JP2005252183A - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 固体撮像素子チップの受光部の周りを囲うように設けた障壁枠が周方向に連続する構成となっていたため、カバーガラスで蓋をするときに、障壁枠の略全周が略一度にカバーガラスに接触することから、余分な空気の逃げ場所が無くなって障壁枠の一部が壊され、或いは逃げ道ができてカバーガラス内の密閉性が損なわれるという問題があった。
【解決手段】 受光部12の周囲に一定のスペースが設けられた固体撮像素子チップ11と、受光部12の光が入射する側を覆う透明カバー13と、受光部12の周囲を囲うように配置されると共に固体撮像素子チップ11と透明カバー13とを接合する接着剤からなる接着剤部と、を備え、接着剤部で受光部12と透明カバー13との間に所定の隙間を保持して受光部12を密閉した。
【選択図】 図1
【解決手段】 受光部12の周囲に一定のスペースが設けられた固体撮像素子チップ11と、受光部12の光が入射する側を覆う透明カバー13と、受光部12の周囲を囲うように配置されると共に固体撮像素子チップ11と透明カバー13とを接合する接着剤からなる接着剤部と、を備え、接着剤部で受光部12と透明カバー13との間に所定の隙間を保持して受光部12を密閉した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、固体撮像素子チップの受光部上に所定の隙間をあけて透明カバーを配置した固体撮像素子及びその製造方法に関し、特に、透明カバーで蓋をするときに、中の余分な空気をスムースに逃して透明カバーを所定の高さ位置に設定することが容易な固体撮像素子及びその製造方法に関するものである。
従来の、この種の固体撮像素子としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、医療用の電子内視鏡装置における受光感度低下を防止したCCD(電荷結合素子)モジュールに関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたCCDモジュールは、受光面にマイクロレンズを形成したCCDチップと、このCCDチップの上記受光面に光学接着剤で接着するカバーガラスとを備えたCCDモジュールにおいて、上記カバーガラスの接着面に、その接着面上の外周側に糊代を残した状態で一定高さの障壁枠を接着面外周に沿って形成した、ことを特徴としている。
このような構成を有するCCDモジュールによれば、受光面にマイクロレンズを形成したCCDチップと、このCCDチップの上記受光面に光学接着剤で接着するカバーガラスとを備えたCCDモジュールにおいて、上記カバーガラスの接着面に、その接着面上の外周側に糊代を残した状態で一定高さの障壁枠を接着面外周に沿って形成したため、カバーガラスを接着させる際、その接着は糊代部分でなされ、光学接着剤は障壁枠に阻まれ、受光面側へ流れ込むことはなく、これにより、受光面のマイクロレンズは本来のレンズ機能をいかんなく発揮でき、小形ながら、従来見受けられた感度低下を確実に排除したCCDモジュールを提供できる、という効果が期待される。
また、この種の固体撮像素子の従来の他の例としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、オンチップマイクロレンズを備えた固体撮像装置に関するものが記載されている。この特許文献2に記載された固体撮像装置は、固体撮像素子チップの受光エリアにオンチップマイクロレンズを備え、該マイクロレンズを備えた受光エリアのみに透明部材からなる封止部を設けた固体撮像装置において、前記固体撮像素子チップと封止部との間に分散球状の微粒子を介在させて、前記固体撮像素子チップの受光エリアに設けたオンチップマイクロレンズと前記封止部の裏面との間に空間部を形成するように構成した、ことを特徴としている。
このような構成を有する固体撮像装置によれば、マイクロレンズの集光能力を低下させずに、安価に実装サイズの小型化を図った固体撮像装置を提供することができる。また、本発明に係る製造方法によれば、容易に封止部を分散球状微粒子を介して接合することが可能となり、上記構成の固体撮像装置を容易に製造することができる、という効果が期待される。
特開平5−75935号公報
特開平8−116042号公報
