JP3790147B2 - リングコア及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電流センサーやノイズフィルターに適用可能なリングコア及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電流センサーには、図8に示すように、一部に間隙部71を有するC字状のリングコア70が使用されていた。このリングコア70の製造にあっては、方向性電磁鋼板を所定直径の芯材に巻付け、終端部を溶接止めした後、必要寸法に切断し、更に、間隙部71を形成して製品としていた。なお、72はスポット溶接部を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の製造方法に係るリングコア70は、所謂カットコアであるので、磁気特性は比較的良いが、製造工程が複雑で自動化しにくいという問題があった。
更には、巻鉄心であるのでカットコアの内径や外径の寸法精度が正確でなく、しかも、電磁鋼板に場所による透磁率のバラツキがあるとそれに影響され易いという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、生産性がよく、しかも寸法精度のよいリングコア及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う第1の発明に係るリングコアは、電流センサーに適用可能で、内側の開口部に連通する間隙部を一部に有するリングコアであって、
圧延方向に対する平均透磁率と圧延方向と直交する方向の平均透磁率とが異なる珪素鋼板をプレス加工してC字又はG字形状に実質的に形成された多数枚の同一形状の鉄心片が積層され、しかも、上下の前記鉄心片は、凹凸のかしめ部、接着剤、溶接の何れか1又は2以上によって接合され、前記鉄心片の幅方向の断面積×その部分を横切る平均透磁率が全周にわたって実質的に等しくなっている。
【0005】
これによって、部分的な磁気飽和の生じにくい磁気特性のより均一なリングコアを提供できる。
第2の発明に係るリングコアは、多数枚の同一形状の鉄心片が積層され、しかも、上下の前記鉄心片は、凹凸のかしめ部、接着剤、溶接の何れか1又は2以上によって接合されているリングコアであって、前記鉄心片の幅方向の断面積×その部分を横切る平均透磁率が全周にわたって実質的に等しくなっており、更に、前記鉄心片の外側形状は、実質的に矩形状となって、しかも、前記鉄心片の圧延方向に実質的に直交する辺の幅は他の辺の幅より広くなっている。
また、第3の発明に係るリングコアは、多数枚の同一形状の鉄心片が積層され、しかも、上下の前記鉄心片は、凹凸のかしめ部、接着剤、溶接の何れか1又は2以上によって接合されているリングコアであって、前記鉄心片の幅方向の断面積×その部分を横切る平均透磁率が全周にわたって実質的に等しくなっており、しかもこの接合された部分の前記鉄心片の幅は広くなっている。これによって、部分的な磁気飽和が生じにくく、磁気特性のより均一なリングコアとなる。
【0006】
【0007】
次に、第4の発明に係るリングコアの製造方法は、電流センサーに適用可能で、内側の開口部に連通する間隙部を一部に有し、圧延された珪素鋼板をプレス加工したリング状の鉄心片を順次打ち抜いて積層及び固定するリングコアの製造方法であって、
前記リングコアは、一部に間隙部を有するリング状の前記鉄心片をその間隙位置を90度ずつ異ならせてプレス加工を行い、打ち落とした前記鉄心片を順次90度ずつ回転させながら積層する。
また、第4の発明に係るリングコアの製造方法において、前記各鉄心片にはプレス加工によって、凹凸のかしめ部が形成され、更に前記かしめ部を利用して、該鉄心片の打ち抜きと同時に前記鉄心片が順次積層されるのが好ましい。実質的に同一磁気特性のリングコアを製造できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1(A)は本発明の第1の実施の形態に係るリングコアの平面図、(B)は同リングコアの側面図、(C)は同リングコアの部分拡大断面図、図2は同リングコアの製造方法を示す図面であって、(A)は同リングコアの製造工程を示す平面図、(B)は間隙部を形成するパンチの配置図、(C)は積層状態のリングコアの平面図である。図3は同リングコアの変形例に係るリングコアの平面図、図4は本発明の第2の実施の形態に係るリングコアの斜視図、図5は同リングコアの製造方法の説明図、図6は本発明の第3の実施の形態に係るリングコアの説明図、図7は本発明の第4の実施の形態に係るリングコアの説明図である。
【0009】
