JP3800556B2 - アトリションミル及びスラリー内の粒子選別方法 - Google Patents

アトリションミル及びスラリー内の粒子選別方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3800556B2
JP3800556B2 JP52597995A JP52597995A JP3800556B2 JP 3800556 B2 JP3800556 B2 JP 3800556B2 JP 52597995 A JP52597995 A JP 52597995A JP 52597995 A JP52597995 A JP 52597995A JP 3800556 B2 JP3800556 B2 JP 3800556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slurry
passage
outlet
particles
sorter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP52597995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09511440A (ja
Inventor
ウッドール,ピーター
エンダーレ,ウド
Original Assignee
マウント アイザ マインズ リミテッド
エーリッヒ ネッチュ ゲゼルシャフト ミト ベシュレンクテル ハフツング ウント カンパニー ホールディング コマンディト ゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27157793&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3800556(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Priority claimed from DE19944412408 external-priority patent/DE4412408C2/de
Priority claimed from AUPM6394A external-priority patent/AUPM639494A0/en
Priority claimed from AUPN0166A external-priority patent/AUPN016694A0/en
Application filed by マウント アイザ マインズ リミテッド, エーリッヒ ネッチュ ゲゼルシャフト ミト ベシュレンクテル ハフツング ウント カンパニー ホールディング コマンディト ゲゼルシャフト filed Critical マウント アイザ マインズ リミテッド
Publication of JPH09511440A publication Critical patent/JPH09511440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3800556B2 publication Critical patent/JP3800556B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C23/00Auxiliary methods or auxiliary devices or accessories specially adapted for crushing or disintegrating not provided for in preceding groups or not specially adapted to apparatus covered by a single preceding group
    • B02C23/08Separating or sorting of material, associated with crushing or disintegrating
    • B02C23/10Separating or sorting of material, associated with crushing or disintegrating with separator arranged in discharge path of crushing or disintegrating zone
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C17/00Disintegrating by tumbling mills, i.e. mills having a container charged with the material to be disintegrated with or without special disintegrating members such as pebbles or balls
    • B02C17/16Mills in which a fixed container houses stirring means tumbling the charge
    • B02C17/161Arrangements for separating milling media and ground material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C17/00Disintegrating by tumbling mills, i.e. mills having a container charged with the material to be disintegrated with or without special disintegrating members such as pebbles or balls
    • B02C17/16Mills in which a fixed container houses stirring means tumbling the charge
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C17/00Disintegrating by tumbling mills, i.e. mills having a container charged with the material to be disintegrated with or without special disintegrating members such as pebbles or balls
    • B02C17/18Details
    • B02C17/183Feeding or discharging devices
    • B02C17/1835Discharging devices combined with sorting or separating of material

Description

発明の分野
本発明は、アトリションミル並びに粗粒子及び微粒子のスラリー内の微粒子を選別する方法及びそのための装置に関する。より詳細には、本発明は、さらなる粉砕(attrition)のためにミル内に有用な粉砕媒体を保持しながら、ミルから粉砕済みの鉱物微粉及び消費済みの少量の粉砕媒体を出すことができるようにするアトリションミルのための選別システム及び分離システムに関する。
発明の背景
これまで、アトリションミルは、主として高価値低処理量(例えば、1時間当り約10立方メートル以下)に適用するために用いられてきた。本発明は、従来アトリションミルが用いられていたその他の工業よりも高い処理量を必要とする鉱業における選鉱作業で用いる目的で開発されたものである。
本明細書では、ミル内でのその使用を特に基準にして本発明が記述されているが、これはその用途に制限されるわけではなく、粒子分離においてより一般的な利用分野を有する可能性がある。
本明細書では、「アトリションミル」という用語は、超微粉砕に用いられるミル、例えばビードミル、ペグミルの如きあらゆる形態での撹拌型ミル;ボールミル、コロイドミル、流体エネルギーミル、超音波ミル、小型粉砕機の如き湿式ミル、及び類似の粉砕機を含むものとして使われている。一般に、このようなミルは、粉砕チャンバと、アーム又はディスクの如き主として半径方向に向けられた一連の粉砕要素を有する軸方向羽根車とを含んでおり、この羽根車は適当な駆動列を介してモータにより回転させられている。粉砕要素は、ミルの全体的設計及び容量、羽根車の速度及び直径、粉砕要素の設計、ミルの処理量及びその他の要因を考慮して、隣接する粉砕要素の相対する面の間での適当な循環を可能にするように選ばれた距離だけ、羽根車に沿ってほぼ等間隔で置かれている。
このようなミルには、通常、粉砕媒体が具備されており、粉砕すべき原料物質はスラリーとしてミルに供給される。本明細書では、本発明について、外生(exogenous)粉砕媒体の使用を特に基準として記述しているが、本発明を自生(autogenous)又は半自生(semi−autogenous)粉砕のために使用される場合のミルに応用できることも理解されるであろう。例えば、黄鉄鉱、硫砒黄鉄鉱などを粉砕するのに使用される撹拌型ミルの場合には、粉砕媒体は、球形、円筒形、多角形又は不規則な形の粉砕要素であってもよいし、あるいは鋼、ジルコン、珪砂、スラグなどでもよい。宿主脈石(host gangue)(例えば、ケツ岩及び/又はシリカ)内に分布した硫化鉱(例えば、方鉛鉱、黄鉄鉱)を粉砕するのに使用されるビードミルの場合、脈石自体を例えば1〜6ミリメートル又は1〜4ミリメートルの適切なサイズ範囲にふるい分けすることができ、これを粉砕媒体として使用することができる。媒体サイズの範囲は、必要とされる粉砕の微細度に応じて異なる。ミルの体積容量の約40%〜約95%が粉砕媒体で占有されていてよい。
粉砕プロセスにおいては、粉砕媒体が、粉砕されるべき原料物質と同様にサイズが縮小されることを認識しておくべきである。それ自体原料物質を粉砕するのにもはや有効でないサイズまで粉砕された粉砕媒体は、「消費済み」の粉砕媒体と呼ぶものとする。また、原料物質を粉砕するのに充分なサイズをもつ粉砕媒体は、「有用な」粉砕媒体と呼ぶものとする。