図9は、従来の固体撮像素子の一例を示すものである。この固体撮像素子1は、固体撮像素子チップ2と、この固体撮像素子チップ2が収納されるセラミックパッケージ3と、固体撮像素子チップ2の受光部2a側を覆う透明カバー4等を備えて構成されている。セラミックパッケージ3は、固体撮像素子チップ2よりも適宜に大きく形成された凹部からなるチップ収納部5を有しており、その所定位置に導電性の接着剤6を介して固体撮像素子チップ2が固定されている。固体撮像素子チップ2の電極パッドとセラミックパッケージ3の電極パッドとはボンディングワイヤ7によって接続されている。固体撮像素子チップ2の受光部2aと透明カバー4との間には適当な大きさの隙間が設定されており、そのような隙間を保持した状態で透明カバー4が、セラミックパッケージ3のチップ収納部5に接着剤8で接合されて固定されている。
しかしながら、上述したような従来のCCDモジュール(固体撮像装置)においては、一定高さの障壁枠(特許文献1の場合には印刷バリヤ、特許文献2の場合には分散球状微粒子)を接着面の外周に沿うよう連続させて形成する構成となっていた。そのため、カバーガラス(封止部材)で蓋をするときに、障壁枠の略全周が一度に接触することになる。その結果、障壁枠の中にある余分な空気の逃げ場所がなくなるために、カバーガラスを押圧して確実に接着させようとすると、逃げ場所を探す余分な空気によって障壁枠等の一部が壊され、或いは空気の逃げ道ができて、カバーガラスの内部の密閉性が損なわれるという課題があった。
解決しようとする問題点は、固体撮像素子チップの受光部の周りを囲うように設けた障壁枠が、印刷バリヤ又は分散球状微粒子によって周方向に連続するように形成されていたため、カバーガラスで蓋をするときに、障壁枠の略全周が略一度にカバーガラスに接触することから、カバーガラスを押圧して確実に接着させようとすると、余分な空気の逃げ場所が無くなって障壁枠の一部が壊され、或いは空気の逃げ道ができて、カバーガラス内の密閉性が損なわれることにある。
本出願の請求項1記載の発明は、受光部の周囲に一定のスペースが設けられた固体撮像素子チップと、受光部の光が入射する側を覆う透明カバーと、受光部の周囲を囲うように配置されると共に固体撮像素子チップと透明カバーとを接合する接着剤からなる接着剤部と、を備え、接着剤部で受光部と透明カバーとの間に所定の隙間を保持して受光部を密閉したことを最も主要な特徴とする。
本出願の請求項2記載の発明は、接着剤部には、固体撮像素子チップと透明カバーとの接合により消滅される空気抜き用の切欠き部を1箇所以上に設けたことを特徴とする。
本出願の請求項3乃至5記載の発明は、接着剤部は、L字状又はコ字状をなす2つ又は4つの枠片の組み合わせからなり、2つ若しくは4つのL字状枠片又は2つのコ字状枠片を対向することにより形成される四角形の対角線方向の2箇所又は対向する2辺若しくは4辺に空気抜き用の切欠き部を設けたことを特徴とする。
本出願の請求項6記載の発明は、固体撮像素子チップの受光部の周りを囲うと共に外縁の1箇所以上に空気抜き用の切欠き部を設けた接着剤からなる接着剤部を、固体撮像素子チップ又は受光部の光が入射する側を覆う透明カバーの一方に設け、透明カバー又は固体撮像素子チップの他方を接着剤部に載置して受光部を覆った後、受光部と透明カバーとの間に所定の隙間を保持した状態で接着剤部を硬化させることを主要な特徴とする。
本出願の請求項7記載の発明は、接着剤は、紫外線の照射によって硬化される紫外線硬化性樹脂接着剤又は加熱によって硬化される熱硬化性接着剤であることを特徴とする。
本出願の請求項1記載の発明によれば、固体撮像素子チップ又は透明カバーの一方に設けた接着剤からなる接着剤部に透明カバー又は固体撮像素子チップの他方を載置し、透明カバーで固体撮像素子チップの受光部に蓋をするようにして一体化したため、受光部と透明カバーとの間に所定の隙間を確保して受光部を極めて容易に密閉することができ、受光部が透明カバーによって保護された固体撮像素子を提供することができる。
本出願の請求項2記載の発明によれば、接着剤部の外縁の1箇所以上に、固体撮像素子チップと透明カバーとの接合により消滅される空気抜き用の切欠き部を設けたことにより、透明カバー又は固体撮像素子チップの一方で他方に蓋をするように重ね合わせるときに、接着剤部の中にある余分な空気の逃げ場所を確保し、余分な空気を外部に容易に逃がすことができて、受光部と透明カバーとの間に所定の隙間を確保して確実に密閉することができる。
本出願の請求項3乃至5記載の発明によれば、接着剤部を、2つ若しくは4つのL字状枠片又は2つのコ字状枠片を対向することにより形成される四角形の対角線方向の2つの角部又は、対向する2辺若しくは4辺に空気抜き用の切欠き部を設けたことにより、固体撮像素子チップ又は透明カバー上に接着剤による接着剤部を容易に形成することができると共に、その形成作業の自動化を容易に実現することができる。
