JP3791062B2 - 開閉体の構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物用シャッター、ロールスクリーン等における開閉体に関し、適宜に通風・採光を行うことができる開閉体の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物用シャッター等における開閉体の構造として、通風・採光を行うものが知られている。
この種の開閉体の構造は、図8(a)、図8(b)に示すように、上下に連結されてシャッターカーテン20をなす各スラット21の連結部22が上下方向にスライド自在に構成されている。そして、この連結部22において、スラット21の上部に通風孔23が穿設され、スラット21の下部には遮蔽片24が設けられている。
また、シャッターカーテンは、一般に開閉機(不図示)によって昇降されることにより開閉を行う。
【0003】
そして、図8(a)に示すように、シャッターカーテン20を全閉鎖した際に通風孔23が開口された状態となり通風・採光が行われる。
また、図8(b)に示すように、シャッターカーテン20を所定送り下げることにより、各スラット21の連結部22が下方にスライドし、通風孔23が遮蔽片24によって閉塞された状態となって通風・採光が止められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の開閉体の構造では、各スラット21の連結部22に通風・採光を行う通風孔23を設けているので、さらなる通風・採光を期待することができない。
具体的には、さらに通風・採光を行うために通風孔23を拡張すればよいが、上記構成で通風孔23を拡張しようとすると、各スラット21の上下幅(特に連結部22)を大きくしなければならない。これによると各スラット21のスラットピッチが大きくなって、シャッターカーテン20が巻回収納されるシャッターケース内においてシャッターカーテン20の巻き径が大きくなるという不都合が生じてしまう。
【0005】
さらに、上述のように通風孔23を拡張した場合には、遮蔽片24を拡大し連結部22のスライド幅を大きくしなければならないので、構成上連結部22の耐久性が低下し故障の要因となってしまう。
【0006】
また、一般に建物用シャッターは、シャッターカーテンの昇降を助生するとともに、シャッターカーテンの全閉鎖時における重量バランスを補正するために、シャッターカーテンがバネ等によって上方に付勢されている。
ところが、従来の開閉体の構造では、通常時シャッターカーテン20を全閉鎖した際に通風孔23が開口され、さらにシャッターカーテン20を所定送り下げることによって通風孔23が閉塞される構成のため、通風孔23の閉塞時に、重量バランスがとれている全閉鎖状態のシャッターカーテン20をさらに上記バネ等の付勢力に抗して下げるので、開閉機に負荷が係ってしまう。
また、開閉機に係る負荷を解消するためには、開閉機の容量を大きくしなけらばならず、コストが嵩んでしまう。
【0007】
そこで本発明は、上記課題を解消するために、十分に通風・採光を行い、さらに故障の要因を減少させ、シャッターカーテンの昇降を開閉機によって行う場合、開閉機の容量を必要最低限とすることができる開閉体の構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明による建物用開閉体の構造は、上下方向に昇降自在に設けられて、それぞれ対面して配置された一方のシャッターカーテン2Aおよび他方のシャッターカーテン2Bであって、幅方向に長手に形成された複数のスラット4がスラット本体部4bの上下に形成された連結部4aを介して上下方向にスライド自在に連結され、最下端部のスラットの下部には連結部4aを介して座板6が上下方向にスライド自在に連結されている一方のシャッターカーテン2Aおよび他方のシャッターカーテン2Bと、該一方のシャッターカーテン2Aおよび他方のシャッターカーテン2Bをなすスラット4の本体部4bに設けられ、前記各シャッターカーテン間で連通開口し得るように穿設された通風孔7と、前記一方のシャッターカーテン2Aおよび他方のシャッターカーテン2Bをなすスラットの本体部4bに設けられ、前記通風孔7の上下方向で介在された閉塞部8と、を備えている。
