JP3796270B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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    • G07F9/02Devices for alarm or indication, e.g. when empty; Advertising arrangements in coin-freed apparatus

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、現金自動預金支払装置(ATM:automatic teller's machine)、現金自動支払装置(CD:cash dispenser)、現金自動預金装置、振込専用装置、証書発行装置等と称される自動取引装置に係り、特に、自動取引装置における取引処理の操作性の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、銀行等の金融機関用に、行員等を介さないで取引を可能にする自動取引装置、例えば現金自動預金支払装置が開発され、実用化されている。このような自動取引装置では、利用者である顧客、すなわちユーザが装置のディスプレイ画面の表示を見ながら対話的に情報の入力等の操作を行い、所望の取引を行うようになっている。
【0003】
従来、自動取引装置においては、ユーザとの対話方法として、ディスプレイ装置の画面上にガイダンス・メッセージ等を逐次表示し、ユーザに情報の入力あるいは選択を促すようになっている。ユーザは、ディスプレイ画面上のガイダンス等に従った操作により情報の入力等を行い取引を行う。そして、取引を行うための手続きには、数多くの情報の入力を行う必要がある。
【0004】
すなわち、従来の自動取引装置では、ディスプレイ装置の近傍に配置された多数のキー、例えば、取消、訂正、確認、および数字キー等を、ディスプレイ装置に表示されるガイダンス・メッセージ等に応じて、ユーザが適切に操作することによって、所要の情報が入力されて取引処理が行われる。また、従来の自動取引装置には、ディスプレイ装置の画面上に重ねてタッチパネル等と称される透明な板状のスイッチを配置し、ディスプレイ装置の画面上にキー等を表示して、画面上のキーをタッチ操作することにより、情報入力を行うようにしたものもある。このような従来の自動取引装置においては、ディスプレイ装置の画面上に数多くのキー、例えば、取消、訂正、確認、および数字キー等が表示され、それらをユーザが適切に操作することによって、所要の情報が入力されて取引処理が行われる。このときのユーザの操作を適切に導くために、適宜ガイダンス・メッセージが表示される。
【0005】
ここで、特に装置の操作に慣れていないユーザにとっては、取消、訂正、確認、および数字キー等の数多くのキーが存在することによって、煩雑な印象を持つだけでなく、どの時点でどのキーを選択すればいいのかを判断するのが必ずしも容易ではない。ガイダンスメッセージの表示だけでは、わかりにくいことも少なくない。
【0006】
また、ユーザが、傷病中であったり身体的なハンディキャップを有していたりする場合、特に上肢が不自由である場合などには、自分の意図した個所を操作することが困難であることもある。特に、テンキー等の数字キーあるいは文字キーのように、ボタンの大きさが小さく且つボタン間の距離が短い場合、意図した通りのキーを選択し操作することが非常に困難であり、誤ったキー入力を行ったり、キー入力をわずらわしく感じさせたりすることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
取引内容の拡大や自動取引装置を使用するユーザ層の広がりに伴い、取引手続の操作を一層容易に且つ分かり易くすることが要望されている。具体的には、例えば、自動取引装置の操作に不慣れなユーザやハンディキャップを有するユーザであっても、操作を容易に行うことができるようにすることが望ましい。
【0008】
しかしながら、従来の自動取引装置では、上述したように、取消、訂正、確認、および数字キー等の数多くのキーが存在し、これらを所定の手順に従って、適切に操作しなければならず、ガイド・メッセージが表示されても、全ての人にとって操作が容易であるとは必ずしもいえなかった。このように多数のキーを設けることにより実質的な操作の回数は低減され、迅速な操作が可能となると考えられるが、そのぶんだけ操作の態様が多様化し操作の仕方が難解で且つ複雑になるおそれがある。
【0009】
そこで、本発明は、取引手続きの操作を分かり易くして、操作性を改善し、多くのユーザに対するユーザサービスを総合的に改善することを可能とする自動取引装置を提供することを目的としている。
【0010】
あるいは、本発明は、取引手続きの操作方法を一様にして、装置の操作に習熟していないユーザであっても、抵抗感が少なく、容易に操作することの可能な自動取引装置を提供することを目的としている。
【0011】
さらに、本発明は、取引手続きの操作を単純化して、装置を自由に操作することが困難なユーザであっても、容易に操作することの可能な自動取引装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、情報を表示するディスプレイ装置と、取引に係る情報を入力する入力装置と、前記ディスプレイ装置の情報表示を制御し、且つ前記表示に関連して前記入力装置から入力される情報に基づいて取引のための操作処理を行う操作処理部と、前記操作処理部の操作処理に基づいて取引のための手続き処理を行う手続き処理部とを有する自動取引装置において、前記操作処理部は、表示内容および表示形態の工夫により、取引手続の操作を容易に且つ単純化して操作性を改善し得る自動取引装置とした。
【0013】
〔原理構成〕
図1は、本発明による自動取引装置の原理構成を示している。図1に示す自動取引装置は、ディスプレイ装置1、入力装置2、操作処理部3および手続き処理部4を具備している。
【0014】
ディスプレイ装置1は情報を表示する。
入力装置2は取引に係る情報を入力する。入力装置2は、例えば二者択一的な情報入力を行うための選択入力部5を備えている。この入力装置2は、さらに、ディスプレイ装置1の表示面上に重ねて配置される透明なスイッチ10を含んでいてもよい。このスイッチ10は、表示内容との組み合わせにより種々のスイッチとして機能させることができる。
【0015】
操作処理部3は、例えば、選択指示部6、選択処理部7、情報入力処理部8および操作選択部9を備えている。
選択指示部6は、ディスプレイ装置1を介して、ユーザに対して二者択一的な選択の形で情報入力を要求する。この選択指示部6は、ユーザによる全ての情報入力を二者択一的な選択の形で要求するようにしてもよい。
【0016】
選択処理部7は、ディスプレイ装置1および入力装置2の選択入力部5によりユーザが選択入力した情報および内部状態に基づいて所定の処理を行う。
情報入力処理部8は、ディスプレイ装置1および入力装置2を介して、二者択一的な入力方式以外の情報入力処理を行う。
【0017】
操作選択部9は、ディスプレイ装置1および入力装置2を介して、二者択一的な入力方式を用いるか、二者択一的な入力方式以外の情報入力方式を用いるかをユーザに選択させる。
【0018】
手続き処理部4は、操作処理部3の操作処理に基づいて取引のための手続き処理を行う。この手続き処理部4は、例えば、センタのホストシステムと交信し、取引手続きを達成する。
【0019】
本発明の自動取引装置では、上述した課題を解決するため、次に述べる手段を採用する。
〔第1の発明装置〕
すなわち、本発明に係る第1の自動取引装置は、ディスプレイ装置1、入力装置2、操作処理部3および手続き処理部4を有し、且つ前記操作処理部3は、選択指示部6および選択処理部7を有する。選択指示部6は、ディスプレイ装置1を介して、ユーザに対して二者択一的な選択の形で情報入力を要求する。選択処理部7は、入力装置2によりユーザが選択入力した情報および内部状態に基づいて所定の処理を行う。
【0020】
〔第2の発明装置〕
本発明に係る第2の自動取引装置は、ディスプレイ装置1、入力装置2、操作処理部3および手続き処理部4を有し、且つ前記操作処理部3は、選択指示部6および選択処理部7を有する。選択指示部6は、ディスプレイ装置1を介して、ユーザに対して全ての情報入力を二者択一的な選択の形で要求する。選択処理部7は、入力装置2によりユーザが選択入力した情報および内部状態に基づいて所定の処理を行う。
【0021】
〔第3の発明装置〕
本発明に係る第3の自動取引装置は、ディスプレイ装置1、入力装置2、操作処理部3および手続き処理部4を有し、且つ前記入力装置2は選択入力部5を有するとともに、前記操作処理部3は、選択指示部6および選択処理部7を有する。選択指示部6は、ディスプレイ装置1を介して、ユーザに対して二者択一的な選択の形で情報入力を要求する。選択入力部5は、2種類の操作形態のいずれか一方を選択することによる二者択一的な情報入力を行う。選択処理部7は、選択入力部5によりユーザが選択入力した情報および内部状態に基づいて所定の処理を行う。
