JP5233164B2 - 樹脂組成物、接着フィルムおよび受光装置 - Google Patents

樹脂組成物、接着フィルムおよび受光装置 Download PDF

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Description

本発明は、受光部が設けられたベース基板および透明基板間の隙間を保持するために使用される光硬化性の樹脂組成物、接着フィルムおよび受光装置に関する。
従来、受光装置において、受光部を保護するために、受光部が設けられたベース基板と対向する位置に、透明基板が配置されている。
そして、透明基板と、ベース基板との間には、受光部の周囲を取り囲む接着材が設けられている(例えば、特許文献1)。
このような受光装置を製造する際には、受光部が設けられたベース基板(あるいは透明基板)上に、接着材を構成する樹脂組成物を塗布し、所定の部分を露光する。そして、樹脂組成物を選択的に除去した後、ベース基板および透明基板を接着する。
特開2006−070053号公報
しかしながら、従来の受光装置の製造方法においては、以下のような課題があることがわかった。
受光装置を製造する際に、前記樹脂組成物の所定の部分を露光するが、この際、樹脂組成物上方に露光装置のマスクを設置する必要がある。
このマスクを設置する際には、ベース基板あるいは透明基板に形成された位置合わせマークを基準に、マスクの位置と、ベース基板あるいは透明基板の位置とを調整するが、樹脂組成物の光透過性が悪い場合には、位置合わせマークを検出することができず、位置合わせが困難となる。
本発明の目的は、光透過性の高い樹脂組成物、接着フィルムおよびこれらを使用した受光装置を提供することである。
本発明によれば、受光部が設けられたベース基板と、透明基板との間に配置され、前記受光部を取り囲むとともに、前記ベース基板および前記透明基板間の隙間を保持するための枠材に使用される光硬化性の樹脂組成物であって、光硬化性樹脂と、シリカとを含有し、前記シリカの含有量が、0.1wt%以上、40wt%以下であり、前記シリカの平均粒径が0.03μm以上、0.4μm以下である樹脂組成物が提供される。
この発明によれば、シリカの平均粒径を0.4μm以下とすることで光透過性のよい樹脂組成物とすることができる。
また、シリカの含有量を40wt%以下含有することで、光透過性のよい樹脂組成物とすることができる。
これにより、ベース基板等とマスクとの位置合わせを容易にすることができる。
なお、シリカの平均粒径を0.03μm以上とすることで、樹脂組成物を作製する際、シリカを比較的分散させやすいという効果がある。
また、シリカの含有量を0.1wt%以上とすることで樹脂組成物の耐熱性、耐湿性を向上させることができる。さらには、樹脂組成物をベース基板と、透明基板との間に配置した際の強度を確保することができる。

この際、当該樹脂組成物を厚み50μmのフィルム状に形成した場合、波長600nmにおける透過率が7%以上、95%以下であることが好ましい。
また、当該樹脂組成物を厚み50μmのフィルム状に形成した場合、波長750nmにおける透過率が20%以上、95%以下であってもよい。
ベース基板等に形成された位置合わせマークの検出は、一般に、可視光領域で行われる。
従って、波長600nmにおける透過率を7%以上、95%以下、あるいは、波長750nmにおける透過率を20%以上、95%以下とすることで、ベース基板等とマスクとの位置合わせを容易にすることができる。
さらに、シリカの最大粒径が0.1μm以上、1.0μm以下であることが好ましい。
シリカの最大粒径を1.0μm以下とすることで、樹脂組成物の光透過性を確実に向上させることができる。また、シリカの最大粒径を0.1μm以上とすることで樹脂組成物を作製する際、シリカを比較的分散させやすいという効果がある。
また、前記シリカは、カップリング処理されているものであることが好ましい。
このようなシリカを使用することで樹脂成分とシリカ界面の密着力が増し、樹脂組成物の強度が高くなるという効果がある。
さらに、フィルム状に形成し、UV照射(700mJ/cm)後、80℃〜180℃の温度範囲での最低溶融粘度が100Pa・s以上であることが好ましい。
このようにすることで、透明基板と、ベース基板とを熱圧着する際に、樹脂組成物がつぶれてしまうことを防止することができる。