そして、前記一方のシャッターカーテン2A及び他方のシャッターカーテン2Bを全閉鎖状態とした時に、そのいずれかの前記座板6と最下端部のスラット4との前記連結部4aを1スラットピッチ分上下方向にスライド自在に構成し、前記閉塞部8をもって前記通風孔7を閉塞自在としたことを特徴としている。
【0009】
また、前記座板6と最下端部のスラット4との前記連結部4aを1スラットピッチ分上下方向にスライド自在に構成し、前記閉塞部8をもって前記通風孔7を閉塞自在とした前記一方又は他方のシャッターカーテン(2A,2B)を、シャッターカーテンによって閉鎖される建物の内側の他方のシャッターカーテン2Bとした構成としてもよい。
【0010】
また、前記一方のシャッターカーテン2Aあるいは他方のシャッターカーテン2Bにおける対向面側には、対向するシャッターカーテン2B,2Aと当接して各シャッターカーテン2A,2Bの間隙を遮蔽する遮蔽部材10を備えてもよい。この遮蔽部材10は、軟質樹脂片によって形成し、前記一方又は他方のシャッターカーテンにおける対向面側に配設し、対向する他方又は一方のシャッターカーテンの対向面に先端部が当接して各シャッターカーテンの間隙を遮蔽することが望ましい。
【0011】
このように、一方の開閉体2Aおよび他方の開閉体2Bに設けられた通風孔7を連通開口させることにより、各開閉体2A,2Bを介して通風・採光が行われる。そして、一方の開閉体2Aあるいは他方の開閉体2Bを上下方向にずらし、閉塞部8をもって通風孔7を閉塞することにより通風・採光が止められる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明による開閉体の構造の概略構成を示す側断面図、図2は同開閉体の構造を示す正面図である。
【0013】
図1および図2に示すように、この実施の形態における開閉体の構造は、一般に建築構造物に対して設置される建物用シャッターにおいて、特に窓部Wに対応する窓シャッター(以下シャッターという)を対象としている。
【0014】
シャッターは、建物の窓部W上部に設けられたシャッターケース1内に巻回収納されるとともに、開閉体として、それぞれ対面する一方のシャッターカーテン2Aおよび他方のシャッターカーテン2Bからなる一対のシャッターカーテン2を備えている。
一方のシャッターカーテン2A(図中外側に位置している)および他方のシャッターカーテン2B(図中内側に位置している)は、幅方向に長手に形成された複数のスラット4が連結部4aを介して上下に連結されることによって形成され、その両側端がガイドレール5に対して昇降自在に案内されて窓部Wを開閉している。
また、各シャッターカーテン2A,2Bの最下端部にはそれぞれ座板6,6が設けられている。
【0015】
各シャッターカーテン2A,2Bにおける所望のスラット4には通風孔7が穿設されている。
通風孔7は、図2に示すようにスラット4の本体部4bにおいて長手方向に沿って長孔状に複数穿設され、上下に連結された各スラット4の一枚置き毎に設けられている。ゆえに、各シャッターカーテン2A,2Bは、通風孔7を有したスラット4と、通風孔7を有さない閉塞部8をなすスラット4とが上下方向に交互に配置されるとともに、その全閉鎖時において各シャッターカーテン2A,2Bの通風孔7,7が対向するように構成されている。
【0016】
また、各シャッターカーテン2A,2Bは、それぞれ別の開閉機9,9によって駆動される。
【0017】
このように構成された開閉体の構造における通風・採光動作を以下に説明する。
まず、各シャッターカーテン2A,2Bを全閉鎖状態とし、それぞれスラット4に設けられた通風孔7,7を対向させる。これにより、図3(a)に示すように一方のシャッターカーテン2Aと他方のシャッターカーテン2Bとの通風孔7,7が連通開口されて通風・採光が行われる。