【0022】
〔第4の発明装置〕
本発明に係る第4の自動取引装置は、ディスプレイ装置1、入力装置2、操作処理部3および手続き処理部4を有し、且つ前記操作処理部3は、選択指示部6、選択処理部7、情報入力処理部8および操作選択部9を有する。選択指示部6は、ディスプレイ装置1を介して、ユーザに対して二者択一的な選択の形で情報入力を要求する。選択処理部7は、入力装置2によりユーザが選択入力した情報および内部状態に基づいて所定の処理を行う。情報入力処理部8は、ディスプレイ装置1および入力装置2を介して二者択一的な入力方式以外の情報入力処理を行う。操作選択部9は、二者択一的な入力方式を用いるか、二者択一的な入力方式以外の情報入力方式を用いるかをユーザに選択させる。
【0023】
〔第5の発明装置〕
本発明に係る第5の自動取引装置は、ディスプレイ装置1、入力装置2、操作処理部3および手続き処理部4を有し、且つ前記操作処理部3は、選択指示部6および選択処理部7を有するとともに、前記入力装置2はスイッチ10を有する。スイッチ10は、透明に形成され、ディスプレイ装置1の表示面に重ねて設けられて、タッチ操作により当該タッチ位置に係る前記ディスプレイ装置1の表示に対応する情報を入力する。選択指示部6は、ディスプレイ装置1を介して、ユーザに対して二者択一的な選択の形で情報入力を要求する。選択処理部7は、スイッチ10によりユーザが選択入力した情報および内部状態に基づいて所定の処理を行う。
【0024】
【作用】
本発明による自動取引装置では、操作処理部3でディスプレイ装置1の情報表示を制御し且つ入力装置2から入力される情報に基づいて、取引のための情報入力操作が行われ、この操作に従って手続き処理部4が取引のための手続き処理を行う。
【0025】
〔第1の装置の作用〕
したがって、上述した本発明に係る第1の自動取引装置では、ディスプレイ装置1を介して、選択指示部6により、ユーザに対して二者択一的な選択の形で情報入力を要求するとともに、選択処理部6が、ディスプレイ装置1および入力装置2でユーザが選択入力した情報および内部状態に基づいて所定の処理を行い、ユーザは二者択一的な操作を行えばよい。すなわち、実際にユーザが行う操作は極めて単純である。このことにより、ユーザが操作に慣れていない場合にも、操作が不自由である場合にも、容易に且つ確実に操作することができる。
【0026】
〔第2の装置の作用〕
上述した本発明の第2の自動取引装置では、操作処理部3が、選択指示部6により、全ての情報入力をユーザに対して二者択一的な選択の形で要求するので、ユーザは全ての情報入力について二者択一的な入力装置2の操作のみを行えばよい。このことにより、特に操作が不自由なユーザの場合にも、容易に且つ確実に操作することができる。
【0027】
〔第3の装置の作用〕
上述した本発明の第3の自動取引装置では、入力装置2が、2種類の操作形態のいずれか一方を選択することによる二者択一的な情報入力を行うための選択入力部5を有している。このことにより、ユーザが行うべき二者択一的な操作が一層明確になり、操作を容易に且つ確実に行うことができる。
【0028】
〔第4の装置の作用〕
上述した本発明の第4の自動取引装置では、さらに、従来と同様の多肢選択方式等の入力方式による情報入力処理部8を設けるとともに、二者択一的な入力方式と二者択一的な入力方式以外の情報入力方式との一方を任意に選択するための操作選択部9を付加する。このことにより、ユーザが入力操作方式を任意に選択することが可能となり、ユーザの好みや都合に応じた適切な入力操作方式による操作が可能となる。
【0029】
〔第5の装置の作用〕
上述した本発明の第5の自動取引装置では、ディスプレイ装置1の表示面に重ねて透明なスイッチ10を設け、表示面をタッチ操作することにより当該タッチ位置に係るディスプレイ装置1の表示に対応する情報を入力する。このことにより、二者択一的な入力方式による入力要求と入力操作との関連を容易に把握することができ、ユーザは対話的な操作を一層容易に行うことができる。
【0030】
【実施例】
次に、本発明に係る自動取引装置、例えば現金自動預金支払装置(以下、「ATM装置」と称する)の具体的な実施例を図面を参照して説明する。
【0031】
〔実施例の構成〕
図2〜図20は、本発明の一実施例によるATM装置の構成を示しており、図1と実質的に同様の部分には同符号を付して示している。
【0032】
図2のATM装置は、ディスプレイ装置1、操作処理部3、手続き処理部4およびスイッチ10を具備している。
ディスプレイ装置1は、例えばCRT表示器または液晶ディスプレイパネルを利用し、案内のためのメッセージ等の情報を表示する。入力装置としてのスイッチ10は、ディスプレイ装置1の表示面に重ねられた透明な板状のスイッチであり、その板状のスイッチ10をタッチ操作することによりタッチした位置を検知し、ディスプレイ装置1の表示内容との関連で当該タッチ位置に対応する情報を入力する。
【0033】
操作処理部3は、入力制御部11、CG部12、イメージデータ保持部13、表示制御部14およびデータ処理部15を備えている。
入力制御部11は、スイッチ10を制御して入力情報を取り込む。このため入力制御部11には、タッチ操作位置を検出するための位置処理機能が含まれている。CG部6は、表示に必要な文字パターンを記憶する例えばROM(リードオンリメモリ)からなるキャラクタジェネレータを有し、ディスプレイ装置1に表示されるメッセージ等の表示情報を構成する文字を生成する。イメージデータ保持部13には、予めディスプレイ装置1に表示する表示画面を形成する複数のイメージデータを格納しておき、このイメージデータ保持部7から、必要に応じて所要のイメージデータを読み出して、表示に供する。また、このイメージデータは、必要に応じてCG部12が発生する文字パターンと合成して表示に供する。さらに、イメージデータ保持部13には、実物の装置をビデオカメラ等の撮像装置で撮像し、必要な部分のみを切り出して、画像情報として格納しておき、この画像情報を必要に応じて、イメージデータとして読み出して表示に供すれば、案内をより具体的にでき、ユーザ(すなわち操作者)は案内を明確に把握することができる。表示制御部14は、ディスプレイ装置1を制御して、所要の情報をディスプレイの画面上に表示させる。
【0034】
データ処理部15は、CG部12およびイメージデータ保持部13から得られる文字データおよびイメージデータを用い、表示制御部14を介してディスプレイ装置1にユーザへのメッセージおよび操作ボタン等を表示させる。データ処理部15は、また、ユーザによるスイッチ10の操作により入力制御部11を介して入力情報を取り込むとともに、この入力情報に応じ且つ所定の取引処理を行うため、ディスプレイ装置1に表示させるべきユーザへのメッセージおよび操作ボタン等を逐次変更する。同時に、データ処理部15は、ユーザによる入力操作に従った手続き制御情報を発生する。
【0035】
手続き処理部4は、操作処理部3のデータ処理部15において、ユーザによる入力操作に基づいて発生される取引のための手続き制御情報に基づいて、センタのホストシステムと交信し所定の取引の手続きの処理を行う。
【0036】
この操作処理部3の入力制御部11、CG部12、イメージデータ保持部13、表示制御部14およびデータ処理部15は、相互に関連して先に述べた選択指示部6、選択処理部7、情報入力処理部8および操作選択部9等に相当する機能をはたす。
【0037】
上述のような構成が組み込まれたATM装置の外観を図3に示す。
図3には、ATM装置の外観と、このATM装置におけるディスプレイ装置1の表示画面およびその上にタッチ操作により入力を行うための透明なタッチセンサ等の入力装置を配置した表示入力部31、通帳の挿入・取り出しのための通帳挿抜口32、カードおよび伝票の挿入・取り出しのためのカード挿抜口33、硬貨の挿入・取り出しのための硬貨挿抜口34、および紙幣の挿入・取り出しのための紙幣挿抜口35とが示されている。
【0038】
図4は、ATM装置の具体的な構成を示している。
図4には、証書出力・カード読み書き部DOC、紙幣リサイクル部BRU、コインリサイクル部CRU、顧客操作部UOP、管理操作部MOP、制御部CPUおよび電源部PSUが示されている。
【0039】
制御部CPUは、その一部に図2の操作処理部3に相当する部分を含んでいる。また、この制御部CPUのその他の一部(図2の操作処理部3に相当する部分以外の一部)、証書出力・カード読み書き部DOC、紙幣リサイクル部BRUおよびコインリサイクル部CRUが図2の手続き処理部4に相当する。制御部CPUは、通信回線等の伝送路を介してセンタのホストコンピュータまたは通信回線等の伝送路から複数のATM装置等の端末装置が接続されるターミナルコントローラに接続され、このターミナルコントローラを介してセンタのホストコンピュータに結合されている。ATM装置は、センタとの交信を行って、センタの元帳、すなわち個人の残高、取引履歴等が格納されているファイルを更新しながら取引を進める。
