JPH1082260A - 開閉体の構造 - Google Patents

開閉体の構造

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JPH1082260A
JPH1082260A JP23531096A JP23531096A JPH1082260A JP H1082260 A JPH1082260 A JP H1082260A JP 23531096 A JP23531096 A JP 23531096A JP 23531096 A JP23531096 A JP 23531096A JP H1082260 A JPH1082260 A JP H1082260A
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Tokiyoshi Suzuki
候良 鈴木
Yoshinori Shimamura
悦典 嶋村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分に通風・採光を行うとともに故障の要因
を減少させ、シャッターカーテンの昇降を開閉機で行う
場合に開閉機に係る負荷を必要最低限とする。 【解決手段】 上下方向に昇降自在とされるシャッター
カーテンを、それぞれ対面して配置された二重構造の一
方のシャッターカーテン2Aおよび他方のシャッターカー
テン2Bで構成する。そして、各シャッターカーテン2A,2
B をなすスラット4の本体部4bに対し各シャッターカー
テン2A,2B 間で連通開口し得る通風孔7を穿設する。さ
らに、各シャッターカーテン2A,2B をなすスラット4の
本体部4bに対し通風孔7の上下方向で介在される閉塞部
8を設ける。これにより何れかのシャッターカーテン2
A,2B を上下方向にずらし、通風孔7を連通開口させる
ことにより、各シャッターカーテン2A,2B を介して通風
・採光が行われ、閉塞部8をもって通風孔7を閉塞する
ことにより通風・採光が止められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物用シャッタ
ー、ロールスクリーン等における開閉体に関し、適宜に
通風・採光を行うことができる開閉体の構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物用シャッター等における開閉
体の構造として、通風・採光を行うものが知られてい
る。この種の開閉体の構造は、図8(a)、図8(b)
に示すように、上下に連結されてシャッターカーテン2
0をなす各スラット21の連結部22が上下方向にスラ
イド自在に構成されている。そして、この連結部22に
おいて、スラット21の上部に通風孔23が穿設され、
スラット21の下部には遮蔽片24が設けられている。
また、シャッターカーテンは、一般に開閉機(不図示)
によって昇降されることにより開閉を行う。
【0003】そして、図8(a)に示すように、シャッ
ターカーテン20を全閉鎖した際に通風孔23が開口さ
れた状態となり通風・採光が行われる。また、図8
(b)に示すように、シャッターカーテン20を所定送
り下げることにより、各スラット21の連結部22が下
方にスライドし、通風孔23が遮蔽片24によって閉塞
された状態となって通風・採光が止められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の開閉体の構造では、各スラット21の連結部2
2に通風・採光を行う通風孔23を設けているので、さ
らなる通風・採光を期待することができない。具体的に
は、さらに通風・採光を行うために通風孔23を拡張す
ればよいが、上記構成で通風孔23を拡張しようとする
と、各スラット21の上下幅(特に連結部22)を大き
くしなければならない。これによると各スラット21の
スラットピッチが大きくなって、シャッターカーテン2
0が巻回収納されるシャッターケース内においてシャッ
ターカーテン20の巻き径が大きくなるという不都合が
生じてしまう。
【0005】さらに、上述のように通風孔23を拡張し
た場合には、遮蔽片24を拡大し連結部22のスライド
幅を大きくしなければならないので、構成上連結部22