例えば、一次鉱石、鉱物、精鉱、カルサイン(calcine)、再生選鉱滓などといった粉砕すべき原料物質は、従来の手段によって予めサイズ縮小した後(例えば20〜90ミクロンまで)、水中でスラリー化され、次に粉砕チャンバ内の入口を通してアトリションミルに取り込まれる。ミル内では、羽根車は、粉砕媒体の粒子が原料物質と衝突するように、かつ原料物質の粒子が互いに衝突し合うようにし、原料物質を破砕させて微粉を生成させる(例えば0.5〜25ミクロン)。微粉及び消費済み粉砕媒体をミルから出すことができるようにしながら、ミル内に有用な粉砕媒体及び未粉砕原料物質を保持するべく、ミルの出口にて微粉から粗材料を分離することが望ましい。
既存のアトリションミルでは、出口分離は、ミル出口又はその近傍に存在し、消費済み粉砕媒体及び製品の通過を許容するが、有用な粉砕媒体は通過させないように寸法決定された隙間を有する孔開き又は溝開きスクリーンを用いて達成される。例えばミル内に1mmより大きい粒子を保持することが望まれる場合、1mmより小さい粒子のみがスクリーンを通ってミルから出るように、スクリーンの出口の間隙の幅は最大1mmとなる。さらに、出口は、スクリーン詰りを低減するためのスクレーパ又は分離器回転子を含んでいてよい。分離器回転子の相対向する表面と最後の下流粉砕要素の間の軸方向間隔は、粉砕要素のその他すべての対の相対向する表面間の間隔にほぼ等しい。
アトリションミルの設計及び運転並びに媒体の選択はきわめて経験的なものである。コンピュータベースの様々な数学的モデルが提案されてきたが、そのいずれも満足のいくミル性能の予測を生み出さなかった。
例えば10TPHを超えるミル処理量を有する高処理量ビードミル内で様々な粉砕媒体を用いて硫化鉱を細かく粉砕しようとする試みにおいては、出口スクリーンが急速に詰まって処理量を許容できないほど低いレベルまで低下させることがわかった。その上、分離器回転子及び出口スクリーンの摩耗速度のため運転は不経済的なものとなっている。
発明の開示
本発明の目的は、スラリー内の微粒子から粗粒子を選別及び/又は分離するための改良型手段を提供することにある。本発明の好ましい実施態様の目的は、ふるいの詰りを低減させるか又はなくして分離器段における摩耗を許容できるレベルまで低減させるアトリションミルのための改良型出口を提供することにある。
第1の態様によると、本発明のアトリションミルは、粗粒子取込み用のチャンバ入口及び微粒子排出用のチャンバ出口を有し、内部に少なくとも1つの粉砕段を有する粉砕チャンバと;
該粉砕チャンバ内の軸方向羽根車と;
分離器入口及び前記チャンバ出口を有する分離段と;
粗粒子と微粒子との質量に基づいて粗粒子と微粒子との選別を行うために、前記粉砕チャンバ内の前記分離器入口の上流にある選別段と;
を含むアトリションミルにおいて;
前記選別段は、実質的に外径が等しく、かつ、実質的に平らなディスクの第1の表面及び第2の表面で構成され、該第1の表面は、軸を中心として回転駆動され、前記第2の表面は、前記第1の表面との間に半径方向に延びる分離通路を形成すべく、第1の表面に対して間隔を存して対向配置し;
前記分離段は、分離用のスクリーンを備えていないか、又は前記チャンバ出口に存在する微粒子の寸法よりも大きい寸法のオリフィスを有する分離用のスクリーンを備えている。
そして、好ましい実施態様として、前記分離段は、前記分離用のスクリーンを備えていないか、または、分離器回転子を含んでいる。さらに、前記分離段は、スクリーンを含み、該スクリーンの最小オリフィス寸法は、ミルから排出される粒子の最大サイズと実質的に無関係である。そして、軸方向羽根車に沿って距離「g」離れた少なくとも2つの粉砕要素と、分離段より上流にあって、隣接する粉砕要素から羽根車に沿って距離「c」離れた選別要素を含み、距離「c」が距離「g」よりも小さく設定されている。さらにまた、前記選別段は、粗粒子と微粒子とを選別をするために粒子に十分な遠心力を作用させる選別ディスクを含んでいる。
第2の態様によると、前記選別段は、粗粒子及び微粒子を含有するスラリー内から微粒子を選別する段であって、
前記分離通路にスラリーを取込むための選別機入口と;
該選別機入口から間隔を存して設けられた、スラリーが前記分離通路から出るときに通る第1の選別機出口と;
前記選別機入口の半径方向外側に間隔を存して設けられた第2の選別機出口と;
前記選別機入口から前記第1の選別機出口に予め定められた体積流量でスラリーを流すための手段と;を含み、
前記第1の表面は、予め定められた質量より小さい質量をもつ通路内の粒子の大半が、前記第1の選別機出口までスラリーの流れと共に移動し、かつ予め定められた質量より大きい質量を持つ粒子の大半が、スラリーの流れから離れ、前記第2の選別機出口で前記分離通路から半径方向外側に移動するように、第2の表面に対し充分近い間隔をとって設けられ、充分な速度で回転させられる。
好ましくは、前記選別機入口が第1の表面を通り、前記第1の選別機出口が第2の表面を通る。また、軸を中心として回転駆動される第2の表面と、エンドプレートとの間に半径方向に延びる第2の分離通路を形成すべく、エンドプレートから軸方向に間隔を存して設けられた、前記第2の表面を含む選別機要素と;
前記第2の分離通路の周囲を超えて外側に移動する粗粒子の通過を許容するために、分離通路の周囲又は周囲近傍にあって、分離要素に付設されたバッフル手段と;
ミル外への微粒子の通過を許容するために、半径方向に延びる第2分離通路から軸方向に間隔を存して設けられたスラリー出口と;
前記選別機要素の半径内側領域にて半径方向に延びる第2の分離通路へスラリーを取り入れる第1の選別機出口と;
を含んでいる。
第3の態様によると、粗粒子取込み用のチャンバ入口及び微粒子排出用のチャンバ出口を有し、内部に少なくとも1つの粉砕段を有する粉砕チャンバと;
該粉砕チャンバ内の軸方向羽根車と;
分離器入口及び前記チャンバ出口を有する分離段と、;
粗粒子と微粒子との質量に基づいて粗粒子と微粒子との選別を行うために、前記粉砕チャンバ内の前記分離器入口の上流にある選別段と;
を含むアトリションミルにおいて;
前記選別段は、第1の表面及び第2の表面で構成され、該第1の表面は、軸を中心として回転駆動され、前記第2の表面は、前記第1の表面との間に半径方向に延びる分離通路を形成すべく、第1の表面に対して間隔を存して配置し;
前記分離段は、分離用のスクリーンを備えていないか、又は前記チャンバ出口に存在する微粒子の寸法よりも大きい寸法のオリフィスを有する分離用のスクリーンを備え、
前記チャンバ出口は分離器出口であり;
前記軸方向羽根車は粉砕要素を有し;
前記粉砕チャンバは、通常該粉砕チャンバを軸方向に通る粉砕媒体を含むスラリーで少なくとも部分的に充填され;
前記分離段は、分離器出口の上流又は分離器出口に隣接する1つ以上の軸孔を有する分離器要素を含み、該分離器要素は、軸孔の上流で粉砕媒体を主として前記軸方向羽根車から半径方向外側に向けるものであり;
分離器要素は、分離器出口の周囲を囲み、分離器出口に向かって流れる少なくともある量のスラリーが、分離器要素の前記軸孔を通って軸方向に通過するものである。
第4の態様によると、入口と出口を有するミルチャンバと;
該ミルチャンバの一部分であって、前記入口が連通している粉砕チャンバと;
前記粉砕チャンバ内に設けられた軸方向羽根車と、該軸方向羽根車に取りつけられた回転可能な粉砕ディスクと;
スラリーの流れに関連して、前記粉砕ディスクの下流で回転可能な選別機ディスクと;
該選別機ディスクの下流のロータと;
該ロータの下流にあるミル出口と;
前記ロータの面に対する面を有する選別機ディスクと;を備え、
該対向する両面は、外径が実質的に等しく、かつ実質的に平らなディスクであって、両面間で規定された選別ゾーンにて、質量によりスラリー内の粒子を遠心的に選別するために、互いに充分に近接して設けられているスラリーとしての流体の粒子を粉砕する。
第5の態様によると、入口と出口を有するミルチャンバと;
該ミルチャンバの一部分であって、前記入口が連通している粉砕チヤンバと;
前記粉砕チャンバ内に設けられた軸方向羽根車と、該軸方向羽根車に取りつけられた回転可能な粉砕ディスクと;
前記スラリーの流れに関連して、前記粉砕ディスクの下流で回転可能な選別機ディスクと;
該選別機ディスクの下流のロータと;
該ロータの下流にあるミル出口と;
前記ロータの面に対する面を有する選別機ディスクと;を備え、
該対向する両面は、両面間で規定された選別ゾーンにて、質量によりスラリー内の粒子を遠心的に選別するために、互いに充分に近接して設けられ;
前記選別ゾーンは前記粒子の選別用のスクリーンを備えていないことを含むスラリーとしての流体の粒子を粉砕する。
第5の態様によると、1又は複数の粉砕段を有する粉砕チャンバと;
粗粉砕媒体、スラリー状液体、被粉砕物質を装置に取り入れる1つ以上の入口と;
装置出口と;
粉砕チャンバ内に設置され、前記被粉砕物質の微粒子サイズを小さくするために前記粗粉砕媒体のスラリーと協動するよう適合させた軸方向羽根車と;
前記粒子がミルから排出されて分離し、粒子から遠心力によって1つ又は複数の粉砕段に戻されるべき選別段と;を含んでいる。
次に、本発明のアトリションミルによるスラリー内の粒子選別方法は、第1の態様によれば、1つ以上の入口を有するアトリションミル内の被粉砕物質、装置出口、1又は複数の粉砕段を有する粉砕チャンバ、粉砕チャンバ内に設置され、被粉砕物質を細かくして微粒子にするために粗粉砕媒体のスラリーと協動するよう適合させた軸方向羽根車を含むアトリションミルによるスラリー内の粒子選別方法において;
通路入口と該通路入口の反対側又は半径方向内側に設けられた通路出口とを有する通路にスラリーを取り入れる工程と;
羽根車軸回りに通路内のスラリーを回転させる工程と;
スラリー中の粗粒子と微粒子の質量により微粒子から粗粒子を分離し、通路出口から排出されるスラリーが微粒子を含有し、粗粒子を実質的に含まないようにスラリーの回転速度を選択する工程と;を含んでいる。
