脂をレンズ状に加工して形成される。従って、固体撮像装置の表面はマイクロレンズによる凹凸状態を呈している。固体撮像装置の受光面はセンサーとして極めて重要であり、異物が付着した場合には、異物によって明度及び色度が変化して撮像画像の再現性が低下し、また受光面にキズが生じる虞がある。このように異物が付着すれば固体撮像装置の品質及び信頼性が損なわれるため、固体撮像装置は、異物が付着しないように受光面をガラスなどの透光性の蓋部で保護されている。
上述したように、固体撮像装置は、その受光面を蓋部で保護された構造を有するが、特にオンチップ形態でマイクロレンズを形成した固体撮像装置においては、表面が極めて複雑な凹凸状態を呈しているため、半導体チップをセラミック、プラスチックなどのパッケージケースに実装した後に、受光面を蓋部で被覆し、パッケージケース内の固体撮像素子を保護する状態にし、外部から異物が侵入しない構造となっている。しかしながら、パケージ実装による構造では固体撮像装置の小型化に限界があるため、図11に示すように、固体撮像素子を形成した半導体チップ101の表面に、受光部102のみに穴空き部103を形成したエポキシ系樹脂シート104を用いて、接着剤105によりガラス板106を接着する構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このように、半導体チップ101に、ガラス板106(蓋部)を直接接着することにより、固体撮像装置をパケージ実装よりも小型化することができる。
特開2001−257334号公報
しかしながら、上述したような固体撮像装置の製造方法においては、ガラス板106と半導体チップ101との間隔を確保するためにエポキシ系樹脂シート104を使用し、エポキシ系樹脂シート104の両面に接着剤105を用いてガラス板106と半導体チップ101とを接着する。エポキシ系樹脂シート104は、受光部102の上に配置されないように穴が形成されているため、シートに加わる張力が穴の影響によって不均一となり、エポキシ系樹脂シート104を貼付する場合に、極めて不安定な形状となって貼付工程が極めて困難になるという問題があった。また、エポキシ系樹脂シート104を半導体チップ101の表面に接着する場合に、エポキシ系樹脂シート104と半導体チップ101との位置合わせに手間がかかるとともに、マイクロレンズが配置された受光面を汚染しないための対策が不十分で、製造工程の管理が複雑になるという問題があった。
また、エポキシ系樹脂シート104は、穴空け加工することによって、その穴空き部103が形成されるため、穴空き部103の微細化には限度がある。穴空き部103によって、固体撮像装置の密封空間のサイズが決定されることになるから、特許文献1に開示されている方法を用いたとしても、固体撮像装置の構造を小型化することには限界があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、複数の半導体素子が形成された半導体ウェハと蓋部とを接着するための接着層の材料として、光硬化性接着剤(感光性接着剤)と熱硬化性接着剤とが適宜混合されたものを半導体ウェハに形成し、接着層に含まれる光硬化性接着剤の特性を利用して所定の形状にパターニングし、蓋部を配置した後にパターニングされた接着層を加熱し、接着層に含まれる熱硬化性接着剤の特性を利用して接着層を介して半導体ウェハと蓋部とを接着することにより、空間を生成して外部からの影響(湿気、ダストなど)を低減するとともに、半導体装置の小型化を図り、品質及び信頼性の高いチップサイズの半導体装置を実現することができる蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
また本発明は、接着層をパターニングした後に、パターニングされた接着層の良否を半導体素子毎に判定することにより、否と判定された半導体素子の接着層には蓋部を配置しないようにして、製造の高効率化を図ることができる蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
また本発明は、接着層をパターニングした後に、パターニングされた接着層の良否を半導体素子毎に判定し、否と判定された欠陥部のある接着層を補修するようにして、製造の高歩留化を図ることができる蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
また本発明は、光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含むシート状の接着剤を、複数の半導体素子が形成された半導体ウェハに貼設することにより、極めて簡単な方法かつ低コストで半導体ウェハに接着層を形成することができる蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
また本発明は、シート状の接着剤の両面に保護フィルムが貼付されており、半導体ウェハに対向する面側の保護フィルムを剥離して接着剤を半導体ウェハに貼設するようにすることにより、シート状の接着剤を極めて簡単な方法で、かつ効果的に供給することができ、製造装置に要するコストを抑制することができる蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
また本発明は、接着層に含まれる光硬化性接着剤の特性を利用して所定の形状にパターニングした後に、他方の保護フィルムを剥離するようにすることにより、パターニングまで平滑性を確保することができ、また、製造工程におけるダストの接着層の表面への付着を防止することができる蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
また本発明は、平面寸法が各半導体装置の平面寸法より小さい蓋部を用いることにより、各半導体素子の接着層毎に接着することができるため、否と判定された半導体素子の接着層には蓋部を配置しないようにして、製造の高効率化を図ることができる蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