の耐久性が低下し故障の要因となってしまう。
【0006】また、一般に建物用シャッターは、シャッ
ターカーテンの昇降を助生するとともに、シャッターカ
ーテンの全閉鎖時における重量バランスを補正するため
に、シャッターカーテンがバネ等によって上方に付勢さ
れている。ところが、従来の開閉体の構造では、通常時
シャッターカーテン20を全閉鎖した際に通風孔23が
開口され、さらにシャッターカーテン20を所定送り下
げることによって通風孔23が閉塞される構成のため、
通風孔23の閉塞時に、重量バランスがとれている全閉
鎖状態のシャッターカーテン20をさらに上記バネ等の
付勢力に抗して下げるので、開閉機に負荷が係ってしま
う。また、開閉機に係る負荷を解消するためには、開閉
機の容量を大きくしなけらばならず、コストが嵩んでし
まう。
【0007】そこで本発明は、上記課題を解消するため
に、十分に通風・採光を行い、さらに故障の要因を減少
させ、シャッターカーテンの昇降を開閉機によって行う
場合、開閉機の容量を必要最低限とすることができる開
閉体の構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による開閉体の構造は、上下方向に昇降自在に設
けられ、それぞれ対面して配置された一方の開閉体2A
および他方の開閉体2Bと、該一方の開閉体2Aおよび
他方の開閉体2Bにそれぞれ設けられ、前記各開閉体2
A,2B間で連通開口し得るように配置された通風孔7
と、前記一方の開閉体2Aおよび他方の開閉体2Bにそ
れぞれ設けられ、前記通風孔7の上下方向で介在される
閉塞部8と、を備え、前記一方の開閉体2Aあるいは他
方の開閉体2Bの何れかを上下方向にずらし、前記閉塞
部8をもって前記通風孔7を閉塞自在としたことを特徴
としている。
【0009】また、上下方向に昇降自在に設けられて、
それぞれ対面して配置された一方のシャッターカーテン
2Aおよび他方のシャッターカーテン2Bと、該一方の
シャッターカーテン2Aおよび他方のシャッターカーテ
ン2Bをなすスラット4の本体部4bに設けられ、前記
各シャッターカーテン2A,2B間で連通開口し得るよ
うに穿設された通風孔7と、前記一方のシャッターカー
テン2Aおよび他方のシャッターカーテン2Bをなすス
ラット4の本体部4bに設けられ、前記通風孔7の上下
方向で介在された閉塞部8と、を備え、前記一方のシャ
ッターカーテン2Aあるいは他方のシャッターカーテン
2Bの何れかを上下方向にずらし、前記閉塞部8をもっ
て前記通風孔7を閉塞自在とした構成としてもよい。
【0010】また、前記一方のシャッターカーテン2A
あるいは他方のシャッターカーテン2Bにおける対向面
側には、対向するシャッターカーテン2B,2Aと当接
して各シャッターカーテン2A,2Bの間隙を遮蔽する
遮蔽部材10を備えてもよい。
【0011】このように、一方の開閉体2Aおよび他方
の開閉体2Bに設けられた通風孔7を連通開口させるこ
とにより、各開閉体2A,2Bを介して通風・採光が行
われる。そして、一方の開閉体2Aあるいは他方の開閉
体2Bを上下方向にずらし、閉塞部8をもって通風孔7
を閉塞することにより通風・採光が止められる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して具体的に説明する。図1は本発明による開閉
体の構造の概略構成を示す側断面図、図2は同開閉体の
構造を示す正面図である。
【0013】図1および図2に示すように、この実施の
形態における開閉体の構造は、一般に建築構造物に対し
て設置される建物用シャッターにおいて、特に窓部Wに
対応する窓シャッター(以下シャッターという)を対象
としている。
【0014】シャッターは、建物の窓部W上部に設けら
れたシャッターケース1内に巻回収納されるとともに、
開閉体として、それぞれ対面する一方のシャッターカー
テン2Aおよび他方のシャッターカーテン2Bからなる
一対のシャッターカーテン2を備えている。一方のシャ
ッターカーテン2A(図中外側に位置している)および
他方のシャッターカーテン2B(図中内側に位置してい
る)は、幅方向に長手に形成された複数のスラット4が