【0018】
次に、他方のシャッターカーテン2Bを1スラットピッチH分上昇させる。これにより、図3(b)に示すように、一方のシャッターカーテン2Aと他方のシャッターカーテン2Bとの通風孔7,7が、それぞれ閉塞部8としてのスラット4によって閉塞されて通風・採光が止められる。
【0019】
ここで、他方のシャッターカーテン2Bを半スラットピッチ分上昇させたり、あるいは1スラットピッチHの範囲内で上昇幅を調整することにより、通風孔7を半開口状態としたり、あるいは通風孔7を所望の開口状態として、通風・採光を調整することが可能となる。
【0020】
また、通風孔7の全開口状態を得る場合、一方のシャッターカーテン2Aあるいは他方のシャッターカーテン2Bの何れかのみを閉鎖するだけでもよい。
【0021】
また、上述の通風・採光動作では、外側に位置する一方のシャッターカーテン2Aの全閉鎖状態を基本とし、内側に位置する他方のシャッターカーテン2Bをずらすことによって通風・採光を行っているが、逆に他方のシャッターカーテン2Bの全閉鎖状態を基本として一方のシャッターカーテン2Aをずらして通風・採光を行ってもよい。ただし防犯上は、外側の一方のシャッターカーテン2Aの全閉鎖状態を基本とする方が好ましい。
【0022】
また、例えば各シャッターカーテン2A,2Bを共に下側半分開けた状態で停止させることにより、各シャッターカーテン2A,2Bによって閉鎖された上側半分のみを通風・採光状態とすることも可能である。これによれば、例えば冬季や夕方時の陽が下がった際等に友好的に利用することができる。
【0023】
また、上述の開閉体の構造では、各シャッターカーテン2A,2Bを全閉鎖状態とした際に各通風孔7,7が連通開口されて通風・採光が行われるれるように構成されているが、一方のシャッターカーテン2Aまたは他方のシャッターカーテン2Bの何れかのスラット4に設けられた通風孔7の配置を1スラットピッチH分上下方向にずらせば、各シャッターカーテン2A,2Bを全閉鎖状態とした際に各通風孔7,7が閉塞されて通風・採光が止められ、他方のシャッターカーテン2Bをずらした際に各通風孔7,7が連通開口されて通風・採光が行われるようにすることができる。
【0024】
したがって、このように構成された開閉体の構造では、それぞれ対面する一方のシャッターカーテン2Aと他方のシャッターカーテン2Bとを備えた二重構造とし、上下に連結された各スラット4の一枚置き毎に通風孔7を設け、一方のシャッターカーテン2Aあるいは他方のシャッターカーテン2Bをずらすことにより各通風孔7,7を開口/閉塞して通風・採光を行うように構成したので、スラット4の本体部4bに通風孔7を設けることが可能となり、該通風孔7を必要な大きさに設定でき、十分な通風・採光を行うことができる。
【0025】
また、各シャッターカーテン2A,2Bは、それぞれ一般的に昇降されるシャッターの構造であり、従来のように全閉鎖状態からさらに所定送り下げる動作がないので、各シャッターカーテン2A,2Bの昇降を助生して全閉鎖時における重量バランスを補正する付勢力に抗し、さらに各シャッターカーテン2A,2Bを下げる必要がなく、各開閉機9,9に必要以上の負荷を係らないことから、開閉機9の容量を必要最低限とすることができる。
【0026】
また、従来のように連結部4aをスライドさせる構成がないので、故障がおこる可能性が少なくなりシャッターとしての信頼性が向上する。
【0027】
また、一方のシャッターカーテン2Aおよび他方のシャッターカーテン2Bを備えた二重構造としたことにより、防犯性を向上することができる。
【0028】
ところで、上述のように構成された開閉体の構造において、図4に示すように、他方のシャッターカーテン2Bの各スラット4における一方のシャッターカーテン2Aとの対向面側には、一方のシャッターカーテン2Aと当接し得るように軟質樹脂性の遮蔽部材10を長手方向に沿って配設してもよい。