好ましくは、前記スラリーは、通路を決定する隣接する粉砕要素間の間隔より小さい距離で離隔された一対のディスクにより回転駆動する。また、分離器出口にある分離段と半径方向に設けられた通路をさらに含み、前記選別機は、選別機通路出口を有し、選別機通路出口を介して選別機から排出する粒子は、半径方向に設けられた前記通路に入り、選別機出口の半径方向内側に設けられた分離器出口にて半径方向に設けられた通路から排出する。さらに、選別機通路出口から排出するスラリーは、該選別機通路出口を含む他の通路から装置出口を通り、前記他の通路の最小寸法が、ミルから排出される微粒子の寸法より大きいばかりでなく、ミルに残留する平衡粉砕媒体含有量の80%が通過する。
第2の態様によれば、1つ以上の入口を有するアトリションミルにての被粉砕物質、装置出口、1つ又は複数の粉砕段を有する粉砕チャンバ、該粉砕チャンバ内に設置され、被粉砕物質を微粒子にするために粗粉砕媒体のスラリーと協動するよう適合させた軸方向羽根車を含むアトリションミルによるスラリーの粒子選別方法において;
通路入口と該通路入口の反対側又は半径方向内側に設けられた選別機通路出口とを有する通路にスラリーを取り入れる工程と;
羽根車軸回りに前記通路内のスラリーを回転させる工程と;
スラリー中の粗粒子と微粒子の質量により微粒子から粗粒子を分離し、選別機通路出口から排出されるスラリーが微粒子を含有し、粗粒子を実質的に含まないようにスラリーの回転速度を選択する工程と;を具備し、
前記選別機通路出口から排出されるスラリーは、該選別機通路出口から他の通路を介して装置出口を通り、前記他の通路の最小寸法が、ミルから排出される微粒子の寸法より大きいばかりでなく、ミルに残留する平衡粉砕媒体含有量の90%が通過する。
第3の態様によれば、1つ以上の入口を有するアトリションミルにての被粉砕物質、装置出口、1つ又は複数の粉砕段を有する粉砕チャンバ、該粉砕チャンバ内に設置され、被粉砕物質を微粒子にするために粗粉砕媒体のスラリーと協動するよう適合させた軸方向羽根車を含むアトリションミルによるスラリーの粒子選別方法において;
通路入口と該通路入口の反対側又は半径方向内側に設けられた選別機通路出口とを有する通路にスラリーを取り入れる工程と;
羽根車軸回りに前記通路内のスラリーを回転させる工程と;
スラリー中の粗粒子と微粒子の質量により微粒子から粗粒子を分離し、選別機通路出口から排出されるスラリーが微粒子を含有し、粗粒子を実質的に含まないようにスラリーの回転速度を選択する工程と;を具備し、
前記スラリーは、通路を決定する隣接する粉砕要素間の間隔より小さい距離で離隔された一対のディスクにより回転駆動され、
軸方向羽根車は、軸方向羽根車に沿って距離「g」離れた少なくとも2つの粉砕要素と、隣接する粉砕要素から距離「c」離れてロータに設けられた一対のディスクとを含み、「c」が「g」の0.7倍未満である。
第4の態様によれば、1つ以上の入口を有するアトリションミルにての被粉砕物質、装置出口、1つ又は複数の粉砕段を有する粉砕チャンバ、該粉砕チャンバ内に設置され、被粉砕物質を微粒子にするために粗粉砕媒体のスラリーと協動するよう適合させた軸方向羽根車を含むアトリションミルによるスラリーの粒子選別方法において;
通路入口と該通路入口の反対側又は半径方向内側に設けられた選別機通路出口とを有する通路にスラリーを取り入れる工程と;
羽根車軸回りに通路内のスラリーを回転させる工程と;
スラリー中の粗粒子と微粒子の質量により微粒子から粗粒子を分離し、選別機通路出口から排出されるスラリーが微粒子を含有し、粗粒子を実質的に含まないようにスラリーの回転速度を選択する工程と;
通路を決定する隣接する粉砕要素間の間隔より小さい距離で離隔された一対のディスクにより前記スラリーを回転駆動する工程と;
微粒子から遠心力によって粗粒子を分離する工程と;
を具備している。
ここで、添付図面を参考にしながら、例を用いて、本発明についてさらに詳細に記述する。なお図面中、
図1は、先行技術のアトリションミルの側面を示す、一部断面概略図である。
図2a及び図2bは、図1のミルの2a−2a線及び2b−2b線での断面図を示している。
図3は、図1のミルの粉砕用ディスクの間のスラリー流路のいくつかを表わす概略図である。
図4は、図1のミルの先行技術の分離器アセンブリの拡大側面図である。
図5は、本発明による選別段の第1の実施態様の概略的断面図である。
図6〜25は、断面図により本発明のさらに19の実施態様を概略的に例示した図である。
発明の好ましい実施態様
図1を参照すると、一般に円筒形の側壁2、入口端壁4及び排出端壁5によって構成される粉砕チャンバ1を含む先行技術のアトリションミルが、概略的に示されている。チャンバ1には、入口ポート3及び出口パイプ6が具備されている。チャンバ1は、図示していない手段により基礎に取り付けられている。軸方向羽根車シャフト10は、入口端壁4のシール装置11を貫通して延びている。シャフト10は駆動列(図示せず)によって駆動され、軸受12及び13によって支持されている。チャンバ1の内部では、羽根車シャフト10は、平面で見たときに各々等角度で間隔を置いた開口部15(図2a参照)が開けられていることがわかる一連の半径方向に導かれた粉砕ディスク14が固着されている。この例では、粉砕ディスク14は、シャフト10にキー止めされ、隣接する粉砕ディスク14から距離「g」の間隔をとって設けられている。
図3を参照すると、図1のミルの隣接する粉砕ディスク14の中及び周りに表れると考えられている概略的流れパターン(矢印ラインで表わされている)が示されている。スラリーは、粉砕ディスク14の間隙15を通って循環し、粒子は同様に粉砕ディスク14の相対向する表面の間に入り、その他の粒子に対して、粉砕ディスク間のシャフトに対して、ディスク表面に対して、そしてミルの壁に対して投げつけられる。スラリーは、ディスクの間、そして好ましくは隣接するシャフト10に対して半径方向に循環する。
隣接する粉砕ディスク14の間の距離「g」は、代替的に、隣接する粉砕ディスク間の「分離」角度αとして定義づけできる。分離角度αは、シャフトと、1つの粉砕ディスクの半径方向内側の端部(シャフト周囲10aにおける)から隣接する粉砕ディスクの半径方向外側先端部14a(図1及び4に表わされている)まで延びるラインとの間の角度である。粉砕ディスクの間隔が近すぎる場合(例えば分離角度が60度を超える)、媒体は、図示されているように、ディスク14間で循環せず、粉砕効率が失われる。最適な研削効率及び最小の摩耗のためには、300〜600の分離角度が好ましい。
図4を参照すると、図1のものに類似するミルの先行技術による分離段の一部分が拡大詳細図で示されている。
排出端壁5は環状型であり、全体として符号20で表わされ、円筒形部分21と外部プレート22から成る排出体を入れる円形開口部を構成している。円筒形部分21は、端壁5及び出口パイプ6でシールされている。排出体20は、さらに、外部プレート22から軸方向に間隔をとって配置された排出体内部プレート23を含み、この排出体内部プレート23の周囲に配置され内部プレート23と外部プレート22の間に延びる一般に円筒形をした出口開口部25を構成している。出口開口部25は円筒形スクリーン24で覆われている。スクリーン24は、充分に細かい粉砕済み製品のミルから外への通過を許容し、しかもミルの中に有用な粉砕媒体を保持するように選択された寸法のアパーチャ(孔)を有している。
最後の粉砕ディスク14の下流で、かつ羽根車シャフト10の端部又はその近傍に、分離器回転子30が具備されている。回転子30は、排出体内部プレート23から離隔されており、羽根車の軸に平行に延び回転子30の周囲で等角度で間隔がとられ、スクリーン24から半径方向外向きに間隔をとって配置されている複数のフィンガー31を具備している。分離器回転子30は同様に、距離「g」だけ最後の粉砕ディスクから間隔をとって置かれている。
先行技術による出口段を使用した場合、粗粒子及び微粒子を含むスラリーは、(x)で表わされている如き側壁2に隣接して端壁5まで走行するものとして知られており、図中の実線は、スラリー内の粗粒子(例えば有用な粉砕媒体)の流れを表わし、破線は、スラリー内の微粒子(例えば粉砕済み製品及び消費済み媒体)の動きを表わしている。スラリーは、端壁5に隣接する(y)で半径方向内向きに走行し、次にスクリーン24と回転子フィンガー31の間に構成された軸方向に導かれた通路26の中に入る。
前述の通り、出口スクリーン24には、このスクリーン24により粗粒子が除去される一方で、スクリーン24と出口25の中を通り、出口パイプ6を介して(z)にてミルから排出する微粒子の通過を許容するようにアパーチャが設けられている。スクリーン全体にわたる分離器回転子フィンガー30によるスラリーの軸方向回転は、スクリーン24を通過できない代わりにフィンガー31の間を通り、スクリーンから離れる粗粒子によってスクリーンが詰まるのを防ぐように意図されたものである。ミルの粉砕段は「GS」として記され、分離段は「SS」と記されている。
図5を参照すると、本発明による装置の第1の実施態様が示されており、ここでは、「CS」と記した選別段が分離段「SS」の上流に具備されている。図5〜25において、図1〜4で使用されている部分に対応するものは対応符号で示されており、主として図1〜4の装置との差異に注意が向けられる。
発明の単純な形態においては、図5の分離器システムは、端壁5からシャフト10と同軸的に延び、端壁5内に出口開口部25を有するスクリーンを持たないパイプ6の形をした出口を用いている。この実施態様においては、分離器回転子30には、図4のフィンガー31と類似の機能を持つ半径方向の羽根31Bが具備されている。選別ディスク16の形をした選別機要素は、シャフト10に固着され、このシャフト10によって軸方向に回転駆動させられる。選別機ディスク16は、概ね粉砕ディスク14と類似の寸法であり、類似の等角度間隔で設けられたアパーチャ15Aを備えている。選別機ディスク16は下流表面17を有し、シャフト10の軸を中心に回転させられる。表面17は、第2の表面18(分離器回転子30の上流表面に対応するもの)から離隔されている。第1の表面17は、粉砕ディスク14の間の通常の距離「g」の0.75未満、より好ましくは0.6未満である距離「c」だけ、第2の表面18から軸方向に間隔をおいて配置されている。分離器回転子30の上流側と隣接する選別機ディスク16との間の距離「c」は、「g」よりも小さい結果、回転子30と隣接するディス16の間の分離角度は通常60°より大きいものとなる。
