JP3798416B2 - 蝶番、それを用いた扉ユニット及び扉ユニットの位置調整方法 - Google Patents
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固定枠等の扉取付部に装着される取付部側ヒンジ部と、その扉取付部に対して開閉可能な開き戸等の扉体に装着される扉側ヒンジ部と、それら両ヒンジ部を前記扉体の開閉方向において相対的に回動可能に連結する蝶番軸と、を有する蝶番であって、
前記扉側ヒンジ部に取り付けられるとともに、前記扉体を前記蝶番軸の軸線に直交する面において所定の第一方向へ移動させ、かつその直交面において前記第一方向に直交する第二方向及び前記蝶番軸の軸線に沿う第三方向への前記扉体の移動をそれぞれ許容するための第一の調整機構と、
前記扉側ヒンジ部に取り付けられるとともに、前記扉体を前記第二方向へ移動させ、かつ前記第一方向及び前記第三方向への前記扉体の移動をそれぞれ許容するための第二の調整機構と、
前記蝶番軸に取り付けられるとともに、前記扉体を前記第三方向へ移動させ、かつ前記取付部側ヒンジ部及び前記扉側ヒンジ部の相対的な回動を許容するための第三の調整機構と、を備え、
前記扉側ヒンジ部が固定された前記扉体を、前記取付部側ヒンジ部が固定された前記扉取付部に対し、前記蝶番軸を介して連結するとき、
前記第一の調整機構による前記扉体の前記第一方向への移動と、前記第二の調整機構による前記扉体の前記第二方向への移動と、前記第三の調整機構による前記扉体の前記第三方向への移動とが各々独立して、前記扉体が前記扉取付部を閉鎖する状態でその扉体の内側又は外側から一括して行なわれ、それら扉体と扉取付部との相互間隔を微調整可能とする場合がある。
固定枠等の扉取付部に装着される取付部側ヒンジ部としての取付部側ヒンジプレートと、その扉取付部に対して開閉可能な開き戸等の扉体に装着される扉側ヒンジ部としての扉側ヒンジプレートと、それら両ヒンジプレートを前記扉体の開閉方向において相対的に回動可能に連結する蝶番軸と、を有する蝶番であって、
前記扉側ヒンジプレートに取り付けられるとともに、前記扉体が前記扉取付部を閉鎖する状態でその扉体を前記蝶番軸の軸線に直交する面において第一方向としての厚さ方向へ移動させ、かつその直交面において前記厚さ方向に直交する第二方向としての前記扉体の幅方向及び前記蝶番軸の軸線に沿う第三方向としての前記扉体の高さ方向への前記扉体の移動をそれぞれ許容する第一係合部が配置された第一の調整機構と、
前記扉側ヒンジプレートに取り付けられるとともに、前記扉体を前記幅方向へ移動させ、かつ前記厚さ方向及び前記高さ方向への前記扉体の移動をそれぞれ許容する第二係合部が、前記高さ方向から見て前記第一係合部とクロス状に重合する形態で配置された第二の調整機構と、
前記蝶番軸に組み込まれるとともに、前記扉体を前記高さ方向へ移動させ、かつ前記取付部側ヒンジプレートに対する前記扉側ヒンジプレートの回動を許容する第三係合部が、前記第一係合部及び前記第二係合部の重合部分を貫通する形態で配置された第三の調整機構と、を備え、
前記扉側ヒンジプレートが固定された前記扉体を、前記取付部側ヒンジプレートが固定された前記扉取付部に対し、前記蝶番軸が前記第一係合部及び前記第二係合部の重合部分を貫通する形態で連結するとき、
前記第一の調整機構による前記扉体の厚さ方向への移動と、前記第二の調整機構による前記扉体の幅方向への移動と、前記第三の調整機構による前記扉体の高さ方向への移動とが各々他の調整に影響を与えることなく別々に、前記扉体が前記扉取付部を閉鎖する状態でその扉体の内側又は外側の同じ側から行なわれ、それら扉体と扉取付部との相互間隔が微調整可能であることを特徴とする。
蝶番軸と係合することによって扉体を前記幅方向へ移動させ、かつ蝶番軸との係合を回避することによって厚さ方向及び高さ方向への扉体の移動を許容するように、第二係合部を扉体の厚さ方向に沿って長孔状で高さ方向に貫通形成することができる。
その筒状部材が軸状部材と係合しつつその軸線方向に移動することによって、扉体を高さ方向へ移動させることができる。
