JP3794209B2 - インクジェット記録装置及びその回復処理方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びその回復処理方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット記録装置に関し、更に詳しくは、インクジェット記録装置における記録ヘッドの回復処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置は、インクカートリッジ等のインク供給源に貯留されているインクを、インク供給路を介して記録ヘッドに供給し、当該記録ヘッドのノズルからインク液滴として記録紙上に吐出することにより印刷を行うものである。
【0003】
記録ヘッドのノズルからのインク吐出動作が長時間行われないと、ノズルから水分が蒸発して残留インクの粘度が高まったり、ノズルから内部に気泡が入り込む等の弊害が発生する。そこで、ノズルからインクを吸引して外部に排出するインク吸引機構を配置し、記録ヘッドの各ノズルからインクを吸引して、常に適正な印刷を行うことのできる状態となるように記録ヘッドを回復する、所謂ヘッド回復処理を定期的に行うようにしている。
【0004】
また、記録ヘッドのノズル形成面は記録紙に対して微少間隔を開けて対峙しているので、当該ノズル形成面には紙粉やインク等が付着しやすい。ノズル形成面に紙粉、インク等が付着すると、ノズルに目詰まりが発生し、あるいは、記録紙にインクが付着して汚れてしまう等といった弊害が発生する。そこで、インクジェット記録装置では、弾性吸収板によってノズル形成面に付着した異物を拭き取る拭き取り機構を配置し、ノズル形成面に付着した異物を拭き取ることにより常に適正な印刷動作を行うことができる状態となるように記録ヘッドを回復させるヘッド回復処理を定期的に行っている。
【0005】
このようなインク吸引手段、拭き取り手段を備えたインクジェット記録装置は、例えば、特開平4−255361号公報に開示されている。また、所定の時間が経過する毎に記録ヘッドの回復処理を行うインクジェット記録装置は、例えば、特開平2−92548号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、ヘッド回復処理は、予め定めた時間の経過毎、あるいは、予め定めた印刷量の印刷終了毎に行われる。この場合、印刷動作を中断してヘッド回復処理を行う訳にはいかないので、印刷開始直前あるいは印刷終了直後にヘッド回復処理を行うようにしている。
【0007】
しかしながら、印刷開始直前のタイミングで、予め定めた時間が経過している場合や、予め定めた印刷量の印刷が終了している場合には、ヘッド回復処理が先に実行され、その終了後に、印刷動作が始まる。これでは、印刷命令から実際の印刷動作の開始までに時間が掛かってしまうので好ましくない。
【0008】
同様に、一旦印刷動作が終了した後に、続けて印刷を行なう場合においても、印刷再開までの間にヘッド回復処理が実行されると、印刷再開までに時間が掛かってしまう。
【0009】
このように、従来におけるヘッド回復処理動作を行う場合、時として、当該ヘッド回復処理のために、印刷命令から印刷終了までに要する時間が長くなってしまうという弊害がある。また、僅かの時間をおいて連続して行われる印刷動作時には、一つの印刷動作終了後から次の印刷動作が開始するまでに多くの時間を費やしてしまうという弊害がある。
【0010】
本発明の課題は、この点に鑑みて、ヘッド回復処理による印刷信頼性を確保しつつも、印刷命令から印刷終了までの所要時間が長くなってしまうことを回避可能なインクジェット記録装置を提案することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のインクジェット記録装置は、ノズルからインク液滴を吐出して印刷を行う記録ヘッドと、この記録ヘッドの回復処理を行うメンテナンスユニットとを有するインクジェット記録装置において、前記記録ヘッドの回復処理からの経過時間を計測し、当該計測時間を第1の時間、および当該第1の時間よりも短い第2の時間と比較し、前記記録ヘッドによる印刷が行われていない非印刷時間を計測し、当該非印刷時間を第3の時間と比較する非印刷時間計測タイマーと、これらのタイマーの出力に応じて、以下の条件に合致したときに、前記メンテナンスユニットによるヘッド回復処理を指令するヘッド回復駆動制御部とを有する。
【0012】
