JP3796118B2 - 廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップ - Google Patents
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Description
技術分野
この発明は、ポリマー製メッシュ及び2つの担持織物層から形成された弾性ラミネート構造と、一つ以上のヒートセルとを有し、好適には痛みの緩和のために、使用者の身体の特定部分に熱を加えるようになっている、廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップに関する。より詳細には、この発明は、伸縮ラミネート構造と複数の個別ヒートセルからなって使用者の身体に良く適合する1以上の温熱パックとを有し、背中、上腕、下腕、上脚及び下脚用として好適であり、持続性があり、簡便で快適な温熱付与を行う廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップに関する。
【0002】
発明の背景
一時的な痛みや慢性的な痛みを処置する普通の方法は、痛みのある部分に熱を加えるものである。このような温熱処置は、痛み、筋肉や関節のこわばり、神経痛、リューマチなどを含む症状を治療する手段として使われている
【0003】
筋肉痛及び背中の痛みは特に現代社会で最も一般的な苦痛の種である。温熱パッド及び伸縮性の圧迫バンドは、この種の痛みを緩和するために使用される一般的な器具である。ごく最近、伸縮性ラップと温熱パッドとの組合せが使用可能となった。しかしながら、これらの結合器具の多くは、温水及び/又はマイクロ波感応ゲルを含む熱エネルギーの再供給により再使用可能な温熱パックを使用している。このような治療器具は、定期的に使用するには不便である。
【0004】
一般には、温熱による有効な治療効果は熱源を取り除くと低減する。従って、温度によっては、所望の治療効果を達成するために、できるだけ長く持続的な熱源を患部に当てるのが望ましい。上述の器具や水及び/又はマイクロ波感応ゲルを内包する再使用可能な温熱パックを用いる器具などのように、熱源を補給する必要がある現用の温熱器具の多くは、定期的且つ長期的に使うのが不便である。何故ならば、制御できる態様で必要になったり不要になったりするときに、熱エネルギーが即時には利用できないからである。
【0005】
米国特許第4、366、804号、同第4、649、895号、同第5、046、479号及び米国再発行特許第32、026号に記載されているような、鉄の酸化を利用した廃棄可能な温熱パックが開発されているが、この種の器具は全体としては満足がいくものではないことが判明している。これらの温熱パックは、大抵、嵩張るものであり、変動せずに制御された温度を維持することができず、使用中に同一箇所に保持することに困難性があり、及び/又は温熱パックの効果を阻害するような不満足な物理的寸法を持っていて、使用者の身体に対して変動する、簡便で無い及び/又は快適でない温熱付与を施すこととなる。
【0006】
現在の温熱用具を用いた場合、使用者が動いている間に、熱エネルギーの適切な位置決めを持続できないこともある。伸縮ラミネート構造は、スエットバンド、包帯、おむつ、及び失禁用用具などの弾性吸収構造体を含む種々の製品において以前から使用されてきた。米国特許第4、522、863号,同第4、606、964号及び同第4、977、011号で開示されたもののように、これらのラミネート構造体をつくる方法もいくつか、現在存在している。しかしながら、これらの弾性ラミネート構造体はその意図した用途には適しているが、これらの構造体にはカットサイドに突き出ているストランドがあり、構造体を身体に着けたときにこれが身体に刺激を与える原因になることがある。更に、大きなモジュラス値(即ち、応力とひずみの比)を有する弾性ラミネート構造体が望ましい場合は、大きな断面積を有する弾性ストランドが一般に必要である。しかし、この種の大きなストランドは、身体に接触して置かれた場合、荒い即ち「ごつごつした」感じを生ずる。
【0007】
本発明者らは、制御され、且つ、持続可能な方法で圧迫と熱エネルギーの両方を与えながら、使用者による使用中に位置を適切に維持できる、廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップを開発した。これらのラップは、好適には2つの担持層及びこれらの間で一体的に熱結合した弾性部材から成る一つ以上の熱結合した弾性ラミネート構造体と、一つ以上のヒートセル、好適には一つ以上の温熱パック、とから構成されており、各温熱パックは、典型的には発熱組成物を有し、好適には特定の鉄酸化化学特性と特定の物理的寸法と充填特性とを有して、温熱パック全体にわたって間隔をおいて且つ固定的に取り付けられた複数の個別ヒートセルから構成される。熱結合した弾性ラミネート構造体は、本発明のボデーラップに組み込まれると、使用中の複合構造体の層割れを大幅に低減し、切断端縁から突き出たストランドによる荒れた「ごつごつした」感じや刺激を大幅に低減し、そして使用者の身体への優れた適合性を有して、均等に熱を行き渡らせ且つ快適さを高める、ボデーラップを提供する。
【0008】
従って、この発明の目的は、均等に熱を行き渡らせ且つ快適さを高めるために、熱結合した弾性ラミネート構造体及び一つ以上のヒートセルを有し、ヒートセルが制御された持続性のある温度を与え、そしてそれらの使用温度領域に比較的迅速に到達する、使用者の身体への優れた適合性を有する廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップを提供することである。
【0009】
この発明の更なる目的は、2つの担持層とこれらの層の間で一体的に結合した弾性部材からなる、一つ以上の熱結合した弾性ラミネート構造体、及び複数のヒートセルをからなる一つ以上の温熱パックを有する廃棄可能で弾性のあるボデーラップを提供することである。この種の弾性ラミネート構造体は、ラップの複合構造の層割れを大幅に低減し、切断端縁から突き出ているストランドにより生ずる荒い「ごつごつした」感じを大幅に低減し、更に変動しない、簡便で快適な温熱付与を実現する。
【0010】
この発明の更に別の目的は、2つの担持層とこれらの層の間で一体的に結合した弾性部材とから好適には構成される一つ以上の熱結合した弾性ラミネート構造体、及び所定の温度範囲において種々の堅さ特性を有する少なくとも一つの半剛性物質の連続層とその一体化構造の全体に亘って間隔を置いて且つ固定的に取り付けられた複数の個別ヒートセルとを有する一つ以上の温熱パックから構成され、全体的に良好な被覆性を与えるが加工中又は使用中にはヒートセルの構造的支持体を維持し且つ連続層の受け入れがたい伸びを防ぐに十分な剛性を維持する、好適には背中、上腕、下腕、上脚及び下脚用の、廃棄可能で弾性のあるボデーラップを提供することである。
【0011】
これらの目的及び他の目的は、下記の詳細な説明から容易に明らかになるであろう。
【0012】
発明の概要
この発明の廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップは、外表面、身体対向表面、第1端部、第2端部、第1縁部,第2縁部、及び第1端部と第2端部の間でその長手軸に沿って引き伸ばされる弾性部分を持つ可撓性材料片、及び好適にはその利用可能なセル容積を実質的に満たしている発熱性組成物を有する一つ以上のヒートセルを有している。
【0013】
可撓性材料の弾性部分は、第1担持層,第2担持層,及びこれら両層の間に配設されたメッシュを有するラミネート構造を有している。メッシュは、好適には、少なくとも一つの方向において弾性があり、そして複数の弾性第2ストランドと交差する複数の第1ストランドを有し、そして第1及び第2のストランドは、加えられた圧力において、第1ストランドの軟化温度において結合圧力を加えることにより第1ストランドの少なくとも10%が第1担持層と第2担持層に一体的に結合する軟化温度を有している。
【0014】
可撓性材料片は、可撓性材料が弛緩された状態又は引き伸ばされた状態において第1端部と第2端部とが重なり合うように、使用者の身体、好適には使用者の胴、上腕、下腕、上脚又は下脚を取り囲むに十分な大きさの長さを有する。ラップは、使用者の身体の回りに可撓性材料片を取着するために再連結可能の締結手段を有するのが好ましい。締結手段は、種々の使用者サイズに適合するため、及び弾性張力の心地よいレベルを得るために可撓性材料片に取り付けられ、或いはその一部である碇着部分のループ繊維に係合する複数のフック部材を有するのが好ましい。
【0015】
