JP3789510B2 - コンバインの枝梗除去装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、走行機台上に載設する脱穀部からの1番穀粒を穀粒タンク等に投入するときに、その穀粒中に混入する枝梗付き粒を処理するところのコンバインの枝梗除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、処理装置は2番物を脱穀部の揺動選別体の始端部に返す際に処理するものであるから、1番穀粒として取出されるものの中には枝梗付き粒が混入し、この混入する枝梗付き粒のために爾後処理において円滑性を欠く欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の処理装置は2番物を脱穀部の揺動選別体の始端部に返す際に処理するものであるから、1番穀粒として取出されるものの中には枝梗付き粒が混入し、この混入する枝梗付き粒のために乾燥・籾摺等の爾後処理において円滑性を欠く欠点があった。
そこで、この発明はこの従来の欠点を払拭して爾後処理を円滑なものにするとともに、1番穀粒中の枝梗付き粒の処理作用時に脱ぷ粒が生じないようにするのを目的として創作されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は上記の目的を遂行するために、請求項1に記載したように、脱穀部(A)で脱穀選別処理した1番穀粒を揚上移送する揚穀筒(1)の上端部に穀粒タンク(18)へ投出する跳出胴(2)を設け、該跳出胴(2)内に1番穀粒中に混入する枝梗付き粒の枝梗を除去する処理装置(3)を設けたコンバインの枝梗除去装置において、前記処理装置(3)を、中央部に揚穀コンベヤ(6)により揚上した1番穀粒が通る円形の通過孔(4)と、前記跳出胴(2)の内周面に所定の間隔(イ)を設けて多段に重設した固定網(5)と、該間隔(イ)内に揚穀コンベヤ(6)と一体回転する処理棒(7)で構成した。
【0005】
【作用】
したがって、脱穀部で脱穀選別処理された1番穀粒は揚穀筒により揚上されその上端部に設ける跳出胴内から投出されて、例えば穀粒タンク等に貯留されるのである。そして、
跳出胴内には枝梗付き粒の処理装置が内蔵されていて、この処理装置でもって枝梗が籾から除去されて投出されるようになり、その場合、籾は除去作用を受けながら開放されて投出されるので執拗に処理作用が反復されず脱ぷ粒などの損傷粒の発生を見ないのである。
【0006】
【実施例】
以下、本発明について実施例図を参照し説明することにする。このコンバインは「図3」の側面図で示すように、(8)は走行装置(9)上に載設する搭載台、(A)は扱室(10)と処理胴室(11)と、扱室(10)と処理胴室(11)からの扱卸物と処理物を選別する揺動選別体(12)等を備えて搭載台(8)の左側に載置する脱穀部、(B)は分草体(13)と引起し装置(14)と刈刃(15)および搬送機構(16)などからなり脱穀部(A)の前方側に設けた刈取部、(C)は脱穀済の排藁を細断する藁カッタ−、(17)は操縦部、(18)は脱穀部(A)からの1番穀粒を貯留する穀粒タンクであり、操縦部(17)と穀粒タンク(18)は搭載台(8)の右側に位置して、穀粒タンク(18)は脱穀部(A)に並設している。また、(1)は脱穀部(A)で脱穀選別処理された1番穀粒を揚上する揚穀筒で、その上端部には跳出胴(2)が設けられ跳出胴(2)内から穀粒タンク(18)内に投出され、(19)は穀粒タンク(18)内の穀粒を機外に取出す排出オ−ガであって、刈取部(B)で連続的に穀稈を刈取りその刈取穀稈を脱穀部(A)に搬送して脱穀処理し、1番穀粒を穀粒タンク(18)に貯留し、この貯留されたものは排出オ−ガ(19)により取出され、脱穀済の排藁は藁カッタ−(C)により処理されるようになっている。
【0007】
次に、本発明における枝梗除去装置について「図1」と「図2」により記載すると、(3)はこの枝梗付き粒の処理装置で、前記のように揚穀筒(1)の上端部、即ち揚穀の終端部に設けた跳出胴(2)内に内蔵されて揚穀筒(1)内を揚穀コンベヤ(6)によって揚上された1番穀粒中に混入する枝梗付き粒を籾から除去して穀粒タンク(18)内にのぞませた投出口(20)から投出するようにしてある。
【0008】
上記の処理装置(3)は中央部に揚穀コンベヤ(6)により揚上される穀粒が通る円形の通過孔(4)を形成し取付板体(21)によって跳出胴(2)の内周面に所定の間隔(イ)をあけて多段に設けた固定網(5)と、この間隔(イ)内において揚穀コンベヤ(6)の軸(22)に溶着する取付金(23)に基部を螺入して跳出胴(2)の内周面に向けて突出し揚穀コンベヤ(6)と一体となって矢印(ロ)の方向に回転する丸棒状の処理棒(7)から成り、前記固定網(5)の中央部に形成した円形の通過孔(4)の直径(D)を揚穀コンベヤ(6)の外径(d)より大にして、このコンベヤ(6)を上方に延長し通過孔(4)内に挿通させてある。