条件1: メンテナンスタイマーによって計測された前記経過時間が前記第2の時間以上かつ第1の時間以内であるときは、非印刷時間計測タイマーによって計測された前記非印刷時間が前記第3の時間以上経過した場合。
【0013】
条件2:メンテナンスタイマーによって計測された前記経過時間が第1の時間を越えた場合。この場合は、印刷時間計測タイマーによって計測される前記非印刷時間を参照しない。
【0014】
この構成による本発明のインクジェット記録装置では、ヘッド回復処理が必要となる第1の時間よりも短い第2の時間が経過した時点から、ヘッド回復処理の実行タイミングを伺い、第2の時間が経過した後は、非印刷時間が第3の時間に亘り継続した場合に、ヘッド回復処理を実行している。換言すると、本発明では、ヘッド回復処理が必要となる時間に達する前に、印刷動作がヘッド回復処理に優先される期間(第2の時間から第1の時間までの間)を設け、この期間内に、一定の時間に亘り印刷指令が出ない場合には、連続した印刷動作が行われないものと推定して、ヘッド回復処理を実行している。
【0015】
本発明においても、全てのヘッド回復処理が必要となる第1の時間以前に、行われるとは限らず、このような場合(非印刷時間が第3の時間に亘り継続しなかった場合)には、第1の時間経過後、ヘッド回復処理が、印刷動作に優先して行われる。
【0016】
しかしながら、ヘッド回復処理が必要となる時間に達する前に、印刷動作がヘッド回復処理に優先される期間を設け、プリンタの使用状況に応じて、第2、第3の時間を適当に設定することにより、従来のものと比較して、間欠的に行われる印刷動作の間にヘッド回復処理が割り込み、印刷時間がヘッド回復処理のために長引いてしまうという不具合がおきる頻度を大幅に低減できる。
【0017】
ここで、ヘッド回復処理が必要となる時期を判別する物理量としては、記録ヘッドの前回の回復処理からの経過時間の他に、記録ヘッドによる印刷量、例えば、印刷ライン数を挙げることができる。
【0018】
この場合には、本発明のインクジェット記録装置は、前記記録ヘッドの回復処理の後における前記記録ヘッドによる印刷量をカウントし、当該印刷量を予め定められた第1の印刷量および、当該第1の印刷量よりも少ない第2の印刷量と比較するカウンタと、前記記録ヘッドによる印刷が行われていない非印刷時間を計測し、当該非印刷時間を所定の時間(第3の時間)と比較する(非印刷時間)タイマーと、これらのカウンタ、タイマーの出力に応じて、以下の条件に合致したときに、前記メンテナンスユニットによるヘッド回復処理を指令するヘッド回復駆動制御部とを有することを特徴とする。
【0019】
条件3: カウンタによって計測された前記印刷量が前記第2の印刷量以上かつ第1の印刷量以内であるときは、非印刷時間計測タイマーによって計測された前記非印刷時間が前記第3の時間以上経過した場合。
【0020】
条件4:カウンタによって計測された前記印刷量が第1の時間を越えた場合。この場合は、印刷時間計測タイマーによって計測される前記非印刷時間を参照しない。
【0021】
この場合においても、従来のものと比較して、間欠的に行われる印刷動作の間にヘッド回復処理が割り込み、印刷時間がヘッド回復処理のために長引いてしまうという不具合がおきる頻度を大幅に低減できる。
【0022】
なお、前記ヘッド回復手段としては、記録ヘッドのノズルからインクを強制的に吸引して外部に排出するインク吸引手段を採用できる。また、記録ヘッドのノズルが形成されているノズル形成面に付着している異物を拭き取る拭き取り手段を採用できる。勿論、双方の手段を採用することも可能である。
【0023】
本発明のインクジェット記録装置の回復処理方法も、上記と同様の事項により特定されるものであり、それぞれ同様の作用効果を奏するものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明のインクジェット記録装置を説明する。
【0025】
(全体構成)
図1は本発明を適用したインクジェット記録装置を示す斜視図、図2は図1に示す装置の主要部分を反対側からみた場合の斜視図である。
【0026】
これらの図に示すように、インクジェット記録装置1は、インク液滴を吐出する記録ヘッド3と、記録ヘッド3が搭載されたキャリッジ2と、キャリッジ2を矢印Aで示す走査方向に移動させる移動機構4と、記録ヘッド3にインクを供給するインク供給機構10を有している。
【0027】
記録ヘッド3は、インクを吐出する複数のノズル31が形成された長方形のノズル形成面32を備えている。このノズル形成面32は、キャリッジ2に形成した矩形開口30から露出している。
【0028】