また本発明は、複数の半導体装置を覆う大きさの平面寸法を有する蓋部を用いることにより、複数の半導体素子の接着層に一括して接着して大幅な製造時間の短縮を図ることができる蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
また本発明は、半導体ウェハを切断して、蓋部が接着された個々の半導体素子に分割することにより、分割された以降の工程で、半導体素子の表面にダストが付着したり、引っかき傷が生じたりすることのない半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法は、複数の半導体素子が形成された半導体ウェハに光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含む接着層を形成する接着層形成工程と、前記接着層を選択的に露光して、各半導体素子の周縁部上の接着層に含まれる光硬化性接着剤を硬化させて、接着層及び半導体ウェハを接着する第1接着工程と、前記接着層を現像することにより光硬化樹脂接着剤が未硬化の領域の接着層を除去して、接着層をパターニングする現像工程と、パターニングされた接着層の良否を半導体素子毎に判定する検査工程と、該検査工程にて良と判定された半導体素子の接着層に蓋部を配置する蓋部配置工程と、前記接着層を加熱して該接着層に含まれる熱硬化性接着剤に接着性を発現させて、接着層及び蓋部を接着する第2接着工程とを含むことを特徴とする。
本発明にあっては、複数の半導体素子が形成された半導体ウェハに光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含む接着層を形成し、接着層を選択的に露光して各半導体素子の周縁部上の接着層に含まれる光硬化性接着剤を硬化させ、接着層及び半導体ウェハを接着する。そして、光硬化性接着剤を現像して、未露光領域の接着層を除去した後に、半導体素子毎にパターニングされた接着層の良否を判定する。そして、良と判定された半導体素子の接着層に蓋部を配置した後に、接着層を加熱して該接着層に含まれる熱硬化性接着剤に接着性を発現させて、接着層及び蓋部を接着する。これにより、パターニングされた接着層が枠部となり、半導体ウェハ、接着層及び蓋部によって囲まれた空間が形成され、外部からの湿気又はダストなどの影響を低減することができる。また、蓋部が接着層を介して半導体ウェハに接着されるので、半導体装置の小型化を図ることができ、品質及び信頼性の高いチップサイズの半導体装置を実現することができる。また、半導体素子が形成された半導体ウェハは、表面に凹凸構造を備えるため、異物が付着しやすい。したがって、本発明のように、光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含む接着層を露光及び現像によりパターニングする場合には、その凹凸構造において除去すべき部分に接着層が残存しやすくなり、事前にパターニングした接着層の良否を半導体素子毎に検査工程で判定して把握しておくことにより、その判定結果を後工程に活用して、生産効率を向上させることができる。
本発明に係る蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法は、上述した発明において、前記第2接着工程は、前記検査工程にて否と判定された半導体素子の接着層に蓋部を配置しないことを特徴とする。
本発明にあっては、半導体素子毎にパターニングされた接着層を検査して、否と判定された半導体素子の接着層(不良品)には蓋部を配置しないので、製造の高効率化を図ることができる。例えば、製造ロット番号、半導体ウェハ番号及び半導体チップ番号によって各半導体素子を識別するようにしておき、各半導体ウェハに対してパターニングされた接着層の良否を判定したマッピングデータのような識別情報を作成するようにしておくことにより、パターニングされた接着層が否であると判定された半導体素子を確実に識別して、蓋部を配置しないようにすることができる。
本発明に係る蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法は、複数の半導体素子が形成された半導体ウェハに光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含む接着層を形成する接着層形成工程と、前記接着層を選択的に露光して、各半導体素子の周縁部上の接着層に含まれる光硬化性接着剤を硬化させて、接着層及び半導体ウェハを接着する第1接着工程と、前記接着層を現像することにより光硬化樹脂接着剤が未硬化の領域の接着層を除去して、接着層をパターニングする現像工程と、パターニングされた接着層の良否を半導体素子毎に判定する検査工程と、該検査工程にて否と判定された欠陥部のある接着層を、熱硬化性接着剤を含む接着剤で補修する補修工程と、前記検査工程にて良と判定された半導体素子の接着層及び前記補修工程にて補修された接着層に蓋部を配置する蓋部配置工程と、前記接着層を加熱して該接着層に含まれる熱硬化性接着剤に接着性を発現させて、接着層及び蓋部を接着する第2接着工程とを含むことを特徴とする。