連結部4aを介して上下に連結されることによって形成
され、その両側端がガイドレール5に対して昇降自在に
案内されて窓部Wを開閉している。また、各シャッター
カーテン2A,2Bの最下端部にはそれぞれ座板6,6
が設けられている。
【0015】各シャッターカーテン2A,2Bにおける
所望のスラット4には通風孔7が穿設されている。通風
孔7は、図2に示すようにスラット4の本体部4bにお
いて長手方向に沿って長孔状に複数穿設され、上下に連
結された各スラット4の一枚置き毎に設けられている。
ゆえに、各シャッターカーテン2A,2Bは、通風孔7
を有したスラット4と、通風孔7を有さない閉塞部8を
なすスラット4とが上下方向に交互に配置されるととも
に、その全閉鎖時において各シャッターカーテン2A,
2Bの通風孔7,7が対向するように構成されている。
【0016】また、各シャッターカーテン2A,2B
は、それぞれ別の開閉機9,9によって駆動される。
【0017】このように構成された開閉体の構造におけ
る通風・採光動作を以下に説明する。まず、各シャッタ
ーカーテン2A,2Bを全閉鎖状態とし、それぞれスラ
ット4に設けられた通風孔7,7を対向させる。これに
より、図3(a)に示すように一方のシャッターカーテ
ン2Aと他方のシャッターカーテン2Bとの通風孔7,
7が連通開口されて通風・採光が行われる。
【0018】次に、他方のシャッターカーテン2Bを1
スラットピッチH分上昇させる。これにより、図3
(b)に示すように、一方のシャッターカーテン2Aと
他方のシャッターカーテン2Bとの通風孔7,7が、そ
れぞれ閉塞部8としてのスラット4によって閉塞されて
通風・採光が止められる。
【0019】ここで、他方のシャッターカーテン2Bを
半スラットピッチ分上昇させたり、あるいは1スラット
ピッチHの範囲内で上昇幅を調整することにより、通風
孔7を半開口状態としたり、あるいは通風孔7を所望の
開口状態として、通風・採光を調整することが可能とな
る。
【0020】また、通風孔7の全開口状態を得る場合、
一方のシャッターカーテン2Aあるいは他方のシャッタ
ーカーテン2Bの何れかのみを閉鎖するだけでもよい。
【0021】また、上述の通風・採光動作では、外側に
位置する一方のシャッターカーテン2Aの全閉鎖状態を
基本とし、内側に位置する他方のシャッターカーテン2
Bをずらすことによって通風・採光を行っているが、逆
に他方のシャッターカーテン2Bの全閉鎖状態を基本と
して一方のシャッターカーテン2Aをずらして通風・採
光を行ってもよい。ただし防犯上は、外側の一方のシャ
ッターカーテン2Aの全閉鎖状態を基本とする方が好ま
しい。
【0022】また、例えば各シャッターカーテン2A,
2Bを共に下側半分開けた状態で停止させることによ
り、各シャッターカーテン2A,2Bによって閉鎖され
た上側半分のみを通風・採光状態とすることも可能であ
る。これによれば、例えば冬季や夕方時の陽が下がった
際等に友好的に利用することができる。
【0023】また、上述の開閉体の構造では、各シャッ
ターカーテン2A,2Bを全閉鎖状態とした際に各通風
孔7,7が連通開口されて通風・採光が行われるれるよ
うに構成されているが、一方のシャッターカーテン2A
または他方のシャッターカーテン2Bの何れかのスラッ
ト4に設けられた通風孔7の配置を1スラットピッチH
分上下方向にずらせば、各シャッターカーテン2A,2
Bを全閉鎖状態とした際に各通風孔7,7が閉塞されて
通風・採光が止められ、他方のシャッターカーテン2B
をずらした際に各通風孔7,7が連通開口されて通風・
採光が行われるようにすることができる。
【0024】したがって、このように構成された開閉体
の構造では、それぞれ対面する一方のシャッターカーテ
ン2Aと他方のシャッターカーテン2Bとを備えた二重
構造とし、上下に連結された各スラット4の一枚置き毎
に通風孔7を設け、一方のシャッターカーテン2Aある
いは他方のシャッターカーテン2Bをずらすことにより
各通風孔7,7を開口/閉塞して通風・採光を行うよう
に構成したので、スラット4の本体部4bに通風孔7を
設けることが可能となり、該通風孔7を必要な大きさに
設定でき、十分な通風・採光を行うことができる。