図2に示すように、キャリッジ2を移動させる移動機構4は、ガイド軸45と、駆動側プーリ43および従動側プーリ44の間に架け渡されたタイミングベルト41と、駆動側プーリ43を回転駆動するキャリッジモータ42を備えている。キャリッジ2の下面部はガイド軸45に対して摺動自在に支持されていると共に、タイミングベルト41に連結されている。従って、キャリッジモータ42によってタイミングベルト41を回転移動させると、キャリッジ2はガイド軸45に沿って走査方向Aに移動する。
【0029】
このように走査方向Aにキャリッジ2を移動させながら、インク供給機構10から供給されたインクを記録ヘッド3のノズル31から吐出する。ノズル形成面32に対峙する位置には記録紙14が搬送され、吐出したインク液滴により記録紙14の表面に印刷が行われる。
【0030】
インク供給機構10は、インクジェット記録装置1の装置本体12に形成されたインクカートリッジ装着部13に着脱可能に装着されたインクカートリッジ7と、キャリッジ2に搭載された圧力減衰器9と、インクカートリッジ7と圧力減衰器9との間を接続したインク供給管81を有している。
【0031】
インクカートリッジ7は、硬質のケース71の内部に可撓性のインク袋72が収納された構成をしている。このインク袋72に形成されたインク取り出し口73にはインク供給チューブ81の一端部に取り付けられたインク供給針82が接続されている。インク供給チューブ81の他方の端部83は圧力減衰器9に接続されている。また、圧力減衰器9に形成されたインク流出経路96の先端部は記録ヘッド3に接続されている。従って、インクカートリッジ7のインク袋72に貯留されたインクはインク供給チューブ81を介して圧力減衰器9に供給され、そこから記録ヘッド3に送られる。このようにして記録ヘッド3に供給されたインクがインクノズル31から吐出される。
【0032】
ここで、矢印Cで示すキャリッジ2のホームポジションに対峙する位置には、ヘッドメンテナンスユニット5が配置されている。このヘッドメンテナンスユニット5は、記録ヘッド3の回復処理を行うためのヘッド回復機構として、ヘッド拭き取り機構52とインク吸引機構55を備えている。
【0033】
(インク吸引機構)
インク吸引機構55は、記録ヘッド3がホームポジションCに移動したときに記録ヘッド3のノズル形成面32を覆うキャップ56を備えている。キャップ56は、キャリッジ2が記録領域Bを移動している間はユニットケース50の側に退避した位置にある。キャリッジ2がホームポジションCまで移動すると、キャップ56はユニットケース50から前方に突出した位置に切り換わり、記録ヘッド3のノズル形成面32を覆った状態になる。
【0034】
このキャップ56の内側は、ユニットケース50に取り付けられたモータ51によって作動するポンプ57で減圧される。従って、キャップ56がノズル形成面32に被された状態でポンプ57を作動させることにより、ノズル31からインクを吸引排出するインク吸引処理(回復処理)を行うことができる。その結果、記録ヘッド3の内部の気泡や粘度の高まったインクを除去することができるので、記録ヘッド3の内部のインクの状態を適切な状態に回復させることができる。
【0035】
(ヘッド拭き取り機構)
図2に示すように、ヘッド拭き取り機構52は、弾性変形可能なブレード53と、ブレード53を保持したブレード保持部材54を備えている。ブレード保持部材54は、ユニットケース50内に配置された歯車列等の伝達機構(図示せず。)を介して、ユニットケース50に取り付けられたモータ51によって移動して、ユニットケース50内に退避した状態、およびユニットケース50から突出した状態に切り換わる。ブレード53がユニットケース50から突出した状態になると、キャリッジ2が印刷領域BからホームポジションCに移動したときにブレード53の先端部分がノズル形成面32に接触して、これらに付着したインクや紙粉等が拭き取られる。
【0036】
(駆動制御系)
一般に知られているように、インクジェット記録装置1における記録ヘッド3の印刷動作、記録紙14の搬送機構(図示せず)の動作、およびインク吸引機構55、ヘッド拭き取り機構52等の動作部分の駆動制御は、マイクロコンピュータを中心として構成される駆動制御装置60を中心に行われる。このような駆動制御装置60では、ROMに予め格納されている制御プログラムに従って、RAM内の作業領域等を用いて、CPUの制御の下に、各部分の駆動を制御する。
【0037】
図3には、本発明の対象となるメンテナンスユニット(インク吸引機構55、ヘッド拭き取り機構52)によるヘッド回復処理のために実行される制御を機能ブロックの形態で示してある。