弾性のある温熱ボデーラップは、使用者の身体に熱エネルギーを加えるために、好適には可撓性材料片に埋め込まれた一つ以上の温熱パックを好適には有している。温熱パックは、同時押し出しフィルムの連続層を少なくとも一つ有し、ポリプロピレンの第1サイドと、所定の温度範囲において異なる堅さ特性を有する低融点コポリマーの第2サイドとを有する一体化構造を有する。温熱パックは、更に、制御された持続する温度を供給し、且つ、それらの使用温度範囲に迅速に到達する複数のヒートセルを有している。ヒートセルは、各温熱パック内に間隔を取り且つ固定的に取着されている。各温熱パックは、加工中又は使用中の連続層の受け容れがたい伸びを防ぎ、且つ、ヒートセルの構造的支持体を維持するに十分な剛性を維持するが良好な被覆性を与え、変動しない、簡便で快適な温熱付与を実現する。好適には、ヒートセルは、酸素に触れると数時間にわたり熱を放出する、鉄粉末、炭素粉末、水及び金属塩の混合物からできている。
【0016】
この発明は、更に、廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップを製造する方法を含んでおり、この方法では、弾性ラミネート構造体が可撓性材料を組み立てる前に形成され、そしてこの方法は、
a)第1の担持層を用意し、
b)第2の担持層を用意し、
c)第1担持層と第2担持層の間に配設されて、複数の第2ストランドと交差する複数の第1ストランドを有するメッシュを用意し、ここで、第1ストランドと第2ストランドは一つの加圧力で軟化する温度を有し、その加圧力における第2ストランドの軟化温度がその加圧力における第1ストランドの軟化温度より高くなっていて、
d)メッシュを、第2ストランドの軟化温度未満で、且つ、第1ストランドの軟化温度まで加熱し、
e)第1ストランドに結合圧力を加え、更に
f)第1ストランドの約10〜約100%を第1担持層と第2担持層とに一体的に結合する
各工程を有している。
【0017】
異なるように明記しない限り、この明細書で用いるパーセンテージと比はすべて重量によるものであり、そして測定はすべて25℃でなされた。
明細書は、本発明を特別に指摘し且つ明確に権利請求している請求の範囲で終わっているけれども、添付の図面、ここにおいては同様の参照番号は同一の部材を示している、と関連付けて行われる好適な実施例の以下の説明から本発明はより良く理解されると信ずる。
【0018】
この発明の廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップは、少なくとも一つの弾性ラミネート構造体を持つ少なくとも一つの可撓性材料の弾性部分を有し、このラミネート構造体は第1担持層と第2担持層の間で一体的に熱結合した弾性部材及び少なくとも一つのヒートセルを有している。好適には、この発明の廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップは、少なくとも一つの弾性ラミネート構造体、及び特定の熱物理特性を示す少なくとも一つの連続物質層と間隔を置いて且つ固定的に取着された複数のヒートセルを有する一つ以上の温熱パックを有し、加工中又は使用中にヒートセルの構造的支持を維持し、且つ、連続層の受け容れがたい伸びを防止するのに十分な剛性を維持する一方全体的に良好な被覆性を齎す。本発明の廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップは、ヒートセルの中身への容易な接近を防ぐために十分な剛性を保持しながら、使用者の背中、上腕、下腕、上脚及び/又は下脚への変動しない、簡便で快適な温熱付与及び優れた適合性を齎す。
【0019】
この明細書で用いている「廃棄可能」という用語は、この発明の弾性温熱ボデーラップは再封止でき、実質的に空気を透過しない容器に入れられており、そして痛みの緩和のために必要な時に度々使用者の体に当てられるが、熱源、即ちヒートセル又は温熱パックが十分に使い尽くされた後で適切な廃物容器内に投棄される、即ち廃棄されるようになっていることを意味する。
【0020】
この明細書で用いている「ヒートセル」という用語は、2つの層内に閉じこめられた発熱性組成物、好適には鉄酸化反応化合物、を有し、少なくとも一つの層は酸素を透過するものであり、改良された温度制御の下で長時間にわたり熱を発生することができ、そして特定の物理的寸法と充填特性を備えている、一体化構造体を意味する。これらのヒートセルは、個々の温熱ユニットとして使用され得、又は複数のヒートセルを有し且つ又廃棄可能なボデーラップや身体パッドなどに簡単に組み込むことができる温熱パックの形で使用することができる。ヒートセルや温熱パックを組み込んだボデーラップは、多種多様な身体の輪郭に適合され、変動しない、簡便で快適な温熱付与を齎す。
【0021】
この明細書で用いている「直接成形」という用語は、微粒子を密着させるために普通の結合材を使わずに、乾燥粉末混合物が混ぜ合わされ、圧縮され、そしてペレット、タブレット又はスラグに成形されることを意味する。代わりに、その乾燥粉末混合物は混ぜ合わされ、ロール圧縮され、続いて粉砕とふるい分けが行われ、直接圧縮された顆粒が造られる。直接成形は又乾燥成形としても知られている。
【0022】
この明細書で用いている「充填容積」という用語は、充填されたヒートセルにおける微粒子組成物又は圧縮成形され,水で膨潤された温熱エレメントの容積を意味する。
【0023】
この明細書で用いている「空隙容積」という用語は、完成ヒートセルにおける微粒子組成物又は圧縮成形された温熱エレメントにより充填されずに残った容積を意味する。
【0024】
この明細書で用いている「セル容積」という用語は、ヒートセルの充填容積と空隙容積の和を意味する。
【0025】
この明細書で用いている「連続層」という用語は、その長さと幅全体にわたり、別の材料、穴、孔などにより遮断されていないか、又は完全にではないが部分的に遮断されている一つ以上の材料層を意味する。
【0026】
この明細書で用いている「半剛性物質」という用語は、ある程度又は一部において堅く、そして非支持形態においてヒートセルの構造的支持を維持し、及び/又は加工又は使用中の材料構造の容認できない伸びを防止し、及び/又は加熱されたときになお良好な全体的被覆特性を維持しながらヒートセルの中身に簡単に接近できないようにする靱性を示す材料を意味している。
【0027】
次に図面、特に図1〜図4について参照するに、概括的に10が付されている廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップを提供する本発明の第1及び第2の好適な実施例が示されている。弾性のある温熱ボデーラップ10は、長手軸18を持つ1個の可撓性材料12を有している。可撓性材料12は、第1端部14と第2端部16とそれらの間にあって、長手軸18に沿って引き伸ばされることができる少なくとも一つの弾性部分20とを有している。可撓性材料12は又、第1縁部57と反対側の第2縁部58を有し、第1縁部57と第2縁部58は共に第1端部14から第2端部16まで延びている。可撓性材料12は又、緩められた状態又は伸びた状態において、第1端部14から第2端部16まで長手軸18と平行な方向に測定したとき、第1端部14が第2端部16と重なり合うように使用者の身体、好ましくは使用者の胴体(即ち、ウェストと腰部)、上腕、下腕、上脚及び、下脚、を取り囲むに十分な長さを有する。可撓性材料12は、身体対向表面28を持つ身体対向材料62、及び外表面30を持つ外表面材料64を有し、第1端部14から第2端部16まで延びている。
【0028】
この明細書で用いている「弾性」という用語は、引張り力を受けたときにそれにより材料が力の方向に伸びるか広がるかし、そして力が除去されると無張力の元の寸法に本質的に戻る材料の特性を意味している。より具体的に述べると、「弾性」という用語は、エレメント又は構造体が、50%より大きなパーセンテージ歪みε%を受けた後、その元の長さL0の約10%以内に回復する方向特性を意味することを意図している。この明細書で用いているパーセンテージ歪みε%は次のように定義される:
ε%={(Lf−L0)/L0}×100
ここで、 Lf=伸びた時の長さ
L0=元の長さ
一貫性のある比較をするためには、エレメント又は構造体の回復は、その伸びた時の長さLfから弛緩後30秒に測定するのが好ましい。エレメント又は構造体が50%のパーセンテージ歪みε%から弛緩された後30秒以内に約10%以内に回復しなければ、エレメント又は構造体はすべて非弾性と見なされる。非弾性エレメント又は構造体には、50%のパーセンテージ歪みε%を受けたときに、壊れたり及び/又は永久的又は可塑的に変形するエレメントや構造体もある。
【0029】
図1〜図6を参照するに、可撓性材料12の弾性部分20は、弾性部材36を有している。弾性部材36は、第1熱結合弾性ラミネート66を形成するために可撓性材料12を組み立てる前に、第1担持層37と第2担持層38とに熱結合するのが好ましい。第1熱結合弾性ラミネート66はそれから、熱溶融接着層60により身体対向材料62に固着され、身体対向ラミネート92を形成する。身体対向ラミネート92は、それから、それらの間に挟まれる1以上の個別ヒートセル75,好ましくは1以上の温熱パック22、と共に高温溶融接着剤層60により外側表面材料64に固定的に取り付けられてラップ10を形成する。