また、光および熱の両方で硬化可能な硬化性樹脂を含むものであることが好ましく、さらには、光および熱の両方で硬化可能な前記硬化性樹脂は、(メタ)アクリル変性フェノール樹脂または(メタ)アクリロイル基含有(メタ)アクリル酸重合体を含むものであることが好ましい。また、熱硬化性樹脂としてシリコーン変性エポキシ樹脂を含むことが好ましい。
さらに、本発明によれば、フィルム状に形成した上述した樹脂組成物を有する接着フィルムも提供することができる。
また、本発明によれば、受光部が設けられたベース基板と、前記ベース基板に対し対向配置された透明基板とを備える受光装置であって、前記透明基板と、前記ベース基板との間には、前記ベース基板および前記透明基板間の隙間を保持するとともに、前記受光部を囲む枠材が配置され、前記枠材は、上述した樹脂組成物、あるいは、上述した接着フィルムである受光装置も提供することができる。
本発明によれば、光透過性の高い樹脂組成物、接着フィルムさらには、これらを用いた受光装置が提供される。
はじめに、本発明の樹脂組成物の概要について説明する。
本実施形態の樹脂組成物(図2の符号14に該当)は、受光部11が設けられたベース基板12と、透明基板13との間に配置され、ベース基板12および透明基板13間の隙間を保持するために使用される光硬化性の樹脂組成物である(図2参照)。樹脂組成物は、光硬化性樹脂と、シリカとを含有し、前記シリカの含有量が、0.1wt%以上、40wt%以下であり、前記シリカの平均粒径が0.03μm以上、0.4μm以下である樹脂組成物である。
以下、樹脂組成物について詳細に説明する。
樹脂組成物は、光硬化性樹脂とシリカとを含む。
シリカの含有量は、0.1wt%以上、好ましくは、10wt%以上である。
シリカの含有量を0.1wt%以上、特に10wt%以上とすることで、樹脂組成物の耐熱性、耐湿性を向上させることができる。また、樹脂組成物をベース基板12と、透明基板13との間に配置した際の強度を確保することができる。
また、シリカの含有量は、40wt%以下、好ましくは、35wt%以下である。
シリカの含有量を40wt%以下、特に35wt%以下とすることで、光硬化前、および光硬化後の樹脂組成物の光透過性を確保することができる。
シリカの平均粒径は、0.03μm以上、好ましくは、0.01μm以上である。
シリカの平均粒径を0.03μm以上、特に、0.01μm以上とすることで、樹脂組成物を作製する際、シリカを比較的分散させやすいという効果がある。
また、シリカの平均粒径は、0.4μm以下、好ましくは、0.3μm以下である。
シリカの平均粒径を、0.4μm以下、特に、0.3μm以下とすることで、光硬化前、および光硬化後の樹脂組成物の光透過性を確実に確保することができる。
シリカの平均粒径の計測方法は以下の通りである。
レーザー回折式粒度分布測定装置SALD−7000を用いて、水中にシリカを1分間超音波処理することにより分散させ、測定を行う。D50値を平均粒径とする。
さらに、シリカの最大粒径は、0.1μm以上、好ましくは、0.15μm以上である。また、シリカの最大粒径は1.0μm以下、好ましくは、0.9μm以下である。
シリカの最大粒径を0.1μm以上とすることで、樹脂組成物を作製する際、シリカを比較的分散させやすいという効果がある。
また、シリカの最大粒径を1.0μm以下とすることで、樹脂組成物の光透過性の低下を防止することができる。
シリカの最大粒径は、以下のようにして計測することができる。
レーザー回折式粒度分布測定装置SALD−7000を用いて、水中にシリカを1分間超音波処理することにより分散させ、測定を行う。D100値を最大粒径とする。
また、シリカはカップリング処理されているものであることが好ましい。
このようなシリカを使用することで樹脂成分とシリカ界面の密着力が増し、樹脂組成物の強度が高くなるという効果がある。
樹脂組成物に含まれる前記光硬化性樹脂としては、例えばアクリル系化合物を主成分とする紫外線硬化性樹脂、ウレタンアクリレートオリゴマーまたはポリエステルウレタンアクリレートオリゴマーを主成分とする紫外線硬化性樹脂、エポキシ系樹脂、ビニルフェノール系樹脂の群から選ばれる少なくとも1種を主成分とする紫外線硬化性樹脂等が挙げられる。
これらの中でもアクリル系化合物を主成分とする紫外線硬化性樹脂が好ましい。アクリル系化合物は光を照射した際の硬化速度が速く、これにより、比較的少量の露光量で樹脂をパターニングすることができる。