【0040】
また、制御部CPUには、特に出張所、無人化店舗等に設置されたATM装置の状態を遠隔地から監視するための遠隔監視装置RSUがやはり通信回線等の伝送路を介して結合されている。遠隔監視装置RSUは、複数台のATM装置を監視して、それらの障害予防、障害発見、障害対策、保守等を行うことができるようになっている。
【0041】
証書出力・カード読み書き部DOC、紙幣リサイクル部BRUおよびコインリサイクル部CRUは、媒体を取り扱うための部分である。
証書出力・カード読み書き部DOCは、カード読み書き・画像読み取り・プリンタ部CIPおよび通帳プリンタ部PPRを有する。
【0042】
カード読み書き・画像読み取り・プリンタ部CIPは、カードリーダ/ライタ部41、カードエンボス読み取り部42、プリンタ部43および振込カード発行部44を備えている。
【0043】
カードリーダ/ライタ部41は、取引を行うためにカード挿抜口33に挿入されたカードの磁気ストライプの口座番号、支店番号等の情報の読み取りを行い、必要に応じてその磁気ストライプに書き込みを行う。カードエンボス読み取り部42は、カード挿抜口33に挿入されたカードのカードのエンボス加工部の名前、口座番号等をイメージ的に読み取る。プリンタ部43は、カードから読み取った口座番号、取引額等をレシート(明細票)に印字してカード挿抜口33から出力し、且つレシートに印字した同じデータを装置内に印字情報の控えすなわちジャーナルとして残す。振込カード発行部44は、振込取引に使用する振込カードに、裏面の磁気ストライプに振込先等の振込情報を書き込み且つ表面の空白部分に必要情報を印字し、振込カードを発行する。この振込カードもカード挿抜口33から出力される。
【0044】
通帳プリンタPPRは、通帳磁気ストライプリーダ/ライタ部45および通帳プリンタ部46を有している。
通帳磁気ストライプリーダ/ライタ部45は、例えば通帳挿抜口32に挿入された通帳の磁気ストライプの読み書きを行う。通帳プリンタ部46は、通帳への取引履歴の印字を行う。
【0045】
紙幣リサイクル部BRUは、例えば3つのスタッカ47、48、49および係員金庫50を有し、紙幣を取り扱う。
3つのスタッカ47〜49は、例えば千円札を格納する1つのスタッカ47、一万円札を格納する2つのスタッカ48および49である。出金取引を行う場合には、指定された金額分だけ、各スタッカ47〜49より紙幣挿抜口35に払い出し、入金取引を行う場合には、紙幣挿抜口35に挿入された紙幣を金種毎に各スタッカ47〜49に収納する。なお、五千円札は、回収専用のスタッカ(図示していない)に収納するものとする。さらに、3つのスタッカ47〜49は、着脱可能な係員金庫50との間で、必要に応じて、紙幣のやりとりを行う。すなわち、出金取引が連続して行われることにより、3つのスタッカ47〜49のうちの1つでも紙幣が減少した場合には、係員金庫50より紙幣を減少したスタッカに補充し、入金取引が連続して行われることにより、各スタッカ47〜49のうちの1つでも紙幣が満杯になった場合には、満杯となったスタッカより係員金庫50に紙幣を回収する。
【0046】
硬貨リサイクル部CRUは、各硬貨毎のスタッカ51、52、53、54、55、56、オーバフロースタッカ57および硬貨カセット58を有し、硬貨を取り扱う。出金取引、振込取引のように釣り銭が必要な取引等により、硬貨の払い出しが必要になった場合、各スタッカ51〜56から必要な枚数、必要な金額分の硬貨を硬貨挿抜口34に払い出す。また、硬貨が硬貨挿抜口34に挿入された場合には、挿入された硬貨を金種毎に各スタッカ51〜56に格納する。さらに、硬貨の払い出しが連続し、各スタッカ51〜56の硬貨が不足すると硬貨カセット58から各スタッカ51〜56に補充し、硬貨の収納が連続し、各スタッカ51〜56をオーバフローした硬貨はオーバフロースタッカ57に格納される。オーバフロースタッカ57および硬貨カセット58は着脱可能であり、硬貨の補充・取り出しに用いられる。
【0047】
顧客操作部UOPは、ディスプレイ装置1としてのカラーディスプレイ装置59およびその表示画面上に重ね合わされたスイッチ10としてのタッチパネルからなるタッチキーボード60を有している。すなわち、カラーディスプレイ装置59の表示面およびタッチキーボード60が図3の表示入力部31を構成する。
【0048】
管理操作部MOPは、液晶ディスプレイ61およびキーボード62を有し、遠隔監視装置RSUと同様にATM装置内部の状態の把握し且つ必要な保守操作を可能とする。
【0049】
〔実施例の動作〕
次に、上述のように構成された本発明の実施例の動作について、図5〜図11に示すフローチャートおよび図12〜図18に示す表示画面の例を参照して説明する。
【0050】
図5は出金処理を示すフローチャートである。
ATM装置の操作にあたり、最初に、図12および図13に示すような取引項目の種別を選択するための取引選択画面が表示入力部31を構成するディスプレイ装置1(つまり顧客操作部UOPのカラーディスプレイ装置59)に表示され、出金、入金、通帳記入および残高照会のうちのいずれかを選択するように促される。
【0051】
この場合、ディスプレイ装置1の画面上には、操作のための情報表示画面に加えて、入力操作部としての「はい」ボタンB0および「いいえ」ボタンB1の2種類のボタンが表示される。これらのボタンB0およびB1は、画面上の該当箇所をタッチ操作することにより、ディスプレイ装置1の画面上に重ねて設けられた、スイッチ10(つまり顧客操作部UOPのタッチキーボード60)が機能して、あたかもそれぞれの押しボタンスイッチが存在するのと同様に「はい」または「いいえ」の操作情報をソフトウェア的に入力することができる。
【0052】
このようにソフトウェア的にスイッチを作成すれば、画面上の案内に合わせてスイッチの位置を変えることができるため、汎用性がある。また、操作部分の大きさも所望に応じて大きくすることができ、スイッチの操作部分を大きくすれば、身体的にハンディキャップのあるユーザの操作も一層容易になる。
【0053】
なお、この場合の「はい」ボタンおよび「いいえ」ボタンはタッチキーボード60等のスイッチ10を用いたソフトウェア的なスイッチでなく、ディスプレイ装置1とは独立して設けた個別のハードウェア的な押しボタンスイッチを用いて構成してもよい。このように、ハードウェア的な押しボタンスイッチとすれば、ソフトウェア的なものに比べ、操作の感触があり、ユーザは確実に操作したことを把握でき、安心感をユーザに与えることができる。また、押しボタンスイッチの操作部分であるキートップを大きくすれば、身体的にハンディキャップのあるユーザも操作し易くなる。
【0054】
もちろん、2種類のボタンの表示は「はい」/「いいえ」でなく、「イエス(YES)」/「ノー(NO)」または「○」/「×」等としてもよい。
取引選択に際しては、図12のように、画面上には、選択すべき「出金」、「入金」、「通帳記入」および「残高照会」の各項目名が、それぞれ、例えば、下、右、上および左にそれぞれ表示され、そのうち、下に表示された例えば「出金」が枠で囲まれて入力対象となっていることが示されるとともに、それに対応して画面の所定部分例えば最上部に「出金しますか?」というメッセージが表示される。このようにメッセージを表示すれば、より確実に操作のタイミングをユーザに告知することができ、ユーザの操作性が向上する。この状態で「はい」ボタンB0を押すと出金モードとなり出金の処理に移る。なお、図12の状態で「いいえ」ボタンB1を押すと、選択対象項目が次の「入金」に移り、画面は図13のように、画面上の「出金」、「入金」、「通帳記入」および「残高照会」の各項目名が、それぞれ、例えば時計方向に回転移動して左、下、右および上にそれぞれ表示され、そのうち、下に表示された例えば「入金」が枠で囲まれて選択対象となっていることが示されるとともに、それに対応して画面の所定部分例えば最上部に「入金しますか?」というメッセージが表示される。この状態で「はい」ボタンB0を押すと入金モードとなり入金の処理に移る。図13の状態で「いいえ」ボタンB1を押すと、選択対象項目が次の「通帳記入」に移る。順次同様にして、「はい」ボタンB0が押されるまで、選択対象の移動が繰り返し行われる。(ステップS11、S12、S13、S14)。
【0055】
また、誤って選択対象項目を選択してしまった場合の対処の方法として、次の画面、つまり、暗証番号入力の画面に「取消」の項目を設けておき、この「取消」の項目が操作された場合に、取引を中止し、最初の取引選択画面に戻るようにしておけば、誤って選択対象項目を選択してしまった場合にも容易に対処することができる。
【0056】