本発明にあっては、複数の半導体素子が形成された半導体ウェハに光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含む接着層を形成し、接着層を選択的に露光して各半導体素子の周縁部上の接着層に含まれる光硬化性接着剤を硬化させ、接着層及び半導体ウェハを接着する。そして、光硬化性接着剤を現像して、未露光領域の接着層を除去した後に、半導体素子毎にパターニングされた接着層の良否を判定する。そして、否と判定された欠陥部のある接着層を熱硬化性接着剤を含む接着剤で補修した後に、良と判定された半導体素子の接着層及び補修された接着層に蓋部を配置し、接着層を加熱して該接着層に含まれる熱硬化性接着剤に接着性を発現させて、接着層及び蓋部を接着する。これにより、パターニングされた接着層が枠部となり、半導体ウェハ、接着層及び蓋部によって囲まれた空間が形成され、外部からの湿気又はダストなどの影響を低減することができる。また、蓋部が接着層を介して半導体ウェハに接着されるので、半導体装置の小型化を図ることができ、品質及び信頼性の高いチップサイズの半導体装置を実現することができる。さらに、否と判定された欠陥部のある接着層を補修するようにしたので製造歩留を向上することができる。補修状況に応じて、マッピングデータのような識別情報を更新することにより、補修された接着層に蓋部が配置されない虞はなく、製造の高効率化及び高歩留化を図ることができる。また、半導体素子が形成された半導体ウェハは、表面に凹凸構造を備えるため、異物が付着しやすい。したがって、本発明のように、光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含む接着層を露光及び現像によりパターニングする場合には、その凹凸構造において除去すべき部分に接着層が残存しやすくなり、事前にパターニングした接着層の良否を半導体素子毎に検査工程で判定して把握しておくことにより、その判定結果を後工程に活用して、生産効率を向上させることができる。
本発明に係る蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法は、上述した各発明において、前記接着層形成工程は、光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含むシート状の接着剤を、複数の半導体素子が形成された半導体ウェハに貼設して、該半導体ウェハに接着層を形成することを特徴とする。
本発明にあっては、光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含むシート状の接着剤を、複数の半導体素子が形成された半導体ウェハに貼設することにより、極めて簡単な方法かつ低コストで半導体ウェハに接着層を形成することができる。また、接着剤の種類を容易に変更することができ、多品種生産をする場合に特に好適である。
本発明に係る蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法は、上述した発明において、前記シート状の接着剤の両面に保護フィルムが貼付されており、前記接着層形成工程は、半導体ウェハに対向する面側の保護フィルムを剥離して、前記シート状の接着剤を半導体ウェハに貼設することを特徴とする。
本発明にあっては、シート状の接着剤の両面に保護フィルムが貼付されており、半導体ウェハに対向する面側の保護フィルムを剥離して接着剤を半導体ウェハに貼設するようにすることにより、シート状の接着剤を極めて簡単な方法で、かつ効果的に供給することができ、製造装置に要するコストも抑制することができる。
本発明に係る蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法は、上述した発明において、前記第1接着工程の後に、他方の保護フィルムを剥離する工程をさらに含むことを特徴とする。
本発明にあっては、接着層に含まれる光硬化性接着剤の特性を利用して所定の形状にパターニングした後に、他方の保護フィルムを剥離するようにすることにより、パターニングまで接着層の上面に保護フィルムを配置した状態が維持されるので、接着層の表面に凹凸が生じることはなく、平滑性を維持することができ、また、製造工程におけるダストが接着層の表面に付着することを防止できる。
本発明に係る蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法は、上述した各発明において、前記蓋部の平面寸法は、各半導体素子に係る接着層毎に接着すべく、各半導体装置の平面寸法より小さいことを特徴とする。
本発明にあっては、平面寸法が後に分断される各半導体装置の平面寸法より小さい蓋部を用いることにより、各半導体素子の接着層毎に接着することができるため、否と判定された半導体素子の接着層には蓋部を配置しないようにして、製造の高効率化を図ることができる。
本発明に係る蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法は、上述した各発明において、前記蓋部の平面寸法は、複数の半導体素子に係る接着層に一括して接着すべく、複数の半導体装置を覆う大きさであることを特徴とする。
本発明にあっては、平面寸法が複数の半導体装置を覆う大きさである蓋部を用いることにより、複数の半導体素子の接着層に一括して接着することができ、大幅な時間短縮を図ることができる。また、蓋部をすべての半導体素子に係る接着層に当設するように配置すれば十分であるため、そのアライメント精度が問題となることはない。
本発明に係る蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法は、上述した各発明において、前記複数の半導体素子が形成された半導体ウェハにマイクロレンズが形成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、複数の半導体素子が形成された半導体ウェハにマイクロレンズが形成されている固体撮像素子のような場合に好適であって、チップサイズの固体撮像装置を実現することができる。マイクロレンズが形成された半導体ウェハの表面には、異物が付着しやすい。したがって、本発明のように、光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含む接着層を露光及び現像によりパターニングする場合には、マイクロレンズが形成されていると、特に除去すべき部分に接着層が残存しやすくなり、事前にパターニングした接着層の良否を半導体素子毎に検査工程で判定し、例えば否と判定された半導体素子に対しては後工程を施さないことなどにより、非常に有効に生産効率を向上させることができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、上述した各発明において、半導体ウェハを切断して、蓋部を有する個々の半導体装置に分割する分割工程をさらに含むことを特徴とする。