軸状部材と筒状部材との間には、扉側ヒンジプレートの回動に伴う筒状部材の回転変位を受け止める軸受体を設けることによって、
扉取付部に対する扉体の開閉に基づいて、扉側ヒンジプレート及び筒状部材は、軸受体を介して又は軸受体とともに、軸状部材の軸線周りに第一係合部及び第二係合部と一体的に回動することができる。
第三の調整機構に代えて、蝶番軸に取り付けられるとともに、扉体の高さ方向への移動に追従する弾発部材を有し、かつ取付部側ヒンジプレート及び扉側ヒンジプレートの相対的な回動を許容するための追従移動機構を備え、
扉側ヒンジプレートが固定された扉体を、取付部側ヒンジプレートが固定された扉取付部に対し、蝶番軸を介して連結するとき、
第一の調整機構による扉体の厚さ方向への移動と、第二の調整機構による扉体の幅方向への移動と、扉体の高さ方向への移動に基づく追従移動機構の弾発部材による追従移動とが各々他の調整に影響を与えることなく別々に、扉体が扉取付部を閉鎖する状態でその扉体の内側又は外側の同じ側から行なわれ、それら扉体と扉取付部との相互間隔を微調整可能とすることができる。
第三の調整機構を備える蝶番が、固定枠等の扉取付部に対して開閉可能な開き戸等の扉体の下部に下側蝶番として取り付けられる一方、
第三の調整機構に代えて追従移動機構を備える蝶番が、扉体の上部に上側蝶番として取り付けられていることを特徴とする。
下側蝶番及び上側蝶番において、扉側ヒンジプレートが固定された扉体を、取付部側ヒンジプレートが固定された扉取付部に対し、蝶番軸を介して連結するとともに、扉体が扉取付部を閉鎖する状態に維持しつつ、
下側蝶番及び上側蝶番に備えられた第一の調整機構により、扉体をそれぞれ厚さ方向へ移動させる厚さ方向調整工程と、
下側蝶番及び上側蝶番に備えられた第二の調整機構により、扉体をそれぞれ幅方向へ移動させる幅方向調整工程と、
下側蝶番に備えられた第三の調整機構により、扉体を高さ方向へ移動させるとともに、上側蝶番に備えられた追従移動機構の弾発部材を、扉体の高さ方向への移動に追従させる高さ方向調整工程と、
を各々他の調整に影響を与えることなく別々に、かつ順序を問わずに扉体の内側又は外側の同じ側から行ない、扉体と扉取付部との相互間隔を微調整することを特徴とする。
以下、図面を参照しながら発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る扉ユニットを固定枠に取り付けた状態の一例を示す正面図及び側面図、
図2は下側蝶番の取付状態を扉ユニットの開放状態にて拡大して示す斜視図、図13は上側蝶番の取付状態を扉ユニットの閉鎖状態にて拡大して示す斜視図である。図1に示す扉ユニット1には、部屋出入口等を構成する縦長矩形状の固定枠5(扉取付部)に対して開閉可能な開き戸2(扉体)の右下部に下側蝶番3(蝶番)が取り付けられ、その右上部に上側蝶番4(蝶番)が取り付けられている。
(1)収納ケース50組立工程
前後スライダ11と左右スライダ12とを高さ方向O3から見てクロス状に重ね合わせて(図9(a)参照)収納ケース50内に収納する。前後調整ねじ12を収納ケース50の前壁部50bに形成された取付孔50hに挿通し、前後スライダ11の雌ねじ部11bと螺合させる。一方、左右調整ねじ22を収納ケース50の左側壁部50eに形成された取付孔50jに挿通し、左右スライダ21の雌ねじ部21bと螺合させる。なお、前後調整ねじ12の先端は後壁部50dの取付孔50iに挿通後に抜け止めのために皿状にかしめられ、左右調整ねじ22の先端も右側壁部50cの取付孔50kに挿通後に同様にかしめられる。これにより、調整ねじ12,22は、それぞれ収納ケース50で支持され、ねじ回し等によって回転されたときスライダ11,21を螺進させる。