さらに、選択対象項目、例えば「入金」項目を選択した後、所定時間経過するまでに、つまり、次の暗証番号入力画面に切り変わるまでの間に「いいえ」ボタンB1を操作すれば、選択した取引モードに移行せず、最初の取引選択画面に戻るようにしておくか、または「いいえ」ボタンB1を所定時間の間操作し続けると選択した取引モードに移行せず最初の取引選択画面に戻るようにしておくかすれば、誤って選択対象項目を選択した場合にも、「はい」/「いいえ」の2種類のボタンで訂正を行うことができる。
【0057】
このようにして、「はい」/「いいえ」の2種類のボタンだけで、出金、入金、通帳記入および残高照会の取引選択を行うことができる。
したがって、操作に不慣れなユーザ、身体的にハンディキャップのあるユーザは、操作が簡単で、分かりやすいため、誤操作が少なくなる。
【0058】
しかし、この方法では、時間が掛かるため、操作に慣れたユーザは待ち時間が長くなり、いらいらすることになる。したがって、操作に慣れたユーザは、図12に示すように例えば、「出金」の項目が枠に囲まれて入力対象と成っている場合であっても、画面の「入金」の項目の部分に触れることにより、入金を選択できるようにしておく。つまり、画面上には、タッチボード60が設けられているため、「入金」項目が表示されている位置をユーザが操作したことを検出することができる。この場合、「はい」/「いいえ」のボタンが表示されている位置とは異なった位置、つまり「入金」の項目が表示されている位置が操作されたことが検出され、入金モードとなり入金処理に移る。
【0059】
その他の取引項目、すなわち「出金」、「通帳記入」、および「残高照会」の各項目についても、同様に選択することが可能である。
このようにしておけば、操作に慣れたユーザは、希望の取引が枠の中に移動するまで待つまでもなく、取引を選択することができ、操作時間が短くなり、取り引き時間を短縮することができる。
【0060】
このように、項目を直接的に選択することができるということは、例えば、操作の開始時に案内を表示するか、あるいは、図12および図13の画面上部の表示が「出金しますか?」から「入金しますか?」に変わっても、変わらないような固定の案内を画面の下の部分に表示しておけば、ユーザに直接選択を行うことが可能であることを把握させることができる。この場合、画面下部に表示する案内は、例えば、「取引項目に触れれば、その取引を選択することができます」などとすればよい。
【0061】
以上の処理は、主として操作処理部3の、データ処理部15を中心とした入力制御部11、CG部12、イメージデータ保持部13および表示制御部14により、選択指示部6および選択処理部7に相当する機能として行われる。
【0062】
出金が選択されると、カードまたは通帳の挿入が促され、カードまたは通帳を挿入することにより、出金のためのカード処理(ステップS15)、暗証番号入力処理(ステップS16)および通帳処理(ステップS17)が並行して行われる。
【0063】
出金に際しては、まず、カードまたは通帳の挿入が促され、ユーザがカード挿抜口33または通帳挿抜口32にカードまたは通帳を挿入する。カード挿抜口33にカードが挿入されると、ステップS15のカード処理が開始され、通帳挿抜口32に通帳が挿入されると、ステップS17の通帳処理が開始される。カードおよび通帳のいずれが挿入された場合にも、ステップS16の暗証番号入力処理が行われる。なお、ステップS15のカード処理の実行中にも、ステップS17が動作しているので、通帳を挿入することにより、ステップS17の通帳処理が実行される。また、ステップS17の通帳処理の実行中にも、ステップS15が動作しているので、カードを挿入することにより、ステップS15のカード処理が実行される。
【0064】
ステップS16の暗証番号入力処理の詳細を図6に示す。
暗証番号入力処理が開始されると、図14および図15に示すように、暗証番号を選択入力するための暗証番号入力画面が表示入力部31を構成するディスプレイ装置1に表示され、例えば4桁の暗証番号を各桁毎に暗証番号の数値のうちのいずれかを選択するように促される。
【0065】
この場合も、ディスプレイ装置1の画面上には、操作のための情報表示画面に加えて、入力操作部としての「はい」ボタンB0および「いいえ」ボタンB1の2種類のボタンが表示される。これらのボタンB0およびB1は、画面上の該当箇所をタッチ操作することにより、ディスプレイ装置1の画面上に重ねて設けられた、スイッチ10が機能して、「はい」または「いいえ」の操作情報を入力することができる。
【0066】
暗証番号の入力に際しては、画面の所定部分例えば最上部に「暗証番号を入力してください」というメッセージが表示され、暗証番号の入力桁位置が、例えば図14に示すように「●(入力済)」および「○(未入力)」により画面のほぼ中央に表示される。1桁目の暗証番号の入力にあたって、画面上には、図14に示すように、「●○○○」として入力桁位置が1桁目であることが表示されるとともに、選択すべき「0」から「9」までの数値が、「0」を下中央に位置させて、反時計回りに適宜間隔でループ状に配置される。このとき、下中央に表示された例えば「0」が枠で囲まれて選択対象となっていることが示される。この状態で「はい」ボタンB0を押すと暗証番号の1桁目として「0」が入力され、次の桁の入力の処理に移る。なお、図14の状態で「いいえ」ボタンB1を押すと、選択対象が次の「1」に移り、画面上の「0」〜「9」の数値が、それぞれ、例えば時計方向に1ステップだけ回転移動して表示され、その結果、下中央に表示された例えば「1」が枠で囲まれて入力対象となっていることが示される。この状態で「はい」ボタンB0を押すと暗証番号の1桁目として「1」が入力され、次の桁の入力の処理に移る。なお、この状態で「いいえ」ボタンB1を押すと、選択対象が次の「2」に移り、図15のように、画面上の「0」〜「9」の数値が、それぞれ、例えば時計方向にさらに1ステップだけ回転移動して表示され、下中央に表示された例えば「2」が枠で囲まれて入力対象となっていることが示される。順次同様にして、「はい」ボタンB0が押されるまで、選択対象の移動が繰り返し行われる(ステップS31)。
【0067】
このようにして、ステップS31で、1桁目の暗証番号が「はい」/「いいえ」の選択により入力されると、入力桁位置の表示が「●●○○」に変わり入力桁位置が2桁目であることが表示されるとともに、上述の1桁目と全く同様の手順でループ状に配置された選択すべき「0」から「9」までの数値が時計回りに回転移動し、選択対象となる下中央の数値が「はい」ボタンB0が押されるまで、「0」〜「9」に順次変化して選択対象の移動が繰り返し行われる(ステップS32)。
【0068】
同様に、ステップS32で、2桁目の暗証番号が「はい」/「いいえ」の選択により入力されると、入力桁位置の表示が「●●●○」に変わり入力桁位置が3桁目であることが表示されるとともに、上述の1桁目と全く同様の手順でループ状に配置された選択すべき「0」から「9」までの数値が時計回りに回転移動し、選択対象となる下中央の数値が「はい」ボタンB0が押されるまで、「0」〜「9」に順次変化して選択対象の移動が繰り返し行われる(ステップS33)。
さらに、ステップS33で、3桁目の暗証番号が「はい」/「いいえ」の選択により入力されると、入力桁位置の表示が「●●●●」に変わり入力桁位置が4桁目であることが表示されるとともに、上述の1桁目と全く同様の手順でループ状に配置された選択すべき「0」から「9」までの数値が時計回りに回転移動し、選択対象となる下中央の数値が「はい」ボタンB0が押されるまで、「0」〜「9」に順次変化して選択対象の移動が繰り返し行われる(ステップS34)。
【0069】
また、誤って暗証番号を入力した場合には、暗証番号を装置が確認した時点で、入力された暗証が本来入力されるべき暗証と相違するため、再度暗証番号の入力を促すために、画面に案内を表示し、最初の暗証番号入力画面になる。
【0070】
しかしながら、装置が暗証番号を確認する前に、ユーザが誤って暗証番号を入力したことに気付いた場合に対処するためには、暗証番号入力の画面上に例えば、「訂正」のボタンを設けておけばよい。つまり、ユーザが誤って暗証番号を入力したことに気付いて、この「訂正」ボタンが操作されれば、入力された暗証番号の全ての桁を無効とするか、または「訂正」ボタンが操作されれば、直前に入力した数値を1桁だけ無効にするかすれば、暗証番号の入力を誤って行った場合にも容易に対処することができる。
【0071】
さらに、装置から暗証番号の間違いを示す案内が画面に表示されるまでの間に「いいえ」ボタンB1を操作するか、「いいえ」ボタンB1を所定時間操作し続けると、暗証番号の間違いを示す案内の画面が表示される前に、入力した暗証番号の全てを無効にし、再度暗証番号を入力するための暗証番号入力画面に戻り、暗証番号の入力を案内するようにすれば、一層好ましい。現在の一般的な装置では、カードを不正所得、例えば、拾得または盗みにより取得した場合などの不正使用を防止するために、暗証番号入力を所定回数(例えば3回)連続して間違えると、カードがユーザに返却され、さらにそれを所定回数(例えば3回)繰り返して行うと、カードが使用できない状態となってしまう。しかし、先に述べたように、暗証番号の間違いを示す案内の画面が表示される前に暗証番号の訂正要求を入力して、暗証番号の入力をキャンセルすることができるようにすれば、カードが使用できなくなってしまうことを防止することが可能となる。