【0030】
代替的に、可撓性材料12の弾性部分20は、更に第2の熱結合弾性ラミネートを有する。これがある場合、弾性部分20は更に第2弾性部材39を有する。第2弾性部材39は、可撓性材料12を組み立てて第2熱結合弾性ラミネート67を形成する前に、第3担持層40と第4担持層41とに熱結合するのが好ましい。それから、第2熱結合弾性ラミネート67は、熱溶融接着層60により外表面材料64に固着されて外表面ラミネート93を形成する。次いで、身体対向ラミネート92は、その間に挿入された一つ以上のヒートセル75、好適には一つ以上の温熱パック22、と一緒に熱溶融接着層60により、外表面ラミネート93に固着されてラップ10を形成する
【0031】
ここで図5と図6を参照するに、弾性部材36は、ノード31において所定の角度αを成して複数の第2ストランド26と交差する(接着したりしなかったりして)複数の第1ストランド24を有しており、それにより複数の開口33を有する網状の開放構造を形成している。各開口33は、少なくとも2つの隣接する第1ストランド(即ち、42と43)と少なくとも2つの隣接する第2ストランド(即ち、44と45)により画定されて、開口33は実質的に長方形(好適には正方形)になっている。平行四辺形や円弧セグメントのような他の形状の開口も得ることができる。このような形状は、非線形弾性の構造方向性を実現するのに役立つ。第1ストランド24は実質的に直線状であり、且つ相互にほぼ平行であることが好ましく、更に好ましくは第2ストランド26も実質的に直線状であり、且つ相互にほぼ平行である。最も好ましいのは、第1ストランド24がノード31において、約90度の所定角度αを成して第2ストランド26と交差していることである。各ノード31は重ね合わせ結節点であり、第1ストランド24と第2ストランド26は、ストランドとの交点で接合又は結合(接合や結合は不要と考えられているが)し、このノードにおいてなお個々に識別される。しかしながら、差込又は差込と重ね合わせの組合せなどの他のノード形状も同等に適切であると考えられている。
【0032】
第1ストランド24と第2ストランド26は、実質的に直線状であり、ほぼ平行であり且つ約90度の角度で交差することは好ましいが、第1ストランド24と第2ストランド26は他の角度αで交差することができ、更に第1ストランド24及び/又は第2ストランド26は互に関して円形、楕円形又は別の非直線パターンで配置することができることが留意される。製造を簡単にするためには、第1ストランド24と第2ストランド26は、ラミネート構造体66に組み立てる前はほぼ円形の断面を持つように意図され、第1ストランド24と第2ストランド26は楕円形、正方形、三角形、又はこれらの組み合わせなど他の形の断面を持つこともできる。
【0033】
第1ストランド24の材料は、ラミネート構造体66を形成する前に第1ストランド24が第2ストランド26を相対的な位置に維持できるように選択される。第1ストランド24と第2ストランド26の材料が、後で詳細に述べるように、所定の圧力又は熱流束と組み合わせた圧力を加えたときに、所定の形に変形(又は最初に成形)できることも望ましい。これらの変形した形(即ち、楕円形の第2ストランド、ほぼ平坦な第1ストランドなど)により、刺激や他の不快感なしに身体に快適に着けることができるラミネート構造体66が得られる。第1ストランド24のために選ばれた材料は、第1担持層内表面50及び第2担持層内表面52の部分へ変形第2ストランド27の第2ストランド外表面49の部分を接合する接着特性が得られることは更に望ましい。
【0034】
第1ストランド24の材料も又、ラミネート構造体66を形成する一部分として担持層37、38と一体的に結合できるべきである。以下に詳細に述べるように、第1ストランド24は圧力又は熱流束と組み合わせた圧力を加えることにより担持層37、38に一体的に結合することができる。この明細書で用いている「一体的に結合」という句及びその派生語は、一体的に結合したストランド(即ち、一体的に結合した第1ストランド25)のストランド外表面(即ち、第1ストランド外表面47)の部分が担持層37、38に浸透し、且つ、結合することを意味している。担持層37、38に浸透する一体的に結合したストランドのストランド外表面の部分は、図6Aに示されるように、担持層37、38の繊維51と機械的に(即ち、カプセル封入、囲繞又は巻き込みにより)及び/又は化学的に(即ち、重合,溶融又はその他の化学反応により)結合することができる。浸透に関して、一体的に結合したとは、ストランド外表面の部分が、ラミネート構造体66において担持層37、38の担持層構造厚さTの少なくとも約10%、好適には少なくとも25%、より好適には少なくとも約50%、より一層好適には少なくとも約75%、最も好適には約100%浸透したことを意味している。更に、身体に着けたとき、一体的に結合したストランドはラミネート構造体66の快適さを高めるので、第1ストランド24の少なくとも約10%、好適には少なくとも約50%、より好適には少なくとも約90%、最も好適には約100%が、ラミネート構造体66の担持層37、38に一体的に結合している。
【0035】
上で述べた効果は、ラミネート構造体66を形成するのに用いた加圧力に関して、軟化温度が第2ストランド26の軟化温度より低い第1ストランド材料を選択することにより実現することができる。この明細書で用いている「軟化温度」という用語は、担持層にその材料の一体的結合を促進するために加えられた圧力の下で材料が流れ始める最低温度を意味することを意図している。典型的には、熱は材料の温度を軟化温度に上げるために加えられる。これにより、材料の「溶融」の有無に関わらず、溶融は溶融の潜熱に関連しているので、材料の粘度は低下する。熱可塑性物質は、圧力をかけられているときに、温度上昇の結果として粘度の低下を示す傾向があり、これにより流れを許容する。加圧力が上がると材料の軟化温度は低下し、軟化温度は加圧力により変わるので、任意の物質には複数の軟化温度がありうることは了解されるであろう。製造と処理を容易にするために、ストランド24、26にポリマー材料を一般的に用いるときは、第1ストランド24と第2ストランド26の両材料が同じ作用圧力(例えば、処理圧力)を受ける場合に、第1ストランド24の軟化温度が第2ストランド26の軟化温度より低く、少なくとも約10℃低く、好適には少なくとも約30℃低いのが好ましい。この明細書で用いている「結合圧力」という用語は、両ストランドが第1ストランド24の軟化温度にあり第2ストランド26の軟化温度より下方にある場合、担持層37、38に第2ストランド26を一体的に結合させずに、担持層37、38への第1ストランド24の一体的結合を促進する圧力を意味することを意図している。軟化点温度に対する第1と第2のストランドの材料の選択に加えて、第2ストランド26は、第2ストランド26を適切な弾性にするような材料から形成されるのが好ましく、この結果ラミネート構造体66が第2ストランド26の方向に沿う構造的方向性を齎し、これは適切には所望のような弾性でもある。
【0036】
ポリオレフィン類,ポリアミド類,ポリエステル類,及びゴム類(即ち、SBR、ポリブタジエンゴム,ポリクロロプレンゴム,ニトリルゴムなど)のようなポリマーが、弾性部材36の第1、第2のストランドを形成する材料に適していることが判明したが、これらに限定されるものではない。種々の相対的軟化温度や弾性を有する他の材料や複合物(即ち、接着性第1ストランド)も、これらが前述の効能がある限りは代わりの材料として使える。更に、他の望ましい視覚的特性、構造的特性及び機能的な特性を得るために、第1と第2のストランドを含む基本材料に添加物(即ち、顔料、染料、光沢剤、ヘビーワックスなどの混合物)を加えることができる。
【0037】
弾性部材36は、当該分野で知られた種々の方法でつくることができる。弾性部材36として使用するのに特に適した材料は、ミネソタ州ミネアポリスのConwed PlasticsからT50018として入手できる弾性スクリムである。
【0038】
一方、弾性部材36は、天然ゴム又は合成ゴム、又は伸びたり元に戻ったりできる多数のポリマー材料から選択することができる。適切な材料は、これらに限定されないが、スチレン系ブロックコポリマー、ゴム、Lycra(商標)、Krayton(商標)、メタロセン触媒を用いて製造したものを含むポリエチレン、ポリウレタンやポリエステル類を含む発泡体などを含んでいる。弾性部材36は、フィルム、ストランド、スクリム、リボン、テープ、構造弾性状フィルム、などの形をしている。
【0039】