本発明にあっては、半導体ウェハを切断して、蓋部が接着された個々の半導体装置に分割することにより、分割された以降の工程で、半導体素子の表面にダストが付着したり、引っかき傷が生じたりすることはない。また、蓋部が接着されるまでは半導体ウェハ単位で行われるため、保管、搬送を容易、安全に行うことができるとともに、工程管理が容易となる。
本発明によれば、光硬化性接着剤と熱硬化性接着剤とが適宜混合された接着層を半導体ウェハに形成し、接着層に含まれる光硬化性接着剤の特性を利用して所定の形状にパターニングし、蓋部を配置した後に、接着層に含まれる熱硬化性接着剤の特性を利用して接着層を介して半導体ウェハと蓋部とを接着することにより、空間を形成して外部からの湿気又はダストなどの影響を低減するとともに、半導体装置の小型化を図り、品質及び信頼性の高いチップサイズの半導体装置を実現することができる。また、半導体素子が形成された半導体ウェハは表面に凹凸構造を備えるため異物が付着しやすく、光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含む接着層を露光及び現像によりパターニングする場合には、その凹凸構造において除去すべき部分に接着層が残存しやすくなり、事前にパターニングした接着層の良否を半導体素子毎に検査工程で判定して把握しておくことにより、その判定結果を後工程に活用して、生産効率を向上させることができる。
また本発明によれば、パターニングされた接着層の良否を半導体素子毎に検査し、否と判定された半導体素子の接着層には蓋部を配置しないようにして、製造の高効率化を図ることができる。
また本発明によれば、パターニングされた接着層の良否を半導体素子毎に検査し、否と判定された欠陥部のある接着層を補修するようにして製造の高歩留化を図ることができる。
また本発明によれば、光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含むシート状の接着剤を、複数の半導体素子が形成された半導体ウェハに貼設することにより、極めて簡単な方法かつ低コストで接着層を形成することができる。
また本発明によれば、シート状の接着剤の両面に保護フィルムが貼付されており、半導体ウェハに対向する面側の保護フィルムを剥離して接着剤を貼設するようにすることにより、シート状の接着剤を極めて簡単な方法で、かつ効果的に供給することができ、製造装置に要するコストを抑制することができる。
また本発明によれば、接着層に含まれる光硬化性接着剤の特性を利用してパターニングした後に、他方の保護フィルムを剥離するようにすることにより、パターニングまで接着層の上面に保護フィルムを配置した状態が維持されるので、接着層の表面に凹凸が生じることはなく、平滑性を維持することができ、また、製造工程におけるダストが接着層の表面に付着することを防止できる。
また本発明によれば、平面寸法が各半導体装置より小さい蓋部を用いることにより、各半導体素子の接着層毎に接着することができるため、否と判定された半導体素子の接着層には蓋部を配置しないようにして、製造の高効率化を図ることができる。
また本発明によれば、平面寸法が複数の半導体装置を覆う大きさである蓋部を用いることにより、複数の半導体素子の接着層に一括して接着することができ、大幅な時間短縮を図ることができる。また、蓋部をすべての半導体素子に係る接着層に当設するように配置すれば十分であるため、そのアライメント精度が問題となることはない等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。なお、半導体ウェハがシリコンウェハで、半導体装置としてCCD、CMOSイメージャ等の固体撮像装置に適用した場合について説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法の概略を示すフローチャートであり、図2及び図3は本発明の実施の形態1に係る半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法を説明するための説明図である。
本発明の実施の形態1に係る半導体ウェハの製造方法は、接着層形成工程(S1)、第1接着工程である露光工程(S2)、保護フィルム剥離工程(S3)、現像工程(S4)、検査工程(S5)及び第2接着工程である蓋部接着工程(S6)を備え、半導体装置の製造方法は更に分割工程(S7)を備える。
半導体ウェハ10には、CCD、CMOSイメージャ等の平面視が矩形状の複数の半導体素子である固体撮像素子20,20,…が形成されている(図2(a))。固体撮像素子20の略中央領域には受光部20aが形成されており、受光部20aの上面にはマイクロレンズ20bが形成されている。受光部20aは具体的にはフォトダイオードであり、マイクロレンズ20bによって受光部20aへの集光率を高めている。マイクロレンズ20bは、半導体ウェハ10の表面に透光性樹脂をレンズ状に加工して形成される。
まず、接着層形成工程(図1:S1)として、複数の固体撮像素子20,20,…が形成された半導体ウェハ10の受光部側の表面に、上面に保護フィルム31aが貼付された接着層40を形成する(図2(b))。接着層40は、露光されて硬化する光硬化性接着剤と、加熱されて接着力を発現する熱硬化性接着剤とが適宜混合されたものであり、その厚みはマイクロレンズの厚みよりも厚い。光硬化性接着剤としては、例えばアクリル系樹脂である紫外線(UV)硬化樹脂であり、熱硬化接着剤としては、例えばエポキシ系樹脂である。接着層形成工程では、半導体ウェハ10に形成されている複数の固体撮像素子20,20,…のすべてに接着層40が形成されるようにすればよく、そのアライメント精度についての制約はない。