【0038】
特にことわりのない限り、本例でいうヘッド回復処理とは、インク吸引機構55により行われるノズルからのインク吸引動作と、ヘッド拭き取り機構52によって行われるノズル形成面に付着したインクや紙粉の拭き取り動作のいずれか一方かもしくはこれらを組合せた処理を指す。
【0039】
この図に示すように、印刷駆動制御部61はドライバ62を介して、キャリッジモータ42、記録ヘッド3を駆動制御し、所望の印刷を記録紙上に形成する。搬送制御部63は、この印刷動作に連動して、ドライバ64を介して搬送モータ等の記録紙搬送機構65を駆動制御する。
【0040】
ヘッド回復駆動制御部66はドライバ67を介して、モータ51等から構成されるインク吸引機構55によるヘッド回復処理の駆動制御を行う。このヘッド回復駆動制御部66は、基本的には、最後のヘッド回復処理が行われた後からの経過時間Tc1を計測するメンテナンスタイマー69、最後のヘッド回復処理が行われた後からの印刷量(例えば印刷ライン数)を計測する印刷量カウンタ68、特定時期に非印刷時間を計測する非印刷時間計測タイマー70の計測結果に基づきヘッド回復処理を実行する。
【0041】
本例のメンテナンスタイマー69は、最後のヘッド回復処理が行われた後からの経過時間Tc1が予め定めた第1の時間T1(例えば、20時間)を超えたことを検出すると、その旨の出力をヘッド回復駆動制御部66に供給する。経過時間Tc1が第1の時間T1を越えたことを通知されると、ヘッド回復駆動制御部66は、ヘッド回復処理を実行する。
【0042】
メンテナンスタイマー69は、また、上記の経過時間Tc1が第1の時間T1よりも短い第2の時間T2(例えば、18時間)以上となったことを判別し、その旨の判別出力をヘッド回復駆動制御部66に供給する。この場合において、ヘッド回復駆動制御部66は、非印刷時間計測タイマー70の計測結果を参照して、ヘッド回復処理を実行する。即ち、非印刷時間計測タイマー70は、記録ヘッド3による印刷が行われていない非印刷時間Tnpが第3の時間α以上となったことを判別した場合に、その旨の判別出力をヘッド回復駆動制御部66に供給する。ヘッド回復駆動制御部66は、この判別出力を受けたときに、ヘッド回復処理を実行する。なお、非印刷時間計測タイマー70による非印字時間の計測は、プリンタの電源ON後常に行われるようにしても良いし、メンテナンスタイマー69が、第2の時間T2を判別した後、第1の時間T1までの間、非印字時間の計測を行うようにしてもよい。
【0043】
一方、本例の印刷量カウンタ68は、最後のヘッド回復処理が行われた後からの印刷ライン数Pclが予め定めた第1のライン数L1(例えば、5000ライン)を超えたことを検出すると、その旨の出力をヘッド回復駆動制御部66に供給する。これにより、ヘッド回復駆動制御部66は、回復処理を行う。
【0044】
カウンタ68は、また、上記の印刷ライン数Pclが第1のライン数L1よりも短い第2のライン数L2(例えば、4800ライン)以上となったことを判別し、その旨の判別出力をヘッド回復駆動制御部66に供給する。この場合において、上述したメンテナンスタイマーの場合と同様に、ヘッド回復駆動制御部66は、非印刷時間計測タイマー70の計測を指示し、その結果を参照して、ヘッド回復処理を実行する。
【0045】
以上まとめると、ヘッド回復駆動制御部66では、経過時間Tc1が第2の時間T2以上となったこと、もしくは印刷ライン数Pclが第2のライン数L2に達したことが判別された場合において、更に、非印刷時間Tnpが第3の時間α以上である場合に、インク吸引機構55、ヘッド拭き取り機構52、キャリッジモータ42を駆動して、記録ヘッド3のノズルから所定量のインク吸引及び、ノズル形成面に付着したインクや紙粉の拭き取りを行うヘッド回復処理を実行する。
【0046】
なお、ヘッドの回復処理を行うことで、メンテナンスタイマー69、カウンタ68は、ヘッド回復駆動制御部66によってリセットされる。
【0047】
(ヘッド回復処理動作)
次に、図4および図5のフローチャートに従って、本例のインクジェット記録装置1におけるインク吸引機構55によって行われるヘッド回復処理動作を説明する。
【0048】
まず、電源投入時の初期処理では、インク吸引機構55による最後のインク吸引処理(ヘッド回復処理)からの経過時間Tc1が第2の時間T2(本例では18時間)を超えていればインク吸引によるヘッド回復処理を行う(ステップST1,2,3)。この後は、メンテナンスタイマー69による経過時間Tc1を計数するためのタイマ機能をリセットして(ステップST4)、再び、当該経過時間の計数を零から再開する(ステップST5)。