製造を容易にし、且つ、コスト効率を上げるために、担持層37、38は、これらに限定はされないが、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン-テレフタレート、ナイロン、レイヨン、木綿又はウールから形成された繊維を含む不織布から形成されるのが好ましい。これらの繊維は、接着剤、熱結合、ニードリングやフェルティング、又は当該分野で知られた他の方法により一緒に接合されて、担持層37、38を形成することができる。担持層37、38は不織布から形成されるのが好ましいが、ウーブンやニットなどの他の織物も適している。
【0040】
担持層37、38の軟化温度(その加工圧力において)は、ラミネート構造体66を形成している弾性部材36に加えられる処理温度よりも高くすべきである。更に、この発明の担持層37、38は、それがラミネート構造体66に形成されたときに第2ストランド26に沿う方向において、少なくとも約1の単位歪みεμ(即ち、Lf=2xL0)のとき約100グラム力/cmより小さい係数を持つのが好ましい。この明細書で用いている「係数」という用語は、発生した単位歪みεμに対する加えられた応力σの比を意味することを意図している。ここで、応力σと歪みεμは、
σ=Fa/W
εμ=(Lf−L0)/L0
ここで、Fa=加えられた力
W=力Faが加えられたエレメント又は構造体の直交寸法(典型的には構造体の幅)
Lf=伸びた長さ
L0=最初の長さ
である。
例えば、幅5cmの織物に直交して20グラムの力が加えられると、4グラム力/cmの応力σが得られる。更に、力Faが加えられた時の同じ方向における最初の長さL0は4cmで、得られた伸びた長さLfは12cmであれば、発生する単位歪みεμは2グラム力/cmで係数は2グラム力/cmになる。
【0041】
従属織物方向において約100グラム力/cmより小さい係数を有する担持層は、ラミネート構造体66において弾性第2ストランド26と同じ方向に従属織物方向が並んでいるとき、大部分は第2ストランド26の材料特性、サイズ、及びアレンジメントの関数である、第2ストランド26の方向の係数を有するラミネート構造体66を齎す、と考えられる。言い換えると、担持層37、38の係数は、第2ストランド26の係数が従属方向におけるラミネート構造体66の係数を殆ど決めるほど十分に低い。ラミネート構造体66が、変形された積層第2ストランド27の方向の弾性の構造方向性を齎すことが望ましいならば、この配置は特に有用である。
【0042】
担持層37、38が本来的に、所望の係数を齎さないならば、ラミネート構造体66を形成する前か後に担持層37、38は活性化処理にかけられる。例えば、引用により全部がこの明細書に組み込まれている、1989年5月30日にSabeeに対して発行された米国特許第4,834,741号に教示されているように、担持層37、38を活性化処理(別々に又はラミネート構造体66の一部として)にかけると、担持層37、38を可塑的に変形し、所望の係数が得られる。Sabee特許によって教示されるような活性化処理においては、担持層37、38(又はこれらを組み込んでいるラミネート構造体66)は、機械と交差する方向に担持層37、38を横向きに引き伸ばすことによりこれらに伸長性を付与するために波形ロールの間を通される。担持層37、38は、段階的に引き伸ばされ引っ張られて、永久伸びと機械と交差する方向の織物繊維の配向性が付与される。この処理は、ラミネート構造体66の接合の前か後に担持層37、38を引き伸ばすのに使われる。これにより、担持層37、38(及び追加の層のいずれも)がこの方向にまず「活性化」されるか分離され、ラミネート構造の係数が主として積層第2ストランド27の関数であるような作用方向において低い係数を齎すので、最小限の力を用いて弾性構造性方向に伸ばされるラミネート構造が得られる。
【0043】
ラミネート構造体66は、担持層37、38と弾性部材36とを並置し、更に、第1ストランド24が担持層37、38に一体的に結合するような所定の圧力又は所定の力と熱流束とを、担持層37、38及び弾性部材36の特定の材料に依存して、かけて形成されるのが好ましい。担持層37、38へ第1ストランド24を一体的に結合することに加えて、一体的に結合した第1ストランド外表面47の形状が実質的に平坦になるように、上述の処理が第1ストランド24を変形することが望ましい。この明細書で用いている「実質的に平坦」という句及びその派生語は、一体的に結合した第1ストランド25の大寸法M(即ち、図6に示されたストランド断面の主軸に平行な最大寸法)が小寸法N(即ち、図6に示されたストランド断面の副軸に平行な最小寸法)の少なくとも約2倍であることを意味している。このようにして、一体的に結合した第1ストランド25はその外表面47に不規則性(即ち、図6Aに示されるような山や谷など)があるが、なおも「実質的に平坦な」という句の範囲内にあることは明らかである。より好適には、小寸法Nが担持層37、38の構造的厚さT以下であり、そして図6に示されるように小寸法Nの殆ど全てが構造的厚さTの中に収まるように、一体的に結合した第1ストランド25の外表面47の部分が担持層内表面50、52とほぼ同一表面にあるのが望ましい。更に、一体的に結合した第1ストランド25の実質的に平坦で同一平面にある形状の変動は、これらの定義の範囲から逸脱することなく第1ストランド25の長さに沿って起こりうると考えられている。換言すれば、処理の変動により、一体的に結合した第1ストランド25の部分は実質的に平坦及び/又は同一平面であるが、同じストランドに沿った他の部分はそうではない。これらの形状は、なおも上で述べた実質的に平坦で同一平面の定義の範囲内であると考えられている。
【0044】
一体的に結合した第1ストランド25について上述した形状は、ラミネート構造体66を切断し(それにより一体的に結合した第1ストランド25の端部を露出し)、そして身体の回りに着けたときに刺激や他の不快な感じを生じるようにストランド25が突き出ることがないラミネート構造体66を齎す利点がある。それ故に、一体的に結合した第1ストランド25の少なくとも約25%、好適には少なくとも約50%、より好適には少なくとも約75%、そして最も好適には約100%が実質的に平坦であり且つ同一平面にある。
【0045】
ラミネート構造体66の一体的に結合した第1ストランド25の実質的に平坦で同一平面にある形状とは対照的に、積層第2ストランド27は、図6に示すように、上述の圧力と熱流束を加えることにより担持層37、38の内表面50、52に単に接合する(一体的に結合するのとは反対に)のが好ましい。しかしながら、望ましいことであれば、第2ストランド26も担持層37、38に一体的に結合することができるものと考えられている。ノード31において担持層内表面50、52へ第2ストランド26を間欠的に接合する接着剤として第1ストランド24が機能するように、担持層37、38への第1ストランド24の一体的結合が行われることもできる。その代わりに、第2ストランド26は、担持層内表面50、52への第2ストランド外表面49の一部の接合を助ける自己接着性材料を持つことができる。
【0046】
図7において分かるように、ラミネート構造体66は、実質的に非可撓性の第1表面148(即ち、鋼などから形成された)、実質的に非可撓性の第2表面150、及び実質的に可撓性の第3表面152(即ち、シリコーンゴムや他の変形自在のゴムから形成された)が含まれるプロセスにより好ましくは造られ、これらの表面はローラの形で与えられている。第1表面148は隣接する第2表面150から離れていてそれらの間に隙間156が形成され、一方、第2表面150と第3表面152は互いに表面を接触して配置されており、それにより干渉ニップ154を形成している。隙間156は、第1ストランド24と第2ストランド26がその中を容易に通り抜けるような大きさになっているのが好ましい。これに代わり、隙間156は、その中を通すことにより第2ストランド26が変形するような大きさにしても良い。
【0047】
第1表面148の周りに供給されたときに、図5に見られるように、弾性部材36が第1担持層37と第2担持層38との間に配設されるように、第2担持層38に隣接して配置される弾性部材36に隣接して、第1担持層37が配設される。好適には、弾性部材36の第1ストランド24は、第1担持層37の内表面50に隣接して配置され、そして第2ストランド26は第2担持層38の内表面52に隣接して配置される。第1担持層37は、第1表面148に隣接して配向されるのが好ましい。並べられた第1担持層37、弾性部材36及び第2担持層38の第1表面148上への供給速度との組み合わせにおいて、第1ストランド24の温度をその軟化温度以上に上げる温度T1に第1表面148が加熱される。隙間156で加えられた圧力Pdが低いので、変形の兆しがあっても、第1ストランド24と第2ストランド26は殆ど変形しない。
【0048】
