JP3800789B2 - 法面緑化工における客土袋取付け方法及びその客土袋取付け用バンド - Google Patents

法面緑化工における客土袋取付け方法及びその客土袋取付け用バンド Download PDF

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Description

【産業上の利用分野】
本発明は法面緑化工における客土袋取付け方法及びその客土袋取付け用バンドに関するもので、法面に客土袋を設置したときにその客土袋表面を柔らかく且つ平らな状態に押さえてその上から被せる抱持枠形のリブネットの取付け、及びスペ−サ−の取付けを確実にすることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
一般に法面緑化工事において、客土袋を法面に設置する作業はエキスパンドメタルプレ−トから成るリブネットを直に覆っていた。そのリブネットは板厚が 3.2mm、菱形の網目を形成する刻み幅(線条体の幅)を 4.0mm程度の重量が重くて頑丈な金属材料で加工していた。そして、リブネットの内面と客土袋の間にスペ−サを取付けて適度の空間を保持し、その空間にモルタルやコンクリ−トを流し込んで吹付層を形成し、法面に張設する金網がその吹き付け層の略中間に位置するように施工される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、客土袋は布体で加工され中に柔らかい壌土が詰められているので、客土袋に重くて頑丈なリブネットを被せたときに、その内面に取付けたスペ−サ−が、これと密着する客土袋の表面にめり込む状態になって客土袋表面とリブネットの内面との空間が十分に確保することができず、融通性に乏しくなっていた。また、従来のリブネットは客土袋を固定すると、その後の金網張り作業でリブネットにその金網などが引っ掛かって作業がしにくいなどの課題があった。そのため、これらを解消するためには、客土袋をリブネットで覆う前に法面に仮押さえができる用具が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は上記従来の課題を解決し、発明の目的を達成するため提供するものである。本発明の第1は法面緑化工における客土袋取付け方法において、法面に載置した客土袋表面の左右横方向に高密度のポリエチレン製の網状帯体を密着させながら渡してその両端部位をアンカーピンで止着し、且つその客土袋表面にリブネットを被せて固定するときに、当該リブネットの内面に取付けたスペーサーが網状帯体に接触するようにしたものである。
【0005】
本発明の第2は法面緑化工における客土袋取付け用バンドにおいて、客土袋の表面に密着させると共に、その左右方向に渡して左右両端部位を止着するための高密度のポリエチレン材質から成る横長の網状帯体と、客土袋の表面側から被せるリブネットと、その内面の網状帯体に接する位置に取付けるためのスペーサーとからなり、内面にスペーサーを取付けたリブネットを前記網状帯体の上からリブネットを被せて網状帯体止着用のアンカーピンで法面側に固定するようにしたものである。
【0006】
【実施例】
次に本発明の実施例を図面を以て説明する。図において、1は地山の法面、2は法面に設置する客土袋、3は高密度のポリエチレン材質から成る横長の網状帯体であり、その網目のひとマスのマス目a・b=25.0mm、網目を形成する線条体の幅c・d=3.7mm程度とし、帯体の全長L=1.0m、幅w=15.0cm程度に加工してある。そして前記網状帯体の降伏点強度はその縦・横とも770kgf/m以上有しているものを用いる。なお、この網状帯体は線条体で編んだものではなく、中低圧ポリエチレンから成るシート体に無数の連続穴を形成するものとする。4・4′は前記の網状帯体3の両端部位3・3′を止着するためのアンカーピンであり、頭部4・4′をフック形に曲成してある。5はエキスバンドメタルから成るリブネットであり、正面の左右横方向を曲成して翼片5・5′を一体に形成し、且つ正面上方に開口部を形成した抱持枠形となっている。前記のリブネットは、従来のものより軽量化を図るために板厚を1.6mm、菱形の網目を形成する刻み幅(線条体の幅)を2.0mm程度のものを用いる。6は客土袋の表面2とリブネット5の内面に形成される空間Sに介在させるボックス形のスペーサーであり、横長矩形枠6と縦リブ6と複数の横リブ6及び横フイン6′とから成り、且つ開口部を形成する横長矩形枠6 の横長上辺に複数の引掛け爪6を設けてある。そのスペーサーは合成樹脂材料で成形し、その大きさは長辺16.0cm、短辺10.0mm、高さhを35.0mmに加工してある。7は法面に沿って適宜の間隔Gを保持して張設した金網、8は金網の上から吹付け材料を吹付けて形成したモルタル吹付層又はコンクリート吹付層、9はリブネットの上部に形成した植栽口、10は基部を客土袋2の下部に接触させ、先端部位を吹付層8の表面側に向けて設けた水抜きパイプを示す。