驚くべきことに、表面17、18の間隔が狭くてミルを通しての体積流量が予め定められた流量で制御されている場合、ディスク16と30の間で粒子の選別が行なわれることがわかった。出口開口部25にいかなる分離器スクリーンも具備されず、そして出口の直径が保持された粒子のうち最も大きい寸法よりもはるかに大きい場合でさえ、細かく粉砕された粒子及び消費済み媒体はミルを離れ、有用な媒体の粗粒子がミル内にとどまる。こうして、ミルの中に保持されるべき有用な媒体の大部分が、分離段に達する前にスラリーから選別されるため、スクリーンの詰りはなくなり、摩耗はきわめて大幅に減少する。「c」を入念に選択することにより、分離器段及び出口の摩耗を大幅に削減できる。
選別効果は以下のように説明がつくと思われる:すなわち、
ミルに対する体積流量は、スラリーポンプを含む手段により一定の流量に制御され、媒体の密度は、ミルの中で粉砕されつつある原料のものと類似の規模のものである。しかしながら、有用な媒体の粒子のサイズ及び質量は、細かく粉砕された製品の粒子と標準的に同規模か又はこれより大きい。微粒子及び粗粒子(h)のスラリーは、ディスク16のアパーチャ15Aを介して、選別機ディスク16と分離器回転子30の間に構成されたディスク形の通路19の中に入ると考えられる。アパーチャ15Aは選別機入口を構成する。通路19は、ディスク30内のアパーチャ32の形をした単数又は複数の第1の選別機出口、及びディスク16の周囲にある第2の選別機出口を有する。
回転表面に隣接する流体の概念的層の角速度は、回転表面の速度に近似するが、この速度は軸方向での表面からの距離の関数として低下する。選別段の第1及び第2の表面17,18は、粉砕ディスク対に比べ軸方向にさらに密な間隔をおいて配置されているため、第1及び第2の表面の間の通路19内で回転される液体の薄層状の最低角速度は、さらに広く離隔された隣接する粉砕ディスク14の間の中間にある流体の薄層状の層に付与される最小角速度よりもはるかに大きい。回転する第1の表面17(又は表面17に付随する液体層)は、アパーチャ15Aを介して通路19内に入るスラリー流内の粒子に対して力を付与する。質量mの粒子に対し半径方向外向きに作用する力(F)の成分は、
F=mv2/r
という式で示される。なお、式中vは粒子速度、rは軸からの半径方向距離である。
与えられた速度について、Fは、粒子質量が増大するにつれて、そして粒子が軸に近づく(すなわちrが減少する)につれて増大することになる。それを超えると粒子に対する力が、出口32に向かって流れるスラリーから粒子(i)を同伴解除し実質的に接線方向で外向きに粒子を投げてディスク16の周囲において通路19を離れる(「第2の選別機出口」)のに充分なものとなるような1つの粒子質量が存在する。羽根31(B)は、半径方向外向きのスラリーの流量がミルの処理量の流量よりも確実に大きくなり、実質的に選別機ディスク周囲において媒体が通路に入るのを防ぐようにしており、回転子30に対するディスク16の間隔が狭いことによって、シャフトに向けられるディスク16の周囲からの半径方向内向きの循環が実質的に避けられる。
より小さい質量(j)の粒子は、アパーチャ32(「第1の選別機出口」)、出口25及びパイプ6を介して流れ出るスラリーの中に同伴された状態にとどまる。図5の実施態様は単純であるという利点をもつが、以下で記述するとおり、その他のさまざまな実施態様を用いることによってより優れた結果が得られている。
図6は、選別機ディスク16が粉砕ディスク14と類似の形をもち等角度で間隔がおかれたアパーチャ15Aをも含んでいる第2の実施態様を示している。図6の実施態様においては、選別機ディスク16は、羽根車シャフトに取り付けられている分離器回転子30に対して狭い間隔をとって配置されている。図6の装置は、排出体23、24の周りに配置された軸方向に延びるフィンガー31を利用することによって回転子30の半径方向圧送効率が増大するという点で、図5のものと異なっている。
分離器段は、図5の実施態様において使用された方法を利用している。第1の表面17及び第2の表面18は双方とも羽根車シャフト10により回転させられる。このように、選別機ディスク16の下部表面17は、シャフト10の軸を中心として軸方向に回転させられた第1の表面を構成する。隣接する分離器回転子30の上部表面18は、第1の表面17に面し、かつこの表面から間隔をとって配置された第2の表面である。表面17及び18は、粉砕回転子14よりもさらに狭い間隔をとって配置され、その間に幅「c」(「c」は「g」より小さい)の円筒形通路を構成する。分離角度αは60°より大きい。
例えば、選別機ディスク16の直径は1メートルより大きくてよく、このディスクは、隣接する粉砕ディスクの間の距離の約半分だけその隣接する粉砕ディスクから間隔をとって配置されていてよい。粉砕ディスクが400mmの間隔をおいて配置されている場合、選別機ディスク16は、300mm未満、好ましくは240mm未満の間隔をおいて配置できる。
分離器回転子30には、ディスクを通して軸方向に延びる等角度で配置されたアパーチャ32が開けられている。さらに、分離器回転子30は、下向きにかつ軸方向と平行に延びるフィンガー31を有している。選別機ディスク16は、選別機段入口(「第1の選別機入口」)として作用する類似の等角度で間隔がとられた開口部15Aを有する。選別機16の周囲及び分離器回転子30は、第1の表面17と第2の表面18の間に構成された通路19に対する円筒形出口を構成するが、分離器回転子30内のオリフィス32は、入口15Aから通路19まで軸方向に間隔をとっておかれた選別機出口(「第1の選別機出口」)を構成する。
スラリー(h)は、選別機ディスク16の開口部15Aを介して通路19に入り、回転子30のアパーチャ32及び出口開口部25を介して通路19から出る。第1及び第2の表面17,18は、直接又は間接的に、通路内の粒子に対し角度的加速を与える。微粒子(j)(例えば粉砕された製品)は、オリフィス32を介して通路19から離れるスラリー流の中に同伴された状態にとどまるが、重い粒子(i)(例えば有用な媒体)は同伴解除され、(接線方向に)外向きに動き、ディスク16の周囲で選別機段から出る。このように、選別段は、図5の実施態様に関して論述されたものと同じ原理を利用する。
望ましくは、二次選別は分離器段で行なうことができる。例えば、アパーチャ32(「第1の選別機出口」)を介して通路19から出たスラリー(j)は、分離器回転子30の下流表面と排出体内部プレート23の上部表面の間に構成された半径方向に延びる分離通路33の中に入る。こうして、アパーチャ32は、選別機段出口であると同時に分離器段入口でもある。スラリーは、羽根車軸により近い場所で分離機通路33の中に取込まれ、周囲フィンガー31に向かって半径方向外向きに流れる。スラリーは、次に開口部25とフィンガー31の間の軸方向通路34の中に流れ込み、円筒形開口部25を介して出口パイプ6内へと流れ出る。粗粒子及び微粒子の双方は、分離器回転子30によって与えられる回転によって加速される。予め定められた質量よりも大きい質量をもつ粒子(k)(主として有用な媒体)は、半径方向に外向きに運動量を得るため、スラリーが軸方向通路34内に方向を変えて出口25を介して流出するにつれて、スラリーから同伴解除された状態となる。より大きい質量をもつこれらの粒子は、通路周囲にある出口において分離通路33から出て、フィンガー31の間を通り、半径方向に向けられ、チャンバ1に戻る。予め定められた質量よりも低い微粒子(1)は、スラリーが開口部25へと軸方向通路34により構成された出口で半径方向通路33を離れるにつれて同伴された状態にとどまり、ミルから排出する。開口部25はスクリーンを必要としない。しかしながら、流体抵抗を提供するために格子を具備するのが有利である。格子は、選別用スクリーンとしては作用せず、有用な粉砕媒体又は未粉砕製品の最大寸法よりもはるかに大きい開口部を有していてよい。例えば0.9mm(場合によってはそれ未満)の最大寸法までの有用な粉砕媒体が保持されるべきであるにもかかわらず、2mm又は20mmの開口部を使用することができる。
こうして、図6の分離器段で行なわれる分離又は「二次選別」は、上流選別機段とは異なる作動原理を用いる。分離器段では、微粒子及び粗粒子の双方は、半径方向外向きに加速されるが、粗粒子の運動量がより大きいため、スラリー流の方向が半径方向流から軸流方向に変化するにつれて同伴解除された状態となる。選別及び分離(二次選別)段の組合せが特に有効であることがわかった。
図7に例示されているようなさらなる実施態様においては、分離器回転子30は羽根車シャフト10により駆動されず、その代り、低部端壁20内のパッキン押え41を貫通して延び、図示されていない手段により駆動される第2の駆動軸40を介して独立した形で駆動される。分離器回転子30には、出口パイプ6と連通する環状出口チャンバ42の上にある等角度間隔で配置されたオリフィス32が具備されている。出口チャンバ42には、場合によっては、被覆スクリーン24が備わっていてよいが、このスクリーン24が使用される場合、前述のとおり選別機ディスク16の表面17と分離器回転子の表面18の間でまず、出口の上流にて粒子が選別されることから、スクリーンは分離又は選別の機能を果たさない。
図7の実施態様において、分離器回転子30が羽根車シャフト10及び選別ディスク16から異なる速度で駆動され得るということがわかるだろう。したがって、羽根車シャフト10は、ディスク14における又はディスク14の間の粉砕を最適化するように選ばれた速度で駆動されてもよいが、分離器回転子30は、粒径カット、より正確に言うと1つの粒子がミル出口までスラリー流の中で同伴されるか又は出口の上流で拒絶されてミルの中に保持されるかを決定する臨界質量に影響を及ぼすように選択された異なる速度で駆動され得る。