前記アクリル系化合物としては、アクリル酸エステルもしくはメタクリル酸エステルのモノマー等が挙げられ、具体的にはジアクリル酸エチレングリコール、ジメタクリ酸エチレングリコール、ジアクリル酸1,6-ヘキサンジオール、ジメタクリル酸1,6-ヘキサンジオール、ジアクリル酸グリセリン、ジメタクリル酸グリセリン、ジアクリル酸1,10-デカンジオール、ジメタクリル酸1,10-デカンジオール等の2官能アクリレート、トリアクリル酸トリメチロールプロパン、トリメタクリル酸トリメチロールプロパン、トリアクリル酸ペンタエリスリトール、トリメタクリル酸ペンタエリスリトール、ヘキサアクリル酸ジペンタエリスリトール、ヘキサメタクリル酸ジペンタエリスリトール等の多官能アクリレートなどが挙げられる。これらの中でもアクリル酸エステルが好ましく、特に好ましくはエステル部位の炭素数が1〜15のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸アルキルエステルが好ましい。
光硬化性樹脂(紫外線硬化性樹脂)の含有量は、特に限定されないが、樹脂組成物全体の5wt%以上、60wt%以下が好ましく、特に8wt%以上、30wt%以下が好ましい。含有量が5wt%未満であると紫外線照射による樹脂組成物のパターニングができない場合があり、60wt%を超えると樹脂が軟らかくなりすぎ、紫外線照射前のシート特性が低下する場合がある。
さらに、樹脂組成物は、光重合開始剤を含有することが好ましい。
これにより、光重合により樹脂組成物を効率良くパターニングすることができる。
前記光重合開始剤としては、例えばベンゾフェノン、アセトフェノン、ベンゾイン、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾイン安息香酸メチル、ベンゾイン安息香酸、ベンゾインメチルエーテル、ベンジルフィニルサルファイド、ベンジル、ジベンジル、ジアセチルなどが挙げられる。
前記光重合開始剤の含有量は、特に限定されないが、前記樹脂組成物全体の0.5wt%以上、5wt%以下が好ましく、特に0.8wt%以上、2.5wt%が好ましい。含有量が0.5wt%未満であると光重合開始する効果が低下する場合があり、5wt%を超えると反応性が高くなりすぎ保存性や解像性が低下する場合がある。
さらに、樹脂組成物は、熱硬化性樹脂を含むことが好ましい。
前記熱硬化性樹脂としては、例えばフェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ビスフェノールAノボラック樹脂等のノボラック型フェノール樹脂、レゾールフェノール樹脂等のフェノール樹脂、ビスフェノールAエポキシ樹脂、ビスフェノールFエポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラックエポキシ樹脂、クレゾールノボラックエポキシ樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、アルキル変性トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、トリアジン核含有エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン変性フェノール型エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂、ユリア(尿素)樹脂、メラミン樹脂等のトリアジン環を有する樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビスマレイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、ベンゾオキサジン環を有する樹脂、シアネートエステル樹脂等が挙げられ、これらは単独でも混合して用いても良い。これらの中でもエポキシ樹脂が特に好ましい。これにより、耐熱性および密着性をより向上することができる。
また、さらに前記エポキシ樹脂として、シリコーン変性エポキシ樹脂を使用することが好ましく、なかでも、室温で固形のエポキシ樹脂(特にビスフェノール型エポキシ樹脂)と、室温で液状のエポキシ樹脂(特に室温で液状のシリコーン変性エポキシ樹脂)とを併用することが好ましい。これにより、耐熱性を維持しつつ、可とう性と解像性との両方に優れる樹脂組成物とすることができる。
前記熱硬化性樹脂の含有量は、特に限定されないが、樹脂組成物全体の10wt%以上、40wt%以下が好ましく、特に15wt%以上、35wt%以下、が好ましい。含有量が10wt%未満であると耐熱性を向上する効果が低下する場合があり、40wt%を超えると樹脂組成物の靭性を向上する効果が低下する場合がある。