前壁部50bの凹部50gに支持片7bの凸部7eを嵌め合わせつつ、扉側ヒンジプレート7の支持片7bに収納ケース50を載置・固定する。スリーブ32の本体部32bを、支持片7bの貫通孔7dに高さ方向O3に沿って挿入し、支持片7bの下面に位置させた四角孔付き座金52を介して、フランジ部32cを扉側ヒンジプレート7に着座させる。収納ケース50の貫通孔50fから突出したスリーブ32の先端部32b1を、頂壁部50aの上面に位置させた四角孔付き座金53とリング状の固定具54(例えばプッシュナット)とによって、収納ケース50に固定する。これによって、スリーブ32は、扉側ヒンジプレート7(開き戸2)とともに一体的に回動可能となる。なお、リング状固定具54側(貫通孔50f側)から、ピボット軸受33の上下調整ねじ33aをスリーブ32の雌ねじ部32aに螺合させておく。
枠側固定軸31の基端部31dを枠側ヒンジプレート6の貫通孔6cに挿通してかしめるとともに、枠側固定軸31の先端部31aの凹部に球体34を載置してかしめる(図10(c)参照)。
枠側固定軸31の本体部31bをスリーブ32に挿通し、球体34とピボット軸受33の接触面33cとを接触させて、スリーブ32、扉側ヒンジプレート7、収納ケース50等を保持させる。ピボット軸受33の上下調整ねじ33aの螺進により、枠側固定軸31に対するスリーブ32の高さ方向O3での位置決めが行われる。なお、枠側固定軸31のフランジ部31cの上面は、スリーブ32のフランジ部32cの下面に接当することにより、開き戸2を高さ方向O3に位置調整する際の下限位置(ストッパ)となる。
(1)収納ケース50組立工程
下側蝶番3の収納ケース50組立工程と同様であるので、説明を省略する。
前壁部50bの凹部50gに支持片7bの凸部7eを嵌め合わせつつ、扉側ヒンジプレート7の支持片7bに収納ケース50を載置・固定する。スリーブ42の本体部42bを、支持片7bの貫通孔7dに高さ方向O3に沿って挿入し、支持片7bの上面に位置させた四角孔付き座金52を介して、フランジ部42cを扉側ヒンジプレート7に着座させる。収納ケース50から突出した枠側保持軸41の本体部41bに、頂壁部50aの上面に位置させた四角孔付き座金53と固定用ねじ44とによって、摘み45を固定する。これによって、枠側保持軸41及びスリーブ42は、扉側ヒンジプレート7(開き戸2)とともに一体的に回動可能となり、枠側保持軸41は、収納ケース50及びスリーブ42に対して高さ方向O3に沿って移動可能となる。
枠側保持軸41の大径部41aを枠側ヒンジプレート106の貫通孔106aに挿通する。
(1)準備工程
下側蝶番3において、一旦両ヒンジプレート6,7のセットを解き、一方の枠側ヒンジプレート6を固定枠5の縦枠凹部5aに一部埋め込んで固定するとともに、他方の扉側ヒンジプレート7を開き戸2の上下方向の木口2a及び左右方向の木口2bに固定する(図2参照)。同様に、上側蝶番4において、一旦両ヒンジプレート106,7のセットを解き、一方の枠側ヒンジプレート106を固定枠5の上部横枠凹部5bに一部埋め込んで固定するとともに、他方の扉側ヒンジプレート7を開き戸2の上下方向の木口2a及び左右方向の木口2bに固定する(図13参照)。そして、下側蝶番3の枠側ヒンジプレート6に固定された枠側固定軸31を扉側ヒンジプレート7に保持されたスリーブ32に挿通し、上側蝶番4の枠側保持軸41の大径部41aと枠側ヒンジプレート106の貫通孔106aとを位置合わせする。これにより、上側蝶番4では大径部41aが貫通孔106aに挿入される一方、下側蝶番3では球体34とピボット軸受33の接触面33cとが接触して、スリーブ32、扉側ヒンジプレート7、収納ケース50等が保持される。
下側蝶番3及び上側蝶番4において、扉側ヒンジプレート7が固定された開き戸2を、枠側ヒンジプレート6,106が固定された固定枠5に対し、蝶番軸8を介して連結するとともに、開き戸2が固定枠5を閉鎖する状態に維持する。下側蝶番3及び上側蝶番4に備えられた前後調整機構10により、開き戸2をそれぞれ厚さ方向O1へ移動して位置調整する。これによって、開き戸2と固定枠5との前後隙間S1(図1(b)参照)が調整される。
下側蝶番3及び上側蝶番4に備えられた左右調整機構20により、開き戸2をそれぞれ幅方向O2へ移動して位置調整する。これによって、開き戸2と固定枠5との左右隙間S2(図1(a)参照)が調整される。