本出願の請求項6記載の発明によれば、接着剤部に空気抜き用の切欠き部が形成されているため、固体撮像素子チップの受光部を透明カバーで蓋をするように重ね合わせた後、透明カバーを押圧して所定の高さに保持する際にも、接着剤部内の余分な空気が切欠き部を介して外部にスムースに排出されることから、受光部と透明カバーとの間に所定の隙間を確保しつつ受光部を極めて容易に密閉することができる。しかも、切欠き部は、接着剤部を形成する接着剤の表面張力によって自動的に塞がれるため、その後の接着剤の硬化により受光部の密閉性を十分に高いものとすることができる。
本出願の請求項7記載の発明によれば、接着剤として紫外線硬化性樹脂接着剤又は熱硬化性樹脂接着剤を用いることができ、これにより紫外線の照射時期又は加熱時期を調節して接着剤が硬化するタイミングを自由に設定することができると共に、接着剤部を介して透明カバーを固体撮像素子チップにしっかりと確実に固定することができる。
受光部と透明カバーとの間に所定の隙間を確保して受光部の密閉を極めて容易に行うことができると共に、受光部が透明カバーによって保護された固体撮像素子を比較的簡単に製造できるようにするという目的を、接着剤部の形状を工夫することによって実現した。
図1〜図8は、本発明の実施の形態を示すものである。即ち、図1は本発明の固体撮像素子の一実施例を示す説明図、図2は図1に示す固体撮像素子を用いた固体撮像装置の第1の実施例の説明図、図3は図1に示す固体撮像素子を用いた固体撮像装置の第2の実施例の説明図、図4A〜Cは接着剤部の実施例を示すそれぞれ説明図、図5は固体撮像素子の製造装置を示す説明図である。また、図6A〜Kは固体撮像素子の製造工程を示す説明図、図7及び図8は固体撮像素子とフレアとの関係を示す説明図である。
まず、本発明の固体撮像素子について説明する。本発明の固体撮像素子としては、MOS形(X−Yアドレス方式)固体撮像素子、CCD形(電荷転送方式)固体撮像素子、ハイブリッド式固体撮像素子その他の固体撮像デバイスを適用できるものである。本実施例に係る固体撮像素子10は、図1に示すように、固体撮像素子チップ11と、この固体撮像素子チップ11の受光部12を覆う透明カバー13と、この透明カバー13を固体撮像素子チップ11に接合させる接着剤からなる接着剤部14と、から構成されている。
固体撮像素子チップ11は平面形状が四角形をなす板体からなり、その上面の略中央部に受光部12が設けられている。受光部12も平面形状が四角形をなしており、その表面には各画素に対応してマイクロレンズが設けられている。図示しないが、固体撮像素子チップ11の受光部12の周囲には、所定形状に形成された配線パターンが設けられており、その配線パターンは保護膜によって表面保護されている。この配線パターンの外側の所定位置に、必要な数の電極パッド15が配設されている。この電極パッド15と受光部12との間において保護膜で表面保護された配線パターンの回路エリアを利用して、透明カバー13を支持して固定する接着剤からなる接着剤部14が設けられている。
接着剤部14は、接着剤を連続的に塗布することによって形成されている。この接着剤としては、例えば、紫外線の照射によって硬化される紫外線硬化性樹脂接着剤や、過熱によって硬化される熱硬化性樹脂接着剤等が好適である。紫外線硬化性樹脂接着剤の具体例としては、例えば、商品名「ワールドロック」(協立化学産業株式会社製)を挙げることができる。これは紫外線硬化型エポキシ系接着剤(化学名)であり、主な成分としては、エポキシオリゴマーとUV反応性モノマーと添加剤と光重合開始剤等が用いられている。また、熱硬化性樹脂接着剤としては、例えば、エポキシ系接着剤、シリコン系接着剤、フェノール系接着剤等を挙げることができる。更に、接着剤部14に適用される接着剤は、上述した接着剤に限定されるものではなく、その他の接着剤を用いることができることは勿論である。
この接着剤部14は、固体撮像素子チップ11に塗布して設けてもよく、また、透明カバー13に塗布して設けるようにしてもよい。すなわち、固体撮像素子チップ11の受光部12の周囲に設けた一定領域の四角形の枠状をなす一定のスペースを利用して、固体撮像素子チップ11又は透明カバー13に接着剤を塗布して接着剤部14を形成する。そして、固体撮像素子チップ11上の回路エリア部分に接着剤が配置されるように固体撮像素子チップ11又は透明カバー13に接着剤部14を形成し、その接着剤部14に透明カバー13又は固体撮像素子チップ11を搭載して両者を接合する。
