JP3793372B2 - フィンチューブの製造法 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、熱交換器に用いられ、フィンをチューブの周りに螺旋状に巻付けたフィンチューブの製造法に関する。
【0002】
【従来技術】
フィンチューブは伝熱面積を増すため図1に示すように、帯状をなすフィンaをチューブbに螺旋状に巻付けてなるもので、図2に示すようなソリッドフィンチューブや、図3に示すようにフィンに切込みを入れてセグメントと称されるひれを形成したセレーテッドフィンチューブが広く用いられ、セレーテッドフィンチューブのなかにも熱伝達をより向上させるため切込みによって短冊状に形成されたひれを一定角度捩じって羽根車状をなすものも知られる(実公昭55−42140号)。
【0003】
こうしたフィンチューブではフィンのチューブへの取付けは一般に、高周波抵抗溶接により、すなわち一方の電極をフィンに、他方の電極をチューブに当てた状態で高周波電流を流すことによって行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の先願である特願平9−7378号及び特願平9−18569号には、フィンの外周縁に切込みを入れて図4に示すように切込みの両側を折り込み、逆向きの折り曲げ部を形成した図5R>5に示すフィンチューブ、図6に示すように切込みの両側を同じ向きに折り曲げ、螺旋方向に形成される折り曲げ部cの向きを互い違いに逆向きにした図7に示すフィンチューブや折り曲げ部cの向きを同一方向にした図8に示すフィンチューブ等が提案されている。こうしたフィンチューブによると、折り曲げ部によって管外流の剥離を抑止し、後流域を減少させて管外流の流出側の熱伝達率を向上させ、伝熱面積の拡大効果を得ることができ、フィンチューブ全体の熱伝達効果を向上させることができる効果を奏する。
【0005】
本発明は、上述の先願で述べているフィンチューブの連続生産に適した製造方法に係わるものであって、その目的は、フィンの片側若しくは両側に上述するような折り曲げ部を形成したフィンチューブの製造法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】
請求項1記載の発明は、図5に示すフィンチューブを製造する方法に関するもので、帯金状をなすフィンをチューブに螺旋状に巻付けて溶着手段により固定する第1工程と、切断手段によってチューブに固定されたフィンの外周縁に切込みをチューブ軸方向に入れる第2工程と、折り曲げジグを用いて該ジグを切込みに当て、該切込みの一側又は両側を側方に押込んで側方に突出する折り曲げ部を形成する第3工程とからなるフィンチューブの製造法であって、前記第3工程で用いる折り曲げジグをフィンチューブの周りの円周上に複数、周方向に適当間隔で配置して各ジグに断面が台形をなし、大径部を切込みに向けた回転ローラを用い、各回転ローラを回転させながらフィンチューブの軸方向に往復動させて往行時に切込みの片側を一方向に、復行時に別の片側を逆方向に押込んで互いに逆向きの折り曲げ部を形成することを特徴とする。
【0007】
本発明のように、フィンをチューブに巻付け後、切込みを入れて折り曲げ部を形成すると、チューブへの巻付け時にフィンを両側よりガイドし、或いは掴んでチューブの周りに一定の力で押付けて溶着することができるため、フィンを一定ピッチで傾きや捩じれを生ずることなく、またチューブへの溶着部分が波打つことなく取付け可能である。
【0008】
本発明においては折り曲げ部が周方向に同じ位置で、管軸方向に揃うようになり、また折り曲げ部を周方向の必要か所、例えば一側にのみ或いは周方向に疎密に形成することもできる。
【0009】
本発明における折り曲げジグはそれぞれ、図5に例示されるような台形状の回転ローラが一つで、往行時と復行時に回転ローラを180°旋回させて大径部を切込みに向けるようにしてもよいし、大径部が向き合う一対の回転ローラより構成し、両ローラを作用位置と不作用位置に切換えて往行時には一方の回転ローラを、復行時には他方の回転ローラを作用位置に切換えてフィンの折り曲げ部を形成するようにしてもよい。
【0010】