【0072】
また、「いいえ」ボタンB1を所定時間操作し続けると選択した数値を無効にする直前の桁までを有効にし、次の桁の入力を指示する案内を表示する。つまり、暗証番号を、例えば3桁目まで入力した時点で「いいえ」ボタンB1を所定時間操作し続けると、3桁目に入力した数値を無効にし、再度3桁目の数値を入力させれるようにすれば、それまでに入力した桁、例えば、2桁目までは有効とし、以後3桁目および4桁目の数値を入力するようにすれば、訂正処理を迅速且つ、簡単に行うことができる。このようにすれば、「はい」/「いいえ」の2種類のボタンで訂正をも有効に行うことができる。
【0073】
このようにして、「はい」/「いいえ」の2種類のボタンB0/B1の選択操作だけで、例えば4桁の数値からなる暗証番号の入力を行うことができる。
したがって、操作に慣れていないユーザ、身体的にハンディキャップのあるユーザにとっては、操作が簡単でわかり易いため、誤操作が少なくなる。
【0074】
しかし、この方法では、操作に多くの時間を要するため、操作に慣れたユーザにとっては、待ち時間が長くなり、いらいらすることになる。そこで、操作に慣れたユーザは、例えば、画面の「0」が枠に囲まれ入力対象となっている場合であっても、画面の「1」の部分に触れることにより、“1”を選択することができるようにしておく。つまり、画面上には、タッチボード60が設けられているため、「1」が表示されている位置をユーザが操作したことを検出することができる。この場合、「はい」/「いいえ」のボタンが表示されている位置とは異なる位置、つまり、「1」が表示されている位置が操作されたことが検出できるため、入力桁位置の表示が「●○○○」に変わり、入力桁位置が1桁目であることが表示される。さらに、数値が表示されている位置を直接操作し、入力桁が4桁になるまで行う。
【0075】
このようにしておけば、操作に慣れたユーザは、希望の取引が枠の中に移動するまで待つことなく、取り引きを選択することができ、操作時間が短くなり、取り引き時間を短縮することができる。
【0076】
このように、直接数値を選択することができるということは、例えば、操作の開始時に案内を表示するか、あるいは、図14および図15の画面の下の部分に案内を表示しておくかすれば、直接選択が可能であることをユーザに把握させることができる。この場合、表示する案内は、例えば、「数字に触れれば、その数字を選択することができます」などとすればよい。
【0077】
以上の処理も、主として操作処理部3の、データ処理部15を中心とした入力制御部11、CG部12、イメージデータ保持部13および表示制御部14により、選択指示部6および選択処理部7に相当する機能として行われる。
【0078】
ステップS16で暗証番号が入力されると、カードまたは通帳のデータより暗証番号が確認された後、取引金額の入力のための取引金額入力処理が行われる(ステップS18)。
【0079】
ステップS18の取引金額入力処理の詳細を図7および図8に示す。
暗証番号の入力が完了し、取引金額入力処理が開始されると、図16に示すように、取引金額を選択入力するための取引金額入力画面が表示入力部31のディスプレイ装置1に表示され、例えば、「5千円」、「1万円」、「5万円」、「10万円」および「その他」の取引金額のうちのいずれかを選択するように促される。
【0080】
この場合も、ディスプレイ装置1の画面上には、操作のための情報表示画面に加えて、入力操作部としての「はい」ボタンB0および「いいえ」ボタンB1の2種類のボタンが表示される。これらのボタンB0およびB1は、画面上の該当箇所をタッチ操作することにより、ディスプレイ装置1の画面上に重ねて設けられた、スイッチ10が機能して、「はい」または「いいえ」の操作情報を入力する。
【0081】
取引金額の入力に際しては、図16に示すように、画面の所定部分例えば最上部に「出金金額を指定してください」というメッセージが表示され、選択すべき「5千円」、「1万円」、「5万円」、…、「その他」の取引金額が、「5千円」を下中央に位置させて、反時計回りに適宜間隔でループ状に配置される。このとき、下中央に表示された例えば「5千円」が枠で囲まれて選択対象となっていることが示される(ステップS35)。この状態(ステップS35)で「はい」ボタンB0を押すと出金金額として「5千円」が入力され、取引金額入力処理を終わり、次の処理に移る。なお、図16の状態(ステップS35)で「いいえ」ボタンB1を押すと、選択対象が次の「1万円」に移り、画面上の「5千円」〜「その他」の取引金額が、それぞれ、例えば時計方向に1ステップだけ回転移動して表示され、その結果、下中央に表示される例えば「1万円」が枠で囲まれて入力対象となっていることが示される(ステップS36)。この状態(ステップS36)で「はい」ボタンB0を押すと出金金額として「1万円」が入力され、次の処理に移る。なお、この状態(ステップS36)で「いいえ」ボタンB1を押すと、選択対象が次の「5万円」に移り、画面上の「5千円」〜「その他」の取引金額が、それぞれ、例えば時計方向にさらに1ステップだけ回転移動して表示されて、下中央に表示される例えば「5万円」が枠で囲まれて入力対象となっていることが示される(ステップS37)。この状態(ステップS37)で「はい」ボタンB0を押すと出金金額として「5万円」が入力され、次の処理に移る。順次同様にして、「はい」ボタンB0が押されるまで、選択対象の移動が繰り返し行われる。なお、選択対象が「その他」になっている(ステップS38)ときに「いいえ」ボタンB1を押すと、選択対象が最初の「5千円」に移り、画面上の「5千円」〜「その他」の取引金額が、それぞれ、例えば時計方向に1ステップだけ回転移動して表示され、その結果、下中央に表示される例えば「5千円」が枠で囲まれて入力対象となっていることが示される(ステップS35)。選択対象が「その他」になっているとき(ステップS38)に「はい」ボタンB0を押すと図8に示す金額指定処理に移る。
【0082】
金額指定処理が開始されると、図17に示すように、取引金額を選択入力するための金額指定画面が表示入力部31のディスプレイ装置1に表示される。すなわち、画面の所定部分例えば最上部に「出金金額を指定してください」というメッセージが表示されたまま、指定金額の入力桁位置が、例えば図17および図18に示すように所定桁数の「□(未入力)」または数値(入力済み)により画面のほぼ中央に表示される。最上位桁すなわちn桁目の金額の入力にあたって、画面上には、図17に示すように、n桁の「□」として入力桁位置がn桁目(例えば10万円台)であることが表示されるとともに、選択すべき「0」から「9」までの数値が、選択対象値(図では「2」)を下中央に位置させて、反時計回りに適宜間隔でループ状に配置される。このとき、下中央に表示された数値、例えば「2」が枠で囲まれて選択対象となっていることが示される。この状態で「はい」ボタンB0を押すと指定金額のn桁目として「2」が入力され、次の桁の入力の処理に移る。なお、図17の状態で「いいえ」ボタンB1を押すと、選択対象が次の「3」に移り、画面上の「0」〜「9」の数値が、それぞれ、例えば時計方向に1ステップだけ回転移動して表示され、その結果、下中央に表示される例えば「3」が枠で囲まれて入力対象となっていることが示される。この状態で「はい」ボタンB0を押すと指定金額のn桁目として「3」が入力され、次の桁の入力の処理に移る。なお、この状態で「いいえ」ボタンB1を押すと、選択対象が次の数値に移り、画面上の「0」〜「9」の数値が、それぞれ、例えば時計方向にさらに1ステップだけ回転移動して表示され、下中央に表示された数値が枠で囲まれて入力対象となっていることが示される。順次同様にして、「はい」ボタンB0が押されるまで、選択対象の移動が繰り返し行われる(ステップS39)。
【0083】
このようにして、ステップS39で、n桁目の指定金額が「はい」/「いいえ」の選択により入力されると、入力桁位置の表示が変わり入力桁位置がn−1桁目であることが表示されるとともに、上述のn桁目と全く同様の手順でループ状に配置された選択すべき「0」から「9」までの数値が時計回りに回転移動し、選択対象となる下中央の数値が「はい」ボタンB0が押されるまで、「0」〜「9」に順次変化して選択対象の移動が繰り返し行われる(ステップS40)。
【0084】
同様に、ステップS40で、n−1桁目の指定金額が「はい」/「いいえ」の選択により入力されると、入力桁位置の表示が変わり入力桁位置がn−2桁目であることが表示されるとともに、上述のn−1桁目と全く同様の手順でループ状に配置された選択すべき「0」から「9」までの数値が時計回りに回転移動し、選択対象となる下中央の数値が「はい」ボタンB0が押されるまで、「0」〜「9」に順次変化して選択対象の移動が繰り返し行われる。