図4A〜Cは、接着剤部14の形状の3つの実施例を示すものである。これら接着剤部14A〜Cは、全体として口の字状に形成されていて、図示しない受光部12との間に適当な大きさの隙間からなる空間部19ができるように少々大きく設定されている。この接着剤部14A〜Cの外縁の1箇所以上には、空気抜き用の切欠き部16が設けられている。
図4Aに示す第1の接着剤部14Aは、四角形の枠体を対角線方向に分割することによって形成されるL字状をなす2つのL字状枠片17a,17aの組み合わせによって構成したものである。この場合、空気抜き用の切欠き部16は、対角線方向の2箇所に設定される。図4Bに示す第2の接着剤部14Bは、四角形の枠体の1箇所のみに切欠き部16を設けたものである。これにより、第2の接着剤部14Bは、角部が角張った略C字状をなす1つのコ字状枠片18によって構成されている。なお、1箇所のみの切欠き部16は、図示する実施例のように、4辺を有する枠体の任意の一辺の中途部に設けてもよく、また、2辺が交差する角部に設けるようにしてもよい。
図4Cに示す第3の接着剤部14Cは、四角形をなす枠体の対向する2辺の略中央部で2つに分割することによって形成されるコ字状をなす2つのコ字状枠片17b,17bの組み合わせによって構成したものである。この場合、空気抜き用の一対の切欠き部16,16は、図示実施例とは異にして、互いに対向しないように適宜量だけ偏倚させて設けるようにしてもよい。また、図示しないが、四角形の枠体を4辺において互いに直交する2方向に分割することによって形成されるL字状をなす4つのL字状枠片の組み合わせによって構成することもできる。このように、切欠き部16は、必要に応じて任意の場所に任意の数だけ設定できるものである。
透明カバー13は、受光部12の形状に対応して四角形とされている。この透明カバー13は、受光部12よりも大きくなければならないが、固体撮像素子チップ11上に配置された電極パッド15には重ならない(被らない)大きさに形成する。この透明カバー13の材質としては、例えば、石英ガラス、ソーダガラス、サファイア等は勿論のこと、透明な合成樹脂(例えば、紫外線透過性フッ素樹脂等)を用いることができる。
この実施例によれば、受光部12のみが空間部19内に収納されて透明カバー13で保護されていて、電極パッド15の部分が露出した固体撮像素子10が得られる。この固体撮像素子10によれば、受光部12が透明カバー13で保護されているため、図9で示した従来の固体撮像素子パッケージを作成するときに必要となる厳しく管理されたクリーンブース等の中で取り扱う必要がなくなる。また、電極パッド15が露出しているため、例えば、図3に示すように、プリント基板31上に半導体チップ(ベアチップ)35と同時にダイボンディングを行い、その後にワイヤボンディングを行うことができる。
図2は、上記構成を有する固体撮像素子10を備えた固体撮像装置の第1の実施例を示すものである。この固体撮像装置20は、固体撮像素子10とセラミックパッケージ21とボンディングワイヤ22と封止樹脂23等によって構成されている。セラミックパッケージ21は、固体撮像素子10よりも適宜に大きな四角形のブロック状の部材からなり、セラミックによって形成されている。セラミックパッケージ21の上面には、固体撮像素子10の全体を収納することができる凹部からなる素子収納部24が設けられている。
セラミックパッケージ21の素子収納部24は、固体撮像素子チップ11よりも大きく形成された底面部24aと、底面部24aの外側に1段高く形成された2段部24bと、2段部24bの外側に1段高く形成された3段部24cとを有している。底面部24aには所定形状の配線パターンが形成されていて、その配線パターンの所定位置には導電性接着剤(Agペースト等)25が塗布されている。この導電性接着剤25の上に固体撮像素子10が載置され、その固体撮像素子チップ11の下面に形成された配線パターンが導電性接着剤25を介して底面部24aの配線パターンと電気的に接続されている。
素子収納部24の2段部24bには、複数の電極パッド26が設けられている。各電極パッド26は、固体撮像素子10の対応する電極パッド15と、ボンディングワイヤ22によって電気的に接続されている。そして、素子収納部24には封止樹脂23が充填されている。封止樹脂23は、素子収納部24の3段部24cより上になるまで満遍なく充填されていて、固体撮像素子10の透明カバー13の上部のみが露出されている。