さらに、樹脂組成物は、光および熱の両方で硬化可能な硬化性樹脂を含むことが好ましい。これにより、前記光硬化性樹脂と前記熱硬化性樹脂との相溶性を向上することができ、それによって硬化(光硬化および熱硬化)した後の樹脂組成物の強度を高めることができる。
前記光および熱の両方で硬化可能な硬化性樹脂としては、例えば、アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基等の光反応基を有する熱硬化性樹脂や、エポキシ基、フェノール性水酸基、アルコール性水酸基、カルボキシル基、酸無水物基、アミノ基、シアネート基等の熱反応基を有する光硬化性樹脂等が挙げられる。具体的には、(メタ)アクリル変性フェノール樹脂、側鎖にカルボキシル基とアクリル基を有するアクリル共重合樹脂、(メタ)アクリロイル基含有(メタ)アクリル酸重合体等が挙げられる。これらの中でも(メタ)アクリル変性フェノール樹脂が好ましい。これにより、現像液に有機溶剤ではなく、環境に対する負荷の少ないアルカリ水溶液を適用できると共に、耐熱性を維持することができる。
前記光反応基を有する熱硬化性樹脂の場合、前記光反応基の変性率(置換率)は、特に限定されないが、前記光および熱の両方で硬化可能な硬化性樹脂の反応基全体(光反応基と熱反応基の合計)の20%以上、80%以下が好ましく、特に30%以上、70%以下が好ましい。変性量が20%以上、80%以下の範囲内であると、特に解像性に優れる。
前記熱反応基を有する光硬化性樹脂の場合、前記熱反応基の変性率(置換率)は、特に限定されないが、前記光および熱の両方で硬化可能な硬化性樹脂の反応基全体(光反応基と熱反応基の合計)の20%以上、80%以下が好ましく、特に30%以上、70%以下が好ましい。変性量が20%以上、80%以下の内であると、特に解像性に優れる。
前記光および熱の両方で硬化可能な硬化性樹脂の含有量は、特に限定されないが、樹脂組成物全体の15wt%以上、50wt%以下が好ましく、特に20wt%以上、40%以下が好ましい。含有量が15wt%未満であると相溶性を向上する効果が低下する場合があり、50wt%を超えると現像性または解像性が低下する場合がある。
樹脂組成物は本発明の目的を損なわない範囲で可塑性樹脂、レベリング剤、消泡剤、カップリング剤、有機過酸化物などの添加剤を含有することができる。
このような樹脂組成物は、厚み50μmのフィルム状に形成した場合、波長750nmにおける透過率が20%以上、95%以下である。なかでも、透過率は30%以上であることが好ましい。また、90%以下であることが好ましい。
透過率を20%以上とすることで、樹脂組成物の光透過性が確保され、樹脂組成物を塗布したベース基板12と、露光装置のマスクとの位置合わせを容易に行うことができる。
透過率は以下のようにして計測する。
透明PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム(膜厚25μm)上に、樹脂組成物を膜厚50μmのフィルム状に形成する。
その後、透明PETフィルムがついたままの樹脂組成物を、紫外可視分光光度計UV−160A(島津製作所製)にセットし、波長750nmの透過率を測定する。
なお、この樹脂組成物の透過率は、樹脂組成物を光硬化させる前の透過率である。
ただし、樹脂組成物を硬化した後の波長750nmにおける透過率も20%以上、95%以下であることが好ましい。このようにすることで、後述するベース基板12と透明基板13との位置合わせを容易に行うことができる。
さらに、樹脂組成物は、フィルム状に形成しUV照射(700mJ/cm)後、80℃〜180℃の温度範囲での最低溶融粘度が100Pa・s以上である。
なかでも、前記最低溶融粘度は、500pa・s以上であることがより好ましく、また、前記最低溶融粘度は、50000pa・s以下であることが好ましい。最低溶融粘度を50000pa・s以下とすることで、露光、現像によるパターニング後に、樹脂組成物の流動性を確保することができるため、透明基板13と受光部11が設けられたベース基板12とを熱圧着した際に確実に接着することができる。
最低溶融粘度の計測は以下のようにして行う。
PET製のフィルム上に、樹脂組成物を膜厚50μmのフィルム状に形成する。その後、30mm角にカットしたサンプルを3枚準備する。前記各サンプルにブロードバンドの光を照射する。光量は、波長365nmの光で700mJ/cmとする。フィルム状の樹脂組成物をPET製のフィルムから剥がし、3枚重ねて動的粘弾性測定装置Rheo Stress RS150(HAAKE製)にセットする。プレート間ギャップは100μm、周波数1Hz、昇温速度10℃/分にて、室温〜250℃まで測定する。