【0009】
このように、揚穀筒(1)の揚上終端部の跳出胴(2)内に処理装置(3)を内蔵すると、脱穀部(A)で脱穀選別処理された1番穀粒は揚穀筒(1)により揚上され跳出胴(2)の投出口(20)から穀粒タンク(18)内に投出されて貯留されるのであるが、跳出胴(2)内には枝梗付き粒の処理装置(3)が内蔵されていて、この処理装置(3)でもって枝梗が籾から除去されて投出されるようになり、その場合、籾は揚上の終端部で除去作用を受けながら開放されて投出されるので執拗に処理作用が反復されず脱ぷ粒などの損傷粒が発生しないのである。
【0010】
そして、この処理装置(3)を、中央部に揚上穀粒の通過孔(4)を形成し間隔(イ)をあけて多段に設けた固定網(5)と、この間隔(イ)内において揚穀コンベヤ(6)の軸(22)から突出してこのコンベヤ(6)と一体となって回転する処理棒(7)とから構成するものにすると、揚穀コンベヤ(6)により揚上された穀粒は通過孔(4)を通って押上げられ各間隔(イ)内に流動し拡がって各固定網(5)の網目を通過するとき回転する処理棒(7)により固定網(5)の上側と下側とから衝当して枝梗が除去されながらその処理棒(7)によって跳出され投出口(20)から穀粒タンク(18)内に投出されるようになって、固定網(5)の上下両面により枝梗除去作用が行われるから除去効率がよく、かつ、処理棒(7)の衝当により除去されるとともに、その処理棒(7)により跳出胴(2)内から跳出すので脱ぷ粒などの損傷粒が発生しない。
【0011】
また、前記の通過孔(4)の直径(D)を揚穀コンベヤ(6)の外径(d)より大にして揚穀コンベヤ(6)を上方に延長し各通過孔(4)内に挿通させたものにすると、揚上される穀粒の押上げ作用が一層有効になって各固定網(5)の間隔(イ)内への流動が良好になり枝梗の除去効率が更に向上するのである。
【0012】
【発明の効果】
この発明による装置は以上述べたように、脱穀部(A)で脱穀選別処理した1番穀粒を揚上移送する揚穀筒(1)の上端部に穀粒タンク(18)へ投出する跳出胴(2)を設け、該跳出胴(2)内に1番穀粒中に混入する枝梗付き粒の枝梗を除去する処理装置(3)を設けたコンバインの枝梗除去装置において、前記処理装置(3)を、中央部に揚穀コンベヤ(6)により揚上した1番穀粒が通る円形の通過孔(4)と、前記跳出胴(2)の内周面に所定の間隔(イ)を設けて多段に重設した固定網(5)と、該間隔(イ)内に揚穀コンベヤ(6)と一体回転する処理棒(7)で構成したことを特徴とするものであるから、1番穀粒中に枝梗付き粒が混入せず乾燥・籾摺等の爾後処理が円滑なものになるばかりでなく、処理装置(3)は揚穀筒(1)の上端部に設けた跳出胴(2)内、即ち、揚上の終端部に設けられているから、籾は除去作用を受けながら開放されて投出されるので執拗に処理作用が反復されず脱ぷ粒などの損傷粒の発生を見ないのである。
また、揚穀コンベヤ(6)によって揚上された1番穀粒がコンベヤの搬送力(放出羽根が不要)のみで跳出胴(2)内に流動するため、構成が簡素で小型化ができる。
さらに、揚穀コンベヤ(6)によって揚上した1番穀粒が各固定網(5)間に揚穀コンベヤ(6)と一体回転する処理棒(7)で1番穀粒を、上側と下側の固定網(5)の凹凸部あるいは、網目部に対して上下方向と円周方向に搬送作用が働き、その搬送作用によって枝梗を除去するため脱桴粒や損傷粒の発生がない。
その結果、枝梗処理装置が従来の扱歯や切刃で構成した枝梗除去装置に比べて消費馬力
を軽減し、安価に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の縦断側面図である。
【図2】 同装置の横断平面図である。
【図3】 コンバイン全体の側面図である。
【符号の説明】
A 脱穀部
1 揚穀筒
2 跳出胴
3 処理装置
4 通過孔
5 固定網
6 揚穀コンベヤ
7 処理棒
18 穀粒タンク
イ 間隔
d 外径

Claims (1)

  1. 脱穀部(A)で脱穀選別処理した1番穀粒を揚上移送する揚穀筒(1)の上端部に穀粒タンク(18)へ投出する跳出胴(2)を設け、該跳出胴(2)内に1番穀粒中に混入する枝梗付き粒の枝梗を除去する処理装置(3)を設けたコンバインの枝梗除去装置において、前記処理装置(3)を、中央部に揚穀コンベヤ(6)により揚上した1番穀粒が通る円形の通過孔(4)と、前記跳出胴(2)の内周面に所定の間隔(イ)を設けて多段に重設した固定網(5)と、該間隔(イ)内に揚穀コンベヤ(6)と一体回転する処理棒(7)で構成したことを特徴とするコンバインの枝梗除去装置。
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