これによれば一方のシャッターカーテン2Aと他方のシャッターカーテン2Bとの間に起こり得る通風孔7,7間の風および光の漏れを効果的に遮蔽することが可能となる。
なお、遮蔽部材10は、他方のシャッターカーテン2Bの各スラット4における一方のシャッターカーテン2Aとの対向面側に設けてもよい。
【0029】
また、上述の開閉体の構造では、通風・採光を行う際(あるいは通風・採光を止める際)には、一方のシャッターカーテン2Aあるいは他方シャッターカーテン2Bが全閉鎖とならず最下端部に設けられた座板6が上がってる状態が生じる。これに対し、一方のシャッターカーテン2Aあるいは他方シャッターカーテン2B(好ましくは内側の他方シャッターカーテン2B)の座板6と最下のスラット4との連結部4aを1スラットピッチH分上下方向にスライド自在に構成すれば、どのような状態であっても何れのシャッターカーテン2A,2Bを全閉鎖状態とすることが可能となる。
【0030】
また、上述した開閉体の構造では、スラット4の本体部4bに対し、挿通孔が長孔状に穿設されているが、この通風孔7は長孔状に限らず、例えば三角形、四角形、星形、円形等の様々な形状であってもよく、あるいはスラット4の本体部4bをパンチングメタルとして構成してもよい。
さらにこの通風孔7は、上下に連結された各スラット4の一枚置き毎に設けらずに、例えば各スラット4の二枚置き毎、あるいは三枚置き毎等、複数枚置き毎で設けられていてもよい。
【0031】
そして、上述した開閉体の構造では、通風孔7が上下に連結された各スラット4の一枚置き毎(あるいは複数枚置き毎)に設けられていて、通風孔7の設けられていない閉塞部8をなすスラット4が存在するが、図5に示すように、通風孔7が上下方向の各スラット4、4で連続しないように閉塞部8を介して配置し、全てのスラット4に対して通風孔7を設けてもよい。
【0032】
さらに、通風孔7がスラット4の本体部4bの上下方向半分以下の大きさとすれば、通風孔7と閉塞部8とを上下方向で同一のスラット4に配置してもよい。ただし、上下方向での全ての通風孔7と閉塞部8とは交互に配置されていなければならない。なお、この際の通風孔7を閉塞するためのシャッターカーテン2のずらす上下幅は半スラットピッチとなる。
【0033】
そして、上記全ての通風孔7(パンチングメタルを含む)は、各シャッターカーテン2A,2Bの全域(であって規則的な位置)に配置されなくてもよく、各シャッターカーテン2A,2Bの通風孔7,7が対向する状態と、一方のシャッターカーテン2Aあるいは他方のシャッターカーテン2Bを上下方向にずらした際に全ての通風孔7を閉塞する状態とが得られる配置であれば部分的(あるいは不規則な位置)に配置されていてもよい。
【0034】
また、上述した開閉体の構造では、図1に示すようにシャッターケース1全体が屋外に設置されているが、図6に示すように、少なくとも内側である他方のシャッターカーテン2Bを収納するシャッターケース1の一部分を屋内側(建物の壁内)に配置するようにすれば、該シャッターケース1の屋外の張り出しを減少させ、見栄えをよくすることができる。
【0035】
そして、シャッターケース1内に巻回収納される各シャッターカーテン2A,2Bは、図1のように建物の内外方向に配置されていなくともよく、図7(a)に示すように上下に配置すれば、シャッターケース1における外側の張り出しを減少させることができる。さらに、図7(b)に示すように、巻回された各シャッターカーテン2A,2Bを上下に配置するとともに、シャッタケースの一部を内側(建物の壁内)に配置するようにすれば、シャッターケース1における外側の張り出しをさらに減少させることが可能となる。
【0036】
また、上述の開閉体の構造では、それぞれ一方のシャッターカーテン2Aと他方のシャッターカーテン2Bとを駆動する各開閉機9,9を制御する制御部(不図示)に対し、無線あるいは有線で各操作信号を出力する操作部(不図示)を備えて、各シャッターカーテン2A,2Bを操作し、各シャッターカーテン2A,2Bの昇降および通風・採光を行うことができる。
【0037】