図8の実施態様は、分離段で発生する二次選別に関して図7のものと異なっている。分離器回転子30のオリフィス32からの流れは、分離器回転子30の下流表面と向かい合うエンドプレート23の間に構成された半径方向に延びる分離器通路33を介して、オリフィス32の半径方向内向きにシャフト40に隣接して位置づけされた軸方向に延びる通路34に向かって導かれる。微粉は、次に、パイプ6と連通する開口部25を介して排出する。このようにして、オリフィス32は、選別段用の(第1選別機)出口として及び分離器段(二次選別段)への入口として作用する。半径方向通路33の周囲は、半径方向に向けられ、それによりミルに対し粗(重)粒子が戻されることになる1つの通路出口を提供している。通路34は、スラリーと同伴された状態で微(軽)粒子が排出する周囲の第2の通路出口を提供している。
図9の実施態様は、スラリーがオリフィス32から半径方向に延びる通路33内へと流れ、開口部25を介して、開口部25と流動的連通状態にある中空駆動軸40を通ってミルから出るという点で、図8のものと異なっている。図8及び図9の実施態様は、分離器回転子30の下面とエンドプレート23の間に構成された軸方向通路33に入る粒子が角度的加速を受けるような分離(又は二次選別)を提供する。微粒子は第2の通路出口に向かって半径方向内向きのスラリー流と同伴され、そして粗粒子は同伴解除されてフィンガー31の間の第1の通路出口で外向きに導出することができる。
図10の実施態様は、分離器段入口オリフィス32を介して半径方向通路33に入るスラリーが、軸方向通路34及び出口スクリーンを持たない開口部25を介してミルから排出する前に半径方向外向きに流れるという点で、図8及び9の実施態様と異なる。粗(より重い)粒子は、その運動量によって、通路33の周囲にある第1の開口部において、図6の実施態様に関して前述したものと同様の方法で外へと運び出されるが、微(より軽い)粒子は、第2の開口部で通路33から出る。
図11及び12の実施態様は、選別機ディスク16及び分離器回転子30が両方とも駆動軸16によって、かつ羽根車シャフト10とは独立して駆動されるという点で、それまでに記述されたものとは異なっている。この実施態様においては、羽根車シャフト10は粉砕のための最適な速度で駆動され、選別機ディスク16は、製品粒子及び消費済み媒体からの有用な媒体の最適な分離を達成するために望ましい速度で駆動される。所望の場合、最後の粉砕ディスク14の下側と選別回転子16の上部表面の間に、これらのディスクを互いにさらに近い間隔で配置することによって、付加的な選別段を提供することができる。あるいは、これらのディスクを、それらの間の粉砕を促進するべく充分に離隔させる(例えば60°未満の分離角度で)ことができる。図11及び12の一次選別機配置は、様々な分離(二次選別)システムを利用することができる。こうして、図12において、通路33は、中空駆動軸40内に出口、すなわち分離器段入口アパーチャ32の内側に軸方向の分離器段出口を有する。図11において、分離器段出口には、通路33内のアパーチャ32からの半径方向外向きの流れを介して到達する。図13では、一次選別機からの流れは、アパーチャ32を介して直接、下にある出口チャンバ42内へと出る。各々の実施態様において、選別はディスク16と回転子30の間で行なわれる。
図14において、二次選別のための分離器と組合せて本発明による選別機を利用するペグミルが示されている。このミルは、粉砕ディスク14が前述のミルのシャフトよりも大きい直径の駆動軸又はドラム10から半径方向外向きに延びるペグ50により置き換えられているという点で、前述のものと異なっている。ペグ51は、ペグ50に対し互いに入り込む形でチャンバの壁から半径方向内向きに延びている。図14の実施態様においては、選別はディスク16の下面17と分離器回転子30の上部面18との間で行われるが、分離又は二次選別は、回転子30の下側とエンドプレー23の間で行え得る。所望の場合には、選別機ディスク16の向かい合う上部表面と近づけてペグミル駆動軸10の下部端面53を密な間隔をおいて配置することによって、さらなる選別を行うことができる。本明細書でディスク式粉砕ミルに関して前述した様々な分離又は二次選別システムは、ペグミルの場合にも同様に利用できる。
図15及び16の実施態様において示されているように、選別機ディスク16は、有利には、シャフト40により駆動される分離器回転子30と同心でこの回転子から独立している駆動軸45によって駆動され、かつシャフト10により駆動される粉砕ディスク14からも独立して駆動され得る。こうして、羽根車シャフト10は、粉砕効率を促進するように選択された速度で回転されることができ、選別機ディスク16は、一次選別を提供するように選択された速度でシャフト45により駆動されることができ、分離器回転子30は、分離又は二次選別のための最適な速度でシャフト40により駆動され得る。所望の場合、シャフトの一本(例えば45)は、その他のシャフトに対して逆転駆動され得る。図15及び16の実施態様は、分離器又は二次選別出口がアパーチャ32から半径方向外向きに配置(図15)されるか、又はアパーチャ32から半径方向内向きに配置(図16)されている装置を例示している。後者の場合、スラリーは中空シャフト45を介して排出する。図17及び図18の実施態様は、図7及び8に類似する分離器又は2次選別段を有する。
図19を参照すると、スラリー出口がミルのチャンバ端部ではなく、ミルの壁に配置され、選別機は、シャフト10の軸に対し直角な軸を中心にして部材が回転している状態で作動する、1つの実施態様が示される。図20は、スラリー出口が床に隣接してではなく、ミルの屋根(駆動端部)に配置されており、最終分離が重力により補助され得るような装置を示している。
図21は、各端部から供給を受け、端部間に配置された出口を有するミルの中で実質的に中央に選別機が位置している1つの実施態様を示している。この実施態様において、分離又は二次選別機出口流は、中空シャフト45を介している。排出体20は、出口25を構成する装置によって置換され、これは中空シャフト45に取り付けられ、このようにして、分離器回転子30と通路33の反対側23との間などのさらなる速度変動に備えている。選別は、前述のように選別ディスク16と回転子30の間で行なわれる。あるいは、出口装置のディスク16及び回転子30の双方は、単一の中空シャフトによって駆動され得る。
図22(明確に示すために図22Aと22Bに分けて示されている)及び図23は、一次選別機(及び任意の分離器又は二次選別機)(単数又は複数)が羽根車シャフト10に対して直角に1本の軸のまわりに配置されている様々な配置を示している。
図23及び24に示されているように、選別及び分離器区分は、ミルの主円筒壁に54でフランジ取付けされ、選別システムを交換する必要なくミル壁を交換できるようにする(又はその反対)円筒形ハウジングの中に収納することが可能である。選別機又は分離器システムの選別機ディスク16又はその他の部分は、粉砕要素の直径と異なる直径のものであってよい。図示されていないその他の実施態様においては、図25に示されているものに類似する選別システムを、粉砕ディスク14と選別ディスク16の間の距離の調整を可能にする手段によって、ミルの壁2に取り付けることができる。例えば、分離器システムハウジングをミルの壁に対しねじ込み可能な形で結合させてこのような調整を提供することができる。
図25は、本発明の選別システムがペグ回転子内に構成された溝内に配置されているペグミルを例示している。
本明細書の教示から当業者にとっては明白となるように、1つの実施態様の特徴をこの教示に従って様々な形でもう1つの実施態様の特徴と組合わせることができる。
さらなる一例として、本発明によるミル及び1,000リットルを超える有効容量を有する図6に示したミルは、900キロワット前後の消費電力で、かつ1時間当り最大約110立方メートルの体積流量で作動させた。ミルは、分離器回転子30から150mmで間隔どりされた直径1,000mmを超える選別機ディスクを有する。粉砕ディスク14は約300mm離隔されていた。分離器回転子30の外径と粉砕チャンバの内径の間の比率は0.7〜0.95であった。いくつかの実験では、ミルは、亜鉛粗選剤及び補集剤濃縮物が、そしてその他の試験では鉛粗選剤が供給された。粉砕すべき濃縮物の供給原料サイズは、80%が45ミクロンを通過するもの(D80=45ミクロン)から80%が57ミクロンを通過するもの(D80=57ミクロン)まで変動した。目的の製品サイズは、80%が16ミクロンを通過するもの(D80=16ミクロン)であった。
3つの異なる種類の粉砕媒体が利用された:すなわち(a)相対密度3.75の「スラグ」、(b)相対密度2.65の「砂」、(c)相対密度3.1の不合格重媒体(「HM」)である。供給された状態の媒体及び均衡時の媒体含有量の両方についてのD50及びD80が表1に示されている:
Figure 0003800556
砂に対するD50は、供給原料中の微粉の存在のため、製品についてのものよりも細かいものであった。供給原料の砂は、粒径が1mm未満の粒子を約30%含んでおり、これらの粒子はミルによって保持されなかった。目的の製品サイズを達成するために出力及び流量を変動させた。媒体カットは以下の如く、起こると見積もられた:(a)スラグ0.4mm、(b)砂1.4mm、及び(c)HM0.7mm。すなわち、より小さい粒子がミルから排出し、より大きい粒子が保持された。
これらの結果がミル出口で分離器スクリーンを使用することなく得られたものであるということは高く評価される。記述された状況下での粒径選別にはいかなる用途にも役立たない直径20mmを超えるオリフィスをもつスクリーンが、流量制御を目的として出口で用いられた。ミルは、場合によって摩耗した粉砕ディスクを交換することのみが必要となるもので、出口の詰まりによる運転停止が起こらず運転された。
本発明によるた装置は、好ましくは1時間当り10立方メートル以上、より好ましくは1時間当り100立方メートル以上の処理能力を有している。
本発明は、「ディスク」の形をした粉砕要素及び類似の選別機「ディスク」に関連して記述されてきたが、これらの要素が円形平面である必要はないということも理解されるであろう。例えば、三角形もしくは四角形の要素、ストライカバー、ハンマーなどをディスクの代りに用いることができるだろう。半径方向に配置されたストライカが用いられる場合には、回転平面を通しての軸流がストライカの間に発生する。