並べられた第1担持層37、弾性部材36及び第2担持層38が隙間156を通過した後、第2担持層38は好適には第2表面150に隣接して配向され、且つ、第2表面150と弾性部材36及び第1担持層37との間に配置される。並べられた第1担持層37、弾性部材36及び第2担持層38の第2表面150上への供給速度との組み合わせで、第2ストランド26の温度をその軟化温度まで上げる温度T2へ第2表面150が加熱されるのが好適である。次いで、並べられた第1担持層37、弾性部材36、及び第2担持層38が干渉ニップ154を通され、ニップ154において第2表面150と第3表面152から結合圧力 Pbを作用させることにより第1ストランド24は第1担持層37と第2担持層38に一体的に結合される。可撓性の第3表面152の追従性によって第2ストランド26の間で第1ストランド24に均等に作用する結合圧力Pbを可撓性の第3表面152が齎す。より好適には、第3表面152からの圧力Pbの付加と温度T2における第2表面150からの熱流束の付加は、第1ストランド24を実質的に平坦な形状に変形させ一体的に結合した第1ストランド25に変形するのには十分である。最も好適には、圧力と熱流束を加えることは、第1担持層37と第2担持層38の内表面50と実質的に同一平面にある、一体的に結合した第1ストランド25に第1ストランド24を変えるのに十分である。
【0049】
対照的に、第2ストランド26の少なくとも約25%、好適には少なくとも約50%、より好適には少なくとも約75%,そして最も好適には約100%が、ニップ154においてほぼ楕円形に変形される、というのは、圧力Pbが第2表面150により第2ストランド26に十分に加えられるからである。ラミネート構造体66が身体の回りに着けられたときに、そうでなければ第2ストランド26の変形不足の断面形状が「ごつごつした」荒れた感じを与えるのであれば、第2ストランド27の楕円形の断面形状は望ましい。好適には、ラミネート構造体66のニップ後の構造厚さIは、並べられた第1担持層37、弾性部材36、及び第2担持層38のニップ前の構造厚さSの約50%である。
【0050】
並べられた第1担持層37、弾性部材36、及び第2担持層38が第1表面148、第2表面150及び第3表面152を通して供給される速度は、第1ストランド24と第2ストランド26が加熱された第1表面148と第2表面150に隣接して十分な滞留時間を持ち、これらのストランドがこの明細書で述べたように軟化・変形できるように調節される。
【0051】
上述のニップ・プロセスに基づいて、下記のことが、積層第2ストランド27の方向の弾性構造方向性を有する満足できるラミネート構造体66を形成することが判明した:即ち、第1坦持層37及び第2坦持層38は、好適には、熱結合したポリプロピレンから形成され且つ32g/m2の基本秤量、約2.2デニール/フィラメントの繊維サイズ、約0.01〜約0.03cmのカリパー,1の単位歪みεμにおける約100グラム力/cmの係数を有する毛羽を立てられた不織布(このような織物はニュージャージー州ランディスビルのFibertechからPhobic Q-1として販売されている)からできている;そして弾性部材36はメッシュを含み、第1ストランド24はポリエチレンから形成され、そして第2ストランド26はスチレン-ブタジエン・ブロックコポリマーから形成されている(この種のメッシュはミネソタ州ミネアポリスのConwedによって製造され、T50018として販売されている。)。具体的には、約0.09cm〜約0.13cm、好適には約0.10cm〜約0.12cm、より好適には約0.11cmの予備成形された構造厚さSを持つ、並べられた織物Phobic Q−1、メッシュT50018、及び織物Phobic Q−1は、約6〜約14m/分、より好適には約7〜約12m/分、最も好適には約8〜約10m/分の速度で、約71℃〜約141℃、好適には約130℃〜約141℃,より好適には約137℃〜約139℃の温度T1に加熱されている第1表面148の上に供給される。好適な配置では、隙間156は約0.13cm以上であることが好ましい。並べられた織物とメッシュが第2表面150の上を横切って干渉ニップ154内を通過するとき、第2表面150は約71℃〜約141℃、好適には約130℃〜約141℃、より好適には約137℃〜約139℃の温度T2まで加熱されるのが好ましい。ニップ154における圧力Pbは、好適には約55〜約85kg/cm、より好適には約70〜約75kg/cmである。並べられた織物とメッシュがニップ154から出た後は、得られた熱結合のラミネート構造体66は、約0.05cm〜約0.09cm,好適には約0.06cm〜約0.08cm,より好適には約0.07cmの厚さIを有する。
【0052】
上述の処理によりこの発明のラミネート構造を形成するに加えて、この種のラミネート構造は、図8に示すように、第1プレート158と第2プレート160を準備するプロセスによっても造ることができる。上で述べたプロセスとは対照的に、第1プレート表面149は実質的に非可撓性であることが好ましく、一方、第2プレート表面151は可撓性である。第1プレート表面149は好適には温度T1に加熱される。結合圧力Pfは、第2プレート表面151へ向かって第1プレート表面149を適切に動かすことにより並べられた織物とメッシュとに加えられる。温度T1は、加えられた結合圧力Pfに対するその軟化温度まで第1ストランド24を加熱するので、結合圧力Pfを加えると第1ストランド24を第1担持層37及び第2担持層38に一体的に結合する。より好適には、結合圧力Pfを加えると第1ストランド24を第1担持層37の内表面50及び第2担持層38の内表面52と同一平面にもある、ほぼ平坦な形状に変形する。最も好適には、結合圧力Pfを加えると第2ストランド26をほぼ楕円形状に変形する。
【0053】
上述した織物Phobic Q-1とメッシュT50018の組み合わせを用い、第1プレート158を約110〜約130℃の温度T1に加熱し、そして350〜700グラム力/cm2の結合圧力Pfが約10秒〜約20秒の間加えると、第1坦持層37と第2担持層38に一体的に結合された第1ストランド24を有する、満足のいくラミネート構造体66が得られる。
【0054】
上の説明は、第1の熱結合弾性ラミネート66(即ち、第1担持層37、弾性部材36、及び第2担持層38を有する)の製造プロセスを説明しているが、第2の熱結合弾性ラミネート67(即ち、第3担持層40、第2弾性部材39、及び第4担持層41を有する。)を製造するために同一のプロセスが使用できる。
【0055】
第2ストランド27の方向の弾性構造方向性を有するラミネート構造体66を得るためには、第1ストランド24のストランド密度、ストランド断面積、及び/又は溶融指数(第1ストランド24がポリマー製ならば)を適切に選択することが必要であると考えられている。ストランド密度,ストランド断面積、及び/又は第1ストランド24の溶融指数の選択が不適切であれば、一体的に結合した第1ストランド25の一部がラミネート構造体66において重なったり合体しているようなラミネート構造が得られる。一体的に結合した第1ストランド25のこのような合体や重なりは、引張り力を受けたときに、この重なりがないときに全ての積層第2ストランド27の実質的に全長に沿って伸びが分布するのに対し、積層第2ストランド27のごく一部のみが拡がったり伸びたりすることになる。この状態を最小限に抑制するために、一体的に結合した第1ストランド25が約50%以下のストランド被覆率Scを得るように第1ストランド24のストランド密度,ストランド断面積,及び/又は溶融指数を選択する必要がある。この明細書で用いている「ストランド被覆率」という句は、第1担持層内表面50とこの発明の一体的に結合した第1ストランド25に接触している第2担持層内表面52との表面積の合計量
である。ストランド被覆率Scは、次のように定義される:
Sc=(E−F)/E*100
ここで、E=図6に示すように、隣接した一体結合の第1ストランド25の間のストランド中心線距離
F=図6に示すように隣接した一体結合の第1ストランド25の間のストランド端縁距離
【0056】
E及びFの測定は、ラミネート構造体66を貫いてあらゆる断面で行うことができる。
【0057】
この明細書で用いている「ストランド密度」という句は、対象ストランドを横断してストランドに沿うセンチメータ当たりの対象ストランドの数を意味することを意図している。例えば、図5に示すように、第2ストランド26の予め定められた長さAについて測定することができるストランド密度を第1ストランド24は有する。同様に、第2ストランド26は、第1ストランド24の予め定められた長さBについて測定することができるストランド密度を有する。この明細書で用いている「ストランド断面積」という句は、当該分野で知られた方法により測定される、何れの第1ストランド24の断面積を意味することを意図している。
【0058】