本発明の樹脂組成物を構成する樹脂等を有機溶剤、有機溶剤、たとえば、N−メチル−2−ピロリドン、アニソール、メチルエチルケトン、トルエン、酢酸エチル等に溶解することで、樹脂組成物をワニス状にすることができる。このワニス状の樹脂組成物から溶剤を除去し、乾燥させることで、フィルム状に形成した樹脂組成物を有する接着フィルムを得ることができる。
次に、前記樹脂組成物をフィルム状とした接着フィルムの使用方法について説明する。
図1(A)、(B)に示すように、受光部11が複数設けられたベース基板12上に、ベース基板12を覆うように接着フィルム14を貼り付ける。ここで、接着フィルム14の厚みは5μm以上、100μm以下である。
次に、接着フィルム14が貼り付けられたベース基板12と、図示しない露光装置との位置あわせを行う。
このとき、ベース基板12の接着フィルム14が貼り付けられた面には、図示しない位置合わせマークが形成されている。この位置合わせマークを基準として、露光装置のマスクと、ベース基板12との位置合わせを行う。位置合わせは、可視光領域で行われる。
ベース基板12と露光装置との位置合わせが完了したら、露光装置から接着フィルム14に対し、選択的に光(紫外線)を照射する。これにより、接着フィルム14のうち光照射された部分が光硬化する。露光後の接着フィルム14を現像液(例えば、アルカリ水溶液、有機溶剤等)で現像すると、光照射された部分が現像液に溶解せずに、残ることとなる。ベース基板12上の各受光部11以外の領域に、受光部11を囲むように格子状に接着フィルム14を残す(図1(C)参照)。
その後、接着フィルム14上に透明基板13を載置し、接着フィルム14により、ベース基板12と透明基板13とを接着する。例えば、ベース基板12と透明基板13とを加熱加圧し、接着フィルム14を介して接着する。加熱圧着する際の温度は、80℃〜180℃である。
このとき、ベース基板12に形成された位置合わせマークを基準に透明基板13を設置する。
その後、接着したベース基板12および透明基板13を受光部単位に応じて分割する(図1(D)参照)。具体的には、透明基板13側からダイシングソーにより、切込み12Bを入れ、ベース基板12および透明基板13を受光部11単位に応じて分割する。
このような工程により、図2に示す受光装置1を得ることができる。すなわち、受光装置1は、受光部11が設けられたベース基板12と、ベース基板12に対し対向配置された透明基板13とを備える受光装置であって、透明基板13と、ベース基板12との間には、ベース基板12および前記透明基板13間の隙間を保持するとともに、受光部11を囲む枠材が配置される。この枠材は接着フィルム14である。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態の樹脂組成物は、平均粒径が0.03μm以上、0.4μm以下であるシリカを、0.1wt%以上、40wt%以下含有している。
シリカの平均粒径を0.4μm以下とすることで少なくとも可視光領域における光透過性のよい樹脂組成物とすることができる。
また、シリカの含有量を40wt%以下とすることで、少なくとも可視光領域における光透過性のよい樹脂組成物とすることができる。
これにより、ベース基板12と露光装置のマスクとの位置合わせを容易に行うことができる。また、樹脂組成物を硬化した後のベース基板12と透明基板13との位置合わせも容易に行うことができる。
さらに、シリカの平均粒径を0.03μm以上とすることで、樹脂組成物を作製する際、シリカを比較的分散させやすいという効果がある。また、シリカの含有量を0.1wt%以上とすることで樹脂組成物の耐熱性、耐湿性を向上させることができる。また、樹脂組成物をベース基板12と、透明基板13との間に配置した際の強度を確保することができる。
また、樹脂組成物を厚み50μmのフィルムとした場合、波長750nmにおける透過率を20%以上、95%以下とすることで、ベース基板12等とマスクとの位置合わせを容易にすることができる。
さらに、シリカの最大粒径を1.0μm以下とすることで、樹脂組成物の少なくとも可視光領域における光透過性を確実に向上させることができる。また、シリカの最大粒径を0.1μm以上とすることで樹脂組成物を作製する際、シリカを比較的分散させやすいという効果がある。