選別機要素内のアパーチャの数及び/又は位置は、粉砕機要素のものと異なっていてよく、軸からのアパーチャの半径方向距離を、選別「カット」の制御のために使用することができる。
その他の形の分離器又は二次選別段も利用可能であること、そしてこれらには回転要素が含まれている必要はないことも、理解できるだろう。
複数の選別要素を利用することもできる。選別機要素は、分離器回転子と結びつけられている必要はないが、隣接する粉砕機回転子からか、又はもう1つの隣接する選別機要素から距離「c」のところにあってもよい。
例えば、分離器段は単純に、アパーチャのいずれかの側に選別機ディスクを伴う、適切に方向づけされた出口(例えば中空駆動軸内の半径方向アパーチャ)であってよい。
粉砕要素間の間隔「g」は、実際上必ずしも最適な間隔ではなく、選別基準ではなく、粉砕基準を念頭において目的にかなった間隔が選ばれるということが理解されるであろう。同様にして、選別機要素と隣接する分離器回転子又は粉砕ディスクとの間の間隔「c」は、サイズ縮小よりも選別を促進するため及び/又は分離器の摩耗を削減するために選ばれることになる。
本明細書に記述した発明は、その他の形でも利用でき、本発明の範囲から逸脱することなく1つの実施態様の特徴をもう1つの態様の特徴と組合わせることもできる。

Claims (20)

  1. 粗粒子取込み用のチャンバ入口及び微粒子排出用のチャンバ出口を有し、内部に少なくとも1つの粉砕段を有する粉砕チャンバと;
    該粉砕チャンバ内の軸方向羽根車と;
    分離器入口及び前記チャンバ出口を有する分離段と;
    粗粒子と微粒子との質量に基づいて粗粒子と微粒子との選別を行うために、前記粉砕チャンバ内の前記分離器入口の上流にある選別段と;
    を含むアトリションミルにおいて;
    前記選別段は、実質的に外径が等しく、かつ、実質的に平らなディスクの第1の表面及び第2の表面で構成され、該第1の表面は、軸を中心として回転駆動され、前記第2の表面は、前記第1の表面との間に半径方向に延びる分離通路を形成すべく、第1の表面に対して間隔を存して対向配置し;
    前記分離段は、分離用のスクリーンを備えていないか、又は前記チャンバ出口に存在する微粒子の寸法よりも大きい寸法のオリフィスを有する分離用のスクリーンを備えていることを特徴とするアトリションミル。
  2. 前記分離段は、前記分離用のスクリーンを備えていない請求項1記載のアトリションミル。
  3. 前記分離段は、分離器回転子を含んでいる請求項1記載のアトリションミル。
  4. 前記分離段は、スクリーンを含み、該スクリーンの最小オリフィス寸法は、ミルから排出される粒子の最大サイズと実質的に無関係である請求項1記載のアトリションミル。
  5. 軸方向羽根車に沿って距離「g」離れた少なくとも2つの粉砕要素と、分離段より上流にあって、隣接する粉砕要素から羽根車に沿って距離「c」離れた選別要素を含み、距離「c」が距離「g」よりも小さく設定されている請求項1記載のアトリションミル。
  6. 前記選別段は、粗粒子と微粒子とを選別をするために粒子に十分な遠心力を作用させる選別ディスクを含む請求項1記載のアトリションミル。
  7. 前記選別段は、粗粒子及び微粒子を含有するスラリー内から微粒子を選別する段であって、
    前記分離通路にスラリーを取込むための選別機入口と;
    該選別機入口から間隔を存して設けられた、スラリーが前記分離通路から出るときに通る第1の選別機出口と;
    前記選別機入口の半径方向外側に間隔を存して設けられた第2の選別機出口と;
    前記選別機入口から前記第1の選別機出口に予め定められた体積流量でスラリーを流すための手段と;を含み、
    前記第1の表面は、予め定められた質量より小さい質量をもつ通路内の粒子の大半が、前記第1の選別機出口までスラリーの流れと共に移動し、かつ予め定められた質量より大きい質量を持つ粒子の大半が、スラリーの流れから離れ、前記第2の選別機出口で前記分離通路から半径方向外側に移動するように、第2の表面に対し充分近い間隔をとって設けられ、充分な速度で回転させられる請求項1記載のアトリションミル。
  8. 前記選別機入口が第1の表面を通り、前記第1の選別機出口が第2の表面を通る請求項7記載のアトリションミル。
  9. 軸を中心として回転駆動される第2の表面と、エンドプレートとの間に半径方向に延びる第2の分離通路を形成すべく、エンドプレートから軸方向に間隔を存して設けられた、前記第2の表面を含む選別機要素と;
    前記第2の分離通路の周囲を超えて外側に移動する粗粒子の通過を許容するために、分離通路の周囲又は周囲近傍にあって、分離要素に付設されたバッフル手段と;
    ミル外への微粒子の通過を許容するために、半径方向に延びる第2分離通路から軸方向に間隔を存して設けられたスラリー出口と;
    前記選別機要素の半径内側領域にて半径方向に延びる第2の分離通路へスラリーを取り入れる第1の選別機出口と;
    を含む請求項7記載のアトリションミル。
  10. 粗粒子取込み用のチャンバ入口及び微粒子排出用のチャンバ出口を有し、内部に少なくとも1つの粉砕段を有する粉砕チャンバと;
    該粉砕チャンバ内の軸方向羽根車と;
    分離器入口及び前記チャンバ出口を有する分離段と、;
    粗粒子と微粒子との質量に基づいて粗粒子と微粒子との選別を行うために、前記粉砕チャンバ内の前記分離器入口の上流にある選別段と;
    を含むアトリションミルにおいて;
    前記選別段は、第1の表面及び第2の表面で構成され、該第1の表面は、軸を中心として回転駆動され、前記第2の表面は、前記第1の表面との間に半径方向に延びる分離通路を形成すべく、第1の表面に対して間隔を存して配置し;
    前記分離段は、分離用のスクリーンを備えていないか、又は前記チャンバ出口に存在する微粒子の寸法よりも大きい寸法のオリフィスを有する分離用のスクリーンを備え、
    前記チャンバ出口は分離器出口であり;
    前記軸方向羽根車は粉砕要素を有し;
    前記粉砕チャンバは、通常該粉砕チャンバを軸方向に通る粉砕媒体を含むスラリーで少なくとも部分的に充填され;
    前記分離段は、分離器出口の上流又は分離器出口に隣接する1つ以上の軸孔を有する分離器要素を含み、該分離器要素は、軸孔の上流で粉砕媒体を主として前記軸方向羽根車から半径方向外側に向けるものであり;
    分離器要素は、分離器出口の周囲を囲み、分離器出口に向かって流れる少なくともある量のスラリーが、分離器要素の前記軸孔を通って軸方向に通過するものであるアトリションミル。
  11. 入口と出口を有するミルチャンバと;
    該ミルチャンバの一部分であって、前記入口が連通している粉砕チャンバと;
    前記粉砕チャンバ内に設けられた軸方向羽根車と、該軸方向羽根車に取りつけられた回転可能な粉砕ディスクと;
    スラリーの流れに関連して、前記粉砕ディスクの下流で回転可能な選別機ディスクと;
    該選別機ディスクの下流のロータと;
    該ロータの下流にあるミル出口と;
    前記ロータの面に対する面を有する選別機ディスクと;を備え、
    該対向する両面は、外径が実質的に等しく、かつ実質的に平らなディスクであって、両面間で規定された選別ゾーンにて、質量によりスラリー内の粒子を遠心的に選別するために、互いに充分に近接して設けられているスラリーとしての流体の粒子を粉砕するアトリションミル。
  12. 入口と出口を有するミルチャンバと;
    該ミルチャンバの一部分であって、前記入口が連通している粉砕チャンバと;
    前記粉砕チャンバ内に設けられた軸方向羽根車と、該軸方向羽根車に取りつけられた回転可能な粉砕ディスクと;
    前記スラリーの流れに関連して、前記粉砕ディスクの下流で回転可能な選別機ディスクと;
    該選別機ディスクの下流のロータと;
    該ロータの下流にあるミル出口と;
    前記ロータの面に対する面を有する選別機ディスクと;を備え、
    該対向する両面は、両面間で規定された選別ゾーンにて、質量によりスラリー内の粒子を遠心的に選別するために、互いに充分に近接して設けられ;
    前記選別ゾーンは前記粒子の選別用のスクリーンを備えていないことを含むスラリーとしての流体の粒子を粉砕するアトリションミル。
  13. 1又は複数の粉砕段を有する粉砕チャンバと;
    粗粉砕媒体、スラリー状液体、被粉砕物質を装置に取り入れる1つ以上の入口と;
    装置出口と;
    粉砕チャンバ内に設置され、前記被粉砕物質の微粒子サイズを小さくするために前記粗粉砕媒体のスラリーと協動するよう適合させた軸方向羽根車と;
    前記粒子がミルから排出されて分離し、粒子から遠心力によって1つ又は複数の粉砕段に戻されるべき選別段と;
    を含むアトリションミル。
  14. 1つ以上の入口を有するアトリションミル内の被粉砕物質、装置出口、1又は複数の粉砕段を有する粉砕チャンバ、粉砕チャンバ内に設置され、被粉砕物質を細かくして微粒子にするために粗粉砕媒体のスラリーと協動するよう適合させた軸方向羽根車を含むアトリションミルによるスラリー内の粒子選別方法において;
    通路入口と該通路入口の反対側又は半径方向内側に設けられた通路出口とを有する通路にスラリーを取り入れる工程と;
    羽根車軸回りに通路内のスラリーを回転させる工程と;
    スラリー中の粗粒子と微粒子の質量により微粒子から粗粒子を分離し、通路出口から排出されるスラリーが微粒子を含有し、粗粒子を実質的に含まないようにスラリーの回転速度を選択する工程と;
    を含むスラリー内の粒子選別方法。
  15. 前記スラリーは、通路を決定する隣接する粉砕要素間の間隔より小さい距離で離隔された一対のディスクにより回転駆動する請求項14記載のスラリー内の粒子選別方法。
  16. 分離器出口にある分離段と半径方向に設けられた通路をさらに含み、
    前記選別機は、選別機通路出口を有し、選別機通路出口を介して選別機から排出する粒子は、半径方向に設けられた前記通路に入り、選別機出口の半径方向内側に設けられた分離器出口にて半径方向に設けられた通路から排出する請求項14記載のスラリー内の粒子選別方法。