図1(A)〜(C)に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るリングコア10は、内側に開口部11aを有し、開口部11aと外側を連通する間隙部11が環状の鉄心の一部に設けられ、C字形の多数枚の同一形状の鉄心片12を積層して構成されている。各鉄心片12は凹凸のかしめ部13によって接合されている。
かしめ部13はこの実施の形態においては、平面視して円形の凹部17と凸部18によって形成され、下部の鉄心片12の凹部17に直上部の鉄心片12の凸部18をはめ込むことによって、上下の鉄心片12の連結を行っている。なお、最下部の鉄心片12aは直上部の鉄心片12の凸部18が嵌入する丸孔19が形成されている。
この実施の形態においては、リングコア10の外径は例えば27mm、内径は18mm、厚みは5mm、間隙部11の幅は4mm程度で、鉄心片12には0.3〜0.35mmの方向性珪素鋼板を使用したが、本発明はこの数字に限定されるものではなく、例えば、その厚みが0.5〜0.2mm程度のものも適用できる。
【0010】
続いて、図2を参照しながら、このリングコア10の製造方法について説明する。
図2(A)に示すように、所定の厚み及び幅の帯板状の珪素鋼板の条材20を用意し、プレス設備に搬送する。a工程で、間隙部11を形成する長孔21を打ち抜く。なお、この長孔21を打ち抜くパンチはこの実施の形態においては、図2(B)に示すように、8個あって、各パンチ22〜29には進退装置が設けられ、順番に条材20に異なる角度で長孔21を形成するようになっている。
b工程では、内形30が打ち抜かれ、c工程では8つのかしめ部13が打ち抜かれる。そして、d工程では、外形31が打ち抜かれ、C字形の鉄心片12はそのままダイ内の鉄心に、凹凸のかしめ部13を利用して積層される。積層された鉄心は図2(C)に示すように、積層が完了すると、1/8回転して、次の鉄心片12が下降して積層されるのを待つことになる。
【0011】
このように、順次プレス加工されて搬送される鉄心片12の長孔21の位置を45度ずつ時計方向にずらし、組み立てられている鉄心を金型内で1/8回転(即ち、45度)ずつずらすことによって、積層毎に珪素鋼板の圧延方向が異なり各長孔21が連続して間隙部11となったリングコア10の組み立てが完了する。
所定枚数の鉄心片12、12aを積層及び固定することでリングコア10の組み立てが完了するが、その次の最初の鉄心片12aのかしめ部に対応する位置にはかしめ部の直径と同じ丸孔19を形成しておく。
【0012】
前記実施の形態においては、各鉄心片が一部に間隙部を有するC字形状であったが、例えば、図3に示すように、間隙部32の一方の辺32aが内側の円状開口部33に接しているG字形状の鉄心片34を積層したリングコア35であっても本発明は適用される。このリングコア35の製造にあっては、圧延された珪素鋼板(方向性珪素鋼板、無方向性珪素鋼板のいずれであってもよい)に、順次間隙部32が90度ずつ異なる方向にある鉄心片を順次打ち抜いて、これを金型内で個々の鉄心片34を90度ずつ回転させながら、積層することによって、磁気的特性の均一なリングコア35を製造できる。この場合、帯状の珪素鋼板に幅方向の厚みのバラツキがあっても、リングコア全体の厚みを均一にできる。
【0013】
続いて、図4、図5を参照しながら、本発明の第2の実施の形態に係るリングコア36及びその製造方法について説明する。
リングコア36の外側形状は角部が丸くなってはいるが、実質的に矩形であって、内側に開口部37を有して、一部に開口部37と外側を連通する間隙部38が設けられている。このリングコア36は多数枚の鉄心片39を積層して構成されたもので、各鉄心片39は4つの角部に設けられたかしめ部13(第1の実施の形態と実質的に同じ)によって連結されている。
このリングコア36の製造方法を図5を参照しながら説明すると、薄い帯状の方向性又は無方向性の珪素鋼板40を、順次所定のピッチでa〜iの各工程(ステーション)に搬送し、順次プレス加工を行って、最後のi工程で、打ち落とした鉄心片39を順次、90度ずつ回転させながら積層する。
【0014】
即ち、a〜dの工程では、それぞれ方向が90度ずつ異なる複数の鉄心片39(以下、区別する場合には、39−a、39−b、39−c、39−dとする)の間隙部38を形成する切り抜き部38a、38b、38c、38dをそれぞれ形成する。このとき、一つの鉄心片39に複数の間隙部38は必要ないので、a工程で切り抜き部38aが形成された鉄心片39−aがb、c、d工程を通過する場合は、それぞれの工程では切り抜き部38aを形成するパンチは下降しないようになっている。同じように、b工程、c工程、d工程で間隙部38を形成する切り抜き部38b、38c、38dが形成された鉄心片39−b、39−c、39−dは、他の工程では切り抜き部を形成するパンチが下降しないようになっている。