この操作の一例としては、通常時、各シャッターカーテン2A,2Bを昇降させる場合、操作部を選択操作することにより各シャッターカーテン2A,2Bが共に昇降される。そして、各シャッターカーテン2A,2Bが全閉鎖状態、あるいは中途で停止されて半開放状態の際に、操作部を選択操作することにより、上述の通風・採光動作で説明したように一方のシャッターカーテン2Aあるいは他方のシャッターカーテン2Bが作動して通風・採光が行われる。
【0038】
そのほか、一方のシャッターカーテン2Aあるいは他方のシャッターカーテン2Bのみを昇降させる場合や、通風・採光動作を微調整する場合には、同操作部を切換操作すればよい。
【0039】
さらに、上記各シャッターカーテン2A,2Bにおける座板6,6に対し、上記制御部に信号を出力する近接スイッチを設ければ、各シャッターカーテン2A,2Bの昇降状態を認識して制御することが容易となる。
【0040】
また、上述の開閉体の構造では、各シャッターカーテン2A,2Bに対応してそれぞれ開閉機9,9が設けられていると説明したが、単一の開閉機9をもって各シャッターカーテン2A,2Bを昇降させてもよい。
この際、単一の開閉機9と各シャッターカーテン2A,2Bとは、それぞれクラッチ機構を介して断続するように構成すればよい。そして、各シャッターカーテン2A,2Bを共に動作(昇降)させる場合には、該クラッチ機構によって開閉機9と各シャッターカーテン2A,2Bとを連動させ、それぞれ一方のシャッターカーテン2Aあるいは他方のシャッターカーテン2Bの何れかを動作(昇降)させる場合には、該クラッチ機構によって動作させる側のみに開閉機9を連動させるようにすればよい。
【0041】
また、上述の開閉体の構造では、開閉体としてシャッターにおけるシャッターカーテン2を対象に説明したが、他にロールスクリーンにおけるロールカーテンに適用することが可能であり、このロールカーテンを二重構造として、それぞれ通風孔7と、該通風孔7を閉塞する閉塞部8とを備えることにより、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、二重構造の各シャッターカーテン2A,2Bのうちの片方をロールカーテンとして構成してもよい。
【0042】
また、上述した開閉体は、開閉機9に限らず手動操作によって昇降および通風・採光を行うようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による建物用開閉体の構造は、上下方向に昇降自在に設けられて、それぞれ対面して配置された一方のシャッターカーテン2Aおよび他方のシャッターカーテン2Bを備え、各シャッターカーテンには、各シャッターカーテン間で連通開口し得るように穿設された通風孔7を設けるとともに、通風孔7の上下方向で介在された閉塞部8を設け、一方及び他方のシャッターカーテン2Bを全閉鎖状態とした時に、そのいずれかの座板6と最下端部のスラット4との連結部4aを1スラットピッチ分上下方向にスライド自在に構成し、閉塞部8をもって通風孔7を閉塞自在としたので、一方あるいは他方のシャッターカーテンの何れかを上下方向にずらすことにより、各通風孔を連通開口させて通風・採光を行うことができ、あるいは閉塞部をもって通風孔を閉塞させることができる。
【0044】
また、一方および他方のシャッターカーテンをなすスラットの本体部に通風孔および閉塞部を設けているので、通風孔を必要な大きさに設定でき、十分な通風・採光を行うことができる。
【0045】
また、一方のシャッターカーテンおよび他方のシャッターカーテンを備えた二重構造とし、この一方及び他方のシャッターカーテンを全閉鎖状態とした時に、そのいずれかの座板6と最下端部のスラット4との連結部4aを1スラットピッチ分上下方向にスライド自在に構成し、閉塞部8をもって通風孔7を閉塞自在としたので、防犯性を向上することができる。この場合、建物の内側になる他方のシャッターカーテン2Bの座板6と最下端部のスラット4との連結部4aを1スラットピッチ分上下方向にスライド自在とする構造とすることにより、防犯性が一層向上する。