  17. 選別機通路出口から排出するスラリーは、該選別機通路出口を含む他の通路から装置出口を通り、前記他の通路の最小寸法が、ミルから排出される微粒子の寸法より大きいばかりでなく、ミルに残留する平衡粉砕媒体含有量の80%が通過する請求項14記載のスラリー内の粒子選別方法。
  18. 1つ以上の入口を有するアトリションミルにての被粉砕物質、装置出口、1つ又は複数の粉砕段を有する粉砕チャンバ、該粉砕チャンバ内に設置され、被粉砕物質を微粒子にするために粗粉砕媒体のスラリーと協動するよう適合させた軸方向羽根車を含むアトリションミルによるスラリーの粒子選別方法において;
    通路入口と該通路入口の反対側又は半径方向内側に設けられた選別機通路出口とを有する通路にスラリーを取り入れる工程と;
    羽根車軸回りに前記通路内のスラリーを回転させる工程と;
    スラリー中の粗粒子と微粒子の質量により微粒子から粗粒子を分離し、選別機通路出口から排出されるスラリーが微粒子を含有し、粗粒子を実質的に含まないようにスラリーの回転速度を選択する工程と;を具備し、
    前記選別機通路出口から排出されるスラリーは、該選別機通路出口から他の通路を介して装置出口を通り、前記他の通路の最小寸法が、ミルから排出される微粒子の寸法より大きいばかりでなく、ミルに残留する平衡粉砕媒体含有量の90%が通過することを特徴とするスラリー内の粒子選別方法。
  19. 1つ以上の入口を有するアトリションミルにての被粉砕物質、装置出口、1つ又は複数の粉砕段を有する粉砕チャンバ、該粉砕チャンバ内に設置され、被粉砕物質を微粒子にするために粗粉砕媒体のスラリーと協動するよう適合させた軸方向羽根車を含むアトリションミルによるスラリーの粒子選別方法において;
    通路入口と該通路入口の反対側又は半径方向内側に設けられた選別機通路出口とを有する通路にスラリーを取り入れる工程と;
    羽根車軸回りに前記通路内のスラリーを回転させる工程と;
    スラリー中の粗粒子と微粒子の質量により微粒子から粗粒子を分離し、選別機通路出口から排出されるスラリーが微粒子を含有し、粗粒子を実質的に含まないようにスラリーの回転速度を選択する工程と;を具備し、
    前記スラリーは、通路を決定する隣接する粉砕要素間の間隔より小さい距離で離隔された一対のディスクにより回転駆動され、
    軸方向羽根車は、軸方向羽根車に沿って距離「g」離れた少なくとも2つの粉砕要素と、隣接する粉砕要素から距離「c」離れてロータに設けられた一対のディスクとを含み、「c」が「g」の0.7倍未満であるスラリー内の粒子選別方法。
  20. 1つ以上の入口を有するアトリションミルにての被粉砕物質、装置出口、1つ又は複数の粉砕段を有する粉砕チャンバ、該粉砕チャンバ内に設置され、被粉砕物質を微粒子にするために粗粉砕媒体のスラリーと協動するよう適合させた軸方向羽根車を含むアトリションミルによるスラリーの粒子選別方法において;
    通路入口と該通路入口の反対側又は半径方向内側に設けられた選別機通路出口とを有する通路にスラリーを取り入れる工程と;
    羽根車軸回りに通路内のスラリーを回転させる工程と;
    スラリー中の粗粒子と微粒子の質量により微粒子から粗粒子を分離し、選別機通路出口から排出されるスラリーが微粒子を含有し、粗粒子を実質的に含まないようにスラリーの回転速度を選択する工程と;
    通路を決定する隣接する粉砕要素間の間隔より小さい距離で離隔された一対のディスクにより前記スラリーを回転駆動する工程と;
    微粒子から遠心力によって粗粒子を分離する工程と;
    を具備するスラリー内の粒子選別方法。
JP52597995A 1994-04-11 1995-04-11 アトリションミル及びスラリー内の粒子選別方法 Expired - Lifetime JP3800556B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19944412408 DE4412408C2 (de) 1994-04-11 1994-04-11 Rührwerksmühle
AUPM6394A AUPM639494A0 (en) 1994-06-22 1994-06-22 Attrition mill
AU4412408.2 1994-12-20
AU6394 1994-12-20
AUPN0166A AUPN016694A0 (en) 1994-12-20 1994-12-20 Attrition mill classifier
AU0166 1994-12-20
PCT/AU1995/000204 WO1995027563A1 (en) 1994-04-11 1995-04-11 Attrition mill

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09511440A JPH09511440A (ja) 1997-11-18
JP3800556B2 true JP3800556B2 (ja) 2006-07-26

Family

ID=27157793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52597995A Expired - Lifetime JP3800556B2 (ja) 1994-04-11 1995-04-11 アトリションミル及びスラリー内の粒子選別方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5797550A (ja)
EP (1) EP0751830B1 (ja)
JP (1) JP3800556B2 (ja)
AU (1) AU679853B2 (ja)
BR (1) BR9507351A (ja)
FI (2) FI964061A0 (ja)
WO (1) WO1995027563A1 (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6007011A (en) * 1998-11-16 1999-12-28 Theodore McBain Food processing apparatus
CA2393195C (en) 1999-06-01 2007-02-20 Elan Pharma International Limited Small-scale mill and method thereof
US6375103B1 (en) 2000-03-31 2002-04-23 Hosokawa Micron Powder Systems Mill for pulverizing and classifying particulate material
US6582285B2 (en) 2000-04-26 2003-06-24 Elan Pharmainternational Ltd Apparatus for sanitary wet milling
ATE291899T1 (de) * 2001-06-22 2005-04-15 Marie Lindner Screening-verfahren mit hohem durchsatz (hts) unter verwendung von labormühlen oder microfluidics
AU2003297151A1 (en) * 2002-12-17 2004-07-22 Elan Pharma International Ltd. Milling microgram quantities of nanoparticulate candidate compounds
DE502004006541D1 (de) * 2003-04-15 2008-04-30 Bachofen Willy A Ag Rührwerkskugelmühle
DE112005003854B4 (de) * 2004-06-23 2018-04-26 Masataka Tamura Brechvorrichtung
US20060048677A1 (en) * 2004-09-07 2006-03-09 Craig Daniel H Process for manufacturing thermoplastic materials containing inorganic particulates
US7811613B2 (en) * 2005-06-23 2010-10-12 The Procter & Gamble Company Individualized trichomes and products employing same
BRPI0614814B1 (pt) * 2005-08-15 2019-04-24 Xstrata Technology Pty Ltd. Método para a redução do tamanho de partícula de uma alimentação
EP2155397B1 (en) * 2007-04-27 2019-02-06 Fibrecycle Pty Ltd Particle reduction device
ATE491517T1 (de) * 2007-08-17 2011-01-15 Buehler Ag Rührwerksmühle
ATE495819T1 (de) * 2007-08-17 2011-02-15 Buehler Ag Rührwerksmühle
WO2010003990A1 (en) * 2008-07-10 2010-01-14 Frewitt Fabrique De Machines S.A. Bead mill with separator
WO2010068993A1 (en) * 2008-12-19 2010-06-24 Xstrata Technology Pty Ltd Attrition mill
JP5317124B2 (ja) * 2009-01-08 2013-10-16 アイメックス株式会社 湿式媒体撹拌粉砕分散機
CH700446A1 (de) 2009-02-24 2010-08-31 Bachofen Willy A Ag Rührwerkskugelmühle.