次のe工程では、a工程及びc工程で間隙部38が形成された鉄心片39−a、39−cに対して中央の四角形の開口孔37aと、その鉄心片39−a、39−cの長辺外側の直線部41、42を形成するための打ち抜き孔43、44が形成される。その次のf工程は、鉄心片39−a、39−cはそのまま通過し、鉄心片39−b、39−dに対して、長辺外側の直線部45、46を形成するための打ち抜き孔47、48と中央の開口孔49が形成される。
【0015】
g工程及びh工程においては、それぞれ鉄心片39−a、39−cと、鉄心片39−b、39−dに対してかしめ部13が形成される。この実施の形態においてはかしめ部13は、図1(C)を参照するように、半抜き状の丸穴となっているが、山形状であってもよい。なお、リングコア36の最下部の鉄心片39はかしめ部に符合する丸孔となっている。
この後、i工程で、以上のa〜h工程でプレス加工が行われた鉄心片39−a、39−b、39−c、39−dの、短辺外側50〜53が打ち抜かれて、帯状の珪素鋼板40から切り離されて順次積層されるが、この場合、順次積層される鉄心片39の群は積層毎に90度ずつ回転し、更に鉄心片39の厚みずつ下降するテーブル上に配置されている。このi工程で、所定枚数の鉄心片39を積層して一つのリングコア36が形成される。
なお、e工程〜h工程においては間隙部38の記載は省略されている。
【0016】
次に、図6に示す本発明の第3の実施の形態に係るリングコアの矩形の鉄心片56について説明すると、この鉄心片56においては、珪素鋼板57が圧延方向に透磁率が異なっている。即ち、圧延方向Rに対する平均透磁率をμsとし、圧延方向Rと直交する方向の平均透磁率をμcとし、圧延方向Rに平行な長辺58の幅をWs、圧延方向に直交する短辺59の幅をWcとすると、以下の式(1)を保ちながら鉄心片56が形成されている。
μs×Ws≒μc×Wc ・・・・・(1)
これによって、鉄心片56の長さ方向に磁気特性(磁気抵抗)を一定にすることができ、これを用いて組み立てたリングコアに、高密度の磁束が通過する場合に、鉄心の一部飽和等を防止でき、より品質のよいリングコアを提供できる。なお、符号60は山形状のかしめ部を示す。また、通常はμs>μcとなっているので、式(1)の結果から、Ws<Wcとなり、鉄心片56の断面積は幅に比例する。
【0017】
図7(A)、(B)に示す本発明の第4の実施の形態に係るリングコアに用いる鉄心片61、62を示すが、かしめ部63、64がある部分の鉄心片61、62の幅が外方向に拡幅している。これによって、かしめ部63、64を設けることによって発生する磁気特性の劣化を、外側に鉄心片61、62を広げることによってカバーしている。このような構造の鉄心片61、62を用いることによって、部分的な磁気飽和の発生を防ぐことができる。
【0018】
本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲でのリングコア及びその製造方法にも適用できる。例えば、かしめ部には平面視して円形のものを使用したが、角形であってもよく、更には側面視して山形状となっていてもよい。また、かしめ部の数はこの実施の形態では8つ又は4つであったが、その他の数であってもよい。
また、プレス設備における加工順序も前記実施の形態に限定されず、順番を入れ換えてもよい。
【0019】
更に、この実施の形態においては方向性珪素鋼板を用いたが、無方向性珪素鋼板や特別な場合には鉄等の強磁性板を使用する場合も当然本発明は適用される。
前記実施の形態においては、各鉄心片の接合は、凹凸のかしめ部を用いて接合しているが、溶接や接着剤を用いて各鉄心片を接合することも可能であり、更には、かしめ、溶接、接着剤を組み合わせて各鉄心片を接合することもできる。また、接着剤を用いて接合する場合には、予め鉄心片に接着剤(例えば、感圧性接着剤)を塗布しておき、積層時に各鉄心片間の圧力によって接合してもよいし、加熱して接合するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
請求項1〜3記載のリングコア及び請求項4、5記載のリングコアの製造方法においては、多数枚の同一形状の鉄心片が積層され、しかも、上下の鉄心片は、凹凸のかしめ部等によって接合されているので、全部の工程をプレス加工によって行うことができ、高い精度で自動化が容易である。
これによって、従来の巻型のリングコアより精度の高いリングコアを生産性を向上させてかつ安価に提供できる。
特に、請求項1記載のリングコアにおいては、鉄心片の幅方向の断面積×その部分を横切る平均透磁率が全周にわたって実質的に等しくなっているので、その部分への磁束の集中が緩和され、部分的な磁気飽和が生じにくい、より均一な磁気特性のリングコアを提供できる。
【0021】