請求項2記載の発明は、帯金状をなすフィンをチューブに螺旋状に巻付けて溶着手段により固定する第1工程と、切断手段によってチューブに固定されたフィンの外周縁に切込みをチューブ軸方向に入れる第2工程と、折り曲げジグを用いて該ジグを切込みに当て、該切込みの一側又は両側を側方に押込んで側方に突出する折り曲げ部を形成する第3工程とからなるフィンチューブの製造法であって、前記第3工程で用いる折り曲げジグをフィンチューブの周りの円周上に複数、周方向に適当間隔で配置して、各ジグに大径部が向き合って近接する一対の断面が台形をなす回転ローラを用い、各ローラを互いに逆回転させながらフィンチューブの直径方向に或いはフィンチューブの軸方向に移動させることによって切込みの両側を逆向きに押し込んで折り曲げ部を形成することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、回転ローラをフィンチューブの直径方向に或いは軸方向に押込むだけの一動作で折り曲げ部が形成できるようになり、とくにフィンチューブの軸方向に移動させるようにした場合、全ての切込み部分において折り曲げ部の形成が往工程の一工程で行えるようになる。
【0012】
請求項3記載の発明は、図8に示すフィンチューブを製造する方法に関するもので、帯金状をなすフィンをチューブに螺旋状に巻付けて溶着手段により固定する第1工程と、切断手段によってチューブに固定されたフィンの外周縁に切込みをチューブ軸方向に入れる第2工程と、折り曲げジグを用いて該ジグを切込みに当て、該切込みの一側又は両側を側方に押込んで側方に突出する折り曲げ部を形成する第3工程とからなるフィンチューブの製造法であって、前記第3工程で用いる折り曲げジグをフィンチューブの周りの円周上に複数、周方向に適当間隔で配置して、各ジグに大径部が向き合って近接する断面が台形をなす一対の回転ローラを用い、各ジグの一対の回転ローラを回転させながらフィンチューブの軸方向に移動させることによって切込みの両側を回転ローラで押込んで同じ向きの折曲げ部を形成することを特徴とする。
【0013】
本発明においては、ジグをチューブに沿って一方向に移動させるだけで全ての切込み部分において折り曲げ部を形成するための加工が一工程で行えるようになる。
【0014】
請求項4記載の発明は、図7に示すフィンチューブを製造する方法に関するもので、帯金状をなすフィンをチューブに螺旋状に巻付けて溶着手段により固定する第1工程と、切断手段によってチューブに固定されたフィンの外周縁に切込みをチューブ軸方向に入れる第2工程と、折り曲げジグを用いて該ジグを切込みに当て、該切込みの一側又は両側を側方に押込んで側方に突出する折り曲げ部を形成する第3工程とからなるフィンチューブの製造法であって、前記第3工程で用いる折り曲げジグをフィンチューブの周りの円周上に複数、周方向に適当間隔で配置して各ジグに大径部が向き合って近接する断面が台形をなす一対の回転ローラを用い、各ジグの一対の回転ローラを回転させながらジグをフィンチューブの軸方向に往復動させて往行時に螺旋方向に形成される切込みのうち、適当箇所、例えば一つ置きの切込みの両側を回転ローラで一方より押し込んで同じ向きの折り曲げ部を形成し、復行時に残りの切込みの両側を回転ローラで逆方向より押込んで逆向きの折り曲げ部を形成することを特徴とする。
【0015】
本発明においては、全ての切込み部分で折り曲げ部を形成するにはジグを往復動させることが必要となる。なお、本発明における回転ローラは、それぞれ作用位置と不作用位置とに切換えできるようにし、往行時には適当箇所、例えば一つ置きの回転ローラを作用位置に、他回転ローラを不作用位置に切換えると共に、復行時に各回転ローラを上記と逆に切換えるようにしてもよいし、回転ローラよりなるジグの全体を周方向に回転できるようにし、往行して復行する際の切換時にジグを一定角度回転させるようにしてもよい。
【0016】
また、前記各発明で用いる切断手段としては、好ましくは回転刃が用いられる。この回転刃はフィンチューブの直径方向に進退してフィンに切込みを入れるようにすることもできるが、好ましくはフィンチューブの軸方向にフィンチューブと平行に移動してフィンに切込みを入れるようにされる。切断手段が直径方向に進退して切込みを入れ、切込み後、チューブ軸方向にフィンのピッチ分移動する動作を繰返す方法に比べ、切断手段がフィンチューブの軸方向に移動する方法による場合、動きが単純である分、切断手段の構成及び制御が簡単であり、また作業能率も向上し、切込みが短時間で完了する。
【0017】
【発明の実施の形態】