ポリマーの溶融指数は、任意の温度又は圧力におけるポリマーの流動する能力を数値化している。低い溶融指数を有するポリマーは、高い溶融指数を有するポリマーよりも任意の温度で粘性が高い(従って、簡単には流動しない。)。このようにして、高い溶融指数を有するポリマーからなる第1ストランド24は、低い溶融指数を有するポリマーからなる第1ストランド24よりも、同じ圧力と熱流束を付与したときに、合体や重なりを生じる傾向が強いと考えられている。このような変動があるので、第1ストランド24を形成するポリマーは、第1ストランド24が約50%のストランド被覆率Scを有して第1担持層37と第2担持層38とに一体的に結合するように所定の溶融指数を得るために、ストランド密度やストランド断面積と関連して選択的に選ぶことができる。更に、ポリマーの溶融指数の変更は、同じ処理条件を維持しながら、第1担持層37と第2担持層38の密度を上げることが望ましい場合に特に有用である。この状況において、所定の圧力と熱流束を受けたときに第1ストランド24が更に容易に担持層37、38に浸透してこれらの層と結合するような高い溶融指数を持つように第1ストランド24のポリマーを変えることができる。結果として、担持層37、38の密度が上がっても、加工条件を変えずに同じレベルの一体的結合を達成することができる。
【0059】
前述に基づいて、ラミネート構造体66における一体的に結合した第1ストランド25の合体又は重なりを避けられるように、約0.0005cm2〜約0.03cm2のストランド断面積と組み合わされた約2〜約10ストランド/cm、好適には約0.001cm2〜約0.005cm2のストランド断面積と組み合わされた約3〜約6ストランド/cmのストランド密度が得られるように、好適には第1ストランド24は並べられるべきであると考えられている。上述のストランド密度とストランド断面積値と組み合わされた約2〜約15の溶融指数(ASTM D1238により測定した)が満足なものであることが判明している。
【0060】
第2ストランド26については、第2ストランド26のストランド密度、ストランド断面積及び係数が、第2ストランド26の方向(即ち、図6の方向D)においてラミネート構造体66の弾性特性(即ち、ラミネート構造体66の係数)にも影響を及ぼすと考えられている。例えば、第2ストランド26のストランド密度及び/又はストランド断面積が増えると、ラミネート構造体66の係数は減少する。本発明の廃棄可能で弾性のある背中ラップに組み込まれるべきラミネート構造体66の場合、約1の歪みεμにおいて約100〜約250グラム力/cmの係数が得られるのが望ましい。約2〜約5のストランド密度と約0.003cm2〜約0.02cm2の断面積を持ち、そしてスチレン-ブタジエン・ブロックコポリマーからなる第2ストランド26を準備すると、第2ストランド26の方向に好適な係数を有するラミネート構造体66が得られると考えられている。ラミネート構造体66の係数は、メリーランド州カントンのInstron Engineering Corp.により製造されたInstron モデル#1122などの伸び定速万能引張り試験機を用いて測定することができる。
【0061】
ラミネート構造体66は、当該分野で既知の種々の追加の成形後処理を施すこともできる。例えば、この明細書によりつくられたラミネート構造体は、構造体の耐久性や快適性を更に改良するために、ラミネート構造体に接合される追加の織物層(即ち、バルキング層)を有することができる。追加の織物層は、接着剤、熱結合、加圧結合、超音波結合、動力学的結合、又は当該分野で既知の他の適切な方法によりラミネート構造体に取り付けられる。
【0062】
ラップ10の弾性特性を改良するために、弾性部分20は組み立て後使用前に活性化処理を施してもよい。この活性化処理は、ラップ10の非弾性層を非常に小さいスケールで引き伸ばし永久変形を与える。この活性化処理は、熱結合したラミネート構造体66を作用力の方向に伸ばしたり拡げたりし、そして力を取り除くと、弾性部分20の非弾性層により妨げられずに、それらの最初の寸法に本来的に戻させる。
【0063】
一方、弾性部分20は、熱結合したラミネート構造体66が延ばされた状態に保持されている間に組み立てられる。組み立て後、熱結合したラミネート構造体66は、それらの弛緩状態に戻されて、弾性部分20の非弾性層を折り重ねたり曲げたりして皺をつくる。その後の弾性部分20の引き伸ばしは、これらのしわを拡げることになる。
【0064】
一つの熱結合弾性ラミネート構造体66を有するラップ10の特別の実施例が記載されており、これは可撓性材料12の第1端部14から第1の中間面線54まで同一の広がりを持っている身体対向材料62及び外側表面材料64となっている。これに代わって、熱結合弾性ラミネート構造体66は、第1端部14から第2端部16まで、中間面線55から第2端部16まで同一の広がりを持つ身体対向材料62と外側表面材料64、又は組み立てられる特別のボデーラップが弾性部分20に弾性特性を付与するに適切なこれらの形状の組合せで良い。第1の中間面線54は、第1端部14と第2端部16の間に位置する長手軸18に直交するように整列されているのが好ましい。第2の中間面線55は、第1の中間面線54と第2端部16の間に位置する長手軸18に直交するように整列されているのが好ましい。
【0065】
好ましくは、ラップ10の外側表面30は、接続部131を有するのが好ましい。接続部131は第2の中間面線55の近くから第2端部16まで延びている。代替的に、接続部131は第1端部14から第2端16まで同一の広がりを持つ外側表面材料64でも良い。接続部131は、長手軸18の方向に接続部131の全域に亙って配置された複数のループ繊維132を有する。接続部131の複数のループ繊維132は、再連結可能なフック・ループ締結機構のループ部材として機能する。本明細書で使用している「再連結可能」という用語は、締結機構の初期の連結、これに続く締結機構の開放で同締結機構の少なくとも1回の付加的な連結が続く開放を齎す締結機構の特性を言っている。締結機構の次の連結は、最初の位置の連結に復帰したり、最初の位置から離れた新しい位置の連結になったりする。可撓性材料12の身体対向側28は、第1端部14に隣接して身体対向側28に恒久的に取り付けられたフック部材34を構成する複数のフック35を有している。本明細書で使用されている「恒久的に取り付け」という用語は、意図された使用中に連結されたままでいる2以上の部材の結合と定義される。身体対向側28のフック部材34は、接続部131の複数のループ繊維132と一緒になって、可撓性材料12の第1端部14を可撓性材料12の外側表面30に固定する再連結可能なフック・ループ締結機構を出現させ、可撓性材料12が着用者の体の回りに引き伸ばされて第1端部14が第2端部16に重なり合ったときに、ラップ10を保持する。可撓性材料12のこの重なり合いは、身体対向側28のフック部材34を外側表面30上の接続部131のループ繊維132の上に置く。ループ繊維132は接続部131に沿って連続的に配設されているので、フック部材34は、可撓性材料12の連続した外側表面30の接続部131の任意の位置でループ繊維132に係合する。
【0066】
フック35は、用途により多くの型式、形状及び/又は密度のものがある。フック35は、曲げ幹形、茸笠形、銛形、又は他の適切な形のものでよい。フック35は、用途と相手方のループ繊維132とによって一方向型、二方向型、全方向型となりうる。フック35は、種々の用途に必要とされる引き剥がし力と剪断力が得られるように、相手方になるループ繊維132と組み合わされて選ばれなければならない。
【0067】
フック部材34とループ繊維132は、理想的には使用中にラップ10により作用される弾性張力より大きい剪断力を出すように選択される。特に良好に機能することが見出されたフック部材34は、材料12の長手軸18に平行に配向された銛形のフック34(図2の挿入図参照)を有している。このようなフックは、ノースカロライナ州、シャーロットのAplix から960Eとして入手可能である。フック34は、超音波結合、加圧結合、接着剤、及び/又は縫い付けにより背中ラップ10に恒久的に取り付けられる。
【0068】
ループ繊維132を有する接続部131は、これらに限定されないが、ウーブン、ニット及び不織布材料を含む多数の材料で良く、これらはループ繊維を備えて形成されるか、或いはより多くのループ繊維を露出させるためにブラッシングやナッピングなどのような後処理が施される。好ましい材料は、ノースカロライナ州、グリーンスボロのGuiford Fabricsからスタイル#18904として入手できるニットナイロンの接続部材料である。
【0069】