請求項2記載のリングコアにおいては、鉄心片の外側形状は、実質的に矩形状となって、しかも、鉄心片の圧延方向に実質的に直交する辺の幅は他の辺の幅より広くなっているので、圧延方向に直交する側の透磁率の低い片に対しても磁気飽和を防ぎ、より磁気特性のよいリングコアを提供できる。
請求項3記載のリングコアにおいては、接合された部分の鉄心片の幅は広くなっているので、かしめた部分での磁束の集中を緩和でき、これによって、磁気特性のよいリングコアを提供できる。
請求項4、5記載のリングコアの製造方法においては、磁気的特性が平均化されるので、均一な製品の大量生産が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態に係るリングコアの平面図、(B)は同リングコアの側面図、(C)は同リングコアの部分拡大断面図である。
【図2】同リングコアの製造方法を示す図面であって、(A)は同リングコアの製造工程を示す平面図、(B)は間隙部を形成するパンチの配置図、(C)は積層状態のリングコアの平面図である。
【図3】同リングコアの変形例に係るリングコアの平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るリングコアの斜視図である。
【図5】同リングコアの製造方法の説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るリングコアの説明図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るリングコアの説明図である。
【図8】従来例のリングコアの斜視図である。
【符号の説明】
10:リングコア、11:間隙部、11a:開口部、12、12a:鉄心片、13:かしめ部、17:凹部、18:凸部、19:丸孔、20:条材、21:長孔、22〜29:パンチ、30:内形、31:外形、32:間隙部、32a:一方の辺、33:円状開口部、34:鉄心片、35:リングコア、36:リングコア、37:開口部、37a:開口孔、38:間隙部、38a、38b、38c、38d:切り抜き部、39、39−a、39−b、39−c、39−d:鉄心片、40:珪素鋼板、41、42:直線部、43、44:打ち抜き孔、45、46:直線部、47、48:打ち抜き孔、49:開口孔、50〜53:短辺外側、56:鉄心片、57:珪素鋼板、58:長辺、59:短辺、60:山形状のかしめ部、61、62:鉄心片、63、64:かしめ部
Claims (5)
- 電流センサーに適用可能で、内側の開口部に連通する間隙部を一部に有するリングコアであって、
圧延方向に対する平均透磁率と圧延方向と直交する方向の平均透磁率とが異なる珪素鋼板をプレス加工してC字又はG字形状に実質的に形成された多数枚の同一形状の鉄心片が積層され、しかも、上下の前記鉄心片は、凹凸のかしめ部、接着剤、溶接の何れか1又は2以上によって接合され、前記鉄心片の幅方向の断面積×その部分を横切る平均透磁率が全周にわたって実質的に等しくなっていることを特徴とするリングコア。 - 多数枚の同一形状の鉄心片が積層され、しかも、上下の前記鉄心片は、凹凸のかしめ部、接着剤、溶接の何れか1又は2以上によって接合されているリングコアであって、
前記鉄心片の幅方向の断面積×その部分を横切る平均透磁率が全周にわたって実質的に等しくなっており、更に、前記鉄心片の外側形状は、実質的に矩形状となって、しかも、前記鉄心片の圧延方向に実質的に直交する辺の幅は他の辺の幅より広くなっていることを特徴とするリングコア。 - 多数枚の同一形状の鉄心片が積層され、しかも、上下の前記鉄心片は、凹凸のかしめ部、接着剤、溶接の何れか1又は2以上によって接合されているリングコアであって、
前記鉄心片の幅方向の断面積×その部分を横切る平均透磁率が全周にわたって実質的に等しくなっており、しかもこの接合された部分の前記鉄心片の幅は広くなっていることを特徴とするリングコア。 - 電流センサーに適用可能で、内側の開口部に連通する間隙部を一部に有し、圧延された珪素鋼板をプレス加工したリング状の鉄心片を順次打ち抜いて積層及び固定するリングコアの製造方法であって、
前記リングコアは、一部に間隙部を有するリング状の前記鉄心片をその間隙位置を90度ずつ異ならせてプレス加工を行い、打ち落とした前記鉄心片を順次90度ずつ回転させながら積層することを特徴とするリングコアの製造方法。 - 請求項4記載のリングコアの製造方法において、前記各鉄心片にはプレス加工によって、凹凸のかしめ部が形成され、更に前記かしめ部を利用して、該鉄心片の打ち抜きと同時に前記鉄心片が順次積層されることを特徴とするリングコアの製造方法。
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