【0049】
これに対して、電源投入時における経過時間Tc1が第2の時間T2以下の場合にはヘッド回復処理を行わずに、経過時間Tc1の計数を続行する(ステップST6)。
【0050】
次に、初期処理後の通常処理では、まず、非印刷時間Tnpの計数を開始し(ステップST7)、次に、最後のヘッド回復処理からの経過時間Tc1が第2の時間T2(18時間)を超えたか否かを判別する(ステップST8)。経過時間Tc1が第2の時間T2(18時間)を超えない間は、印刷指令があれば印刷処理を実行する(ステップST10、11、12)。印刷終了後は、非印刷時間Tnpを零にリセットし(ステップST13)、当該非印刷時間Tnpの計測を再開する(ステップST7)。
【0051】
一方、印刷が繰り返されている間に、経過時間Tc1が第2の時間T2(18時間)を超えた場合には(ステップST8)、ヘッド回復処理の要否およびヘッド回復処理の実行のステップを含むルーチン(ステップST9、図5参照)に移行する。
【0052】
図5のフローチャートに従って、このルーチンを説明する。まず、ステップST21において、非印刷時間Tnpが予め定めた第3の時間α(本例では5分間)を超えたか否かを判別する。
【0053】
ここで、既に非印刷時間Tnpが予め定めた時間α(5分間)を超えていれば、インク吸引処理を実行する(ステップST23)。すなわち、本例では、5分間以上にわたって印刷が行われていない場合には、印刷動作が継続して繰り返されることがないものと推定して、ヘッド回復処理を実行する。ヘッド回復処理後は、経過時間Tc1を零にリセットして(ステップST24)、当該経過時間の計測を再開する(ステップST25)。
【0054】
これに対して、非印刷時間Tnpが予め定めた時間α(5分間)を超えていない場合には、経過時間Tc1が第1の時間T1(20時間)を超えたか否かを判別する。超えていない場合には処理を終了する。しかるに、経過時間が第1の時間を超えている場合には、直ちにヘッド回復処理を実行する(ステップST23)。すなわち、最後のヘッド回復処理からの経過時間が第1の時間を超えた場合には、ヘッド回復処理を必ず行う必要のある状態である。従って、非印刷状態がα(5分間)以上にわたっていない場合でも、換言すると、連続して出される可能性のある印刷指令に優先して、ヘッド回復処理を実行する。
【0055】
以上説明したように、本例のインクジェット記録装置1においては、基本的には、最後のヘッド回復処理からの経過時間が、ヘッド回復処理を必要とする20時間(第1の時間)を超えた場合には、印刷動作がおこなれていない時に、優先的にヘッド回復処理を実行している。
【0056】
また、ヘッド回復処理を必要とする20時間よりも手前の時点である18時間経過した時点(第2の時間)から、ヘッド回復処理のタイミングを伺い、連続した印刷動作が行われないと判断される場合(非印刷状態が5分間(α時間)以上継続した場合)に、ヘッド回復処理を実行している。
【0057】
従って、本例のヘッド回復処理を行なえば、印刷指令が出た後から印刷開始の間にヘッド回復処理が割り込むことはない。また、ヘッド回復処理の実行タイミングを、それが必要とされる時点よりも前の時点から伺い、印刷動作の遅延を起こすおそれのない時点でヘッド回復処理を実行している。よって、本例によれば、印刷動作を長引かせることなく、ヘッド回復処理が必要となる時点までにヘッド回復処理を実行することができ、常に印刷信頼性の高い印刷を行うことが可能になる。
【0058】
なお、より好ましい形態では、図4に示すステップST3、図5に示すステップST2で行われるインク吸引動作による回復処理の直後に、後述するヘッド拭き取り動作も行われる。このように、インク吸引動作とヘッド拭き取り動作を組み合わせて行うことにより、インク吸引動作を行った後に、ノズル形成面32に付着したインクを、異物と共にワイパーにより取り除くことができる。このような形態の回復処理を行う場合は、図4に示すステップST4、図5に示すステップST24で、前回のヘッド拭き取り動作からの記録ヘッド3による印刷量Pclも、前回のインク吸引動作からの経過時間Tclと共にリセットされる。
【0059】
(ヘッド回復処理の別の例)
次に、ヘッド回復処理として、前述のヘッド拭き取り機構52によるノズル形成面32の拭き取り動作を採用することもできる。この場合には、ヘッド回復処理の必要となる時点を、記録ヘッド3による印刷量、例えば、印刷ライン数に基づき判別することができる。