図3は、固体撮像素子10を備えた固体撮像装置の第2の実施例を示すものである。この固体撮像装置30は、固体撮像素子10とプリント基板31とボンディングワイヤ32と封止樹脂33とダム部材34と半導体チップ(ベアチップ)35等によって構成されている。プリント基板31は、固体撮像素子10よりも適宜に大きな四角形の板状の部材からなり、上面には所定の形状に形成された配線パターンが設けられている。この配線パターンの所定位置には、所定数の電極パッド26が設けられている。更に、配線パターン上の所定位置に導電性接着剤25が塗布されており、それらの上に固体撮像素子10と半導体チップ35が横並びに配置されている。
半導体チップ35は、上面の所定位置に所定数の電極パッド36が設けられた四角形をなすブロック状の部材からなる。この半導体チップ35の下面には、所定形状の配線パターンが設けられている。半導体チップ35は、固体撮像素子10と同様に、導電性接着剤25の上に載置されていて、この導電性接着剤25を介してプリント基板31上の配線パターンと電気的に接続されている。このプリント基板31上の電極パッド26と固体撮像素子10の電極パッド15とがボンディングワイヤ22によって電気的に接続されていると共に、半導体チップ35の電極パッド36と電極パッド26とがボンディングワイヤ37によって電気的に接続されている。
また、プリント基板31の上面の外縁には、固体撮像素子10と半導体チップ35の周囲をぐるりと囲うようにダム部材34が設けられている。ダム部材34は、プリント基板31の上面に接着剤等の固着手段によって一体的に固定されている。このダム部材34の内側に、封止樹脂33が満遍なく充填されている。この封止樹脂23はダム部材34の上部近傍まで達しており、透明カバー13の上部のみが露出されている。
図3に示す実施例の固体撮像装置30では、固体撮像素子の部分のみを特別に作成するのではなく、固体撮像素子も他のベアチップ工程と同時に作成することが可能である。ところが、図9に示す従来の固体撮像装置では、固体撮像素子パッケージを作成する工程と、作成した固体撮像素子パッケージを他の基板上に実装する工程とが必要となるため、多くの工程が必要とされていた。これに対して、本実施例によれば、固体撮像素子10を収納するためのパッケージを作成する必要がなく、構造を簡単なものにできると共に、直接マザー基板に固体撮像素子10を実装することが可能であるため、生産性の向上を図ることができる。
図5は、図1に示す固体撮像素子10を製造するための製造装置の概略構成を示す説明図である。図5に製造装置40は、位置調整テーブル41と、部品搬送装置42と、接着剤塗布装置43と、紫外線照射装置44と、レーザ放射器45と、ビデオカメラ46と、ビデオモニタ47と、これら装置や機器の動作を制御する制御装置48等を備えて構成されている。
位置調整テーブル41は、固体撮像素子チップ11を保持して所定位置に位置決めするものである。この位置調整テーブル41は、部品載置テーブル51と、回動調整テーブル52と、Y軸移動テーブル53と、X軸移動テーブル54と、これらを支持する支持ベッド55とを備えて構成されている。部品載置テーブル51は、固体撮像素子チップ11をチャッキングして保持すると共に、水平方向の一の基準軸となるX軸方向の傾斜角度を調整するテーブルである。この部品載置テーブル51の上面は平面とされていて、その略中央部には、固体撮像素子チップ11を着脱自在に保持するためのチャック治具56が設けられている。
回動調整テーブル52は、水平方向の他の基準軸となるX軸方向と直交するY軸方向の傾斜角度を調整するテーブルである。この回動調整テーブル52の上面に部品載置テーブル51が、X軸方向へ回動可能な状態で支持されている。この回動調整テーブル52は、Y軸テーブル53の上面にY軸方向へ回動可能な状態で支持されている。Y軸テーブル53は、Y軸方向の位置を調整するものであり、X軸テーブル54の上面にY軸方向へスライド移動可能な状態で支持されている。また、X軸テーブル54は、X軸方向の位置を調整するものであり、支持ベッド55の上面にX軸方向へスライド移動可能な状態で支持されている。
この位置調整テーブル41の上方に、部品搬送装置(例えば、フリップチップボンダ)42と接着剤塗布装置43と紫外線照射装置44とレーザ放射装置45とビデオカメラ46とが、それぞれの機能を発揮し得る状態で配置されている。