代わりに、ラップ10は2分割形のフック・ループ締結機構を有しても良い。即ち、身体対向材料62は、材料62のループから形成された複数のループ部材134を有する。同様に、外側表面材料64は、材料64の繊維から形成された複数のループ部材132を有する。複数のループ部材132、134は、再連結可能なフック・ループ締結機構の片方として機能する。可撓性材料12の身体対向表面28は、第1端部14に近い身体対向表面28に恒久的に取り付けられた少なくとも1つのフック部材34を有する。同様に、可撓性材料12の外側表面30は、第2端部16に近い外側表面30に恒久的に取り付けられた少なくとも1つのフック部材32を有する。フック部材32、34の複数のフックは、再連結可能なフック・ループ締結機構の他の片方として機能する。ラップ10を着用すると、第1端部14は使用者の身体を一周して第2端部16に重なり合い、この結果第2端部16に近い外側表面30のフック部材32が身体対向表面28のループ部材134に係合する。ループ部材134とのフック部材32の係合は、2分割フック・ループ締結機構の第1部分を形成する。着用を続けると、第1端部14の近くの身体対向表面28のフック部材34が外側表面30のフック部材132に接触して配置され、2分割フック・ループ締結機構の第2部分を形成する。
【0070】
好ましくは、男性ボデーラップ10は更に第1の補強層95と第2の補強層92を有する。補強層95、96は、身体対向62に隣接して位置し第2端部から、そして好ましくは重なり合って第1の中間面線54の近くの弾性ラミネート66まで延びている。これの代わりに、単一の補強層も使用される。
【0071】
身体対向材料62と外側表面材料64は、これらに限定されないが、ウーブン、ニット、毛羽立てた不織布、スパンボンド法不織布などを含む多くの異なる材料でありうる。これらの材料は、これらには限定されないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、木綿、セルローズなどの天然繊維又は合成繊維から造られる。特に適していることが判明している材料は、メリーランド州、ワルポールのVerateからグレード#9327786として入手できる坪量が32g/m2の毛羽立てた熱結合ポリプロピレン不織布である。
【0072】
第1の補強層95と第2の補強層96は、長手軸18を横切る方向に付加的な剛性を与える多くの適当な材料から選ばれる。適当な材料は、これに限定されないが、ウーブン、ニット、毛羽だてられた不織布、スパンボンド法不織布、メルトブロウン、これらの組み合わせ等を含んでいる。これらの生地は、これに限定されないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、木綿、セルローズ、これらの混合物などの天然繊維又は合成繊維から作られる。これらの材料は剛性を増大するために後処理が為される。この後処理には、カレンダー加工、ボス加工、ボンディング、等が含まれる。第1の補強層95に使用されて成功した材料は、メリーランド州、ワルポールのVerateからウルトラメッシュ グレード#L4990.4として入手できるスパンボンド/メルトブロウン/スパンボンド(SMS)ラミネートである。第2の補強層53に使用されて成功した材料は、メリーランド州、ワルポールのVerateから41grs ベラスパン グレード#L91061として入手できるスパンボンド/メルトブロウン/スパンボンド(SMS)ラミネートである41grs ポリプロピレンスパンボンドである。
【0073】
オプションとして、バルク層がラップ10に加えられ、そしてこれは、限定されないが、ウーブン織物やニット織物、成形フィルム、毛羽だてられた不織布、スパンボンド法不織布、等を含む多くの種々の材料から出来ている。バルク層として特に適切であると判明した材料は、インジアナ州、テーラ ハオテ の Tredeger Film Produt からC3265として入手出来るポリエチレン成形フィルムである。
【0074】
背中ラップ10を形成するための種々の層の取り付けは、当該分野で既知の多数の取り付け手段により達成される。これらは、これに限定されないが、螺旋スプレイ、溶融吹き付け、制御被覆などの高温溶融接着剤、スプレイ、印刷、グラビア、などにより塗布されるラテックス接着剤、熱結合、超音波結合、加圧結合などを含んでいる。好ましくは、接着剤層60が使用される。使用に成功している一つの特別の方法は、約0.5〜約25mg/cm2の速度で螺旋高温溶融システムにより塗布される、ニュージャージー州、ブリッジウォーターの National Starch and Chemical Co.から70-4589として入手できる高温溶融接着材層である。
【0075】
弾性のある温熱ボデーラップ10は又、図1及び図3に示すように、好適には模様を成して配置された一つ以上のヒートセル75を有している。ヒートセル75は、可撓性材料12が使用者の身体の周りに固定されたとき、使用者の身体、好ましくは背中下部、上腕、下腕、上脚又は下脚に熱エネルギーを付加する。ヒートセル75は典型的には、基材70の中にポケット76を形成することにより造れる。次いで、基材70の中のポケット76を発熱性組成物74で満たす。基材70の中のポケット76を発熱性組成物74で満たした後、ポケット76を被って被覆材料72が置かれ、次いで、ポケット76の周辺の基材70に熱シールされ、発熱組成物74を閉じ込めてヒートセル75を形成する。
【0076】
ヒートセル75は互いに間隔をとって配置され、そして各ヒートセル75は残りのヒートセル75から独立に機能する。各ヒートセル75は、好適には、セル内の利用できるセル容積を満たして余剰の空隙容積を低減し、これによりセル内でのその特定物質の移動能力を最小限に抑える、密に充填された微粒子状発熱性組成物74を内蔵する。これに代えて、発熱性組成物74はセル内に入れる前に圧縮して直接圧縮成形体にしても良い。
【0077】
発熱性物質は密に充填されているか又はタブレットに圧縮されているので、ヒートセル75は簡単には撓まない。従って、ヒートセル75が間隔をとって配置されていること及びヒートセル75間の基材70と被覆材料72のために選択された材料により、ラップ10を使用者の身体に容易に順応させることができる。好適には、弾性のある温熱ボデーラップ10は、好適には温熱パック22のラミネート構造体に図1及び図3の破線によって示されるように、実質的に平面状のダイヤモンド形パターンを成して埋め込まれている、複数の個別ヒートセル75を持つ一つ以上の温熱パック22を有している。
【0078】
温熱パック22は多数の熱可塑性材料から造られる:しかしながら、基材70及び/又は被覆材料72は、約25℃以下では半剛性であるが、約25℃を超えると軟化する、即ち、堅さが大幅に下がるような熱可塑性材料から造るのが好ましい。厚さを適当に調節すれば種々の物質がこのような特別の要件を満たすことができる。この種の材料は、これらに限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ポリスチレン,鹸化エチレン-酢酸ビニルコポリマー、エチレン-酢酸ビニルコポリマー、天然ゴム、再生ゴム、合成ゴム、及びこれらの混合物を含む。これらの材料は、単独に又はこれらに限定されないが、エチレン-酢酸ビニルコポリマー、低密度ポリエチレン、及びこれらの混合物を含む低融点ポリマーと同時押し出しして使用することができる。この種の材料は、発熱性組成物74を内蔵すると共にポケット76への酸素の流入を制限することができ、そしてこの種の材料は使用中のラップ10が折り畳み又は曲げを防ぐに十分な剛さを齎し、加工又は使用中の連続層構造の容認できない伸びを防ぎ,そしてヒートセルの中身に簡単には接近できないようにする。
【0079】
満足することが証明された特別の基材70と被覆材料72は、好適にはポリプロピレンの第1側とEVAの第2側を有し、2つを合わせた厚さが約20μm〜約30μm、好適には25μmである同時押し出しフィルムである。ポリプロピレンは、基材70と被覆材料72の厚さの約10%〜約90%,好適には約40%〜約60%を有する。直上に述べた種類の同時押し出しフィルムを基材70と被覆材料72に用いた場合、基材70への被覆材料72の熱結合を促進するためにEVAサイドは互いの方向に向くのが好ましい。
【0080】
発熱性組成物74は、熱を出すことのできるあらゆる組成物を含む。しかし、発熱性組成物74は、使用中に酸化反応を行える化合物の微粒子状混合物を有するのが好ましい。発熱組成物74は顆粒状に成形したり、顆粒、ペレット、タブレット、及び/又はスラッグ、及びこれらの混合物などの圧縮成形体に直接圧縮してもよい。コンパウンドの混合物は、典型的には、鉄粉末,炭素,金属塩,及び水分を含む。この種の混合物は、酸素に曝露されると反応して数時間に亙り発熱する。この発明のラップ10に組み入れるのに適した発熱性組成物は、引用により全体がこの明細書に組み込まれた、1997年1月16日にBurkett等に発行されたWO9701313に記載されている。
【0081】