EP2327480A1 (de) * 2009-11-25 2011-06-01 Willy A. Bachofen AG Rührwerkskugelmühle
WO2011072323A1 (en) * 2009-12-14 2011-06-23 Xstrata Technology Pty Ltd Process for treating red mud
RU2523289C1 (ru) * 2013-03-14 2014-07-20 Открытое акционерное общество "Научно-исследовательский институт полимерных материалов" Лабораторная бисерная мельница
PE20160022A1 (es) 2013-05-21 2016-02-03 Smidth As F L Metodos y aparato para el monitoreo continuo de desgaste en circuitos de molienda
DE102013111762A1 (de) * 2013-07-08 2015-01-08 Netzsch-Feinmahltechnik Gmbh Rührwerkskugelmühle mit Axialkanälen
DE102013108809A1 (de) * 2013-08-14 2015-02-19 Netzsch-Feinmahltechnik Gmbh Trennvorrichtung für eine kugelmühle oder rührwerkskugelmühle sowie kugelmühle oder rührwerkskugelmühle mit trennvorrichtung
DE102013021757A1 (de) * 2013-12-20 2015-06-25 Netzsch Trockenmahltechnik Gmbh Maschine mit fliegend gelagertem Rotor
CN104028343B (zh) * 2014-06-11 2020-11-17 博亿(深圳)工业科技有限公司 湿法微细粉碎与分级装置
FR3025806B1 (fr) * 2014-09-15 2019-09-06 Bigarren Bizi Procede de traitement et d'extraction de dechets electroniques en vue de la recuperation des constituants inclus dans de tel dechets
US10967337B2 (en) 2016-05-20 2021-04-06 Superior Industries, Inc. Aggregate attrition systems, methods, and apparatus
ES2713001T3 (es) 2016-10-18 2019-05-17 Bachofen Willy A Ag Molino agitador de bolas
EP3311921B1 (de) 2016-10-18 2018-09-26 Willy A. Bachofen AG Rührwerkskugelmühle
USD873305S1 (en) 2017-05-19 2020-01-21 Superior Industries, Inc. Attrition mill propeller
CN107262225A (zh) * 2017-06-20 2017-10-20 滁州恒通磁电科技有限公司 一种便于出料的球磨机
DE102018123096B4 (de) * 2018-09-20 2022-01-27 Netzsch Feinmahltechnik Gmbh Rührwerkskugelmühle und Verfahren zum Betreiben einer Rührwerkskugelmühle
RU192496U1 (ru) * 2019-07-11 2019-09-18 Сергей Михайлович Шишков Молотковая дробилка
CN114798089B (zh) * 2021-01-22 2023-07-04 中国石油化工股份有限公司 一种连续湿式球磨分离设备和方法
CN114178002B (zh) * 2021-11-08 2023-05-09 北京天地融创科技股份有限公司 细磨机

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1084994B (it) * 1976-06-09 1985-05-28 Funk Heporaut Kirsti Guarnizione per alberi,in particolare in mulini con agiotatore oppure in mulini colloidali
HU177295B (en) * 1978-09-25 1981-09-28 Chemimas Vegyigep Tervezoe Es Rotary grate centrifugal crusher with bar grate which is suitable for grading in accordance with width
DE3318312A1 (de) * 1982-05-19 1983-11-24 Gebrüder Bühler AG, 9240 Uzwil Ruehrwerksmuehle
US4932166A (en) * 1986-05-30 1990-06-12 The Carborundum Company Inert autogenous attrition grinding
DD256460A1 (de) * 1986-12-30 1988-05-11 Nagema Veb K Mahlkoerperabtrennsystem in ruehrwerkskugelmuehlen
US4784336A (en) * 1987-03-10 1988-11-15 Lu Tsai Chuan Grinding machine for refining liquid material
DE3920305A1 (de) * 1989-06-21 1991-01-03 Mueller Herne Pumpen Masch Durchlaufbrecher
DE69222300T2 (de) * 1992-07-07 1998-04-16 Ecc Int Ltd Differentialzerkleinerung
US5312051A (en) * 1993-03-31 1994-05-17 Haahjem North America, Inc. Fresh wet concrete reclaimer
EP0627262B1 (de) * 1993-06-01 1999-03-24 Willy A. Bachofen AG Zum Fein- und Feinstmahlen eines Gutes dienende, kontinuierlich arbeitende Rührwerkskugelmühle
US5333804A (en) * 1993-08-20 1994-08-02 Premier Mill Corp. Agitator mill
DE4432203A1 (de) * 1994-09-09 1996-03-14 Evv Vermoegensverwaltungs Gmbh Rührwerksmühle
DE4447321C2 (de) * 1994-12-31 1999-07-22 Omya Gmbh Rührwerksmühle für die nasse Feinzerkleinerung, mit Separator zur Zurückhaltung von Mahlperlen
US5620147A (en) * 1995-10-04 1997-04-15 Epworth Manufacturing Co., Inc. Continuous media mill

Also Published As

Publication number Publication date
EP0751830A1 (en) 1997-01-08
FI20031749A (fi) 2003-11-28
WO1995027563A1 (en) 1995-10-19
BR9507351A (pt) 1997-09-23
EP0751830B1 (en) 2002-02-06
FI964061A (fi) 1996-10-10
AU2208795A (en) 1995-10-30
JPH09511440A (ja) 1997-11-18
EP0751830A4 (en) 1998-06-03
US5797550A (en) 1998-08-25
AU679853B2 (en) 1997-07-10
FI121870B (fi) 2011-05-31
FI964061A0 (fi) 1996-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3800556B2 (ja) アトリションミル及びスラリー内の粒子選別方法
US5984213A (en) Attrition mill
US9675978B2 (en) Attrition mill
CA2705342C (en) Fine grinding roller mill
WO2007097042A1 (ja) 遠心式空気分級機
JP2017023954A (ja) 粉砕装置
KR890001390B1 (ko) 입상물질 분리기
JP5177610B2 (ja) セメントクリンカの粉砕設備
KR101513054B1 (ko) 2단 수직 원심 분급기
JP2002119920A (ja) 気流式分級機
KR200179208Y1 (ko) 분쇄 시스템의 사이클론 분급기
KR100389288B1 (ko) 분쇄시스템의 분급장치
JP2000157934A (ja) 風分級機
US11583866B2 (en) Air mill with rotary disc assembly
JPH05285455A (ja) 砕砂ダスト除去装置
US2564595A (en) Whizzer separator with helical deflector
JPH0551484U (ja) 三方向分級機
SU893252A1 (ru) Мельница ударного действи
SU1066656A1 (ru) Флотационна машина
SU904775A1 (ru) Мельница ударного действи
JPH03221158A (ja) 堅型ミル
UA150930U (uk) Відцентровий млин ударної дії
JPH05146697A (ja) 乾式チユーブミル
JPS6279855A (ja) 摩砕粉砕装置
JPS60110346A (ja) 竪型ミルの分級装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050506

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140512

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term