【0060】
印刷ライン数に基づきヘッド回復処理を実行する場合には、図3に示すインクジェット記録装置駆動制御系の印刷量カウンタ68は、ヘッド回復手段であるヘッド拭き取り機構52による最後のヘッド拭き取り動作(ヘッド回復処理)の後における記録ヘッド3の印刷ライン数Pc1が第1の印刷量L1(例えば、5000ライン)を超えた場合に、ヘッド回復指令を出すように構成される。また、カウンタ68によって、印刷ライン数Pc1が第1の印刷ライン数L1よりも少ない第2の印刷ライン数L2(例えば、4800ライン)以上となったことも判別される。
【0061】
さらに、ヘッド回復駆動制御部61では、印刷ライン数Pc1が第2の印刷ライン数L2以上となったことが判別された場合において、非印刷時間Tnpが第3の時間α(例えば5分間)以上である場合に、ヘッド拭き取り機構52を駆動してヘッド回復処理を実行する。
【0062】
図6、7のフローチャートを参照して、ヘッド拭き取り機構52を用いたヘッド回復処理の制御例を説明する。まず、図6において、電源を投入すると(ステップST31)、非印刷時間Tnpの計数を開始する(ステップST32)。次に、ステップST33において、最後の拭き取り処理(ヘッド回復処理)からの印刷量Pc1が第2の印刷量L2(本例では4800ライン)に到達しているかを判別する。到達していなければ、ステップST35〜38を実行して、印刷を実行すると共に、1ライン印刷毎に印刷量Pc1を「1」づつ加算する。印刷終了後は、非印刷時間Tnpを零にリセットして、その計測を再開する(ステップST39)。
【0063】
次に、ステップST33において、印刷量Pc1が第2の印刷量L2(本例では4800ライン)に到達すると、拭き取り処理の要否判断を行うと共に拭き取り処理を実行するためのルーチン(ステップST34、図7参照)に移行する。
【0064】
図7のルーチンでは、まず、ステップST41において、非印刷時間Tnpが予め定めた第3の時間α(本例では5分間)を超えたか否かを判別する。超えていない場合には、ステップST42において、印刷量Pc1が第1の印刷量L1(5000ライン)に到達したか否か判別する。到達していなければ、制御を元に戻す。
【0065】
しかるに、非印刷時間Tnpが予め定めた時間αを超えている場合には、ステップST43に進み、ヘッド拭き取り処理を実行し、次にステップ44において印刷量Pc1を零にリセットする。
【0066】
一方、非印刷時間Tnpが時間α(5分間)を超えていない場合であっても、印刷量Pc1が第1の印刷量L1(5000ライン)を超えている場合には、ステップST43に移行して、ヘッド拭き取り処理を直ちに実行する。
【0067】
このような手順でヘッド拭き取り処理を実行するインクジェット記録装置においても、前述したインク吸引処理を実行する場合と同様な効果を得ることができる。
【0068】
(その他の実施の形態)
なお、上記の例では、ヘッド回復処理として、インク吸引機構55のみによる場合と、ヘッド拭き取り機構52のみによる場合を説明した。これらの双方の機構によるヘッド回復処理を実行することも可能である。例えば、インク吸引処理の時期を経過時間に基づき判断し、ヘッド拭き取り処理の時期を印刷量に基づき判断することができる。勿論、場合によっては、インク吸引処理の時期を記録ヘッドの印刷量に基づき判断し、ヘッド拭き取り処理の時期を経過時間に基づき判断することも可能である。
【0069】
さらに、ヘッド回復処理として、インク吸引処理、ヘッド拭き取り処理以外の処理によるヘッド回復処理を採用してもよいことは勿論である。
【0070】
さらにまた、上記の各例における処理判断のための第1、第2、第3の時間、第1、第2の印刷量は、個々具体的に決定されるべき性質のものであり、上記の各例の数値に限定されるものではない。
【0071】
また、上記の例では、最後のヘッド回復処理が行われた後からの経過時間が第1の時間T1に到達したこと、第2の時間T2に到達したことを1個のメンテナンスタイマーで計測したが、各々の時間に到達したことを別個のタイマーで計測するようにしてもよい。
【0072】
同様に、最後のヘッド回復処理が行われた後からの印刷ライン数が、第1のライン数L1に達したことを計数するカウンタと、第2のライン数L2に達したことを計数するカウンタを別個に設けても良い。
【0073】