また、樹脂組成物をフィルム状に形成し、UV照射(700mJ/cm)後、80℃〜180℃の温度範囲での最低溶融粘度が100Pa・s以上とすることで、透明基板13と、ベース基板12とを熱圧着する際に、樹脂組成物(接着フィルム14)がつぶれたり、溶融して流れてしまうことを防止することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、樹脂組成物を厚み50μmのフィルム状に形成した場合、波長750nmにおける透過率が20%以上、95%以下あるとしたが、さらに、樹脂組成物を厚み50μmのフィルム状に形成した場合、波長600nmにおける透過率が7%以上、95%以下であってもよい。
このようにすることで、樹脂組成物の光透過性を高め、可視光領域において、ベース基板12と透明基板13との位置あわせをより、容易に行うことができる。
また、樹脂組成物を厚み50μmのフィルム状に形成した場合、波長600nmにおける透過率が7%以上、95%以下、または、波長750nmにおける透過率が20%以上、95%以下のいずれか一方であってもよい。
波長600nmにおける透過率を7%以上、95%以下とした場合であってもベース基板12と透明基板13との位置あわせを容易に行うことができる。
なお、透過率の測定方法は以下の通りである。
透明PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム(膜厚25μm)上に、樹脂組成物を膜厚50μmのフィルム状に形成する。
その後、透明PETフィルムがついたままの樹脂組成物を、紫外可視分光光度計UV−160A(島津製作所製)にセットし、波長600nmの透過率を測定する。
ここでの透過率は、樹脂組成物を硬化する前の透過率である。
さらに、前記実施形態では、樹脂組成物をフィルム状に形成した接着フィルム14をベース基板12に貼り付け、ベース基板12と、透明基板13とを接着していたが、これに限らず、透明基板に接着フィルムを貼り付けてもよい。この場合には、透明基板に形成された位置あわせマークとマスクとの位置あわせを行うこととなる。
また、前記実施形態では、ベース基板12に接着フィルム14を貼り付け、接着フィルム14により透明基板13を貼り合わせた後、ダイシングを行ったが、これに限らず、接着フィルム14をベース基板12に貼り付けた後、受光部単位にベース基板12をダイシングし、その後、透明基板13を貼り付けてもよい。
また、前記実施形態では、樹脂組成物をフィルム状に形成した接着フィルム14をベース基板12に貼り付けたが、これに限らず、ワニス状の樹脂組成物をベース基板12に塗布してもよい。ワニス状の樹脂組成物をベース基板12に塗布した後、乾燥させ、露光、現像する。その後、前記実施形態と同様にして、透明基板13を貼り付け、受光装置1を構成すればよい。このとき、乾燥後のワニス状の樹脂組成物の厚みは、前記実施形態の接着フィルムと同程度の厚みであればよい。
さらに、接着フィルム14は、フィルム状に形成した樹脂組成物上に保護フィルム等が貼り付けられているものであってもよい。
次に、本発明の実施例および比較例について説明する。
(実施例1〜4,比較例1,2)
(メタクリル変性ビスフェノールAノボラック樹脂(光および熱の両方で硬化可能な硬化性樹脂)の合成)
ビスフェノールAノボラック樹脂(フェノライトLF−4871、大日本インキ化学(株)製)の固形分60%MEK(メチルエチルケトン)溶液500gを、2Lフラスコ中に投入し、これに触媒としてトリブチルアミン1.5g、および重合禁止剤としてハイドロキノン0.15gを添加し、100℃に加温した。その中へ、グリシジルメタクリレート180.9gを30分間で滴下し、100℃で5時間攪拌反応させることにより、不揮発分74%のメタクリル変性ビスフェノールAノボラック樹脂(メタクリロイル変性率50%)を得た。
(樹脂組成物の調整および接着フィルムの作製)
表1に示す配合により樹脂組成物を作製した。
具体的には、メタクリル変性ビスフェノールAノボラック樹脂(不揮発分74%)、エピクロンN−865(ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、大日本インキ化学工業(株)製)、BY16−115(シリコーン変性エポキシ樹脂、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)、シリカ、NKエステル3G(トリエチレングリコールジメタクリレート、新中村化学工業(株)製)をMEK(メチルエチルケトン、大伸化学(株)製)に溶解し固形分濃度71%になるように調整した。次に、ビーズミル(ビーズ直径400μm、処理速度、6g/s、5パス)を用いて、シリカを分散させ、さらに、感光剤を添加し、攪拌羽根(450rpm)にて、1時間攪拌することにより、樹脂組成物を作製した。