【0046】
また、前記一方のシャッターカーテンあるいは他方のシャッターカーテンにおける対向面側に、対向するシャッターカーテンと当接して各シャッターカーテンの間隙を遮蔽する遮蔽部材を備えたことにより、通風・採光を止めた際に、一方のシャッターカーテンと他方のシャッターカーテンとの間の風および光の漏れを効果的に遮蔽することができる。
【0047】
また、各シャッターカーテンの昇降を開閉機によって行う場合、各シャッターカーテンが二重構造とされていて、通風・採光の動作を行う際には、単にシャッターカーテンを昇降させるだけでよいので、開閉機に対し、各シャッターカーテンの昇降を助生したり重量バランスを補正する付勢力に抗する負荷を必要以上にかけることなく、開閉機の容量を必要最低限とすることができる。
【0048】
また、通風・採光を行うための構成が簡素なため、故障等が起こる可能性が低減し、信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による開閉体の構造の概略構成を示す側断面図。
【図2】同開閉体の構造を示す正面図。
【図3】(a),(b)開閉体の動作を示す側面図。
【図4】同開閉体における追加の構成を示す側面図。
【図5】同開閉体における通風孔の別構成を示す正面図。
【図6】同開閉体におけるシャッターケースの別構成を示す側断面図。
【図7】(a),(b)同開閉体におけるシャッターカーテンの他の配置状態を示す側断面図。
【図8】(a),(b)従来の開閉体の構造を示す側断面図。
【符号の説明】
1…シャッターケース、2A…一方のシャッターカーテン(開閉体)、2B…他方のシャッターカーテン(開閉体)、4…スラット、5…ガイドレール、6…座板、7…通風孔、8…閉塞部、9…開閉機、10…遮蔽部材。

Claims (4)

  1. 上下方向に昇降自在に設けられて、それぞれ対面して配置された一方のシャッターカーテンおよび他方のシャッターカーテンであって、幅方向に長手に形成された複数のスラットがスラット本体部の上下に形成された連結部を介して上下方向にスライド自在に連結され、最下端部のスラットの下部には連結部を介して座板が上下方向にスライド自在に連結されている一方のシャッターカーテンおよび他方のシャッターカーテンと、
    該一方のシャッターカーテンおよび他方のシャッターカーテンをなすスラットの本体部に設けられ、前記各シャッターカーテン間で連通開口し得るように穿設された通風孔と、 前記一方のシャッターカーテンおよび他方のシャッターカーテンをなすスラットの本体部に設けられ、前記通風孔の上下方向で介在された閉塞部と、
    を備え、前記一方のシャッターカーテン及び他方のシャッターカーテンを全閉鎖状態とした時に、そのいずれかの前記座板と最下端部のスラットとの前記連結部を1スラットピッチ分上下方向にスライド自在に構成し、前記閉塞部をもって前記通風孔を閉塞自在としたことを特徴とする建物用開閉体の構造。
  2. 前記座板と最下端部のスラットとの前記連結部を1スラットピッチ分上下方向にスライド自在に構成し、前記閉塞部をもって前記通風孔を閉塞自在とした前記一方又は他方のシャッターカーテン(2A,2B)を、シャッターカーテンによって閉鎖される建物の内側のシャッターカーテン(2B)とした請求項1に記載の開閉体の構造。
  3. 前記一方のシャッターカーテンあるいは他方のシャッターカーテンにおける対向面側には、対向するシャッターカーテンと当接して各シャッターカーテンの間隙を遮蔽する遮蔽部材を備えた請求項1又は2に記載の開閉体の構造。
  4. 前記遮蔽部材は、軟質樹脂片によって形成し、前記一方又は他方のシャッターカーテンにおける対向面側に配設し、対向する他方又は一方のシャッターカーテンの対向面に先端部が当接して各シャッターカーテンの間隙を遮蔽する請求項3に記載の開閉体の構造。
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