【0025】また、各シャッターカーテン2A,2B
は、それぞれ一般的に昇降されるシャッターの構造であ
り、従来のように全閉鎖状態からさらに所定送り下げる
動作がないので、各シャッターカーテン2A,2Bの昇
降を助生して全閉鎖時における重量バランスを補正する
付勢力に抗し、さらに各シャッターカーテン2A,2B
を下げる必要がなく、各開閉機9,9に必要以上の負荷
を係らないことから、開閉機9の容量を必要最低限とす
ることができる。
【0026】また、従来のように連結部4aをスライド
させる構成がないので、故障がおこる可能性が少なくな
りシャッターとしての信頼性が向上する。
【0027】また、一方のシャッターカーテン2Aおよ
び他方のシャッターカーテン2Bを備えた二重構造とし
たことにより、防犯性を向上することができる。
【0028】ところで、上述のように構成された開閉体
の構造において、図4に示すように、他方のシャッター
カーテン2Bの各スラット4における一方のシャッター
カーテン2Aとの対向面側には、一方のシャッターカー
テン2Aと当接し得るように軟質樹脂性の遮蔽部材10
を長手方向に沿って配設してもよい。これによれば一方
のシャッターカーテン2Aと他方のシャッターカーテン
2Bとの間に起こり得る通風孔7,7間の風および光の
漏れを効果的に遮蔽することが可能となる。なお、遮蔽
部材10は、他方のシャッターカーテン2Bの各スラッ
ト4における一方のシャッターカーテン2Aとの対向面
側に設けてもよい。
【0029】また、上述の開閉体の構造では、通風・採
光を行う際(あるいは通風・採光を止める際)には、一
方のシャッターカーテン2Aあるいは他方シャッターカ
ーテン2Bが全閉鎖とならず最下端部に設けられた座板
6が上がってる状態が生じる。これに対し、一方のシャ
ッターカーテン2Aあるいは他方シャッターカーテン2
B(好ましくは内側の他方シャッターカーテン2B)の
座板6と最下のスラット4との連結部4aを1スラット
ピッチH分上下方向にスライド自在に構成すれば、どの
ような状態であっても何れのシャッターカーテン2A,
2Bを全閉鎖状態とすることが可能となる。
【0030】また、上述した開閉体の構造では、スラッ
ト4の本体部4bに対し、挿通孔が長孔状に穿設されて
いるが、この通風孔7は長孔状に限らず、例えば三角
形、四角形、星形、円形等の様々な形状であってもよ
く、あるいはスラット4の本体部4bをパンチングメタ
ルとして構成してもよい。さらにこの通風孔7は、上下
に連結された各スラット4の一枚置き毎に設けらずに、
例えば各スラット4の二枚置き毎、あるいは三枚置き毎
等、複数枚置き毎で設けられていてもよい。
【0031】そして、上述した開閉体の構造では、通風
孔7が上下に連結された各スラット4の一枚置き毎(あ
るいは複数枚置き毎)に設けられていて、通風孔7の設
けられていない閉塞部8をなすスラット4が存在する
が、図5に示すように、通風孔7が上下方向の各スラッ
ト4、4で連続しないように閉塞部8を介して配置し、
全てのスラット4に対して通風孔7を設けてもよい。
【0032】さらに、通風孔7がスラット4の本体部4
bの上下方向半分以下の大きさとすれば、通風孔7と閉
塞部8とを上下方向で同一のスラット4に配置してもよ
い。ただし、上下方向での全ての通風孔7と閉塞部8と
は交互に配置されていなければならない。なお、この際
の通風孔7を閉塞するためのシャッターカーテン2のず
らす上下幅は半スラットピッチとなる。
【0033】そして、上記全ての通風孔7(パンチング
メタルを含む)は、各シャッターカーテン2A,2Bの
全域(であって規則的な位置)に配置されなくてもよ
く、各シャッターカーテン2A,2Bの通風孔7,7が
対向する状態と、一方のシャッターカーテン2Aあるい
は他方のシャッターカーテン2Bを上下方向にずらした
際に全ての通風孔7を閉塞する状態とが得られる配置で
あれば部分的(あるいは不規則な位置)に配置されてい
てもよい。
【0034】また、上述した開閉体の構造では、図1に
示すようにシャッターケース1全体が屋外に設置されて
いるが、図6に示すように、少なくとも内側である他方
のシャッターカーテン2Bを収納するシャッターケース