その後、樹脂組成物を透明PET(膜厚25μm)上に塗布し、80℃で15分間乾燥させることにより、フィルム状(接着フィルム)とした。接着フィルム(フィルム状の樹脂組成物)の厚みは50μmである。
各実施例、各比較例で使用したシリカの平均粒径、最大粒径は、表2に示す通りである。
Figure 0005233164
Figure 0005233164
シリカの平均粒径、最大粒径、透過率、最低溶融粘度の計測方法は、前記実施形態で述べた通りである。
このような各実施例の接着フィルムをベース基板に貼り付けた後、露光を行った。このとき、ベース基板の位置あわせマークを可視光で容易に検出することができ、ベース基板とマスクとの位置あわせを容易に行うことができた(表1に示すようにアライメント性が良好となった)。
一方、各比較例の接着フィルムをベース基板に貼り付けた後、露光を行ったところ、ベース基板の位置あわせマークの可視光での検出が困難であった。そのため、ベース基板とマスクとの位置あわせが困難となった(表1に示すようにアライメント性が不良であった)。
本発明の実施形態にかかる受光装置の製造工程を示す模式図である。 受光装置を示す図である。
符号の説明
1 受光装置
11 受光部
12 ベース基板
13 透明基板
14 接着フィルム

Claims (11)

  1. 受光部が設けられたベース基板と、透明基板との間に配置され、前記受光部を取り囲むとともに、前記ベース基板および前記透明基板間の隙間を保持するための枠材に使用される光硬化性の樹脂組成物であって、
    光硬化性樹脂と、
    シリカとを含有し、
    前記シリカの含有量が、0.1wt%以上、40wt%以下であり、
    前記シリカの平均粒径が0.03μm以上、0.4μm以下である樹脂組成物。
  2. 請求項1に記載の樹脂組成物において、
    当該樹脂組成物を厚み50μmのフィルム状に形成した場合、波長600nmにおける透過率が7%以上、95%以下である樹脂組成物。
  3. 請求項1または2に記載の樹脂組成物において、
    当該樹脂組成物を厚み50μmのフィルム状に形成した場合、波長750nmにおける透過率が20%以上、95%以下である樹脂組成物。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の樹脂組成物において、
    前記シリカの最大粒径が0.1μm以上、1.0μm以下である樹脂組成物。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の樹脂組成物において、
    前記シリカは、カップリング処理されているものである樹脂組成物。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の樹脂組成物において、
    フィルム状に形成し、UV照射(700mJ/cm)後、80℃〜180℃の温度範囲での最低溶融粘度が100Pa・s以上である樹脂組成物。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の樹脂組成物において、
    光および熱の両方で硬化可能な硬化性樹脂を含むものである樹脂組成物。
  8. 請求項7に記載の樹脂組成物において、
    光および熱の両方で硬化可能な前記硬化性樹脂は、(メタ)アクリル変性フェノール樹脂または(メタ)アクリロイル基含有(メタ)アクリル酸重合体を含むものである樹脂組成物。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の樹脂組成物において、
    熱硬化性樹脂としてシリコーン変性エポキシ樹脂を含む樹脂組成物。
  10. フィルム状に形成した請求項1乃至9のいずれかに記載の樹脂組成物を有する接着フィルム。
  11. 受光部が設けられたベース基板と、
    前記ベース基板に対し対向配置された透明基板とを備える受光装置であって、
    前記透明基板と、前記ベース基板との間には、前記ベース基板および前記透明基板間の隙間を保持するとともに、前記受光部を囲む枠材が配置され、
    前記枠材は、請求項1乃至9のいずれかに記載の樹脂組成物、あるいは、請求項10に記載の接着フィルムである受光装置。
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