部品搬送装置42は、固体撮像素子チップ11や透明カバー13等の加工対象となる部品を掴んで搬送するものである。この部品搬送装置42は、固体撮像素子チップ11等の部品を着脱自在に掴むことができる一対の把持爪57,57と、一対の把持爪57,57を開閉動作させる装置本体部58と、この装置本体部58を部品の供給部と加工部との間に搬送するアーム部59等から構成されている。この部品搬送装置42によれば、例えば、固体撮像素子チップ11を供給部で掴んでチャック治具56まで搬送したり、チャック治具56から離れた固体撮像素子チップ11を掴んで排出部まで搬送することができる。また、供給部で透明カバー13を掴んでチャック治具56まで搬送し、固体撮像素子チップ11上の接着剤部14に透明カバー13を載置し、必要により適度な力で押圧する等の作業を行うことができる。
接着剤塗布装置43は、固体撮像素子チップ11又は透明カバー13の所定位置に、接着剤を所定の形状に塗布して接着剤部14を形成するものである。この接着剤塗布装置43は、紫外線硬化性樹脂からなる接着剤が充填されるシリンジ61と、このシリンジ61の先端に取り付けられた接着剤の注入ノズル62と、シリンジ61の基端に接続されたエアー配管63と、シリンジ61を保持して接着剤を塗布する作業位置と非作業位置との間に搬送するアーム部64等から構成されている。
エアー配管63は、図示しないエアー発生源に接続されており、このエアー配管63を介してエアー発生源からシリンジ61内に高圧のエアーが供給され、これにより注入ノズル62から接着剤が吐出される。このとき、接着剤の塗布作業に同期させて、位置調整テーブル41の水平位置(X軸方向及びY軸方向)を制御することにより、固体撮像素子チップ11(又は透明カバー13)に形成される接着剤部14を所望の形状に設定することができる。また、接着剤の粘性によっても異なるが、シリンジ61内に供給されるエアーの圧力を調整することにより、注入ノズル62から吐出される接着剤の流出速度を調整することができる。
紫外線照射装置44は、固体撮像素子チップ11(又は透明カバー13)の接着剤部14に透明カバー13(又は固体撮像素子チップ11)を重ね合わせた後、紫外線を照射して紫外線硬化性樹脂の接着剤を硬化させて、固体撮像素子チップ11と透明カバー13を一体的に固定させるものである。この紫外線照射装置44は、紫外線放射ランプ等の紫外線発生源が内蔵された装置本体66と、この装置本体66を紫外線の照射位置と非照射位置との間に搬送するアーム部67等から構成されている。
レーザ放射器45は、半導体ウエハ上に形成されたLSI,VLSI等のダイの不良を救済するため、各ダイの必要な箇所にレーザビームを自動的に照射することで、ダイ内に予め作成されている不良救済用の冗長回路を接続可能とするものである。このレーザ放射器45のレーザ放射口45aの前方には、レーザビームを90度反射させて固体撮像素子チップ11の受光部に向かわせる反射ミラー68が配置されている。また、レーザ放射口45aの光軸と直交する方向であって、部品の加工面と対向する方向には、その加工面を撮影するビデオカメラ46が配置されている。ビデオカメラ46は、接続コード69によってビデオモニタ47と接続されており、ビデオカメラ46で撮影された映像がビデオモニタ47の画面に映し出されるようになっている。
また、制御装置48は、前述した位置制御テーブル41と部品搬送装置42と接着剤塗布装置43と紫外線照射装置44とレーザ放射器45とビデオカメラ46とビデオモニタ47の各動作を制御するものである。この制御装置48から出力される制御信号に基づいて各装置及び機器が所定の動作を実行し、その結果、前述した図1に示す固体撮像素子10を製造することができ、また、図2に示すような固体撮像装置20の製造に寄与することができる。
次に、図6を参照して、図5に示すような構成を有する製造装置40を用いて固体撮像素子10及び固体撮像装置20を製造する場合の製造工程の一実施例を説明する。まず、図6Aは、図1に示した固体撮像素子チップ11の平面図である。平面四角形をなす固体撮像素子チップ11の略中央部に、同じく平面四角形をなす受光部12が設けられている。この固体撮像素子チップ11を部品搬送装置42で位置調整テーブル41に搬送し、そのチャック治具56に保持させる。
次に、図6Bは、チャック治具56に保持された固体撮像素子チップ11の受光部12の周囲に、L字状をなす2つの分割枠片17,17を設けて接着剤部14Aを形成し、その接着剤部14Aで受光部12の周囲を取り囲むようにしたものである。この接着剤部14Aは、接着剤塗布装置43によって形成される。このとき、接着剤部14Aには、その周方向の2箇所の角部に切欠き部16が形成されている。