図12は、フィンに折り曲げ部を形成したのちチューブに巻付けるフィンチューブ製造装置の全体構成を示すもので、帯金状の未加工のフィンが巻き取られるリール21と、プレス機22と、ガイドローラ23a、23b、23c、23dと、溶接ステーション24とからなり、プレス機22には図9及び図10に示す金型1a、1bが設置され、リール21より繰り出された帯金状のフィン25の一側縁に図4若しくは図6R>6に示す折り曲げ部又はそれらの組合せよりなる折り曲げ部を形成するようになっている。
【0018】
ガイドローラ23a、23b、23c、23dのうちの一つ23bは、図示省略したバネにより図の矢印方向に付勢され、溶着手段である、溶接ステーション24に至るまでのフィン25の弛みを吸収するテンションローラとなっている。溶接ステーション24では図示していないが、チューブ26が回転しながら前進送りされ、これにより折り曲げ部を形成したフィン25が螺旋状に巻付けられるようになっている。そして図13に示すように、溶着手段として用いられる高周波抵抗溶接の一対の電極27a、27bのうち、一方の電極27aがチューブ26に、他方の電極27bがフィン25に当てられ、高周波電流を流すことによりフィン25がチューブ26に溶着されるようになっている。
【0019】
本実施形態におけるフィンチューブの製造は次のようにして行われる。第1工程において、プレス機22の送り出し側に設けた送りローラ28の間欠送りにより、リール21からフィン25が一定量ずつ繰り出され、一定量繰り出されて停止した状態のフィン25に対し、その一側縁にプレス機22により図4及び若しくは図6に示す折り曲げ部又はそれらの組合せよりなる折り曲げ部が形成される。
【0020】
第1工程で得られたフィン24は送りローラ28の駆動により送り出され、第2工程の溶接ステーション24に至るまでにテンションローラ23bによって一旦繰り込んで溜め込まれる。そして溶接ステーション24でチューブ26に螺旋状に巻付けられるのに伴い、徐々に連続的に繰り出される。第2工程の溶接ステーション24では、フィン25はチューブ26に連続的に巻付けられながら高周波抵抗溶接により溶着される。
【0021】
図14は、図12に示す装置において、プレス機22の代わりに一対の回転ローラ31a、31bよりなり、各回転ローラ31a、31bの一方のローラ周面に図9及び図10に示すダイス2を、他方のローラ周面にパンチ4を取付けた工具32を設けたものである。本実施形態による場合は、リール21よりフィン25が連続的に繰り出されて工具32により折曲加工が行われ、溶接ステーション24に連続送りされてチューブ26に螺旋状に巻付けられ、高周波抵抗溶接により融着される。
【0022】
この実施形態の場合、フィン25は溶接ステーションに連繰りされるため、上述のテンションローラ23bは不要となり、したがって図12に示すテンションローラ23b及びガイドローラ23cは省いてある。
【0023】
図15〜図20は、チューブの周りに帯金状のフィンを螺旋状に巻き付けたのち或いは巻付けながら折り曲げ部を形成する実施形態を示すもので、帯金状のフィンを巻付ける第1の工程では、既知の方法が用いられ、ガイドを通して巻付けながら溶着手段である高周波抵抗溶接により、すなわち一対の電極のうち、一方をチューブに、他方をフィンに当てゝ高周波電流を流すことによりフィンがチューブに溶着される。
【0024】
図16及び図17は、第2及び第3工程で用いられる折り曲げジグについて示すもので、外周縁を尖らせて尖端を超硬刃物とした台形断面の回転ローラ41よりなり、該ローラ41を円周上に等間隔で放射状に配置し、その内接円の径を上記第1工程により得られたフィンチューブ42の径より小さくしたてある。そして、フィンチューブ42のフィン43に切込み及び折り曲げ加工を行うときには、回転ローラ41を回転させながら図16の矢印方向にフィンチューブ42に沿って往行させる。すると、回転ローラ41の尖端でフィン43に切込みが入れられながら切込みの片側が押し込まれ、切込みと交差する折り曲げ線で折り曲げられていく。フィン43の端に達すると、図18に示すように回転ローラ41の向きが反転され、復行しながら切込みの他側が同様に押し込まれ折り曲げられていく。以上のようにして図5に示されるようなフィンチューブが得られる。
【0025】
上記実施形態では、切込み両側の折り曲げ部の向きを逆向きにするために一つの回転ローラを用いて向きを反転させているが、別の実施形態では、一対の回転ローラが用いられ、各ローラはそれぞれ使用位置と非使用位置に切換可能で、往行時には一方のローラが、復行時には他方の回転ローラが使用位置に切換えられる。
【0026】