【0085】
順次同様にして、3桁目の指定金額が「はい」/「いいえ」の選択により入力されると、入力桁位置の表示が変わり入力桁位置が2桁目であることが表示されるとともに、上述の〜n−2桁目と全く同様の手順でループ状に配置された選択すべき「0」から「9」までの数値が時計回りに回転移動し、選択対象となる下中央の数値が「はい」ボタンB0が押されるまで、「0」〜「9」に順次変化して選択対象の移動が繰り返し行われる(ステップS41)。
【0086】
さらに、ステップS33で、2桁目の指定金額が「はい」/「いいえ」の選択により入力されると、入力桁位置の表示が変わり入力桁位置が最下位の1桁目であることが表示されるとともに、上述の2桁目と全く同様の手順でループ状に配置された選択すべき「0」から「9」までの数値が時計回りに回転移動し、選択対象となる下中央の数値が「はい」ボタンB0が押されるまで、「0」〜「9」に順次変化して選択対象の移動が繰り返し行われる(ステップS42)。
【0087】
また、誤って金額を入力した場合には、取引金額入力の画面上に例えば、「訂正」を設けておき、この訂正キーが操作されれば、入力された金額の全ての桁の数値を無効とするか、訂正キーが操作されれば、直前に入力した数値、1桁だけ無効にするようにすれば、取引金額の訂正を容易に行うことができる。また、取引金額を入力した後、取引金額の確認のために入力した取引金額が表示される画面に「訂正」ボタンを設けておき、この「訂正」ボタンが操作されれば、入力された金額の全ての桁の数値を無効にするようにすれば、取引金額の訂正を容易に行うことができ、取引金額の誤入力への対処が容易になる。
【0088】
さらに、取り引き金額を入力した後、所定時間が経過するまで、つまり次の画面である“入力した取引金額を確認のために表示した画面”に切り変わるまでの間に「いいえ」ボタンB1が操作された場合に、入力した取引金額に基づいた現金処理を行わず、取引金額入力画面に戻り、再度取引金額を入力するようにする。あるいは、取引金額を入力した後、取引金額確認のために入力した取引金額が表示される画面、例えば、「出金額は、12万円でよろしいですか?」を表示した画面に「はい」/「いいえ」のボタンを選択可能に設けておき、この「いいえ」が操作されれば、入力された金額の全ての桁の数値を無効にするようにすれば、「はい」/「いいえ」の2種類のボタンの選択操作だけで、取引金額の訂正を行うことができ、取引金額の誤入力への対処が容易となる。
【0089】
また、取引金額の入力を行う際に「いいえ」ボタンB1を所定時間の間操作し続けると直前の取引金額のみを無効にする、つまり、図18に示すように「12」まで選択し入力している場合には、「いいえ」ボタンB1を操作し続けると「2」を無効にして、「1」のみ有効にし、再度2桁目から入力する。こうして、誤って取り引き金額を入力した場合であっても、「はい」/「いいえ」の2種類のボタンで訂正を行うことができ、誤った入力にも容易に対処することができる。
【0090】
このようにして、「はい」/「いいえ」の2種類のボタンの選択操作だけで、例えば6桁の数値からなる指定金額の入力を行うことができる。
したがって、操作に慣れていないユーザ、身体的にハンディキャップのあるユーザにとっては、操作が簡単でわかり易いため、誤操作が少なくなる。
【0091】
しかし、この方法では、操作に時間がかかるため、操作に慣れたユーザは待ち時間が長くなり、いらいらすることになる。したがって、操作に慣れたユーザは、図18に示すように例えば、「2」が枠に囲まれ入力対象と成っている場合であっても、画面の「5」が表示されている個所に触れることにより、「5」を選択できるようにしておく。つまり、画面上には、タッチボード60が設けられているため、「5」が表示されている位置をユーザが操作したことを検出することができる。この場合、「はい」/「いいえ」のボタンが表示されている位置とは異なる位置、つまり「5」が表示されている位置が操作されたことが検出できるため、「5」が入力される。すなわち、既に「12」が選択されている場合に、「5」が表示された位置をユーザが操作すると、「5」が選択され、「125」となる。これは、他の数値「1」、「2」、「3」、「4」、「6」、「7」、「8」、「9」、および「0」についても同様である。
【0092】
このようにしておけば、操作に慣れたユーザは、希望の取引が枠の中に移動するまで待つことなく数値を選択することができ、操作時間を短くして、取り引き時間を短縮することができる。
【0093】
このように、直接項目を選択することができることは、例えば、操作の開始時に案内を表示するか、あるいは、図17および図18の画面の下の部分に案内を表示しておけば、ユーザに直接選択が可能であることを把握させることができる。この場合に表示する内容は、例えば「直接数字に触れれば、その数字を選択することができます」などとすればよい。
【0094】
ちなみに、図18は千円台を指定している状態を示し、すでに12万円が入力されて折り、選択対象は「2」になっている。
以上の処理も、主として操作処理部3の、データ処理部15を中心とした入力制御部11、CG部12、イメージデータ保持部13および表示制御部14により、選択指示部6および選択処理部7に相当する機能として行われる。
【0095】
ステップS18(ステップS35〜S42を含む)で指定金額が入力されると、取引金額の内容をユーザに確認させる(ステップS19)。
ステップS19でユーザが「いいえ」ボタンB1を押せば、最初の取引選択に戻り、「はい」ボタンB0を押せば、手続き処理部4(制御部CPU)によりホストとの通信処理が行われ(ステップS20)、出金の可否をユーザに確認させる(ステップS21)。
【0096】
ステップS21でユーザが「いいえ」ボタンB1を押せば、最初の取引選択に戻り、「はい」ボタンB0を押せば、手続き処理部4(制御部CPU)により出金処理が行われる(ステップS22)。
【0097】
ステップS22の出金処理では、証書出力・カード読み書き部DOCのカード読み書き・画像読み取り・プリンタ部CIPにより処理されたカードおよびレシートがカード挿抜口33から放出され、カードおよびレシートを取り出すと、さらに、紙幣リサイクル部BRUおよびコインリサイクル部CRUにより処理されて紙幣挿抜口35および硬貨挿抜口34より現金が放出されるので、ユーザは現金を取り出し、取引を終了する。
【0098】
図9は本実施例のATM装置における入金処理を示すフローチャートである。ステップS11、S12、S13およびS14による取引選択において、入金が選択されると、出金の場合と同様に、カードまたは通帳の挿入が促され、カードまたは通帳を挿入することにより、出金のためのカード処理(ステップS15)、暗証番号入力処理(ステップS16)および通帳処理(ステップS17)が並行して行われる。
【0099】
入金に際しては、まず、カードまたは通帳の挿入が促され、ユーザがカード挿抜口33または通帳挿抜口32にカードまたは通帳を挿入する。カード挿抜口33にカードが挿入されると、ステップS15のカード処理が開始され、通帳挿抜口32に通帳が挿入されると、ステップS17の通帳処理が開始される。カードおよび通帳のいずれが挿入された場合にも、ステップS16の暗証番号入力処理が行われる。なお、ステップS15のカード処理の実行中にも、ステップS17が動作しているので、通帳を挿入することにより、ステップS17の通帳処理が実行される。また、ステップS17の通帳処理の実行中にも、ステップS15が動作しているので、カードを挿入することにより、ステップS15のカード処理が実行される。
【0100】
ステップS16の暗証番号が入力されると、カードまたは通帳のデータより暗証番号が確認された後、紙幣挿抜口35および硬貨挿抜口34への取引現金の投入およびその確認のための現金投入処理が行われる(ステップS51)。ステップS51では、ユーザの意図する金額が正しく投入されるまで繰り返し内容確認が行われる。投入された現金は、紙幣リサイクル部BRUおよびコインリサイクル部CRUにより処理される。
【0101】
ステップS51でユーザが「はい」ボタンB0を押せば、手続き処理部4(制御部CPU)によりホストとの通信処理が行われ(ステップS52)、入金の可否をユーザに確認させる(ステップS53)。
【0102】
ステップS53でユーザが「いいえ」ボタンB1を押せば、最初の取引選択に戻り、「はい」ボタンB0を押せば、手続き処理部4(制御部CPU)により入金処理が行われる(ステップS54)。
【0103】
ステップS54の出金処理では、証書出力・カード読み書き部DOCのカード読み書き・画像読み取り・プリンタ部CIPにより処理されたカードおよびレシートがカード挿抜口33から放出され、入金処理が終了する。
【0104】