接着層形成工程を詳細すれば、図4に示すように、接着シート30は、その両面に保護フィルム31a,31bが貼付された状態でロール状に巻かれており、一方の面(ここでは下面)の保護フィルム31bを剥離し、貼付けローラ32を回転することにより、貼付けローラ32を左右に移動させるとともに、剥離した面を半導体ウェハ10に当接し、半導体ウェハ10に接着シート30を貼付する(図4(a))。接着シートの他方の面には、保護フィルム31aが貼付された状態を維持するようにする。そして、貼付けた接着シート30を半導体ウェハ10の外周に沿って切断(符号Cで示す)することによって接着層40とする(図4(b))。
次いで、露光工程(図1:S2)として、フォトマスク50を介して接着層40を光51で露光する(図2(c))。本例では、接着層40に含まれる光硬化性接着剤として紫外線(UV光)に対して硬化性を発現するUV硬化性接着剤を用いたので、光51としてUV光を用いる。フォトマスク50は、半導体ウェハ10に形成されている各固体撮像素子の受光部20aに対応する領域の外側の領域が露光されるようなパターニングが施されている。接着層40には光硬化性接着剤が混合されているため、UV光に露光(感光)すると、硬化性を発現するとともに、光硬化性接着剤が光重合反応を起こし、所定の現像液に溶解しない物性に変化する。つまり、接着層40のうち、UV光に感光した接着層40aは硬化し、UV光に感光していない接着層40bは未硬化を維持する。
そして、保護フィルム剥離工程(図1:S3)として、接着層40を露出させるべく、接着層40の上面の保護フィルム31aを剥離する(図2(d))。接着層40の露光前に保護フィルム31aを剥離した場合には、接着層40の粘着力によって、接着層40に含まれる接着剤が保護フィルム31a側に接着されてしまい、接着層40の表面に凹凸ができる虞があるが、接着層40の露光の際まで、接着層40の上面に保護フィルム31aを配置した状態を維持することによって、接着層40の表面に凹凸が生じることはなく、平滑性を維持することができ、また、製造工程におけるダストが接着層40の表面に付着することを防止できる。露光後は、後に蓋部との接着に用いられる部分の接着層40aの光硬化性接着剤が硬化しているため、保護フィルム31aを接着層40から剥離したとしても、必要な部分の接着層40aの表面に凹凸が生じることはなく、表面の平滑性を維持する。
そして、現像工程(図1:S4)として、接着層40を所定の現像液で現像することにより、UV光に感光しなかった領域の接着層40bが除去され、一方、接着層40aが残存してパターニングされる(図3(e))。これにより、接着層40aは、各固体撮像素子20の受光部20aを取り囲む形状、すなわち枠部となる。UV光に感光した接着層40aの光硬化性接着剤は、感光によって光重合反応が生じて所定の現像液に溶解しないようになっているが、UV光に感光しなかった接着層40bの光硬化性接着剤は物性が変化せず、現像液に溶解する。接着層40の材料として、光硬化性接着剤と熱硬化性接着剤とが適宜混合されたものを用いたので、上述したような接着層40をフォトリソグラフィ技術により所定の形状にパターニングすることができる。
そして、検査工程(図1:S5)として、カメラ60を用いて、半導体ウェハ10の表面にパターニングされた接着層40を検査して、良否を判定する(図3(f))。表面検査を行うのは、積層された様々なパターンによって半導体ウェハ10の表面に凹凸が生じており、この凹凸によって接着層40bの残渣が残存する虞があるためである。検査工程では、現像工程にて除去できなかった接着層40bの残渣の存在と、接着層40aの形状不良の存在とを検査する。特に、本例のようにマイクロレンズが表面に形成された固体撮像素子の場合、隣合うマイクロレンズの間隙部に残渣が生じる虞が高いため、検査工程を行って残渣の存在を検査することは有効である。
接着層40bの残渣としては、例えば図5に示すように、現像工程にて接着層40bは除去されるべきであるが、工程ばらつきにより、特に凹凸の形状となっているマイクロレンズ20bの上面に残渣41が発生しやすい。また、接着層40aの形状不良としては、例えば図6に示すように、半導体ウェハ10に形成した接着層40aのパターンの一部に欠陥部42が発生する場合がある。このような接着層40bの残渣の存在と、接着層40aの形状不良の存在とを検査して、いずれの固体撮像装置が不良となるかを識別できるように、各固体撮像装置又は各個体撮像素子に対する良否の判定を示すフラグからなるマッピングデータを作成する。
半導体製造においては、製造ロット番号、半導体ウェハ番号及び半導体チップ番号によって各半導体素子を識別するようにしており、各半導体ウェハに対してマッピングデータを作成する。つまり、製造ロット番号及び半導体ウェハ番号毎にマッピングデータが作成され、このマッピングデータによって、各固体撮像装置又は各個体撮像素子の良否を判定することができる。マッピングデータとしては、各固体撮像装置又は各個体撮像素子に対する良否の判定を示すフラグに加えて、その内容を識別する情報を含んでいても良い。例えば、残渣が発生している場合には、その旨を識別する情報を、欠陥部が発生している場合には、その旨を識別する情報を、マッピングデータに追加するようにする。このようにすれば、マッピングデータの情報に基づいて、いかなる項目で不良となったのかを識別することが可能となり、不良発生率を項目毎に整理することができ、ロット履歴を調査する場合などに好適である。
そして、蓋部接着工程(図1:S6)として、本例では、個片状態に予め分離されたガラスなどの透光性の蓋部70を各固体撮像素子20に係る接着層40aに配置し、接着層40aと蓋部70とを接着する(図3(g))。なお、蓋部70の平面寸法は小さいことが好ましく、各固体撮像素子20の受光部20aを取り囲む形状の枠部である接着層40aの平面寸法と略同等であることが好ましい。半導体ウェハ10上に形成したパッド(不図示)を外部回路と接続するワイヤボンディングを行う場合、パッドが蓋部70によって隠れてしまってはボンディング装置に適宜工夫を施す必要があるが、蓋部70の平面寸法を小さくすることで、ワイヤボンディングを容易にすることができる。さらには、蓋部70配置時の精度を考慮すると、各固体撮像素子20の受光部20aを取り囲む形状の枠部である接着層40aの平面寸法よりもわずかに大きいことが好ましい。