下側蝶番3に備えられた上下調整機構30により、開き戸2を高さ方向O3へ移動して位置調整する。このとき、上側蝶番4に備えられた上下移動機構40は、開き戸2の高さ方向O3への移動に追従する。これによって、開き戸2と固定枠5との上下隙間S3(図1(a)参照)が調整される。
開き戸2の3方向の位置調整(隙間調整)を終えた下側蝶番3及び上側蝶番4において、収納ケース50,50に収納ケースカバー51,51を被せる。
2 開き戸(扉体)
3 下側蝶番(蝶番)
4 上側蝶番(蝶番)
5 固定枠(扉取付部)
6,106 枠側ヒンジプレート(取付部側ヒンジプレート;取付部側ヒンジ部)
7 扉側ヒンジプレート(扉側ヒンジ部)
8 蝶番軸
10 前後調整機構(第一の調整機構)
11 前後スライダ(第一係合部;第一の作動部)
12 前後調整ねじ(第一の操作部)
20 左右調整機構(第二の調整機構)
21 左右スライダ(第二係合部;第二の作動部)
22 左右調整ねじ(第二の操作部)
30 上下調整機構(第三の調整機構)
31 枠側固定軸(軸状部材;第三係合部;第三の作動部)
32 スリーブ(筒状部材;第三係合部;第三の作動部)
33 ピボット軸受(軸受体;第三係合部;第三の作動部)
33a 上下調整ねじ(第三の操作部)
34 球体(支持体;第三係合部;第三の作動部)
40 上下移動機構(追従移動機構)
41 枠側保持軸(軸状部材)
42 スリーブ(筒状部材)
43 圧縮コイルばね(弾発部材)
50 収納ケース(ケース体)
51 収納ケースカバー
Claims (8)
- 固定枠等の扉取付部に装着される取付部側ヒンジ部としての取付部側ヒンジプレートと、その扉取付部に対して開閉可能な開き戸等の扉体に装着される扉側ヒンジ部としての扉側ヒンジプレートと、それら両ヒンジプレートを前記扉体の開閉方向において相対的に回動可能に連結する蝶番軸と、を有する蝶番であって、
前記扉側ヒンジプレートに取り付けられるとともに、前記扉体が前記扉取付部を閉鎖する状態でその扉体を前記蝶番軸の軸線に直交する面において第一方向としての厚さ方向へ移動させ、かつその直交面において前記厚さ方向に直交する第二方向としての前記扉体の幅方向及び前記蝶番軸の軸線に沿う第三方向としての前記扉体の高さ方向への前記扉体の移動をそれぞれ許容する第一係合部が配置された第一の調整機構と、
前記扉側ヒンジプレートに取り付けられるとともに、前記扉体を前記幅方向へ移動させ、かつ前記厚さ方向及び前記高さ方向への前記扉体の移動をそれぞれ許容する第二係合部が、前記高さ方向から見て前記第一係合部とクロス状に重合する形態で配置された第二の調整機構と、
前記蝶番軸に組み込まれるとともに、前記扉体を前記高さ方向へ移動させ、かつ前記取付部側ヒンジプレートに対する前記扉側ヒンジプレートの回動を許容する第三係合部が、前記第一係合部及び前記第二係合部の重合部分を貫通する形態で配置された第三の調整機構と、を備え、
前記扉側ヒンジプレートが固定された前記扉体を、前記取付部側ヒンジプレートが固定された前記扉取付部に対し、前記蝶番軸が前記第一係合部及び前記第二係合部の重合部分を貫通する形態で連結するとき、
前記第一の調整機構による前記扉体の厚さ方向への移動と、前記第二の調整機構による前記扉体の幅方向への移動と、前記第三の調整機構による前記扉体の高さ方向への移動とが各々他の調整に影響を与えることなく別々に、前記扉体が前記扉取付部を閉鎖する状態でその扉体の内側又は外側の同じ側から行なわれ、それら扉体と扉取付部との相互間隔が微調整可能であることを特徴とする蝶番。 - 前記第一係合部は、前記蝶番軸と係合することによって前記扉体を前記厚さ方向へ移動させ、かつ前記蝶番軸との係合を回避することによって前記幅方向及び前記高さ方向への前記扉体の移動を許容するように、前記扉体の幅方向に沿って長孔状で高さ方向に貫通形成される一方、