次の図6Cは、固体撮像素子チップ11に形成された接着剤部14Aに、透明カバー(シールガラス)13を載置する状態を示すものである。この作業は、透明カバー13を把持して搬送する部品搬送装置42によって行われる。このとき、透明カバー13を接着剤部14Aに載置した後、その透明カバー13を適当な力で接着剤部14Aに押圧する。すると、接着剤部14Aと透明カバー13とで形成される空間部の容積が、接着剤部14Aが圧縮される分だけ小さくなる。その小さくなった容積分に対応する余分な空気は、内部圧力の上昇によって、接着剤部14Aの外縁に形成された2箇所の切欠き部16から外部に排出される。
これにより、接着剤部14Aに上部から透明カバー13で蓋をするときに、空間部19内の余分な空気を切欠き部16によってスムースに外部に逃がすことができる。しかも、余分な空気が逃げた後の切欠き部16は、接着剤部14A自体が持つ接着剤の弾性或いは復元力(表面張力のような作用)によって塞がれて消滅する。そのため、接着剤部14Aに透明カバー13を被せるだけで空間部19内を極めて容易に密閉することができ、受光部12を透明カバー13によって確実に保護することができる。
次の図6Dは、紫外線照射装置44によって透明カバー13の外側から紫外線を照射する状態を示すものである。このとき、接着剤部14Aを形成する紫外線硬化性樹脂接着剤に紫外線が照射されると、その接着剤が硬化して、接着剤部14Aを介して透明カバー13が固体撮像素子チップ11に一体的に接合される。これにより、固体撮像素子の製造工程が完了し、図6Eに示すように、図1の構成を有する固体撮像素子10が製造される。なお、図6B、C及びEにおいて、上段は平面図、下段は断面図である。
続いて、固体撮像装置30を製造する場合について説明する。図6Fは、ダイボンディング工程を示す図である。まず、図6Fに示すように、プリント基板31に設けた配線パターンの所定位置に導電性接着剤25を塗布する。この接着剤25の塗布作業は、前記接着剤塗布装置43と同様の装置を用いることができる。その後、導電性接着剤25の上に、上述のようにして構成された固体撮像素子10を載置する。
次の図6Gは、ワイヤボンディング工程を示す図である。図6Gに示すように、プリント基板31上の配線パターンの所定位置に設けた電極パッドと固体撮像素子チップ11上の配線パターンの所定位置に設けた電極パッドとを、ボンディングワイヤ22によってワイヤボンディングする。
次の図6Hは、ダム部材を塗布する工程を示す図である。図6Hに示すように、ボンディングワイヤ22の外縁を囲うように、プリント基板31上の外縁に沿ってダム部材34を塗布する。その後、図6Iに示すように、ダム部材34の内側に封止樹脂33を流し込み、ダム部材34の上端近傍まで到達するように封止樹脂33を充填する。
次の図6Jは、ダイシング工程を示す図である。図6Jに示すように、封止樹脂33を充填した後、プリント基板31を、個々の固体撮像装置30に分割する。これにより、固体撮像装置の製造工程が完了し、図6Kに示すように、図3のような構成を有する固体撮像装置30が製造される。なお、図6F〜Kでは、ベアチップを示していないが、ベアチップの実装は、固体撮像素子10の場合と同様である。
この実施例によれば、従来のように固体撮像素子パッケージを作成する工程と、作成した固体撮像素子パッケージを他の基板上に実装する必要がなく、直接マザー基板上に固体撮像素子10を実装することができる。しかも、固体撮像素子10の部分を他のベアチップ工程と同時に作成することができるため、この種の固体撮像装置における製造方法の簡略化を図ることができる。
図7及び図8は、上述のようにして製造される固体撮像素子10の光学評価の一要素となるフレアの発生原因を説明する図である。図7における符号11が固体撮像素子チップ11の外縁、符号13が透明カバーの外縁を示し、符号12が受光部12の外縁を示している。固体撮像素子チップ11の受光部12から上方へ所定距離Wだけ離して透明カバー13が配置されている。そして、透明カバー13の上方に、光学評価装置のレンズ70が対向されている。ここで、レンズ70の射出角をΦとする。