蓋部接着工程を詳細すれば、図7に示すように、蓋部70が貼付された粘着性シート71を用意しておき、リッドボンダなどの吸着装置72で蓋部70を吸着して粘着シート71から剥離する(図7(a))。そして、吸着装置72を移動して、蓋部70を半導体ウェハ10に形成された各固体撮像素子20に係る接着層40aの上に配置する(図7(b))。蓋部70が接着層40aの上に配置されている状態で加熱することにより、接着層40aに含まれる熱硬化性接着剤に接着性を発現させて接着層40aと蓋部70とを接着する。また、接着層40aと半導体ウェハ10とは、露光工程により発現した光硬化性接着剤による接着力だけでは不十分であるため、この加熱処理によって接着層40aと半導体ウェハ10との接着性が向上する。もちろん、所定温度の高温槽に入れることによって接着性を発現させてもよいし、加熱時に適宜加圧してもよい。このようにして、半導体ウェハ10、蓋部70及び接着層40aによって空間が形成でき、その後の工程において、受光部20aへの湿気の進入、ダストの進入付着、ひっかき傷などによる受光部での不良の発生を低減することができ、製造歩留の良い、信頼性の高い固体撮像装置を製造することができる。なお、半導体ウェハ10、蓋部70及び接着層40aによって形成される空間は、密封されても良いが、その後の工程において、受光部20aへの湿気の進入、ダストの進入付着、ひっかき傷などによる受光部での不良の発生を低減することができる程度であれば良く、例えば内部に侵入した湿気を外部に排出するための微小の通気路が形成されていても良い。
なお、カメラ、ビデオレコーダーカメラなどの光学機器に固体撮像装置を搭載する場合には、蓋部70は受光部20aの表面をダスト、傷などから保護すること以外に、外部からの赤外線を遮断することも必要となる。この場合には、蓋部70の表面に赤外線遮断膜を形成して光学フィルタを兼ねることができる。
また、図7(b)に示したように、検査工程にて不良と判定された固体撮像装置又は固体撮像素子に係る接着層40a(中央部の接着層)には、蓋部を貼設しないようにすることが好ましい。不良品に対して蓋部を接着しないようにすることにより、蓋部の材料コスト、及び接着工程の製造コストを削減することができる。上流側の工程にて不良品を選別し、下流側の工程では、不良品に対して工程の対象としないようにすることがコスト削減の観点から好ましい。
そして、分割工程(図1:S7)として、蓋部接着工程にて良品の固体撮像装置又は固体撮像素子に対応する接着層40aのすべてに蓋部70を接着した後、ダイシングソーなどのダイシング装置により半導体ウェハ10を切断して、個々の固体撮像素子20などからなる固体撮像装置80に分割する(図3(h))。分割工程としては、蓋部70が接着層40aを介して接着された半導体ウェハ10の裏面をダイシングリングに固定したダイシングテープの上に貼り付けて、ダイシングソーをダイシング方向に進行させて、半導体ウェハ10を個々の固体撮像装置80に分割する。そして、分割した固体撮像装置80を適宜の条件でダイシングテープから剥離することにより、固体撮像装置80を得ることができる。なお、半導体ウェハ10に、それ自体公知のダイシングライン、ベベルカットラインなどの分割線を入れるようにして、ダイシング精度を向上するようにしても良い。
以上詳述したように、本発明の主旨は、半導体ウェハ10と蓋部70とを接着するための接着層40の材料として、光硬化性接着剤と熱硬化性接着剤とが適宜混合されたものを用い、まず、接着層40に含まれる光硬化性接着剤の特性を利用し、フォトリソグラフィ技術により所定の形状にパターニングする。そして、蓋部70を配置した後に、残存している接着層40aを加熱することにより、接着層40aに含まれる熱硬化性接着剤の特性を利用し、接着層40aを介して半導体ウェハ10と蓋部70とを接着する。このような方法では、接着層40をパターニングする際に、マイクロレンズのような凹凸形状によって残渣が生じる虞があるため、本発明では、検査工程を行って残渣の有無を判定するようにしている。また、各固体撮像素子20の枠部となる接着層40aの一部が欠陥となる場合があるため、このような欠陥についても検査工程にて検査を行うようにしている。
(実施の形態2)
図8は本発明の実施の形態2に係る半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法の概略を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態2に係る半導体ウェハの製造方法は、接着層形成工程(S1)、露光工程(S2)、保護フィルム剥離工程(S3)、現像工程(S4)、検査工程(S5)、接着層補修工程(S15)及び蓋部接着工程(S6)を備え、半導体装置の製造方法は更に分割工程(S7)を含む。
接着層補修工程(S15)は、検査工程(S5)にて作成したマッピングデータに基づいて、接着層40bの残渣がなく、接着層40aのパターンの一部に欠陥部42が発生したために不良と判定された接着層40aを修復する。例えば図9に示すように、接着剤注入器としてディスペンサ90を用いて、欠陥部42に接着剤45を充填すればよい。接着層補修工程に用いる接着剤45は、接着層形成工程と同様の熱硬化性接着剤が含まれている。
