JP3800988B2 - インストルメントパネル内部構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両に搭載されるインストルメントパネル内部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインストルメントパネル内部構造としては、図3に示すように、車両の両端部に架設させてなると共にインストルメントパネル1内に配設されてなるステアリングメンバ2と、該ステアリングメンバ2に近接した位置に配され且つステアリングメンバ2のブラケット4に固定されているダクト3とを有する。ダクト3の吹き出しダクト5は、インストルメントパネル1の吹き出し口グリル6に接続されてなる(類似技術として、実開平5-58416号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなダクト3をステアリングメンバ2のブラケット4に取り付ける際、仮保持機構がないため、取付に手間が掛かり、改善が求められている。また、ダクト3の仮保持機構として、例えば、ダクト3にブラケット部を形成して、ステアリングメンバ2に引っかけ部を形成して、ダクト3のブラケット部をステアリングメンバ2の引っかけ部に引っかける構造が考えられるが、ブラケット部を形成するだけ、製造原価が高騰するし、インストルメントパネル1内に詰め込まれる関係上、ブラケット部を安易に突出させるわけにはいかないので、その分ダクト3の断面積を小さくしてブラケット部を形成するスペースを確保しなければならなくなると、ダクト3の容量が減少してしまう。また、ステアリングメンバ2に引っかけ部を形成することで、製造原価が高騰する。
【0004】
この発明は、このような従来の状況に鑑みてなされたものであり、原価が高騰することなく、ダクトをステアリングメンバに仮保持できると共に位置決めができるインストルメントパネル内部構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、車両の両端部に架設させてなると共にインストルメントパネル内に配設されてなるステアリングメンバと、該ステアリングメンバに近接した位置に配設されてなるダクトとを有するインストルメントパネル内部構造であって、前記ステアリングメンバの断面は、矩形に形成されてなり且つ前後方向で互いに向かい合う平行面と、該平行面の上下部をそれぞれ接続してなる接続面とよりなり、前記ダクトには、前記ステアリングメンバの平行面及び該平行面の上部を接続した接続面とを上側から仮止め可能に係合できるように矩形に形成されてなる凹部が形成されてなると共に前記インストルメントパネルに配設してなるベント吹き出し口と、該ベント吹き出し口に近い側の前記ステアリングメンバの平行面との間に、前記インストルメントパネルを面直に押したときのインストルメントパネルの変形が抑えられるように前記ダクトがほぼ隙間無く配設されてなることを特徴とする。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、ステアリングメンバの断面を矩形にすると共にダクトに形成された凹部が断面矩形のステアリングメンバに係合することで、製造原価が高騰することなく、組付時の仮保持及び位置決めが容易にできるばかりか、断面二次モーメントが向上し、ステアリング支持剛性が向上する。また、ダクトによって、インストルメントパネル表面とステアリングメンバとの間を埋めることができるので、インストルメントパネルを面直に押したときの、インストルメントパネルの変形を抑えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な一実施形態を図1〜図2に基づいて説明する。図3と同一の構成は、同一の符号を用いて説明する。
【0012】
車両の両端部に架設させてなると共にインストルメントパネル1内に配設されてなるステアリングメンバ10と、該ステアリングメンバ10に近接した位置に配され且つステアリングメンバ10に固定されているダクト11とを有する。ダクト11の吹き出しダクト12は、インストルメントパネル1の吹き出し口グリル6に接続されてなる。
【0013】
前記ステアリングメンバ10の断面は、互いに向かい合う平行面13,13と、該平行面13,13の上部13a、13a及び下部13b、13bを接続してなる接続面14,14とより矩形に形成されてなる。前記平行面13には、ねじ下穴17が形成されてなる。
【0014】
前記ダクト11には、前記ステアリングメンバ10の平行面13及び接続面14を係合可能なる凹部15が形成されてなると共にブラケット16が横方向に張り出して形成されてなる。該ダクト11は、空調装置19に連通されてなる。
【0015】
図2に示すように、車体の側部に固定されたステアリングメンバ10の平行面13,13と、上部の接続面14上に、ダクト11の凹部15を載せて係合させると、ダクト11は、ステアリングメンバ10に仮止めされるので、手を離してもダクト11は脱落しない。この状態で、ブラケット16を介してねじ下穴17にビス18を螺結して、ステアリングメンバ10にダクト11を本止めする。
【0016】
次に、かかるダクト11の吹き出し口12に、前記インストルメントパネル1に配設してなるベント吹き出し口6を係合すると、前記ステアリングメンバ10の平行面13との間に、前記ダクト11がほぼ隙間無く配設されてなる。
【0017】
この実施形態によれば、製造原価が高騰することなく、前記ステアリングメンバ10の接続面14の上に、前記ダクト11の凹部15が係合することで、組付時の仮保持及び位置決めが容易にできる。
【0018】
そして、ステアリングメンバ10の断面を矩形にすることで、ダクト11組付時の仮保持及び位置決めを容易に行うことができるばかりか、断面二次モーメントが向上し、ステアリング10の支持剛性が向上し、板厚を下げることができるので、軽量化が図れる。
【0019】
また、ベント吹き出し口6によって、インストルメントパネル1表面とステアリングメンバ10との間を埋めることができるので、インストルメントパネル1を面直に押したときの、インストルメントパネル1の変形を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るインストルメントパネルとその内部の分解斜視図。
【図2】図1のインストルメントパネルへステアリングメンバ及びダクトを組み付けた状態の断面図。
【図3】従来の図1相当分解斜視図。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル
2、10 ステアリングメンバ
3、11 ダクト
5、12 吹き出しダクト
6 ベント吹き出し口
13 平行面
13a 上部
13b 下部
14 接続面
15 凹部
Claims (1)
- 車両の両端部に架設させてなると共にインストルメントパネル内に配設されてなるステアリングメンバと、該ステアリングメンバに近接した位置に配設されてなるダクトとを有するインストルメントパネル内部構造であって、
前記ステアリングメンバの断面は、矩形に形成されてなり且つ前後方向で互いに向かい合う平行面と、該平行面の上下部をそれぞれ接続してなる接続面とよりなり、
前記ダクトには、前記ステアリングメンバの平行面及び該平行面の上部を接続した接続面とを上側から仮止め可能に係合できるように矩形に形成されてなる凹部が形成されてなると共に前記インストルメントパネルに配設してなるベント吹き出し口と、該ベント吹き出し口に近い側の前記ステアリングメンバの平行面との間に、前記インストルメントパネルを面直に押したときのインストルメントパネルの変形が抑えられるように前記ダクトがほぼ隙間無く配設されてなることを特徴とするインストルメントパネル内部構造。
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JP2001159234A JP3800988B2 (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | インストルメントパネル内部構造 |
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2001
- 2001-05-28 JP JP2001159234A patent/JP3800988B2/ja not_active Expired - Fee Related
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