1の一部分を屋内側(建物の壁内)に配置するようにす
れば、該シャッターケース1の屋外の張り出しを減少さ
せ、見栄えをよくすることができる。
【0035】そして、シャッターケース1内に巻回収納
される各シャッターカーテン2A,2Bは、図1のよう
に建物の内外方向に配置されていなくともよく、図7
(a)に示すように上下に配置すれば、シャッターケー
ス1における外側の張り出しを減少させることができ
る。さらに、図7(b)に示すように、巻回された各シ
ャッターカーテン2A,2Bを上下に配置するととも
に、シャッタケースの一部を内側(建物の壁内)に配置
するようにすれば、シャッターケース1における外側の
張り出しをさらに減少させることが可能となる。
【0036】また、上述の開閉体の構造では、それぞれ
一方のシャッターカーテン2Aと他方のシャッターカー
テン2Bとを駆動する各開閉機9,9を制御する制御部
(不図示)に対し、無線あるいは有線で各操作信号を出
力する操作部(不図示)を備えて、各シャッターカーテ
ン2A,2Bを操作し、各シャッターカーテン2A,2
Bの昇降および通風・採光を行うことができる。
【0037】この操作の一例としては、通常時、各シャ
ッターカーテン2A,2Bを昇降させる場合、操作部を
選択操作することにより各シャッターカーテン2A,2
Bが共に昇降される。そして、各シャッターカーテン2
A,2Bが全閉鎖状態、あるいは中途で停止されて半開
放状態の際に、操作部を選択操作することにより、上述
の通風・採光動作で説明したように一方のシャッターカ
ーテン2Aあるいは他方のシャッターカーテン2Bが作
動して通風・採光が行われる。
【0038】そのほか、一方のシャッターカーテン2A
あるいは他方のシャッターカーテン2Bのみを昇降させ
る場合や、通風・採光動作を微調整する場合には、同操
作部を切換操作すればよい。
【0039】さらに、上記各シャッターカーテン2A,
2Bにおける座板6,6に対し、上記制御部に信号を出
力する近接スイッチを設ければ、各シャッターカーテン
2A,2Bの昇降状態を認識して制御することが容易と
なる。
【0040】また、上述の開閉体の構造では、各シャッ
ターカーテン2A,2Bに対応してそれぞれ開閉機9,
9が設けられていると説明したが、単一の開閉機9をも
って各シャッターカーテン2A,2Bを昇降させてもよ
い。この際、単一の開閉機9と各シャッターカーテン2
A,2Bとは、それぞれクラッチ機構を介して断続する
ように構成すればよい。そして、各シャッターカーテン
2A,2Bを共に動作(昇降)させる場合には、該クラ
ッチ機構によって開閉機9と各シャッターカーテン2
A,2Bとを連動させ、それぞれ一方のシャッターカー
テン2Aあるいは他方のシャッターカーテン2Bの何れ
かを動作(昇降)させる場合には、該クラッチ機構によ
って動作させる側のみに開閉機9を連動させるようにす
ればよい。
【0041】また、上述の開閉体の構造では、開閉体と
してシャッターにおけるシャッターカーテン2を対象に
説明したが、他にロールスクリーンにおけるロールカー
テンに適用することが可能であり、このロールカーテン
を二重構造として、それぞれ通風孔7と、該通風孔7を
閉塞する閉塞部8とを備えることにより、上述した実施
の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、二重
構造の各シャッターカーテン2A,2Bのうちの片方を
ロールカーテンとして構成してもよい。
【0042】また、上述した開閉体は、開閉機9に限ら
ず手動操作によって昇降および通風・採光を行うように
してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明による開閉体
の構造は、上下方向に昇降自在に設けられ、それぞれ対
面する一方の開閉体と他方の開閉体とを備え、各開閉体
には、各開閉体間で連通開口する通風孔を設けるととも
に、通風孔の上下方向で介在される閉塞部を設けた構成
としたので、一方の開閉体あるいは他方の開閉体の何れ
かを上下方向にずらすことにより、各通風孔を連通開口
させて通風・採光を行うことができ、あるいは閉塞部を
もって通風孔を閉塞させて通風・採光を行うことができ
る。