また、上記の例では、最後のヘッド回復処理が行われた後からの経過時間と、前記記録ヘッドによる印刷が行われていない非印刷時間とを、それぞれ、別個のタイマー(メンテナンスタイマー、非印刷時間計測タイマー)と、用いたが共通のタイマーを用いて、これらの時間を計測し、それぞれを第1、第2、第3の時間と比較するようにしてもよい。
【0074】
また、更に、プリンタの電源が切られたときにも、より確実にメンテナンスを行うために、不揮発性メモリをプリンタに設け、上記の例で説明したタイマー、カウンタによって計測される値を、その不揮発性メモリに保存するようにしてもよいことは言うまでもない。
【0075】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のインクジェット記録装置によれば、基本的には、最後のヘッド回復処理からの経過時間あるいは印刷量が、ヘッド回復処理を必要とする値を超えた場合には、印刷動作がおこなれていない時に、優先的にヘッド回復処理を実行するようにしている。また、ヘッド回復処理を必要とする手前の時点から、ヘッド回復処理のタイミングを伺い、連続した印刷動作が行われないと判断される非印刷状態が所定時間以上継続した場合に、ヘッド回復処理を実行するようにしている。
【0076】
従って、本発明によれば、印刷指令が出た後から印刷開始の間にヘッド回復処理が割り込むことはない。また、ヘッド回復処理の実行タイミングを、それが必要とされる時点よりも前の時点から伺い、印刷動作の遅延を起こすおそれのない時点でヘッド回復処理を実行できる。よって、印刷動作を長引かせることなく、ヘッド回復処理が必要となる時点までに確実にヘッド回復処理を実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示す装置の主要部を示す斜視図である。
【図3】図1のインクジェット記録装置の駆動制御系により実現される機能をブロック単位で示す機能ブロック図である。
【図4】図1の装置のインク吸引機構によるヘッド回復処理のフローチャートである。
【図5】図4のインク吸引処理の要否および実行のためのルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図1の装置の拭き取り機構によるヘッド回復処理のフローチャートである。
【図7】図6のヘッド拭き取りの要否および実行のためのルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置
3 記録ヘッド
31 ノズル
32 ノズル形成面
52 ヘッド拭き取り機構
53 ブレード
54 ブレード保持部材
55 インク吸引機構
56 キャップ
57 ポンプ
60 駆動制御装置
61 印刷駆動制御部
66 ヘッド回復駆動制御部
68 印刷量カウンタ
69 メンテナンスタイマー
70 非印刷時間計測タイマー

Claims (10)

  1. ノズルからインク液滴を吐出して印刷を行う記録ヘッドと、この記録ヘッドの回復処理を行うメンテナンスユニットとを有するインクジェット記録装置において、
    前記記録ヘッドの回復処理からの経過時間を計測し、当該計測時間を第1の時間、および当該第1の時間よりも短い第2の時間と比較し、前記記録ヘッドによる印刷が行われていない非印刷時間を計測し、当該非印刷時間を第3の時間と比較するタイマーと、
    前記経過時間が前記第2の時間以上かつ第1の時間以内であるときは、前記非印刷時間が前記第3の時間以上経過した場合に、
    前記経過時間が第1の時間を越えたときは、前記非印刷時間を参照せずに、前記メンテナンスユニットによるヘッド回復処理を指令するヘッド回復駆動制御部とを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 請求項1において、
    前記タイマーは、前記記録ヘッドの回復処理からの経過時間を計測し、当該計測時間を第1の時間、および当該第1の時間よりも短い第2の時間と比較するメンテナンスタイマーと、
    前記記録ヘッドによる印刷が行われていない非印刷時間を計測し、当該非印刷時間を第3の時間と比較する非印刷時間計測タイマーとを含むことを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 請求項1もしくは2のいずれかの項において、
    更に、前記記録ヘッドの回復処理の後における前記記録ヘッドによる印刷量をカウントし、当該印刷量を予め定められた第1の印刷量および、当該第1の印刷量よりも少ない第2の印刷量と比較するカウンタを有し、
    前記ヘッド回復駆動制御部は、更に、前記印刷量が前記第2の印刷量以上かつ第1の印刷量以内であるときは、