更に別の実施形態では、図19に示すように一対の互いに逆回転する回転ローラ45a、45bが、大径部を近接させた状態でフィンチューブ46に沿って移動させる。この場合、一方向への移動のみで、切込みの両側が逆向きに折り曲げられていく。
【0027】
図20は、図8に示すフィンチューブを製造する方法について示すもので、外周縁を尖らせて尖端を超硬刃物とした略算盤玉状の回転ローラ48をフィンチューブ49に沿って移動させ、フィン50に切込みを入れながら切込みの両側を上記と同様に押し込んで折り曲げていく態様を示している。
【0028】
なお、図には簡明のため一つの回転ローラ48のみが示してあるが、実際には回転ローラ48は図17に示すものと同様、円周上に等間隔で放射状に配置され、円周方向の複数か所で同時に折り曲げ加工が行われるようになっている。
【0029】
図21は、図20に示す回転ローラ48と同じ回転ローラ51を半周側のみ設けたもので、これによると、図22に示すように外側を流れるガスが流出する側に対してのみフィン52の半周に折り曲げ加工が行われる。
【0030】
図23は、ジグ55により切り込みを入れながらその両側に互いに逆向きの突起部を形成するフィンチューブの製造方法に関する実施の形態を示す図であり、ジグ55はホィールの周面に周方向に等間隔で略三角形状の刃56を、その刃先が軸線と鋭角をなすようにして突出形成している。
【0031】
本実施形態によるフィンチューブの製造は次のようにして行われる。チューブ57を一定速度で回転かつ軸方向に送りながら、その周りに帯金状のフィン58を螺旋状に巻付けて溶接する。そしてその後からジグ55をフィン58と接触させてチューブ57と逆向きに回転させる。これにより刃56がフィン外周に切込みを入れつゝその両側に互いに逆向きの突起部59を形成する。
【0032】
【発明の効果】
請求項1〜4記載の発明によると、フィンをチューブに螺旋状に巻付ける際には、フィンが未加工で帯状をなすためフィンをガイドに通しながら、或いはフィンを掴んでチューブに巻付け溶接することができ、そのためフィンを一定ピッチで、傾きや捩じれを生ずることなく、またフィンをチューブに一定の力で押し付けて溶着できることから、チューブへの取付部分が波打つことなく溶着できること、折り曲げ部はフィンチューブの軸方向に一直線に揃うから、切込み及び折り曲げ部の形成が容易となり、また折り曲げ部を周方向の必要箇所にのみ、或いは周方向に適当間隔で形成可能であること等の効果を奏し、請求項1記載の発明においては更に、互いに逆向きをなす折り曲げ部の形成がジグをチューブの管軸方向に往復動させることにより可能となる。請求項2記載の発明においては更に、切込み両側の逆向きをなす折り曲げ部の形成が回転ローラをフィンチューブの直径方向に或いは軸方向に押込むだけの一操作で行うことができる効果を奏する。
【0033】
また請求項3記載の発明においては、各切込み箇所において、同じ向きの折り曲げ部の形成が、周方向に放射状に配置した各一対の回転ローラをフィンチューブの軸方向に移動させるだけで行うことができ、請求項4記載の発明においては、ジグを往復動させることにより、折り曲げ部を周方向の所要切込み箇所では一方向に、残りの切込み箇所では逆方向に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィンチューブの平面図。
【図2】フィンチューブの一例を示す側面図。
【図3】フィンチューブの別の例を示す側面図。
【図4】折り曲げ部の一態様を示す斜視図。
【図5】図4に示す態様の折り曲げ部を有するフィンチューブの平面図。
【図6】折り曲げ部の別の態様を示す斜視図。
【図7】図6に示す態様の折り曲げ部を周方向に互い違いに形成したフィンチューブの平面図。
【図8】全ての折り曲げ部の形状を図6に示す態様の折り曲げ部としたフィンチューブの平面図。
【図9】金型の断面図。
【図10】金型の一方を示す要部の斜視図。
【図11】折り曲げ部の一態様を示す図。
【図12】本発明で用いる製造装置の概略図。
【図13】図12に示す溶接ステーションの詳細を示す正面図。
【図14】本発明で用いる別の製造装置の概略図。
【図15】折り曲げジグの一例を示す平面図。
【図16】図15に示す折り曲げジグを用いてフィンに一方向の折り曲げ加工するときの態様を示す平面図。
【図17】折り曲げジグを放射状に配置した側面図。
【図18】逆方向に折り曲げ加工するときの態様を示す平面図。
【図19】フィンに逆向きの折り曲げ加工するときの態様を示す平面図。