【0007】
【具体的な使用例】
上記の実施例に基づく具体的な使用例を説明する。すなわち、地山の法面1の所定個所に壌土を詰めた客土袋2を載置する。続いて、高密度のポリエチレン材質から成る横長の網状帯体3を客土袋表面21に沿う左右横方向の一端部位31にアンカ−ピン4を打込んで止着し、続いてその網状帯体3を客土袋2の表面21に密着させながら引っ張りながら、他端部位31′にアンカ−ピン4′を打込んで客土袋2を法面1側に固定する。
【0008】
次にリブネット5の内面から網目線条体にリブボックス形のスペーサー6の爪64を引掛け、これを客土袋2の上から被せると、空間Sが形成されるが、そのうち前記のスペーサー6による所定高さhの空間を確保しながら、当該スペーサを客土袋の網状帯体3に圧接しながら左右の両翼片51・51′の網目を前記のアンカーピン4・4′のフック形頭部4 1 ・4 1 に掛止して法面1側に固定する。そして、金網7を法面1に適宜の間隔Gを保持して張設した後、モルタル又はコンクリート吹付けエを施して吹付層8を形成し、リブネット5の上部に形成した植栽孔9に草本類の埴栽を行う。この場合、植栽孔部位の金網を金切り挟みで切り取るものとする。
【0009】
【発明の効果】
本発明は上記の構成であるから、次のような効果がある。すなわち、法面の高所における客土袋設置作業の能率が向上する。また、客土袋の表面部分が網状帯体に押さえられて平らになり、リブネットの取付けの際、特に客土袋体とリブネットの間にスペ−サ−の高さ分の所定空間が保持でき、これによって法面に張設する金網をモルタルやコンクリ−ト吹付けによる吹付層の厚さの略中間に位置させることができ、それだけ吹付層の強度が増大し、法面の緑化効果の向上と共に、法面の崩落事項を確実に防止することができる。この場合、スペ−サ−はボックス形の全体がリブで成形してあるから吹付け材料が各リブ間に十分食い込んでリブネット部位における吹付層の安定度が向上する。
そして、網状帯体は高密度のポリエチレンを用いることによって、柔軟性に富み、客土袋を取付けた状態でラス張り鉄筋加工等の作業がし易くなる。
さらに、高密度のポリエチレン製の網状帯体は強度があるので、その分リブネットは単に整形目的専用として用いればよくなり、そのリブ線径を細くして軽いものを用いても整形することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 法面緑化工における客土袋取付けバンドを用いた法面緑化工事例の縦断側面図である。
【図2】 横長網状帯体で客土袋を法面側に固定した縦断側面図である。
【図3】 図2の斜視図である。
【図4】 図3の客土袋の上からリブネットを被せた状態の斜視図である。
【図5】 横長網状帯体の平面図である。
【図6】 図4の網状帯体のマス目の拡大平面図である。
【図7】 スペ−サ−の斜視図である。
【符号の説明】
1……法面
2……客土袋
3……網状帯体
4……アンカ−ピン
5……リブネット
6……スペ−サ−
7……金網
8……モルタル又はコンクリ−ト吹付層
9……植生孔
10……水抜きパイプ

Claims (2)

  1. 法面に載置した客土袋表面の左右横方向に高密度のポリエチレン製の網状帯体を密着させながら渡してその両端部位をアンカーピンで止着し、且つその客土袋リブネットを被せて固定するときに、当該リブネットの内面に取付けたスペーサーが網状帯体に接触するようにしたことを特徴とする法面緑化エにおける客土袋取付け方法。
  2. 客土袋 (2) の表面 (2 1 ) に密着させると共に、その左右方向に渡して左右両端部位 (3 1 ) (3 1 ) を止着するための高密度のポリエチレン材質から成る横長の網状帯体 (3) と、客土袋の表面側から被せるリブネット (5) と、その内面の網状帯体 (3) に接する位置に取付けるためのスペーサー (6) とからなり、内面にスペーサー (6) を取付けたリブネット (5) を前記網状帯体 (3) の上からリブネット (5) を被せて網状帯体止着用のアンカーピン (4) (4 ) 法面側に固定するように構成したことを特徴とする法面緑化工における客土袋取付け用バンド。
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