    前記非印刷時間が前記第3の時間以上経過した場合に、前記印刷量が前記第1の印刷量を越えたときは、前記非印刷時間を参照せずに、前記メンテナンスユニットによるヘッド回復処理を指令することを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. ノズルからインク液滴を吐出して印刷を行う記録ヘッドと、この記録ヘッドの回復処理を行うメンテナンスユニットとを有するインクジェット記録装置において、
    前記記録ヘッドの回復処理の後における前記記録ヘッドによる印刷量をカウントし、当該印刷量を予め定められた第1の印刷量および、当該第1の印刷量よりも少ない第2の印刷量と比較するカウンタと、
    前記記録ヘッドによる印刷が行われていない非印刷時間を計測し、当該非印刷時間を第3の時間と比較するタイマーと、
    前記印刷量が前記第2の印刷量以上かつ第1の印刷量以内であるときは、前記非印刷時間が前記第3の時間以上経過した場合に、前記印刷量が第1の印刷量を越えたときは、前記非印刷時間を参照せずに、前記メンテナンスユニットによるヘッド回復処理を指令するヘッド回復駆動制御部とを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
    前記メンテナンスユニットは、前記記録ヘッドの前記ノズルからインクを強制的に吸引して外部に排出するポンプを含むことを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 請求項1ないし5のうちのいずれかの項において、
    前記メンテナンスユニットは、前記記録ヘッドの前記ノズルが形成されているノズル形成面に付着している異物を拭き取るワイパーを含むことを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. ノズルからインク液滴を吐出して印刷を行う記録ヘッドと、この記録ヘッドの回復処理を行うメンテナンスユニットとを有するインクジェット記録装置の回復処理方法において、
    (a)前記記録ヘッドの回復処理からの経過時間を計測し、当該計測時間を第1の時間、および当該第1の時間よりも短い第2の時間と比較する工程と、
    (b)前記記録ヘッドによる印刷が行われていない非印刷時間を計測し、当該非印刷時間を第3の時間と比較する工程と、
    (c)前記経過時間が前記第2の時間以上かつ第1の時間以内であり、前記非印刷時間が前記第3の時間以上経過したときに、前記メンテナンスユニットによるヘッド回復処理を行う工程と、
    (d)前記経過時間が第1の時間を越えたときに、前記非印刷時間を参照せずに、前記メンテナンスユニットによるヘッド回復処理を行う工程とを含むことを特徴とするインクジェット記録装置の回復処理方法。
  8. ノズルからインク液滴を吐出して印刷を行う記録ヘッドと、この記録ヘッドの回復処理を行うメンテナンスユニットとを有するインクジェット記録装置の回復処理方法において、
    (e)前記記録ヘッドの回復処理の後における前記記録ヘッドによる印刷量をカウントし、当該印刷量を予め定められた第1の印刷量および、当該第1の印刷量よりも少ない第2の印刷量と比較する工程と、
    (f)前記記録ヘッドによる印刷が行われていない非印刷時間を計測し、当該非印刷時間を第3の時間と比較する工程と、
    (g)前記印刷量が前記第2の印刷量以上かつ第1の印刷量以内であり、前記非印刷時間が前記第3の時間以上である場合に、前記メンテナンスユニットによるヘッド回復処理を行う工程と、
    (h)前記印刷量が前記第1の印刷量を越えたときは、前記非印刷時間を参照せずに、前記メンテナンスユニットによるヘッド回復処理を行う工程とを含むことを特徴とするインクジェット記録装置の回復処理方法。
  9. 請求項7もしくは8のいずれかの項において、
    前記工程(c)、(d)、(g)、(h)で行われるヘッド回復処理は、前記記録ヘッドの前記ノズルからインクを強制的に吸引して外部に排出する工程を含むことを特徴とするインクジェット記録装置の回復処理方法。
  10. 請求項7ないし9のいずれかの項において、
    前記工程(c)、(d)、(g)、(h)で行われるヘッド回復処理は、前記記録ヘッドの前記ノズルが形成されているノズル形成面に付着している異物を拭き取る工程を含むことを特徴とするインクジェット記録装置の回復処理方法。
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