したがって、接着剤45は、蓋部接着工程における加熱処理によって接着性が発現して、蓋部70及び半導体ウェハ10に接着する。よって、実施の形態1と同様、半導体ウェハ10、蓋部70並びに接着層40a及び接着剤45によって空間が形成でき、その後の工程において、受光部20aへの湿気の進入、ダストの進入付着、ひっかき傷などによる受光部での不良の発生を低減することができ、製造歩留の良い、信頼性の高い固体撮像装置を製造することができる。なお、本実施の形態においても、半導体ウェハ10、蓋部70及び接着層40aによって形成される空間は、密封されても良いが、その後の工程において、受光部20aへの湿気の進入、ダストの進入付着、ひっかき傷などによる受光部での不良の発生を低減することができる程度であれば良く、例えば内部に侵入した湿気を外部に排出するための微小の通気路が形成されていても良い。
また、不良となる固体撮像装置を補修して良品にすることになるから、当然ながら製造歩留が向上する。接着層補修工程にて接着層40aを修復した場合には、検査工程で半導体ウェハ毎に付与したマッピングデータのうちの修復を行った固体撮像装置のフラグを良品に変更して、適宜更新するようにしておく。その他の工程は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
なお、接着層補修工程によって修復した接着剤45を含む接着層40aの形状を再検査して、所定した形状に修復されているか否かを判定するようにしても良い。この再検査の方法としては、上述した検査工程(S5)と同様の方法で行うことができる。再検査をする場合は、検査工程(S5)にて良品であると判定された接着層40aについては検査する必要はないため、修復した箇所の接着層40aについてのみ検査することが、スループットの観点から好ましい。
(実施の形態3)
実施の形態1,2では、蓋部接着工程として、個片状態に予め分離されたガラスなどの透光性の蓋部70を各固体撮像素子20に係る接着層40aに配置し、接着層40aと蓋部70とを接着するような形態について説明したが、複数の固体撮像装置(半導体装置)覆う大きさの単板(一枚板)状態の透光性の蓋部を接着するようにしても良く、このようにしたものが実施の形態3である。本発明の実施の形態3に係る半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法のフローは実施の形態1,2と同様であるが、蓋部接着工程及び分割工程の詳細が相違する。
図10は本発明の実施の形態3に係る半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法を説明するための説明図であり、具体的には、蓋部接着工程及び分割工程を示す説明図である。
本発明の実施の形態3に係る半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法における蓋部接着工程は、単板状態の透光性の蓋部75を各固体撮像素子20に係る接着層40aに一括して配置し、接着層40aと蓋部75とを接着する(図10(a))。単板状態の蓋部75を配置するため、すべての各固体撮像素子20に係る接着層40aに当設するように配置すれば十分であり、そのアライメント精度は重要とはならない。また、単板状態の蓋部75を配置することにより、一度にすべての固体撮像素子20に被覆することができるので、大幅な製造時間の短縮を図ることができる。
そして、蓋部75が接着層40aの上に貼設されている状態で加熱することにより、接着層40aに含まれる熱硬化性接着剤に接着性を発現させて接着層40aと蓋部75とを接着する。また、この加熱によって接着層40aと半導体ウェハ10との接着性が向上する。もちろん、所定温度の高温槽に入れることによって接着性を発現させてもよいし、加熱時に適宜加圧してもよい。このようにして、半導体ウェハ10、蓋部75及び接着層40aによって、個々に空間が形成でき、その後の工程において、受光部20aへの湿気の進入、ダストの進入付着、ひっかき傷などによる受光部での不良の発生を低減することができ、製造歩留の良い、信頼性の高い固体撮像装置を製造することができる。なお、本実施の形態においても、半導体ウェハ10、蓋部75及び接着層40aによって形成される空間は、密封されても良いが、その後の工程において、受光部20aへの湿気の進入、ダストの進入付着、ひっかき傷などによる受光部での不良の発生を低減することができる程度であれば良く、例えば内部に侵入した湿気を外部に排出するための微小の通気路が形成されているも良い。
そして、分割工程では、ダイシング装置を用いて半導体ウェハ10及び蓋部75を切断して、個々の固体撮像素子20などからなる固体撮像装置80に分割する(図10(b))。なお、半導体ウェハ10上に形成したパッド(不図示)を外部回路と接続するワイヤボンディングを行う場合、パッドが蓋部75によって隠れてしまってはボンディング装置に適宜工夫を施す必要があるため、分割工程において、切断した蓋部75の平面寸法が、切断した半導体ウェハ10(固体撮像装置(半導体装置))の平面寸法より小さくなるように、半導体ウェハ10及び蓋部75を適宜切断するようにする。
なお、各実施の形態では、固体撮像装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、半導体装置全般について適用できるが、CCD、CMOSイメージャなどの固体撮像装置、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)のような半導体記憶装置など、透光性の蓋部を形成されるような受光部を備えた半導体装置に特に有効である。また、蓋部が透光性のガラスである場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば樹脂材料からなる蓋部を用いても良いし、場合によっては透光性を有していなくても良い。一例として、ガラス以外の蓋部として、シリコン基体等の半導体基体を用いた半導体ウェハに適用した例としては、機能素子が形成されたシリコンウェハに、保護キャップ用のシリコン片を蓋部として接着するものが挙げられる。そして、シリコン基体等の半導体基体を用いた半導体装置に適用した例としては、その保護キャップ用シリコン片が接着されたシリコンウェハを切断するものが挙げられる。