【図20】フィンに同じ向きの折り曲げ加工をする態様を示す平面図。
【図21】折り曲げジグ配置の一態様を示す図。
【図22】図23に示すジグにより形成されるフィンチューブの側面図。
【図23】突起部を備えたフィンチューブを形成するときの対象を示す斜視図。
【符号の説明】
1a、1b・・金型
2・・ダイス
3・・ガイドロッド
4・・パンチ
5、15・・フィン
7・・切込み部
8・・折り曲げ部
43、50、52・・フィン
16、41、45a、45b、48、51・・回転ローラ
21・・リール
22・・プレス機
23a、23b、23c、23d・・ガイドローラ
24・・溶接ステーション
26・・チューブ
27a、27b・・電極
28・・送りローラ
31a、31b・・回転ローラ
32・・工具
42、46、49・・フィンチューブ
55・・ジグ
56・・刃
57・・チューブ
59・・突起部
Claims (4)
- 帯金状をなすフィンをチューブに螺旋状に巻付けて溶着手段により固定する第1工程と、切断手段によってチューブに固定されたフィンの外周縁に切込みをチューブ軸方向に入れる第2工程と、折り曲げジグを用いて該ジグを切込みに当て、該切込みの一側又は両側を側方に押込んで側方に突出する折り曲げ部を形成する第3工程とからなるフィンチューブの製造法であって、前記第3工程において、折り曲げジグをフィンチューブの周りの円周上に複数、周方向に適当間隔で配置して、各ジグに断面が台形をなし、大径部を切込みに向けた回転ローラを用い、各回転ローラを回転させながらフィンチューブの軸方向に往復動させて往行時に切込みの片側を一方向に、復行時に切込みの別の片側を逆方向に押込んで互いに逆向きの折り曲げ部を形成することを特徴とするフィンチューブの製造法。
- 帯金状をなすフィンをチューブに螺旋状に巻付けて溶着手段により固定する第1工程と、切断手段によってチューブに固定されたフィンの外周縁に切込みをチューブ軸方向に入れる第2工程と、折り曲げジグを用いて該ジグを切込みに当て、該切込みの一側又は両側を側方に押込んで側方に突出する折り曲げ部を形成する第3工程とからなるフィンチューブの製造法であって、前記第3工程において、折り曲げジグをフィンチューブの周りの円周上に複数、周方向に適当間隔で配置して、各ジグに大径部が向き合って近接する一対の断面が台形をなす回転ローラを用い、各ローラを互いに逆回転させながらフィンチューブの直径方向に或いはフィンチューブの軸方向に移動させることによって切込みの両側を逆向きに押込んで折り曲げ部を形成することを特徴とするフィンチューブの製造法。
- 帯金状をなすフィンをチューブに螺旋状に巻付けて溶着手段により固定する第1工程と、切断手段によってチューブに固定されたフィンの外周縁に切込みをチューブ軸方向に入れる第2工程と、折り曲げジグを用いて該ジグを切込みに当て、該切込みの一側又は両側を側方に押込んで側方に突出する折り曲げ部を形成する第3工程とからなるフィンチューブの製造法であって、前記第3工程において、折り曲げジグをフィンチューブの周りの円周上に複数、周方向に適当間隔で配置して、各ジグに大径部が向き合って近接する断面が台形をなす一対の回転ローラを用い、各ジグの一対の回転ローラを回転させながらフィンチューブの軸方向に移動させることによって切込みの両側を回転ローラで押込んで同じ向きの折り曲げ部を形成することを特徴とするフィンチューブの製造法。
- 帯金状をなすフィンをチューブに螺旋状に巻付けて溶着手段により固定する第1工程と、切断手段によってチューブに固定されたフィンの外周縁に切込みをチューブ軸方向に入れる第2工程と、折り曲げジグを用いて該ジグを切込みに当て、該切込みの一側又は両側を側方に押込んで側方に突出する折り曲げ部を形成する第3工程とからなるフィンチューブの製造法であって、前記第3工程において、折り曲げジグをフィンチューブの周りの円周上に複数、周方向に適当間隔で配置して、各ジグに大径部が向き合って近接する断面が台形をなす一対の回転ローラを用い、各ジグの一対の回転ローラを回転させながらフィンチューブの軸方向に往復動させて往行時に螺旋方向に適当間隔で形成される切込みのうち、一部の切込みの両側を回転ローラで一方より押し込んで同じ向きの折り曲げ部を形成し、復行時に残りの切込みの両側を回転ローラで逆方向より押込んで逆向きの折り曲げ部を形成することを特徴とするフィンチューブの製造法。
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