いま、射出角Φによってレンズ70から固体撮像素子10に光が入射されるとき、受光部12の縁から透明カバー13の縁までの距離S1,S2,S3,S4(S1<S2<S3=S4とする。)が短いと、透明カバー13の厚みTによって反射光が受光部12内に入り込む。これにより、反射光の入り込む部分が明るくなり、フレアが発生することになる。そのため、透明カバー13の厚みTは薄いほうが良いが、あまりに薄いと強度が著しく低下してしまうという問題が生じる。そのため、フレアが発生しない上記距離Sは、透明カバー13の厚みTとレンズ70の射出角Φを考慮して好適な安全距離となるように設定する必要がある。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例においては、固体撮像素子チップ11に接着剤を塗布して接着剤部14を形成した例について説明したが、これとは逆に、透明カバー13に接着剤を塗布して接着剤部を形成し、その接着剤部に固体撮像素子チップ11を載置して貼り合わせる構成としてもよいことは勿論である。更に、透明カバー13及び固体撮像素子チップ11の両方に接着剤を塗布して接着剤部を形成し、両方の接着剤を貼り合わせる構成としてもよいことは勿論である。この場合には、接着剤部の高さをより高くすることが可能となるので、透明カバー13と固体撮像素子チップ11との間隔を必要に応じて大きくすることが可能となる。
また、以上の説明では、一枚一枚の固体撮像素子チップ11上にそれぞれ透明カバー13を貼り合わせるようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、固体撮像素子チップ11として切り離す前の一枚の大きなウエハに多数の透明カバーを貼り合わせた後、固体撮像素子チップを1個1個切り離すようにしてもよいことは勿論である。
10…固体撮像素子、 11…固体撮像素子チップ、 12…受光部、 13…透明カバー、 14,14A,14B,14C…接着剤部(接着剤)、 16…切欠き部、 17a,17b…L字状枠片、 18…コ字状枠片、 19…空間部、 20,30…固体撮像装置、 21…セラミックパッケージ、 22,32,37…ボンディングワイヤ、 23,33…封止樹脂、 24…素子収納部、 25…導電性接着剤、 34…ダム部材、 40…製造装置、 41…位置調整テーブル、 42…部品搬送装置、 43…接着剤塗布装置、 44…紫外線照射装置、 45…レーザ放射器、 46…ビデオカメラ、 47…ビデオモニタ、 48…制御装置
Claims (7)
- 受光部の周囲に一定のスペースが設けられた固体撮像素子チップと、
前記受光部の光が入射する側を覆う透明カバーと、
前記受光部の周囲を囲うように配置されると共に前記固体撮像素子チップと前記透明カバーとを接合する接着剤からなる接着剤部と、を備え、
前記接着剤部で前記受光部と前記透明カバーとの間に所定の隙間を保持して当該受光部を密閉したことを特徴とする固体撮像素子。 - 前記接着剤部には、前記固体撮像素子チップと前記透明カバーとの接合により消滅される空気抜き用の切欠き部を1箇所以上に設けたことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
- 前記接着剤部は、L字状をなす2つの枠片の組み合わせからなり、2つのL字状枠片を対向させることにより形成される四角形の対角線方向の2箇所に空気抜き用の切欠き部を設けたことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
- 前記接着剤部は、コ字状をなす2つの枠片の組み合わせからなり、2つのコ字状枠片を対向させることにより形成される四角形の、対向する2辺にそれぞれ空気抜き用の切欠き部を設けたことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
- 前記接着剤部は、L字状をなす4つの枠片の組み合わせからなり、4つのL字状枠片を対向させることにより形成される四角形の、対向する4辺にそれぞれ空気抜き用の切欠き部を設けたことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
- 固体撮像素子チップの受光部の周りを囲うと共に外縁の1箇所以上に空気抜き用の切欠き部を設けた接着剤からなる接着剤部を、前記固体撮像素子チップ又は前記受光部の光が入射する側を覆う透明カバーの一方に設け、前記透明カバー又は前記固体撮像素子チップの他方を前記接着剤部に載置して前記受光部を覆った後、当該受光部と前記透明カバーとの間に所定の隙間を保持した状態で前記接着剤部を硬化させることを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
- 前記接着剤は、紫外線の照射によって硬化される紫外線硬化性樹脂接着剤又は加熱によって硬化される熱硬化性接着剤であることを特徴とする請求項6記載の固体撮像素子の製造方法。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081202 |