ヒートセル75は、円板、三角形、角錐、円錐、球、正方形、立方体、長方形、平行四辺形、円筒、楕円、などの如何なる幾何学的形状を取ることができる。ヒートセル75の好適な形状は、セル直径が、約0.2cm〜約10cm、好適には約0.5cm〜約8cm、より好適には約1cm〜約5cm、そして最も好適には約1.5cm〜約3cmである、円板状形状からなる。ヒートセル75の高さは、約0.08cm〜約1cm、好適には約0.15cm〜約0.9cm、より好適には約0.2cm〜約0.8cm,そして最も好適には約0.4cmである。
【0082】
ヒートセル75のセル容積に対する充填容積の比は、約0.7〜約1.0、好適には約0.75〜約1.0、より好適には約0.8〜約1.0、より一層好適には約0.85〜約1.0、そして最も好適には約0.9〜約1.0である。
【0083】
酸素透過性は、基材70及び/又は被覆材料72に特別に所望の透過性を有する材料を選ぶことにより得られる。所望の透過性は、微孔性フィルム又は孔や穴が内部に形成されたフィルムにより与えられる。これらの穴や孔の形成は、押し出し成形や真空成形又はホットニードルによる穿孔により行われる。酸素透過性は本発明において、例えば、先細りのポイントと約0.2mm〜約2mm,好適には約0.4mm〜約0.9mmの直径を有するピンアレイを用いて少なくとも一つの基材70と被覆材料72の少なくとも一方に通気孔に穿孔することによっても得られる。発熱組成物74の酸化中のヒートセル75内への酸素の拡散は、通常約0.01〜約15.0cc/O2/分/5cm2(21℃,1気圧において)、より好適には約0.9〜約3cc/O2/分/5cm2(21℃,1気圧において)の範囲にある。
【0084】
発熱組成物74の発熱酸化反応の速度、期間、及び温度は、空気との接触面積、より具体的に述べると、酸素拡散及び透過性を変えることにより所望のように制御することができる。
【0085】
好ましくは、弾性のある温熱ボデーラップ10は、第2縁部58から外向きに延びる下側フラップ部78を有する。ヒートセル75は、図1において、下側フラップ部78内に延びて図示されていて、これはヒートセル75を使用者の背中の下部に位置付けるようになっている。代替的に、図3に示されるように下側フラップ部78は省略されることが出来、ヒートセル75は、第1縁部57と第2縁部58との間に全般的に含まれるようにラップ10に再配置される。
【0086】
背中ラップを構成するための上述の材料を使用して、多くの人は、単に2つの異なる大きさのラップ10のみで適用される。小さいサイズのラップ10は、ラップ10が弛緩した状態或いは無張力の状態のときに長手軸18と平行な方向に測定して約915mmの寸法を有し、長手軸18を横切る方向に測定して約125mmから約150mmの寸法を有する。大きいサイズのラップ10は、ラップ10が弛緩した状態或いは無張力の状態のときに長手軸18と平行な方向に測定して約1100mmの寸法を有し、長手軸18を横切る方向に測定して約135mmから約150mmの寸法を有する。温熱パック22の大きさは、横手軸18に平行な方向に測定して、約225mmから約300であり、長手軸18を横切る方向に測って約115mmから約200mmである。これらの2サイズのラップ10が、1220mmより小さいウェストサイズの殆どの人に適合する。
【0087】
上腕、下腕、上脚又は下脚のラップを構成するために上述の材料を使用する場合は、上述のサイズは適合される殆どの人に対して適切に調整される。
【0088】
完成したラップ10は、実質的に酸素を透過させないパッケージに封入するのが好ましい。使用する場合は、このパッケージからラップ10を取り出し、ヒートセル75に酸素を入れるようにし発熱性組成物74と反応させる。
【0089】
この発明のいくつかの特定の実施例が例示され、且つ、説明されたが、この発明の精神と範囲を逸脱することなく種々の変形、修正が為され得ることは当業者にとって明らかであり、従って、この発明の範囲内にあるこのような変形はすべて添付した請求項にカバーされることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 その中に埋め込まれたヒートセル及び/又は温熱パックの好適なパターンを示す、この発明の好適な実施例の平面図である。
【図2】 この発明のラミネート構造を示す、図1の側断面図である。
【図3】 その中に埋め込まれたヒートセル及び/又は温熱パックの好適なパターンを示す、この発明の第2の実施例の平面図である。
【図4】 この発明のラミネート構造を示す、図3の側断面図である。
【図5】 この発明によりつくられたラミネート構造の中に形成される前のメッシュ及び第1と第2の担持層の分解図である。
【図6】 この発明によりつくられたラミネート構造の部分斜視図であり、ここで一体的に結合した第1ストランドを明示するために担持層の一部が除外されている。
【図6A】 図6のラミネート構造の一体的に結合した第1ストランドの拡大部分斜視図である。
【図7】 図6のラミネート構造を形成するこの発明による間隙ニップ処理を図を用いて表示したものである。
【図8】 図6のラミネート構造を形成するこの発明によるプレートプロセスを図を用いて表示したものである。
Claims (8)
- a)第1端部、第2端部,第1縁部、第2縁部、及び1以上の弾性ラミネート構造体を有し、前記ラミネート構造体は、第1担持層、第2担持層、及び前記両担持層の間に配設されたメッシュを含み、前記メッシュは複数の弾性第2ストランドと交差する複数の第1ストランドを有し、前記第1及び第2ストランドは加えられた圧力において軟化温度を持ち、前記第1ストランドの少なくとも約10%は、前記第1ストランドの前記軟化温度において結合圧力を加えることにより前記第1担持層と前記第2担持層に一体的に結合する可撓性材料片であって、該可撓性材料片の長手軸の方向に伸長できる前記可撓性材料片、
b)前記可撓性材料片全体にわたって間隔をとって且つ固定的に取着されている発熱性組成物を有する1以上のヒートセル、及び
c)使用者の身体の周りに前記可撓性材料片を保持する締結手段
を有する廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップ。 - 前記ヒートセルの群は前記可撓性材料に固着されていて、1以上の温熱パックを有し、該温熱パックは前記連続物質層に間隔をとって固定的に取着されている複数の個別ヒートセルを有する一体化構造を有する請求項1に記載の廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップ。
- 前記温熱パックは、第1側のポリプロピレンと第2側の低融点コポリマーを有する少なくとも一つの同時押し出し材料の連続層を有し、前記連続層は約25℃以下の温度では半剛体であり、そして約25℃より上では実質的に剛性がない請求項2に記載の廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップ。
- 前記第1及び第2ストランドの前記軟化温度が前記結合圧力において明確に異なっており、前記第1ストランドの軟化温度が前記第2ストランドの軟化温度より低い前記請求項のいずれか一に記載の廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップ。
- 前記第1担持層と前記第2担持層はそれぞれ外表面を有し、そして前記一体的に結合した第1ストランドの少なくとも約50%は形状が実質的に平坦で、且つ、前記外表面と同一平面にある前記請求項のいずれか一に記載の廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップ。
- 前記第2ストランドの少なくとも25%が実質的に楕円形の断面を持っている前記請求項のいずれか一に記載の廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップ。
- 前記ヒートセルは鉄粉末、炭素、金属塩、及び水分を含む密に充填された微粒子組成物からなり、前記組成物が前記ヒートセル内の利用できるセル容積を実質的に満たして余剰の空隙容積を低減し、これにより、前記特定組成物が前記ヒートセル内で移動する能力を最小化する前記請求項のいずれか一に記載の廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップ。
- 前記可撓性材料片は、使用者の身体の一部を包み込むに十分な大きさの長さを有し、前記使用者の身体の一部は、胴体、腰部、上腕、下腕、上脚及び下脚から選択されたものであり、前記可撓性材料が弛緩され又は引き伸ばされたときに前記第1端部と前記第2端部が重なり合うようになっている前記請求項のいずれか一に記載の廃棄可能で弾性のある温熱ボデーラップ。
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