前記第二係合部は、前記蝶番軸と係合することによって前記扉体を前記幅方向へ移動させ、かつ前記蝶番軸との係合を回避することによって前記厚さ方向及び前記高さ方向への前記扉体の移動を許容するように、前記扉体の厚さ方向に沿って長孔状で高さ方向に貫通形成されている請求項1に記載の蝶番。 - 前記蝶番軸の第三係合部は、前記取付部側ヒンジプレートに固定された軸状部材と、その軸状部材に同芯状に被せられて係合するとともに前記扉側ヒンジプレートに保持された筒状部材とを含み、
その筒状部材が前記軸状部材と係合しつつその軸線方向に移動することによって、前記扉体を前記高さ方向へ移動させる請求項1又は2に記載の蝶番。 - 前記筒状部材の外周面は、軸線方向から見て、少なくとも前記第一係合部及び前記第二係合部を貫通する部分が非円形状に形成されるとともに、
前記軸状部材と前記筒状部材との間には、前記扉側ヒンジプレートの回動に伴う前記筒状部材の回転変位を受け止める軸受体が設けられ、
前記扉取付部に対する前記扉体の開閉に基づいて、前記扉側ヒンジプレート及び前記筒状部材は、前記軸受体を介して又は前記軸受体とともに、前記軸状部材の軸線周りに前記第一係合部及び前記第二係合部と一体的に回動する請求項3に記載の蝶番。 - 前記第一、第二及び第三の調整機構は前記扉側ヒンジプレートに固定された直方体状又は立方体状のケース体にそれぞれ収納され、
そのケース体の互いに直交する3つの面には、各々の調整機構に対応する第一、第二及び第三の操作部が、それぞれ前記ケース体の外部から各調整機構の作動部を移動調整可能に設けられている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の蝶番。 - 請求項1又は2に記載の蝶番において、
前記第三の調整機構に代えて、前記蝶番軸に取り付けられるとともに、前記扉体の高さ方向への移動に追従する弾発部材を有し、かつ前記取付部側ヒンジプレート及び前記扉側ヒンジプレートの相対的な回動を許容するための追従移動機構を備え、
前記扉側ヒンジプレートが固定された前記扉体を、前記取付部側ヒンジプレートが固定された前記扉取付部に対し、前記蝶番軸を介して連結するとき、
前記第一の調整機構による前記扉体の厚さ方向への移動と、前記第二の調整機構による前記扉体の幅方向への移動と、前記扉体の高さ方向への移動に基づく前記追従移動機構の弾発部材による追従移動とが各々他の調整に影響を与えることなく別々に、前記扉体が前記扉取付部を閉鎖する状態でその扉体の内側又は外側の同じ側から行なわれ、それら扉体と扉取付部との相互間隔が微調整可能であることを特徴とする蝶番。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の蝶番が、固定枠等の扉取付部に対して開閉可能な開き戸等の扉体の下部に下側蝶番として取り付けられる一方、
請求項6に記載の蝶番が、前記扉体の上部に上側蝶番として取り付けられていることを特徴とする扉ユニット。 - 請求項7に記載の扉ユニットを固定枠等の扉取付部に対して位置調整する方法であって、
前記下側蝶番及び前記上側蝶番において、前記扉側ヒンジプレートが固定された前記扉体を、前記取付部側ヒンジプレートが固定された前記扉取付部に対し、前記蝶番軸を介して連結するとともに、前記扉体が前記扉取付部を閉鎖する状態に維持しつつ、
前記下側蝶番及び前記上側蝶番に備えられた前記第一の調整機構により、前記扉体をそれぞれ前記厚さ方向へ移動させる厚さ方向調整工程と、
前記下側蝶番及び前記上側蝶番に備えられた前記第二の調整機構により、前記扉体をそれぞれ前記幅方向へ移動させる幅方向調整工程と、
前記下側蝶番に備えられた前記第三の調整機構により、前記扉体を前記高さ方向へ移動させるとともに、前記上側蝶番に備えられた前記追従移動機構の弾発部材を、前記扉体の高さ方向への移動に追従させる高さ方向調整工程と、
を各々他の調整に影響を与えることなく別々に、かつ順序を問わずに前記扉体の内側又は外側の同じ側から行ない、前記扉体と前記扉取付部との相互間隔を微調整することを特徴とする扉ユニットの位置調整方法。
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