【0044】また、一方の開閉体および他方の開閉体を
シャッターカーテンで構成し、このシャッターカーテン
をなすスラットの本体部に通風孔および閉塞部を設けた
ことにより、通風孔を必要な大きさに設定でき、十分な
通風・採光を行うことができる。
【0045】また、一方の開閉体(シャッターカーテ
ン)および他方の開閉体(シャッターカーテン)を備え
た二重構造としたことにより、防犯性を向上することが
できる。
【0046】また、前記一方のシャッターカーテンある
いは他方のシャッターカーテンにおける対向面側に、対
向するシャッターカーテンと当接して各シャッターカー
テンの間隙を遮蔽する遮蔽部材を備えたことにより、通
風・採光を止めた際に、一方のシャッターカーテンと他
方のシャッターカーテンとの間の風および光の漏れを効
果的に遮蔽することができる。
【0047】また、各シャッターカーテンの昇降を開閉
機によって行う場合、各シャッターカーテンが二重構造
とされていて、通風・採光の動作を行う際には、単にシ
ャッターカーテンを昇降させるだけでよいので、開閉機
に対し、各シャッターカーテンの昇降を助生したり重量
バランスを補正する付勢力に抗する負荷を必要以上にか
けることなく、開閉機の容量を必要最低限とすることが
できる。
【0048】また、通風・採光を行うための構成が簡素
なため、故障等が起こる可能性が低減し、信頼性を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による開閉体の構造の概略構成を示す側
断面図。
【図2】同開閉体の構造を示す正面図。
【図3】(a),(b)開閉体の動作を示す側面図。
【図4】同開閉体における追加の構成を示す側面図。
【図5】同開閉体における通風孔の別構成を示す正面
図。
【図6】同開閉体におけるシャッターケースの別構成を
示す側断面図。
【図7】(a),(b)同開閉体におけるシャッターカ
ーテンの他の配置状態を示す側断面図。
【図8】(a),(b)従来の開閉体の構造を示す側断
面図。
【符号の説明】
1…シャッターケース、2A…一方のシャッターカーテ
ン(開閉体)、2B…他方のシャッターカーテン(開閉
体)、4…スラット、5…ガイドレール、6…座板、7
…通風孔、8…閉塞部、9…開閉機、10…遮蔽部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に昇降自在に設けられ、それぞ
    れ対面して配置された一方の開閉体および他方の開閉体
    と、 該一方の開閉体および他方の開閉体にそれぞれ設けら
    れ、前記各開閉体間で連通開口し得るように配置された
    通風孔と、 前記一方の開閉体および他方の開閉体にそれぞれ設けら
    れ、前記通風孔の上下方向で介在される閉塞部と、 を備え、前記一方の開閉体あるいは他方の開閉体の何れ
    かを上下方向にずらし、前記閉塞部をもって前記通風孔
    を閉塞自在としたことを特徴とする開閉体の構造。
  2. 【請求項2】 上下方向に昇降自在に設けられて、それ
    ぞれ対面して配置された一方のシャッターカーテンおよ
    び他方のシャッターカーテンと、 該一方のシャッターカーテンおよび他方のシャッターカ
    ーテンをなすスラットの本体部に設けられ、前記各シャ
    ッターカーテン間で連通開口し得るように穿設された通
    風孔と、 前記一方のシャッターカーテンおよび他方のシャッター
    カーテンをなすスラットの本体部に設けられ、前記通風
    孔の上下方向で介在された閉塞部と、 を備え、前記一方のシャッターカーテンあるいは他方の
    シャッターカーテンの何れかを上下方向にずらし、前記
    閉塞部をもって前記通風孔を閉塞自在としたことを特徴
    とする開閉体の構造。
  3. 【請求項3】 前記一方のシャッターカーテンあるいは
    他方のシャッターカーテンにおける対向面側には、対向
    するシャッターカーテンと当接して各シャッターカーテ
    ンの間隙を遮蔽する遮蔽部材を備えた請求項2に記載の
    開閉体の構造。
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