本発明の実施の形態1に係る半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法の概略を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法を説明するための説明図である。 接着層形成工程を説明するための説明図である。 接着層の残渣の一例を示す状態図である。 接着層の形状不良の一例を示す状態図である。 蓋部接着工程を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法の概略を示すフローチャートである。 接着層補修工程を説明するための説明図である 本発明の実施の形態3に係る半導体ウェハの製造方法及び半導体装置の製造方法を説明するための説明図である。 固体撮像装置の構成を示す構造断面図である。
符号の説明
10 半導体ウェハ
20 固体撮像素子
20a 受光部
20b マイクロレンズ
30 接着シート
31a,31b 保護フィルム
40(40a,40b) 接着層
50 フォトマスク
60 カメラ
70,75 蓋部
80 固体撮像装置

Claims (10)

  1. 複数の半導体素子が形成された半導体ウェハに光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含む接着層を形成する接着層形成工程と、
    前記接着層を選択的に露光して、各半導体素子の周縁部上の接着層に含まれる光硬化性接着剤を硬化させて、接着層及び半導体ウェハを接着する第1接着工程と、
    前記接着層を現像することにより光硬化樹脂接着剤が未硬化の領域の接着層を除去して、接着層をパターニングする現像工程と、
    パターニングされた接着層の良否を半導体素子毎に判定する検査工程と、
    該検査工程にて良と判定された半導体素子の接着層に蓋部を配置する蓋部配置工程と、
    前記接着層を加熱して該接着層に含まれる熱硬化性接着剤に接着性を発現させて、接着層及び蓋部を接着する第2接着工程と
    を含むことを特徴とする蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法。
  2. 前記第2接着工程は、
    前記検査工程にて否と判定された半導体素子の接着層に蓋部を配置しないこと
    を特徴とする請求項1に記載の蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法。
  3. 複数の半導体素子が形成された半導体ウェハに光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含む接着層を形成する接着層形成工程と、
    前記接着層を選択的に露光して、各半導体素子の周縁部上の接着層に含まれる光硬化性接着剤を硬化させて、接着層及び半導体ウェハを接着する第1接着工程と、
    前記接着層を現像することにより光硬化樹脂接着剤が未硬化の領域の接着層を除去して、接着層をパターニングする現像工程と、
    パターニングされた接着層の良否を半導体素子毎に判定する検査工程と、
    該検査工程にて否と判定された欠陥部のある接着層を、熱硬化性接着剤を含む接着剤で補修する補修工程と、
    前記検査工程にて良と判定された半導体素子の接着層及び前記補修工程にて補修された接着層に蓋部を配置する蓋部配置工程と、
    前記接着層を加熱して該接着層に含まれる熱硬化性接着剤に接着性を発現させて、接着層及び蓋部を接着する第2接着工程と
    を含むことを特徴とする蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法。
  4. 前記接着層形成工程は、
    光硬化性接着剤及び熱硬化性接着剤を含むシート状の接着剤を、複数の半導体素子が形成された半導体ウェハに貼設して、該半導体ウェハに接着層を形成すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法。
  5. 前記シート状の接着剤の両面に保護フィルムが貼付されており、
    前記接着層形成工程は、半導体ウェハに対向する面側の保護フィルムを剥離して、前記シート状の接着剤を半導体ウェハに貼設すること
    を特徴とする請求項4に記載の蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法。
  6. 前記第1接着工程の後に、他方の保護フィルムを剥離する工程をさらに含むこと
    を特徴とする請求項5に記載の蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法。
  7. 前記蓋部の平面寸法は、各半導体素子に係る接着層毎に接着すべく、各半導体装置の平面寸法より小さいこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法。
  8. 前記蓋部の平面寸法は、複数の半導体素子に係る接着層に一括して接着すべく、複数の半導体装置を覆う大きさであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法。
  9. 前記複数の半導体素子が形成された半導体ウェハにマイクロレンズが形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の蓋部を備えた半導体ウェハの製造方法。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1つに記載の製造方法により製造された半導体ウェハを切断して、蓋部を有する個々の半導体装置に分割する分割工程をさらに含むこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
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