図10は本実施例のATM装置における残高照会処理を示すフローチャートである。
ステップS11、S12、S13およびS14による取引選択において、残高照会が選択されると、入出金の場合と同様に、カードまたは通帳の挿入が促され、カードまたは通帳を挿入することにより、出金のためのカード処理(ステップS15)、暗証番号入力処理(ステップS16)および通帳処理(ステップS17)が並行して行われる。
【0105】
残高照会に際しては、まず、カードまたは通帳の挿入が促され、ユーザがカード挿抜口33または通帳挿抜口32にカードまたは通帳を挿入する。カード挿抜口33にカードが挿入されると、ステップS15のカード処理が開始され、通帳挿抜口32に通帳が挿入されると、ステップS17の通帳処理が開始される。カードおよび通帳のいずれが挿入された場合にも、ステップS16の暗証番号入力処理が行われる。なお、ステップS15のカード処理の実行中にも、ステップS17が動作しているので、通帳を挿入することにより、ステップS17の通帳処理が実行される。また、ステップS17の通帳処理の実行中にも、ステップS15が動作しているので、カードを挿入することにより、ステップS15のカード処理が実行される。
【0106】
ステップS16の暗証番号が入力されると、カードまたは通帳のデータより暗証番号が確認された後、手続き処理部4(制御部CPU)によりホストとの通信処理が行われ、該当口座の残高が照会される残高照会処理が行われる(ステップS61)。
【0107】
ステップS61の残高照会処理では、証書出力・カード読み書き部DOCのカード読み書き・画像読み取り・プリンタ部CIPにより処理されたカードおよびレシートがカード挿抜口33から放出され、残高照会が終了する。
【0108】
図11は本実施例のATM装置における通帳記入処理を示すフローチャートである。
ステップS11、S12、S13およびS14による取引選択において、通帳記入が選択されると、通帳の挿入が促され、通帳挿抜口32に通帳を挿入すると、手続き処理部4(制御部CPU)によりホストとの通信処理が行われ、通帳に未記入のデータが取得され、通帳に記帳される(ステップS71)。
【0109】
ステップS71の通帳処理では、証書出力・カード読み書き部DOCの通帳プリンタPPRにより処理された通帳が通帳挿抜口32から放出され、記帳が終了する。
【0110】
上述のATM装置は、振込手続きに係る操作を、2つのボタン、例えば「はい」/「いいえ」のボタンの選択だけで行うことができ、どのようなユーザも用意に取引を行うことが可能となる。特に装置に慣れていない顧客に対しては、操作の分かり易さの向上につながる。
【0111】
本実施例では、出金、入金、通帳記帳、残高照会を選択可能にした自動取引装置について説明したが、更に振込取引も行える自動取引装置であってもよい。
振込取引の場合には、振込元の氏名、振込先の氏名、振込先の口座番号などを入力する必要がある。特に氏名を入力する場合には、カタカナで入力する必要があり、50音のすべてを本実施例のように選択させ入力することは、現実的には、無理である。しかし、振込取引を行う場合に、最初の振込取引時のみ、振込取引に関する情報を入力して取引を行い、取引後にその振込に関する情報をカードあるいはセンタに登録しておき、次回から、カードあるいはセンタに記憶された振込取引に関する情報を利用して振込取引を行うことが一般的に行われている。
【0112】
したがって、最初の振込取引時にのみ、行員に援助してもらって振込取引に関する情報入力して、入力した振込取引に関する情報をカードあるいはセンタに登録しておき、次の取引を行う場合には、カードあるいはセンタを利用して、登録された振込取引に関する情報を画面に表示し、さらに画面には、「はい」/「いいえ」のボタンを設けておき、「はい」/[いいえ」の選択をさせることにより、取引の実行、不実行を選択するようにすれば、「はい」/「いいえ」の2種類のボタンを利用し、振込取引を行うことも可能となる。
【0113】
また、通常、同一の振込先には同一金額を振り込むことが多いため、カードあるいはセンタに振込取引に関する情報を登録する場合には、金額も一緒に登録しておき、振込取引の情報を確認する画面で、金額が異なる場合には、「いいえ」ボタンを選択させ、前述した取引金額入力画面と同様に1桁ずつ、「はい」/「いいえ」ボタンを使用して入力させて、必要な金額の入力を行うようにすれば、より簡単に且つ凡用性をもたせて、振込取引を行うことができる。
【0114】
これが先に述べた本発明の第1のATM装置に対応し、ディスプレイ装置1を介して、選択指示部6により、ユーザに対して二者択一的な選択の形で情報入力を要求するとともに、選択処理部6が、ディスプレイ装置1および入力装置2でユーザが選択入力した情報および内部状態に基づいて所定の処理を行い、ユーザは二者択一的な操作を行えばよい。すなわち、実際にユーザが行う操作は極めて単純である。したがって、ユーザが操作に慣れていない場合にも、操作が不自由である場合にも、容易に且つ確実に操作することができる。
【0115】
また、上述のように取引に係るすべての入力を「はい」/「いいえ」等のボタン2つの二者択一操作によって行うことが可能となるので、他のボタンを設ける必要がなくなり、大きなボタンを、距離をあけて2つ配置することが可能になる。上肢が不自由な顧客であっても、誤操作をする危険が少なく、しかも操作性が向上し、操作時間の短縮にも寄与する。
【0116】
さらに、いわゆる「ドライブスルー」等のように、細かい操作が期待できない状況への用途に対しても、確実な操作が可能となり、操作性が向上する。
これが先に述べた本発明の第2のATM装置に対応し、操作処理部3が、選択指示部6により、全ての情報入力をユーザに対して二者択一的な選択の形で要求するので、ユーザは全ての情報入力について二者択一的な入力装置2の操作のみを行えばよい。したがって、特に操作が不自由なユーザの場合にも、容易に且つ確実に操作することができる。
【0117】
また、上述のようにすべての入力を二者択一操作によって行うための入力装置として、距離をあけて2つ配置した大きなボタン2つからなる専用のスイッチを設けたり、上下または左右に操作レバーを倒すことにより二者択一的な入力を行うスイッチのような専用のスイッチを設けたりすることによって、一層、誤操作を低減し、操作性が向上させることもできる。
【0118】
これが先に述べた本発明の第3のATM装置に対応し、入力装置2が、2種類の操作形態のいずれか一方を選択することによる二者択一的な情報入力を行うための選択入力部5を有している。したがって、ユーザが行うべき二者択一的な操作が一層明確になり、操作を容易に且つ確実に行うことができる。
【0119】
また、図19に示すように、取引種別選択画面に、「はい」/「いいえ」だけでなく、選択すべき項目「出金」、「入金」等の表示部にもボタン機能を持たせることによって、「はい」/「いいえ」による二者択一的な選択と直接的な各項目の選択とによる操作を任意に選択して行うことができる。
【0120】
この場合、図20に示すように、項目ボタンの直接操作を操作選択部9で検出して、これらが操作されたときは、二者択一的な操作をスキップして、情報入力処理部8により取引項目を直接選択するようにする(ステップS81)。
【0121】
さらに、操作の最初に、二者択一的な操作をするか、従来のような項目ボタンの直接操作等を含む操作をするかを選択するようにしてもよい。
これが先に述べた本発明の第4のATM装置に対応し、さらに、従来と同様の多肢選択方式等の入力方式による情報入力処理部8を設けるとともに、二者択一的な入力方式と二者択一的な入力方式以外の情報入力方式との一方を任意に選択するための操作選択部9を付加する。したがって、ユーザが入力操作方式を任意に選択することが可能となり、ユーザの好みや都合に応じた適切な入力操作方式による操作が可能となる。
【0122】
また、入力装置2としてのスイッチ10をディスプレイ装置1の表示面に重ねて透明なスイッチ10を設け、表示面をタッチ操作することにより当該タッチ位置に係るディスプレイ装置1の表示に対応する情報を入力するようにしたので、入力要求と入力操作との関連を容易に把握することができ、ユーザは表示画面だけで、対話的な操作をすべて行うことができる。
【0123】
これが先に述べた本発明の第5のATM装置に対応し、ディスプレイ装置1の表示面に重ねて透明なスイッチ10を設け、表示面をタッチ操作することにより当該タッチ位置に係るディスプレイ装置1の表示に対応する情報を入力する。したがって、二者択一的な入力方式による入力要求と入力操作との関連を容易に把握することができ、ユーザは対話的な操作を一層容易に行うことができる。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、操作処理部3でディスプレイ装置1の情報表示を制御し且つ入力装置2から入力される情報に基づいて、二者択一的に、取引のための情報入力操作が行われ、この操作に従って手続き処理部4が取引のための手続き処理を行うので、取引手続きの操作を分かり易くして、操作性を改善し、多くのユーザに対するユーザサービスを総合的に改善することを可能とする自動取引装置を提供することができる。
【0125】
〔第1の装置の効果〕
すなわち、上述した本発明の第1の自動取引装置では、ディスプレイ装置1を介して、選択指示部6により、ユーザに対して二者択一的な選択の形で情報入力を要求するとともに、選択処理部6が、ディスプレイ装置1および入力装置2でユーザが選択入力した情報および内部状態に基づいて所定の処理を行い、ユーザは二者択一的な操作を行えばよく、実際にユーザが行う操作は極めて単純であるので、ユーザが操作に慣れていない場合にも、操作が不自由である場合にも、容易に且つ確実に操作することができる。
【0126】
〔第2の装置の効果〕
上述した本発明の第2の自動取引装置では、操作処理部3が、選択指示部6により、全ての情報入力をユーザに対して二者択一的な選択の形で要求するので、ユーザは全ての情報入力について二者択一的な入力装置2の操作のみを行えばよいので、特に操作が不自由なユーザの場合にも、容易に且つ確実に操作することができる。
【0127】
〔第3の装置の効果〕
上述した本発明の第3の自動取引装置では、入力装置2が、2種類の操作形態のいずれか一方を選択することによる二者択一的な情報入力を行うための選択入力部5を有しているので、ユーザが行うべき二者択一的な操作が一層明確になり、操作を容易に且つ確実に行うことができる。
【0128】
〔第4の装置の効果〕
上述した本発明の第4の自動取引装置では、さらに、従来と同様の多肢選択方式等の入力方式による情報入力処理部8を設けるとともに、二者択一的な入力方式と二者択一的な入力方式以外の情報入力方式との一方を任意に選択するための操作選択部9を付加するので、ユーザが入力操作方式を任意に選択することが可能となり、ユーザの好みや都合に応じた適切な入力操作方式による操作が可能となる。
【0129】
〔第5の装置の効果〕
上述した本発明の第5の自動取引装置では、ディスプレイ装置1の表示面に重ねて透明なスイッチ10を設け、表示面をタッチ操作することにより当該タッチ位置に係るディスプレイ装置1の表示に対応する情報を入力するので、二者択一的な入力方式による入力要求と入力操作との関連を容易に把握することができ、ユーザは対話的な操作を一層容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動取引装置の構成を示す原理図である。
【図2】本発明の実施例に係るATM装置(現金自動預金支払装置)の主要部の構成を示すブロック図である。
【図3】図2のATM装置の全体構成を示す斜視図である。
【図4】図2のATM装置の具体的な内部構成を模式的に示す図である。
【図5】図2のATM装置の出金に関する動作を示すフローチャートである。
【図6】図2のATM装置の暗証番号入力に関する動作を示すフローチャートである。
【図7】図2のATM装置の取引金額入力に関する動作を示すフローチャートである。
【図8】図2のATM装置の金額選択入力に関する動作を示すフローチャートである。
【図9】図2のATM装置の入金に関する動作を示すフローチャートである。
【図10】図2のATM装置の残高照会に関する動作を示すフローチャートである。
【図11】図2のATM装置の通帳記入に関する動作を示すフローチャートである。
【図12】図2のATM装置の動作を説明するための画面表示の一例を示す図である。
【図13】図2のATM装置の動作を説明するための画面表示の一例を示す図である。
【図14】図2のATM装置の動作を説明するための画面表示の一例を示す図である。
【図15】図2のATM装置の動作を説明するための画面表示の一例を示す図である。
【図16】図2のATM装置の動作を説明するための画面表示の一例を示す図である。
【図17】図2のATM装置の動作を説明するための画面表示の一例を示す図である。
【図18】図2のATM装置の動作を説明するための画面表示の一例を示す図である。
【図19】本発明のATM装置の他の実施例の動作を説明するための画面表示の一例を示す図である。
【図20】図19の実施例に係るATM装置の主要部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…ディスプレイ装置
2…入力装置
3…操作処理部
4…手続き処理部
5…選択入力部
6…選択指示部
7…選択処理部
8…情報入力処理部
9…操作選択部
10…スイッチ
11…入力制御部
12…CG部
13…イメージデータ保持部
14…表示制御部
15…データ処理部
31…表示入力部
32…通帳挿抜口
33…カード挿抜口
34…硬貨挿抜口
35…紙幣挿抜口
41…カードリーダ/ライタ部
42…カードエンボス読み取り部
43…プリンタ部
44…振込カード発行部
45…通帳磁気ストライプリーダ/ライタ部
46…通帳プリンタ部
47〜49、51〜56…スタッカ
50…係員金庫
57…オーバフロースタッカ
58…硬貨カセット
59…カラーディスプレイ装置
60…タッチキーボード
61…液晶ディスプレイ
62…キーボード
DOC…証書出力・カード読み書き部
BRU…紙幣リサイクル部
CRU…コインリサイクル部
UOP…顧客操作部
MOP…管理操作部
CPU…制御部
PSU…電源部
RSU…遠隔監視装置
CIP…カード読み書き・画像読み取り・プリンタ部
PPR…通帳プリンタ部

Claims (3)

  1. 情報を表示するディスプレイ装置と、
    取引に係る情報を入力するための入力装置と、
    前記ディスプレイ装置の情報表示を制御し、且つ前記表示に関連して前記入力装置から入力される情報に基づいて取引のための操作処理を行う操作処理手段と、
    前記操作処理手段の操作処理に基づいて取引のための手続き処理を行う手続き処理手段とを有し、且つ前記操作処理手段は、
    前記ディスプレイ装置を介して、選択すべき複数の項目名の表示と前記複数の項目のうち表示画面上の所定の位置にあるものを入力対象とする表示を行い、前記入力対象となっている項目が選択されない場合は、次の項目を前記所定の位置に移動させて入力対象となるように表示し、ユーザに対して二者択一的な選択の形で情報入力を要求するための選択指示手段と、
    前記入力装置によりユーザが選択入力した情報および内部状態に基づいて所定の処理を行うための選択処理手段とを具備することを特徴とする自動取引装置。
  2. 情報を表示するディスプレイ装置と、
    取引に係る情報を入力するための入力装置と、
    前記ディスプレイ装置の情報表示を制御し、且つ前記表示に関連して前記入力装置から入力される情報に基づいて取引のための操作処理を行う操作処理手段と、
    前記操作処理手段の操作処理に基づいて取引のための手続き処理を行う手続き処理手段とを有し、且つ前記操作処理手段は、
    前記ディスプレイ装置を介して、選択すべき複数の項目名の表示と前記複数の項目のううち表示画面上の所定の位置にあるものを入力対象とする表示を行い、前記入力対象となっている項目が選択されない場合は、次の項目を前記所定の位置に移動させて入力対象となるように表示し、ユーザに対して二者択一的な選択の形で情報入力を要求するための選択指示手段と、
    前記入力装置によりユーザが選択入力した情報および内部状態に基づいて所定の処理を行うための選択処理手段とを具備するとともに、
    前記入力装置は、二者択一的な情報入力を行うための選択入力手段を含むことを特徴とする自動取引装置。
  3. 情報を表示するディスプレイ装置と、
    取引に係る情報を入力するための入力装置と、
    前記ディスプレイ装置の情報表示を制御し、且つ前記表示に関連して前記入力装置から入力される情報に基づいて取引のための操作処理を行う操作処理手段と、
    前記操作処理手段の操作処理に基づいて取引のための手続き処理を行う手続き処理手段とを有し、且つ前記操作処理手段は、
    前記ディスプレイ装置を介して、選択すべき複数の項目名の表示と前記複数の項目のうち表示画面上の所定の位置にあるものを入力対象とする表示を行い、前記入力対象となっている項目が選択されない場合は、次の項目を前記所定の位置に移動させて入力対象となるように表示し、ユーザに対して二者択一的な選択の形で情報入力を要求するための選択指示手段と、
    前記入力装置によりユーザが選択入力した情報および内部状態に基づいて所定の処理を行うための選択処理手段と、
    前記ディスプレイ装置および入力装置を介して二者択一的な入力方式以外の情報入力処理を行うための情報入力処理手段と、
    二者択一的な入力方式を用いるか、二者択一的な入力方式以外の情報入力方式を用いるかをユーザに選択させるための操作選択手段とを具備することを特徴とする自動取引装置。
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